JR東日本ウォータービジネスはこのほど、「青森りんご 王林」を発売した。○"りんごの中の王様"「王林」を使用した果汁100%ストレートジュース同商品は、"エキナカから「ここにしかない価値」を届ける"「acure made<アキュア メイド>」ブランドより発売となる、青森りんごシリーズの第3弾商品。2010年から続く青森りんごシリーズでは、「つがる」「トキ」「王林」「ふじ」と4品種を展開予定で、第3弾の今回は、"りんごの王様"が名前の由来の「王林」となる。「りんごの中の王様」という意味を込めて命名された黄色品種の「王林」は、「ふじ」「つがる」に次いで3番目に生産量が多く、りんごシリーズでも昨年より仲間入りを果たしている。青りんごのような見た目から、酸味が強いように感じられるが、実は、今年好評を得ている「トキ」よりも糖度が高く、芳醇な甘味を楽しめるという。酸化防止剤を使用しない「密閉搾り」製法でつくった果汁100%ストレートジュースで、2014年度に収穫した青森県産の王林のみを使用した。280mlペットボトルで、価格は160円(税込)。販売場所は、JR東日本エキナカ飲料自販機、JR東日本ウォータービジネス通信販売、JR東日本のエキナカ店舗など。
2015年03月16日今年はじめに出演したスーパー歌舞伎を筆頭に、ここのところ舞台でのチャレンジングな活動が目立つ。2015年2月に上演される『狂人なおもて往生をとぐ~昔、僕達は愛した~』も、福士誠治にとって、かけがえのない挑戦になりそうだ。本作は、1960~70年代の優れた戯曲を、若手演出家の新たな解釈と演出で復刻させる、東京芸術劇場「Roots」シリーズの第2弾。1969年に劇団俳優座で初演された清水邦夫の戯曲を、『おそるべき親たち』などで注目されている熊林弘高が演出する。狂気と言葉が錯乱する手ごわい世界に、どう立ち向かうのか。熊林を交えながら、福士がその思いを語った。舞台『狂人なおもて往生をとぐ』チケット情報戯曲を読んで福士がいちばんに感じたのは、「答えのないものを手探りで作っていくような作品」ではないかということだった。筋立てはこうだ。彼が演じる出(いずる)は、娼婦の館で娼婦や客たちに怒りや苛立ちをぶつけている若者。だが次第に、彼らがみんな家族であり、精神を病んだ出の妄想の世界を演じていることが明らかになっていく。「だから一応は、出が狂人で家族がまともな人たちっていうことになるんですよね。でも、もしかしたら、本当は家族じゃないのかもしれないし、全員が狂人なのかもしれないし。台詞も言ってることが本当か嘘かわからない。そのうえ、表現の仕方がすごく遠まわしなので、会話がつながっていなかったりするんです。そこで心のやりとりをしていくのは、本当に修行になる。右往左往してみたいですね」。一方、娼婦館ごっこをする家族という設定に、演劇のひとつの原型を見るという熊林。「ジャン・ジュネ作の『女中たち』のように、ごっこ遊びのなかに真実と嘘が見えてくることがある。この家族もそう。しかも、「国家」という言い方をするように、「家」というのはその最小単位。家で行われていることから、社会や国家がやっていることも見えてくる。そういう巧みな戯曲でもあるんです。また、きな臭い方向に向かっている今の時勢と重なり合うところもある。僕自身は基本ノンポリですが(笑)、覚悟して、客席に問いかけていかなきゃなと思っています」。役者としては、「自分が答えを持つことなく、そのメッセージを提示できるようにならないといけない」と福士。それは困難な挑戦になるだろうが、「観ている方が前のめりになって考えてもらえるようなエネルギーを出したい」という彼なら、ただまっすぐに狂ってくれるはずだ。公演は2015年2月10日(火)から26日(木)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて。その後、愛知、長野、兵庫でも公演。東京公演のチケット一般発売は11月15日(土)午前10時より。取材・文:大内弓子
2014年11月14日小金井市の江戸東京たてもの園で9月11日(木)、「ジブリの立体建造物展」の動員10万人突破セレモニーが行われ、『思い出のマーニー』の米林宏昌監督と、米林監督が“モデル”とされるカオナシが揃い踏み。米林監督は「こういう機会は初めて」と照れていた。7月10日から江戸東京たてもの園で開催されている同展では、スタジオジブリの出発点である『風の谷のナウシカ』から、『思い出のマーニー』まで作品に登場する建造物の背景画や美術ボード、美術設定といった貴重な資料が展示されているほか、本展覧会のために制作された『千と千尋の神隠し』の“油屋”の立体建造物が来場者を出迎える。2002年に同園で開催された「千と千尋の神隠し展」を上回るペースで、動員10万人を突破し、セレモニーでは幸運にも10万人目の来場者となった竹内美晴さん(19歳)、佐々木春希さん(18歳)に米林監督直筆のイラスト色紙などがプレゼントされた。プライベートでも足を運んだという米林監督は、「いい展示ですよね。ラピュタやナウシカといった何度も観ている作品の背景原画に直接触れると、こういう世界観を作り出す宮崎(駿)さんの頭って、どんな構造しているんだろうと思う」と巨匠の発想力に改めて最敬礼だった。セレモニーには米林監督とカオナシに加えて、トトロも駆けつけ、来場者は大喜び。また、トトロは現在、墨田区の江戸東京博物館で開催される「思い出のマーニー×種田陽平展」に“出張”することも明らかになった。トトロが姿を現すのは、9月12日(金)から最終日の9月15日(月・祝)まで。「ジブリの立体建造物展」は12月14日(日)まで江戸東京たてもの園で開催中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTK
2014年09月11日