歯科医でモデルという異色キャラ“美しすぎる~”というフレーズが各所で聞かれる昨今だが、今度は「美しすぎる歯科医」が話題を集めている。話題の人物は、東京歯科医科大大学院に在学する歯科医でモデルの関有美子。日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」などバラエティ番組にも積極的に出演し、知名度を上げてきている。歯科医として、同大学の歯学部付属病院で診察にたずさわるかたわら、人気ファッション誌「AneCan」などで、7年前から読者モデルとしても活躍している。現在では、このほかにも各メジャー誌から引っ張りだことなっている。やはり歯の美しさにはひときわプロ!歯科医ということもあって、やはり歯の美しさ、口元の美しさは、ひときわプロ級だ。本人も美しい白い歯が印象的で、9月には、自身が監修した「音波式電動歯ブラシセット D-beaute」(角川書店)を発売している。こちらはコスメ感覚のデザインでコンパクトな本体となっており、携帯にも便利な電動歯ブラシ。いつでもケアができ、歯の美しさと健康を保つことができるという。関は今後モデル業のみならず、女優にも挑戦したいと考えているとか。多彩に活躍の場を広げる彼女の今後に注目が集まる。元の記事を読む
2012年10月10日いい歯科医に巡り合いたい……と思う人は多いのではないでしょうか。いっそ、歯科医に聞いてみようと、歯学博士で歯科・口腔衛生外科の江上歯科(大阪市北区)院長・江上一郎先生に「歯科医から見たよい歯科医」についてお話を伺いました。■治療中心系、わくわく系、専門系……タイプがある「口コミや近所で評判の歯科医院があればまず訪れてみるとよいと思いますが、やはり、いい歯科医かどうかを決めるのは、患者さん自身です。『自分で確かめよう』と、積極的な気持ちで探しましょう」と江上先生。「われわれの業界では、歯科医院をタイプ別に分類しています。口コミがなく探すときには、まずどのタイプの歯科医院にかかりたいかを想定してからホームページや電話帳などで探してください」と、江上先生は、歯科医院を次のようにタイプ分けします。・治療中心系……一般的な「歯科」。一番多いタイプ。・わくわく系……子どもやファミリーを対象にしている。スタッフが白衣ではなくエプロンを着用したりと、歯科医院らしくない雰囲気を出している。・専門系……「歯科」一般のほか、子どもの治療を専門的に行う「小児歯科」、親知らずを抜く、歯根のうみの袋の摘出など、手術を含めた外科的処置の技術を持つ「歯科口腔(こうくう)外科」、歯並びや噛(か)み合わせを整える「矯正歯科」、インプラントを主流に扱う「インプラント科」、口臭を気にされる方を対象とした「口臭外来」など、専門性を掲げている。・予防系……歯周病予防に力を入れている。定期的に美容院感覚で通う人が多い。自費診療。・審美系……歯と口の美を追究し、美容目的の整形を行う。自費診療。・エンド系……根管治療に特化。抜歯をせずに、完全無菌状態で歯の神経が入っていた管(根管)、または歯根部の嚢胞(のうほう。分泌液がたまり袋状になったもの)の治療を行い、歯の保存を目的とする。自費診療。江上先生は、こう説明を加えます。「それぞれの専門に特化している場合と、複数の専門科を掲げている医院とがあります。歯科口腔外科は大学病院や総合病院にはありますが、個人のクリニックでは全体の1割ぐらいでしょう。審美系は都会に多いタイプです。具体的には、例えば、『親知らずに虫歯ができた。どうも抜いた方がよさそうだ。仕事が忙しい』場合は、ホームページで、『職場から通いやすい距離で、歯科口腔外科を専門にしている医院をピックアップする』と探してみましょう」■治療予算を相談できる医師を見つける次に、訪れたときのチェックポイントについて、江上先生に教えていただきましょう。・初診時、いきなり訪れるのではなく、電話をして、「歯ぐきのうずきが市販の鎮痛薬を3日ほど飲んでも治らないのですが、診てもらえますか」などと、症状を具体的に伝えてください。その対応によって訪れるかどうかを判断します。・受付のマナーが良い、全体に明るい雰囲気というのは、感じが良いだけではなく、経営に余裕があり充実したスタッフ教育を反映していると考えられます。・ある程度新しい設備がそろっていること。