川場村は、本村の暮らし・子育て・仕事・住まい・公的支援等の移住に関する総合的な情報発信の機能を有した、移住向け情報発信サイトを構築することで、本村へのUIJターンや定住の促進を図り、併せて、村内外に向けてサイトのお披露目とともに、本村の魅力を広報発信し、移住促進のためのイベントを実施します。川場村への移住促進のため、進化する川場村の子育て環境、産業、住環境など村の魅力を体験する移住イベント「カワバフェス‘24春」を3月23日(土)群馬県川場村役場新庁舎『Kawaba BASE』にて開催いたします。川場村独自の住環境の魅力として、子育て・教育環境、就業支援、地元物産の特産品市をメインにアピールし、移住への取り組みの認知を向上させるためのイベントです。当日は川場村内の企業を中心とした合計37の業者が一堂に会するマルシェ&特産品市が開催され、川場の特産品やワークショップなどをお楽しみいただけます。また、就労支援の一環として、川場村の有良企業が集まる求人PR相談会も開催されます。2025年4月開校となる、利根・沼田エリア初の小中一貫義務教育校「川場学園」の学校説明会を開催。川場教育委員会の教育長が学園の構想を説明します。その他、移住相談会や川場村地域おこし協力隊活動報告会、eスポーツ大会や、人気YouTuberによるクラシックコンサートなど、全世代が楽しめるイベントが盛りだくさんとなっています。川場村への移住に関心をお持ちのみなさまのご来場をお待ちしております。カワバフェス’24春 1カワバフェス’24春 2イベント詳細■カワバマルシェ&特産品市ふるさと納税返礼品でも人気の川場村の特産品や、利根沼田を中心とした個性豊かなマルシェが大集合!キッチンカーも多数出店します。・テントブース出店者(順不同、敬称略)Kozumos/akagera craft & 彩-irodori-保健室/polku/株式会社関工務所/Owls golden forest/沼田市福祉作業所/増田鉄工所/tomo tomo/.h/天然地球素材-earth100%-/朧月/だるまだるま/月夜野かすてら屋/chouchou(シュシュ)/かわば森と未来協議会/糸かけアート・キッチンカー出展者(順不同、敬称略)鈴美屋/株式会社ほたかや本舗/Pizza Celeste/bi+/株式会社リッキー/mameshiba/Sucre/なべ家/AIDIA COFFEE/マルトミ商店/kitchen_yummy■求人企業PRコーナー11:00~15:00川場村の優良企業が一堂に!川場村で働きたい人集まれ!ここでしか聞けないリアルな情報。 川場村での「住む」「働く」「暮らす」 を実現してください。・参加企業有限会社かわば/川場村社会福祉協議会/川場リゾート株式会社/株式会社 関工務所/株式会社 世田谷川場ふるさと公社/株式会社 田園プラザ川場/永井酒造株式会社/株式会社ニチネン■川場学園学校説明会10:15~11:00利根沼田エリア初の小中一貫の義務教育学校説明会を行います。「川場学園」が目指す教育理念や、カリキュラムなど、独自の教育方針や「川場学」について、川場村教育委員会宮内教育長がわかりやすく説明します。説明参加者には地場産食材の給食メニュー「よかっぺ汁」の試食を振る舞います。■eスポーツ大会・無料体験会川場村初のeスポーツ大会を行います!こどもも大人も太鼓の達人で腕を競っていただきます!体験会では釣りスピリッツを無料で体験いただけます。■大人気ピアニストYouTuber【なで肩のモD】による音楽コンサート12:45~13:15SNS総フォロワー12万人を超える、ピアニストYouTuber【なで肩のモD】による音楽コンサートを開催します。・世代を超えた名曲メドレー・絶対知っているクラシックメドレー・名曲「ムーンリバー」のアレンジ出演者(敬称略)なで肩のモD■青空ヨガでマインドフルネス11:30~12:30川場村の澄んだ空気と青空の下でヨガをご体験いただきます。参加をご希望の方はヨガマットをご持参ください。講師(敬称略)biyuu代表 越川浩子■田園テラスカフェイチオシの田園風景を、新庁舎2Fの見晴らしの良いテラスで、川場の美味しい水で淹れたコーヒーとご一緒にお楽しみください。・カフェ出店者(敬称略)株式会社ニチネン/VANAGON CAFE■移住相談会11:00~移住に関しての疑問や不安などなんでも相談できるコーナーです。「移住」でどんな可能性が広がるのか?この機会にご相談ください。・補助金や各種制度のご案内・幼児教育施設、学童等など■講演「ぐんま移住の魅力」 群馬県移住担当者13:00~■川場村地域おこし協力隊活動報告会13:15~14:45実際に移住した地域おこし協力隊の先輩たちのリアルな体験談が聞けますので、移住を考えている人にはぴったりな報告会です。■土地・建物なんでも相談会 協力:宅建協会・関工務所11:00~15:00空き家活用?相続って?敷地内で子供世帯の家を建てたい!リフォームして老後も快適に暮らしたい!プロになんでも相談できます!【Webページ】 開催イベント・コーナー・村内企業が多数参加するカワバマルシェ&特産品市/キッチンカー・川場村の優良企業が一堂に会する求人企業PRコーナー。・利根・沼田エリア初の小中一貫の義務教育学校「川場学園」の学校説明会。