3月に開催予定だったBiSHが出演するオンラインライブ『音楽と行こう BiSH 福岡県宮地嶽神社』の振替公演日が、6月22日(木) に決定。解散ライブ直前の最後の生配信ライブを行う。『音楽と行こう』は音楽ライブを通じた地域経済への貢献を目的とした企画。BiSHは「夢に向かう光の道」をテーマに「何事にも打ち勝つ開運の神」として知られる福岡・宮地嶽神社でライブを行い、6月29日(木) に開催されるメンバーたちの夢であった東京ドーム公演の成功とファンの夢の実現を祈願する。併せて、メンバーによるコメント映像が特設サイトで公開された。映像ではライブ開催を直前に控え、見どころや意気込みを語るメンバーの様子を見ることができる。<公演情報>『音楽と行こう BiSH 福岡県宮地嶽神社』配信日時:6月22日(木) 19:30~実施場所:福岡・宮地嶽神社発売期間:6月29日(木) 18:00まで視聴期間:6月29日(木) 21:00まで詳細はこちら:
2023年05月23日“宮地式”脳トレ記憶術を販売する株式会社Art of Memory(代表:三宅 洵、本社:東京都大田区)は、2022年6月に女優でタレントの柴田 理恵(しばた りえ)さんがイメージキャラクターに就任したことを発表しました。柴田 理恵さん“宮地式”脳トレ記憶術 柴田 理恵さんLP・ ・ ■“宮地式”脳トレ記憶術とは人の顔と名前の覚え方・英単語暗記法・会社データや歴史年表の覚え方(数字記憶)等々、ビジネスや受験勉強や日常生活で役立つ超実戦的記憶法を伝授し、ジャンル問わず、様々な記憶対象を例にあげ、瞬時に強く長く正確に記憶できる一生モノのパワースキルです。今回、女優の柴田 理恵さんからも、「絶対自分にはできないと思っていたけど「たのしい!」「自分にもできる!」と思えて、先生と一緒にやっていくうちにいつの間にかバッチリマスターできていました!「記憶力に自信がない」「物覚えが悪い」というのは、この記憶術で解決できると思います!もし私に子供がいたら“宮地式”脳トレ記憶術を絶対に教えたいです。」と推薦をいただきました。■宮地 真一プロフィール世界人口上位2%のIQを持つ者だけが入ることのできる、世界的高IQ集団、「MENSA(メンサ)」の日本人会員を取得。さらに、記憶力でギネス世界新記録を樹立した、初代記録保持者という、メンサ級のIQと、ギネス級の記憶力を併せ持つ、世界でも極稀な人物。「技術で誰でも天才になることができる」をモットーに、記憶力講師として活動を初め、受講生のさまざまな能力を引き出し、累計4,000人以上の夢や目標を叶えてきた。テレビ朝日やTBSなどの超人気番組に、天才人として出演し、大手企業から研修や講演依頼が殺到するなど、あらゆるメディアや会社で引っ張りだこの、超人気講師として大活躍している。■株式会社Art of Memoryについて ■会社概要会社名 : 株式会社Art of Memory所在地 : 東京都大田区中馬込2-21-1-102代表 : 三宅 洵設立 : 2020年10月8日事業内容: オンライン学習コンテンツ開発講師のプロデュースマーケティング事業スクール運営セミナーの開催能力開発グッズの開発URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月15日瀬戸麻実が選んだベスコス特別シート付き!2021年12月13日、美容家の瀬戸麻実は、自身のオフィシャルブログを通じて、LINE公式を開設したことを発表。登録した人を対象に、瀬戸麻実が選んだベスコス特別シート「コスメ編」をプレゼントする。LINEの登録費は無料。配信日は毎月月末の午前8:00から9:00までの間で、瀬戸が出演するイベントや、大人気のマミ様語録などの最新情報を受け取ることができる。その他にも随時配信される予定だ。12月8日は、会員限定メルマガのリニューアルを発表。メルマガ新規会員も募集している。登録方法などの詳細は、瀬戸麻実オフィシャルブログを確認。