青文字系ファッション誌を中心に幅広く活躍する人気モデルの青柳文子と三戸なつめが、2015年の手帳『日々』と『14ヶ月の住人たち』をそれぞれプロデュース。スケジュールを管理するだけではなく、ライフスタイルやファッションにも注目が集まる2人ならではの個性が色濃く反映されたコンテンツが充実している。価格は税別1500円で、11月1日からの発売。TSUTAYA限定版(同2000円)も登場する。<写真>表紙から雰囲気たっぷり!青柳&三戸プロデュースの手帳一覧青柳がデザインした『日々』は、毎日の“いいね”を書き記していくスタイルが特徴。女優としても活躍する彼女らしく、全国の映画館情報一覧が掲載されているほか、自分用に書きこめる日本全国地図、青柳自身のコメントが手描きされた「青柳文子地図」も必見。一方、三戸がプロデュースした『14ヶ月の住人たち』には、彼女が描く14人のキャラクターが登場。フリーページも充実しており、お絵かきをしたり、月ごとに目標を書いたりと、アイデア次第で使い方は無限大。三戸がよく足を運ぶという、大阪のなんば・アメリカ村エリア、東京の原宿・渋谷エリア、高円寺などのほか、地元である奈良のお店を紹介した「なつめMAP」も掲載されており、ファンにはたまらない1冊となっている。いつも手元に置いている手帳は、使い方で個性が現れるもの。思ったことを一言で残すもよし、おいしかったものを記録するのもよし、来年はこの手帳を活用して2人のように“自分らしい”オシャレを目指してみては?
2014年10月31日1ヵ月に1度訪れる、女性の宿命である生理。みなさんは快適に生理期間を過ごせていますか? ナプキンでかぶれる、PMS(生理前症候群)や生理痛がひどいなど、生理の不快感に悩まされている方は、布ナプキンを試してみてはいかがでしょうか? 近頃ショップの店頭などでよく見かけるようになった布ナプキン。使い捨てでないというと、手入れや持ち運びが大変そうなイメージがしますが、根強い愛用者を増やしている布ナプキンには、使い捨てのナプキンでは得られないメリットがあるようです。■布ナプキンを使うことのメリット1.とにかく肌や体にやさしく使い心地が良い。市販の使い捨てナプキンには科学物質が使われているため、肌に合わずにかぶれたり、かゆみの原因になったりすることも。天然素材からできている布ナプキンを使えば、肌にやさしいだけでなく、使用感がとても心地よく、PMSや生理痛が軽減したという声もあります。特にシルク素材のものは排毒(デトックス)効果が高いとされ、使い心地も抜群。2.色柄が豊富で、下着を選ぶような楽しさがある。3.手間がかかるからこそ、自分の体とじっくり向き合える。布ナプキンを洗いながら、経血の量や色、臭いなどを見ることで、自分の身体の状態に敏感になり、より自分の身体を慈しめるように。4.ゴミが出ないので環境にやさしい。1回の生理で出るナプキンのゴミは相当な量。それだけのゴミを毎月排出していることを考えると、ゴミの出ない布ナプキンはかなりエコです。5.布なので1度購入すれば長年使うことができる。■布ナプキンの種類布ナプキンには大きくわけて次の3種類があります。1.プレーンタイプハンカチのように四角い布を折りたたんで使います。きれいな布面が肌に触れるように折り返して使うので、毎回交換する必要はなし。2.一体型タイプ使い捨てナプキンと同じ構造。肌に触れる面の布と、裏側の布との間に、モレ防止の吸収体(布を何枚も重ねたもの)が入っていて、ショーツに固定できる羽がついています。汚れたらその都度交換し、使い捨てナプキンと同じ要領で使え、防水シート付きや服にひびかない薄型もあります。3.ホルダー&パッドタイプショーツに固定する「ホルダー」と、吸収用の「パッド」を組み合わせて使うタイプ。ホルダーに重ねた「パッド」に吸収させるため、汚れたら「パッド」だけを交換すればOK。量に応じてパッドの枚数を調節することもできます。プレーンタイプをパッド変わりにしたり、量が少ない時、おりもの用として使いたい時はホルダーのみ、パッドのみなどの使い方も可能。■布ナプキンのお手入れ法外出時には、替えの布ナプキンと、使用済みの布ナプキンを保管しておく密閉式ビニール袋を用意。袋に水や、石鹸水を入れておくと後で洗濯する際に汚れが落ちやすいです。家に帰ったら、すすぐ→洗う(汚れの部分にだけ石鹸をつけて、汚れをつまむように洗う)→洗濯機へ。手洗いの時点で汚れが落ちなかった場合は、水やぬるま湯に、セスキ酸ソーダを溶かしたものに2、3時間から1晩つけ置きしてから洗濯機へ。お手入れは、デリケートな服や下着のお手入れとだいたい同じ要領ですね。使い心地がよくて、いろいろ選べる楽しさもある布ナプキン。生理期間は、辛くても毎月付き合っていかなくてはならない時間だからこそ、より快適に過ごしたいですね。
