第二次大戦中に多くのユダヤ難民を救った実在した外交官・杉原千畝を題材に描く『杉原千畝 スギハラチウネ』の公開を記念して、MCの鈴木敏夫が、ゲストのエッセイスト・犬山紙子と日本テレビ・奥田誠治プロデューサーとともにTOKYO FMの番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」公開収録に登場した。1934年、満洲。満洲国外交部で働く杉原千畝(唐沢寿明)は、独自の諜報網を駆使し、ソ連から北満鉄道の経営権を買い取る交渉を成立させる。しかし、ともに諜報活動を行っていた仲間たちを失い、千畝は失意のうちに日本へ帰国する。新たに念願の在モスクワ日本大使館への赴任を控えていた千畝だったが、ソ連は千畝に「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」を発動。千畝のインテリジェンス・オフィサーとしての能力の高さを知ったソ連が警戒し、千畝の入国を拒否したのだ。1939年、外務省は、混迷を極めるヨーロッパ情勢を知る上で最適の地、リトアニア・カウナスに領事館を開設し、その責任者となることを千畝に命じた。そこで千畝は新たな相棒ペシュと一大諜報網を構築し、ヨーロッパ情勢を分析して日本に発信し続けていた。やがて第二次世界大戦が勃発すると、ナチス・ドイツに迫害され国を追われた多くのユダヤ難民が、カウナスの日本領事館へビザを求めてやって来た。日本政府からの了承が取れないまま、千畝は自らの危険を顧みず、独断で難民たちに日本通過ヴィザを発給することを決断する――。ナチスに追われる亡命ユダヤ人のためにビザを発行し続けた外交官・杉原千畝役を、「THE LAST COP/ラストコップ」「ナポレオンの村」とドラマ出演が続いた唐沢寿明が務め、彼に付き添い、献身的に支える妻役を『探偵はBARにいる』以来の映画出演となる小雪が熱演する本作にちなみ、今回の「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」公開収録でも、鈴木さんと、ゲストの犬山さん、奥田プロデューサーが、杉原千畝の生涯や、妻・幸子について、さらには「夫婦」のあり方について語った。鈴木さんは「千畝の妻は、彼と同じ方向を向いて、同じ未来を見ようとしたのでは?」と自身の考えを述懐。新婚だという犬山さんは、杉原千畝の妻・幸子に共感できなかったことを明かすと、驚いた鈴木さんは「君たち夫婦は大丈夫なの?」と、思わず心配する場面も。さらに話は「杉原千畝はなぜ、ナチスに迫害され国を追われた多くのユダヤ難民に対してビザを発給したのか?」という映画の核心に言及。鈴木さんや犬山さんが出した答えとは、一体何だったのか?この日の収録の模様は、11月29日(日)23時より放送予定だ。「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」は毎週日曜日23時よりTOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネットにて放送。『杉原千畝 スギハラチウネ』は12月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日第二次世界大戦中、多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた杉原千畝を俳優・唐沢寿明が演じることで注目を集める『杉原千畝 スギハラ チウネ』。この度10月13日(火)、かつて千畝が赴任していたリトアニアのカウナス(当時の臨時首都)にて、本作のワールドプレミア上映が行われたことが分かった。第二次世界大戦、リトアニア領事として日本政府に背き、ユダヤ難民にビザを発給し続け6,000人の命を救ったといわれる外交官、杉原千畝(すぎはら ちうね)。混乱の世界情勢下においてインテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として危険な諜報戦に身を投じ、多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた千畝の「信念」を描く――。今回、千畝を演じた唐沢さんとその妻・幸子を演じた小雪、そして監督のチェリン・グラックが現地入り。ワールドプレミアでは、450席の客席は地元の観客だけでなく、約80キロ離れた首都ヴィリニュスからも観客が訪れ満席に。