治療時間や治療中の痛みなど、患者さんの負担を軽減します。・いきなり治療を始めず、治療方法について説明をしてくれるかどうか。また、質問がしやすい雰囲気であるかどうか。患者さんが急いでおられたとしても、医師はきちんと説明をして同意を得てから治療にかかるべきです。・治療の予算を聞いてくれるかどうか。聞いてくれつ場合は、予算内で最大限の治療効果について考えてくれるでしょう。自費診療の場合は価格表示がされているかどうかも重要です。・子どもや学生、高齢の患者さんが多いと、優しく丁寧な治療を心がけているのだな、と推察できます。・清掃が行き届いている、薬のにおいが充満していない(空気清浄ができている)、スリッパが抗菌であるなど、院内の清潔度合いを見ます。清掃状態は、感染症の予防から、クリニックとしての心構えが反映されています。ありがとうございました。これからは積極的にこれらをチェックし、自分に合うかかりつけの歯科医を自らの判断で見つけたいものです。監修:江上一郎氏。歯学博士。専門は口腔(こうくう)衛生。歯科・口腔外科の江上歯科院長。江上歯科大阪市北区中津3-6-6阪急中津駅から徒歩1分、御堂筋線中津駅から徒歩4分TEL:06-6371-8902藤井空/ユンブル)
2012年09月22日医研ホールディングスの子会社である日本予防医薬は、長時間の運動やスポーツ、日々のトレーニングをサポートするスポーツドリンク「イミダペプチドアスリート」を発売した。「イミダペプチドアスリート」は、疲労回復物質として知られる“イミダゾールジペプチド”200mgに加え、クエン酸4000mgなどを配合。本気で運動したい人に必要な各種栄養素を配合したスポーツドリンク。1包の粉末を500mlの水に溶かして摂取する。さわやかなライム風味でスッキリ飲め、携帯もしやすい。10包入りで3,480円。1包あたりの主要成分は、イミダゾールジペプチド200mg、クエン酸4,000mg、ビタミンB1 2.0mg、ビタミンB2 2.2mg、ビタミンB6 2.0mg、ビタミンB12 4.0μg、ナイアシン 22mg、パントテン酸11.0mg、葉酸200μg、ビオチン90μg、ビタミンA 450μg、ビタミンC 160mg、ビタミンD 5.0μg、ビタミンE 16.0mg。スポーツジム等の店頭で販売される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日医研ホールディングスの子会社である日本予防医薬は、長時間の運動やスポーツ、日々のトレーニングをサポートするスポーツドリンク「イミダペプチドアスリート」を発売した。「イミダペプチドアスリート」は、疲労回復物質として知られる“イミダゾールジペプチド”200mgに加え、クエン酸4000mgなどを配合。本気で運動したい人に必要な各種栄養素を配合したスポーツドリンク。1包の粉末を500mlの水に溶かして摂取する。さわやかなライム風味でスッキリ飲め、携帯もしやすい。10包入りで3,480円。1包あたりの主要成分は、イミダゾールジペプチド200mg、クエン酸4,000mg、ビタミンB1 2.0mg、ビタミンB2 2.2mg、ビタミンB6 2.0mg、ビタミンB12 4.0μg、ナイアシン 22mg、パントテン酸11.0mg、葉酸200μg、ビオチン90μg、ビタミンA 450μg、ビタミンC 160mg、ビタミンD 5.0μg、ビタミンE 16.0mg。スポーツジム等の店頭で販売される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日体に不調を感じたとき、ふと頭をよぎる健康診断や人間ドック。ちまたに情報があふれるこのごろ、なんだか自分の身が気になります。そこで、内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に詳しいお話を伺いました。■健康診断にはない消化器官、がん検査がある始めに、健康診断と人間ドックの違いについて、泉岡先生はこう説明します。「どちらも体に異常がないかを確認するための検査です。『健康診断』は学校や職場、自治体で行われ、法令によって実施が義務付けられています。これに対し、『人間ドック』は任意で行う、つまり、希望する人が自分で医療機関を選んで受けに行く、という違いがあります。