漆黒のロングヘアが印象的な宮平亜矢子さんは、2人のお子さんのいるママモデル。沖縄を中心に活躍しています。強い紫外線や撮影時のスタイリング剤など、厳しい環境にありながら美しい髪をキープしている宮平さんに、健康な頭皮と髪をはぐくむために心がけていることをうかがいました。 傷んだ髪も、メンテナンス次第で美髪に生まれながらの美髪に見える宮平さんですが、実際は、うねったり広がったりするクセのある髪質で、ヘアケアは試行錯誤の連続だったと言います。「20代の頃は、パーマ後のケアを怠ったり市販のカラー剤で染めたりして髪を傷めてしまったこともありました。本格的にケアを始めたきっかけは、出産後の抜け毛です。撮影に影響が出ないよう、意識してメンテナンスをするようになりました」それ以降、髪質改善サロンやヘアメイクアーティストなどプロのアドバイスをもとに地道なケアを続け、美しい黒髪を維持できるようになったそうです。その経験から「毎日のケアを少し意識すれば、髪は必ず変わります」と語る宮平さん。今回は、効果を感じたセルフケア方法を6つ教えてくれました。健康な頭皮と美しい髪のためのセルフケア6つ●1. ヘアケア用品やカラーリング剤を厳選する「シャンプーとコンディショナーは行きつけのサロンですすめられたノンシリコンのものを使い、月に一度カラーリングをしてもらう時も、ヘナなど自然由来のカラー剤を選んでいます。年齢とともに悩みも変わるので、数年ごとに見直しもしています」普段から使うアイテムは、髪質や頭皮の状態を左右する大事なもの。自分に合った上質なものを選びたいですね。●2. シャンプー前後はブラッシングをしっかり「髪を洗う前のブラッシングは、目の粗いブラシを使い、頭皮や髪についた汚れを浮かすイメージでおこないます。シャンプー後は、髪がからんで傷まないようにしっかり乾かしてから優しくブラッシングをします」洗って乾かすだけではなく、前後のちょっとしたケアが大事なんですね。毎日続けることで効果を実感できそうです。●3. スタイリング剤を落とすときは、プロの裏技を使って「撮影などでスタイリング剤をたくさん使った時は、先にトリートメントをして髪を柔らかくしてから、シャンプーをします。すると、ゴシゴシこすらなくても簡単に落とすことができます。きしみが気になる場合は、最後にもう一度トリートメントをしてもOKです」こちらは、プロのヘアメイクさんから教わった裏技だそうです。いつもの手順を逆にするだけで整髪料がするりと落ちるとは驚きです。和装のヘアセットなど、スプレーで髪がガチガチになっている時はぜひ試してみたいですね。●4. どんな時もキューティクルケアを意識する「洗いたての髪は特にキューティクルがはがれやすいので、タオルドライには細心の注意を払っています。タオルで包み込み、そっと水分をうつしとるようなイメージですね。また、就寝時は髪を束ねないようにしています。変なクセがついたり、ヘアゴムでキューティクルが傷んだりするのを防ぐためです」艶のある美しい髪を保つには、表面のキューティクルを整えることが必要不可欠。洗いたての髪が無防備なことを忘れず、ひとつひとつのケアを丁寧にしてキューティクルを守りたいですね。●5. 髪を乾かす時は、温風と冷風を切りかえる「ドライヤーは、温風と冷風を切りかえながら使います。まず温かい風で髪を乾かし、次に冷たい風でキューティクルを引き締めます。髪先に温風をあてすぎると髪が傷むので、ドライヤーは根元に向けるようにして使いましょう。髪を根元から立ち上げるように乾かすのがおすすめです」この方法は、筆者もヘアサロンですすめられて実践しています。クセ毛の場合、乾く時にクセが固定されるので、最後にしっかりと伸ばしてから冷風で仕上げるときれいにまとまります。●6. ときにはスペシャルケアを「どんなに忙しくても、週に一度はトリートメントを塗り15分ほどホットタオルで蒸らして洗い流すケアをしています。また、月に一度はサロンでのトリートメントやリンパの流れを良くするヘッドスパも受けています。