伊坂幸太郎の小説を大須賀めぐみが大胆にコミカライズした異色作、『魔王 JUVENILE REMIX』の舞台版に挑戦する池岡亮介、味方良介、影山達也、Ry☆、細見大輔、ラサール石井に話を聞いた。*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報「僕が演じる潤也はいちばん他者と関わり、関わることで兄の死の謎に辿り着きます。僕の動きひとつで相手の姿が浮き上がる役だと思うので、みんなとの関係性を大切に演じたいです」(池岡)。「兄、安藤は潤也を見守り影響を与える存在です。だからこそ真っ直ぐでいたい。お芝居の経験はまだ少ないんですが、とても刺激的でおもしろい舞台に立たせてもらっていると感じています」(影山)。「僕が演じるアンダーソンは情報屋で日系のアメリカ国籍という複雑な存在ですが、安藤さんを慕う気持を持つことで自分が見えるし、いろいろなことに気付きます。なので、その気持を大切に演じたい。これまではミュージカル作品といった『歌』で表現することが多かったので、台詞で感情を出すことはとても難しくて苦しいです。でも、そこに挑むことがとても楽しいです!」(味方)「舞台に立つのは今回が2回目で、前回は得意の踊りがありましたが、今回は踊りはなく、ストレートな演劇に挑戦します。スズメバチという殺し屋として、少しでもこの舞台の力になりたいし、なれるように努力します。今はテンパりながら稽古場で皆さんの姿を見ている日々で、毎日が発見です」(Ry☆)。「僕は殺し屋を斡旋する岩西を演じていて、ともすれば明るくひょうきんな役ですが、そのなかにも香り立つなにか怖さみたいなものを表現したいと思っています。演出の鈴木勝秀さんが『演劇は事件です』とおっしゃっていて、その言葉が自分の中にすごくストンと落ちました。確かに、今、僕らは僕らにしかできないことをやっている、そのことが毎日感じられてすごく新鮮です。舞台は日々変わるものなので、皆さんにはこの事件の目撃者になってほしいと思います」(細見)。「辰美という原作の新市長や政治家といった、いろいろな役をうまい具合にまぜあわせた、いわゆる『大人』の存在を演じています。いい意味で『権力バカ』な側面を見せたいと思います。今、この時代に上演するにはなかなかに刺激的な内容ですが、現政権の批判といったことではなく大きな流れの中で自分はどう抗っていくか?というお話だと感じています」(ラサール石井)。「舞台のキャッチフレーズにも『抗え。』とありますが、ただやみくもに反発すればいいわけではなく、個人が意思を持って抗う、ということが大切だと思うんです。今の時代がどうとか、僕自身がどうこう言える立場ではないけれど、この舞台を観ていただくことで、諦めちゃうのはちがうよ、というメッセージを受け止めてもらえたらと思います」(池岡)公演は4月18日(土)から東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)から兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:おーちようこ
2015年04月17日アークダイニングが運営する「秋葉原 岡むら屋」は3月13日、「肉そば」を発売する。岡むら屋は、明治時代の牛鍋をヒントに完成させたメニュー「肉めし」を看板商品に持つ店舗。肉めしは、大鍋で角切りにカットした牛バラ肉などの具材を、八丁味噌を使用して5時間以上煮込んで作る。とろとろになった牛肉にたまねぎ、豆腐などの具材とともにご飯に盛って提供する。今回発売する「肉そば」は、同店の特製の煮込み肉とオリジナル麺を使用した汁なしラーメンを組み合わせたメニュー。玉ねぎや青ねぎ、白髪ねぎ、ニラ、水菜など野菜もたっぷり使用しているため、シャキシャキした食感が味わえる。タレは、肉めしで使用する割り下と牛脂に数種類の調味料を合わせた特製のまぜタレを採用。卵黄や魚粉を混ぜることで味の変化も楽しめる。価格は790円(税込)。そのほかにも、豆腐を乗せた「豆腐肉そば」や「肉そば(卵黄なし)」も提供するほか、麺の食べ終わりに楽しめる「追い飯」や「野菜大盛」なども用意する。
