「栗生ゑゐこ」について知りたいことや今話題の「栗生ゑゐこ」についての記事をチェック! (1/2)
こんにちは、イラストレーターの栗生です。この連載では、子どもとお出かけ情報 「いこーよ」 に寄せられた子どもの言い間違いをピックアップして、イラスト付きでご紹介しています。それでは参りましょう、今回は「思わずドキッとした言い間違い」をお送りいたします!子どもの言い間違い1ママ、その服におう(似合う)ね!(5歳女の子の言い間違い) いこーよ:2017年7月の「今日のひと言」より (お帰りなさい!と言おうとして)お帰りください!(5歳男の子の言い間違い) いこーよ:2016年8月の「今日のひと言」より 言われた方は動揺してしまいそうな言い間違い。一文字変わるだけで全く意味が変わってしまいますね…! 言われた方はついつい突っ込みたくなってしまう言い間違いです。子どもの言い間違い2じぃじが上手く言えず、「じじい!」(3歳女の子の言い間違い) いこーよ:2016年9月の「今日のひと言」より 私がおじいちゃんだったら「思春期も来てない孫にじじいって言われた…」と寝込んでしまうこの言い間違い。しかし、じいじとばあばは言い間違えそうな要素が満載です。子どもの言い間違い3(消防車を見て)ぼーぼーしゃあったよ!(2歳男の子の言い間違い) いこーよ:2016年9月の「今日のひと言」より 水どころか火炎噴射器から火を噴出しそうな雰囲気の車です。もしくは車自体が燃えていそう…。男の子が大好きな働く車が勢いをまして走っているのが目に浮かびます。次回「栗生ゑゐこの子どもの言い間違い」は最終回! お楽しみに!
2017年03月13日こんにちは、イラストレーターの栗生です。ぼちぼち春がやってきますね。わが家では夜、子どもが寝ながら徘徊を始める季節です。今回は「乳幼児の夜間の移動」についてご紹介したいと思います。子どもって、寝てる時も動くんですよね。それはもう、寝相の範ちゅうを超えてるんじゃないかというくらい…。小さい子をお持ちのみなさんは、夜、どのようなポジショニングで就寝していらっしゃるのでしょうか。わが家は6畳間にダブルの布団2組とベビー布団を並べて敷き、家族4人が横一列になる布陣で寝ています。そしてこちらが勢力図です。今、「なんで私はこんな火薬庫みたいな位置で寝てるんだろう…」と思ってしまいましたが、・子ども同士の衝突を避ける壁の役割・子どもが布団から飛び出したら掛ける・赤子が起き出したら乳をやり寝付かせる(乳離れ前)という機能を果たしていたんですね、多分。しかし、私も壁である以前に人間ですので、辛くなったら子どもたちの足元の安全地帯で寝ることにしています。一方、父は布団の端から動くことができない辺境の民。常に上の子の脅威にさらされています。私が初めて子どもの睡眠移動を目撃したのは、長女が8ヶ月ぐらいの赤ちゃんのころでした。寝室を何気なく覗いたところ、そこにはなんと寝ながらハイハイで徘徊するわが子がいるではないですか!あっけにとられて眺めているうちに、赤子は布団2組分のスペースをぐるりと一周して元の位置に戻ってきました。そういえば、私も幼少のころ朝起きたら180度回転していた、ということがしょっちゅうありましたっけ。しかし、1歳にも満たない赤子がこんなブーメランのような動きをするとは、想像してもいませんでした。そして下の子。赤子のころから添い乳で寝ていたためか、私の脇の下をめがけて突き刺さってきます。おそらく乳を探知しているのだと思います。乳離れ後は、寝ながらにして仰向けになっている私への登頂を試みるようになりました。回転と寝返りを武器に、機動力と破壊力を誇る上の子。魚雷のごとく脇をえぐってくる下の子。この二人の間で寝るとどうなるか?父親が上の子の来襲を受ける場合もありますが、基本的に何故か二人とも私の方に寄ってくる傾向があります。先日は圧を感じて目覚めたところ、二人が両側から私の顔と首に刺さっていました。これは痛かったなあ(遠い目)。冬の間は寝室が寒いためか、二人の動きはそこまで活発ではありませんでした。温かくなると激しくなってきます。上の子曰く「布団が暑い」んだそう。乳幼児は体温が大人より高め設定だからか、ひんやりした場所を求めてジプシーのように移動しているらしいのです。それが、幼子らが旅に出る理由なのね…。と得心したところで、やってくる本格的な春。今年は勢力図がどうなるのか、母として壁として、気になるところです。
2017年03月10日こんにちは、イラストレーターの栗生です。この連載では、子どもとお出かけ情報 「いこーよ」 に寄せられた子どもの言い間違いをピックアップして、イラスト付きでご紹介しています。前回のとうもろこしの回では欲張ってたくさん紹介しすぎてしまったので、今回は厳選素材をじっくり味わいたいと思います。個人的にアツい、「複雑系」の言い間違いです。子どもの言い間違い1トイロットッペペーパーもうないよ~(4歳男の子の言い間違い) いこーよ:2015年9月の「今日のひと言」より 便座から転がり落ちていきそうな勢いのある言い間違いです。わが家の2歳児も「イノシシシ」とか「パンダダダ」と通常より文字数が多めになってしまうのですが、若さゆえなのでしょうか。子どもの言い間違い2今日ね、保育園でしゃしゃんぽぽん(しゃぼん玉)したのー、いいでしょー!(4歳女の子の言い間違い) いこーよ:2016年5月の「今日のひと言」より なんかすごくかわいいしリズムもいいので、みんなもうシャボン玉じゃなくてしゃしゃんぽぽんでいいんじゃないかな?(提案)子どもの言い間違い3ママー!ペッロッポッポル(ペットボトル)落ちてるよ~!(2歳男の子の言い間違い) いこーよ:2016年5月の「今日のひと言」より 2歳ってまだスラスラとは言葉が出てこない時期だと思うのですが、一生懸命言おうとしているのが伝わってきてキュンとします。「た」行がどこかに行っちゃったのがかわいいです。次回は、口から発せられた瞬間思わず息を飲んでしまいそうな「危ない言い間違い」をご紹介いたします。どうぞお楽しみに!