生き方やライフスタイルも支持されている人気美容家瀬戸麻実(せとまみ)は1982年4月23日生まれ。大阪府出身。外資系化粧品メーカーで8年間美容部員として勤務した後に独立。現在は美容家として活動。一般社団法人日本ビューティインダストリー協会の代表理事を務め、美容部員を育成する講師や、メイクイベント出演など、美容アドバイザーとして活躍している。インスタグラムのフォロワー数は83,000人以上。著書には『「色×形×質感」で最上級の私を叶える #マミ様メイク』がある。(画像は瀬戸麻実オフィシャルブログより)【参考】※瀬戸麻実オフィシャルブログ※瀬戸麻実オフィシャルインスタグラム※スターダストマーケティング※Amazon.co.jp
2021年12月26日岡田将生、倉科カナ、竪山隼太、麻実れいの四人芝居『ガラスの動物園』が現在、東京・日比谷シアタークリエにて上演中。12月30日(木)まで上演され、年明け1月6日(木)から福岡、愛知、大阪で巡演される。そのゲネプロレポートをお届けする。本作は、『欲望という名の電車』『地獄のオルフェウス』などで知られる劇作家テネシー・ウィリアムズの出世作で、1945年にブロードウェイで初演されて以降、世界中で上演され続けてきた名作戯曲のひとつ。作者の投影とも言われるトムの回想で表現される“追憶の芝居”で、1930年代のアメリカ・セントルイスを舞台に、トムが閉塞感を抱えながら家族と過ごした日々や、叶わぬ夢を見続けながらも懸命に生きる家族の姿が浮かび上がる。日本でもさまざまなカンパニーで上演されてきた作品。今作は上村聡史による新演出となり、家を出ていった父に代わり一家を支えるために倉庫で働くトムを岡田将生、足が不自由なことがコンプレックスとなり極度に内向的な姉ローラを倉科カナ、家族を愛するあまり夢や妄想に支配されてしまう母アマンダを麻実れい、トムの同僚ジムを竪山隼太が演じる。なお、上村と岡田は2019年に上演された『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』以来、約2年ぶりのタッグ。冒頭、「私はこの劇の語り手です」と話すのは現在のトム。タバコを吸い、咳こみ、1930年代のアメリカを自嘲気味に振り返りながら、あの頃の家族の姿を見つめる。食卓を囲むのは母親と姉。母親に呼ばれトムも席につく。お祈りをし、食事が始まると、母親はトムが一口食べる度に「よーく噛むのよ」などと子供のような説教を続け、ローラには「いつ“青年紳士”が来てもいいように」と希望を押し付ける。“青年紳士”とは、いわゆる“白馬の王子様”といったところ。母親は若い時に「17人の青年紳士が訪ねてきた」という話をうっとりと語り出し、トムとローラは「またか」と目くばせをしながらも聞いてやり、母親はどんどんノッてきて、歌うように語り続ける。その家族の風景はしあわせそうにも見えた。しかし、「それなのに私は父さんを選んでしまった」という一言で、その場は一気に凍りつく。だがこれも何度も繰り返された言葉なのだろう。母親はそのまま何食わぬ顔でローラに夢を託し、トムはそんな姉をそっと気遣う。母親の子供たちへの期待と依存は重く、トムに対しては、出かける度に「どこへ行くの」と尋ね、読む本にはヒステリックに口を出し、「好きなことがしたいなら、お前の身代わりが見つかるまで認めません」と言い放つ。ローラに対しても、学校に馴染めず行っていないことを知り「あんたにかけた私の夢が消えてしまった」となじり、ローラが自分の足が不自由なことに触れると「それを口にしてはいけない!」と追い詰め、青年紳士の出現を待ち続ける。トムは爆発しそうになるけれどローラの姿を見るとグッとこらえられるし、ローラはひっそりとガラスの動物園に閉じこもる。観ていて苦しい。なのになぜだろう。その中に時々垣間見える“家族”が愛おしさを誘うのだ。それは、例えば「このシーン」とか「この台詞」というのではなくて、岡田、倉科、そして麻実の些細な仕草から滲み出るものだと感じた。