通路まで人が埋まり、動員数は500名を超え、映画館の前には入りきれなかった観客が長蛇の列をつくり、最終的には200名もの観客を帰さなければならないほどの賑わいをみせた。満席状態の会場を見て唐沢さんは、「こんなにたくさんの方々に来ていただいて、本当に感動しております」と感謝の意を表した。「今回杉原さんが滞在していた日本領事館、またカウナス駅のホームに立ち、ホテル メトロポリスを訪れ、より一層杉原さんを身近に感じることができました。この地でこんなにたくさんの人に映画を観ていただくことができ、日本人として改めて杉原千畝さんを誇りに思います。杉原さんのことを忘れずにいてください。そして僕たちのこともなんとなく忘れないでください(笑)」とコメント。さらに「リトアニアの方々が温かく迎えてくださって、僕らに対しても、日本に対しても温かい気持ちで向き合ってくださっているということが伝わってきました。僕達も同じような気持ちで世界と向き合っていきたいと思います。これからも日本をよろしくお願い致します」とメッセージを贈った。小雪さんも「この映画に参加することができて、そして縁のある土地に来ることができてとても感慨深いです。今日、元強制収容所などを巡らせていただきまして、時代の背景も肌で感じることができてとてもご縁を感じています。私はこの作品のお話をいただいた時に、終戦70年を迎えるにあたって自分に与えられた役目なんじゃないか、と感じました。この映画で戦争をふり返り、世界中の人が差別や戦争を考えるきっかけになったらと思います」と語った。カウナス市副市長は唐沢さんと小雪さんに「カウナス市名誉観光大使」への就任を希望する証書と花束を、グラック監督にはグラフィックアート作品「自由の鐘」を贈呈。「カウナス市名誉観光大使」への要望を初めて聞いた3人は、「もし本当に就任したら、また来ることができる。それもいいな」(唐沢さん)、「光栄ですけど、本当かな?(笑)」(小雪さん)、「そうしたら、僕はカバン持ち兼通訳として来ますよ(笑)」とそれぞれ驚きの表情で語り合った。『杉原千畝 スギハラ チウネ』は12月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月22日グラビアアイドルの杉原杏璃、お笑い芸人のタブレット純、BBゴロー、ほいけんたが14日、東京・浅草花やしきで行われた、「ユニバーサル絶叫シリーズ」ホラー6作品Blu-ray&DVD発売イベントに出席した。胸元をあらわにしたセクシーな浴衣姿で登場した杉原は、「暑い夏なので、これくらい風通しがいい方が着ていて心地良い」とにっこり。最近のホラー体験を聞かれると、若い男性からのストーカー被害を明かし、「帰り道でついてきて、家の前にもずっといて。警察にもついてきて、警察署の前で待ってるんです」と吐露。「引っ越して1カ月経ったけど、今のところ大丈夫」と言うが、「彼氏はもちろん欲しい! そろそろヤバい。こうなったら誰でもいいから守って!」と必死にアピールした。一方、ドラキュラ風メイクを施したタブレット純は、自身に3千体もの霊が憑りついていることを告白。「憑りつかれやすい体質。お祓いで取っても取っても取り切れない。体調は常に悪い」と肩を落とし、「生のオーラが低過ぎて、寝ると霊界の世界に行ってしまう。昨日も金縛りにあって会話しました。その人の死因は肝硬変だったそうです」と直近のエピソードを披露。そのリアルなホラー話に、杉原は、「よく生きてますね……」と驚愕の表情を浮かべていた。
2015年08月15日日本オラクルは7月23日、同社のPaaS(Platform as a Service)「Oracle Cloud Platform」に5つのサービスを、IaaSとして「Oracle Archive Storage Cloud Service」を追加したことを発表した。取締役 代表執行役社長兼CEO 杉原博茂氏は、「Oracle Cloud」の2015年度第4四半期の新規受注金額の成長率が、グローバルで対前年比200%、国内で440%であることを明らかにし、オラクルのクラウドビジネスが好調であることをアピールした。さらに、先日発表した新戦略「POCO(The Power of Cloud by Oracle)」の下、クラウドの力によっていくらで何ができるかを具体的に示していくことで、日本企業の未来や経営の発展に貢献していきたいと語った。