今回は「小豆とサツマイモのもち米粥」のレシピをご紹介します。「小豆粥」は1月15日の小正月に無病息災を願って食べる風習のイメージが強い料理ですが、小豆はむくみを取り除き、もち米は体を温める働きがあるので、胃疲れしやすい年末年始に食べることは理にかなっているとも感じます。今回は胃腸の働きを高める効果のあるサツマイモも加えました。調理時間1時間のほとんどがおかゆを炊く時間で、実際の料理時間は5分程度。また、小豆は栄養価を優先して渋切りはせず、もち米は洗うだけで浸水せずに炊くので手軽に作ることができます。■小豆とサツマイモのもち米粥調理時間 1時間レシピ制作 保田美幸 料理家・ソムリエ 保田 美幸のコラム バックナンバーはこちら>>
2023年12月29日お正月明けのこの時期、なんだか疲れていませんか? 年末年始はママにとって、心身ともにフル回転の大イベント。ひと段落した今が、実はとっても疲れているのです! だから1月は「疲れたからだを癒す食事」を意識してみましょう。とくに女性は冷えに弱いもの。からだを温めて整え、親子でおいしく食べられる簡単メニューを、薬膳料理に詳しいフードデザイナー、横田美宝子(よこたみほこ)さんに伺いました。【横田美宝子さん プロフィール】葉山にある隠れ家カフェ、おやつ&デリ「3pmさんじ」のオーナー。フードデザイナー。鎌倉薬膳アカデミーの山内正惠先生に師事。自然の色を目から楽しむことを大切にし、生産者から直接仕入れて、薬膳のメソッドと四季のリズムを生かした、独自の養生ご飯とおやつを作っている。著書に 『3pmさんのおやつまみいろいろ 野菜そのままの自然の色がおいしい!』 (文化出版局)。HP: Facebookページ: @3pmsanji Instagram: @3pmsanji Blog: ■お正月明けはこれでパワーチャージ!小豆粥/小豆とキャベツのスープ1月15日は昔から小正月といって、小豆粥を食べる習慣が昔からあります。小正月は、古くは女正月とも言われて、年末年始を忙しく働いた女性たちをねぎらう日でもあったそうですが、そんな日に食べていたのが小豆粥。平安時代には、小豆粥は、邪気を祓い一年の健康を祈る宮中行事として記録されています。「小豆は薬膳では、からだにたまった水分を外に出す、むくみ防止の食材と言われています。冬は汗もかかず、水分をためこみやすい時期でもありますから、デトックスのためにも小豆はおすすめです。水をからだに溜め込んでしまうと、冷えやすくなったり、からだが重くなってしまいがち。疲れのモトとなってしまいますから、小豆を食べて余分な水分を出すことを意識してみては」(横田さん) ただし、砂糖のとり過ぎにはご注意を。「白砂糖は逆に、湿の性質があり、水分をためてしまうと言われています。小豆あんを食べる際は、甘さを控えめにするといいですね」(横田さん)▼小豆粥の作り方炊飯器の「お粥」コースで米を炊き、炊きあがったらすぐに、ゆで小豆を入れる。5~10分ほど蒸らして出来上がり。小豆は市販のゆで小豆を使うと、簡単です。また、忙しい時はレンジで温めるだけで出来あがる簡単パックなどを活用してみても。「また、胃腸疲れにはキャベツと小豆を煮込んだスープもおススメです」(横田さん)▼キャベツと小豆のスープの作り方<材料>ゆで小豆、キャベツ、葱、生姜少々。塩または塩昆布を少々。<作り方>水を沸騰させた鍋に、材料を入れてキャベツが柔らかくなるまで煮込む。最後にお好みで塩または塩昆布を少々で味を整える(入れなくてもOK)。または塩や塩昆布の代わりに醤油や味噌で味付けしてもOK。 ■冷え対策に、根菜類を食べてぽかぽか鮭とカブのクリーム煮冷え対策には、からだを温める根菜類を食べましょう。「冷えによって、からだの機能は衰えがちです。そんな時に食べたいのが、根菜類です。とくに玉ねぎ、ショウガ、カブ、レンコンなどは温性の食材ですのでおススメです。また魚では、鮭もからだを温める素材ですから、根菜類と一緒にクリーム煮などにすると、お子様にも喜ばれます」(横田さん)▼鮭とカブのクリーム煮<材料>カブ、鮭、ホワイトクリーム(めんどうであればコンソメ味でもOK)、塩コショウ少々。<作り方>カブと鮭をそれぞれザク切りし、煮込む。仕上げにホワイトクリームと塩コショウで味を整える。カブは赤カブなども取り入れると、見た目にも食欲をそそります! ホワイトクリームには市販のものを使えば簡単ですね。 これから春に向けて、ママの行事は目白押し。バレンタイン、歓送迎会、卒園・入学などなど、忙しい春を乗り切るためにも、今から毎日の食事でセルフケアを意識してみてはいかがでしょう。
2018年01月12日1月15日は「小正月」です。元日を「大正月」というのに対して、そう呼ばれるそうで、この15日をもって、お正月もいよいよ終わりです。元日から三が日にかけては、初詣に出かけ、今年の抱負や願い事を神様にお伝えしたのではないでしょうか。おせち料理やお雑煮を食べ、その後は七草粥をいただいたり、鏡開きをしたりと、日本古来のさまざまな風習を、お家でも自然と取り入れることができるのが、お正月かもしれませんね。意外と知られていない!? 小豆粥とは15日の小正月には、全国各地で「どんど焼き」(編集部注:どんと焼き、どんどん焼き、左義長、さぎっちょなどとも言われます)が行われます。お正月の松飾やしめ縄などを燃やして祓い清め、無病息災を祈る火祭りです。また、この日には、「小豆粥」を食べる風習もあります。小豆粥には、「今年一年の豊作を祈る」という意味や、その赤い色から「邪気を祓う」という意味も込められているそうです。七草粥に比べると、小豆粥を作る方は少ないかもしれませんが、実は、体にもやさしい、この時期にぴったりの行事食なんですよ!小豆粥の作り方小豆には、利尿作用や解毒作用があるとされ、むくみをとり、胃腸の調子を整えるのに効果的です。また、体のエネルギーを作るのを助け、疲労回復に役立つビタミンB1や、さまざまなミネラルも豊富に含まれています。年末からお正月にかけて、何かと食べ過ぎ、飲み過ぎてしまった方にも、栄養たっぷりの小豆を、消化がよく、体もあたたまるお粥にしていただくのは、とってもオススメです!お米と小豆を一緒に炊いてもいいですし、ゆであずきを使って簡単に作るのもOK。味付けも、シンプルに塩味にするのはもちろん、ぜんざい風にほんのり甘くし食べるのも、子どもたちには喜ばれそうですね!ぜひ今度の小正月には、家族みんなで、ほっこりと小豆粥をいただきましょう!(あまやゆか)
2016年01月06日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「小豆粥」を含めた全4品。今日は小正月。小豆粥は邪気を払うといわれています! バランスのとれた献立です。 小豆粥 ほのかな甘みがおいしい小豆粥。 切干し大根入り卵焼き 切干し大根とチリメンジャコを加えて栄養価UP! サワラの甘酢漬け こんがり香ばしいサワラを甘酢に漬けて。 青菜とちくわのゴマ炒め 材料、調味料を予め準備して、テンポ良く仕上げましょう! ⇒今日の献立一覧はこちら
2015年01月15日