メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信が持てない」という、ニャンちゅうさん(33歳・事務員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ニャンちゅうさんのお悩み私は最近転職したのですが、前の職場で「気配りが足りない。空気が読めない。仕事が雑」と怒られつづけたため、自分に自信がもてません。 いまの職場では怒られてはいなくて、むしろ褒められているのですが、じつは影でいろいろ言われているのではないかと被害妄想になってしまい、毎日悩んでおります。 私はダメな人間だというのが染みついていて、褒められても信じることができません。どうしたら被害妄想が消えるでしょうか?■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりニャンちゅうさん、こんにちは。心屋塾の坂崎ひでこです。転職したばかりなんですね。そんな慣れないなかで、しかも自信を無くしたところからのスタート。それなのに、現職場では褒められている。きっと、とってもがんばっているんだろうなあ。人柄も、親しみやすい方なんだろうなあと想像できます。かつての私は、自信がないし、被害妄想はひどいし、人との間に壁がある感じが、しょっちゅうしていました。そんな自分のことを、どうにか変えたいと思っていました。でも、気にしないようにしたくても、気になっちゃう。被害妄想をやめたいのに、妄想は瞬時に浮かんでいました。それで、被害妄想を無くそうとするのをやめました。というか、あきらめたんです。被害妄想が私の標準装備。だから、「どうしたら被害妄想が消えるか?」という答えは、私には書けません。ニャンちゅうさんの文章を読んで、思ったことを書きますね。ニャンちゅうさんは、前職で怒られつづけて、自信をなくしたと書いています。現在は、ほめられてるのに、信じられないとも。裏では…と、かんぐってしまうということですね。つまり、怒られてもほめられても、自信がない。自分はダメだと思っているのですね。ご本人が書いている通り、「私はダメな人間だというのが染みついて」いる。染みついたもの、つまり、そういう“習慣”になっているのだと思います。では、新しい習慣を試してみたらどうでしょうか。「私は、ダメ“じゃない”かもしれない」と、試しに思ってみてください。染みついた習慣だから、「私、ダメだ」は根強いと思います。ですから、気楽に、気が向いたら、「ダメかもしれないし、思ってるほどダメじゃないかも」と思ってみてくださいね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年03月08日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼への嫉妬に悩んでいる」という、かおさん(34歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師の小林威之からアドバイスをいただきました。■かおさんのお悩み私には付きあって2年になる彼氏がいるのですが、異常なほど嫉妬してしまうことに悩んでいます。彼氏が自分以外の人と仲良くしていると、私といるより楽しいんでしょ? 私なんかいらないんでしょ? どうせ私より優先することが増えていくんでしょ?などと考えてしまい落ちこんでしまいます。彼のことは大好きだし優しくしてくれるし、不満なんてありません。私の異常すぎる嫉妬で彼がほかの人と楽しく過ごすことを嫌に思ってしまうことが止められずつらいです。どうしたらいいでしょうか?■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりかおさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。彼がほかの人と仲良くしていると、つい嫉妬してしまうのですね。彼の態度が冷たいなら、まだけんかしたり文句のひとつも言えると思います。ですが、優しくしてくれるだけにどのような態度をとったらいいかもわからず、「ほかの人より私を優先して」と言いたいけれどただ自分だけがわがままを通しているような気分になります。何より、彼は何も感じないのに私だけ嫉妬するのもちょっと悔しかったりしませんか?でもそれでも、ぜひ彼に「ほかの人より私を大切にして」「もっと私のことを愛して」と要求してみてほしいのです。なぜなら、彼はかおさんが欲しいと思っている愛情の形を理解していないかもしれないからです。いま、彼がかおさんに届けている愛情は、彼が「これが正しい」と思っている愛情だったりします。彼には彼の価値観があります。育ってきた環境や読んだ本、テレビやインターネットからの情報などから、これが女性を愛する形と自分なりに形づくっています。相手に的確なアドバイスをするのが愛情いつも一緒にいるのが愛情お互い笑顔でいるのが愛情いろんな愛情の形があります。ですが、どんな愛情にもポジティブな面ばかりではなく、その裏にはネガティブな面も隠れています。たとえば、・相手に的確なアドバイスをするのが愛情→黙って話を聞いて欲しい人には余計なお節介に感じられる・いつも一緒にいるのが愛情→自分だけの趣味ややりたいことの時間を確保したい人には鬱陶しく感じられる・お互い笑顔でいるのが愛情→相手が笑顔じゃないと自分を責めたり、相手の機嫌ばかりうかがってなんだか楽しくないなどなど、どんな愛情であれ完璧なものはないのです。ですから、ここで一番大切なのはかおさんが彼からどんな愛情をもらえるとうれしいか、それをかおさん自身が知っておくことなのです。かおさんが彼にどうされたらうれしいのか、それを素直に彼に伝えてみてください。疲れたときに優しい言葉をかけてもらうとか、すてきなレストランに連れてってもらうとか、ぎゅっと抱きしめてもらうとかなんでもいいのです。かおさんが、愛情を感じることを彼にちゃんと伝えてほしいのです。恋愛で禁物なのは我慢です。我慢して相手に合わせるのは一見正しいようですが、我慢すればするほど自分のことが嫌いになり、なんだか毎日が楽しくなくなってきます。大好きな彼との恋愛を楽しむためには、何より自分が自分のことを好きでいることが大切です。自分のことが好きであれば、おしゃれも楽しめますし、彼と一緒に旅行もできる。また、お金をかけなくてもただ一緒にいるだけで心が満たされます。ぜひ勇気を持って、彼にかおさん自身の気持ちを伝えてみてくださいね。応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年03月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分には何もないことが不安」というmimiさん(26歳・派遣社員)に心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。■mimiさんのお悩みはじめまして。私は昔から人付きあいに悩んでおり、長時間人と一緒にいられない性分です。反面、多くの友だちに囲まれている人を見ると強くうらやましいと感じ、自分には友だちがたくさんいないことにがっかりします。数年前までは、人付きあいもがんばって、周りに人がたくさんいるときもありました。ただ、私がその方々と一緒にいたいわけではなくて、「人に囲まれてる自分が好き」「私ってこんなに愛されてるんだよ」ということを周りにアピールしたいだけということに気づきました。そのわりに、私はすぐに人と比較してしまいます。「この子と比べて私は積極的じゃないし友だちも少ない」や「あの子は私よりもほかの人の方が大切なんだろう」、「私には特徴もないし、すごくもないし、人が寄ってきてくれないのは当たり前だ」などと考えてしまうため、人と一緒にいると心が疲れてしまうのです。根本には、自分への自信のなさや、自分がみんなの一番になれない悔しさ、自分を表現することが恥ずかしくなり、自分らしさがなくなってしまったことへの悲しさがあるんだと思います。でも、「私には何もない(得意なこと、自分らしさ、強みなど)から人が寄ってこないのは当たり前」と思うことにはとても違和感を感じています。「何かがないといけない」という意識が、いつも私にはあるような気がするんです。そのために留学ををするなど、周りの人とはちがう特別な何か…付加価値のようなものをつけなければという気持ちになってしまうのです。それに気づいてからは、自分に付加価値をつけるために何かをすることを辞めました。もっと気持ちを楽に生きたいと。ただ、そうしたいま、やはり自分には何もないなとすごくすごく不安になります。誰かと一緒にいても話題を考えてしまい、何を話したら良いかわからなくなってしまうのも、私がこんな思考をしているからなのでは…と思っています。こんなこと誰にも相談できないので、いつもひとりで抱えてしまって解決しないまま時が過ぎています。いいたいことがまとまらず、すみません。とにかく、なぜ不安になってしまうのか、この不安を取りのぞくにはどのように考えてゆけばよいのかアドバイスをしていただきたいです。長くなりましたが、どうかよろしくお願いいたします。■心屋塾上級認定講師・サトーマサトさんよりmimiさん、こんにちは。サトーマサトです。ビジネス世界では 「自社品には他社とはちがう付加価値が必要」とされます。また、自分自身を商品として売りこまなければならない、そんな場面もありますよね。自分に付加価値つけようとして努力し 知識や実績を積みあげ、オシャレやぜいたくをする。これを、ビジネスの世界では成功・成長・自己実現なんていいます。がんばって結果を残せば心が満たされるはず…人から愛される、認められるはず…。しかし、完璧な自分に近づいても、よい人間関係が築けず、自分に自身が持てない。がんばってうまくいってはいるけど、孤独を感じてしまう。僕自身も、そんな元・製薬会社の営業(MR)でした。オマケにウツにもなりました。mimiさんの「自分になにもないという不安感」を取りのぞく方法をひと言でいえば、「お悩みで書かれたことを周囲の人に話してみてください」です。こういった mimiさんの不安な気持ちは、じつは誰しも持っているもの。人付きあいがうまく、うらやましいと感じる友だちをよく見てみてください。「自分の失敗やコンプレックスをオープンに話している人」「うそがない人」「本音で付きあってくれる人」ではないでしょうか?人というものは「自分の弱さを見せている人」に安心したり、親しみを感じたり、共感するようです。いままでで身につけた「鎧=付加価値」を脱いで「裸=何もない自分」で人と付きあってください。とても勇気がいりますが、自分の抑えていたちょっとカッコ悪い「本当の気持ち」を周囲の方に話してみてくださいね。周囲の人は、mimiさんが「オープンに接してくれた」「本音で付きあってくれてた」と感じることでしょう。これを心理学では、自己開示、心屋塾では「言えると、癒える」なんていいます。mimiさんへの魔法の言葉は、こちらです。「何もない自分でも 愛される 認められる」自分自身の得意なところやよい所は、他人が教えてくれるものなのです。「自分に何もない」とおっしゃるmimiさんですが、自分では気づいていない、忘れてしまっている得意なところやよいところ所があるはずです。mimiさんが勇気を出して自分の弱さをオープンにしたとき、「何もない自分でも 愛される 認められる」証拠を周囲の人がきっと教えてくれるでしょう。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年02月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「結婚相手をどう決めたらいいのかわからない」というかなえさん(27歳・看護師)に心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■かなえさんのお悩み結婚相手をどうやって決めたらいいのかわかりません。いま、結婚の話をしている彼がいます。楽しくて、居心地がよくて、一緒にいて落ちつくのですが、相手の嫌な部分(金銭感覚のちがいや、目立ちたがりな性格など)が気がかりで、結婚に踏みだせません。完璧な人間はいない、理想なんてありえないとわかっているのですが、一生を共に過ごすと考えると、妥協できない、と思ってします。いままで付きあった方とも、同じように嫌な部分に目がいってしまいお別れしてきました。私が選りごのみをしているから結婚できないのでしょうか。それとも、本当に結婚したいと思える方に出会っていないだけなのでしょうか。■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんよりかなえさん、いわゆる“上から目線”ですね。でも、いいですよ。女性はそれくらいでないと! 結婚したら生活を共にしていくのですから、妥協しなくていいと思います。その代わり、かなえさんの“自分を見る目”を少し変えるだけで何かが変わると思いますのでお伝えしていきますね。かなえさんと同じような悩みを抱える方がカウンセリングに見えることがあります。そういう方は、お話していると楽しいですし、きっとお仕事も家事もそつなくこなせるでしょうし、容姿も秀でている方だったりします。ですので、傍から見たら「どうしてご結婚されないのだろう」と思われてしまうようです。よくよくお話を聞くと、周りにその方に見合う男性がいないようにも感じます。つまり、ご自身が「いるべき場所」「いるべき世界」にいないために、出会うはずの人に出会っていないように思いました。かなえさんは、お付きあいしても最後は嫌な部分に目がいってしまいお別れしてきたのですよね。たとえば、「金銭感覚のちがいや、目立ちたがりな性格など」というように。じつは、人に対して「嫌だな」と感じる部分というのは、自分に対して許可していない部分でもあるのです。つまり、かなえさんは「目立ってはいけない」というマイルールを持っているのだと思います。「調子に乗ってはいけない」や「分をわきまえないといけない」もあるかもしれません。また、金銭感覚というのはどちらの意味で書かれているかわかりませんが、自分より極端にみみっちい貧乏くさい方とはお付きあいしていて嫌でしょうし、自分の育った環境より極端にお金持ちすぎる方には引け目を感じてしまうのではないでしょうか。ここで勝手な推測をさせていただきます。かなえさんは、現在、ご自身よりも条件が良くて、尊敬できて、お金持ちで、容姿も良くて…というような方たちと出会える環境に身を置いていらっしゃいますでしょうか。そして、そのような男性とお付きあいできることになった場合に、よろこんで自分を推薦できますでしょうか。多分、ちがうのではないかなと思います。じつは、かなえさんご自身も何か強い劣等感を抱えていらっしゃるのではないかと感じました。劣等感というのは、人にいいたくない、恥ずかしい部分です。人は誰でも劣等感があるものです。強い劣等感があると、それを隠しますし、そのために人と心の深い部分でつながることが難しくなったり、本来の自分の魅力さえも無意識に隠してしまったりすることがあります。また、人との関係を優劣ではかってしまいますから、なかなかパートナーシップも築けないものなのです。かなえさんが、お付きあいしてきた方たちを上からジャッジしてしまうのは、じつはご自身を上からジャッジしていたということになります。自分にダメ出しが多いんですね。自分にダメ出しが多いと、劣等感を感じてしまう人たちとはお付きあいできませんよね。すると本来の自分には相応しくない人たちの中に身を置いて、グルグルしてしまうと思うんです。「目立ってはいけない」という言葉も辻褄が合いませんか。かなえさんが、ご自身の中の「できない部分」「ダメな部分」「目を背けたい部分」を開いて出したときに、じつはいまよりも魅力が出るのではないかと思います。弱くて寂しくて情けない部分ですね。すると、そこを守ってあげたいと思う男性が現われるのではないでしょうか。人の嫌な部分が目につくのは「強い自分」として生きてきた、選ぶ側の目線ですよね。今度は自分が弱い立場になり、選ばれる側になればいいのではないでしょうか。妥協とは逆に感じますが、本来の自分の魅力を発揮して、いるべき場所にいれば、きっと見合う方がかなえさんを探して選んでくれると思うのです。かなえさんがすることは、自分の劣等感、欠点も認め受けいれて、弱い恥ずかしい自分もさらけ出すこと。それがいるべき場所に行かせてくれる方法でもある気がしますよ。きっといままでしっかりとがんばってきたでしょうし、努力されてきた方なのだと思います。