占いの種類といったら、かなりの数があります。おなじみ星占い、血液型、タロット、手相……など。そんな中で、最近、『インタラクティブ占い』なるものを発見しました。……なんでしょうか、これは。このインタラクティブ占い、最近、雑誌やTVで見かける男性ユニット・NOT FOR SALEという人たちが行っているのそう。NOT FOR SALEは4人の占い師とMC、DJ、VJ(ビデオ・ジョッキー)による7人組ユニット。プライベートサロン(写真)での占いのほか、ライブで占いと音楽、映像などと融合させたパフォーマンスも行っているのそうです。今回は、インタラクティブ占いについて、NOT FOR SALE のリーダー・Junoさんにお話を聞いてみました!――早速ですが、インタラクティブ占いってなんなんでしょう?「複数の占術を用いて一人の人を同時に占う方法です。僕らNOT FOR SALE(以下NFS)は、ライブなどのパフォーマンスではメンバー4人が手相、タロット、西洋占星術、東洋占星術で占い、渋谷にある占いサロンでは、占い師二人がそれぞれ東洋占いと西洋占いでお客さん一人の方を占っています」――やっぱり、一つの占い方法で占っていただくより、当たる確率は上がるんでしょうか?「もちろん上がりますよ。占いにも得手、不得手があるんです。大きなバイオリズムを見るには占星術のほうが向いていますが、今の自分の状態を見るには手相、相手の気持ちを読むにはタロット。苦手な部分を補い合っているので、その分、精度も上がるんです」――でも、2種類の方法で占ったら、結果が食い違うときもあるのでは?と思ってしまうのですが……。「不思議なことに、似たような結果になることが多いですね。とは言っても、もちろん違う結果が出てくることもあります」――そういう場合はどうするんですか?「医療で言う、セカンドオピニオンと思ってもらうのが分かりやすいかもしれないです。二つの結果が出たとしても、どちらも間違いではない。どちらも、望んでいる未来なんです。そこで、相手に投げかけるんです。どちらの結果を選びますか、と。そこで考えることで、自分がどういう未来を選択するかというきっかけにもなるんです」――なるほど。基本的な質問で申し訳ないですが、インタラクティブってどういう意味ですか?「インタラクティブは、互いに作用するという意味。数種類の占いが作用し合うだけでなく、占われる側が加わることで完成するんです」――今後、NFS的にはインタラクティブ占いをどのように活用していくんでしょう?「一人を占う、というのももちろんなのですが、社会課題を占いという視点から解決していきたいと思っています。NPO法人GoodDayとコラボして、1人占うごとに木が1本植えられる『one 占 one Tree』っていうのもやってます。ちなみに、占いに対してどういうイメージを持っています?」――え。えっと、狭い場所で1対1で占って……ちょっと暗いイメージが……(すみません)。「そういうイメージを持っている人って多いと思うんです。そういった占いの枠を超えて今までになかった、クリエイターの一つとしての占い師を目指していきたいですね」――ありがとうございました。占いって言っても奥が深いのだなぁ、と実感。そもそも、違う占いがコラボレーションして占っていくっていうのが新しいです。(ふくだりょうこ/プレスラボ)ストリート占い師ユニットNOT FOR SALE今回お話を聞かせていただいたNOT FOR SALEのサイト。45分10,000円で実際にインタラクティブ占いを体験できます。予約はサイト、もしくは電話にてどうぞ。占い師さんは自分で自分を占うことができるの?自分が占い師だったら占いたいような、占いたくないような……「夢占い」で深層心理を探ってみた今夜見る夢にも、意味がある?これであなたも魔法使い??『魔女入門』講座に潜入した!感性を磨くことができるそう【関連リンク】新生活は運を呼び込む部屋で。風水で開運部屋づくり小物使いや食べ物でOK!?ビジネス風水で仕事運をUPさせよう!新社会人のギモンを解決。フレッシャーズQ&A
2010年03月11日朝のテレビに雑誌にウェブに、占いを見かけない日はなく、一種の飽和状態にある昨今。占いサイト『筋トレ』を運営する石井ゆかりさんは、どこか心に引っかかって離れない占いで、ここ数年ジワジワとファンを増やし続けています。ほかの占いとはどこか違う、一度読んだら忘れられない独特の語り口。迷ったときには何度も読みたくなる、不思議な魅力が石井さんの占いにはあります。当たっている気がする、という声が続出するのはなぜなのでしょうか。『筋トレ』で第7回Webクリエーション・アウォードのWeb人賞も受賞した石井ゆかりさんに、その占いの秘密をたっぷり伺いました。――まず、占いのサイトなのに『筋トレ』という名前は、これまたすごいですね!?「占いサイトにありがちなファンタジック・神秘的な感じにしたくなくて。『へっぽこ』が最初のコンセプトだったんです。あとは、文章を書きたいと強く思っているのですが、私は人付き合いが苦手で……(苦笑)。ものを書くのに必要な『人とかかわった経験』、『他者から得られるもの』というのを、占いを通して訓練したかった。生身の人間の思いとかかわりたかったんです」――『占い』そのものと出会ったキッカケはなんなのでしょうか?「23歳くらいのときに、5年間付き合った人に『好きな女ができたから』と振られました。そのとき、相手の女性は星占いが得意だとウワサを聞いて。そのころ偶然、書店で星占いの本を見つけて、なんとなく買って帰って自分のホロスコープを書いてみたら、これが面白かったんです(笑)。それからどんどん星占いの本を買って、ホロスコープを作って、と繰り返していたら、いつのまにかこうなっていました(笑)。