人間ドックは、『個人的に、健康診断より一歩踏み込んだより詳しい検査』だと言えます」具体的に、健康診断や人間ドックではどんな検査を行うのでしょうか。「健康診断では、主に心臓病、肺疾患、糖尿病などを対象に7~24項目の検査を行います。血液検査をすることがありますが、それで体のことがすべて分かる、と勘違いをされている方が多いように感じます。分かるのは、貧血、コレステロール値、肝臓や腎機能、糖尿病、痛風についてです。胃や腸などの口から肛門までの消化器官の異常やがんについて、詳しい症状までは分かりません。人間ドックでは、半日、一日、1泊2日など、費用や時間面で選択するコースによりますが、例えば、一日ドックでは約30項目を調べることになります。健康診断には含まれない、胃カメラ検査、腹部のCTやエコーによる検査、膀胱(ぼうこう)のエコー検査などを行います。がんのごく初期を発見するなど、健康診断では見つからない病気が分かる場合もあります。希望に応じて、医師の紹介なども行います」(泉岡先生)■事前に、自分に合う検査を医師に相談する人間ドックの初心者は、医師に何を質問すればいいのか分からないと思いますが。「人間ドックを受ける前に、自分に合っているのはどのような検査なのかを率直に尋ねるといいでしょう。『まあ、いいか』などと思わないで、自分が気になっている症状を細かく伝え、『この検査で不安を解消しよう』という姿勢で受けてください。また、検査結果の説明にはもちろんですが、結果を記した書面には、医療に関する専門用語が羅列されています。分からないこと、納得ができないこと、不安に思うことは、遠慮せずに担当医に質問しましょう」(泉岡先生)費用面の心配もあります。「患者さんから『家族が健康保険で検査を安く受けられたので、私もお願いします』と言われることがありますが、健康保険とは、本来『病気の人』への治療や検査に対して、医療費を保険者が一部負担する制度です。ですから、健康な方が体のチェックを行う場合、健康診断も人間ドックも、保険は適用されません。人間ドックは現在(2012年5月)、半日コースでおよそ3万円ぐらいからでしょう。職場で団体割引などがある場合もあります」(泉岡先生)人間ドックには、いつ、どのようなタイミングで行けばよいでしょうか。「体に異変を感じたら、年齢にこだわらず、より早く自分の体を見つめ直す機会だと考えて受けることをお勧めします。日本人男女の悪玉コレステロールの平均値は、欧米諸国の平均値をすでに上まわっている、という報告をご存知ですか。日本では今、ファストフードや肉食など食事の欧米化によって、肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病など、生活習慣病の若年化が急速に進んでいます。また、乳がんや子宮がん、胃がんなどのように20代の女性の発症率が高いがんもあります」(泉岡先生)人間ドックが身近に思えてきました。人間ドックで健康意識が高まった、という声も耳にします。そろそろ考えるべきかもしれません。監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長。医療法人宏久会泉岡医院院長。泉岡医院大阪市都島区東野田町5-5-8JR/京阪電鉄京橋駅中央出口から徒歩7分TEL:06-6922-0890岩田なつき/ユンブル)
2012年08月18日最近、「かかりつけ医」という言葉をよく耳にします。何やら「気楽に行けそうな近くの診療所」という響きですが、「意外にどういう存在か知られていない」と言うのは、大阪府内科医会(大阪府下の内科診療所の医師が集まる団体)会長で、糖尿病専門医の福田正博(ふくだ・まさひろ)先生。医療の連携システムなども含め、詳しいお話を伺いました。■かかりつけ医の紹介だと、大病院での検査や入院の予約が早い――「かかりつけ医」とは、何をする医師なのでしょうか。福田先生「大病院志向」と言って、どんな病気でも大きな病院の方が安心だという風潮があります。しかし大病院では、「待ち時間があまりに長い」、「いつの間にか担当の医師が変わっていた」、「3時間待って診察は3分だ」などのデメリットも少なくありません。また大病院とは、より重症の、より専門的な治療を必要とする入院患者さんに対応することが本来の役割ですが、軽症の外来患者さんが多いと業務に支障をきたします。