2017年03月03日こんにちは、イラストレーターの栗生です。実は、先月末に1歳児の娘が2歳になりました。でもまだまだご紹介できていない話がある…ということで、引き続き1歳児ネタを描かせていただきたいと思います。今回はわが家の二児(姉妹)の関係について。姉はもうすぐ5歳、妹は2歳になったばかり。お姉ちゃんは抱っこが大好きな甘えっ子です。赤子に母を取られてしまう寂しさからか、以前は「1歳児ちゃんいらない!」「もっと抱っこして!」と大泣きすることもあったのですが、妹に声をかけてやったり、率先してオムツや服などを持ってきてくれたりと、5歳を目前にお世話を手伝ってくれるようになりました。一方、親を独占したい気持ちが強くなってきたらしい妹。1歳を迎えてしばらくは「抱っこもお膝もいらない、ワイはワイの足で立つんや…」と、自立心をみなぎらせていたものですが、1歳後半になると抱っこを要求するように。今や「ワイを地面に置いとくなや…」といわんばかりに抱っこ命となってしまいました。それもなぜか母限定。「2歳前後になると抱っこして欲しがる子が多くなる」と保育園の先生に聞き、他の子もそうなのかと納得したのですが、ずっとくっついているのでなかなか家事を進められないのが悩ましいところです。姉のことは基本的には好きなようで、時々ちょっかいを出しています。だいたいそっけなくされてしまうのですが、めげずに再度トライするのが面白いです。先日は姉におにぎりを上げようとしたら拒否され、別角度から挑んでいました。また、勝手にお姉ちゃんの持ち物を身につけるというのもよくやります。そこから骨肉の争いが勃発することが多いのですが、最近はお姉ちゃんが「まあ…少しならいっか~」と折れてくれるようになりました。仲がいいのか悪いのかいまいちわからない姉妹ですが、親(ほぼ遊具)で遊ぶ時は結託してやってきます。親は乗り物、親は山。そこにいるから登るんだ。楽しそうに躍動する君たちの下で耐える母の姿、しかと目に焼き付けておくんだぞ…。
2017年02月17日こんにちは、イラストレーターの栗生です。寒さが身にしみる時期、子どもたちの言い間違いでほっこりさせていただきましょう。この連載では、子どもとお出かけ情報 「いこーよ」 に寄せられた子どもの言い間違いを、イラスト付きでご紹介しています。今日のお題は「新たな食べ物の誕生」(前編)。このジャンルは豊作ですので前編と後編に分けてご紹介したいと思います。子どもの言い間違い1(苺を見て)トマトあったよ!(3歳男の子の言い間違い) いこーよ:2016年7月の「今日のひと言」より にんじんを見て「なすび!」(1歳男の子の言い間違い) いこーよ:2016年10月の「今日のひと言」より 私もトマトを見て「卵」と言ったり、夫を子どもの名前で呼んだりすることがよくあるので、他人事とは思えません…。しかし、子どもの純粋無垢な言い間違いには心を打たれるものがあります。子どもの言い間違い2 ナンデトコトコ(ナタデココ)って美味しいよね(3歳女の子の言い間違い) いこーよ:2015年12月の「今日のひと言」より 大人でもちょっと言いにくいナタデココが「ナンデトコトコ」という新ワードに変身。てっきり大人の言うことすべてに対して、「なんで? なんで?」って疑問を投げかけながらトコトコ歩く幼児のことかと思ったら違いました。子どもの言い間違い3 スケバッティング(スパゲッティ)大好き!(5歳男の子の言い間違い) いこーよ:2015年11月の「今日のひと言」より みなさんはどんな絵を想像しましたか? 私は「遅刻遅刻~!」と言って走ってきたスケ番同士が、道端でバッティングしてスパゲッティになった様を想像しました。大人では予想もつかない子どもの言い間違い。次回後編もどうぞお楽しみに!情報提供 子どもとお出かけ情報 「いこーよ」
2017年01月24日こんにちは、イラストレーターの栗生ゑゐこです。「魔の2歳」という言葉があるように、イヤイヤ期と言えば2歳児の印象が強いですよね。しかし、赤子の面影を残す1歳児もその片鱗をチラつかせつつあり、なかなか油断なりません。今回は、わが家で観測された1歳児のイヤイヤポーズをご紹介いたします。1歳児のイヤイヤその1 伸びちぢみする小さい子が、抱っこされたくないときにこんな姿勢をとることはありませんか? わが子は湯船から出されたくないとき、全身をまっすぐにし、こんなイヤイヤ体勢をとります。あまりにも体がまっすぐになるので笑っていたら、どうやら味を占めたらしく、2回目以降はわざとやっているフシがあります。もはや様式美ですね。着地は体を「く」の字に折りたたんで抵抗するか、バレエダンサーのようにつま先を伸ばし、そのまま床に置かれないような工夫を施したりしています。そこそこ重量があるので、いつか腰がやられそうでドキドキしています。1歳児のイヤイヤその2 反り返る自転車や車のチャイルドシート、飲食店のベビーチェアの上で見られるイヤイヤポーズ。「バネが入っているのかな?」と思うほど勢いよく反り返るのですが、時間が差し迫っている時などにこれが始まると「…チッ!」と心の中で舌打ちしてしまう私がいます。1歳児のイヤイヤその3 全力死守先が尖っているペンのような、持って欲しくないものを取り上げようとすると全力で死守しようとします。取り上げようとしていることを気づかれたり、もみ合いになるとかえって危ないので、刺激しないよう優しく説得しつつ、油断した瞬間さっと取り上げます。人質をとって立て篭り中の犯人にスピーカーで語りかける母親と、裏から突撃する機動隊を頭に思い描きつつ…。1歳児のイヤイヤその4 横になるこちらはイヤイヤ期のお手本のようなごろ寝ポーズ。仰向けのまま上方へずりあがってみたり、もも上げ運動のように両足をバッタンバッタンさせるなどのアレンジを観測したこともあります。面白いのが、「えーん えーん」とわざとらしい泣き声をあげながら親の様子をチラチラとうかがっている時。バリエーション豊かなイヤイヤフォームに1歳児の成長を感じずにはおれません。イヤイヤは子どもの成長の証。とは言え、実際接する人間としては「そんな悠長なこと言っていられないわ!」という場合がほとんどです。じっくり鑑賞できるくらいの余裕を持ちたいなと思うこのごろです。