・大人気ピアニストYouTuber【なで肩のモD】による音楽コンサート・青空ヨガでマインドフルネス・田園テラスカフェ・移住相談会・講演「ぐんま移住の魅力」移住紹介担当者・川場村地域おこし協力隊活動報告会・土地・建物なんでも相談会・絵本読み聞かせコーナーおかえりなさい川場プロジェクト開催日時 : 令和6年(2024年)3月23日(土)10:00~15:00場所 : 川場村役場新庁舎 KawabaBASE群馬県利根郡川場村大字谷地3200番地参加料 : 無料詳細 : 主催 : 川場村役場むらづくり振興課お問合わせ: 川場村役場むらづくり振興課(0278-25-5071) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月19日理化学研究所(理研)と東京理科大学は5月16日、ダニ抗原などのアレルゲンで誘導される喘(ぜん)息が、アレルギーを起こす白血球「好塩基球」から産生される「インターロイキン(IL)-4)」を介した「2型自然リンパ球(NH(ナチュラルヘルパー)細胞)」との共同作業によって起こるという新しいメカニズムを明らかにしたと共同で発表した。成果は、理研 統合生命医科学研究センター サイトカイン制御研究チームの久保允人チームリーダー(東理大 生命科学研究所 分子病態学研究部門教授兼任)、東理大 総合研究機構 戦略的環境次世代健康科学研究基盤センターの本村泰隆研究員らの共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間5月16日付けで米科学誌「Immunity」オンライン版に掲載された。アレルギー反応は、発生メカニズムによって5つのタイプに分類されており、「免疫グロブリンE(IgE)抗体」によって引き起こされるものを「I型アレルギー」と呼び、気管支喘息や花粉症、アレルギー性鼻炎などがその代表例だ。IgE抗体は「肥満細胞(マスト細胞)」や好塩基球が持つ受容体に結合することで、アレルゲン特異的にアレルギー反応を起こす。好塩基球は白血球の中でも、塩基性色素により暗紫色に染まる大型の好塩基性顆粒を持つものを指すが、白血球全体の0.5%以下しか存在しないため、長い間その機能や生物学的特性は謎のままだった。近年、アレルギーはIgE抗体を介したマスト細胞や免疫細胞の1つであるT細胞による反応系が存在しなくても起きることがわかってきている。このような抗原特異的な反応とは無縁なアレルギーには、好塩基球や免疫システムの最前線で働く新しいタイプのリンパ球「自然リンパ球」が関与している可能性が示され、注目されているところだ。アレルギーを強く誘導するアレルゲンとして働くことが知られているタンパク質分解酵素「システインプロテアーゼ」は、ダニ抗原やパイナップル由来のなどに含まれるタンパク質分解酵素であり、気道などに過剰に侵入した際、気道上皮を壊すことによって、アレルギーを誘導する「IL-33」を気道内に放出する。そして、放出されたIL-33が直接自然リンパ球の1つNH細胞に働き、喘息を引き起こすという仕組みだ。しかし、喘息の発症に関わる好塩基球の働きなど、詳細なメカニズムはわかっていなかった。研究チームは、マウス生体内で起こるアレルギー反応における好塩基球の役割を解析するため、好塩基球を持たない細胞特異的欠損マウス「Bas-TRECK」と、好塩基球由来のIL-4だけを欠く遺伝子改変マウスが実験に用いられた。通常、システインプロテアーゼ(ここでは、パイナップル由来の「パパイン」が利用された)を点鼻投与すると、3日以内に肺に炎症の原因となる白血球の1種である「好酸球」が大量に集まり、粘液「ムチン」の産生が誘導されて喘息症状が現れるという具合だ。しかし、Bas-TRECKマウスにパパインを投与しても喘息症状が現れず、肺への好酸球の集積やムチンの産生も顕著に抑制されたのである。同様の喘息症状の抑制は、好塩基球由来のIL-4だけを欠くマウスにおいても認められた。これらから、好塩基球から産生されるIL-4の重要性が示されたのである。喘息における肺への好酸球の集積は肺に存在するNH細胞から産生されるケモカイン「CCL11」、ムチンの産生はNH細胞から産生される「IL-5」や「IL-13」などによるものだ(画像1)。そこでまず、好酸球の集積やムチンの産生過程におけるIL-4の役割が調べられた。その結果、好塩基球からIL-4が産生されないと、NH細胞からCCL11やIL-5、IL-13の産生が抑制されると共に、炎症に関わるさまざまな遺伝子の発現が抑制されることが判明したのである(画像2)。また、Bas-TRECKマウスに野生型マウス由来の好塩基球を移入したところ、喘息症状の抑制が解かれて症状が現れた。一方、同マウスにIL-4を産生できない好塩基球を移入したところ、喘息症状は現れなかった。これらの結果から、NH細胞の活性化には好塩基球から産生されるIL-4が必要であり、システインプロテアーゼで誘導される喘息は、好塩基球から産生されるIL-4を介した好塩基球とNH細胞の共同作業が必要であることが明らかになったのである。現代社会で、アレルギーは日常生活に支障をきたすほどの影響があり、生活環境を見直す必要が生じるなど、非常に大きな社会問題を引き起こしているが、T細胞やIgE抗体を必要としないアレルギーや、システインプロテアーゼなどのタンパク質分解酵素がアレルゲンとして喘息を引き起こす能力を持つことなどアレルギーの実態が解明されつつもある。今回の成果により、システインプロテアーゼによって引き起こされる喘息の発症メカニズムに好塩基球やNH細胞など新しい免疫細胞の関与が明らかになった形だ。また、同時にアレルギー反応にもさまざまな側面があることが示された。今後、これら細胞を標的とした新しい視点からのアレルギー治療法の開発や、さまざまなアレルギーの原因や症状に適合した治療法の構築が期待できるとしている。
2014年05月16日