2014年06月19日映画『ハダカの美奈子R-18』の初日舞台あいさつが8日、東京・シネマート六本木で行われ、主人公・美奈子を演じた元オセロの中島知子と幼い頃の美奈子を演じた階戸瑠李が出席し、それぞれのベッドシーンを語った。ほかに森岡利之監督も登壇した。本作はテレビ番組『痛快!ビッグダディ』で知られる美奈子のベストセラー自叙伝「ハダカの美奈子」を原作に、昨年11月に公開した『ハダカの美奈子』のR-18バージョン。過激すぎてカットされた中島の濡れ場を再編集したほか、階戸のベッドシーンを新たに撮影して加えるなど、美奈子の愛と性に焦点を当てた作品になっている。トークでは中島と階戸がそれぞれのベッドシーンを語り、監督に直訴して挑んだという中島は「緊張していてほとんど記憶がないけど、照明さんがすごくきれいにしてくださったり、監督とプロデューサーと照明さんとカメラマン以外ははけて、本番1発でやろうと気合を入れてあっという間に終わったり」と振り返った。さらに、シーンの意味について中島は「美奈子ちゃんはあの時に『自分の人生が始まるんだ、この人について行こう』と思ったんです」と説明。相手役の俳優があまりにビッグダディに似すぎていたことから「今テレビによくビッグダディが出られているけど、ダディとヤったのかと思うくらい似すぎていて、リアルに美奈子ちゃんになった気分」と赤裸々な発言で会場を沸かせた。一方、階戸が挑んだのは幼い美奈子の初体験。ベッドシーンを志願した中島とは対照的に「好きじゃない人とこういうシーンを撮影するのはどうなんだろうと思って悩みました」と初々しい思いを語ったが、「若い頃の美奈子さんが受け身から性に目覚めるシーンでだったのでがんばりました」とコメント。「中島さんと同様スタッフさんがかなり気をつかってくれて、最少人数で演じました」と撮影の様子も語っていた。
2014年02月09日1796年創業、奈良の伝統工芸である「奈良晒」の老舗・株式会社中川政七商店が展開する6つの自社ブランドの2014年春の新作が発表された。「日本の布ぬの」をコンセプトとする「遊中川」(中川政七商店)では、兵庫県西脇の播州織の復刻(2014年1月下旬発売)や八王子の織工場によるジャガード織り(2013年11月下旬発売)、前シーズンに引き続きアーティスト高橋理子氏によるテキスタイルの新作(2014年1月発売~)を展開。また新たにアメリカタイポグラフィー界の雄House Industriesともコラボレートし、日本からインスピレーションを得て制作したテキスタイル「House Industries×遊 中川」を発表した。ユニクロのTシャツデザインなども手掛け、日本でも話題のデザイン集団「House Industries」。彼らが提案するのは、「遊 中川」のロゴマークである鹿のシルエットと小文字のnで構成された“DEER”、神社の鈴緒に影響をうけた“ROPE”、日本の屋根瓦のたたずまいを描いた“ROOF”など5種類のテキスタイル(2013年10月下旬発売)。田出睦子ブランドマネージャーは、「創設者のアンディ・クルーズはすごく日本好きで日本通、歴史のある日本の街並みが好きで京都もたびたび訪れています。日本のモチーフや奈良の鹿を取り入れたデザインを考えて欲しいとオーダーして5種類のデザインを提案してもらいました。バッグやポーチ、タペストリー、スリッパなど全16アイテムを展開します」と話す。和のモチーフながらもミッドセンチュリーモダンな雰囲気も感じるHouse Industriesのデザインは、世代や性別を超えて注目されるはず。奈良のくつした工場と中川政七商店がじっくり膝をつきあわせて作り、2011年11月11日の「靴下の日」にスタートしたブランド「2×9(にときゅう)」。防臭効果の高い和紙を素材として取りいれた「におわないくつした」、むくみなどを防止できる「フィットするくつした」、防湿効果のある「むれないくつした」足を締めつけずにゆったりとした履き心地が人気の「しめつけないくつした」と機能とデザインに富んだシリーズを展開。新作として定番の「しめつけないくつした」に、カラフルなペンキに足をつけてしまったような柄のDipシリーズ(2014年1月発売)も誕生。ユニセックスなデザインなので、カップルで履いても楽しめそうだ。ほかにも、基幹ブランドの「中川政七商店」、美しい暮らしを提案する「粋更kisara」、アイロンいらずの気どらないハンカチをコンセプトにした「motta」、日本の土産ものをテーマにした「日本市」などからも、暮らしを豊かにするさまざまな春の新商品がリリースされる。