星占いをそんなふうに偶然始めてから数年後、たまたまウェブサイトを作ろう、と思ったのですが、人が来るサイトと言えば『エロ』か『占い』だろう、と(笑)。それで、まあ、エロはムリなので、『筋トレ』という星占いのサイトになったわけです」――石井さんの占いの一番の魅力って、心に残る文章だと思うのですが、どうしてあのような書き方をしているのですか?「『筋トレ』が始まった当初は、読者から依頼を受けて個人の占いをするサイトだったのですが、最初にメールを下さったのは、40代の男性でした。占いというのはだいたい恋する乙女を対象としていますが、私のところには、恋する乙女のほかにも、40代の男性、子持ちの人、仕事のことだけを教えてほしい人、といろいろな人が来る。なので、その人たち全員に伝わるようにしたいわけで、結果的に、非常に抽象的になるんですね。星が表していることの“仕組み”を抽出して書くようにしなければならないので」――星が表す“仕組み”、ですか?「そうです。恋愛に関する占いで、『すてきな彼が……』と書いても、読んでる人は男性かもしれない。さらに、ゲイの方ならどうでしょう。『仕事運が……』と言っても、家で子育てをする主婦の方が読んだらぴんと来ないかもしれないですよね。なので、そういった具体的な表現ではなく、もっと骨格の部分、星が表す象徴そのものを書かざるを得なくなります。石井ゆかりという人間の個性を出そうとしてあのような書き方になっているというよりも、皆に伝えたい、とやった結果、自然と抽象的になりました」――そうなんですね。当たってる!と思いつつも、たった12個の星座だけで果たしてあれこれ言えるのか、とちょっと思ってしまうのですが……。「ホロスコープは大昔にできたものなのですが、すごくよくできていて、あらゆるものを星で説明できる仕組みになっています。使うのは、地球を抜いた水星から海王星までの惑星、そして冥王星までと、太陽と月、計10個の天体です。これらの10天体が、空に輝く12星座(牡羊座~魚座)のどこの場所に位置しているか、というちらばりを見るんです。また、星と星との角度も見ます。この角度にもそれぞれ意味があり……つまり一つのホロスコープの持っている情報量というのは、膨大なんです」――よく見るのは12種類の星座占いだけですが、本当は単に12個に分けられているだけではないんですね。「そうです。決して12分割の性格判断ではないです。例えば、みずがめ座の人は1月下旬から2月中旬までの期間、太陽がみずがめ座の位置にあるので、この時期に生まれた人はみんな『みずがめ座』になります。ですが、同じ誕生日の『みずがめ座』でも、水星や金星などほかの天体は年によって位置が違います。みずがめ座の人でも、金星がやぎ座にあれば、好きなもの・愛するものがやぎ座的な傾向を持ちます」――金星?やぎ座的、とは??「金星は、好きなもの・愛するものを表します。これは恋愛もそうですが、趣味嗜好など、好きなもの全般のことです。そして、みずがめ座は先進的で新しいものが好きな星座、やぎ座は古いものが好きな星座です。つまり、1月下旬~2月中旬に生まれたみずがめ座の方は、本質的には新しいモノ好きでも、もし金星がやぎ座にあるみずがめ座さんだと、妙に古めかしいモノが好きだったり、ということが起こるんですね」――なるほど!10天体それぞれと、12星座それぞれが、違った意味や役割を持つんですね。「そうです。たとえば女性の方だと、生まれた日に火星がどこにあったかで、タイプの男性が分かったりします。正確なホロスコープを書くには生年月日と生まれた時間、生まれた場所まで必要になります」――星占いって本当に奥が深いんですね。面白いです。では、石井さんにとって『占い』とはどういうものでしょうか?「一日も早く抜け出したいものです(笑)」――えーー!!「占いっていうのは、一瞬だけ『あ、なんとかなるかもしれない』って、その瞬間の苦しみを止めるための、お酒やタバコや麻酔のようなものなんです。だから依存症になってしまうこともあります。でも、お酒もタバコもみんなやりますよね(笑)。それはもう、しょうがないんです。体に悪いと思っていても、やらずにいられないことというのが、この世にはいかんともしがたく、あるわけです。占いは当然科学的根拠もないですし、インチキかもしれない、嘘かもしれない。そう思いながら、やむを得ずこっそり見て気持ちを落ち着ける、それくらいのスタンスが正しいと思います(笑)」とは言っても、やっぱり気になってしまう『占い』というもの。石井さんに私のホロスコープを見ていただいたところ……「太陽、水星、金星、木星の4つがみずがめ座にあるので、価値観にはあまりブレはなく、楽観的で自由奔放。そのわりに、火星がさそり座にあるので、粘着だったり、ちょっと変わってたりする男性に引かれやすいかもしれませんね」。……うっ(思い当たる節が)。「また、人から見られる印象やセルフイメージを表す場所に、おうし座があります。かわいらしい印象だったり、かわいいものが好きだったり。ですが、かわいいと思ったらあまりバランスを考えず見境なく集めますね」……うっ。こうして私は、大好きなゆるキャラのストラップがゴテゴテとつけられた自分の携帯に目をやり、ホロスコープというものの力を実感したのでした。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】筋トレ毎週、週報を配信。画像の一切ない、味も素っ気もないサイト構成だが、「がまくんとかえるくん」や「Topをねらえ」など、絵本やアニメ等に由来するメニューに軽いヒネリが感じられるもうすぐ一周年の「コブス横丁」の運命を占ってみた占い師さんによると、このサイト「コブス横丁」は発展するけど、マスコットキャラクターの「コブスくん」はあっけない幕切れを迎えるらしいこれであなたも魔法使い??『魔女講座』に潜入した!「夢占い」で深層心理を探ってみた
2010年02月10日