サロンでのケアはリフレッシュにもなるので一石二鳥です」セルフケアを習慣にしつつ時々はプロの力も借りることが、美髪を維持するポイントのようです。定期的にサロンに通うことで、ヘアケアのための最新情報も入手できそうですね。髪の悩みがあれば、積極的に美容師さんに相談してみましょう。最後に「若い頃は何もしなくても丈夫な髪を維持できましたが、30代、40代と年齢を重ねるにつれ、髪が細くなったり抜け毛が増えたりと髪の悩みが増えてきました。だからこそ、日頃のメンテナンスが重要になります。こつこつ続けることで、髪の基礎力が着実にあがりますよ」髪が元気だと、全体の印象も明るく若々しくなりますね。宮平さんの美髪習慣をとり入れて、健康的で美しい髪を目指してみませんか。【取材協力】宮平亜矢子さん2人のお子さんを持つママモデルの傍ら、プレシャスライフ・クリエイターとしても活動中。イベントの企画やプロデュース、フラワーデザインなどを手掛けている。主宰する「Flower life Design Ai」では、いけばなをベースにしたオリジナルメソッドのレッスンを通して花のある暮らしを提案している。→宮平さんFacebookページへ ●ライター/パピマミ編集部
2019年08月08日原作・演出を西田大輔、脚色を家城啓之(マンボウやしろ)が手掛け、板倉俊之(インパルス)らが出演する舞台「ジーザス・クライスト・レディオスター」が12月12日(水)に開幕する。その公開舞台稽古に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は2004年に初演され、これまで4度の再演を行ってきた人気作。今回は家城が脚色し、西田が演出する、新たなカタチで上演される。物語の舞台はラジオ局。10代を中心に絶大な支持を集めるカリスマDJ・ジーザス(板倉)の生放送特番で、ジーザスが現れないというハプニングが起きる。そこで、ディレクター(染谷俊之)や構成作家(八木将康)、新米AD(中島早貴)らに加え、なぜか演歌歌手(大地洋輔)やSM嬢(肘井美佳)を巻き込んで番組を放送するが――というシチュエーションコメディー。この日は数シーンを披露。まずは冒頭、DJ・ジーザスが電話相談のリハーサルをしているシーンだ。これは「カリスマ」と呼ばれるジーザスだが、実は電話の受けこたえが適当だということがわかる場面。ジーザス役の板倉と電話の相手である新米AD役の中島のやり取りはつかみどころがなく、稽古場も爆笑に。適当すぎてかみ合わない会話のオンパレードだが、それがひたすら笑えるのは板倉の手腕も大きい。通し後は、西田からは「あのくだりがすごく面白かったから、もっとやろう」というリクエストも。最初から濃いシーンになりそうだ。次に披露されたのは、本番を目前にスタッフとゲストが打ち合わせをするシーン。染谷、八木、中島、安川純平、宮平安春、小野寺ずる、辻本耕志が登場したが、とにかくそれぞれキャラが濃い。宮平の占い師ぶりは激しく、小野寺は口を開くとDJジーザス愛が尋常じゃない、辻本はごみの分別で怒り狂い、安川は極端にオドオドしている。次のシーンでも、SM嬢役の肘井はムチを振り回し、染谷演じるディレクターはそのSM嬢となぜか張り合うなど、もはやカオスなのだが、ストーリーはしっかりと展開していくので観ていて迷子になることはない。また、演歌歌手・氷川金次郎役の大地がひとりで芝居する時間も。演歌の語り口調で延々と独り言を言っている、その内容はアドリブなのか、共演者たちも爆笑となっていた。さらに、そこに飛び込んでくる安川と大地の対決(?)も注目。大地が芸人ならではの懐で、安川の新しい面を引き出していた。キャストそれぞれの新たな一面が見えそうな本作。ぜひ劇場で大笑いしてほしい。公演は12月12日(水)から24日(月・祝)まで東京・紀伊国屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2018年12月07日