2013年09月26日昨今、全国各地でうまさと個性を競って様々なオリジナルキムチが誕生している。中でも、岐阜県各務原(かかみがはら)市でまちおこしのための一品として生まれた「各務原キムチ」は珍しい特徴があるのだとか……。「各務原キムチの特徴は、第一に各務原市の特産品であるニンジン、そして松の実が入っていることです」。そう語ってくれたのは、市の観光文化課内にある「キムチ日本一の都市研究会事務局」の西村さん。同事務局は、各務原キムチの総元締めである。しかし、ニンジンは各務原名物だから分かるとしても、なんで松の実なの?なんか妙にエスニックな気がしてしまう。「松の実は各務原市と姉妹都市提携を結んでいる、韓国の春川(チュンチョン)市の特産品なんですよ」。西村さんが答えてくれた。西村さんによれば、各務原市は1999年からキムチ漬け講習会を開くなど、もともとキムチ作りに熱心な町だったようだ。さらにタイミングよく2003年、韓国の春川市と姉妹都市提携を結んだのだ。ここで「春川市」というキーワードにピンときた人は、筋金入りの韓流好きだろう。何しろ春川市は、かの「冬のソナタ」のロケ地として、冬ソナファンの間では知らぬ者はない韓国ドラマの聖地である。そんな春川市と「姉妹」になった各務原市は、当然のごとく、1周年事業として「冬のソナタ」に関するイベントを開催。その時、ヨン様ことペ・ヨンジュンのグッズと同じくらい、そりゃあもう爆発的に売れたのが、この「手作りキムチ」だったというわけだ。「キムチがまちおこしに役立つ」。そう直観した各務原市が立ち上げたのが、先に登場した「キムチ日本一の都市研究会事務局」だ。ここで、各務原キムチのアイデンティティーが確立して、2005年11月に「各務原キムチ」が誕生した。その後、2008年の第3回B-1グランプリでは「各務原キムチ鍋」が堂々の3位に入賞。一躍全国区の脚光を浴びることになる。各務原キムチは、自由度が高いことも特徴のひとつ。各務原酸の野菜を漬けることと、ニンジンと松の実を入れること。このふたつの条件さえクリアしていれば、基本的にはどんなアレンジもOKなのだ。その味がいかなるものか確認しようと各務原市内のスーパーで探してみたら、都合のいいことに「和風あっさり」と「本格風」というふたつの対照的な商品を発見した。はじめに「和風あっさり」キムチを試食してみる。漬け方が浅めだというのは、見た目からも分かる。「日本人好みのあっさりとした味」というだけあり、辛さ控えめ。白菜はパリパリしっとり、ニンジンはパリポリパリポリ。そして松の実を一摘みすると、一気に独特のコクが口に広がりうまい。次に、「本格風」キムチだ。パッケージを開けた瞬間に分かる、少しくすんだ色合い。かなり長時間漬け込んだようで、その証拠に、食べると白菜はしんなりしている。その分、ニンジンの程よい歯ごたえにインパクトありだ。辛さは、いうなれば「後をひく程よい辛さ」。発酵食品ならではの酸味があり、これがよいコクを生み出している。キムチチャーハンにしたり、ラーメンにトッピングしたりするなら、「本格風」キムチをオススメする。キムチを入れるだけで味にコクが出る。発売元は、どちらも各務原市の明和商事だ。ちなみに、各務原キムチが誕生したいきさつについては、「恋するキムチ」というドラマにも描かれている。同番組のオンエアは2011年。NHK岐阜放送局の開局70周年記念番組として制作されたものだ。また、各務原市では毎年11月に「各務原キムチまつり」が開催されている。鍋やギョーザ、カレーなど、各務原キムチを駆使したメニューが勢ぞろいするこの祭り、今年は11月23日から25日まで開催される予定だ。会場は岐阜県の河川環境楽園(岐阜県各務原市川島笠田町)。キムチ好きならぜひとも足を運んでほしい。マスコットキャラクターの「キムぴ~」が出迎えてくれるというので、カメラのご持参をお忘れなく!