「ももいろクローバーZ」(百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏)が12月1日(月)、5人揃っての主演映画『幕が上がる』の撮影が行われた武蔵野美術大学(東京・小平市)を訪問。学生300名を前に“特別講義”を行なった。平田オリザの同名小説を『踊る大捜査線』の本広克行を監督に迎え、脚本を『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平が執筆し映画化。富士山の見える高校に通うさおりは演劇部最後の1年を迎える地区予選突破を目標に掲げていたが、大学で演劇をやっていたという新任の美人教師の「行こうよ、全国」という言葉にさおりも部員たちも動かされ――。大学教授らしく(?)、5人は白衣姿で登場したが、その講義を受けるべく会場には300人の学生が詰めかけ超満員!トークでは、彼女たちを担当する“名物”マネージャーも加わり、映画のこと以外にも様々な濃い話題を提供。“あーりん”こと佐々木さんが、骨折した際の苦労の数々やレディ・ガガの来日公演の前座を務めた際のこと、つい最近、発表されたばかりのヘビメタの大御所「KISS」とのコラボレーションのエピソードなどを語り、会場を沸かせた。映画に関するトークでは、ゲストとして本広監督も加わったが、監督は「ももクロ」の演技力について尋ねられると、わざとらしくそっけない口調で「まあまあですね」と語り、これにメンバーは「撮影のときも褒めてくれない!」(百田さん)など大反発!実は監督が以前から“モノノフ(=熱烈な「ももクロ」ファン”)であることも暴露されるが、監督は「別にモノノフじゃないし…」とあくまで否定。これに高城さんが「モノノフじゃなきゃあんな映画は作れない!」とツッコみ、会場は笑いに包まれる。撮影の最終日には、監督がももクロのシャツを着ていたことまで暴露された。玉井さんは、撮影現場での本広監督について「初めて会ったときも『ももクロ』が好きでニヤニヤデレデレしている印象だったので、現場になってすごく怖かったらどうしよう?とビクビクしてたけど、ニヤニヤのままでした(笑)。カメラ回してるときは真剣で『ホントに監督なんだ!』って思いました。疑ってたので」と素直に印象を語り、会場は再び笑いに包まれる。撮影が同大学で行われただけでなく、教授が百田さんの父親役で出演し、またそのゼミ生もエキストラで参加するなどしており、この日の会場にもその学生たちの姿も見られた。メンバーたちは、そこから一気に暴走!壇上を降りてカップルの学生をイジり「彼氏のどこが好き?」「彼女のどこが好きなの?」とインタビュー。さらには「ももクロ」ファンで、高城さん推しの彼氏に、高城さんが自分と彼女のどっちを選ぶのか?と迫るなど暴れたい放題だった。イベントの最後には「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」に、映画の挿入歌としても使用されている楽曲「走れ」のパフォーマンスを披露。学生たちは色とりどりのサイリウムを振りかざし、大学の講義室が一気に熱気あふれるライヴ会場と化していた。『幕が上がる』は2015年2月28日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月02日「ももいろクローバーZ」主演の映画『幕が上がる』の撮影中の9月下旬、報道陣向けの取材会が開かれ、本広克行監督とメンバーの百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れにが報道陣の取材に応じた。戯曲家・平田オリザの同名小説を原作に高校の弱小演劇部が全国大会を目指して奮闘していく姿を描いた青春映画で、この日は静岡県内の文化センターで、演劇の地区大会の模様が撮影された。演劇部部長で作・演出を担当するさおり役の百田さんは「いま、日本で映画監督といえば宮崎駿監督か本広監督!監督界の大スターとお仕事させていただき光栄です!」と思い切り監督を持ち上げる。さおりは演出に専念するため、舞台に女優として上がることはないが、この日の撮影中も百田さんは客席から壇上のメンバーたちを真剣なまなざしで見つめていた。玉井さんは看板女優のユッコを演じるが、百田さんとは裏腹に監督について「初めて会ったのが(ももクロの)ライヴで、“モノノフ(※ももクロのファン)”としての姿しか見たことがないので、この人、本当に日本映画を引っ張る人なの?と思った(笑)」と疑念を表明する。