2017年01月18日こんにちは、イラストレーターの栗生です。今年も「栗生ゑゐこの子どもの言い間違い」をどうぞよろしくお願いします。この連載では、子どもとお出かけ情報 「いこーよ」 に寄せられた子どもの言い間違いをピックアップして、イラスト付きでご紹介しています。さて、今回の言い間違いテーマは「融合」。似ていたり対になっている言葉がごちゃまぜになり、その結果いい感じの言い間違いになったものをご紹介いたします。子どもの言い間違い1ママ「右と左どっちにする?」息子「みだり!!」(8歳男の子の言い間違い) いこーよ:2016年5月の「今日のひと言」より このやりとりのスムーズさ、そして一呼吸おいてやってくる「みだり」の破壊力。発した本人はおそらく知らない、まったく関係のない言葉が登場してしまったところに言い間違いの趣が感じられます。子どもの言い間違い2 (お帰りとただいまが一緒になって)おかいまー!(2歳女の子の言い間違い) いこーよ:2016年9月の「今日のひと言」より 帰宅する側と迎える側の気持ちが溢れて一体となってしまったかのような言い間違いに、思わず微笑みがもれてしまいそうです。子どもの言い間違い3 (パパとママが混乱して) マパ~!!(1歳男の子の言い間違い) いこーよ:2015年9月の「今日のひと言」より パパとママがこんがらがって「…パマ!」(3歳女の子の言い間違い) いこーよ:2016年6月の「今日のひと言」より 「お父さん」と「お母さん」を一発で呼べるスーパーワードが誕生しました。子どもの発声の勢いと、途中で「あれ、ママとパパどっちを呼ぶんだっけ?」という戸惑いを同時に味わえる言い間違いです。大人の想像を超えてくる子どもの言い間違い。次回もお楽しみに!情報提供 子どもとお出かけ情報 「いこーよ」
2017年01月11日こんにちは。イラストレーターの栗生です。幼子の言い間違い、それは誰もが通った道。そして思わぬ創造物や新たな概念との遭遇でもあります。この連載では、子どもとお出かけ情報 「いこーよ」 に寄せられた子どもの言い間違いをピックアップして、イラスト付きでご紹介したいと思います。本日のテーマは「新しい言葉の発明」。それでは早速見ていきましょう。子どもの言い間違い1 ねえお母さん、ヒフ(ムヒ)塗って~!(4歳女の子の言い間違い) いこーよ:2015年8月の「今日のひと言」より 惜しいな、ヒフは塗られる方だ! でも、確かに雰囲気は似ているかも? こんな面白い言い間違いを言われたら、何度でも思い出し笑いできそうです。子どもの言い間違い2 (キノコを見て)あ、きんきんこだ(2歳女の子の言い間違い) いこーよ:2015年11月の「今日のひと言」より 斬新かつかわいいこの言い間違い。その上キノコが菌類であることまで表現するというレベルの高さです。2歳児の言語感覚にしびれます。子どもの言い間違い3 ママ「おもちゃ屋さんに行こっか」息子「トイレザラス!」(3歳男の子の言い間違い) いこーよ:2015年11月の「今日のひと言」より さりげなく「レ」を入れちゃった! ママの脳裏に浮かんだものはきっとこういうやつだと思います。大人では想像もつかない子どもの「言い間違い」。次回はどんなおもしろいコメントが出てくるでしょうか。次回もお楽しみに!情報提供 子どもとお出かけ情報 「いこーよ」
2016年12月20日「あ」から始まった、この赤ちゃんカルタもいよいよ最終回「ん」の回となりました。こんにちは、イラストレーターの栗生です。赤ちゃんが離乳食を始める時期は、生後5ヶ月~6ヶ月頃。大人が食べているのを見て口をもぐもぐさせたり、よだれが出てきたりし始めたら開始のタイミングだそうです。わが家の子ども2人は、ともに生後6ヶ月の頃に離乳食を始めました。最初は2人とも「何でしょうかこれは…」みたいな顔をしながら10倍がゆを食していましたが、続けていくにつれ、上の子は慎重派で決まったものだけ食べがち、下の子は食欲旺盛で何でもトライする…と、食に対する姿勢がだいぶ違うことがわかりました。下の子は今、歯もかなり生えてきて、大人向けのおかずを細かくしたり、味を薄めたりしたものを食べています。自分の分はもちろん、隙あらば親や上の子のご飯まで狙ってくるレベルの大食らいです。でも「なんでも食べるから楽だわ~」と、うっかりしていると、突然口をクローズして受け入れ拒否したり、一旦口に入れたものをべ~っと出してきたりします。子育てに油断は禁物。今回、子育てのことを振り返りながら、このカルタを描き、あらためてそう感じたのでした。今日のカルタ「んべ~っと出てくる離乳食」
2016年08月24日こんにちは、イラストレーターの栗生です。残暑の候、いかがお過ごしでしょうか?ちょっと汚い話で恐縮ですが、最近赤子が中腰で固まっているときに「うんち?」と聞くと「ウン…」と答えるようになりまして。その際、急いでトイレに直行し、おまるを乗せた便座に座らせると、いい感じにドロップオン!できたのです。たまたまタイミングが良かっただけかもしれませんが、褒めたら、すごくいい笑顔をしていました。生まれたときから今まで、うんちの思い出はさまざまありますが( 第3回参照 )、少しずつ成長を感じられるのはありがたいことです。で、さらに汚い話でますます恐縮なのですが、赤ちゃんって、うんちと一緒にオナラすることがありますよね。しかも意外に重厚なサウンドなことがしばしば。 生まれたばかりの頃は、自分のオナラやくしゃみの音にびっくりして泣いてしまったりすることがあり、「生きてゆくことにまだ慣れてないのだな、赤ちゃんとは…」と目から鱗が落ちる思いをしました。そして、まもなく訪れたムチムチ期、オナラのボリュームもより強力になり、「え、今の誰? お父さん? え、違うの? …あの小さな体からまさかそんな巨大な音が!?」と、家族で震撼したものです。しかしながら、当の赤子は「何かありましたか?」とでも言いたげな、しれっとした表情をしているもので、それはそれで別の驚きがありました。実はいろんな音を出している赤ちゃんですが、やはりオナラのアピール力が一番強い気がします。今日のカルタ「を(お)ならの音がすごい」
