2013年5月にQRコードを利用したモバイル決済「ZNAP」の日本上陸が発表されてから半年が経った。アプリの日本語化などが遅れたこともあり、当初の予定よりもサービスインがずれ込んだが、東京・六本木にコンセプトショップ「QR BAR」を開店したZNAP。実際に、この新しいモバイル決済を体験したのでレポートしてみよう。ZNAPの概要については、「『世界の決済を変えたい』 - QRコードでモバイル決済『znap』が日本上陸」をご覧いただきたい。基本的にはZNAPのソリューションで発行したQRコードをスマートフォンアプリでスキャンするだけで決済が簡単にできる。しかも、他のモバイル決済ソリューションでは、商品の選択などを行なう際に、注文を行なってからレジで会計などを済ませるが、ZNAPではQRコードを読み込むと、その店舗が用意したメニューから商品をプルダウンで選択できる。つまり、店舗側は商品メニューを用意するコストを押さえられる一方で、ユーザー側も店員がなかなか来ないといった"イライラ"の解消や店員のメニューに対する知識の熟練度格差に悩まされないメリットがある。これまでにZNAPは香港や英国、台湾、ロシアなどで事業展開を開始している。ただ、「商品を注文して決済まで完了できる」というZNAPの特徴を生かした店舗は、六本木にオープンした「QR BAR」が商業ベースで世界初だという。○写真付きでわかりやすいメニュー表示では、写真と共に決済の流れを見ていこう。ZNAPを利用する際は初めに、ZNAPに年齢や性別、クレジットカード情報といった個人情報を登録する必要がある。これは、2013年5月の記事でも触れているが、マーケティングにも活用できるシステムとして提供しているためだと思われる。ただし、登録したからといって必ず個人情報が店舗側に送られるわけではなく、店舗側が指定した属性(年齢、性別など)を課金処理が行なわれるたびにユーザー側へ送信の可否を聞いてくるため、拒否することもできる。近年、企業に蓄積した個人情報を活用する"ビッグデータ"のメリットが叫ばれる一方で、個人情報の取り扱いを巡って問題が起こるケースもあるため、ユーザーにしっかりとした通知が行なわれるのは喜ばしいことだろう。続いて、卓上に用意されたQRコードを読み取り、注文を行なう。QRコードはテーブルごとに用意されているが、テーブルを識別する機能は備えていない。後述するが、テーブルの識別はQRコードの横に割り振られている数字を最後に入力することで店員が識別する形となる。注文はZNAPアプリ内に店側が用意したメニューから選択する。タブレット端末が用意されている居酒屋チェーン店へ行ったことがある人であればわかると思うが、商品カテゴリが分けられており、商品の数量選択やサイズの変更ができ、注文の流れはスムーズにできる。ただ、デメリットとしてスマートフォンという小さいディスプレイでメニューを確認するため、大人数でこのシステムを利用した場合には見づらかったり、商品を選択しづらいという点が想像できる。最後に、先に述べたテーブル番号を入力して決済方法を選択。基本的にはクレジットカードを利用するが、デビットカードなどによる決済も可能だという。その後、店舗側のPOSシステムに注文が届き、注文内容が紙に出力されてオーダー完了。数十分後にしっかりと注文した食事が到着した。一連の流れを体験してみて感じたことは、注文も含めた決済システムとしては優秀だということ。店舗を出る際に会計処理をする必要がないというユーザーメリットがあると同時に、店舗側も不必要な人員を用意する必要がなくなると言えるだろう。ただ、この決済システムには"割り勘"機能が導入されておらず、複数名でレストランへ行く場合、それぞれが頼みたいメニューを個別に頼むというスタイルになる。この点は、QR BARの運営会社も認識しており、「このような注文は、立ち飲みバーであれば親和性が高いと思う。また、席が固定されていて飲み物などを遠く二階に行かなければ行けない場所、例えば野球場やサッカースタジアムなどでは使いやすいシステムでは」としていた。