例えばローラとトムのちょっとしたやり取りや、母親に向ける笑顔など、「あ、家族だ」と思わせる。麻実が「トム」と呼ぶだけで身体をこわばらせてしまうのに、その振る舞いに客席からも時々ふふっと笑い声が漏れる。これはトムやローラも感じていることではないだろうかと考えた。麻実が演じることで、母親のいびつな愛情を嫌うことができない。永遠に同じところを回り続ける家族に転機を迎えさせるのが、竪山演じるジム・オコナー。母親に「ローラに青年紳士を」と懇願されたトムが家に連れてきた同僚で、冒頭の語りではトムはジムのことを「現実世界からの使い」「いつか訪れてくれると待ち望まれた、私たち家族の生きる目標」と話していた。それまでの家族のシーンで重なっていった澱のようなものに、爽やかな異物が入り込む。実はジムは、ローラが学生時代に憧れていた人物でもある。ローラにとってこの再会は青天の霹靂で、具合が悪くなってしまうが、ジムは少しずつローラの心をほどいていく。ジムと語らうローラは、これまでで一番魅力的で、これまでで一番饒舌で、これまでで一番自由で、とても美しかった。そこから物語は急展開を迎える。ゲネプロ前の会見で岡田が「僕たち4人でつくる『ガラスの動物園』はとてもやさしい空間になると思います。悲劇的なこともありますが、希望がある作品になるんじゃないかなと思っています」と話していたが、そのやさしさのひとつは、岡田演じるトムの目線だと感じた。物語の中には、ときどき現在のトムがあらわれる。なにかを語る時もあれば、ただそっと見つめている時もある。その見つめる目から滲むものは、渦中にいる時には持てないと思う。現在のトムの存在がこの作品をやさしいものにしているように感じた。4人が放つ空気のようなものが物語を深め温めていた。それは劇場という狭い空間で、客席にいるから味わえるものだ。ぜひ劇場で体感してほしい。取材・文:中川實穗写真提供/東宝演劇部
2021年12月16日女優の宮地真緒が23日、自身のブログを更新し、14年間交際していた一般男性を結婚したことを報告した。宮地は「ご報告」というタイトルでブログを更新し、「私事で恐縮ではございますが、私、宮地真緒は本日、11月23日、 14年間お付き合いしてきた彼と入籍いたしました事をご報告させていただきます」と報告。「14年という長い時間を共にする中で、彼は私の 一 部で、必要不可欠な存在になりました。私の青春は彼と共にあり、一生ものの恋になりました」とつづった。そして、「いつも私を支え、笑いを与えてくれる彼と家族になれたことを、 とても嬉しく思います」と喜び、「病める時も、健やかなる時も支え合い、励まし合える笑いのたえない家庭にしたいと思います」と決意を記した宮地。「女優業もより一層精進していく所存ですので、ご支援賜りますよう、宜しくお願い致します」と呼びかけた。宮地は、今年8月に放送された日本テレビ系大型特番『24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~』(~27日20:54)内の「有吉反省会」で男性からプロポーズを受け、涙を流して快諾していた。
2017年11月24日第四十二回菊田一夫演劇賞授賞式が28日に東京・如水会館で行われ、菊田一夫演劇大賞を受賞した麻実れい、菊田一夫演劇賞の中川晃教・小池徹平・新橋耐子・藤田俊太郎、菊田一夫演劇賞特別賞の勝柴次朗が登壇した。大賞となった麻実は『8月の家族たちAugust:Osage County』『炎アンサンディ』の2作品で評価を受けた。「桜の咲く季節に宝塚で初舞台を踏み、47年目の春を迎えています」と気品を漂わせながら自身を振り返り、「この先どうなるかはわかりませんけども、いただいた勇気をもって、改めて歩き出したいと思います」と深く頭を下げた。『ジャージー・ボーイズ』フランキー・ヴァリ役が評価された中川は「最近、嬉しいことに、ミュージカルが本当に沢山の方々に求めていただく時代に入ってきたと感じている」と印象を語る。その実感ができているのは「僕達を牽引してきてくれた先輩たちがいたから」と感謝。