世界遺産の「小笠原諸島」。「知床」「白神山地」「屋久島」に続く日本で4つ目の自然遺産である。小笠原諸島は「地球生成の歴史」と「独自の進化を遂げた生態系」「生物多様性」の3つの登録基準で世界遺産登録を目指していたが、認められたのは独自の生態系のみで、日本で最初の「地球生成の歴史の価値が認められた自然遺産」になることはできなかった。また、外来種が諸島の生態系を崩してきた歴史を踏まえ、「外来種対策」や「観光管理」を続けることが世界遺産委員会から求められている。ちなみに、小笠原の英語名「BONIN」(ボニン)の語源となっているのは「無人島」である。2012秋の特別開催実施日: 2012年9月23日受付期間: 7月11日~8月24日18時実施級: 2級・3級開催都市: 東京・名古屋・大阪申し込みは世界遺産検定公式WEBサイトにて【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月27日女優の仲間由紀恵が出演するNHKの長編ドキュメンタリー「謎の巨大生物を追う~仲間由紀恵・小笠原の海をゆく~」が6月30日(土)と7月1日(日)の2夜連続で放送が決定。これに先駆け6月5日(火)、仲間さんが出席しての取材会がNHK放送センター(東京・渋谷)にて行われた。巨大海洋生物が集う世界有数のスポットである小笠原諸島に仲間さんが渡り、世界最大の無脊椎動物であるダイオウイカやその天敵のマッコウクジラやザトウクジラを生で目撃すべく海に出る。沖縄県出身で自身もスキューバダイビングや小型船舶の免許を持ち、海に慣れ親しんできた仲間さんだが小笠原諸島について「この島にしかいない植物や生物が生息しており、一度は行ってみたいところでした」と明かす。住所の上では“東京都”ではあるが、船が出る竹芝からおよそ1,000キロ離れており、仲間さんは25時間半もの船の長旅。島には2週間ほど滞在し、毎日船で移動しながら巨大生物を追いかけたという。特に、古くは西洋で船を襲う怪物“クラーケン”として恐れられていたダイオウイカは、これまで深海を泳いでいる姿が映像に収められたことがなく、目撃されることも稀な生物だが仲間さんは「運よく出会うことができました!」と満面の笑み。どれくらいの時間をかけてどのように出会ったのかは「見てのお楽しみ」とのことだが、「ドキュメンタリーという仕事はドラマなどとは違って、もちろん台本やシナリオはあるんですが相手がどこにいるか分からない野生の動物ということで計画通りに行かない大変さがありました」と苦労を述懐。だからこそ、これらの生物に出会ったときの感動はひと潮のようで「いままでの苦労が吹き飛びました。私たちの何倍もの大きさの生物が、あんなに力強く生きて動いてるということに感動しました」と興奮した面持ちで語った。また、小笠原で仲間さんはイルカの群れと泳ぐ“ドルフィン・スイム”も体験したそう。「初めは不安でした。『(イルカと)アイコンタクトしてください』と言われるんですが、『できるかな?』と思ってました。それが実際に潜ってみると、2匹のイルカが近づいてきて本当にこちらの目を覗き込んでくれるんです。緊張しながら見返したら、フッと泳ぎ始めたので頑張って泳いで付いていきました」と神秘体験の感動を明かした。番組を通じて伝えたいことを問われると仲間さんは、クジラの群れが世界中の海を巡っていることに触れ「大きな地球をグルグルと行ったり来たりすることが、もしかしたらそんなに大変なことじゃないのかも?と思えるくらい大きな生き物でした。そう思うと、同じ地球で生きているということで地球をもっと近くに感じることができた気がして、環境というものがとても尊いものに感じました。小笠原の美しさと巨大な生物のダイナミックさを感じていただき、彼らとこれからも共存するために私たちはどんなことに気を付けなくちゃいけないのか?ということも考えていただけたら」と語りかけた。「謎の巨大生物を追う~仲間由紀恵・小笠原の海をゆく~」は6月30日(土)、7月1日(日)の2夜連続で21:00よりBSプレミアムで放送。