それをできるだけ解消しようと、現在は国の施策で医療機関の機能分担が進み、「病院は入院診療を受け持ち、外来の診療は診療所が受け持つ。その上で、病院と診療所が連携してネットワークを整える」というシステムができつつあります。日ごろは近所のかかりつけ医で健康の管理をしてもらい、検査や入院が必要なときは、どの科の専門医に受診するのがよいのか、どの専門病院、総合病院が良いのかが相談でき、紹介してもらえるというわけです。病院での検査や入院が終了すれば、またかかりつけ医で診療や薬の処方、管理を行います。――それは便利ですね。何かがあれば、まずは、かかりつけ医に駆け込むことによるメリットはたくさんありそうです。福田先生風邪をひいて熱がある、じんましんが出た、胃の不調が続く、不眠症かも?ねんざをしたなど、いろいろな体調不良のときにまず相談できるのがかかりつけ医だと考えてください。それに、街の開業医であるかかりつけ医は、待ち時間が少ない、医師とのコミュニケーションが成り立ちやすい、過去のいろいろな症状を把握されているなど、患者さんにとって安心、便利な点は多いでしょう。入院や検査が必要となった場合でも、かかりつけ医からの紹介で大きな病院へ行くほうが、その病院に直接行くよりも早く予約が入る、待ち時間が少ないということも多いようです。これはよく不思議に思われますが、「医療連携システム」上、連携している診療所からの紹介の場合は、予約の枠が別に設定してあり、通常より早くなることが多いのです。――かかりつけ医の上手な探し方を教えてください。福田先生家族や近所、周囲の人が通っている診療所の評判を聞く、いわゆる口コミ情報で探されるのが一番手軽でよいでしょう。しかし注意点が一つ、やはり医師と患者さんにも相性というものがありますので、その点は一度訪れてみて、ご自分で確かめることが大切です。病気でないとき、例えばインフルエンザの予防注射や健康診断などで受診してみるというのもいいでしょう。ポイントは、その医師が自分にとって話しやすいこと、話を聞いてくれること、丁寧に説明してくれることでしょう。ただし、にこにこと優しいだけでは不十分です。医師は患者さんのためにならないときは厳しく指導しないといけないこともあります。ご自分の健康にとって、本質的に良いアドバイスをくれる医師かどうかが重要でしょう。一方で、かかりつけ医が何でもできるスーパードクターである必要はありません。それよりも、健康管理について何でも相談に乗ってくれる、守備範囲以外の症状を発見した場合はすぐに適切な専門機関を紹介してくれる医師が理想です。また、大阪府内科医会では、会が市民の皆さまに推薦できる医師を認定する「大阪府内科医会推薦医」の制度を独自に設けていて、ホームページに一覧を掲載しています。そういう活動をしている地域もあると思いますので、インターネットなどを活用し、積極的に情報を探してください。――ありがとうございました。体調が悪いなと思ったときは家族や友人に相談しますが、その延長で、健康管理や薬について専門的な相談をすることができる、いざ病気というときに頼りになるのがかかりつけ医のようです。早速探してみてはいかがでしょうか。監修:福田正博氏。大阪府内科医会会長。医学博士。糖尿病専門医。ふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)院長。名医として数々のメディアで紹介され、著書に『糖尿病は「腹やせ」で治せ!』(アスキー新書)、『専門医が教える 糖尿病ウォーキング!』(扶桑社新書)、『専門医が教える5つの法則「腹やせ」が糖尿病に効く!』(マガジンハウス)、最新刊の『専門医が教える 糖尿病食で健康ダイエット』(アスキー新書)は、一般の人対象のヘルシーダイエットの実践法が分かりやすく述べられていて話題になっている。(品川緑/ユンブル)