今回、PaaSに追加されたサービスは、「Oracle Database Cloud - Exadata Service」、「Oracle Big Data Cloud Service」、「Oracle Mobile Cloud Service」、「Oracle Integration Cloud Service」、「Oracle Process Cloud Service」。「Oracle Database Cloud」はすでに提供されているが、今回、「Oracle Exadata」のがラインアップに加わった。続いて、副社長執行役員 クラウド・テクノロジー事業統括 三澤智光氏が同社のクラウドビジネスの戦略について説明した。同氏はジェフリー・ムーアの概念を引用し、同社は、基幹システムなどの従来のシステムを指す「System of Record(SoR)」、つなりや連携を重視した次世代のシステム「System of Engagement(SoR)」の双方をカバーするクラウドベンダーを目指すと語った。「既存のクラウドベンダーはIaaSを中心に提供してきたが、IaaSはSoEに適した基盤であり、現在、SoRを支えることができるクラウドプラットフォームは存在していない。当社の顧客からは、既存のSoRをクラウドに持ち込むとさまざまな障害が起きる可能性がある」(三澤氏)そして、同氏は同社のパブリッククラウドが「IaaS」「PaaS」「SaaS」というフルスタックで提供することができる点で競合に対してアドバンテージがあると述べた。「セールスフォースはSaaSを提供しているが、企業が利用する基幹システムの一部にすぎない。これに対し、われわれはERP、HCM、マーケティング・クラウドを含め完全なポートフォリオを持っている。また、PaaSでエクステンションが可能であるのも強み。さらに、大抵のSoRはSQLとJavaで構築されているので、当社のPaaSであればクラウド上に持ってくることが容易だ」と同氏。さらに、「Oracle Cloud」のメリットとして、「事前統合された包括的なソリューション」「自動化による初期設定・管理のコスト削減」「効率化された高い開発生産性」「TCOの削減」が紹介された。同日、「Oracle Cloud Platform」の専任組織として「PaaS事業推進室」の設立も発表された。同組織は、顧客が「Oracle Cloud Platform」を簡単に、わかりやすく、迅速に利用できるよう、SaaS事業と連携しながら、部門横断でPaaS事業を推進していく。顧客に「Oracle Cloud Platform」の基本サービス構成を「PaaSスターターパック」として提供するほか、エンジニアにはクラウドのラーニングプログラムを提供し、パートナーには早期立ち上げプログラムの提供などを行う。
2015年07月24日映画『杉原千畝 スギハラチウネ』の製作報告会見が5月19日(火)に開催され、主演の唐沢寿明、現在、第三子を妊娠中の小雪、ポーランド人キャストのボリス・スジック、アグニェシュカ・グロホウスカ、チェリン・グラック監督らが出席した。終戦70年特別企画として製作され、ポーランドで2か月にわたって撮影が行われた本作。ユダヤ人難民のためにヴィザを発行し続け、6千人にも及ぶ人々を救い“日本のシンドラー”と言われる外交官・杉原千畝の“インテリジェンス・オフィサー”としての側面に光を当てつつ、その姿を描き出す。唐沢さんは実在の人物、教科書にも登場するような“偉人”を演じるにあたり「彼の名前と功績をより広く知っていただくつもりでポーランドでの撮影に臨みました」と語り「その結果は、映像に出てくれていると思います」と手応えを口にする。資料などにあたりつつ、人物像を作り上げていったそうだが、難しかった部分として「千畝さんがどんなことを考えてあの時代に、なぜあのようなことができたのか?それは誰にも分からない」と漏らしつつ「彼の誠実さや寡黙さを頼りに、同じ日本人として恥ずかしくないように演じようと思いました」と語る。またこの役を通じて改めて「差別はよくない」と感じたという。「僕もヨーロッパのある国で、日本人としてではなく別の国の人と間違われて差別を受けたことがあります。『差別を受けた人はこういう気持ちになるのか』と心から思いました」と明かし、以前より根底にあったという差別を憎む思いが本作を通じて「より強くなった」と語った。千畝の妻を演じた小雪さんは、ポーランドで「千畝さんのことを熟知されている方が多くて驚いた」と語り「日本でもまだご存じない方も多いと思います。自分たちがどういう人生を生きているのか?ということを問う作品になればと思います」と語った。