2012年06月05日旅行途中に見かけると、思わず寄り道したくなる「道の駅」。2010年10月にJAFが全国の会員26,804名に実施した「道の駅に関するアンケート」によると、道の駅を利用する一番の目的は「食事・買い物」、次に「休憩・トイレ」だそうです。また、走行中に「道の駅」があれば、必ず立ち寄るという人も全体の54.0%もいます。みんな大好き「道の駅」。ということで、早速調べてみました。●世界一をうたっている道の駅調べると、あるわあるわ世界一をうたっている道の駅。石川県にある「とぎ海街道」では、世界一長いベンチが有名ですし、秋田県の「たかのす」では、世界一大きい「大太鼓」があります。ほかにも、北海道の「留辺蘂町温根湯(るべしちょうおんのゆ)」では、世界一の鳩時計がありますし、新潟県糸魚川市の「親不知ピアパーク」では、世界一のヒスイ原石や世界一のブロンズ製海亀像があります。さらに、鹿児島県の「桜島」は、世界一小さい桜島小みかんで有名です。世界一ではないのですが、岡山県の「久米の里」では、中元正一さんという方がお一人で設計・制作の高さ7メートルのガンダムがあり、ガンダム好きは一度行ってみたくなるものもあります。「2位じゃだめなんですか?」という人はぜひ、行ってみてはいかがでしょうか。●鉄道駅が併設されている道の駅道の駅といえば、車で行くというイメージが強いですが、全国には、鉄道駅が併設されているものもあるんです。たとえば、JR北海道の知内駅に併設されている道の駅「しりうち」であるとか、JR東日本の新潟桑川駅に併設されている道の駅「笹川流れ」だとか、JR九州の歓遊舎ひこさん駅にある道の駅「歓遊舎ひこさん」だとか、行くと職場や学校で自慢できそうな気もするので、旅の途中で探して行ってみるのもいいかもしれませんね。●おもしろメニューがある道の駅お昼を道の駅で済ますことも結構ありますよね。変わったメニューで言うと、青森県にある道の駅「もりた」では、吉幾三さんがプロデュースした、その名も「吉幾三のふるさと便」という定食があるそうです。ちなみに、値段は1,111円(税込)で吉幾三さんの誕生日(11月11日)にちなんでいるようです。あるいは、うどんで有名な香川県にある道の駅「滝宮」では、「うどんアイス」なるものがあるようです。味は、さっぱり、純こってり、超こってりの3種類で、こってり度が増すにつれ、うどんのみならず、だしの「いりこ」や「かつお」も混ざっていくみたいです。勇気ある方は、試してみてもいいかもしれません。●ゆるキャラグッズで盛り上がっている道の駅道の駅オンリーのキャラというよりは、道の駅がある市町村でプッシュしている「ゆるキャラ」が盛り上がっているようです。たとえば、山梨県丹波山村にある道の駅「たばやま」では、タバスキー(丹波好き~)という謎のキャラがいますし、北海道岩内町にある道の駅「いわない」では、名産スケソウダラをモチーフにした「たら丸」というキャラがいます。個人的には、高知県夜須町にある道の駅「やす」の人魚をモチーフにした「やす にんぎょちゃん」の目と顔のバランスが気になりました。●温泉施設がある道の駅これは言わずもがなかもしれませんが、念のためオススメを紹介すると、岐阜県の道の温泉駅「かれん」では、本格的な宿泊があるためゆっくり温泉に入れたり、あるいは、静岡県の道の駅「川根温泉」は、大井川鉄道のそばにありSLを眺めながら露天風呂でゆっくりできます。ほかにも、ぬるぬるしたお湯が好きな方は、山梨県にある道の駅「スパティオ小淵沢」の「延命の湯」がオススメです。名前は伊達ではないほど、良いお湯です。探せば探すほどネタ満載の「道の駅」。ほかにも、高知県大豊町にある「大杉」では、特別天然記念物である杉の大杉や美空ひばり遺影碑があったり、長野県東御市にある「雷電くるみの里」では江戸時代に活躍した力士「雷電」の故郷があったり、富山県の道の駅「となみ」ではチューリップが、滋賀県の道の駅「あいとうマーガレットステーション」では、コスモスや菜の花が季節ごとで満開になったりと、話題に尽きません。今拡大しているAndroid携帯で使える道の駅アプリもあるので、こういったもので調べてみると旅が何倍も楽しめることうけ合いですよ。(COBS ONLINE編集部)【関連リンク】【コラム】Android携帯で使える「JAF道の駅ガイド」【コラム】読者が選んだ東北グルメ&スポットBEST3【アンケート】一度は行きたいけれど、まだ行ってない場所は?