2016年08月17日こんにちは、イラストレーターの栗生です。赤ちゃんカルタもついに最終行である「わ」行に入りました。連載当初は生後9ヶ月の乳児だったわが子も、先月末に1歳6ヶ月になりました。マンマ、バッバ(バナナ)、トッド(トド)など、いくつかのものに反応し、言葉が出るようになりましたが、中でも犬には異様な反応を示します。散歩中の犬はもちろん、犬の写真のポスターや盲導犬の募金箱、絵本に小さく載っているぬいぐるみの犬など、とにかく犬らしき形を見つけるや「ワンワ! ワンワンワンワ!!」と激しく指差し、訴えてきます。どんなに小さなシルエットでも見逃さず「ワンワンワ!」猫や猿やライオンを見ても「ワンワ!ワンワ!!」と厳しく追求。動物はすべてワンワンなのでしょうか。一応、「これはニャンニャンだね~」と訂正していたら区別はついてきたようですが。ちなみに、Eテレでおなじみの犬のキャラクターにはそこまで反応しません。自治体で行う1歳半健診では犬や車、ボールなどの絵を見せて、指差しできるかチェックするそう。毎日毎日犬を指し示しまくっていたわが子にとっては、きっと朝飯前の所業でありましょう。…そして迎えた健診当日。赤子は保健師さんの質問を全部スルー。今まであれだけ「ワンワン」と言い続けたのを忘れてしまったかのようなノーリアクションに、一筋縄ではいかない、赤子の矜持を見た思いです。今日のカルタ「ワンワンは見逃さない」
2016年08月10日こんにちは、イラストレーターの栗生です。 前回 、赤子の寝相について描きましたが、今回は起床時の赤子について。わが家の赤子は早朝、眠りから覚めると、まず、ほかの家族を起こしに立ち上がります。以前は横で寝ている私の上に馬乗りになり、モーニングミルクをチュパチュパするのが恒例だったのですが、最近では上の子が「抱っこ~!!」と泣きながら起きるタイミングと衝突するようになってしまいました。それが嫌なのか、最近は起きるとさっさと夫のもとへ行き、添い寝をしたり、携帯やらメガネやらを「アイ! アイ!」と夫の顔へ突き刺していたりします(おそらく本人は手渡しているつもり)。夫が目を覚まし、あおむけになると、「待ってました!」とばかりに馬乗りに。そして、苦しむ姿を見下ろしつつ「ガ! ガ!(ゴー! ゴー!)」と拳を振り上げて楽しそうです。それを横目で確認した私の脳内に再生されたのは、実家のリビングの隅に放置されたロデオ◯ーイでした。その後は、寝ている上の子の頭を足で踏み、返す刀で私に乗って、なぜか屈伸運動。起こされて泣く姉、私に抱えられてキェェと声を上げる赤子、「もっと寝たい!!」と叫ぶ夫…。われわれがゆっくり寝られる日は何年後に来るのでしょうか。今日のカルタ「ロデオばりの起こし方」
2016年08月03日こんにちは、イラストレーターの栗生です。皆さんは、子連れ外出や外食、どのくらいの頻度でしていますか?初めて赤ちゃんがいる生活を始めた人にとって「赤ちゃん連れでどこまで外食できるか?」というのは、やはり気になるところだと思います。私の場合(というか、生まれたばかりの赤ちゃんと2人きりで生活している人は、だいたいそうだと思いますが)、上の子が生まれてからしばらくは近所に出かけるのも一苦労。赤ちゃんを抱えた身にとって、外食は「できないわけじゃないけれど、ずいぶんとハードルが高い行為」のように思えました。しかし、子どもが1歳を過ぎた今実感していることがあります。それは「低月齢のほうが外食しやすかった」ということ…。1歳児の動きは0歳児に比べて、あまりにも激しく強く、外出・外食はいろんな意味で骨が折れます。かと言ってずっと家にこもっているのも面白くない。というわけで、わが家では自然と1. 子連れがたくさんいるところ、ファミリー向けと謳っている場所に行く2. 混み合う日、時間帯はなるべく避けるこの2点を重視して外出するようになりました。子連れ外出では基本かもしれませんが、たとえ迷惑をかけてしまってもお互い様、と思える人たちと過ごすことで、だいぶ気持ちが楽になります。さらに、お座敷やキッズスペースなど、赤子を下における環境があると、よりストレスフリーに。公園の芝生にシートを敷いて適当なものを食べる、適当ピクニックも楽しいですね。芝生に解き放った赤子がハイハイでウロウロしたり、何か見つけて口に入れようとするのを止めたりするのもまたオツです。赤ちゃんがいる時期ならではの外出・外食、今のうちに堪能しておこうと思います。今日のカルタ「レストランで大暴れ」
