2015年10月より今年3月までTBSでレギュラー放送されていた有田哲平(くりぃむしちゅー)がMCを務める異性観トークバラエティ『アリよりのアリ』が、6月7日(24:10~)に特番として復活することが1日、わかった。"アリよりのアリ"とは、最上級を意味。今回の特番は「理想独女VS現実人妻結婚の幸せって何だスペシャル」と題し、独身・既婚女性ゲストが"アリよりアリ"="最上級"の結婚生活をテーマにトークを展開し、「理想の結婚」と「結婚の現実」が語られる。独身ゲストは上田まりえ、紗蘭、ダレノガレ明美、室伏由佳、既婚ゲストは井上和香、ギャル曽根、小島奈津子、そして男性ゲストとしてオリエンタルラジオの藤森慎吾も出演する。有田は「今回の既婚者のメンバーは幸せと言っていた人が多く、結婚に対してのイメージが良くなりました。普通は皆が嫌がるようなことが、既婚者の方には癒やしにさえなっているのだと」とコメント。一方、独身ゲストについては「独身の方の"アリよりのアリ"な結婚生活については、正直、とんでもないことを考えているんだなと思いました(笑)」と驚いたようだ。また、自身の理想の結婚のワンシーンについて、「仕事で帰りが遅くなり家に帰宅すると、奥さんがついついソファで寝てしまっている。ふとテレビを見ると、普段は全然、僕の仕事に興味ないと言っているのに、自分が出演している番組を録画して見てくれていた様子。実はちゃんと見てくれているんだなと。でも次の日には特にその件には触れない…みたいな感じですかね!」と明かした。そして、「これから結婚しようとしている方、既婚者の方、皆さんの結婚の理想は千差万別。既婚者の方もちょっと前までは独身で、結婚したら幸せだと思う価値観が変わる。そういう目線で番組を見ていただいても、今回は笑って楽しむ以外にも学べます」と番組の楽しみ方をアピール。「感動すら覚えました!」と語っている。(C)TBS
2016年06月02日数々のCMディレクションやミュージックビデオ、映画を手がける映像作家、柿本ケンサクさんがApple Store 銀座の「Creator Talk」に登場。ゲストにタカ・イシイギャラリーの菊竹寛さんを迎え、アート、iPhoneを巡るトークを繰り広げた。トークは広告の写真とアートの写真は何が違って、それぞれ、どういった役割があるのかという問題提起からスタート。菊竹さんは、広告写真は時代の中で生まれてくるもので、クライアントや伝えるべき人が存在するということが重要で、それが制作の根本にある、対して、アートの写真はさまざまなタイプの写真家がいるので、一概には言えないが、そういった要請に基づいて制作されることはあまりなく、アーティストが身につけたきた技術や歴史的な背景を踏まえた上で、もっと自由に創れるもので、それがどのように社会に受け取られるのも、また自由なものであると自説を開陳。柿本さんは、最新の技術があって、自分もテクニックがあり、広告の世界で成功したとしても、アートの写真を撮れるかというと、それはなかなか勇気の要ることだと言い、20代前半、ある商業出版社に作品を持ち込んだところ、広告写真としては、ダメ、アート方面なら受け入れられるかもと断られたので、アート方面の版元で作品を見てもらったら、広告写真なら良いんじゃないとアドバイスされたというエピソードを披瀝し、哄笑を誘った。現代における写真表現とは何か? 美的価値とは何か? といったアート談義のち、話題はiPhone 6s/6s Plusで搭載された新しい撮影機能「Live Photos」へ。Live Photosで撮った作品を「アート」と称しているケースは未だないと思うが、新たな表現形態に成りうると二人は指摘する。柿本さんはLive Photosで撮った自身の作品をいくつか紹介していく中、ちょっと絵が動くだけで、その時の風合いとか匂いとか温度などを捉えられると、ならではの特性を評価した。広告の世界もアートの世界も、こういった新しい手法をどんどん取り入れていって、歴史に新たなページを刻んでいくようになったら面白くなるのではと、所見を述べた。Live Photosは、写真でも動画でもなく、そのどちらでもあるという不思議な体験を齎してくれる。Live Photosに初めて触れたとき、音も録れるので、貴重な瞬間を記憶として留めておきたいという発想のもとで作られた記憶補助ツールという側面を持っていると筆者は感じたが、最近では、とても短い物語を書き上げるための帳面と思えるようになってきている。iMessageでLive Photosが送られてくると、送ってきた人(達)が、今、綴っている物語を想像せずにはいられなくなったのだ。そして、柿本さんがセレクトしてくれたLive Photosの中にも明らかに「物語」が存在していた。柿本さんは目に見えないものを大切にしたいという想いがあるという。渋谷区猿楽町のヒルサイドフォーラムで開催された初の個展、「TRANSLATOR」は、自分自身を「目に見えないものの通訳者」であると位置づけて命名したとのことである。