小雪さんが演じる幸子は千畝との間に生まれた3人の子どもたちを育て上げたが、小雪さんも現在第三子を妊娠中。幸子という役について「根底が明るい人間であり、彼女も外国で彼女らしく生きられる人だと感じました。3人の子を育てた、たくましさと日本の女性の柔らかさを兼ね備えている人と感じながら演じました」と語り、現在の自らにも重ね合わせ「(小雪さん自身も)強くならざるを得ないですよね。女優としても女性としてもいろんな経験をさせていただいて、自分にとってプラスになっていると思います。親になって初めて人間にさせていただいているなと感じます。自分ひとりで生きてきたような錯覚に陥ることがありますが、親がいて、周りがいて、いろんなことを体験して、苦労したり、我慢したり、みんなの力を借りて生きてこられたんだなと感じています」としみじみと語った。撮影現場は「和気あいあいとしていた」という唐沢さんの言葉通り、この日の会見も現場のムードメーカーだったという、千畝を支えるペシュ役のボリスが冗談を飛ばすなど、チームとしての一体感を強く感じさせた。『杉原千畝 スギハラチウネ』は12月5日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月19日日本オラクルは4月9日、同社のPlatform as a Service(PaaS)への取り組みに関する発表会を開催し、パブリック・クラウドとしてPaaSである「Oracle Cloud Platform」を国内で本格的に提供開始すると発表した。発表時点では、Oracle Databaseのクラウドサービス「Oracle Database Cloud Service」、Oracle WebLogic Serverのクラウドサービス「Oracle Java Cloud Service」、Java EEアプリ関連のツール群のクラウドサービス「Oracle Developer Cloud Service」、クラウド型BIサービス「Oracle BI Cloud Service」、ファイル共有とコラボレーションのクラウドサービス「Oracle Documents Cloud Service」という5つのサービスが提供される。取締役 代表執行役社長兼CEOの杉原博茂氏は、「PaaSに必要なコンポーネントを提供できるのはオラクルだけ。今回提供するPaaSでは、シェアが高いOracle DatabaseやJavaをパブリッククラウドで利用することができる。24万人に上るORACLEMASTER取得者に対し、クラウドに移行してもらいたいと思っている」と、同社のパブリック・クラウドのターゲットの規模の大きさをアピールした。さらに、杉原氏は同日、米オラクル CTOのラリー・エリソン氏が「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」の基調講演で、国内にデータセンターを設置することを明言したことに触れ、同社の国内におけるクラウド事業に対する"本気度"を示した。国内データセンターの設置により、「これまで課題だった法的事項やレイテンシーが解決される」と述べた。国内におけるデータセンターの設置は年内を予定しており、場所は関東圏を検討しているという。同社がデータセンターを所有すると、パートナーと競合する可能性がある点については、「PaaSとデータセンターを組み合わせたソリューションを提供するなど、競合ではなく協業の道を歩んでいく」とした。Oracle Cloud Platformの詳細については、副社長執行役員データベース事業統括の三澤智光氏が説明した。三澤氏は、同社のクラウド戦略は、「オンプレミスの環境とクラウドの環境が同じ『アーキテクチャ』『オラクル製品』『知識とノウハウ』によって提供される点で、他社のアプローチとは大きく異なる」と語った。「オンプレミスで利用されている当社の製品はミッションクリティカルなアプリケーションで多い。われわれのクラウドなら、これらをリライトすることなく、使うことができる。当社のPaaSはアーキテクチャにモバイル機能やBI機能を取り入れているので、オンプレミスのアプリケーションをPaaSに移行するだけで、モダナイズすることができる。例えば、IaaSであるAmazon Web Servicesにオンプレミスのアプリケーションを移行しても、すべてがモバイル機能に対応できることはないだろう」(三澤氏)そのほか、同社はクラウド事業において、人材面での強化も行っていく。具体的には、1万人のクラウド技術者を育成するため、ORACLE MASTERを保有しているエンジニア24万人を対象に、Oracle PaaSを活用するためのトレーニングを行っていくとともに、Oracle Cloud Platformの技術者認定制度を立ち上げる。さらに、同社製品の検証センター「Oracle Solution Center」において、「Oracle Cloud」と顧客のオンプレミス・システムによるハイブリッド・クラウドの検証環境を提供するという。
