1本にマグネシウム2,400mgを配合赤穂化成株式会社が9月25日に、濃縮マグネシウム「マグネシウムリッチ」を発売する予定だ。コロナウイルスの影響が収まりつつあり、マスクを外して生活するようになってきている中、外側からのスキンケア以外にも、カラダの中からキレイを目指すインナービューティー商品に対する人気が高まっている。今回の「マグネシウムリッチ」は、ふだんの飲み物や料理にワンプッシュ加えることで、インナービューティー(カラダの中からキレイ)を目指す女性をサポートする栄養機能食品(マグネシウム)だ。1本にマグネシウム2,400mgが配合されており、小さじ2杯で160mgが補える。海洋深層水から抽出したマグネシウム「マグネシウムリッチ」のマグネシウムは、高知県室戸沖水深344mから抽出したものだ。濃縮タイプのマグネシウムになっているため、ミネラルウォーターのほか、コーヒーやスポーツドリンクなどにも加えて飲むことが可能。1日分の不足したマグネシウムを補い、骨や歯を形成し、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生につなげられる。1本あたりの容量は150mlで、ケース入り数は20本、希望小売価格は税込み1,188円となる。(画像はプレスリリースより)【参考】※マグネシウムリッチ
2023年09月29日日立化成は3月22日、アイルランドのオファリー州において、再生可能エネルギー用ハイブリッド蓄電システム向けに鉛蓄電池「LL1500-WS」を納入したと発表した。蓄電池の設置はすでに完了しており、3月14日より、ハイブリッド蓄電システムとその他の機器から構成される系統安定化システムを電力系統に接続させる実証試験が開始されている。日立化成は今回、アイルランドで電力系統関連ビジネスを展開しているSchwungrad Energieとアイルランドのリムリック大学が共同開発した系統安定化システムの中でハイブリッド蓄電システムを構成する鉛蓄電池を納入した。同ハイブリッド蓄電システムは、日立化成製の鉛蓄電池「LL1500-WS(総容量576kWh)」と米Beacon Power製のフライホイールを組み合わせたもの。「LL1500-WS」は、日立化成の従来型鉛蓄電池「LL1500-W」の1.5倍の高率充放電性能を有し、1MWで1時間放電するシステムの場合、従来に比べ蓄電池の容量は12%、設置スペースは約16%、質量は約15%の低減を図っているという。また日立化成は、同製品の期待寿命が17年であることから、長期の使用が想定される再生可能エネルギー用途に最適であるとしている。
2016年03月22日ポーラ・オルビスグループは8月24日、同グループのポーラ化成工業がマメ科の低木・ルイボスから抽出したエキスに、リンパ管内皮細胞の接着機能を高める効果があることを確認したと発表した。同成果は8月27日-29日に京都で開催される第62回日本食品科学工学会で発表されるほか、同グループのオルビスから今秋に発売される美容食品に活用される予定。ルイボスは南アフリカに自生する落葉亜低木で、醗酵茶葉を水で煮出し、お茶として飲まれている。醗酵茶葉にはポリフェノールが多く含まれており、抗酸化作用、抗アレルギー作用、抗菌作用などが確認されている。ポーラ化成工業ではこれまで、ルイボスエキスを8週間経口摂取することにより、毛細血管の接着力や皮膚の弾力性および肌荒れが改善されることを明らかにしている。今回の研究では、培養したリンパ管内皮細胞にルイボスエキスを添加しところ、リンパ管の構造安定に関わるタンパク質の活性が、エキスの添加濃度に依存して増加することが確認された。また、このタンパク質の活性化により、リンパ管内皮細胞同士を接着させる分子の発現も増加することがわかった。リンパ管は老化とともに、細胞間の接着が弱くなり、老廃物の回収機能が低下することが知られており、今回の結果から、ルイボスエキスが血管内皮細胞だけでなく、リンパ管内皮細胞の接着力を高め、構造を安定化させることで、栄養の配分と老廃物の回収という循環機能を維持・正常化することで、皮膚の弾力性および肌荒れの改善につながると考えられるという。