2015年03月12日アークダイニングはこのほど、東京都内2店舗(新橋、秋葉原)の「岡むら屋」にて、期間限定で販売していた「牛タレしゃぶ肉めし」を、「牛しゃぶめし」として定番商品に追加した。「牛しゃぶめし」は、牛バラ肉を通常のしゃぶしゃぶより厚めに切り、注文を受けるたびに牛肉の旨味の溶け込んだ鍋でほどよく火を通して提供する。煮込みすぎないため、肉が硬くならず肉本来の旨味を味わえる。また、大手チェーンでは、平均して牛肉の量が80g前後のところが多いが、同店ではそのおよそ2倍の150gとたっぷりと使用した。さらに豆腐をのせてボリュームをアップさせている。添えてあるわさびを使うと、さっぱりと食べることもできる。価格は690円。同時に「合盛(あいもり)肉めし」の販売も開始する。「合盛肉めし」は、同店の看板商品「肉めし」と、新メニュー「牛しゃぶ肉めし」を同時に味わえる丼。価格は790円。期間限定メニューとして「キムチ肉めし」(690円)、「キムチ牛しゃぶめし」(790円)も販売する。いずれも、同店特製タレで煮込んだ旨辛キムチをたっぷりと丼の上にのせた。各メニューとも定食も用意している。価格は税込。
2014年11月11日駐車場の上部空間を活用した空中店舗「フィル・パーク」事業を展開するフィル・カンパニーはこのほど、東京都渋谷区に「フィル・パーク代官山」をオープンし、鉄板焼きダイニングの「彩食鉄板 逸品」を誘致した。○3台分のコインパーキング上空を有効活用同社は、「駐車場」と「人」と「植物」が共生できる「フィル・パーク事業」を展開。これまで首都圏を中心に50カ所の実績がある。今後は展開をさらに加速し、2015年までに全国主要都市で100カ所の展開を目指すとしている。同施設の所在地は、東京都渋谷区恵比寿西2-13-16。敷地面積は、163.84平方メートル(49.56坪)。1階はコインパーキング3台と店舗24.16坪、2階は店舗、3階はオフィスで、いずれも27.96坪となる。2階には、ラ・コパックジャパンが運営する「彩食鉄板 逸品」を誘致した。同店は、ハラルビーフと有機野菜を中心とした鉄板焼きを提供。店内内装は「台湾の九彬」をイメージしているという。
2014年11月07日九州旅客鉄道とJR博多シティ、ドーンデザイン研究所は12月2日より、「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」を開催する。同展は、JR九州の車両を始めとする公共交通デザインなどを25年間続けてきた水戸岡鋭治氏の活動を、アイディアスケッチ、ポスター、椅子やテーブル、車両模型などから360度俯瞰(ふかん)するパノラミック展示会。つばめ電車の運行や子ども向け遊戯施設の「木のプール」、JR九州のマスコット「くろちゃん」のコーナーなどを通じて、子どもたちにこれからの公共デザインに興味を持たせる企画が用意されている。会場はJR博多シティ9FのJR九州ホール(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号・博多駅直結)。開催日時は12月2日~2013年1月14日。平日11時~19時、 土日祝・年末年始(12月29日~1月3日)10時~19時(入場は18時30分まで)。初日となる12月2日は正午開館で、正午から開会式典を予定している。入場料金は、一般:前売り800円(当日1,000円)、中高生:前売り600円(当日800円)、小学生:前売り100円(当日200円)。未就学児は保護者同伴で無料となる。発売場所は、JR九州の主な駅、JR九州旅行支店、駅旅行センター、チケットぴあ他。その他、詳細は同展公式Webページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日1967年に有吉佐和子が小説として発表、すぐに大反響となって舞台化されて以来、数々の名優が演じてきたことでも知られる『華岡青洲の妻』。世界初の全身麻酔手術を成し遂げた華岡青洲の苦難や、その実母と嫁の青洲を巡る闘いを、高い文学性と共に描きだした名作だ。6月から行われる新派公演に出演するのは、水谷八重子と波乃久里子、そして新派初参加となる三田村邦彦。これまで山田五十鈴、杉村春子、淡島千景の演じる姑・於継のもと嫁の加恵を演じてきた水谷が、今回初めて於継に挑戦するのも見どころだ。