けれども、自分も完璧ではありませんよね。そして、つかれませんか。もうしっかりしなくていいし、ダメな女でいい。人を馬鹿にする女でもいいし、上から目線な女でもいい。人をジャッジしてしまうし、偉そうでもいいです。すてきに目立って叩かれてもいいじゃないですか。笑われてもいいじゃないですか。だって本当のかなえさんはもっと素晴らしいし、素晴らしい人と出会っていいのですから。そしてやはり、好きな人と結婚してくださいね。じつは、結婚したいかしたくないかはすぐに決められるものだそうです。悩んだということはきっとまだ出会っていなかったのです。きっとこれから出会います。応援していますね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年02月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人前で、素の自分を出すことができない」という、さっちゃんさん(20歳・大学生)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■さっちゃんさんのお悩み私は、家族と彼氏の前でないと本当の自分を出せません。 心を許した人の前では、よくしゃべるし、明るい部分や素の自分が出せます。 ですが、それ以外の人の前では、普段一緒にいる友だちでさえも、なぜか遠慮してしまい素の自分が出せなくてしんどいです。急に話すのが恥ずかしくなって無表情になり、そっけない態度をとってしまうため、友だちがほとんどいません。私は本当はこんな人間じゃないのに。周りの人たちのように騒ぎたいのに、恥ずかしがり屋のもう一人の自分が邪魔をします。これは治そうと思っても治らないのでしょうか。このまま年を重ねていくのは人生損な気がしてならないのです…。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりさっちゃんさん、この度は、ご相談ありがとうございます。さっちゃんさんは、家族と彼氏の前では本当の自分が出せるとのこと。「出せる場所があってよかったですね!」と、まずいいたくなりました。でも、だからこそ、そうでないときの自分がふがいなく感じてしまうのかもしれませんね。今回のさっちゃんさんのように、「何かができない」と感じるときに、同じ自分でも「できているときもある」ことに気づくのは、じつはとても重要なことです。そして、そのちがいについて考えてみることも大切で、そのなかに大きなヒントがあります。たとえば、「人前で話すときに緊張する」という自分がいるとしたら、では「何人までなら緊張しないのか、何人以上だと緊張するのか」と考えてみる。それとも、人数の問題ではなくて、間柄なのか、場所なのかなどなど。さっちゃんさんは、そこもすでに考えていて、間柄によってうまくできないということがわかっているんですよね。「家族・彼氏」と「それ以外の人」というように。では、もう一歩踏みこんで考えてみましょう。さっちゃんさんは、「よくしゃべる」と「遠慮する」のちがいがあると、行動のちがいについても、すでに気づいてくれています。それは、心のなかで何がちがうからなのでしょうか。さっちゃんさんは、「恥ずかしがり屋のもう一人の自分が邪魔をする」と分析してくれています。すばらしいですね。では、何を恥ずかしいと思っているからブレーキをかけて「よくしゃべるはずの私が遠慮する」のでしょうか? もっとわかりやすくするために、以下の2つの質問に答えてみましょう。ほかの人の前で、よくしゃべって、騒ぐ姿を見せたら、どう思われそうで恥ずかしいですか? どんな自分が出ちゃいそうで、恥ずかしいですか?家族や彼氏の前では、その姿を見せても、なぜオッケーだと思うのでしょうか?1の答えは、隠したい、人前に出したらダメな自分の部分、2では、前提のちがいが浮きぼりになるはずです。たとえば、1は、「下品な自分」や「ダメな自分」「バカみたいな自分」など、2では、「きっと、許してくれるし」や、「もうバレているし」「どんな私もきっと好きでいてくれるから」など、そんな自分を見せても大丈夫な理由(前提)が出てくると思います。とくに、彼氏の場合は、どこかの地点で切りかわるわけですから、何をもって「それ以外の人」から「家族・彼氏」へカテゴリが移動するのかを考えるみると、わかりやすいかもしれませんね。それがわかったら、次のステップへいきましょう。次は、ほかの人たちも2だと思ってみることです。「みんな2だから、1を出しても大丈夫 」と思ってみましょう。「えー、信じられない!」という声が聞こえてきそうです。たしかに、それが信じられない(そうじゃないと信じている)から、いまの状態になっているんですものね。しかし、残念なことに、こればっかりはやってみないことには、「ホントだった」という実感は持てないものです。最初は、信じられなくてもいいですから、そう思ってみようかな、そうなのかも、そういう人もいるのかも、と思ってみることからはじめてみましょう。そして、実際に行動してみることで、その結果、そうなんだとわかりますから、大丈夫です。もっといえば、「1の自分でもいい」と自分で自分を認めること、そして、人から「そう思われてもいい」「バレてもいい」という覚悟も同時にしてみると、もっと行動が加速しますよ。さっちゃんさんが、誰の前でも、自分らしく、楽に過ごせるよう応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年02月09日人気の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。「職場の先輩から避けられている」という、さくらさん(36歳・広報)。心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんがアドバイスします。■さくらさんのお悩み私は会社に8年ほど勤めていますが、同じ部署の先輩(同性)に避けられています。年は10歳くらい上です。その先輩は、ほかの方には気さくに話しますし、仕事もできるので、周りの評判はいいと思います。私にも仕事中は普通に話しますが、仕事以外のことでは一切話しません。先輩も含めた部内で談笑しているときに、私が笑ったり何かいったりすると、急に真顔になります。また、廊下などですれちがったりすると、私からものすごい距離をとって逃げるように去っていきます。2人きりだと、朝あいさつをしても無視されます。(いっているのかもしれませんが、ものすごく小さな声で聞きとれません。ほかに人がいるときは、大きな声です)そんなにすごく仲がいいというわけではありませんでしたが、以前は仕事以外のことでも話していました。けれど、いつからかは覚えていませんが、2~3年くらい前からそんな感じです。これといって思い当たるようなこともないのですが…。最初は私が「避けられているのかも…嫌われているのかも…」という目で見ているから、そう見えるのだと思って気にしないようにしていました。しかし、はっきりとわかるような態度なので、どうやらそうでもなさそうなのです。友だちは「好きだから(憧れやうらやましさ)、気にしすぎて避けてるんじゃないの?」というのですが、どうしてもそうは思えません。気にしないようにしたり、「嫌われてもいい、避けられてもいい」と思っても、あからさまにそういう態度をとられると、ものすごく怒りが湧いてきて悲しくなります。勇気を出して面と向かって聞いてみたい気持ちもありますが、どのように切りだしたらいいのかもわかりません。その人のことで、たびたび振りまわされることに疲れました。思えば、私は幼いころから人にぞんざいに扱われたり、無視されたり、見くだされたり避けられたりすることが多々ありました。だけど、そうされても自分を守る術も知らず、されるがままでした。いままでの経験から「そう扱われても仕方ない」という思いこみもどこかにあるような気がします。アドバイスいただけたらとてもうれしいです。よろしくお願いします。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりさくらさん、こんにちは心屋ジェニーです。ご相談ありがとうございます。お悩み読ませていただきました。さくらさんが毎日出社されている会社で、同じ部署の先輩から嫌われて避けられている…。それはとても心苦しいですよね。しかも2~3年も前からそのような感じなのでしたら、毎朝ゆううつで、毎日気がかりなのではないでしょうか。「その人のことで、たびたび振りまわされることに疲れました」とさくらさんも書いておられますように、先輩と接するたびにその態度が気になって、疲れてしまいますよねぇ。そこで改めてこのお悩みを最初から客観的に読んでいただくと気づかれると思うのですが、ここに書いておられるのは、全部さくらさんの見当と想像で、その先輩ご本人には、直接何も確認しておられないのですよね?ということは、先輩は、もしかしたら、急に歯が痛くなって真顔になられたのかもしれないし、お仕事の考えごとをしていて急いで席を外されただけなのかもしれないのですよね。先輩ご本人に直接確認をしてみていない ということは、このようにいくつもの「かもしれない」という仮説をあらゆる方向から考えてみることができるのではないかなぁと私は思いました。そうして、「もしかして…もしかして…」の想像ばかりでは事態が進展しないうえ、気がかりなまま心痛が続いてしまいかねません。自分のなかで立てた仮説によって傷つくことを終わらせるためにも、また、さくらさんご自身が自分の気持ちを無視したりぞんざいに扱わずに、大切にしてあげるためにも、先輩に確認をしてはいかがかなと思いました。先輩もお仕事の話のときはさくらさんとお話ししてくださるようなので好都合ですよね。ここはちょっと勇気を出して、先輩に直接お尋ねして、自分のほんとうの気持ちをお話しされることをおすすめしますよ。さくらさんの相談のなかには「勇気を出して面と向かって聞いてみたい気持ちもありますが、どのように切りだしたらいいのかもわかりません」とありますので、「自分のほんとうの気持ちの伝え方」をアドバイスしておきますね。まず、自分の気持ちを打ち明ける。相手の現在の行動、そのことで感じている自分の感情を伝える。相手に望む行動と、それによって感じる自分の気持ちをいう。こんな順番でどうぞ伝えてみてください。たとえば、こんな感じです。小さなことを気にしてしまう私ですごく恥ずかしいのですが、少し前から気になっていることがあります。もしかしたら私のカンチガイかもしれないのですが、先輩が私を嫌って避けているような気がしていて とてもさみしく悲しく感じています。私はできれば先輩と打ちとけてお話しがしたいと思っているので、なにか誤解があるようでしたら、教えてもらえるとうれしいです。いかがでしょうか? ぜひ、さくらさんのほんとうの気持ちを打ちあけてみてくださいね。そして それを伝える際に、この魔法の言葉を、たくさん自分につぶやいてあげてくださいね。どうせ私は受け容れてもらえてる。どうせ私は大切にされている。どうせ私は愛されてる。さくらさんの心と気持ちが晴ればれとまた明るくなりますこと楽しみにしていますね。ご相談ありがとうございました。心屋ジェニーより。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年02月02日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「こんなに幸せでいいのでしょうか?」という、まろんさん(23歳・会社員)へ心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■まろんさんのお悩み私は親にお金の面でとても迷惑をかけて、大学にいかせてもらいました。そのせいか、自分で選んだ道で夢を叶えて、たくさんお金を稼いで親にお返しをしたいと思っています。しかし、それをできないいまの自分に焦りを感じています。だから、自分が幸せだと感じる環境にいると、こんなに幸せでいいの? という思いがよぎります。そして、より辛い状況を選んでしまうし、それで自分自身を苦しめる負のスパイラルにいつの間にかはまっています。私はこの先、どう生きればいいのでしょうか? ■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは。志緒村亜希子です。大学を卒業して間もないいまの時期に親への恩返しを真剣に考えているなんて、とても素敵ですね。私の20代はとにかく自分のことだけしか考えていませんでした。きっと親御さんはまろんさんの気持ちにうすうす気づいておられることでしょうね。その上で、すぐに恩返しができない焦りや負のスパイラルを引き起こす原因は、純粋な感謝の気持ちの陰に隠れた「自分だけが幸せになってはいけない」という小さな罪悪感かもしれません。前を見ながら、後ろの方にいる親御さんの存在が気になり進めない状態。きっと彼らがあなたのために必死になる様子を見てきたのですよね。いわば、彼らを苦労させてしまったという罪を早く償いたいのに、自分だけがぬくぬくと幸せを味わう訳にはいかない。そんな心の声が聞こえてくるような気がしました。どう生きて行けばいいかということですが、まず恩返しすることと、自分の夢を叶えることを切り離して考えてみませんか。親御さんはおそらく恩返しなど1ミリも期待していないでしょうし、また残念ながらこれからもあなたは迷惑をかけ続けることと思います。そしてそれが親にとっては喜びであるのでしょう。あなたが納得しようがしまいが、一旦そう思ってみてください。その上で、どうぞ本当に自分の思う道へ進んでみるのです。 ちゃんと挑戦する勇気、失敗する勇気を持って行動してみてください。そうすることで夢への思いは磨かれます。道の途中で、もしかしたらいまの夢が本心からではなかったと気づくこともあるかもしれません。それでも行動してみないとわからないのです。そしてやり直しはいつだってできます。たとえなりふりかまわず夢へ突き進むことが親を裏切るようで怖かったとしても、親を悲しませても、怒られても、反対されても、やってみたいことをする。親の前に、自分を喜ばせましょう。もし親御さんがあなたに恩返しを望んでいるとしたら、これからもたくさん泣いて笑って、転んで、傷ついて、助けられて、繋がって、選択して、再始動して、そんな彩りある人生を送るあなたを感じることではないでしょうか。私の人生、こんなもんじゃない、と親の期待を楽しく裏切ってあげてください。そして引き続きたくさん頼ってあげてね。きっと彼らは彼らでずっと幸せだったし、これからも幸せだから。ああ見えても。そんなあなたへの魔法の言葉を贈ります。親の期待を裏切ってもいい。死ぬまで甘えて愛されてもいい。自分のことばかり考える自己中な娘になってもいい。そして、もう一度お聞きしますね。あなたが本当にやりたいことは何ですか? 反対されることが怖くて挑戦できないことは、何ですか? 親ではなく改めて自分のハートに向かい合ってみてくださいね。心から応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年01月26日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「ネガティヴ思考をやめたい」という、りんごさん(20歳・販売員)へ、心屋塾上級認定講師の小林威之からアドバイスをいただきました。■りんごさんのお悩み以前、人のことを羨ましいと思ってしまうということを、調べたとき、このサイトを見かけ初めて心屋さんのことを存じあげました。私は、いまの自分のいる立場、状況、自分自身のこと、すべてをすごくネガティヴに考えてしまいます。人と比べたりもしてしまいます。自分で、比べるからどんどんネガティヴになるんだとわかっていても、口だけで心から気持ちの持ちようを変えることができません。なんというか、うまく説明できないのですが、このネガティヴ思考をとにかくやめたいです。このネガティヴ思考のせいで、自分のいま起きている負の連鎖やだらしなさがあるのでは、と思っています。しっかりと自立した大人になりたいと思っています。もしよければアドバイスお願いします。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりりんごさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。ネガティブな思考から抜け出せず、それが原因で現在起きているうまくいかない現実があるとお考えでしょうか。