2015年08月25日ポーラ化成、新美白成分を発見11月26日、ポーラ化成工業は、新美白成分を発見したと発表した。同社はシミの一因であるメラニンの集合体「メラニンキャップ」について、体内の活性酸素がその生成を促進していることを突き止めた。また、フランスで栽培されている特殊なメロン抽出物を調べたところ、メラニンキャップ形成促進作用を抑制する効果があることがわかった。活性酸素とメラニンキャップ活性酸素は紫外線やストレスなどから体内に発生し、本来は身体に備わっている抗酸化酵素の力で消去される。しかし、抗酸化酵素は年齢が上がるほど機能が低下する。メラニンキャップに活性酸素の一種である過酸化水素を加えた実験では、平常より多くメラニンキャップが生成されたことから、活性酸素がメラニンキャップの生成に深く関わっていることが判明した。メロン抽出物が抑制今回の実験では、メラニンキャップが過剰形成された細胞にメロン抽出物を加えたところ、メラニンキャップの生成を抑制して作られにくくなる結果が得られた。同社は、メロン抽出物に美白効果があると判断し、新たな美白素材として注目。この実験成果は、来春に発売される健康食品に活用される予定だという。(画像はプレスリリースより)【参考】・ポーラ化成工業ニュースリリース・ポーラ化成工業プレスリリース(日経プレスリリース)
2014年11月28日ポーラ化成工業は11月25日、頑固なシミの一因となる「過脂化メラニンキャップ」に対する解決策として、美白有用成分を確実に届けることができる微細なエマルション(製剤)を新たに開発したと発表した。同社は今回、表皮細胞内のメラニンキャップが過酸化脂質により変化することで、色調が濃く、より巨大な構造体「過脂化メラニンキャップ」を形成すること、さらに、通常のメラニンキャップと異なり、過脂化メラニンキャップは表皮細胞が分化する際に分解されにくいことを明らかにした。そのため、頑固なシミを目立たなくするには、過脂化メラニンキャップを分解することが重要であり、それには過脂化メラニンキャップを有する細胞に美白有用成分を確実に届け、細胞が有するメラニンキャップの分解機能を最大限に引き出すことが必要であるという。同社はこうしたことを踏まえ、水と油の双方になじみやすい性質を持つ両親媒性物質を用いて、内部に美白有用成分を内包した微細なエマルション(製剤)を創製した。細胞を用いた実験により、新製剤は「角層を通過して表皮生細胞層に到達すること」、「表皮生細胞内の過脂化メラニンキャップに確実に美白有用成分を届けること」が明らかになったという。同研究の成果は、ポーラから来春発売される化粧品に活用される予定。
2014年11月26日ポーラ化成工業は9月30日、普段、「ママ」「△△ちゃんのお母さん」などファーストネーム(名前)で呼ばれていない女性に対して、初対面の人間がファーストネームで呼びかけたところ、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が増加すること、ならびにストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が減少することを見出したと発表した。同成果の詳細は、2014年12月17日から山口県下関市で開催される「ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム2014」にて発表される予定だという。オキシトシンは、出産や母乳の分泌を促進する働きをするホルモンで、近年では、親しい仲でのボディタッチで増加することが確認されており、信頼や愛情、幸福感との関係も注目されている。今回の研究では30代の3歳以上12歳未満の子供が1人以上おり、この1-2年の間、平均的に考え、女性としての自分磨き(スキンケア・メーク・エステ・ファッションなど)を積極的に行っていないと申告した女性19名(平均37.2±2.3歳)を対象に、初対面の人間による15分間のファーストネーム呼びかけを行い、その前後の唾液成分などの分析を行った。その結果、初対面の人間によるファーストネームの呼びかけでも、唾液中オキシトシン濃度が増加する事が判明したという。また、コルチゾールは、さまざまな代謝に影響を及ぼす生体にとって必須のホルモンで、過度なストレスを受けると分泌量が増加することが知られているが、今回の研究から、初対面の人間によるファーストネームの呼びかけで、唾液中コルチゾール濃度が減少する事が判明したという。なお、研究グループでは今回の成果からファーストネームの呼びかけといった日常の何気ない行為がホルモンの状態を良好な方向へ導く手段の1つである可能性が示唆されたとしており、ポーラ・オルビスグループが今秋発売する予定の新製品のブランドコミュニケーションにもその成果を活用していく予定としている。