演劇部のムードメーカーの“がるる”を演じる高城さんは、本作での女優挑戦に「私たちの未来がかかってる!全てをかけて戦いたい」と力強く宣言。強豪校からの転校生の中西を演じる有安さんも「私たちはアイドルですが、今回はアイドルのイメージではなく、女優として一人一人を見てほしいです」と本格女優への脱皮に自信あり!?最年少18歳の佐々木さんは、役柄でも他のメンバーの後輩である2年生の明美を演じるが「学園もので、みなさんはコスプレですが、私は現役!」と本物の若さをアピールし笑いを誘っていた。本広監督は本作を「完全なるアイドル映画」と位置付け、薬師丸ひろ子や原田知世らの名を挙げ「最近のアイドル映画は手を抜いてる。80年代の骨太な映画を狙いたい」と語る。原作者の平田さんの下でのワークショップを経て、撮影に入ったが、女優としての5人について「冷静に見て素材として優れているし一生懸命」と現場での姿勢を含めて称賛。役柄とそれぞれのキャラクターについても「たまたまではあるけど合ってる。奇跡の本です。何もかもがいい方向に進んでます」と手応え充分の様子だった。『幕が上がる』は2015年2月28日(土)より公開。なお2015年5月には「ももクロ」主演、本広監督の演出による舞台版「幕が上がる」の上演も行われる予定。(text:cinemacafe.net)
2014年11月18日「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏が主演を務める映画『幕が上がる』。8月下旬から10月上旬にかけて撮影が行われた本作だが、9月下旬に報道陣を入れて撮影が行われた高校演劇の地区大会の模様が解禁となった。劇作家の平田オリザが高校演劇を題材に手がけた小説を原作に、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行がメガホンを握り、『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平が脚本を執筆。弱小の演劇部が、“学生演劇の女王”の異名をとった新任教師をアドバイザーに迎え、全国大会を目指して奮闘する姿を爽快に描き出す。今回解禁となったのは、全国を目指す富士ヶ丘高校演劇部にとっての最初の関門となる地区大会。撮影は静岡県函南町の文化センターで行われたが、県内の高校を中心に、エキストラとして参加する現役の高校生たちも集められ、週末の2日間にわたり、撮影が行われた。日曜の午前中の撮影には、「ももクロ」の5人に加え、演劇部の顧問・溝口を演じるムロツヨシ、そして先述の“元・学生演劇の女王”こと新任の吉岡を演じる黒木華も参加。地区大会の成績発表を富士ヶ丘高校のメンバーが固唾をのんで見守るシーンなどが撮影された。昼食を挟んで午後からは、いよいよ「ももクロ」のメンバーたちが富士ヶ丘高校演劇部として壇上で劇中の劇を演じるシーンの撮影が行われる。この劇中劇は、百田さん演じる部長のさおりが宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」を翻案して作り上げた作品。この地区大会は富士ヶ丘高校にとって“初陣”ということもあり、部員たちは緊張のあまり、なかなか本来の力を発揮できずに壇上で苦戦する…という設定。幕が上がると学校の授業風景が展開されるのだが、部員同士でぶつかってしまったり、小道具を落としたりと失敗が続出する。壇上で失敗する姿を自然に見せなくてはいけないという難しいシーンだが、本広監督はシーンごとに細かく指示を与え、丁寧に何度も繰り返す。終わるごとに「あーりん(佐々木さん)、いいよ!いまみたいなの」などと声を掛け、監督を中心に真剣な空気の中に活気が漂っていた。途中、観客席の通路にレールが組まれ、ゆっくりとカメラを動かしながら撮影が行われたが本広監督は「みんなを映したい」とその意図を説明。丁寧にひとりずつをカメラに捉えたいという監督の強い思いが伝わってくる。長ゼリフのシーンも1発OKが続き、壇上でメンバーたちがガッツポーズする姿も!緊張感と情熱が詰まった見応えのシーンに仕上がりそうだ。なお、この2日間を含め、撮影の9割は静岡県内で行われたが、ほかに都内各所や茨城県内などでも撮影された。「ももクロ」の5人を中心にいったい、どのような青春映画が出来上がるのか?完成が待たれる。『幕が上がる』は2015年2月28日(土)より公開。なお2015年5月には「ももクロ」主演、本広監督の演出による舞台版「幕が上がる」の上演も行われる予定。(text:cinemacafe.net)
2014年11月18日