2012年08月02日社団法人日本健康機構は、理事長の坂戸孝志氏が開発した、腰痛や肩こりなどの痛みを解消する「筋緩消法」の科学的な立証に成功。日本統合医療学会において、論文「筋緩消法が腰背部筋緊張および腰痛に及ぼす影響」を発表した。腰痛の悩みに関しては一般的に、骨格のゆがみが原因と考えられ、整骨院などでは圧迫やけん引により矯正し、痛みを和らげる施術が広く行われている。一方、この筋緩消法は、被施術者を立たせ、かつ運動をさせながら筋肉に圧力をかける施術法だ。筋肉の過度な緊張状態を軽減することにより、痛みを解消。そのため、骨格のゆがみを矯正する方法とはまったく異なる施術法となる。さらに、10分程度の施術で終了することも特徴だ。仕事帰りやランチタイムの合間など、ちょっとした時間を見つけて施術に通うことも可能になる。同論文では、この筋緩消法を科学的に立証。万人において適用可能で、かつ効果が期待できる施術法であると論じた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「学会の参加回数」調査を実施した。調査手法は、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチで、調査期間は3月23日~29日。有効回答数は2,738件だった。「学会の参加回数」について、1年に「1回~3回」参加しているという回答が最も多く、66%となった。2番目は「4回~6回」(19%)。参加する時間を確保するのが難しいためか、専門医、指導医更新のため、必要なものだけ出席している、といったコメントが目立つ。費用については、「年2~3回、発表する場合はそれ以上」病院からの補助がでるという回答が多い。「年間7~20万円」と金額で設定されている場合も。少数だが「全額自己負担」というコメントも見られる。「参加していない」は8%。「忙しくて時間がない」「代診の先生がいない」「開業している」といった理由が挙げられている。中には、「学会に入っていない」「専門医をとっていない」というコメントもあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月01日一般財団法人日本健康開発財団は、日本特有の文化として関心の高まりつつある「温泉・入浴」にテーマを特化した研究の拠点として、温泉医科学研究所を開設した。同財団は、1974年の設立以来、温泉療法、気候療法、食事療法、物理療法などの自然環境を利用した自然療法等に関する研究を推進してきた。同研究所では、「温泉・入浴に関する研究」に重点的に取り組みその結果を広く発表していくという。さらに多様な研究機関、企業、自治体等と協力し、将来的には「温泉」に携わる研究者をつなぐ役割を担うことを目指している。日本は、世界最大規模の温泉資源や歴史的にも長い温泉文化を持つ。かつ、日常的に湯につかるという世界的にみても特徴的な生活習慣がありながら、温泉・入浴に関する医科学的エビデンスの構築は必ずしも十分ではないのが現状。同財団では「温泉・入浴」に関する医科学的研究成果を国内外への発信することが、日本人の健康作りに寄与し、海外からの日本文化への関心を高め、日本の温泉地を主とした地域の活性化に貢献するものとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月20日大豆や豆腐などの伝統的な大豆食品を摂取することにより、乳がんや前立腺がんになるリスクが低くなる―。アメリカ癌学会が発行している「栄養と身体活動(健康)に関するガイドラインが2012年に更新され、大豆の摂取とがん予防についての関係について報告された。アメリカ癌学会(ACS)は、医療専門家、政策立案者、一般市民に対し、がんのリスクを減らす食事や生活習慣等のアドバイスをするため 「栄養と身体活動(健康)に関するガイドライン」を発行している。そのガイドラインによると同学会はがん予防に際して「健康的な体重を達成、生涯それを維持すること」、「身体的にアクティブなライフスタイルを身に付けること」、「植物性食品の摂取を中心にし、健康的な食事をすること」、「アルコール飲料は量を控えめにすること」の4つを推薦している。さらに2012年に更新されたガイドラインによると、大豆や豆腐などの伝統的な大豆食品の摂取は、乳癌・前立腺癌・子宮内膜癌のリスクを軽減することを発表。これは疫学的研究で多く証明されており、そのほかのがんのリスクの低減についても、いくつか報告されていることを発表。