ネガティブな思考に陥る原因として確かに「人と比べる」というのがポイントだったりします。誰かと比べて、私は「みじめ」だとか「才能がない」「豊かではない」「友だちが少ない」「恋愛を楽しめない」「自信が無い」などなど比べれば、比べるほどどんな人でもネガティブな要素はたくさん出てきます。では比べるのをやめればよいかといいますと、それもまたうまくいかないネガティブな思考の原因になります。人と比べるのをやめようと思えば思うほど、ついまた誰かと比べて落ち込んでしまう自分を責め出します。ネガティブな思考が良くないのは「自分責め」の材料にしてしまうからです。物事をネガティブに捉えたり考えたりすること自体には、じつはなんの問題もありません。どれだけネガティブ思考だったり、悲観的だったり、憂鬱だったりしてもそれ自体には害がなく、自分自身への影響はありません。 ネガティブ思考のまま友だちが多くてもいいし、幸せな結婚をしてもいいですし、お金をたくさん持っていてもいいですし、仕事や旅行など趣味も充実していてもいいのです。ただネガティブ思考を使って自分責めをすると、誰も自分責めをストップしてくれる人がいないためどんどん泥沼にはまって抜け出せなくなります。りんごさんは人はどうしてネガティブな思考をすると思いますか? それは、自分が幸せになるためです。自分がいまある幸せに気づくためです。ネガティブ思考は悪ではなくて、じつは自分の人生をより楽しめる充実したものにしてくれるための最良の薬です。ネガティブな思考や感情を感じたりしたら、そこには自分を変えられるチャンスがあります。自分を変えるというよりは、本当はもうすでにあった自分の魅力や才能、人気、やってみたかったこと好きなこと心地いいものそんなのに気づくチャンスなのです。なかなかネガティブを楽しむのは難しかったりしますが、ネガティブな思考や現実を変えようと努力したりがんばったりする必要はありません。ただ「受け取る」だけで大丈夫です。「いま私悲しかったんだ」「悔しかった」「寂しかった」「辛かった」できればそんな感情をじっくりと感じてみてください。それがりんごさんへの大切なメッセージです。その感情を感じきるとどうすればいいのかが自然とわかるようになります。じつは私も心理カウンセラーという職業をしていながらネガティブな思考もしてしまいます。もちろん落ち込んだり悩んだり、イライラしたりします。偉そうに人様にアドバイスをする資格などないくらい、じつはあまり人間としてはいい人ではなかったりします。でも自分の好きなことやりたいと思ったこと、自分の感情に従いいまこうやって大好きな仕事をやらせてもらっています。りんごさんもポジティブでもネガティブでもどんな感情も大切にしてくだされば、きっとそんなに遠くはない未来にキラキラ輝く素敵な人生がやってきます。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年01月19日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「どうしたら人から勘違いされずに済むでしょうか?」という、こまちさん(31歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからのアドバイスです。■こまちさんのお悩みいつも記事を楽しみにしています。私が質問したいのは、勘違いされずに話をする方法です。私は初対面の人とも物おじせず話ができ、色々な話題に合わせられる方だと思います。自分では社交辞令的に話しているつもりなのに、ときどき勘違いした男性から食事に誘われたり、交際を申し込まれたりすることがあり、困っています。しかも、うまい断り方がよくわからず「そうですね…いつか」と適当な返事をして、以後その人を避け、フェードアウトしていくのが常套手段。そんな状況が職場で起こることもあり、気まずくなって仕事を辞める、ということがこれまで何度かありました。私は家族と気心知れた親友数人がいれば十分で、あまり交遊関係を広げるつもりはありません。それに仕事は大好きで、もうそんな理由で仕事を変えることはしたくないと思っています。だけどまた同じことが起こったらどうしよう…。どうしたら勘違いされず、人と話すことができるのでしょうか? また、連絡先を交換したくないとき、どうやったら角が立たず断ることができるのでしょうか? アドバイス頂けると幸いです。よろしくお願いたします。■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより「嫌われてもいい」と思って、人と付き合ってください。お悩みを読んでいると「私は交遊関係をこれ以上広げるつもりはないのに、勝手に向こうが私のこと気に入っちゃうんですぅ」って言っているように聞こえます。…あ、言ってますね。それはそうだと思います。こまちさんは他人から嫌われたくないから、人に合わせて、話題に合わせて、にこやかに会話をすることができる人だから、人に好かれてしまうんです。相手だって嫌な気はしませんし、こんな「いい感じ」の人とはもっとお近づきになりたい、と思う人は多いと思います。そういう「波風立てないコミュニケーション術」が、ナチュラルに、自然に、当たり前にできてしまう人なんです。空気を壊したくなくて、ギスギスしないように、穏やかな空気感を保ち続けるために、こまちさんはここまで生きてくる過程で「好感度」を処世術として身につけているのだと思います。嫌われるのが嫌だし、空気がギクシャクするのも嫌なのでしょう。だから、気まずくなった空気に耐え切れず、仕事を辞めてしまうのです。 かどを立てず。波風立てず。穏やかに生きていきたいのであれば、いまよりもっとお愛想を減らしてください。話を合わせないでください。笑顔を見せないでください。最初からつまらなさそうにしていてください。だって仲良くなりたくないんでしょう? そうしたら、そのときの空気がギクシャクしてこまちさんは居心地が悪いかもしれませんが、あまり好かれも、あまり嫌われもせず、うっすらぼんやりと生きていけると思います。でも、いついかなるときだって、空気をザラつかせたくなくて、「感じ悪いな、この人」なんて思われたくなくて、こまちさんは、目の前の人の話題に合わせて笑顔で楽しそうにうなずいてしまうのでしょうね。そうして、「勘違い」されて困ってしまうんですよね。勘違いされたくないなら、本心を言いましょうよ。「あら、私の好感度が高いせいで、カンチガイさせてしまってごめんなさいね。でも、私、あなたとこれ以上仲良くするつもりはないの。」と、言ってあげましょうよ、相手のために。嫌われると思います。なんだあいつ鼻持ちならないって言われると思います。でもこまちさんは、これと同じ空気をオブラートに包んで、もうすでに背中にのっけています。だから、最終的に気まずくなるんです。オブラートに包んで背中にのっけるくらいなら、言いましょうよ。それができないなら、せめて最初から無愛想にしてあげましょうよ。「好きではないのに、好きだと勘違いされてしまう」それは、こまちさんが、好かれてしまう言動をしているからです。それをやめましょう。勘違いは「される」のではなく「させている」んです。こまちさんが勘違いをさせています。勘違いさせられて、好きになってしまった挙げ句、冷たくされる相手は可哀想ですよね。一度ちゃんと嫌われてみてください。大丈夫です。こまちさんが思ってるほど「嫌われる」って致命傷にはなりませんから。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年01月12日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「好きな人に連絡先を渡したのに音沙汰がなく自分を責めてしまう」というさとみさん(34歳・販売事務)に心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■さとみさんのお悩み好きな人が異動してしまいました。別れ際に連絡先を渡したけれど、返信がありません。彼が近くにいるうちにどうしてもっと仲良くなろうと努力しなかったんだろう、とか、きちんと告白していれば…とか、来る日も来る日も後悔して自分を責めてしまいます。彼との進展を望むのは無理だったとして、私はどうすれば立ち直れますか? ■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんよりさとみさん、明けましておめでとうございます。いかり屋圭子です。好きな人に連絡先を渡したのですね。勇気出しましたね。素晴らしいです。そのときに、連絡先だけ書いたのでしょうか。それとも好意を伝えたのでしょうか。それにより、彼の反応も違うかもしれません。異動で忙しくて連絡できないのかもしれませんし、もしかしたら、彼女がいて、他の女性には連絡しないのかもしれません。いずれにしても彼の側の気持ちや、なぜ連絡をくれないのかは、彼にしかわかりません。勝手に、自分にとって悲しくなる方向に想像するのは簡単ですが、ここは客観的に考えてみませんか。もし、さとみさんが彼の立場なら、いきなり連絡先を渡されて、連絡できるでしょうか。私なら、突然だったらなかなか難しいような気もします。そして、人は毎日、案外忙しいものです。連絡しようと思っていても、できずに数日経過することなんてざらです。もしかしたら、連絡先を書いた紙を失くした可能性だって考えられます。不安な妄想はやめて、もう一度彼に連絡をとってみたらどうでしょう。異動と言うことなら、同じ会社にいらしたのだと思いますから、なんとか連絡先はわかりますよね。勇気を出して連絡先を渡したのですから、もう一度くらい勇気を出してみましょうよ。そして、それでも彼からの連絡がなかったり、期待した通りのお返事でない場合は、残念ですが縁がなかったと潔く諦めましょう。何故ならば、別れは出会いの始まりだからです。 「近くにいる間に仲良くしようとしなかった後悔」を次に活かすのです。どんどん実生活で人体実験しましょう。試してみましょう。人生は短く、男の人は星の数ほどいます。自分から声をかければいくらでもチャンスはありますし、まだ34歳のさとみさんなら可能性は無限です。もしかしたら、自分を責めたり、後悔するのはいまに始まったことではないかもしれませんね。さとみさんの生き方の癖なのかもしれません。反省したり、後悔する時間があれば、出会いを求めて行動したり、自分を磨きましょう。磨くというのは何かを足すことではなく、そぎ落とすこと。いまのままのさとみさんのままでいいので、余計なものをそぎ落としましょう。余計なものというのは「自分を責める心」「自分を嫌う心」「自分をダメと思う心」「どうせ私なんてと思う心」などです。別れや失恋は、次の素晴らしい出会いの始まりです。男の人は彼だけではありません。地球上に数限りなく男性はいるのです。そして、それは、過去を悔やんでいるときには見つからないです。悲しくても辛くても前を向いて歩き出したときに出会うのです。私もね、ずっと昔に振られた人と、十数年経過してから奇跡の再会をしたことがあります。神様っているんだなと感じています。もしかしたら、さとみさんもその方と、ずっとずっと先に再び出会うかもしれません。そのときにもっともっと素敵な自分でいたらいいと思いませんか。彼が、連絡しなくて惜しいことをしたと思うような女性でいたらいいと思いませんか。これからすることは数えきれないくらいあります。それは彼に対してではなく、自分に対してです。自分のためにお金も時間も使って、自分を慈しんでくださいね。そして、やはりもう一度連絡してみてください。勇気を出して。それがどんな結果であっても、神様は勇気を出した人を応援しているのです。平凡な答えしかできずに申し訳ありませんが、51歳の私が心から思うことを書きました。人生かけてステキな恋をしましょうね。一緒に! 応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年01月05日年が暮れ、新しい年を迎えると、気分も一新しますね。子どもの頃、大晦日には、何かにつけて「今年最後の●●」と言ってはしみじみ味わい、新年には「今年最初の●●」と言っては、新たな気持ちで味わったものです。時間を区切るとは、気持ちを区切ることでもあり、素敵なことだなあと思います。さあ、2015年を振り返って愛しみ、2016年に奇跡を呼び込む準備をしませんか? 手順は、次の3つです。■1:2015年、自分を褒めてあげたいトップ10を書き出す年末になると、自分の「重大(10大)ニュース」を振り返る人が多いかもしれません。そのとき、どんなものを選ぶでしょうか。きっと自分に起きた出来事を挙げるでしょうし、人や会社、世間に認められたことがランクインするかもしれません。例えば、●●に選ばれた、リーダーになったなど「された・なった」こと。それもいいのですが、今回は、自分に焦点を当てて、自分で自分を褒めてあげたいトップ10を選んでみましょう。新しく始めたこと、やめたこと。勇気を出したこと。わからないまま、えいやっと決断したこと。リスクを覚悟してやったこと。コツコツやったこと。自分の変化を感じたこと。パターンを崩してみたことなどなど。人と比べなくていいですし、どんな小さなことでもいいので、書き出してみましょう。もしも、たくさん出てきたなら、もう10こに拘らずに、全部書きだしちゃいましょう。そして、それらをどう褒めたいのか、また、感謝したい人の顔が浮かんだら、その人の名前も書いてみましょう。全部書き終えたら、それらを眺めて「2015年も、よくやったなーーー私! 偉かったな―――私!!」と叫びましょう。 ■2:2015年、ときめいた瞬間のグランプリ写真を選ぶ2015年は、写真をどのくらい撮りましたか? 「写真の多さと幸せ度は比例する」なんて言葉を、以前どこかで聞いて、確かにそうかも…と思ったことを思い出します。いまは、SNSやブログをしている人は、撮る機会が多いかもしれませんね。そんな方は特に、写真を見返しながら、1年を振り返ってみましょう。楽しかった思い出が蘇ってくるのではないでしょうか。その中で、一番ときめいていた瞬間の写真を選んでみましょう。もしかすると、ときめき過ぎて、写真を撮るのも忘れていたり、ライブなどで、中は撮れなかった場合もあるかもしれませんが、その場合は、一番近い写真や、それもなければ場面を決めるだけでもいいでしよう。また、2015年一番の笑顔大賞の写真を選ぶのもいいですね。1、2が終わったら、それらを改めて眺めて 「あーー、2015年もいい年だったな~!!」 と叫びまょう。■3:新しい年にしたいことを書き出す2015年を振り返ったら、まだしていなかったことを思い出したかもしれませんね。2016年にしたいこと、してみたいことを書き出してみましょう。そして、こんなことができたら最高! こんなことになったら最高! なんてことも書いてみましょう。そして、ここからが、もっとも大切なことですが、それらが叶った自分の姿をひとつひとつ想像しましょう。十分に、ニヤけたらオッケーです。もう、それらは予定のつもりで、ワクワクしながら2016年を過ごしましょう! 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年12月29日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「人に悩みごとを打ち明けられない」という、くまのすけさん(20歳・学生)へ心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■くまのすけさんのお悩み悩みごとなどを他の人に相談できず、自分で抱え込み崩壊してしまいます。相談だけに限らず自分を表現するのがすごく苦手です。どうやったらいいかわからないです。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは。ご相談を読ませていただきました。自己表現がニガテながら、こちらにご相談いただきありがとうございました。その一歩に敬意を表します。おっしゃるとおり、悩みごとを人に相談できない人はそもそも自分の思いや考えを言葉にして表現するのがニガテな方が多いです。そんなとき頭の中は相手のことでいっぱいになっています。話したいのは悩みごと。自分で抱えているとしんどいから聞いてほしい。けれど、いざ話そうとするともっと気になるのが相手の反応。自分が話したことに対して興味を示してくれるか。真剣に聞いてくれるか。バカにされないか。