●information 明和商事 岐阜県各務原市鵜沼各務原町5-290 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日したまちコメディ映画祭に新しく創設された「ソフト・スルー・コメディ大賞」が、東京都美術館で17日に開催され、投票で選ばれた大賞作品の発表と、ソフト・スルー新作『Mr. ズーキーパーの婚活動物園』が上映された。その他の写真“ソフト・スルー”とは、外国映画などを日本で劇場公開をしないまま、DVDやブルーレイなどでソフト化することを言い、特にコメディ作品に多い傾向にある。本賞は、ソフト・スルー作品の活性化を目的として、したまちコメディ映画祭と雑誌&WEB媒体「DVD&ブルーレイでーた」とのコラボレーションにより実現。2011年8月~2012年7月にDVD、ブルーレイでリリースされた外国映画のソフト・スルー作品の中から、「DVD&ブルーレイでーた」特設WEBページでの投票により“最も笑える映画”を選出、表彰した。会場では、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの杉本光成氏、映画祭ディレクターの大場しょう太氏らが登壇。大場氏はコメディ作品のソフト・スルーについて、「『ハングオーバー…』や『キック・アス』などの成功例もあり、ニーズが出てきているのではないか?」と分析。杉本氏は「言葉の違いもあるので、コメディは文化色、ローカル食が強くなるが、コメディ=国の文化だと思っている。(今日来場している)お客さんはそこがわかっている方だと思う。どんどん広まっていけば」とアピールした。また、「DVD&ブルーレイでーた」の新井京子氏は、「劇場公開されずにDVD化される作品が増えてきている。読者に作品を観て欲しい、来年もやります!」と意気込みを見せ、大場氏は、「ミニシアターが減っているのがこの現象の原因なのかなと思う。シネコンでちょっとでもこういう作品が上映できるように、映画祭で頑張っていきたいと思う」と語った。大賞は、『聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦』(発売・販売元/アットエンタテインメント)が受賞。本作は『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースや、ルパート・エベレットらが出演するイギリスの青春コメディで、シリーズ2作目もDVDでリリースされている。
2012年09月18日エイブルは今秋、「エコ長期優良戸建賃貸住宅(木造2×4構造)」のコンサルティングを主としたABLE-KODATE PROJECTをスタートする。これまでも戸建賃貸の提案は行っていたが、長期優良賃貸住宅のコンサルティングは同社初。「エコ長期優良戸建賃貸住宅(木造2×4構造)」を安定賃貸経営の新しいスタイルとして提唱していく考えだ。第1弾として、屋上緑化ガーデン付き「エコ長期優良戸建賃貸住宅(木造2×4構造)」を、83平方メートル標準プランで税抜き本体価格1,000万円~(坪単価/39.76万円~)を実現するコンサルティング事業を首都圏より順次開始する。最大の特徴は、構造計算された設計とのこと。現行の建築基準法では、構造計算は木造建築基準の必須事項でなく、コスト面からもあまり実施されていないという。同社の「エコ長期優良戸建賃貸住宅(木造2×4構造)」では、構造計算を基本事項として考え、さらに耐震等級3、省エネルギ-対策等級4、劣化対策等級・維持管理対策等級3の基準をクリアし、保証するとのこと。さらに、国内外で活躍するGLAMOROUS co.,ltd. 代表・森田恭通氏がデザインプランに参画。機能に加え、デザイン性を追求するという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日十和田観光電鉄は7月より、東北新幹線七戸十和田駅を発着するシャトルバスと路線バスの運行を開始している。いずれも期間限定の運行となる。シャトルバスは、六ヶ所村と七戸町からなるシャトルバス試験運行実行委員会の委託を受け、7月13日より六ヶ所村と七戸十和田駅の間を1日4往復運行。東北新幹線七戸十和田駅の利用促進と地域住民の利便性を高めることを目的に、全便を同駅の新幹線発着時間の接続を考慮した時刻に設定している。運賃は1,000~1,500円。2013年1月13日まで毎日運行する。