2014年10月01日肌のしわやハリ・弾力のなさの引き金はここにあった!ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社は24日、年齢を重ねることで、真皮線維芽細胞がもつ代謝システムである「オートファジーサイクル」が停滞することを発見、これが“肌老化”につながる仕組みであることを見出した。さらにこの「オートファジーサイクル」の停滞を改善する作用をもつ素材も発見したという。オートファジーサイクルは、細胞がもつ代謝システムの1つで、細胞のなかで古くなったタンパク質やミトコンドリアなど、不要なものを膜で隔離した後、膜内部の包みこまれたものを分解し、再生のための原料を供給している。今回の同社の研究では、加齢によりこの働きが停滞すると、不要物を包み込んだ膜構造物が細胞内に蓄積するほか、コラーゲンなどの真皮を作る成分の産生低下を引き起こすことが判明。さらにエネルギー産生に必要なニコチンアミドアデニンジヌクレオチドの産生も低下させることが分かったそうだ。このオートファジーサイクルのはたらきに関しては、近年、がんやアルツハイマー病などの疾患との関連が示唆され、注目度の高い研究領域となっているが、肌のハリや弾力、しわとの関連など、美肌をキープするうえでも重要な働きをしていると考えられるという。停滞改善には「アマチャエキス」が有効!そうなると気になるのは、どうすればこの「オートファジーサイクル」を停滞させずに、働かせるよう促すことができるかという点だ。それが分かれば、肌老化と称される、さまざまな肌悩みを解決できる可能性がある。そこで、ポーラ化成工業も、停滞作用を改善させる機能をもつ素材の探索を行ったそうで、その結果、最終的に効果があると分かったのは、「アマチャエキス」だったという。アマチャは、ユキノシタ科アジサイ属の植物で、葉は甘茶の原料として使われるもの。このアマチャエキスを添加し、オートファジーサイクルのスムーズさを調べたところ、停滞を改善する作用が働いていることが確認されたそうだ。この最新の研究結果は、2012年10月15~18日開催の第27回国際化粧品技術社会連盟南アフリカ・ヨハネスブルク大会、および2013年5月17日~19日に開催された第10回オーストラリア皮膚科学会において発表されたそうで、今後は、2013年秋にも、株式会社ポーラから発売される化粧品に、その成果を反映させていくとしている。【参考リンク】▼ポーラ化成工業プレスリリース元の記事を読む
2013年06月27日世界的な照明家・豊久将三氏と共同研究ポーラ化成工業は6月24日 、世界的な照明家・豊久将三氏と共同研究を行い、美しい肌の“生命力溢れる輝き”は、素肌が反射する光の波長パターンに起因していることを発見したこと発表した。同研究は色温度と肌からの反射光の波長パターンの観点から行われ、5000K(ケルビン)の色温度と、460~500nm(ナノメータ)の波長領域が高いパターンの光が肌を美しく見せるうえで重要であるという光特性を見出したという。肌を美しく見せる色温度と反射光スペクトルを解析色温度と肌の美しさの関係の解析では、2500~8000Kの間にある色温度が異なる13種の光を特定の被験者の顔に照射し、専門パネラーにより、肌が美しく見える順に並べた結果、4500~5500Kの範囲の色温度の光を当てた場合に肌が美しく見えること、5000Kの光を当てた場合に最も肌が美しく見えることを見出した。また、複数の、波長パターンが異なる5000Kの色温度の光を被験者の顔に当て、専門パネラーによって、肌が美しく見える反射光の順にランク付けを行い、ランク付けした反射光の波長パターンを分析すると、460~500nm の波長領域が高いパターンの反射光が肌を美しく見せているという結果となったという。これらの研究結果は、本年10月15~16 日にイタリア・ミラノで開催される国際皮膚計測学会で発表する予定。また、ポーラから2013年 秋に発売される化粧品に活用される予定としている。【参考リンク】▼ポーラ・オルビス ホールディングスニュースリリース元の記事を読む
2013年06月27日