などなど、相手の反応をあれこれ妄想すればするほど、相手に受け入れてもらうために自分はどう表現すればいいかに気が行ってしまいませんか? するといつの間にかメインの話題が迷子になってしまい、結局、誰にも話せず抱え込んでしまう状況に陥ってしまいますよね。そんなことは関係なく、言いたいことを言えたらきっと悩まないのに。 ひとつ悩みごとを抱えているだけでもシンドイのに、相手の反応に余計に気を取られてしまって、心もヘトヘトにお疲れかもしれません。そこで自分を表現するのがニガテな人にお勧めしているのが、ブログを書くことです。そこに何も考えず、ただただあなたの気持ちを言葉にしてみるのです。悩みごとはもちろん、他人へのひがみ、自分大絶賛、マニアックな趣味について語るなど、何でもアリ。ポイントは、手帳や日記など自分だけが読めるものではなく不特定多数の人の目に自分の言葉を触れさせることです。ブログは匿名で始められますし、知り合いに読まれる可能性も低いので自分の中身を出しやすいのです。もしあなたが既にIDを持っているなら、もうひとつ「頭の中身ぶちまけ用」に開設するのもアリです。これ、簡単そうに思えますが、意外に難しいのです。自分の心にあふれる思いをいきなり上手に言葉にしようとしてもうまく行かず挫折するかもしれません。だからこそ数稽古が必要です。どんどん挫折して何度もやり直してみてください。じつは自己表現ができず悩んでいた私自身も過去に経験があります。たかがブログなのに、誰も見ていないのに、いざパソコンの前に座るとうまく書こうとしすぎて手が止まり、よく凹みました。だけど、そのまま続けるのです。その、上手く書けずにモヤモヤした気持ちもそのまま、書く。文章の完成度、表現力、全部中途半端なままで記事を完成させてとにかく少しずつ続けてみてください。あとで振り返って削除したくなるような記事もあえてそのまま残しましょう。これは、自分の心の中にあることを整理したり、表現する練習なのですが、もうひとつ目的があります。それは表現力の乏しい自分、幼稚で情けない自分、1人で抱えて出せない自身と向き合い、そのままの姿をさらす練習です。リアルな人間関係の中でそれができることがゴールかと思いますが、まずはこの方法、騙されたと思って試してみてください。そんなにきれいにちゃんと相手に伝えようなんて諦めてくださいね。あなたのぐちゃぐちゃしたそのままが人間らしくて素敵なのです。まずは自分が自分を認め、受け入れて行くこと。もっともっと、思いをたくさん言葉に出してみよう。今後ますます、あなたが発する言葉で必要なご縁が繋がっていくことを楽しみにしていてくださいね。応援しています! 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年12月15日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「どうしたら人を好きになれますか?」という、えれなさん(20歳・派遣)へ、心屋塾上級認定講師の小林威之からアドバイスをいただきました。■えれなさんのお悩み好きな人ができません。周りの友だちには、好きな彼氏がいてとても幸せそうです。でも私には、そんな好きな人ができません。友だちの紹介でお付き合いしたことはありますが、それほど好きになれず、付き合い方がわからないのか、素直になれないのかよくわからないんですが、相手の嫌なところばかり見つけてしまい、うまくいきませんでした。別れた後に、好きだったのかすらよくわからなくなりました。けれど、恋人がほしいなと思っています。でも私には、恋愛なんて向いてないんではないかとも思います。人を好きになりたいです。どうしたら人を好きになれますか? ■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりえれなさん、こんにちは。心屋流心理カウンセラーの小林威之です。恋愛をしてみたいけれど好きな人ができず思うように楽しめないと、つい自分は恋愛には向いていないと考えがちになってしまいます。同年代の友だちが彼氏と楽しそうにデートしたりお茶したり旅行したり、そんなのを女子トークで自慢されたり、はたまたSNSなどで見たくもないのに見てしまったり、なんだか自分だけ周りから置いてかれている気がしてしまうと思います。そんなとき真面目な人はつい、寂しくないふり、大丈夫なふりをして笑顔で過ごそうとしてしまいます。こんなことで寂しいと思ってはいけない、辛いと思ってはいけないと自分自身を叱咤激励してしまいますが、ちょっとだけその寂しさや辛さを感じてみてほしいのです。ネガティブな感情は大切な自分へのメッセージです。なぜ寂しいと感じるか、辛いと感じるか原因を探す必要はありません。ちょっとだけそのネガティブな感情に浸ってみてください。意外ですがこれが素敵な恋愛をするコツだったりします。 素敵な恋愛をするのに大切なのは自分の心が感じるための言わば「センサー」がちゃんと働いているかどうかです。どうして人を好きになるか、それは好きになった人がそばにいてくれると自分が満たされるからです。ご飯をご馳走してもらったり、プレゼントをしてもらったりそういう満たされ方もありますが、会話をしていて楽しい、一緒にいて楽しいなどモノよりも心が通うことの方がより自分の心が満たされます。自分がどうしたら満たされるのか、そのセンサーが自分の感情と結びついています。ですので、いま自分がどんな気持ちでいるのか、どんな感情を感じているのか恋愛に限らず職場でも友人同士の集まりでも、ちょっとだけ意識してみてください。感情のセンサーが少しずつ研ぎ澄まされると、本当に自分に必要な人が誰だかわかるようになってきます。またえれなさんは以前相手の嫌なところばかり見つけてしまったとありますが、これはそんなに悪いことではありません。自分の好き嫌いをちゃんと感じられるのは感情のセンサーがちゃんと働いている証拠でもあります。彼氏でも友人でも職場の人でも嫌な部分をつい見つけてしまうことがあります。それはじつは自分らしく生きるための大切なメッセージだったりします。他人の嫌な部分は自分らしく生きるためのヒントが隠されています。ですので、嫌だなと思ったら、もちろん逃げてもいいですが、どうしてそんなことをするか相手に聞いてみたり、ちょっと自分で考えてみたりすると意外な答えが見つかったりします。恋愛は自分を大切にしたい、相手を大切にしたいという気持ちがあれば誰でも幸せになれます。恋愛に向いていない人はいません。恋愛と向き合うのを諦めなければ大丈夫です。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年12月08日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いまの仕事で満足をして生きていくべきでしょうか?」という、ほりさん(販売業)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからのアドバイスです。■ほりさんのお悩み本当は絵を描いてそれを仕事にしたいのですが、好きなはずの絵が描けません。納得いくものが描けないことが怖いのか、描こうという意欲がわきません。現在販売業をしていますが、その仕事にも情熱を持って取り組めておらず、どっちつかずの状態です。すっぱり諦めて仕事に打ち込むべきだと思いつつも、絵を仕事にしている人や、みじかな友人がマンガ家としてデビューしたりと、他の人に意識を向けてしまうと羨ましくて自分が惨めでたまらなくなります。そもそも30歳を超えて行動に移せない時点で、本当は絵の仕事を心の底からしたいわけではないのかもしれません。それを認めてしまったら、本当に自分には何もなくなってしまいそうで怖いです。なので、現状は「いまの仕事に打ち込めないのはやりたいことがあるからだ」と言い聞かせ、仕事中のしんどい気持ちをやり過ごしています。仁さんの本や、お弟子さんのワークショップに参加するなど、自分を奮い立たせようと何度も頑張ってきましたが、手詰まりです。職場では上司ともうまくやれず、社交不安障害の診断を受け投薬治療を受けています。自分を認めることもできず、嫌な想いに満たされながら毎日をただ過ごしています。私は、本当は絵を描くことが好きじゃないのでしょうか。そうだとしたら、他人への妬ましさはなぜなのでしょうか。本当は好きじゃないんだと認めて、いまの仕事で満足をして生きていくべきでしょうか。少しだけ、ヒントをください。■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんよりそもそも、仕事に情熱は必要でしょうか? 人生に情熱は必要でしょうか? と言い換えてもかまいません。やりがいを持って仕事に取り組んでいる人や、情熱を持って生きている人を見て落ち着かない気分になるのは、その人たちと比べた自分があまりにもダメなような気がするからではないでしょうか。自分には何もない。私はたいしたことない。あまりにも平凡。どこまでも普通。そんなことを痛感するのが嫌だから。なにか特別な才能を持っていて、すごそうな存在でいられたら、満たされる気がするから。だから、情熱を持って生きている人を見て、「あの人は特別な才能を持っていていいな」と妬ましさを感じるのではないでしょうか? 「私は、本当は絵を描くことが好きじゃないのでしょうか。そうだとしたら、他人への妬ましさはなぜなのでしょうか。」 おそらくほりさんは絵を描くことは本当に好きなんだと思いますよ。下手の横好きです。ほりさんがどのくらいの素晴らしい絵を描かれるかということは、このご質問だけではわかりかねますが、ほりさんは内心自分の絵のことをこう思われているはずです。「下手の横好き」だと。ずば抜けているすばらしさのない普通の絵。自分の中で、一番の取り柄だと思われる絵が、たいしたことなくて、平凡で、才能がないなんて、そんな事実をつきつけられるのが嫌で、思い知るのが嫌で。逃げ回っている状態なのではないかな、と思います。「そもそも30歳を超えて行動に移せない時点で、本当は絵の仕事を心の底からしたいわけではないのかもしれません。」そうですね。ほりさんは、絵を仕事にして、そんな自分をスゴイと認められたいのだと思います。でも、そこまでの実力と才能がないことを自分が一番よく知っているから、好きなはずなのに描けないのです。では、どうしたらいいか。ほりさんは絵が好きなんです。才能の有無に関わらず。だから、下手の横好きのまま、描いてみてください。たいしたことない自分を味わって、切ない気分になりながら、ただ好きだから描いてみてください。絵では認められない自分を受け入れてみてください。たいしたことなくていい。平凡でいい。つまらなくていい。からっぽでいい。そんな情けない一番認めたくない自分を受け入れてみてください。からっぽな自分を諦めて受け入れた先に、今まで味わえなかった世界がやってきますよ。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年12月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「もっと自分に自信を持ちたい」という、りりさん(34歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■りりさんのお悩み最近転職した私。新しい職場で仕事を滞りなくやろうと結果を出したら、やたらと責められるようになりました。 直接、自分がダメなやつと思わせられるできごとも多く…。 いまも電車のなかで、涙がとまりません。 傷つけられ、自分が責められたとき、泣かないで立ちむかうことができる方法はありませんか? みんなの前で泣いてしまったし、公共の場でも泣いてしまうなんて、いい年して恥ずかしいです。 もっと自分に自信を持ちたいし、強くなりたい。どうか、アドバイスよろしくお願いいたします。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりりりさん、ご相談、ありがとうございます。転職って、そんなに多くするものでもないから経験値も少ないし、慣れるまで空回りしがちですよね。私も初めての転職で、痛い経験をしたことがあります。転職先では、「仕事ができると思われたい」し、「採用してよかったと思ってもらいたい」。だから、早く結果を出さなきゃと焦ってしまいがち。採用面接のとき、雇ってもらいたいからいいことばかりいっていると(まあ、いうものです)、「それに見合う自分を見せないといけない」と、ついつい力が入って、がんばってしまうものです。でも、この「●●と思われたい、思ってもらいたい」がくせものです。●●のなかに、あなたなら何が入るでしょうか。人が思うことですから、コントロールできるわけもなく、ゴールもわかりにくいですよね。そのためには「××しないと!」と脅迫的になったり、自分なりによかれと思って突っ走ったり、誰が見てもわかる結果を早く出そうと焦ったり…。けれど、「××」に振りまわされているときほど、まわりの状況が見えていなかったりするものです。自分だけの結果がほしいから、人の手を借りまいとがんばってみたり。じつは、思いきって手放した方がうまくいったりします。たとえば、「仕事ができなくてもいい」「人の期待にこたえなくてもいい」「ガッカリさせてもいい」などという具合に。だって、焦って何かしても大概いい方向へはいかないものですから。2回目の転職でも焦っていた私が、かけてもらってうれしかった言葉は「誰も、いきなりできるなんて思っていないからね。少しずつ覚えていってね」というものでした。それを聞いたとき、ほっとしたのと同時に「たしかに、そうだよなー」とふにおちたのを覚えています。どんなにできる人だとしても、まずは、職場に慣れることからなんですよね。前のやり方をいったん置いて、その職場のやり方を知る、教えてもらうことからです。つまりは、周りの人に助けてもらうことからなのです。逆に迎える立場からの経験では、こういうことがありました。新しく来た課長が、一番下っ端の私の仕事を「教えて」といって、一緒にやってくれたうえ、「これは大変だね」といってくれたのです。とてもうれしかったのを覚えています。“同じ釜の飯を食う”ではないですが、同じことをしていくなかで、その職場を知っていくこと、興味を持って知ろうとすることって、とても大切なことだなって思います。りりさんは、人から「傷つけられる」「責められる」と思っていらっしゃるようですね。どんな言葉がそれに当たるのでしょうか? じつは、自分で勝手に悪く解釈しすぎていることが多いものなのです。相手から本当は何といわれて、自分がそれを、どういう意味だと感じたかを書きだすと、面白いことがわかったりしますよ。誰もあなたを傷つけようとしていないし、責めたつもりがないことがほとんどだったりします。けれど、自分が「この人も、私を傷つけやしないか」「責めやしないか」と疑ってこわがってばかりいると、そうでない言葉まで過敏に受けとって「やっぱり、あなたもなのね」となってしまう。そして、自分の味方が誰もいないような気になってしまう。そんなパターンにおちいってはいませんか? 誰も責めていません。自分以外は…。まずは、自分を責めるのをやめてくださいね。「ダメな自分」「いい歳して公共の場で泣いてしまった自分」「自信のない自分」「弱い自分」を責めないで。「そんな自分でもいい」ってつぶやいて、許してあげてくださいね。そもそも、立ちむかわなくていいのです。滞りなくなんて、気にしなくていい。滞って、誰かに助けてもらうくらいでいいのです。そういう意味では「泣けてよかったね」といってあげたいくらい。ようやく、弱くてかわいらしいりりさんを職場のみなさんに見てもらうことができたのですから。これをきっかけに、もっとダメなりりさんをさらけ出していってくださいね。そんなりりさんに、みんな何かしてあげたいし、助けになりたいと思っていますよ。じつは、最初からだったのですが、いままでりりさんが受けとろうとしていなかっただけなのです。自分がその職場で何かしてやろうと思うよりも、まずは、その好意を受けとることからはじめてくださいね。いまの職場が、りりさんにとって温かくて楽しい場所になるように祈っています。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年11月17日人気の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。「娘が大学を辞めたいと言っている」という、さとみんさん(46歳・看護師)。心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんがアドバイスします。■さとみんさんのお悩み娘が大学を辞めたいと言っています。私は娘が生まれてすぐ、実家に戻り、離婚しました。私の両親、妹など身内で大切に育てました。間違いなく育てるために、私立中学にも入れました。私の勧めもあり、看護学部にも入リました。3年生にはなれず、留年しました(辞めると言いましたが説得で)。3年生になれましたが、実習後の面談で心を折られ、うつと診断されました。もともと気分障害がある子だと。そして休学。メンタルクリニックに通い、今後のことは考えないようにしているのだと。でも、もう嫌みたい。私の価値観で育ててきた罰。悔しい悲しい裏切られた…そんな感情さえある私。カチカチの固定観念の塊。娘にとっての幸せを祈っているのに、諦めきれない。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりさとみんさん こんにちは心理カウンセラー心屋ジェニーです。娘さんが大学を辞めたいと言われたのですねぇ。そしてそれからの現在のご様子を読ませていただきました。娘さんもですが、ママのさとみんさんも子育てほんとによくがんばりましたねぇ。ふたりともがんばりすぎて、ちょっと疲れちゃったのかもしれませんねぇ…若いママで離婚もしちゃったけど、娘さんが幸せになるようにがんばってこられたでしょうに娘さんのしんどさも、そして、さとみんさんの母親としてのショックも大きかったことでしょうねぇ…シングルで必死に働きながら育てたうちの子も学生の頃メンタルクリニックに通っていた時期がありましたので同じ母親としてさとみんさんのお気持ちがとてもわかるような気がしました。しんどかったですねぇ… 私の場合、子どもたちを授かってとてもとても嬉しくて、そして、その愛しい子どもたちの幸せを願って子育てをしていたつもりでしたが、シングルになってしまい負い目もあり私はますます厳しくなってたくさんの我慢をさせて、たくさんの無理をさせていました。そうして、心と身体が疲れちゃったうちの子と向き合うことになり、当時は どうしていいのかわからないばっかりでしたが、いま振り返ると、私は親を喜ばせてあげたかった、親の期待に応えたかったのだろうなぁと思います。「何をやってもうまくいかない劣等感だらけの私」が母親になり、親の基準で親の目と評価を気にしながら子育てをして、そして、できない自分を責め続け、弱音を吐き出すこともわからない自分になってしまっていましたが、さとみんさんは いかがだったでしょうか? 自分の弱みや弱音を打ち明けることができますか? そうして、幼い頃のさとみんさんはどんな子どもだったでしょうか? 子育ては、子どもを通して「子どもの頃の自分」に向かい合う作業になると思うのですが、娘さんのご様子を伺っていると「弱くてもいいんだよ」「ちゃんとできなくてもいいんだよ」「休んでもいいんだよ」「助けてもらってもいいんだよ」と、幼い頃のさとみんさんに見せてくれてるのではないかなぁと私は感じていますが、心当たりはありますか? そして、娘さんが大学を辞めたいと言われているとのこと。子どもの言葉には、それを見ている親の心の中にある本心を言い表してくれることが多くあるのですが、さとみんさんは、看護師を辞めたいと思われていたりしませんか? ひょっとして職場にもう行きたくない。と思われていませんか? いかがでしょうか? そうして、ご相談内容にあるように悔しい悲しい気持ちも感じられてあり、裏切られたような気がするのですねぇ…これはもしかしたら、子どもをちゃんと育てることができない自分がさとみんさんのご両親を(特にお母さんを)悲しませてしまった、喜ばせられなかった、裏切ってしまった、とさとみんさんがご自身が自分を責めているように感じますが、いかがでしょうか? それでは、自分を責めているカチカチの固定観念を壊す魔法の言葉を書いておきますので、どうぞ呟いてみてくださいね。・ダメな親だと思われてもいい。・まともな子育てができない親だと思われてもいい。・親を悲しませてもいい。・親の期待に応えなくてもいい。・子どもがかわいそうでもいい。・子どもを見捨ててもいい。・親を見捨ててもいい。・辞めてもいい。・弱くてもいい。・もう自分を責めなくてもい。・ちゃんとできなくてもいい。・甘えてもいい。・弱みを見せてもいい。・弱音を吐いてもいい。・助けてもらってもいい。どうせ私の子だから助けてもらえるし。どうせ助けてもらえるし。さとみんさん 私はいまだにたくさん厳しくてしくじることも多いけれど、できなくても、弱くても、ダメでも ほんとに助けてもらえますよ。自分の周りも世の中もほんとにやさしいのですよ。さとみんさんご自身がどうぞ体感されますように、そして肩の力をゆるめて楽に穏やかに笑って生きられますこと楽しみにしています。ご相談ありがとうございました。心屋ジェニーより。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年11月10日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「ちょっとしたことでイライラしてしまう」という、かなやんさん(29歳・アパレル販売)へ心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■かなやんのお悩み私はアパレル会社で店長をしています。最近、お店のスタッフのレジミスや行動のちょっとしたことにイライラしてしまいます。しかも私は表情に出やすく、雰囲気を悪くしてしまうので、自分にイライラして更に悲しくなってしまい悪循環です。スタッフのことは嫌いじゃないです。でも好きでもないです。歩み寄ることも気持ちがついていかなくてできていません。ミーティングや仕事外で食事に行ったら? など上司に言われたりしますが、仕事の後は職場の人と一緒に居たくない、早く帰りたい、と思ってしまいます。過食気味で太ってしまったかもしれない、と思うと接客にも自信がなくなってしまい、人に見られてる、という気持ちが強いのでだんだん休みの日は外に出たくなくなって家にいることが増えました。こんな自分が嫌いで、でもどうしたら良いのかわかりません。助けてください。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんより店長としてスタッフを抱えながらのお仕事、本当にお疲れさまです。責任ある立場だからこそ、スタッフの小さいミスにイライラしてしまうのかもしれませんね。人に見られている気持ちが強いとのことでしたが、言いかえると誰かに「見張られている」気分なのだと思います。かなやんさんは、いつ頃から人に見張られている感じがありますか? また、その見張られている感をずっとずっと遡ってみると、一体最初は誰の目を気にしていたと思いますか? きっと、その感覚は最近始まったわけではないと思います。お母さん、またはお父さんなど、小さい頃、家の中に居た人かもしれないし、周りに居た大人かもしれません。まずは原因となった記憶を突き止めてみるだけでも目の前のスタッフに対して寛容になれるかもしれません。なぜなら目の前の現実が、心の古傷を刺激していると理解できるからです。 ところであなたは「ちゃんとしなきゃ!」が心の中の口癖だったりしませんか? このセリフも遠い昔、誰かから常に求められてきたため、いつの間にか自分が自分に「ちゃんとする」ことを求めるあまり自分の行動を見張るようになったのかもしれません。すると今度は他人にも「ちゃんと」を求めるようになります。自分のミスを許せない人は他人のミスにも厳しくなってしまう。イライラは思い通りにならないときに湧いてくる感情です。他人の小さなミスによって「ちゃんとしてよ!」とイライラスイッチが発動し、これ以上ミスしないかどうか見張って、また見つけて、またイライラして…エンドレスですね。スタッフのでき栄えが自分の評価に繋がる恐怖も追い打ちをかけていることもあるでしょう。こうなってしまうと、相手も苦しいですね。完璧を求められながら見張られているとどうしてもミスが増えてしまいます。…このからくり、かなやんさんが誰かから見張られていることで感じている苦しさと似ている気がしませんか? そう気づいたら、今度は自分から自分を許し、緩めることができますよ。試しにこんな魔法の言葉をしばらくつぶやいてみてください。最初は刺激が強いかもしれませんが、きっと毎日がラクに面白くなると思います。ミスしてもいいスタッフがミスしてもいいそれで評価が落ちてもいい私もミス連発してもいい「やっちゃった」って笑ってもいい売り上げ下がってもいいいい加減な自分がばれてもいいスタッフに鬱陶しがられてもいい私、実はおっちょこちょいだしバカみたいですがしばらく呟いてみてください。かなやんさんはちゃんとしなくてもできる人なんです。いい加減だしおっちょこちょいだけど、そんな自分を認めた日から、ちゃんとできるようになる。だからもう自分を見張らなくてもいい。自分が緩んできたら、実際店の売り上げや評価が一瞬下がるかもしれません。だけど覚えていてください。だからと言ってあなたの価値とは関係ないんです。そこに気がつけたら売り上げも評価も勝手に上がることでしょう。誰もあなたを見張っていません。だからもう自分のことも見張るのをやめて、仕事もプライベートもただ楽しむ自分に戻るためのレッスン、ちょっと遊んでみてください。応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年11月03日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「過食症です」という、みんみんさん(35歳・会社員)へ心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■みんみんさんのお悩み約20年過食症です。心屋さんは、自分を愛し、自分の素晴らしさを認めろとおっしゃいますが過食症もそれで克服できますか? 過食をするたびに自分を責めもう二度としないと後悔ばかりの日々です。好きな人ができてうまくいきそうになっても過食がひどくなったり、自分が幸せになりそうな時にいつも邪魔されてしまいます。これって自分のことを幸せになる価値がない、と心の中で思っているからなのでしょうか? 顕在意識では幸せになりたいと願っています。ヒントを下さい。よろしくお願いいたします。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりみんみんさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。過食症を20年抱えていらっしゃるとのことで、過食される度に自分自身をつい責めてしまい、なかなかハッピーな気分にはなれないかと存じます。過食を毎回繰り返してしまう自分に、うんざりしてしまうと思います。今も過食をついしてしまいますか? そんなときに心がラクになる魔法の言葉があります。それは「私は過食をしてもいい」とつぶやいてみてください。そしてそのまま美味しく食べ物を頂いてみてください。思う存分たくさん食べてください。みんみんさん自身が過食を本当は止めたいのに、それを止めなくていいなんて、なんだか矛盾しているようですが、実は過食はみんみんさんを守ってくれているのです。みんみんさんの過食は自分の幸せを邪魔するものではなくて、みんみんさんを大切に守ろうとしてくれているのです。みんみんさんの何を守ろうとしているかといいますと、心です。心のバランスが取れなくなってしまったときに過食をして、みんみんさんを守ろうとしてくれています。過食をしてしまう大きな原因の一つは我慢です。例えば、つい「いい人」をしてしまったり、周りの期待に応えようとしてしまったり、怒りや悲しみの感情を表に出さないようにしたり、本当は伝えたいことがあるのにそれを飲み込んでしまったり、欲しいものややりたいことがあるのにそれを我慢したり…。 心の奥にいるもう一人の自分とのバランスが取れなくなってしまったときに、過食が起こることがあります。心のバランスが取れないまま自分の価値を認めようとしても、なかなか認めることはできません。常に我慢をして、表に出したい自分をまるでなかったかのようにしている、そんな自分は自分にウソをついているからです。では、どうすればいいかといいますと、少しずつ我慢を減らしていくことが大切です。我慢を減らすとは、いい人、役に立つ人をやめることです。みんみんさんが考える嫌な人、苦手な人と同じことをしてみてください。人に迷惑をかけたり、自分勝手な行動をしたり、責任を他人に擦りつけてみたり、自分がこれだけはしたくなかったことをやってみてください。どういうことかといいますと、他人より自分の考えや感情を優先してみてほしいのです。優しさや気遣いは素晴らしいですが、周りの人の機嫌を伺う行動は自分より他人を優先している状態になります。それは自分で自分の価値を下げてしまう場合もあります。そして何より覚えておいて欲しいことは、過食でみんみんさんのことを嫌う人はいません。過食のまま、幸せになってみてください。みんみんさんの過食を愛してくれる人を、愛してみてください。そんな人、周りにいないと思ってしまうかもしれませんが、人は自分が思っている以上に優しいです。みんみんさんの過食を責めているのは、何よりみんみんさん自身ですので。みんみんさんが自分の過食と仲直りできたとき、きっとみんみんさんがなってみたかった自分になれているはずです。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年10月27日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「部活を辞めてから勉強も不調…」という、砂糖さん(学生)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからのアドバイスです。砂糖さんのお悩み先日、部活を引退して受験生になりました。でも同じ部活の人でまだ引退しない人達がいて、その人達が羨ましくて、いつもそのことが頭からはなれません。勉強も引退直前まではすごく頑張れていたので、それを思い出してがんばろうとしてるのですが、そもそも学校に行きたくないと思うようになってきました。モヤモヤして苦しいです。どうすればこのモヤモヤを取り去ることができるのでしょうか? ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより同じ部活の人でまだ引退しない人達がいて、その人達が羨ましいのですね。文面から察するに、結果を残している人たちだけが今も引退しないで残っているということでしょうか?そうだとしたら、砂糖さんは自分のことを「私は活躍できなかった人だ」と思っているから、今も引退しないで活躍し続けている人たちを羨ましく思って、頭から離れないわけですよね。私は負け組私はおちこぼれそんなふうに、だれかと比較して自分はダメだと思ってしまっているので、自分以外の「なにかよさそうなもの」を見つけて羨望のまなざしを送ってしまっているのかもしれませんね。砂糖さんは、子供の頃から自分の身近にいる自分ではない誰かが認められていて、悔しい思いをしてきませんでしたか?お姉ちゃんなのかもしれないし、妹かもしれないし、近所の子かもしません。一度「このままの私を認めてよ」と言ってみてください。「私を誰かと比較しないで」「このままの私をすごいって言って」と言ってみてください。砂糖さんは自分のことを、「私は負ける人間」「評価されない人間」「優秀な人と比べて劣っている人間」だと思っているのかもしれません。どこかで「自分は人より劣っている人間」だと思いこんでしまって、それを誰よりも自分が信じているから、自分の周りをとりまく世界にその証拠が集まって来ているのです。ここでちょっと視点を広げてみませんか? この地球で生を受けて生まれて来る生物の中で、人間だけが「人より凄くありたい」「評価されたい」と思っています。他の植物や動物は、ただ生まれて、生きるために食べて、休息をして、老いて(もしくは喰われて)、命を全うします。人間だって、ただ生きているというだけで、役割を全うしているのです。もちろん砂糖さんもです。砂糖さんも、ただ生きているだけで、役割を全うしているのです。自分のことをすごいと思いたい、そのすごさを認められたい、と思っていて、それなのに人から認めてもらえなくて苦しい。そんな人は、自分のことをすごいと思っているその底のほうで、自分のことをたいしたことない、とも分かっている人なのです。本気でがんばっても、だれかに負けてしまうことをちゃんと分かっているのです。