Live Photosがお気に入りなのも、本当だったら、そこには見えなかったものを顕在化してくれるからなのかもしれない。Live Photosに収められている、瞬間、瞬間は、撮影者が本来意図しないものが写っている可能性が高い。もし、映像を撮ろうとしているなら、録画ボタンを押した時と、録画停止ボタンを押すまでが、撮影者の撮りたい場面なのだ。ところが、Live Photosでは、シャッターボタンを押す数秒前から記録が始まり、押して、1.5秒が経過すると、勝手に記録が終わる。そこに残っているものは、撮影者の意図とは外れたものであるのだ。多分に残されたものはゴミのようなものでしかないが、それでもごくまれに、奇跡の瞬間を捕まえていることがある。その奇跡が潜んでいるところにLive Photosの面白さがあるのではないだろうか。
2016年02月11日お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平が5日、都内で行われた、英映画『007 スペクター』の公式アンバサダー就任式に出席した。12月4日に全国公開する本作は、ジェームズ・ボンドが活躍するスパイ映画『007』シリーズ最新作。日本初の公式アンバサダーに任命された有田は、「タダで見られるのかな? くらいの感覚だったのでビックリ。プライベートを投げ打って精一杯やらせていただきたい」と意気込みを。また、アンバサダーとして紳士的な振舞いを求められると、「最近は合コンでも女性をお持ち帰りするような汚いことはしておりません! サラダを取り分けたり、紳士的に振舞ってます!」とアピールして笑いを誘った。就任式終了後、報道陣の取材に応じた有田は、本作の内容にちなんだ自身の"敵"について聞かれると、「1番の味方だったザキヤマが結婚するという奇襲作戦に出た。(夫婦)2人で家に帰っていく姿とかアツアツっぷりを見せられると、どんどん寂しくなってくる」とポツリ。続けて、「千原ジュニアも『最近、オネエ度が増してきた』とか、麒麟の川島も『お互い頑張ろう』と言ってたのに……。裏切られてばっかり」と相次ぐ芸人仲間の結婚に寂しそうな表情を浮かべ、「(自分の)結婚はまだ先ですね」と話していた。一部報道で、モデルでタレントのローラとの熱愛がささやかれている有田。「噂はありがたいけど、それに関しては本当に……」と真相については言葉を濁し、「1年間個人的な連絡をとっていない。週刊誌によると、結婚を決めてくれたみたいんですけど(笑)。週刊誌を信じたい」と苦笑い。一方で、交際相手の存在について、「『いない』って言い続けても気持ち悪い年なんでね。『いますよ』って言っておきます。外国人でも日本人でもハーフでも、世界中から受け入れたい」とのらりくらりと答えていた。
2015年10月05日1982年のソロ活動開始以来、内外のアーティストやオーケストラとジャンルを超えた共演を重ね、太鼓奏者として常に新たな世界を切り開いて来た林英哲。一昨年演奏活動40周年の節目を経て、美術家をテーマにしたシリーズの最新作を東京・世田谷パブリックシアターで初演する。これまでマン・レイ、伊藤若冲、藤田嗣治らを取りあげて来たが、7年ぶりとなる第6弾『迷宮の鼓美術少年』は横尾忠則だ。林英哲(和太鼓) チケット情報若き日にグラフィックデザイナーを夢見て上京した林にとって横尾は「神様みたいな方なんです。スタイルを様々に変えていく表現者としての歩みや、日本的な要素をポップに表現する手法に影響を受けて来た」。これまでにCDジャケットのデザインを依頼するなどの交流があったが、美術家シリーズに取り上げるのは「いつかやりたいとは思いつつ、恐れ多いという気持ちが先立って。でも僕も還暦を過ぎましたから、新作を創造するパワーがあるうちにやらないと(笑)」と意を決して、アトリエを訪問。シリーズ初、テーマとなる美術家自身によるポスターが制作されることとなった。コンサートは2部構成を予定。「1部は〝横尾少年〟が見た原風景を、ドラマチックに構成しようと思ってます。2部は美術家・横尾忠則のスピリチュアルな側面や、スタイルを次々と変化させていく姿をコラージュ的に。今回の出演者は僕と、英哲風雲の会のメンバーの太鼓奏者のみなんで、太鼓だけで横尾さんのカラフルな世界を表現するのに四苦八苦してます。本番までドキドキですね」と目を輝かせる。林自身、「伝統芸能の出身でない自分は、ちょうど美術家のような気持ちで、太鼓を用いた現代的な表現を目指してきた」という。時代の先を行く前衛的な表現は、ときに周囲の理解が追いつかないこともあるが、反対に思いもよらぬ人からの絶賛を受けることも。「以前、写真家である奥様のおおくぼひさこさんに無理矢理(笑)連れられて来た仲井戸麗市さんが『こんなことをやってる人がいたなんて!』と仰って下さったことがあります。今回のコンサートも、元々太鼓やアートに関心のある方はもちろん、どちらにも興味のない方を“目から鱗状態”にできたらとってもうれしいですね」公演は10月30日(水)から11月3日(日)まで。チケット発売中。取材・文:山上裕子
2013年10月09日