2011年08月13日先日、とあるスポーツ新聞で『石川遼!年収20億!』という記事を読み、「まだ10代なのにそんなに稼いでいるんだなあ……」と素直に関心しました。と、同時に遼クンで20億円なら、それ以上の知名度や活躍を見せるアスリートはどれだけ稼いでいるのかとふと下世話な考えが頭をよぎり……。ということで、今回は世界の有名アスリートの年収を調査。さらには日本国内の有名アスリートとの年俸比較までしちゃいます。■海外のトップアスリートたちは……まずはアメリカの経済誌フォーブスが’10年度に発表した、高額収入アスリートTOP10を紹介。※1ドル=83円で計算1位 タイガー・ウッズ(ゴルフ) 推定年収87億円2位 フロイド・メイウェザー(ボクシング)推定年収54億円3位 マイケル・ジョーダン(バスケットボール)推定年収46億円4位 コービー・ブライアント(バスケットボール)推定年収40億円5位 フィル・ミケルソン(ゴルフ)推定年収38億円6位 デイヴィッド・ベッカム(サッカー)推定年収37億円7位 ロジャー・フェデラー(テニス)推定年収35億円7位 レブロン・ジェームス(バスケットボール)推定年収35億円9位 マニー・パッキャオ(ボクシング)推定年収34億円10位 アレックス・ロドリゲス(ベースボール)推定年収30億円1位はスキャンダルが発覚し、プレー以外でも注目を集めたタイガー・ウッズ。生涯賃金が870億を突破したとも言われています。2位は全勝で5階級を制覇した最強ボクサー、フロイド・メイウェザーがランクイン。日本ではそこまで知られていませんが、アメリカでは絶大な人気を誇っています。そして3位になったのがバスケットの神様 マイケル・ジョーダン。プレーヤーとしてではなく、実業家としての収入がほとんどのようです。また、フォーブス誌のランキングに掲載されていないスタープレーヤーでは、サッカー・アルゼンチン代表のリオネル・ネッシが推定38億円(フランス・フットボール誌)、F1レーサーのフェルナンド・アロンソが推定32億円(ビジネスブックGP誌)、メジャーリーガーではイチローが推定32億円(スポーツ・イラストレーテッド誌)の年収を稼いでいるとのこと。プレーヤー自身の年俸や賞金はだいたい年収の5分の1から3分の1ぐらいなので、広告収入がどれほど大きいかわかりますね。そう考えると、先に述べたスキャンダルの影響でスポンサーが激減したタイガー・ウッズの年収がどうなるか気になるところ。フォーブス誌によると約40億円もの減収になる見込みだとか……恐ろしい。■国内アスリートの年俸は?お次は、シーズンオフに契約更改したばかりのプロ野球とサッカーのスター選手の年俸を海外トップアスリートの年俸と比較。どれだけ世界がビッグスケールなのかを感じてみましょう。●プロ野球国内・ダルビッシュ有 推定5億円(’11年度~)・小笠原道大 推定4億3千万円(’11年度~)・藤川球児 推定4億円(’11年度~)メジャー・リーグ・アレックス・ロドリゲス 推定27億円(’09年度~)・デレク・ジーター 推定18億円(’09年度~)・イチロー 推定15億円(’07年度~)はっきり言って、雲泥の差ですね。特にアレックス・ロドリゲスの年俸なんて日本のチーム一つの総選手年俸よりも高そうです。この金額差は、メジャーリーグと日本プロ野球の『権利関係でのビジネステクニック』の差そのものだそうです。●サッカー国内・田中マルクス闘莉王 推定1億5千万円(’11年度~)・中村俊輔 推定1億4千万円(’11年度~)・遠藤保仁 推定1億3千万円(’11年度~)海外・C・ロナウド 推定17億円(’10年度~)・リオネル・メッシ 推定13億1000万円(’10年度~)・カカ 推定12億円(’09年度~)野球以上に金額の差が顕著に出ています。約10倍も違うなんて……。ちなみに現日本代表監督のザッケローニは年俸2億円。世界一の監督と言われるレアル・マドリーのモウリーニョ監督は11億円なのだとか。監督の世界もすごい金額が動いているんですね……。ざっとスーパースターたちの収入を書き連ねましたが、書いてる方も"億"、"億"、"億"ばかりでヘンな感覚になりました。ジュース安っ(笑)。さて、暖かくなれば本格的にスポーツシーズンが到来します。今回登場した高額年俸のスターたちが、その金額に見合った活躍をしてくれるのかどうか、われわれ庶民は下世話な目線で見守ろうではありませんか!……そんな楽しみ方もいいですよね?(貫井康徳@dcp)【関連リンク】【コラム】オリンピック中継で、自作の応援FAXを読み上げられたい!!【コラム】ゴルフ選手は格言が大好き!?耳が痛いけどタメになる、世界の格言集!【コラム】スケート選手が目を回さないようにする秘策は?
2011年05月17日