実際、本気でがんばってしまって、だれかに鮮やかに負けてしまったら「自分がたいしたことない」って証明されてしまうから…。だから、がんばれなくて牙をしまって、「私だってやればできるのに!」と、悶々としていたりするのです。本気出してがんばったのに、負けてしまったら、本当に自分がたいしたことないって現実をつきつけられるから…。だから「やればできるのに」ってぼやきながら、何もやらずに、うじうじしてしまうのです。では、どうしたらいいか。私、たいしたことないんだ。本気出しても、たいしたことないんだ…、ということを。そんな情けない、たいしたことない自分だということを受け入れてください。そして、たいしたことない自分のままで「本気」を出してみてください。それは、なにか特別に行動に移すとかいうことではなくて、本気を出して生きていこうって決めるということです。あらかじめ言っておきますが、本当にたいしたことない自分と向き合うことになりますよ。だって、どうしたって「上には上」がいるのです。でも、自分よりすごそうな人が現れるのを見つけては、指をくわえながら「私だって…」って悶々とする人生からは脱却できます。たいしたことない自分と正面から向き合ってみてください。本気で生きていたら、砂糖さんにとってはあたりまえにできてしまうことで、人より「すごい」ことがあるって気付くと思います。それは砂糖さんの望む「すごい」ではなくがっかりするかもしれません。でも、その自分にとってはあたりまえすぎてつまらない部分が、砂糖さんの魅力であり、実はだれよりもすごい部分なんです。「ありのままの自分で、自分らしく生きる」とても魅力的な言葉ですが、それって「つまらない自分で、自分らしく生きる」そんな姿が素晴らしい、ということなんですよ。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年10月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「結婚できない劣等感とずっと一緒に生きていかないといけないでしょうか」というMiさん(31歳・自営業)に心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■Miさんのお悩み今年32歳になります。大人になってから、真剣で長い恋愛を2回しましたが結婚までいたりませんでした。今も彼氏はいますが、また結婚できないんだろうなと思ってしまいます。家族・友人との関係も円満ですし、仕事も順調、精神的にも物質的にも満たされて生活できています。しかし、私は結婚していませんし、子供もいません。女性として選ばれなかった、生物として淘汰されたんだなと思って、ふとした瞬間に生きていることが虚しくなります。毎日毎日楽しんでいればいつかは諦めて虚しさを感じることがなくなりますか。あるいは、心の持ちようをすっかり変えることができるようになりますか。■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんよりMiさん、こんにちは、いかり屋圭子です。「結婚できない」と思っていらしてその劣等感に苦しんでいらっしゃるのですね。この質問だけではわからないのですが「女性として選ばれない私」という自分に対するイメージは、もしかしたら、もう昔からお持ちなのではないでしょうか。何か思い当たることはありますか。私が不思議に思ったのは、今、彼がいるのに「また結婚できないんだろうな」とMiさんが思っていることです。まさにこの思いが、結婚を遠ざけていると思うのですが、どうしてそう思いますか? 2度あることは3度あるからでしょうか。いえいえ、Miさんが真剣で長い恋愛をしたけれど結婚に至らなかったのは「たまたま」ですよ。 そして、「もう32歳だから」でしょうか。もしそう思っていらっしゃるとしたら、笑い飛ばしましょう。「もう32歳」ではなくて「まだ32歳」です。まだまだスタートラインに立ったばかりです。辛くて悲しくて落ち込んでいる時は視野が狭くなりますが、客観的な立場から申しますとそうなのです。Miさんはまだまだ結婚できる可能性に満ち溢れているし、遅くないのです。むしろ、結婚に近づいていると申し上げたいくらいです。結婚は、たぶん「結婚したい」と思っている人がしますよね。Miさんは結婚したい、けれど「できなかった」と思いこんでおられます。「できなかった」と決めてしまうには早すぎるのです。若すぎるのです。なので「できなかった」と言う過去形の言葉で決めつけてしまうのはやめましょう。自分のことを「結婚できない人」という前提で扱ってしまっていますよ。「結婚できない人」と決定事項にしてしまうなら、それは暗い気持ちになるでしょうし、結婚できなかった自分はどうするのか、どんな気持ちになるのかということを考えてしまいますよね。けれど、「私は結婚する人なのだ」と前提を変えてしまったらどうでしょう。もしかしたら、今お付き合いしてる方と順調にするかもしれないし、その後に知り合う方とするかもしれません。誰とするのかはわかりませんが、可能性はいつでも「ある」のです。「可能性がない」と「今」決めてしまっているのは、実はMiさんご自身です。「結婚できなかった」と過去形で言い切ってしまえば、自ら未来の可能性を0パーセントにしているのと同じです。結婚できなかった自分が、女性として選ばれず、生物として淘汰されるのだというネガティブなイメージをし続けるのではなく、「結婚した自分ならどうしてるだろう」と「ワクワクすること」をイメージして考えてみてください。そして、不思議なことに「逆」なのですが、「ワクワクすること」をしていると、結婚が近づく気がします。「毎日毎日楽しんでいればいつかは諦めて虚しさを感じることがなくなりますか」と書いていらっしゃいますが、逆ですよ。毎日毎日楽しんでいれば、結婚を諦めるどころか結婚が近づいてくると思います。そんなにしたい結婚を、簡単に諦めるのではなくて「結婚したいのだ」という自分の気持ちに正直になってください。2回真剣に付き合ったけれども結婚に至らなかった、悲しくて惨めな気持ち。そこで「結婚できるはずがない」と自分を卑下したり拗ねるのではなく「やっぱり私は結婚したいのだ」ともう一度素直に前を向いて欲しいのです。「結婚したい」と思う気持ちはとても素敵です。 「心の持ちようをすっかり変えることができるようになりますか」については、答えはイエスです。「結婚なんて簡単」と思っていてください。今のMiさんの頭の中には「結婚は難しい」「私は結婚できなかった人」「私は選ばれなかった女性」という言葉が呪いのように占めているのではないかと思いますが、この言葉を「結婚なんて簡単さ♪」「どうせ私は結婚する人だし♪」「どうせ私は選ばれる女性だし♪」という言葉に変えてくださいね。最後に音符マークをつけるくらい明るく、そして笑い飛ばすような気持ちで顎をあげて呟いてください。もし私がMiさんにお会いしたら「絶対に結婚できます」と笑いとばしてあげたいくらいです。それほど「言葉の力」というのは強いのです。自分が自分にかける言葉の力は一番強いのです。どうぞ、自分で自分の未来をネガティブに決めてしまわないでください。Miさんは自分が望めば結婚できるし、選ばれます。それは自分で「先に決めること」です。すぐには信じられなくても勇気を出してまず決めてくださいね。「結婚する私」「選ばれる私」は「諦め方」を考えることはありません。「結婚する私」はきっと自分が楽しくて、笑えて、好きなことをするのではないかしら。そして、結婚してもしなくても人生は素晴らしいです。独身でも既婚でも人の価値に変わりはありません。Miさんも私の年齢になればきっとわかります。結婚しようね。かげながら応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年10月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼に気持ちを伝えようとすると涙が出てしまう」という、メルさん(30歳・契約社員)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■メルさんのお悩みはじめまして、よろしくお願いします。私の悩みは自分の本音についてです。私は昔から親に『お前はこう思ってるんだろう』と気持ちを勝手に決めつけられ否定されることを言われていたせいか他人に自分の本音や気持ちを伝えることができなくなっていました。そんな中出会った彼氏には素直に気持ちを伝えるようにしているのですが、本音や感謝の気持ちを伝えようとすると途端に涙が出てきてしまいます(無理をしてるつもりはありません)。 事が頻繁に起きるので彼に伝えている言葉が自分の本音なのか、本当に感謝しているのか、自分自身分からなくなってきているし、彼にも私の言葉が信用されなくなってしまわないか不安に思ってしまいます。 なぜ涙が出るのか、このままでいいのか、よろしければアドバイスお願いします■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりメルさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。お悩みを読ませていただいて、本当にかわいらしい方だなあ~とほっこりしました。応援したくなりましたので、お答えさせていただきます。 昔の環境は、さぞ、辛かったことでしょうね。小さな頃からそんな風に過ごしながらも、「そんな過去だったから、あれができない、これができない、こんな私になった」とそのせいにすることなく、自分で自分の望む道を歩まれていて、本当に素敵だと思いました。さて、なぜか出てしまう涙の件ですが、大丈夫ですよ。人は心の深い部分で感じている(特に秘めていた)本当の気持ちを言うと、涙が出てくるものです。至って自然です。心屋流の言ってみるカウンセリングも、そのひとつに、自分の本当の気持ちに気づくために言ってもらっています。言ってみて、自分の反応(涙)にびっくりする方もたくさんいらっしゃいますよ。Dreams Come Trueさんも名曲「Love Love Love」で、「ねぇ どうして すごく愛してる人に 愛してるというだけで ルルルルル 涙がでちゃうんだろう♪」と歌っているくらいですから、安心してくださいね。 メルさんが感じる気持ちは、メルさんが感じたままで大丈夫です。疑わなくていいですよ。もしも、心配なくらい涙がでるのだとしたら、昔のことがあって、人よりも自分の本心をそのまま言えることがうれしくて、心が震えているのだと思っていいのではないでしょうか。もしかしたら、慣れてくれば、減ってくるかもしれません。素敵な彼に出会いましたね。そんな彼なら、メルさんの涙でメルさんの言葉を信用しなくなるなんてことはないと思います。ちなみに、彼に過去のお話はされているでしょうか。もし、まだのようなら、話してみたらどうでしょう。不安でいた気持ちも含めて…きっと、二人の仲が更に深まることと思います。二人、末永くお幸せに。そして、ここには書かれていないのでわかりませんが、彼以外の人にも、慣れてきたら、ぜひ、自分の気持ち、伝えてみてくださいね。きっと、更に、メルさんの世界が軽やかになっていくことと思います。応援しています! 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年10月06日人気の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。「ヒステリックな母親に疲れ果てた」という、あにゃさん(26歳・会社員)。心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんがアドバイスします。■あにゃさんのお悩み実の母親との関係に疲れ果てました。母は昔からヒステリックで、子供のころはよく叩かれたり、家から閉め出されていました。気に入らないことがあると、テーブルを投げたり、壁を殴って穴を開けたり、もう死にますと言って家を裸足で飛び出すことも多々あり、探さなければ「死んだ方が嬉しいんでしょ!」とさらに切れます。 何事も思い通りにならないと、家の中で大暴れし、私たち家族(父、私、妹)は必死に落ち着かせようとしますが、何を言っても全て被害妄想して受け取られ、余計暴れるので、困り果てています。そしてこの度私の結婚が決まり、とても喜んでくれたのですが、「私のときは全て親に決められて好きなように結婚式ができなかったから、あなたは自分のしたいようにしなさい」と言いながら、招待客に口出しし、母の同級生を14人も呼ぼうとするのです。そのため私が本当に呼びたい人は諦めなくてはいけなくなります。母も楽しみにしているし、最後の親孝行と思って、母の同級生を招待しようと思いましたが、一生に一度、どうして記憶にも残っていない人を呼んで、私の大切な人を呼べないのだろうと悲しくなり、人数の関係で全員は呼べないかもしれない、どうにかならないか、と相談すると、「だったら私は遠慮します」「援助はしません」「二人のお好きなように」といった内容から始まり、「あんたみたいな人が子育てに失敗するんだよ!」「2度と帰ってくるな」「赤ちゃんが産まれても抱っこしない」などなど、20通近くのLINEが10分おきに送られてきました。私は用事があり、ケータイを見ることができなかったので、溜まりに溜まったメールの山にうんざりしてしまいました。こうやってヒステリーを起こした後、「ごめんね、昨日は言い過ぎた」と言われますが、そんな母にうんざりです。親子だから何を言ってもいいと思って、好き勝手に喚き、人が傷つくことを分かっていません。「今薬を大量に飲んだので、もう終わりです」というようなメールがきたときには、不謹慎ですがほっとしてしまいました。絶縁したいです。でも結婚を控えていて、絶縁したら相手のご両親にどう思われるか、破談になるのではないかと思うとどうしたらいいか分かりません。もう疲れ果てました。助けてください。 ■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりあにゃさんこんにちは 心理カウンセラー心屋ジェニーです。ご相談ありがとうございます。ヒステリーなお母さんとの幼い頃からの親子関係あにゃさんほんとによく頑張って来られましたねぇ。そして、もうとても疲れられたご様子ですね。じつはうちの母親も以前 あにゃさんのお母さんと同じような言動行動を繰り返していた時期がありましたので、あにゃさんのご相談を読ませていただいてとても感じるものがありました。ああ…そういえばうちの母もそういう頃があったなぁ…と思い出したりしていました。そうして、そのような状態だった母と私は、現在は、とても穏やかで良好な親子関係が築けるようになりました。私があんなに怯えていた昔の母との関係からすれば、奇跡のような時間を過ごすことができるようになりました。私自身、母を喜ばせられない自分を責め、母の言葉や行動に異常に怯えて自分の気持ちや感情を抑えて生きてきてしまったのですが、それでも、心屋の考え方を知って気づかされ、そうして今の私があるように、あにゃさんの親子関係も改善するといいなぁと思いますので、どうぞ実際にやってみてくださいね。それではまず…、一見、今の目の前のお母さんが次々と嫌がらせをしているようなのですが、実は、自分の心の奥底で 自分が何を極端に嫌い、何を怖がっているのかということに気づかせてくれるのが『目の前の問題』なのだということ、心の奥底の『思い』が先で、その後に目の前の『出来事』が起こってくるということを知っていてほしいなぁと思います。この心の仕組みがわかると、「自分自身が極端に嫌い恐れていること」に自分が気づいて向き合うことで、問題は目の前から消えていくのです。あにゃさんの場合は、お母さんを喜ばせられない私は、「援助をしてもらえる価値がない」「どうせ子育てに失敗する」「縁談もうまくいかない」「受け入れてもらえるはずがない」「あんなお母さんみたいになってはいけない」「嫁ぎ先に迷惑をかけて恨まれる」などのような怖さがあるように私は感じましたが、いかがでしょうか? それでは、その怖さをひとつひとつ言葉で壊していきますね。次にある言葉を 声に出して読んでみてくださいね。 