その理由として、大豆・大豆食品は優れたタンパク源であり、肉の良い代替品となることや、ホルモン依存性のがんを予防する、イソフラボン植物性化学物質が豊富であることを報告している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月14日便秘や下痢のときになってしまう痔(じ)……。事前に防ぎたいけれど、なかなか人には相談しにくいものです。そこで、内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、痔(じ)の原因と予防法についてお尋ねしました。■便秘や下痢は肛門に大きな負担がかかる――便秘や下痢のときに痔(じ)になりやすいのは、どうしてでしょうか。泉岡先生痔(じ)は、一言で言うと血流障害、血管のトラブルです。便秘や下痢になると肛門の血流、血管に大きな負担がかかり、痔(じ)になる確率も高くなります。例えば、便秘などで便が硬くなると、排便のときに肛門に圧力がかかり、出口が切れて「きれ痔(じ)(裂肛)」になります。下痢の場合は粘膜に便がたまっている状態なので、普段より肛門が刺激されて細菌感染を起こしやすくなります。また、肛門付近にある静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる毛細血管が集まった部分がうっ血してはれ上がり、「いぼ痔(痔核)」になることもあります。■アルコールや香辛料は痔(じ)の大敵――痔(じ)の予防法を教えてください。泉岡先生痔(じ)の症状が出るかどうかは、普段の生活習慣が大きくかかわります。薬や手術で治ったとしても、生活習慣を見直さなければ同じ症状を繰り返してしまいます。薬を使うことも大切ですが、何より「生活習慣を改善すること」が基本となります。また、アルコールや辛い食べ物をとりすぎると下痢や腸の炎症悪化につながることがあります。痔(じ)が気になる人は、過度の飲酒や香辛料の強い食べ物を控えるようにしましょう。ほかに、立ちっぱなし、座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいると肛門に圧力がかかり、血行不良を招くことから痔(じ)になりやすいと言えます。同じ姿勢を避け、血流をよくするために軽い運動やストレッチなどを心がけるようにしましょう。予防の方法を整理すると、次の6つです。痔(じ)予防のための6か条1.便秘や下痢にならないようにする2.適度な運動をする3.大量の飲酒は控える4.辛いものを頻繁にとらない5.立ちっぱなし、座りっぱなしなどの同じ姿勢を続けない6.規則正しい生活をする■痔(じ)と大腸がんでは、血の色が違う――痔(じ)と間違えやすい病気はありますか。泉岡先生痔(じ)というと、「痛い」、「血が出る」といったイメージを浮かべる方も多いのですが、実は出血もなく、痛みもない痔(じ)というものもあります。「ご本人に痛みなどの自覚症状がなく、排便時に突然、大量の血が出た。何か重大な病気かと思いあわてて来院されたが、検査の結果、体の内側にできるいぼ痔(内痔核)だった」というケースもありました。ただ、出血、腫れ、痛みなど、痔(じ)と思うような症状のなかには、大腸のトラブルが原因となって起こっている場合もあります。例えば、肛門からの出血は、「いぼ痔(じ)」や「きれ痔(じ)」のときに多い症状ですが、大腸ポリープや大腸がんの可能性もあります。それらの病気でも肛門からの出血や血便が見られることから、痔(じ)と間違いやすい疾患です。見分ける目安として、血の色があります。痔(じ)は肛門近くで出血するために採血をしたときのような鮮血になります。大腸がんなどのケースは内臓での出血のために暗い赤色になります。――ありがとうございました。痔(じ)を肛門の問題と考えるのではなく、自分の生活の根本的な生活の問題としてとらえることが、完治への近道と言えそうです。監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長。医療法人宏久会泉岡医院院長。泉岡医院:大阪市都島区東野田町5-5-8JR/京阪電鉄京橋駅中央出口から徒歩7分TEL:06-6922-0890岩田なつき/ユンブル)【関連リンク】【コラム】ドキドキ、汗、便秘、頭痛……ストレスと疾患の境目は?【コラム】漢方医が教える。便秘プラス「ほかの何か」を治す方法【コラム】からし、ワサビ、ショウガ、ネギ。薬味には「腹やせ」効果が!
2011年12月31日