2016年07月27日こんにちは、栗生です。以前、 睡眠中の赤子の戦闘力が高すぎる件 について、したためたのを覚えている方もいらっしゃることと思います。寝ながらおもむろに足先を上げたかと思うと、次の瞬間に放たれる、かかと落とし。あれ、鼻や目などにピンポイントで降ってくるとメッチャクチャ痛いんですよね。わが家の赤子も最近になり、かかと落としはなくなったのでホッとしていたんですが、寝ながらの回転移動は相変わらず激しいものがあります。夜中、ちょっとトイレなどに行って戻ってくるとあっという間に私のスペースを赤子が侵食しており、私はしかたなく布団の隅で小さくなって寝直す、ということがしばしば起こっております。ときには上の子(4歳)とタッグを組み(いや、2人とも寝てるんですが)、気がつけば両脇から2人にがっちりホールドされる、なんて夜も。子ども二人に寄り添われて幸せとも言えますが、乳幼児といえどもダブルでのしかかられるとかなり苦しいので、就寝中もなかなかリラックスできません。…と人に言うと、「親が移動すればいい」とか「角度を変えて寝ればいい」とかアドバイスされるのですが、結局子どもも一緒に回転移動するのでどうなのだろう、と言う気もします。布団の端に寝かせたり堤防(布団)を設置したりと、いろいろ試みたところ、壁に接した状態で寝かせると安定することを発見したのですが、やはり今朝も私の両脇に頭を刺したような状態で眠るわが子たち…。ここまでくると、もうどうでもよくなりつつあるこの頃です。今日のカルタ「流浪(るろう)の赤子」
2016年07月20日こんにちは。イラストレーターの栗生です。今年もまた暑い季節がやってきましたね。四季の移ろいが早すぎて、爽やかだった5月や6月頃の残像が見えるようです。そういえば去年の夏、赤子はどんなだったかな、何してたっけかなぁとiPadのアルバムを見返したところ、ブレブレの写真が多数。どうやらムチムチボディを躍動させて遊ぶわが子が写っているようです。去年の7月には寝返りをすっかりマスターし、四つんばいの練習に励んだり、腹ばいになって頭と両手足を浮かせてバタバタ羽ばたいていたりしたっけ…。世の中にはこのしぐさ(腹ばいで両手足をバタバタさせる)をする赤ちゃんばかりではなく、うつぶせが嫌いで泣いてしまう子もいると聞きます。長女がまさに「(腹ばいでも手足をバタバタ)しない子」だったので、下の子で初めて目にしたときは「おお、これがうわさの飛行機ブーン!」と身悶え、ひたすら写真に収めまくったのでした。1年前は立つことも座ることもできなかった赤子ですが、1歳5ヶ月の現在は歩くことに夢中です。本人は布団の上で一生懸命羽ばたいていたことなんて、きっと覚えてもいないでしょう。と思うと、なんだかこのしぐさが急に懐かしく思えてきました。またいつかどこかでお目にかかりたいものです。今日のカルタ「両手両足羽ばたかせ」
2016年07月13日こんにちは、栗生です。便利なモノやサービスが溢れかえる21世紀の日本に住んでいて、不便は特に感じずに過ごしてきました。妊娠・出産を経験するまでは…。赤ちゃんのいる生活では、それまで培ってきた経験や知識では対応しきれないことが出てきます。赤ちゃんのことについては、自分なりに調べたり、専門家や子育ての先輩方に話を聞いたりすることで知識を蓄積することができますが、それでも自分の体のつらさやお世話にまつわる小さな不便は、積もり積もって大きなストレスとなりかねません。産んでみなければわからないつらさ、大変さ。それを軽減してくれる育児グッズは本当にありがたい存在です。私が特にそれを実感したのは、初めて授乳クッションを使ったときでした。授乳クッションとは、半円形のクッションを胴の周りに装着し、その上に赤ちゃんを乗せて授乳する、定番の育児グッズです。出産するまではその存在も知りませんでしたが、産院でこれを使わせてもらったところ、コリにこっていた背中や肩が楽になり、授乳がものすごく快適に。産後間も無く疲れ切っていたこともあって、「これぞ人類の叡智! 開発者の人、ありがとう!」と大感謝した記憶があります。育児グッズの進化は日進月歩。これからも、育児を助けてくれるグッズやサービスがどんどん開発されますように。今日のかるた「らくちんグッズで親回復」
2016年07月06日こんにちは、栗生です。日頃、病院に行くのはもっぱら子どもの通院です。子どもの病院といえば、まず1ヶ月検診。その次に生後2ヶ月で初めて予防接種を受けに行ったという人も多いのではないでしょうか。この0歳児の予防接種、経験してみると、けっこう大変なんですよね。わが家は早めに集団生活(保育園入園)をさせる予定だったこともあり、定期接種・任意接種すべてをコンプリートすることにしました。でも、調べてみてびっくり。予防接種って種類が多い上に、同じ種類を「しばらく経ってから、もう一度追加接種してね〜」というのもあるじゃないですか。自分の仕事のスケジュール管理だって苦手なのに、それより多忙な赤子の予防接種スケジュールが私にコントロールできるのか?…と当初はあきらめ気味だったのですが、ありがたいことにかかりつけ医のほうでスケジュールを組んでくれることが判明。赤子の体調によっては予防接種ができない日もあり、スケジュール通りにいかないこともありましたが、なんとか無事に0歳のワクチンマラソンを終えることができました。これで少しは赤子のマネージャー業に自信がついたかな?…と息をつく間もなく、赤子は幼児へとステップアップし、また新たな業務がたっぷり発生するのでありました…。今日のカルタ「予防接種はもはや競技」
2016年06月29日どうもこんにちは、栗生です。皆さんのお子さん、夜はどんな感じで寝ていますか?わが家の上の子は1~2歳の頃まで抱っこして歩いたり揺れたりしないと寝なかったのですが、4歳の今では何もしなくてもすっと眠れるようになりました。たまに眠れないときは「トントンして」と言ってきます。トントンする部位はどこでもよく、一定のリズムで刺激を受けるのがポイントのよう。一方、下の赤子の寝かしつけは、だいたい添い乳か抱っこで歩くスタイル。眠そうにしているとき、布団に寝かせてトントンすると、ものすごく嫌そうに手を振り払ってきます。そういえば私も法事でお坊さんの読経と木魚のリズムに聞き入りすぎてふっと意識が飛んだことが何度かありますが、一定のリズムで刺激を与えられると眠くなるというのは、大人も同様なのでしょうか。暗い室内で、一定のリズムでの揺れを意識しながら赤子を抱っこして歩いていると、自分のほうがガクッと落ちそうになってヒヤヒヤする時があります。日頃、子どもとの寝落ちに甘んじている私ですが、せめて布団の上で横になるまでこらえる力は残しておきたいですね…。今日のカルタ「揺れれば寝ます」