それでは どうぞ・援助してもらわなくてもいい・破談になってもいい・結婚できなくてもいい・嫁ぎ先に迷惑かけてもいい・子育てに失敗してもいい・感情的になってもいい・お母さんを怒らせてもいい・お母さんに嫌われてもいい・お母さんを嫌ってもいい・お母さんをがっかりさせてもいい・もうお母さんを見捨ててもいい・もうお母さんを見殺しにしてもいい・もう家族を守らなくてもいい・もう自分を大切にしてもいい・もう自分が一番しあわせになってもいい・あんなお母さんみたいになってもいい・私はお母さんそっくりでもいい・受け入れられてもいい・受け入れられなくてもいい・何もできなくても私はすばらしい・迷惑かけてもどうせ私は愛されてるし・どうせ私は愛されてるし・どうせ私は大切に扱われる人魔法の言葉を実際に言ってみて、いかがでしたか? 言葉に詰まったり、涙が出たりと身体が何か反応するかもしれません。自分の言いにくい言葉が笑って言えるようになると問題は終わっていきますよ。あにゃさん、私は自分の人生を取り戻し、もう幸せになりたいと決意しました。ごまかし続けてきた自分の感じていることや気持ちを大切にするためにも、あんなに恐ろしかった母に本気で怒り文句を言いましたし、今まで遠慮して我慢して閉じ込めてきた自分の意見も主張しましたよ。自分が自分を大切にする、自分が変われば周りも自然と変わりますよ。あにゃさんもどうぞご自分の存在、ご自分の感情や気持ちを優先してどうぞ大切に扱ってあげてくださいね。そしてもう、ご自分が一番幸せになってもいいということをどうか許してあげてくださいね。あにゃさんが穏やかに笑顔で過ごされる日々をとっても楽しみにしています。ご結婚おめでとうございます。ご相談ありがとうございました。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年09月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。自己投資をしたいれけど金銭的に…という、すみさん(43歳・会社員)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■すみさんのお悩み自分が稼いだお金を惜しまず自己投資する、なら良いことだと思います。でも「借金してまで」はやはりだめですよね…。今とても受けたいコーチングや講座がありますが、手持ちのお金もないし、分割払いにしていただいても、もうすでに少額とはいえ借金をしている身です。これ以上増えるのは不安です。分不相応だとあきらめるしかないのでしょうか。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは、ご相談ありがとうございます。借金をしてまで自己投資することに、何だか罪悪感が湧いてきてしまうのですね。きっとどちらを選んでも、勇気をもって選択した自分を誇らしく思えるのでしょうし、また一方で、心のモヤモヤが拭い去れない部分も出てきてしまうのかもしれません。すこし私の話をさせてください。私も、社会人になり経済的に自由が利くようになってから、かなり自己投資してきました。英会話から始まり、映像翻訳(字幕制作)、ライタースクールなど、借金の一歩手前まで、かなりの投資をしてきました。ところが学ぶ度に「何か違う気がする」と、才能のなさと業界の厳しさという現実を知り、挫折しては別のスクールと次から次へ渡り歩いていた時期がありました。そして最終的に辿り着いた心理学が、現在のお仕事に繋がっています。スクールジプシーが始まった当初は、自分には特別な技術や知識もなく、平凡な私には価値がないと焦っていました。これが最後、これが最後と自分に言い聞かせながら必死にスクールやセミナーに自己投資してきました。ところがいつまでたっても自分はダメなままだし、お金も出ていくばかり、胃もキリキリ…。そのことで、両親とも度重なる大喧嘩をしました。とにかくダメな自分を埋めたくて、いわゆる「自分磨き」のため何かを学ぼうとしていた頃は何も身につきませんでした。自分も大嫌いになり、もがき続けるうちに選ぶ基準が変わっていったことを覚えています。「自分を何とかしなければ」から単なる「知的好奇心」や「好き」へ。すると人間関係も苦手な人から好きな人ばかりになっていきました。あの時もがいて良かったと思うのが、この結果、今の足りない自分のままで私は十分満たされているということが分かるようになったことです。当時嫌いだった仕事も集中できるようになり、その仕事が好きになりました。そして、周囲の人たちにも存分に助けられていることも分かりました。すると、イヤイヤ働いていたのにも関わらず毎月同じお給料をいただけてきたことに感謝できるようになるのですね。お金がない! と思っていたのに、ありました。自分を埋めようと頑張ることをやめたら、不思議とお給料が上がりました。そして気づけば現在は、当時好きで学んでいた心理学がお仕事になっています。今年4年目ですが何とか続けることができています。それも、楽しく笑いながら。もしこちらの道に進んでいなかったとしても、いま楽しく笑っていることは変わらないのだと思います。それは何かがある、なしは関係ないのです。すみさんにお伝えしたいのは、借金して受講したとしても、今回は見送ったとしても、最終的には同じ結果が訪れるだろうということです。借金があるあなたにも価値があります。いまベストだと思う選択に間違いはないのでしょう。どちらを選んだとしても苦しい面があるかもしれませんが、行動した自分がいます。そこで出逢う人によって何倍にも成長させられることもあるでしょう。それをひとつひとつ味わっていくうちに、経済的にも精神的にも大きな豊かさが訪れるのではないかなと感じます。それを受け取ってくださいね。今すぐ何とかしたい気持ちも分かりますが、これまでもこれからも自分の選択に自信を持ってください。何を選んだとしても幸せにしかならないのだと思います。応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年09月22日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「恋愛に自信ゼロ」というりこさん(24歳・看護師)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■りこさんのお悩み私はこれまで一度も男性とお付き合いをしたことがありません。学生のころは自分に自信もなく、報われない片思いをずっとしてきました。もちろん告白をされたこともありません。社会人になって、自分から気持ちを打ち明けたり食事に誘ってみるものの、いい結果は訪れず、どんなに大丈夫と自分に言い聞かしても不安で不安で仕方がありません。今も大好きな人がいて、自分なりにアピールしていますがいつもと同じような感じになるのではないかと不安で仕方ないです。私は好きな人と結ばれる日が来るのでしょうか…。私はどうするべきなのでしょうか…。教えてください。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりりこさん、こんにちは。心屋流心理カウンセラーの小林威之です。なかなか意中の男性との距離が縮まらず、またこの先も、もし今と同じ状況かもしれないと思うと不安がつのってしまったりしますよね。その中でもりこさんは、積極的に行動したりポジティブな思考で自分に大丈夫って言い聞かせたりと、とても素晴らしいと思います。自分の人生を輝かすには、まず自分が自分のことを信じることが大切です。それは、常にポジティブに考えて行動することだけではなく、むしろ落ち込んだりうまくいかない時こそどんな姿勢でいるのかが大切です。うまくいっている時はだれでも、調子が良くてポジティブに考えられますしどんどん行動できます。調子が出ないときこそ、どうしたらうまくいくのか、どんなアクションを取ればいいのか恋愛に限らず人生においてどんな場面でも大切になってきます。 では何故りこさんが恋愛において、ちゃんとポジティブ思考で行動もしているのに結果がついてこないのか。それには一つの原因があります。それはりこさんの頭の中にある「前提」です。どんな前提かといいますと、「もてない」「魅力がない」というような恋愛に対するネガティブな前提です。このネガティブな前提を変えていくことが、りこさんの恋愛の流れを良くしていきます。そして、りこさんの悩みを簡単に解決する方法があります。実は今のりこさんでもうすでにモテモテなのです。もう一度言います。りこさんは今のままで異性にとって魅力的ですてきな女性なのです。それはダメな自分、例えば片付けができない、料理が上手に作れない、おしゃれじゃない、気が利かない、などなどダメな自分を見せても、実は男性から好かれるし、モテてしまいます。もしかしたら、今まであまり恋愛に対してうまくいっていなかったためについ、すてきな自分やちゃんとしている自分だけを男性に対して見せようとしてきたもしれませんが、実はそれは逆効果だったりします。りこさんがもし今の自分に魅力があるとしたら、実はめちゃくちゃモテモテだとしたらどうしますか? どんな行動、どんな考え方をしますか? ピンと来なければ、周りにいる人でモテている人、恋愛がうまくいっている人の真似をしてみてください。甘えてみたり、助けてもらったり、おごってもらっり、つい私がしても迷惑なんじゃないか、困らせてしまうのではないか、嫌われてしまうのではないかと思ってしまうことをやってみてください。わがままで、面倒くさくて、聞き分けがなくて、相手の時間ばかりかお金まで奪ってしまうそんな女性ほど男性はつい惹かれてしまいますので。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年09月15日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人を信じられない…」という、もっちゃんさん(43歳・医療関係)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスです。■もっちゃんさんのお悩みこんにちは。私には友人や恋人と呼べる人がいません。というより誰のことも信じられません。どうせ皆他に大切な人達がいて、私は取り残される、本気で相手にされないと思ってしまいます。とてもつらいです。でも、パートナーが欲しいので婚活を始めましたが、年上であることを理由に断られたりしてなかなか上手くいきません。今まで誰ともお付き合いをしたことがないので、それも恥だと感じています。一体どうすれば人を信じられるのでしょうか。アドバイスいただけると嬉しいです。■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんよりもっちゃんは、人には自分より大切な人がいて、自分は本気では相手にしてもらえない、婚活をしても今まで誰ともお付き合いをしたことのない年上の女なんか断られるに決まっている、と自分のことを思っているんですね。まず、どうすれば人を信じられるようになるのでしょうか。というご質問ですが。もっちゃんは人を信じられるようになったら、友人や恋人ができる、と思っていらっしゃるようですが…。逆です。信じられるか信じられないか分からない人を、懐開いて中にいれることで友人や恋人と呼べる人になり、それによってその人のことを信じられるようになるんです。だからまず、信じられないまま、信用していない人を自分の中に踏み込ませてみてください。怖いですよねぇ。 今までもっちゃんは、人を信用していないから以下のような思考と行動を取ってきたと思うんです。「この(信用していない)人には、私の大事な秘密、教えられない」「この(信用していない)人とは出かけられない」「この(信用していない)人とは遊びに行けない」そんなふうに思って無意識のうちに、人と自分の間に壁を作っていたのではないかなと思います。その壁を怖いまま取っ払ってください。「この(信用していない)人に、私の秘密、教えちゃえ」「この(信用していない)人と出かけよう」「この(信用していない)人と遊びに行こう」といった感じです。「信じられる人が現れてから、自分の心を開こう」と思っているから、いつまでたっても友人も恋人もできないんです。傷ついてもいいから裏切られてもいいから捨てられてもいいから泣かされてもいいから自分の心を、相手より先に開いて人と関わっていこう、と思ってみてください。今まで他人に踏み込ませなかった領域に、まだ信用してない人たちを踏み込ませてみてください。そうしたら、もっちゃんの望む「人を信用できる」人になれます。繰り返しますが、「この人なら信じられるから恋人(友人)になろう」ではなく、どこの馬の骨とも分からない、目の前に現れた他人に自分が、先に、心を許すのです。もっちゃんが怖れているように、傷つくこともあるでしょう。冷たくされることもあるでしょう。泣かされることもあるでしょう。でも、もっちゃんが思っているより世界は優しいんです。もっちゃんが心を開いた分、ただの顔見知りだと思っていた人が大きく微笑んでくれるでしょう。自分には関わりのない他人だと思っていた人が、たくさんの愛をその胸の中に送り込んでくれるでしょう。そして、もっちゃんが思っている以上の、喜びと楽しさを受け取れる未来がやってくることでしょう。ぜひ傷つくことを怖れずに…とはいっても、傷つくことが怖いわけですから、怖れずになんて無理ですよね。ですから「傷ついてもいい」「裏切られてもいい」「捨てられてもいい」と傷つく覚悟を先に自分の中でしてしまった上で、その頑丈に築き上げられた壁を取っ払ってみてください。もっちゃんが勇気を出して、心を開く瞬間を心待ちにしております。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年09月08日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「愛で結ばれていない両親が許せない」というまなおさん(34歳)からのご相談に心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■まなおさんのお悩みどうしても両親が純粋な愛情で結ばれておらず、お見合い結婚でお金と世間体で結ばれていることが、許せません。■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんよりまなおさん、こんにちは。いかり屋圭子です。ご両親が純粋な愛情で結ばれていないことが許せないのですね。まなおさんからは、そう見えるということでしょうか。はたして、純粋な愛情とは、どんな愛情なのでしょうか。私も若い頃は、結婚というのは愛し合っている二人が恋愛の延長でするものだと思いこんでおりましたが、どうやらそういうご夫婦だけではないらしいですよ。そして、結婚当初の愛情が薄れていっても別れないご夫婦が多いらしいことに気がつきました。結婚とは恋愛の延長というだけではなく、生活していくための形態であったり、生きていくためのチームであったりと、夫婦の数だけ関係性がありますし、当人たち以外にはうかがい知れない感情や、事情でつながっているものだと思います。そう、「夫婦のこと」は他人にはうかがい知れないのです。たとえ子供であってもです。 まなおさんのご両親の実際の関係は、お父様、お母様にしかわかりません。また、言葉で表現されることがあったとしても、その言葉と、お二人にしかわからないものの間にはきっと乖離があるのではないかと思います。夫婦がどうあるべきかはそのご夫婦自体が考えることで、それ以外の人間がとやかくいうことではない気がします。そんなに仲が良さそうに見えなくても実は家族としての愛情でつながっているご夫婦というのも多そうです。夫婦の関係性というのは本当に他人からはわからないのです。まなおさんが何故許せないのかはわかりませんが、34歳という年齢を考えても、この件は親と自分は別の人間であり、価値観が違っていいということを理解するための出来事でもあるように思います。人に対して「こうするべき、ああするべき」という自分のルール(法律)を守らせようとすると、自分が苦しくなるばかりです。人は自分の思い通りにはなりませんし、自分のルールは自分だけのものです。まなおさんには是非下記の言葉をつぶやいていていただきたいです。「お金のために結婚してもいい」「世間体を気にしてもいい」「よこしまでもいい」たぶん、ご両親に対して別の視点から見えるものが出てくるのではないかと思います。純粋な愛情がないと思っていたけれど、実はあるかもしれません。お金が愛情の形だったり、世間体を気にすることが家族を守ることであったりするかもしれません。今は許せないかもしれませんが、気持ちは必ず変わる時がきます。それはもしかしたらご両親がいなくなった後かもしれませんが、その時にわかることがあるのかもしれません。