なお、六ヶ所村内のみの利用はできない。路線バスは、東北新幹線七戸十和田駅と、十和田市現代美術館 / 十和田湖温泉郷・焼山 / 奥入瀬渓流 / 十和田湖を結ぶ二次交通として、7月21日より1日3往復を運行。11月4日までの土日祝日と、2013年2月2~17日の毎日運行する。こちらも七戸十和田駅の発着時刻は新幹線の発着時刻を考慮した設定としている。七戸十和田駅から十和田湖までの運賃は2,000円。路線バスとして運行するため、いずれの停留所間での乗降りも可能。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月25日不動産総合情報サービスのアットホームは25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年2 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格に基づく「首都圏の新築戸建・中古マンション価格」を発表した。これによると、新築戸建の成約価格は前年同月比14カ月連続上昇し、東京23区は同4カ月連続下落している。2月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり3,232万円で、前年同月比2.3%上昇し14カ月連続のプラスとなった。これは、比較的価格の高い東京都下で5%超上昇したこと、また、高額物件の多い東京23 区で引き続き成約が大幅に増加していること等によるもの。ただ、23 区が同4カ月連続で下落、神奈川県が同4カ月ぶりに下落、一方、前月比は一転、全エリアで上昇するなど方向感のない動きとなっている。中古マンションの1 戸あたり平均成約価格は2,145 万円で、前年同月比1.4%下落し、再びマイナスとなった。東京23 区で低額物件の成約が増加し、平均価格が1 割近く下落したことが最大の要因。また、23区では前月比が14.0%下落、これにより首都圏平均の前月比は3カ月ぶりに下落に転じた。2月期の調査対象物件数は、新築戸建が登録9,444件、成約2,023件、中古マンションが登録1,682件、成約386件となっている。なお、データは同社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれていない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日宮城県・女川町で、カラフルで履き心地のよい手編み布草履の製作が進められている。10月上旬からは一般販売も開始し、口コミで人気を集めている様子。Tシャツなど要らなくなった古布を利用し、一つひとつ手作業で丁寧に編まれた布草履は、部屋の中で履くと足に心地よく馴染み、ついでに掃除にもなってしまうという優れもの。日夜、かぎ針を手に熱心に製作に取り組んでいるのは、東日本大震災で被災し、仮設住宅に住む女性たちだ。この布草履作りを発案し、作り方の指導などを行っているのは、石巻市の市民団体「ママサポーターズ」のみなさん。震災から約1ヶ月後の4月上旬、石巻市に住む元保育士の八木純子さんを中心に6〜7名で結成し、被災した母親に休んでもらおうと、子守りや子育ての支援活動を開始。被災した地域を巡回して被災者のニーズを調査し、絵本やおもちゃの提供、無料託児所の開所など、様々な活動を通して女性のサポートを行ってきた。そんな八木さんの思いは、生まれ故郷である女川町にも向いていた。女川町では石巻市などの大きな都市と違い、女性の就労支援まで行政や団体の手が行き届いておらず、主に高齢の女性が仮設住宅に籠りきりになっているという状況下にあった。「生まれ育った場所のおばあちゃんたちに少しでも元気になってほしい」と願った八木さんは、就労支援にもなる物作りをしよう、と考え始め、ある日、テレビで布草履作りの様子を目にする。支援物資として届いていたTシャツも活かせるし、エコにもつながると考え、メンバーと共にアイデアを出し合いながらかぎ針を使って編むオリジナルの布草履を開発。女川町の避難所に女性を集めて作り方を教え、9月より製作を開始した。最初は形も不格好だったが、徐々に草履の質も作業スピードも向上し、10月上旬からは一足1,500円(税込・送料別)で一般発売を開始。注文も順調に届いており、製作現場は徐々に忙しくなってきていると言う。