2015年04月10日日本オラクルは2月23日、暗号鍵を管理する新製品「Oracle Key Vault」の国内提供を開始した。また、データ・セキュリティ全体の強化に向けて、企業の個人情報保護・マイナンバー対応・内部犯行対策を支援する「Oracle Database Securityスタートアップ・テンプレート」と「Oracle Database Securityコンサルティング・サービス」を提供開始した。説明会では、初めに取締役 代表執行役社長 兼 CEOの杉原博茂氏が、同社のセキュリティ対策に対するスタンスについて説明した。同氏は、同社はクラウドへの注力を表明しているが、クラウドを導入するうえでセキュリティは重要と述べた。さらに、同氏は「現在、日本の企業はネットワーク・セキュリティを中心に対策を講じているが、欧米の企業はデータベースのセキュリティに注目している。われわれとしては、データ中心のセキュリティ対策によって、さまざまな脅威から情報を保護することを目指す」と、同社のセキュリティ対策の方向性を示した。同社が提供するセキュリティ・ソリューションについては、副社長執行役員 データベース事業統括の三澤智光氏が説明を行った。三澤氏も、「従来のセキュリティ対策は性善説に基づいた情報システム、ネットワーク中心の対策から構成されている。これでは、出口と入り口を守ることができても、内部の犯行に対しては脆弱。最近は、第三者が内部になりすました攻撃も見られる。したがって、今後はデータを中心に、暗号化・アクセス制御・検知による多層の防御を行う必要がある」と、データベース中心のセキュリティ対策の重要性を訴えた。データを中心としたセキュリティを強化するための根拠として、2014年12月に改正された個人情報保護法、2014年12月に公開されたマイナンバー法の「安全管理措置」に関するガイドラインが紹介された。いずれも「アクセス制御」を実施することを推奨しており、三澤氏は「日本がこれまで弱かった部分を法対応として押さえるものになっている」と指摘した。個人情報保護法とマイナンバー法で求められるデータベースにおける対処策としては、「データベースのアクセス制御(職務分掌)」「データの暗号化」「個人情報へのアクセス監視」が挙げられた。これらを実現する製品を同社は提供している。「データベースのアクセス制御(職務分掌)」は「Database Vault」によって行われる。同製品は、特権ユーザーにもアクセス可能なデータを制限でき、管理権限も分割できるほか、既存のアプリケーションを変更する必要がない。実際に、ヤフーも同製品を導入しているという。データベースの暗号化は「Transparent Data Encryption」によって行える。Transparent Data Encryptionは、データベースの暗号化における課題と言われている"設定の煩雑さ"と"パフォーマンスの低下"を解消しているという。三澤氏は、Transparent Data Encryptionにおいてパフォーマンスが落ちない理由として、CPU内部でデータの暗号化と復号が行われることを挙げた。アクセス監視は、システムログの収集と異常操作の発見と警告を行う「Audit Vault and Database Firewall」が担う。一方、内部犯行対策・マイナンバー対応を支援するサービスの1つである「Oracle Database Securityスタートアップ・テンプレート」としては、内部犯行対策向け無償テンプレートとマイナンバー対策向け無償テンプレートが提供される。マイナンバー対策向け無償テンプレートは、ガイドラインに基づきどのような対策が必要かを判断できるヒアリングシート、特権ユーザーのアクセス制御・暗号化・監査をするための設計書と構築用のサンプルスクリプトから構成される。