「手取り足取り、時には姿勢で示してくださった一つ一つの瞬間が僕の中で学びになっている」と振り返った。さらに中川は、賞金の50万円を「語学学習に使いたい」と明かした。ブロードウェイへの意欲も見せ「ミュージカルシーンが日本の中でひとつもふたつも華やかになって世界に行けるように、今は頑張る時期だと思って、改めてやらねばという思いになりました」と新たな決意を示した。『1789-バスティーユの恋人たち-』『キンキーブーツ』で賞を受けた小池は、歌手、タレントと様々に活躍するが「自分が歩んでいた道が間違ってたわけじゃなかった」としみじみ。「今後のミュージカルの役者としても励みになる、力になる賞だと思って感謝しています」と喜びを表した。また、『ジャージー・ボーイズ』『手紙2017』の演出を評価された藤田は、師匠である故・蜷川幸雄さんに感謝。「『藤田、くれぐれも調子にのるなよ』と言われると思います」と笑いつつ、「蜷川さんの精神をきちんと引き継いでいこうと思います」と決意を改めた。
2017年04月28日第42回菊田一夫演劇賞が4日発表となり、女優の麻実れいが菊田一夫演劇大賞に輝いた。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。大賞に選ばれた麻実は、『8月の家族たちAugust:Osage County』バイオレット役、『炎 アンサンディ』ナワル役の演技が高く評価された。菊田一夫演劇賞には、読売演劇大賞の最優秀作品賞も受賞した『ジャージー・ボーイズ』でフランキー・ヴァリ役を演じた中川晃教、『1789~バスティーユの恋人たち~』ロナン役&『キンキーブーツ』チャーリー・ブライス役の演技が評価された小池徹平、『食いしん坊万歳! ~正岡子規青春狂詩曲~』八重役の新橋耐子、『ジャージー・ボーイズ』『手紙2017』の演出を務めた藤田俊太郎が選出された。また、菊田一夫演劇賞特別賞は永年の舞台照明デザインにおける功績がたたえられ、勝柴次朗が受賞した。
2017年04月04日麻実れいを主演に迎え、イプセンの傑作『海の夫人』が5月13日より東京・新国立劇場にて上演される。『人形の家』で新たな女性の生きる道を描いたイプセンが、故国ノルウェーの小さな町を舞台に、医師・ヴァンゲルの妻として暮らすエリーダの“人生の選択”を通じて個人の自由意志と夫婦の結びつきについて描いた本作。5月初旬、通し稽古が行われた稽古場に足を運んだ。舞台『海の夫人』チケット情報麻実が演じるエリーダは、ヴァンゲル、彼の先妻の娘ふたりと暮らすも、その関係は順風満帆とは言えない。数年前に生後まもない息子を亡くしたことで精神的に不安定な状態が続き、さらにヴァンゲルとの結婚以前に心を通い合わせた恋人が再び彼女の前に現れたことで激しく揺れ動く。そんな、振れ幅の大きな“海の夫人”を麻実は圧巻の演技で体現する。登場シーンで明るくはつらつとした姿を見せたかと思えば、突然、目の前にいる誰の姿も目に入っていないかのような表情で己の過去や苦悩を吐露し、かつての恋人を前にして恐怖におののくなど、ひとりの女性の中にある明と暗の両面を存分に見せつけ、まるで時間帯や天気によって様々な顔を見せる海のように、つかみどころのないミステリアスな女性としてエリーダを演じている。海に加えて、エリーダという女性の気質、物語全体に漂う空気を強く特徴づけているのが、この地に特有の“白夜”と“フィヨルド”の存在。演者の真上から放たれる強い照明により、白夜を思わせる明るいけれど、どこか暗い幻想的な空間が生み出されると共に、時に登場人物の顔にはハッキリと陰が差す。フィヨルドも北欧の絶景としていまでは観光名所のようになっているが、氷河によって鋭く削られた入り組んだ入江は、エリーダをはじめ、登場人物たちをこの小さな町に閉じ込める装置として機能している。エリーダを取り巻く人々を演じる共演陣もそれぞれに迫真の演技を見せる。村田雄浩が演じる夫・ヴァンゲルは彼女を優しく包み込むが、そこにとどまらず、エリーダの心の叫びを真正面から受け止めることで“答え”を見出そうとする。