また、ZNAPの運営を行なうMPayMeも「このモバイル決済は、まだ立ち上がったばかりでユーザーの声を通してサービスを改良していく段階。QR BARの展開も、その一環」としていた。なお同日、QR BARのオープン記念パーティにMpayMeの創立者でCEOのアレッサンドロ・ガドッティ氏とMpayMe JapanのCEOである酒匂 隆雄氏が出席。ドガッティ氏は「日本で初めてZNAPのサービスロンチができるということでワクワクしている。私はよく『ZNAPってどうなの?と人から尋ねられるが、『まずは試して』と答えている。企業や消費者にとってどういう存在になるのか、まずは体験して欲しい」と語った。一方で、MPayMe Japanの酒匂氏も「やっと一般ユーザーがZNAPを試すことができるQR BARができて嬉しい限り。この決済システムがいかに革新的か、ぜひお試しいただきたい。まだまだシステム的に問題は残っていると思うが、その辺りはドガッティの尻を叩いて頑張りたい(笑)」と笑いを誘っていた。このQR BARでは2月28日までZNAPによる注文と決済を行なうと全商品が50%オフになるキャンペーンを行なっている(一部商品は対象外)。ぜひ、足を運んでZNAPを体験してはいかがだろうか。
2014年02月07日東京・上野の森美術館にて8月に開幕し、連日大盛況の「ツタンカーメン展」が会期延長を決定、来年の1月20日(日)まで開催される。「ツタンカーメン展」開催情報「ツタンカーメン展」は2004年スイス・バーゼルを皮切りにボン、ニューヨーク、ロンドン、メルボルンなど世界各都市を巡回、1000万人以上の入場者数を記録した話題の展覧会。日本では大阪開催を経て、現在東京で開催中。当初は12月9日(日)までの開催を予定していたが、好評につき会期を大幅延長することとなった。3300年前のエジプトに生きた、謎の少年王ツタンカーメン。同展ではツタンカーメンの内臓が保管されていた器、黄金のカノポスをはじめ、王のミイラが身にまとっていた黄金の襟飾りや短剣など、王墓から見つかった副葬品約50点など、日本未公開を含む全122点が展示されている。■エジプト考古学博物館所蔵ツタンカーメン展~黄金の秘宝と少年王の真実~開催期間:開催中~2013年1月20日(日)開館時間:平日9:30~18:00/土日祝9:00~18:00(最終入場は17:00まで)
2012年09月24日役所広司、樹木希林、宮崎あおい出演の映画『わが母の記』の興行収入が10億円を突破し、当初の予想を上回る動員を記録していることから、このほど上映の延長が決定した。その他の写真本作は文豪・井上靖が自身の人生や家族との実話を基に綴った『わが母の記~花の下・月の光・雪の面~』を原作に、普遍的な家族の愛を描いた物語。役所が作家・伊上を、樹木が母親の八重を、宮崎が三女の琴子を演じ、第35回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリ受賞をはじめ、海外の映画祭でも注目を集めている。4月28日から全国公開された本作は、公開初日から好調な動員を記録し、このほど動員97万人、興収10億円を突破。シニア層が多いのが特徴で、配給の松竹によると、平日も動員が落ちることはなく、レディース・デーの稼働も好調、女性客の比率が高いという。また、映画館の場所をたずねる問い合わせや「シネコンでのチケットの買い方がわからない」という問い合わせもあるそうで、日頃、映画館をあまり利用しない観客の心もつかんでいるようだ。松竹・映画営業部長の熊谷浩二氏は「昨年ゴールデンウィークに公開し日本アカデミー賞を総なめにした『八日目の蝉』に引き続き、本年もゴールデンウィークに興収10億を超えるヒット作品を配給できました。各興行会社や劇場からムーブオーバーおよび2番上映希望のお話を数多くいただいており、現在フィルムや DCP(デジタル上映用の映像・音声データ)のスケジュールを調整しているところです」と説明。今年のゴールデンウィークも多くのヒット映画が生まれたが、その多くが子ども、若者向け作品だっただけに、大人の観客がじっくりと観賞できる本作のヒットは、年配の映画ファンにとって朗報といえるのではないだろうか。『わが母の記』公開中