内部犯行対策を支援するコンサルティングサービスとしては、「DBアクセス制御支援」(300万円から)、「機密データ保護支援」(300万円から)、「監査強化支援」(400万円から)などが提供される。マイナンバー対応を支援するコンサルティングサービスとしては、「マイナンバー対応アセスメント」(400万円から)、「マイナンバー対応計画支援」(650万円から)、「マイナンバー対応運用支援(実装)」(300万円から)、「マイナンバー対応運用支援(運用)」(650万円から)などが提供される。そして、新製品「Oracle Key Vault」は暗号化のニーズの拡大と管理における課題を解決する。暗号化システムを管理するうえでは、「システムごとの管理」「暗号鍵の世代管理」「暗号鍵の保全・監視・監査」「クラウドの活用」による煩雑さが課題となっているという。「Oracle Key Vault」は、同社製品の暗号鍵の一元管理と暗号鍵の安全な管理を実現する。価格は1サーバ当たり543万4800円となっている。
2015年02月24日第二次世界大戦、多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた杉原千畝の半生が『杉原千畝 スギハラ チウネ』として映画化されることが決定。2005年に放送された終戦60年ドラマスペシャルで反町隆史を主演に迎え、幾度となく映像化されてきたが、今回の映画化にあたって千畝を、「白い巨塔」「ルーズヴェルト・ゲーム」など、社会派ドラマなどで強い輝きを放つ実力派俳優・唐沢寿明が演じることが明らかになった。第二次世界大戦、リトアニア領事として日本政府に背き、ユダヤ難民にビザを発給し続け6,000人の命を救ったといわれる外交官、杉原千畝(すぎはら ちうね)。混乱の世界情勢下においてインテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として危険な諜報戦に身を投じ、多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた千畝の「信念」を描く。主人公・杉原千畝を唐沢さんが演じるほか、天真爛漫な千畝の妻・幸子(ゆきこ)には、小雪が好演。共演に濱田岳、塚本高史、滝藤賢一、小日向文世、さらにポーランド本国で絶大な人気をもつ俳優・ボリス・スジック、アグニシュカ・グロコウスカが脇を固める。千畝を演じることになった唐沢さんは「杉原千畝は外務省からの了承のない中でユダヤ人にビザを出し続けた方ですが、今回の映画はそれに加えていままであまり知られていなかった事実も描かれています。“正義の人”で、まさに僕がやるべき役じゃないでしょうか(笑)」とコメント。また、「この映画の中には、激動の時代を生き抜く過酷さや、ある種の感動、そして愛など、いろいろな要素が詰まっています。だからこそ、若い世代からお年寄りまで観て頂きたい。戦争を知らない世代にもエンターテインメントを通して、戦争とはどういうものなのか、人種差別とはどういうものなのかをこれからも忘れないように観て頂ければ嬉しいです」と想いを語った。小雪さんは「幸子は外交的でその場の空気を楽しめる方。短歌やダンスといった楽しみをたくさん持っているとても社交的な方なので、千畝が窮地にあるときでも、こういう人とだったら気兼ねなく一緒にいられるんじゃないかなと思わせる女性です」と千畝を懸命に支える妻・幸子を分析。「杉原千畝を知らない方や若い世代にも伝えていかなければならない。私たちが演じることで作品にエネルギーを吹き込み、(幸子の)人生のエッセンスをうまく表現できたらと思います」と意気込みを語った。世界を舞台にした本作にふさわしい、国際的なスタッフ・キャストを束ねるのは、『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』のUSユニット監督を務めたチェリン・グラック。『ブラックレイン』や『トランスフォーマー』など、ハリウッド大作での長い助監督時代で培った豊かな経験値とあふれる才能をフルに生かし、圧倒的なスケール感で描く。戦後70年経ったいまでも色褪せない千畝の壮絶な半生を忠実に再現すべく、ソビエトやナチスドイツなど大国の侵略に翻弄された歴史を持つポーランドにて、オールロケを敢行。唐沢さん、小雪さんを始めとしたキャスト陣含め、日本人、ポーランド人、そしてハリウッドの混成ムービーチームが、現在ポーランド全土で撮影中だ。『杉原千畝 スギハラ チウネ』は2015年、秋公開予定。(text:cinemacafe.net)