2016年06月17日どうもこんにちは、栗生です。突然ですが、赤ちゃんって関節が柔らかいですよね。わが家の子どもたちは揃って柔軟性に富んでいるようで、開脚して上半身を前傾すると胸がぺったり床に着くし、ビールマンスピンみたいな格好で寝ていることもあります。という話をすると、たまに「それ、体が柔らかすぎない?」と言われることがありました。赤ちゃんは一般的に大人よりは関節が柔らかいと思われていますが、やはり個人差があるようです。わが家の子ども2人は、どちらもたしかに、保育士さんや外部の方に「〇〇ちゃんって体、柔らかいですね~」と驚かれるほうでした。特にお座り・ズリバイの頃が顕著で、床をにじり進み、箱やカゴも「ぬるっ…」といった感じで出入りするほか、布団の上では足を自在に広げながら体操競技(床)とブレイクダンスを足して3くらいで割ったような動きでゴロゴロ。海底をなめらかに移動する軟体動物のようでした。時は過ぎ、歩行できるようになった幼子たちが、その柔軟性を見せてくれることはだんだん少なくなってきました。しかし、寝ているときに限っては柔軟にしなりながらゴロゴロと移動するので、不意のかかと落としや体当たりをもらいそうになることもしばしば。それらを避けつつ「ああ、軟体動物…」と思う夜なのであります。今日のカルタ「やわらかすぎる体」
2016年06月15日どうもこんにちは、栗生です。季節の変わり目ゆえか赤子が熱を出してしまい、久しぶりに小児科を受診してきました。小児科に行けば必ずと言っていいほど赤子の泣き叫ぶ声を聞くことになるのですが、我が家の赤子は泣き声が聞こえた途端緊張した面持ちになり、まだ何もされていないのに泣いてしまうこともしばしば。そういえば、産後すぐの赤ちゃんも、ほかの赤ちゃんに共鳴するかのように泣いていた気がします。私が出産した産院では、食事のときはダイニングルームに移動するのですが、そのとき赤子も一緒にベッドに乗せて移動します。ママたちが食事をしている間、壁際にずらりと並んだ新生児たち。そのうち1人が泣き出すと、ほかの子もザワ…ザワ…となり、つられ泣き。最初は「誰かな~」「うちかな~」「新生児の泣き声似てるね~」などと談笑しているのですが、泣きが本格的になってくると、お母さんがたは食事もそこそこに赤子のベッドを押して去っていくのでした。また、上の子が生まれて半年ほど経った頃、赤ちゃんがいる知り合いのお宅にお邪魔したときのこと。赤ちゃんはそれぞれ床に転がったり抱っこされたりして、おとなしくしていたのですが、一緒に写真を撮りましょー!と隣同士に並ばされた途端、片方がヘアー!と大泣き。それを見たもう片方もなんだかわからんがホゲアー!と泣き始め、大人たちはアラアラマアマアと言いながら各自赤子をあやしたのでした。赤ちゃんの泣きの連鎖、面白いですね。今日のカルタ「もらい泣き つられ泣き」
2016年06月08日どうもこんにちは、栗生です。1歳4ヶ月になる我が家の赤子は食欲旺盛。なんでも自分でやりたいお年頃ということもあり、私の手からスプーンを奪い取って、意欲的に口に運びます。それはいいのですが、とにかくご飯粒やおかずの食べこぼしが、そこらじゅうに飛び散るのが少し面倒なことも。それが1歳児という生き物なので、まあそういうものだと諦めて、母は飯粒を拾うわけです。しかし、拾いきれなかった米粒が、気がつくとベランダや布団の上など、もうそれ圏外でしょ?というようなところにも落ちてるんですよね。先日なんて、衣替えで出してきた夏物衣料にまでこびりついてたんですよ。刺繍だかスパンコールだかのごとく、さも「元からついてましたよ~」というような顔をして。1歳児の飯粒の拡散力は半端ないな~なんて思った次第です。でも、おかしい。去年の夏、今の1歳児は0歳だったはず。離乳食も初めていない月齢です。じゃあ、どうしてここに…? と考えて凍りつきました。私の口からこぼれ落ちて、夏の間ずっと服にこびりついてた…そういうことなのかと。いや~、怖いですね~。以上、初夏のプチ怪談でした。今日のカルタ「飯粒が、いたるところに落ちている」
2016年06月01日どうもこんにちは、栗生です。暑い日が多くなり本格的な夏の到来を感じるこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。夏は半袖ロンパースからはみだす赤子のムチムチ手足が拝める、いい季節ですね。腕や足の関節に現れるあのシワ、かつてはボンレスハムだとか、輪ゴムをはめているだとかよく言われていましたが、最近では「ちぎりパン」という名称が浸透してきた気がします。先日Twitterで「#我が子の最強ちぎりパン画像」というハッシュタグを見たのですが、発酵後のパン生地のように盛り上がった赤子の腕の画像が、これでもかと出てきて、ちょっと壮観です。このハッシュタグは某テレビ番組でも紹介されたそう。さすが赤子センパイ、世の大人たちを惹きつけてやみません。ところでもうひとつ、ムチムチ赤ちゃんの特徴として挙げたいものがあります。それは「胸の谷間」。別に胸があるわけでもないのに、寄せたり上げたりしているわけでもないのにできる谷間。赤子が腹ばいや横になって寝ているときに観察していただきたいのですが、なんでしょう、この天使のような神々しさ、愛らしさ。この世には100%ピュアな谷間がある。このことはもっと知られてもいいんじゃないかと思います。今日のカルタ「胸に谷間がある」