一方、海からやって来て彼女を連れ去ろうとする眞島秀和演じるかつての恋人はエリーダの烈しさを上回る氷河のような冷たさを舞台上で醸し出す。彼女の義理の娘たちやその教師、胸を病んだ画家といった周囲の人物も単なるエリーダの引き立て役ではなく、ひとりひとりが実はエリーダと同じ問題を抱える存在であり、19世紀に描かれた人物たちは現代を生きる我々に鋭く“選択”を突きつける。舞台『海の夫人』は5月13日(水)から31日(日)まで。チケット発売中。取材・撮影・文:黒豆直樹
2015年05月13日1月16日、野村萬斎が演出を務める舞台『サド侯爵夫人』の制作発表会見が行われ、萬斎と出演の蒼井優、麻実れい、白石加代子、美波、神野三鈴、町田マリーの女優6人が登壇した。この作品は、三島由紀夫戯曲の最高傑作とも言われ、18世紀末のフランス・パリを舞台に残酷かつ放蕩なスキャンダルがつきまとう“悪徳の怪物”サド侯爵と、彼を取り巻く6人の女の物語。数々の乱交から逮捕、投獄を重ねるサド侯爵に貞節を貫く侯爵夫人ルネを蒼井が演じ、体面や道徳を重んじサド侯爵との離別を迫る母モントルイユに白石、そして快楽を肯定するサン・フォン伯爵夫人を麻実が演じる。『サド侯爵夫人』チケット情報かねてより三島由紀夫の秀麗な文体に魅せられ、注目を続けていた萬斎は、今回出演はせず演出に徹する。「世田谷パブリップシアター始まって以来の、もの凄いメンバーが集まってくださいました。本当にありがたいです」と豪華女優陣を前に嬉しい様子。また、狂言師として日本語の美しさを知る立場だからこそ“言葉による緊縛”に主眼を置いて演出したいと話した。主演の蒼井は「元々は映像からスタートしている人間なのでこういったセリフ劇は苦手です。ただ、苦手だからこそどうにか頑張ってやり遂げたいなと思っています」と意気込みを語った。萬斎は「ひとりの俳優が5分を超える“長ゼリフ”が沢山あるんですね。(三島作品の美文に)酔っていただきたい」とアピール。麻実は「以前ルネをやらせていただいてからずっとサン・フォン(伯爵夫人)という役に憧れを抱いていました。今回夢がかないましたこと、大変嬉しく思っています。素敵な仲間たちと楽しんで、苦しんで、わたしたちの『サド』を作りあげたいなと思ってます」とコメントした。公演は3月6日(火)から3月20日(火・祝)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。チケットは1月29日(日)10:00より発売開始。なお、チケットぴあでは1月22日(日)11:00まで先行受付中。
2012年01月17日長塚京三、麻実れいらが出演する舞台『みんな我が子』。12月2日(金)に開幕するこの作品の稽古場に11月某日、訪れた。『みんな我が子』チケット情報はこちら作品は、アーサー・ミラーのトニー賞受賞作。現代社会を鋭く風刺する作風が特徴で、本作以外にも『セールスマンの死』『橋からの眺め』などは日本でもたびたび上演されている、現代アメリカ演劇を代表する作家だ。この戯曲を、今回は33歳の若さながらあのハロルド・プリンス(『オペラ座の怪人』や『キャバレー』などの演出家)の一番弟子と言われるダニエル・カトナーが演出を手がけるのも話題だ。当日の稽古で集中的に行われていたのは、1幕後半のシーン。舞台はある一家の裏庭だ。一家のあるじジョーと妻ケイトには、戦争に行ったまま戻らない次男ラリーがいる。この日はラリーの婚約者アンが訪ねてきた。実はアンはラリーの兄クリスと密かに愛し合っているのだが、ラリーの帰還を信じるケイトにはそれは到底認められない……。長塚演じるジョーは工場を経営し、成功を掴んでいるかのように思える男。長塚のダンディさと朗々たる声は、成功者らしい堂々とした存在感を生む。だが心の底に隠した秘密や小心さが、言葉を重ねるたびに浮き彫りになっていくよう。麻実もケイトを上流階級の夫人らしいフレンドリーさ、真実から目をそらす母親としての愚かさと悲しさを巧みに演じる。