2012年05月25日大阪・天保山で開催中の「ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~」が、連日大盛況につき6月3日(日)までだった開催予定を7月16日(月・祝)まで開催延長を決定した。『ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~』のチケット情報3月17日に開幕して以降、来場者が多いことから開館時間が延長、さらにはオープン55日目となる5月10日には、来場者数が当初40万人だった見込みを大幅に上回る43万人を達成するほどの盛り上がりを見せている。大阪会場は、7月16日(月・祝)まで無休で開催する。東京は8月4日(土)から12月9日(日)まで上野の森美術館で開催される。大阪会場の当日券は発売中。また、東京会場の前売券も発売中。(5月19日(土)以降に購入したチケットのみ、7月16日(月・祝)まで利用可)
2012年05月21日住友スリーエムは7月1日、電化製品のコードやケーブルを楽しくおしゃれに整理できる、配線固定用クリップ「コマンド(TM)コードクリップ」を発売する。家庭や職場における電化製品などのコードの整理について同社が調査を実施したところ、半数以上の人が整理したいと思う反面、うまく整理ができていないと感じていることがわかった。同製品は、雑然としがちなコードを、壁面やデスク、家具などに固定することで、すっきりと配線することができる。強い接着力でしっかりと固定する一方、はがしたいときにはきれいにはがせる粘着タブ(両面粘着テープ)を使用。ノリ残りもなく、安心して使用できる。取り付けは、粘着タブでベースを貼りつけ、コードを通し、カバーを押しはめるだけでよい。模様替えなどで配線のレイアウトを変える際も、簡単に取り外せるため、気軽に付け替えができるのが特徴だ。コードをしっかり固定しつつ、楽しくおしゃれに整理できる。「チョウ」「肉球」「リーフ」「サークル」の4デザイン、各3色の全12種類を展開する。価格はいずれも504円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日3月17日に開幕した「ツタンカーメン展」大阪会場が、連日の大盛況につき、開館時間を延長することになった。『ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~』のチケット情報平日は開館を30分早め、9時30分にオープン(18時閉館)、休日・祝日は9時から19時まで開催される。4月28日(土)から5月6日(日)のゴールデンウィーク期間中も9時から19時まで開館。比較的に入場しやすいのは夕方16時以降とのことだ。大阪会場は、6月3日(日)まで期間中無休で開催。当日券は発売中。また、8月4日(土)から12月9日(日)まで東京・上野の森美術館で開催。東京会場は特割チケットが5月11日(金)まで発売中。
2012年04月04日「ハナコアラ」グッズプレゼントキャンペーンを延長そんぽ24損害保険株式会社は、ハナコアラグッズをプレゼントする「ご愛顧ありがとうキャンペーン」を、2011年3月31日まで延長することを発表しました。「ご愛顧ありがとうキャンペーン」はそんぽ24が、来年の3月に開業10周年を迎えるにあたり、Webサイトに応募した方を対象に毎月抽選で10名に「ハナコアラ」グッズをプレゼントするものです。CMなどでおなじみの「ハナコアラ」は体長68cm~75cmの日本に生息するコアラで、鼻が電話になったそんぽ24のオリジナルキャラクターです。ゴロー、センタロー、ライタローと3匹おり、特技はダンス、デンワの片手操作で、TVCMでは見積もりのデンワを掛けるデモも披露しています。ハナコアラ 『ウェブの家』では放映されたTVCMや、ハナコアラの見直しダンスの踊り方などが掲載されており、更に、デスクトップアイコンや壁紙の無料ダウンロードも可能です。
2010年11月14日