2014年10月30日海外ドラマ「トゥルーブラッド」ファーストシーズンのブルーレイ&DVDが発売されたことを記念して、グラビアアイドルの杉原杏璃とTVでも活躍する経営コンサルタントのショーンKによるトークイベントが、4月5日(木)に都内で行われた。他人の心が読めるがゆえにうまく人間関係を築けないスーキーと173歳の孤独なヴァンパイア・ビルの恋路と、2人の周囲で起こる連続殺人事件に端を発する謎めいた事件の真相が描かれる。先日より本作を見始めたという杉原さんは「夜な夜な興奮してます!『噛まれたい』って思いながら見てます」と明かすなどかなりハマっているよう。本作は特にヴァンパイアと人間の性描写が過激なことでも話題を呼んでいるが「すごい濃厚です。赤面しちゃうくらい濃厚」と“濃厚”を連発。禁断の恋に関しては惹かれる部分もあるようで「『恋しちゃいけない』って思いながらハマっていく方が楽しい。私はまだ子供なので寸止めですが(笑)」とおどけつつ、「ヴァンパイアと恋したいですね。Mなのでイケない世界や未知なる世界に引きずり込まれる方が好き」と明かした。ショーンさんは以前からアメリカ人のスタッフが本作にハマっているのを目の当たりにしていたそう。アメリカである作品が多くの人に受け入れられる条件として「勧善懲悪か、もしくは身近に感じられること」と条件を挙げ、すでにシーズン5を数える本作について「宗教やバイオレンス、セクシャリティといった問題について、ヴァンパイアが象徴的な存在として描かれており身近に感じることができる」と解説。さらに舞台が大都市ではなくルイジアナの田舎である点にも注目し、「アメリカのほとんどが実は田舎なんです。その意味でも、この物語の街はアメリカ人にとって心のふるさとのようなところ。そこでこうした事件が起きるという意味でもすごく身近に感じられるんです。アメリカの“現在”を切り取っていると思います」と独自の視点で見どころを挙げ、これから作品を見る観客の期待を煽った。劇中には、ヴァンパイアと人間の共存を可能にさせる人工血液“トゥルーブラッド”が登場するが、本国アメリカではドラマのヒットを受けてジュースとして商品化されている。この日は杉原さんとショーンさんのために本国より取り寄せた「True Blood」ジュースを用意。日本人の研究者が開発したという設定だけあって、ビンには「真血(トゥルーブラッド)」という文字もあり、血液型別に販売されるなどの工夫も。中身はブラッドオレンジのジュースで、恐る恐る口にした杉原さんも「おいしいです」と笑みを浮かべていた。「トゥルーブラッド」<ファーストシーズン>ブルーレイ&DVDは発売中。<セカンド・シーズン>は6月13日(水)より発売。<セル>「トゥルーブラッド」ブルーレイ&DVD<ファースト・シーズン>「ブルーレイ コンプリート・ボックス」(6枚組)価格:11,800円(税込)「DVDコンプリート・ボックス」(6枚組)価格:9,800円(税込)発売中※同時レンタル中<セカンド・シーズン>「ブルーレイ コンプリート・ボックス」(5枚組)価格:11,800円(税込)「DVDコンプリート・ボックス」(6枚組)価格:9,800円(税込)発売日:6月13日(水)※同日レンタルスタート発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ公式サイト: Blood © 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved.HBO R and related service marks are the property of Home Box Office, Inc. Distributed by Warner Home Video Inc.■関連作品:トゥルーブラッド [海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved.■関連記事:ゲスト登壇!ブルーレイ&DVD「トゥルーブラッド」リリース記念試写会に10組20名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.227おしゃれ&セクシー!“大人”ドラマ 上級編新しい海外ドラマに出会いたい人、必見!春の海ドラまつり、本日スタート!シネマカフェ×春の海ドラまつり第2弾「トゥルーブラッド」特別試写会に30組60名様をご招待スピルバーグにJ.J.が手がけるSF大作もワーナー海外ドラマ最新ドラマ発表!
2012年04月05日