何よりも八木さんがうれしいと感じているのは、製作に取り組む女性たちのいきいきとした姿。主に60〜80代の女性が、自分たちでデザインを考え、コミュニケーションを取りながら毎日コツコツと製作を進めており、中には朝から夕方まで1日8時間も作業を続ける方もいるのだとか。仮設住宅で孤独感を抱いて暮らしていたのが嘘のように、楽しみながらわきあいあいと、集中力を持続しながら作業をしている女性たちの姿には、八木さんも驚きを隠せない様子だ。現在は総勢25〜26人で日々、製作を進めていると言う。布草履1足の売上のうち、1,000円は女性たちの収入に、残りの500円はママサポーターズの活動資金として使われる。活動資金の一部で、メンバーの慰安のための温泉旅行やお食事会などのお楽しみも計画しているのだとか。注文方法など詳細はFacebookの「ママサポーターズ」ページに掲載されているので、日々更新される活動の様子と共にぜひ覗いてみてほしい。オリジナルTシャツや、手作りバッグとのお得なセット販売も用意されている。ママサポーターズの元には、他の被災地からも問い合わせが届いており、現在、石巻市内でも布草履の製作が始まっているとのこと。女性の就労支援とともにコミュニティ作りや生きがいにもつながるこのような活動が、さらなる広がりを見せて行くことを期待したい。ママサポーターズ「女川産の布草履」一般販売価格:1足 ¥1,500送料:全国一律 ¥500※10足以上ご購入の場合は送料無料。※サイズや柄のご希望がある場合はご注文時にご相談ください。 お問い合わせ: ママサポーターズ 代表 八木純子 または フェイスブック のメッセージにて取材/池田美砂子
2011年11月04日9月4日より東京・シアタークリエにて上演されている『わらいのまち』。近年飛躍的に観客動員数を増やしている劇団・東京セレソンデラックスと東宝がタッグを組み、「東宝セレソンデラックス」として上演している舞台だ。6日、この作・演出・主演を務める宅間孝行、出演する片桐仁、岡田義徳、田畑智子、柴田理恵が同劇場にて会見に応じた。チケット情報作品は、とある寂れた田舎町の温泉旅館「まつばら」が舞台。お笑いで町おこしをしようと奮闘する「まつばら」の主人・信雄らが企画するイベントが翌日に控えている中、国会議員の大関先生が視察のために急遽泊まりにくることになった。イベントが成功し、大関先生が口をきいてくれれば町おこし資金が県の予算に組み込まれるとあって丁重なおもてなしの準備がされるが、そこへ“疫病神”とあだ名され、さらに“先生”というものが大嫌いという「まつばら」の長男・富雄が帰って来てしまった。なんとかふたりが鉢合わせしないように画策する「まつばら」の面々だが、勘違いが勘違いを呼び……。「初日の幕を開けてみたら、ウケすぎて次のセリフが聴き取れないところがあって、(後で)その調整が入ったくらい」と片桐が語ったように、とにかく劇場は爆笑の渦。必死な登場人物が生む勘違いや誤解が数珠繋ぎで襲ってくる、ある意味ベタな展開が、悪意のないスカっとした笑いを生む。シリアスやロマンスも数秒後には笑いに変換されてしまうのでご用心。とはいえ強引なギャグや強烈なキャラクターで笑わせるのではない、よく見ると細かいタイミングや登場人物の丁寧な造形が物語世界を支えていることがわかり、その手腕に唸らされる、良質のシチュエーション・コメディだ。この日の会見では、先ごろ発売された田畑の写真集を手に開口一番「本日は『月刊 田畑智子』のPR会見にお越しくださいましてありがとうございます」と報道陣の笑いを誘った宅間だが、「初日に予想をこえた盛り上がりをみせました。初日打ち上げの席で東宝の専務さんが『これを英訳してブロードウェイにもっていこう』と言ってくれてとても嬉しかったです。…勢い余って言ったんだとは思うんですが(笑)」というエピソードを嬉しそうに明かした。出演者も「お客さんの意識がぐいぐいお話に入ってくる様子が、やっていてよくわかる」(柴田)、「毎日本当に楽しくやらせてもらってる」(岡田)、「お客さんと一体となる感覚がすごく心地いい」(田畑)とそれぞれ楽しんでいる様子。「2時間、純粋に楽しめるものを作っています。日本語で観るなら今です、あとはブロードウェイに行かないと観れませんから(笑)」と宅間もアピールするこの公演は9月24日(土)まで同所にて。その後札幌、名古屋、大阪、広島、福島でも上演される。チケットはいずれも発売中。
2011年09月07日