2016年05月25日子どもが生まれてから、動画投稿サイトで赤ちゃん動画を巡回してはニヤニヤする人間になりました、イラストレーターの栗生です。特に赤ちゃんが大笑いする動画、音楽にあわせて体を動かす動画はいいですよ~。「楽しくてたまらない!」といった表情で体を揺らす赤ちゃんを見ていると、とめどなく放出される生命エネルギーのおすそ分けをもらっているような、ありがたい気持ちになってくるのです。小児科医の森戸やすみ先生との共著『赤ちゃんのしぐさ』(洋泉社)によると、赤ちゃんは生後3~4ヶ月頃になると音を聞き分けられるようになり、10ヶ月頃にはリズムに合わせて体を動かすようになるとのこと。そういえば、わが家の赤子も生後3ヶ月頃、ノリのいい音楽が流れると足を激しくばたつかせていた記憶があります。つかまり立ちができるようになってからは、ベビージムの童謡が流れるボタンを押しては縦ノリ、押しては足踏み。赤子が乗り出した瞬間に「おもちゃのチャチャチャ」や「大きな栗の木の下で」が四つ打ちのダンスミュージックに聞こえてきて、ついこちらも「クラップユァヘァーンズ!」「セイ オギャーー!」と盛り上がってしまいます。ちなみにこの2曲は今でもわが子のお気に入り。少しぐずっていてもこの曲をかけた途端にノリだして機嫌が直るので、大変重宝しています。あぁ、いつか赤ちゃんを集めて「赤ちゃんディスコ」を開催してみたいな~。DJブース風のつかまり立ちブースや、プロが素早く調乳してくれるミルクカウンターがあるといいな~と、夢は膨らむばかりです。今日のカルタ「ミュージック・スタートでノリノリ」
2016年05月18日どうもこんにちは、イラストレーターの栗生です。 いま1歳くらいのお子さんをお持ちの方、「赤ちゃんが幼児に進化した!」と感じるときはありますか?わが家の1歳児はまさに今、幼児期の階段を登っている最中。歩くことはまだおぼつかないけれど、ハイハイはだいぶレベルアップし、方向転換のキレや加速の良さに日夜磨きがかかってきました。また、食事や歯磨き、着替えの際の強烈なローリングイヤイヤの発動には、「自我が芽生えてきたな~、これ幼児期入っちゃったな~」との思いがよぎります。それから、表情。0歳の頃よりも随分豊かに、めまぐるしく変わるようになってきました。赤ちゃんって意外と真顔でいることが多いですよね。生後1~2ヶ月の頃、授乳中に膝の上で寝たのでそのまま仕事をしていたのですが、気がつくと真顔でじっとこちらを見ており、飲んでいたお茶をリアルに噴いたことがあります。そんなに私を見て、一体何を考えているんだ、君は…。でも、そんなクールな赤子が好き…。おとなしく抱っこされ、こちらをじっと見ていた赤ちゃんの時代はもう過ぎ去ってしまったと思うと一抹の寂しさがありますが、寂しさを感じている間は、まだ余裕があるということなのかもしれません。来たる怒涛のイヤイヤ期の予感に怯えるこの頃です。今日のカルタ「真顔でこっちを見る」
2016年05月11日こんにちは、イラストレーターの栗生です。先日公開されました「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」のページ、もうご覧になられましたか? 私もプロジェクトの「泣いてもいいよ」ステッカーをさっそくiPadに貼ってみたところ、激しく割れている画面の角がいい感じに補修できました(※そういう用途じゃない)。・ 特集:WEラブ赤ちゃんプロジェクト さて、今回の赤ちゃんカルタは「ほ」。赤ちゃんといえば、ムチムチボディに丸くてフワフワのほっぺた…というイメージがありませんか? 新生児って正直そこまでほっぺが出ていないので、産後直後は「なんだ都市伝説か?」と思っていたのですが、数ヶ月後にはあら不思議。小さく控えめだった新生児ほっぺはどこへやら、餌を詰め込みすぎたハムスターかと見まごうばかりに貫禄たっぷりの、見事な頬に成長したではありませんか。乳児期の成長曲線を見るとわかるとおり、赤ちゃんの体重は産後一度落ちてから急激に増え、生後3ヶ月頃には出生時の2倍ほどの重さになります。この頃からムチムチが加速し始めたというお子様も多いことでしょう。そんなムチムチほっぺの引力たるや、うっかりすると通りすがりの見知らぬ人までもが引き寄せられるほど。触りたくなる気持ちはわかるけれど、まずは事務所(保護者)を通してからにしてもらいたいです。今日のカルタ「ほっぺの曲線がたまらない」
2016年05月04日こんにちは、イラストレーターの栗生です。何だかあっという間に連休ですね。連休ですが、幼児2人とずっと一緒だと思うと「むしろ連勤だな~」という気持ちになります。体力がゼロにならないよう策を練らないと…。さて、今回の赤ちゃんカルタは「へ」です。赤ちゃんと暮らした経験がある方は聞いたことがあるかもしれません。赤子が漏らす、音とも何ともつかない「へ~」という声を…。実際何割ほどの赤ちゃんがそんな声を出すのかわかりませんが、去年出産を終えた私は、たしかに新生児が「へ~」という音をさせていたのを聞きました。意図していないのにうっかり口から漏れちゃった、みたいな風情と、天上の音曲であるかのような今まで聞いたことのない音色。新生児のたまらん萌えポイントとしてイラストにも描いていたのに、どんな音だったのか、どういう声だったのか、今となってはまったく思い出せないのです。そういえば上の子が産まれたときはどうだったっけ…と記憶をたどってみましたが、「へ~」という声を聞いたかどうかすら思い出せないという…。1年前の私よ、そんなにかわいかったのなら録音しておくべきだったよ! 時が経ってからいつでも思い出せるなんてことなかったよ!今日のカルタ「へ~って言う」