夫婦とはそれくらい、他人にはわからないものと思っていてくださいね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年09月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「進路が決められない自分が情けない」という、セオリーさん(19歳・学生)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■セオリーさんのお悩み自分で決めたことをすぐに後悔してしまいます。現在、デザインの専門学校に通っています。自分で決めた進路なのに、デザイン関係の仕事に就きたいと思えなくなりました。周りには私よりもデザインが好きな人がたくさん居ます。パソコンを使う授業でもつまづきまくり、すぐに嫌になってしまいました。昔から何かを選ぶ時、優柔不断になってしまうのです。直感さえも分からず、やっと決めたのに嫌になるの繰り返し。もうすぐで就職もしなければならないのにデザインの仕事に就くのも怖い、自分がどんなことに向いているのかも、何をしたいのかも分からないです。親には高い学費を払ってもらったのに、中途半端な自分が本当に情けないです。どうしたらこの優柔不断で飽き性な性格を直せるのでしょうか。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりセオリーさん、ご相談、ありがとうございます。今日は、セオリーさんにとって、耳の痛い話になるかもしれません。セオリーさんは、「自分で決めたことがイヤになって後悔してしまう」とのことですが、では、選ばなかった方に行ったら、後悔しなかったでしょうか。私には、「NO」と思えてなりません。人には、どちらを選んでも「後悔する人」と「後悔しない人」がいるだけのように思うのです。その違いは何かといえば、乱暴な言い方をすれば、選ばなかった方の「たられば」をある意味、現実逃避に使ってしまう人が後悔するのだと思います。うまくいかないことがあったとき「あっちに行っていたら、こんなことにはなってなかったはずだ、幸せになっていたはずだ」と決めつけて、あたかも手に入っていたはずの幸せを逃してしまったかのように、現実を嘆く…。その上、「選択が間違っていた」と自分を責めて後悔し、更に、その後悔する自分をも責めてしまう。親に迷惑をかけたことも含めて、何かにつけて自分を責めたいのだと思ってみた方がいいかもしれませんよ。もう自分を責めるのはやめにしませんか。 百歩譲って、間違っていたとしてもいいじゃないですか。やってみないとわからないことが沢山あります。違ってたら、変えてもいい。私たちは、日々、様々、経験して、自分の考えに反映してるのですから。人生とは面白いもので、今は無駄に見えても後になって、この為にあれがあったのか!となったりするものですよ。ちなみに、大体、迷っている時点で、決め手に欠けているわけですから、どちらを選んでも一緒だと思うのです。私も、どっちでもいいことが一番迷います(笑)。大丈夫、どちらを選んでも、きっと似たようなものでした(笑)! どちらを選ぶかより、どんなマインドで歩むかが重要なのではないでしょうか。もうひとつ、セオリーさんが、自分を「飽き性な性格」とおっしゃっているのに違和感があります。書いてくださっているような理由ですぐ嫌になったのなら、「飽きる」ではなく、「諦める」「挫折」の方がぴったりな気がするからです。そして、それが理由なら、失礼ながら、何をやっても嫌になるのは、無理ないかもな~と思ってしまいます。なぜなら、何を始めるにしても、最初から誰よりも好きで、うまくできるものなんてないと思うからです。「劣等感に耐えられない。そんな自分を見たくない」と言っているように、私には聞こえてしまいます。自分の中で好きなら、それでいいじゃないですか。最初からうまくいかなくてもいい。向いてる向いてないも関係ない。人よりダメだからといって、好きじゃないことにしなくていい。デザインも含め、これまでにも諦めたことがあるなら、もう一度、やってみませんか。もちろん、何をやるにしても、「周りよりだめな自分」を感じる時があるかもしれません。でも、今度は、そんな自分を受け入れて、そこからスタートしてみませんか。ちゃんと悔しさを感じて、力に変えてみませんか。そして、自分もゆくゆくは、できるようになる可能性を信じて、少しずつできるようになっていく自分を楽しんでみませんか。ちなみに、私も、今でこそ、ギターが楽しいですが、それまでに、うまくいかなくて2回挫折しています(笑)。今、思うに、その時はギターの楽しさを知る前に、できるようになる気がしなくて、諦めてしまったのだと思います(今も、うまいわけじゃないけど)。だから、楽しいものに出逢っていないだけかもしれませんし、わかる前にやめたのかもしれません。これまで挫折してしまったものも含めて、興味のあるものを、どんどん、何度だって挑戦してみましょうよ! 応援しています! 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年08月25日人気の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。「仕事が長続きしない」という、さっちゃんさん(23歳・無職)。心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんからアドバイスをいただきました。■さっちゃんさんのお悩み仕事が長続きしません。主に人間関係でつらくなって辞めてしまいます。人に馴染めず不器用で作業も接客もうまくいかず、いつも壁を作って逃げてしまいます。就職するのが怖いです。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりさっちゃんさんへ。こんにちは、心理カウンセラー心屋ジェニーです。ご相談ありがとうございます。ああ…会社の人間関係ですよねぇ…。さっちゃんさんのご相談を読ませていただいて、私も人間関係が下手で会社の人たちに馴染めず、うまく付き合えずにひとりぼっちで行き詰まってしまい、会社の人たちに怯えて会社が怖くなり、仕事が長続きしなくて、履歴書は1枚では足らないほど離職と転職を繰り返してきた経験をしています。1日のほとんどを過ごす会社での人付き合いが苦痛で楽しくないって嫌ですよねぇ。そして、再就職を考えても、また以前の会社のような人間関係を繰り返すのではないかと想像するだけで就職するのが怖くなってしまいますよねぇ。実は、さっちゃんさんのような会社の人間関係がつらい方のご相談はとても多いので、何かお力になれればと思い、今回選ばせていただきました。ひとつひとつお伝えしていきますので、よかったらどうぞご参考にされてくださいね。さっちゃんさんのお悩みを読ませていただいて、私が感じたことは、「私は会社の人たちに受け入れられていない」「私は嫌われている」と、どこかでそう思い込んで決めてしまわれたのではないかなぁ…と感じましたが、いかがでしょうか? 私もそうだったのですが、「私は受け入れられていない」と思い込んでいると、会社の人たちが雑談で談笑していても自分のことを笑われているような気がして、自分で勝手にバカにされたようなミジメな気持ちになって、どんどん「ああ…やっぱり私は嫌われているんだなぁ、ああ…やっぱり私は受け入れてもらえないんだなぁ」と。落ち込んで、さらにそれを強く思い込み、いつの間にか自分の心に壁を作ってますます除け者になっていき、会社に行くのも会社の人たちと話すのも、とても怖くなってしまいました。そうなってしまうと会社でひとりぼっち感に包まれてしまい、孤独でとてもさみしくてつらいのですよねぇ。そこで、さっちゃんさんに気づいていただきたいのは、「どうせ、私は受け入れられていない」と思い込んでいると、意識がそちらに向いているので、「やっぱり私は受け入れられていない、の証拠」ばかりをついつい見つけて集めてしまいがちなのだということ。そんな風に心が偏って(片寄って)しまうと、「私は受け入れられている」こともあり、「私は受け入れられている、の証拠」も目の前にいくつやって来たとしても、まったく見えて来ないし聴こえてこないのです。ですが、どんなに心が偏ってカンチガイをして落ち込んだとしても、私たちは最初から受け入れられているのです。なので、「私は受け入れられていない」という思い込みをひっくり返して「私は受け入れられてもいい」「私も受け入れられてもいい」そして「私は受け入れられている。ということにする」ということ、「私は受け入れられている人である」ということを、もう思い込んでほしいと思います。そして、私は受け入れられている人であるのだから、会社の人たちに妙に怯えたり身構えたり壁を作ったりしなくてもいい、媚を売ったり異常な気を使わなくていい、ということ。そうして、自分と関わる人たちに助けてもらえたり手伝ってもらえる、ということを、もう受け取ってほしいと思います。仕事の人間関係がとても苦痛だった私も、これを自分にひとつひとつやっていきました。そして今では、ずいぶん楽な人付き合いができるようになりましたよ。まだまだ時たま失敗したり、以前のクセが出て来ちゃったりもしているのですが(笑)。「私は受け入れられている。ということにする」にして、さっちゃんさんが楽しく働けますように、私もお祈りしています。ご相談ありがとうございました。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年08月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。どうすれば人を信じられるのでしょうかという、もっちゃんさん(43歳・医療関係)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■もっちゃんさんのお悩みこんにちは。私には友人や恋人と呼べる人がいません。というより誰のことも信じられません。どうせ皆他に大切な人達がいて、私は取り残される、本気で相手にされないと思ってしまいます。とてもつらいです。でも、パートナーが欲しいので婚活を始めましたが、年上であることを理由に断られたりしてなかなか上手くいきません。今まで誰ともお付き合いをしたことがないので、それも恥だと感じています。一体どうすれば人を信じられるのでしょうか。アドバイスいただけると嬉しいです。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんより人を信じられないのはとても辛いことですよね。一度そういう心の状態に陥ってしまうと、たとえ誰かが好意的な態度を示してくれたとしても、相手を心のどこかで疑ってしまったり、素直に受け入れられなくなったりしませんか。きっともっちゃんさんも、どこかで気が張りつめて心が疲れてしまっているのかもしれません。ところで、「人を信じる」って一体どういうことでしょう。例えば誰かに「あなたを信じているよ」と言われた(もしくは思われた)としたら、あなたはどう感じますか? 相手の期待に応えなければならないようで息苦しい? 相手の機嫌を取らなくてはならないと感じる? もしくは、信頼されると嬉しくて自信を得られたり、何をしても許され見守ってもらえると感じる人もいるでしょう。この質問の答えから、あなたが「人を信じる」ということをどう意味づけているかが分かります。もっちゃんさんの場合、「あなたを信じてるよ」と口では言いながら、相手が自分を傷つけたり裏切ったりしないか、つい見張り続けたくなっていたのではないでしょうか。言葉と本音が裏腹なのは相手もきっとうすうす感じるでしょうし、自分も何だかしんどいですよね。「人を信じる」というのは自分を信じるということ。今回ご相談をいただき、改めてそう感じました。たとえ、もっちゃんさんが傷つくようなことがあったとしても、それを受け止めたり乗り越えられる自分を信じる。また、意に反して誰かを傷つけてしまっても、自分の非を認め、素直に謝れる心を持っていると信じる。もしくは、そうありたいと願う。その覚悟がないから相手を変えたくなったり、過剰に期待してしまうのかもしれません。自分で自分を幸せにできる力があると信じられれば、他人に期待することはかなり減るのでしょう。本当に人を信頼したいのであれば、この魔法の言葉を差し上げます。「私はもう自分を幸せにしてあげてもいい」あなたに本気で向かい合っていないのは、他人ではなくあなた自身かもしれないから。放棄してしまった自分の幸せの主導権、いつからだって握り直せますよ。ご縁のある人と繋がり、素敵な関係が深められますように。しあわせを願っています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年08月11日話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「年上の既婚男性とばかり関係を持ってしまう」というあっちさん(35歳・自営業)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■あっちさんのお悩み私は若い頃から、お付き合いする男性が一人では満足できず複数人との関係をもってしまいます。 しかも15歳以上年上の既婚者の方ばかりなのです。恋愛をしてもセックスをしても、満足できないのです。将来結婚などを意識し始め、何かおかしいのではないかと思い始めました。 アドバイスお願いします。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりあっちさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。あっちさんは、お付き合いされる男性が複数いらっしゃったり、あっちさんの年齢よりひとまわり以上歳上の方とお付き合いされるのは「いけないこと」「ダメなこと」と考えていますか? あっちさんが今、問題を抱えていらっしゃるなら、「~してはいけない」「~するべき」「~はダメだ」など禁止や否定している考え方が、問題を引き起こしていたりします。問題は他人や周りの環境が作るのではなく、あっちさん自身の内側にあります。あっちさんが複数人の異性や既婚者とお付き合いするのを周りの人が咎める場合がありますが、あっちさん自身が周りの人の意見に同調して「いけないこと」「だめなこと」と自分を否定し始めるとどんどん問題が大きくなっていきます。 ですので、まずは自分自身を否定している部分がありましたら、それを許してみてください。「そんな自分もいてもいいよ」って自分に語りかけるのが自分を許すコツです。「複数人の異性と付き合ってもいいよ」「既婚者を好きになってもいいよ」「ひとまわり以上歳上の人を魅力的と感じてもいいよ」とこんな感じであっちさんの心が緩む言葉を探してみてください。人が悩んだりストレスを感じたりするときのポイントとして、自分の意見より周りの人の意見を優先したときに感じやすくなります。周りの人に責められても、世間の常識と違うと感じてもまずは自分の価値観や感じたこと、考え方を優先してみてください。そこから解決の糸口が見つかります。またあっちさんが今の現状に満足できないというのは、「満たされない感情」が心の中に眠っているのかもしれません。その感情は誰かからの愛情であったり、ましてやお金やブランド物などでは満たされません。あっちさん自身で満たしていく必要があります。女性が恋愛において悩む原因の一つに自分のお父さんとの関係があります。お父さんは今現在のお父さんではなく、自分が幼い頃のお父さんとの関係がポイントになります。あっちさんが幼い頃、お父さんとの距離感が近ければ、男性との距離感も近く恋愛も楽しめる確率も高くなります。逆にお父さんとの距離感が遠ければ、男性との距離感も遠くなり、接するのがなんとなく怖く感じたりして恋愛が楽しめなかったりします。そして本当はお父さんから欲しかった愛情を他の男性に求めている場合があります。これは、あっちさんに限らず多かれ少なかれ女性なら誰しも持っていたりします。あっちさんの場合は、歳上の男性からその愛情をもらえるような感じを受けるのかもしれませんがそれは悪いことではありません。あっちさんが本当は欲しかったお父さんからの愛情や言葉、例えば「えらかったね」「よくがんばったね」「かわいいね」「いてくれてありがとう」など、あっちさん自身の本音に気づいて、その言葉をお父さんからもらっているイメージをしていると、あっちさんの心が満たされて、よりあっちさんの望む恋愛に近づいていきます。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年08月04日