都内で開かれた記者会見では、三者三様の意気込みが語られた。『華岡青洲の妻』公演情報江戸時代中期の紀州。名門の家から隣町の貧乏医者・華岡青洲(三田村)に嫁いできた加恵(波乃)は、華岡家を取り仕切る美しい姑・於継(水谷)や、口は悪いが優しい義妹・於勝(甲斐京子)、おとなしい義妹・小陸(瀬戸摩純)に囲まれて幸せな毎日を送っていた。京都にいる青洲の遊学費用のため今日も4人で機を織っていると、研究にひと区切りがついたという青洲が急に帰宅する。大喜びの於継はあれこれと青洲の世話を焼くが、新郎不在のまま式を挙げ、そのまま暮らしてきた加恵は出る幕がない。その後も研究に没頭する青洲は加恵に優しく接するものの、姑と嫁との争いは次第に激しさを増してゆく。数年後に青洲の麻酔実験が人体に及ぶと、我れ先にと自らの身を差し出すふたりだったが……。記者会見では、「これまで素敵な於継ばかりを見てきましたので、大きなお役すぎて自分が演じるなんて考えたこともありませんでした」と、率直な心境を吐露した水谷。「でもこれから稽古を通して、加恵に青洲を渡したくないという気持ちをどう感じていけるか。その実感を経て、初日までにまた違った於継を表すことが出来れば」と決意を語った。その横で「(水谷は)於継と性格的に似ているから大丈夫」と笑わせたのは波乃。小陸と加恵で4度の出演経験があり、「杉村先生に厳しく教えていただいたり、父(先代勘三郎)が惚れこんで青洲を演じたりと思い出の詰まった作品。今回はお姉ちゃま(水谷)が於継ということで、加恵として嫁姑の火花を散らさなければと思っています」と語った。「憧れの新派の舞台に出られるとは」と緊張気味の三田村も、「脚本の完成度が素晴らしくて、さすがは有吉先生と感動しました。テレビドラマによくあるような嫁姑の戦いに終始しないのも面白いですね」と感慨深げ。その言葉通り、美しい女同士の闘いを通して、人間の本質が丹念に描かれており、観劇後には深い余韻を残す。そして、於継や加恵、於勝、小陸とそれぞれに女の業を見せる姿に、観る者はつい共鳴してしまう。そこに、本作が愛され続ける理由はあるのだろう。6月4日(月)から23日(土)まら東京・三越劇場にて上演。チケットは4月30日(月)に一般発売開始。その後、栃木、岐阜、京都、岩手、静岡、滋賀、愛知、石川で公演を行う。取材・文:佐藤さくら
2012年04月20日ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とサントリーホールディングス株式会社が10月13日に会見を開き、来年4月、公益財団法人サントリー芸術財団に「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立すると発表した。東日本大震災の被災地と日本全体に活気を与える支援活動の一環として、音楽を通じて復興支援を行う。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチケット情報会見でクレメンス・ヘルスベルク楽団長は、「1956年より55年間、日本を訪れてきました。わたしたちオーケストラにとって日本はとても大切な国です。今回の震災でわたし自身大変心を痛めています。音楽の力によって勇気を感じて欲しいという思いから、復興支援として、10月18日(火)に東京・サントリーホールでチャリティコンサートを開催します。また、それだけでは十分でないと感じ、寄付を申し出ました」と支援に至るいきさつを述べた。ウィーン・フィルが100万ユーロを寄付することに合わせ、主旨に賛同したサントリーホール側も同額を拠出する。活動内容として、全国の音楽団体から同基金の目的に沿った活動を募集し、「音楽復興祈念賞」を授与し、助成金を交付する。活動期間は2013年から2022年までの10年間。また、ウィーン・フィルの楽団員が被災地を訪れ、「こどものためのコンサート」を開催することも発表された。こちらの活動期間は2012年から5年間を予定。堤剛サントリーホール館長は「音楽の力により息の長い支援活動をしたい」とコメントした。なお、ウィーン・フィルは同日、東京・サントリーホールで演奏を行い、10月17日(月)と19日(水)にも同ホールで公演が開催される。チケットは追加席を発売中。
2011年10月14日