2016年04月27日こんにちは、栗生です。保育園の慣らし保育が終わり、「ようやく仕事ができる~」と思ったのもつかの間、1歳児が熱を出して3日間お休みとなりました。集団生活1年目あるあるですね…(遠い目)。さて、今回の赤ちゃんカルタは「ふ」。寒さの厳しい冬場、手足の先までモッコモコのジャンプスーツを着ている赤ちゃんを見かけることが多くなった気がします(暖かい地域ではそうでもないかもしれません)。このジャンプスーツ姿の赤子の着ぐるみっぽさがたまらなくて、街で赤ちゃんを見かけるたびに、ついつい目で追ってしまうのです。さらに言うと、前向きタイプの抱っこ紐にモコモコ赤子をインした親御さんがこっちに歩いてくるとき。あれ、どうしても目がそらせなくて5秒間ほど見つめてしまうことがあります。見知らぬファミリーをガン見するとは大変失礼なことと存じ上げているのですが、モッコモコのかわいい赤ちゃんを、見るなと言うほうが無理なのです。ところで、防寒着以上に強力なぬいぐるみ感を放っているのがベビー向けの仮装用衣装。去年のハロウィンはなんとなくスルーしてしまいましたが、後からテンション高めの衣装を着せられた赤ちゃんの画像を検索しては身悶えている始末です。親のエゴと言われようともかわいいものはかわいいのです。今年は何か着せてみようかな…。今日のカルタ「冬はぬいぐるみ化する」
2016年04月20日すっかり春めいてきた今日この頃、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。わが家は、この春転園した子どもたちが、慣らし保育に入りました。慣らし保育とは文字通り「保育に慣れさせる」ことで、通常時よりも保育園で預かってもらう時間が短くなっています。その分、いつもより子どもと過ごす時間が長せるので、それはそれで楽しいのですが、仕事のほうが死にかけております。同じ思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。さて、今回の赤ちゃんカルタは「ひ」です。赤ちゃんって基本的に、表情がそれほど豊かではないですよね。あまり赤ちゃんに接していない人であれば、笑顔、泣き顔、真顔、寝顔ぐらいしか見られないかもしれません。ですが、表情に乏しいように見えて、実はさまざまな顔をしています。わが子でいうと、たとえば生後数週間経ったある日。いつものように授乳しようと抱き上げるとふいにおちょぼ口になる。これは乳を飲むときのイメトレ…? また、生後8ヶ月ぐらいの頃には、ほおの内側を吸い込んだり、下唇を突き出してアゴをしゃくれさせたりしているのを、なぜだか頻繁に見かけました。ふと見ると顔がしゃくれている赤子、シュールであります。赤子は基本的に真顔なので、見ることができるとすごく得した気分になります。成長するにつれ、表情がくるくると変化するようになり、それはそれで人間らしく、とてもかわいいのですが、赤ちゃん時代しか見られないひょうきんな表情も逃さず見ておきたいですね。今日のカルタ「ひょうきんな顔をする」
2016年04月13日三寒四温の気温差に春を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 自分と子どもの鼻水拭きに専念するあまり、子どもたちの転園・入園準備をすっかりおろそかにしていた(見ないふりをしていただけともいう)、イラストレーター、栗生でございます。子どもを産むまで知らなかったんですが、赤ちゃんってすぐに鼻水を出すんですよね。わが家の赤子は夜、鼻づまりと咳で起きてしまうことがあります。そういうときには朝、赤子の顔がカピカピになっており、シーツは鼻水でところどころ黄色の迷彩柄に。「うん、病院行こう」と固く決意する瞬間です。しかし、事情によってはすぐに受診できないこともあります。そんなときは定番育児用品のひとつである鼻水を吸引する器具、これが活躍します。赤子のウブな鼻の穴にチューブを入れて、親の口の吸引力により鼻水を吸い出すというシンプルな構造に当初はやや引き気味だったのですが、これを使わざるを得ないくらい、赤子の鼻はすぐ詰まるのです…。しかし、低月齢児ではこのチューブの先が鼻の穴の大きさより大きく、鼻に入らないことがあります。難儀していたら、実父に「昔は直接鼻の穴に口をつけて吸い出していた、母親ならできるだろう」と言われて、おののきました。そこは母限定しなくてもいいんでは…? 一応やってみましたが、「難しい上にやる側も、もれなく菌をもらう」という仕様ゆえ、病院で吸引してもらうのがいいという結論に落ち着いた次第です。そういえば、最近では電動の鼻水吸引機もいくつか出ており、レンタルできるものもあるので大変気になっています。ちょうど手持ちのシンプル系器具は、嫌がって鼻に差し込むのもまともに吸引するのも難しくなってきたところ。ぜひ試してみたいものです。今日のカルタ「鼻水がエンドレス」
2016年04月06日こんにちは、イラストレーターの栗生です。わが家の赤子は1歳1ヶ月。すでに乳児期は終わっていますが、まだ朝晩の授乳は欠かせません。離乳食はしっかり食べているので、現在の赤子にとっての授乳は、食事というより趣味とかコミュニケーションの一環になっているような気がします。今日も「マンマ〜」と甘えた声を出しながら乳を吸っていますが、時折、母の首や脇腹をここぞとばかりにわしづかみしたり、こねくり回したり、はたまたひねり潰したりしてくるのは一体何なのでしょうか。先日、クリエイター系のイベントにブースを出した際、乳児連れのお客さんが立ち寄ってくれたので、気になっていたこの問題について聞いてみたところ、「授乳中、こちらの腕やら乳首やらをつまんだりしてくるけれど、思いっきりつかんでくることはあまりない」とのこと。なるほど。ところで先日Twitterに「抱っこすると、赤ちゃんが喉元を突いてくる」というイラストをアップしたところ、共感のコメントを多数いただきました。喉アタックは、脇腹&乳首わしづかみ攻撃よりも「赤ちゃんあるある」な攻撃なのかもしれません。なぜそこを執拗に突いてくるのか、機会があれば当人(赤ちゃん)に問うてみたいものですが、話ができるようになる頃には、きっとそんなこと忘れているでしょう。私としては胎内記憶よりも聞いてみたいことなのですが。今日のカルタ「のどを狙う」
2016年03月23日