このベテランふたりがやはり稽古場の空気を牽引しているようだ。そこにアン役の朝海ひかる、クリス役の田島優成が若者ならではまっすぐな悩みを清潔感をもってぶつけていく。ダニエルの演出は「その足で一歩奥に入ってください」「“ラリーのことは忘れたわ”というセリフはもっとクリアに」等々、細かい。だがその一言一言に、次男の生存を信じる母、すでに諦めているが母にそれを言えない父と長男、そしてその真実を突きつける存在である来訪者、という緊張感ある人間関係が、ビジュアル的にも明確になっていくのがわかる。さらに「先ほどは歩きながらセリフを言いましたが、今度は止まって言いましょう」など様々なトライアルを繰り返す。その柔軟さに呼応するように、俳優たちも積極的に演出家に質問を出していく。特にベテラン・長塚が「どちらのパターンが良いか」など、フットワーク軽くダニエルとディスカッションしている。とても知的な創作現場という印象だ。この日は他に、アンの兄・ジョージ(柄本佑)がやってくる2幕冒頭のシーンの稽古もあった。ジョーの隠していた真実を糾弾する彼の存在は、一家の崩壊の種を爆発させる。1幕とは別の緊張感があり、物語は急展開を見せる。作劇的にもスリリングなこの作品、気鋭の演出家と充実した俳優陣が創り上げる本番が楽しみだ。公演は、東京が12月2日(金)から18日(日)まで新国立劇場 小劇場、大阪が12月20日(火)・21日(水)にサンケイホールブリーゼにて。チケットはともに発売中。
2011年12月01日長塚京三、麻実れいらが出演する舞台『みんな我が子』の制作発表が10月28日都内で行われ、長塚、麻実に加え田島優成、朝海ひかる、柄本佑、演出のダニエル・カトナーが登壇した。『みんな我が子』のチケット情報本作は『セールスマンの死』などで知られる現代アメリカ演劇の劇作家アーサー・ミラーによるトニー賞受賞作。ブロードウェイでの初演は1947年、その後2008~2009年に再びブロードウェイで、2010年にはウエストエンドでも話題となった。今回の日本公演では『オペラ座の怪人』『キャバレー』の演出でおなじみのハロルド・プリンスの一番弟子であるダニエル・カトナーが作品を手がける。舞台は第二次大戦後のアメリカのとある家族の一日。父・ジョー(長塚)は家族の前では強い父親として生きてきたが、戦争中のビジネスにおいて他人に明かせない秘密を持っていた。そんなジョー一家を元ビジネス・パートナーの娘で、ジョーの次男の恋人であるアン(朝海)が訪ねてくる。アンの来訪を機に絶望へと突き落とされるジョー。やがて家族は崩壊して……。麻実から舞台共演のラブコールを受けた長塚は、ミラー作品の無骨な父親像に思い入れがあると言う。「芝居を始めた19~20歳の頃、いつかこういう役をやる日が来るのかな」と思っていたそうで、早くから手に職をつけ事業を興した長塚自らの父親にも重ね合わせ、オールドタイマーだが魅力的な父親たちへのレクイエムの意味も込めるとか。また麻実演じるジョーの妻・ケイトは夫に従順だが、戦争中に行方不明になった次男の帰りを待ち続けている役。「ケイトの心の中は何層もの思いに強いられ、それぞれの思いが同時に進行していく。演じる者として難しい。今は一語一語、一行一行確認中だが、(刺激的なカンパニーで)素敵な何かが先に見えるような気持ち」と心境を語った。演出のダニエルは「まだ稽古2日目だが、既にこの作品はアメリカの文化を超えたクロスカルチャーで普遍的な作品になっている」と手ごたえを感じているそう。また、「この作品を悲劇と受け止める方も多いと思うが、コメディの部分や心温まるシーンもあり、バラエティに富んでいる」とも語り、観劇後に必ず良いサプライズがあるだろうとアピールも欠かさなかった。『みんな我が子』は12月2日(金)から18日(日)まで、新国立劇場 小劇場にて上演。その後、12月20日(火)・21日(水)には大阪・ サンケイホールブリーゼでも上演される。チケットはいずれも発売中。
2011年10月31日