■前回のあらすじ茂雄が生前に書いた手紙を受け取った明子たち。茂雄の心からの言葉を受け取った彼女たちは、それぞれ心の中で茂雄のことを想う。もう茂雄はいないけれど、きっと今でも自分のことを思ってくれているんだろう、と顔を上げる。 >>1話目を見る この後、しばらくして翠さんから連絡があり、茂ちゃんの遺骨は明子おばちゃんに託されることとなりました。明子おばちゃんが入るお墓に茂ちゃんは今眠っています。翠さんの想いはわかりませんが、何かの結論に至ったのかもしれません。茂ちゃんの死から怒涛のように起こった我が家の事件は、これで終わりです。茂ちゃんが曖昧に濁し続けていたことは、許されることではないのかもしれません。でも当事者である明子おばちゃんや翠さんは、茂ちゃんの想いを知ったあと、そこに恨みや憎しみはなかったように思います。茂ちゃんが生きている間に、茂ちゃんの話も聞きたかったな…。そして今日のガールズトークも終わり…うわぁ、出たー!出たー!次回はあの進藤さんが登場!(進藤さんのお話の振り返りは こちら からどうそ)※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月27日■前回のあらすじ「茂ちゃんに本当の気持ちを…ただ一緒にいたいと…素直に話したことがありますか?」と翠に問いかける明子。どんなに想いを伝えたくても、もうこの世に茂雄はいない。後悔しても、もう何もできない。翠と明子、茂雄を愛していたふたりは、改めて涙する…。 >>1話目を見る 茂ちゃんの手紙は、アパートの茂ちゃんの引き出しの奥から見つかりました。遺品は引き取らないと翠さんが言っていたため、彰が退去までに少しずつ片付けていたとき、真央さんと出会い、一緒に探して見つけたのだそうです。結果としては、翠さんの想いは届いていたけれど叶うことはなく…茂ちゃんはその気持ちを無下にはしたくなくて、結婚を継続し、償いとしてお金を払い続けていた。明子おばちゃんに惹かれてしまったことで、より翠さんの気持ちは頑なになったのだろうなと思うけれど、茂ちゃんにとって何も聞かずに微笑んでいる明子おばちゃんは、心の拠り所だったのかもしれません。手紙を書いていたってことはなにかあったときに…とは思ってはいたんだろうけど…準備している中、突然亡くなってしまったのかな…。茂ちゃんらしいけどね。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月26日■前回のあらすじ茂雄に離婚を切り出された翠。しかし翠は「こうなったのは全てあなたが私を愛してくれなかったからせいだ」と泣き叫ぶ。離婚もしない、親権も渡さない。「手に入らないなら一生縛り付けてやる…!」と歪んだ愛情をぶつけ、茂雄の心以外のすべてを奪い、追い出したのだった…。 >>1話目を見る 明子おばちゃんの言葉は、愛人という立場からしたら…見当違いなのかもしれません。でも翠さんは茂ちゃんを痛いほど愛していた。同じ男を愛した人として、言いたいことも、わかることもあったのかな…。翠さんがここまで私たちに語ったのは、誰かに聞いてほしかったからなんじゃないでしょうか。もういない、茂ちゃんとの歴史を、茂ちゃんへの愛を…。狂おしいほどに、愛していたんだろうなぁ…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月25日■前回のあらすじ翠は、茂雄が自分を女性として見てくれないことに苦しみ、茂雄の気を引くために不倫・家出したと話す。そして追ってきてくれない茂雄に「自分を忘れさせない」ため、戻ってきたのだと…。子どものことを一切考えない身勝手な愛情に、唖然とする明子たち…。 >>1話目を見る こうして、茂ちゃんは翠さんと真央さんが住む家から出て行ったのだといいます。その後も何度も真央さんを連れ出そうとする茂ちゃんを、翠さんは様々な手を使って阻止していたそう…。それこそ、真央さんの安全を盾に脅していたようでした。茂ちゃんは不倫を持ち出して裁判して離婚することもできたはず。でもしなかったのは、翠さんを愛せなかった申し訳なさと…どこかで翠さんのことも大事に思っていたのかな…。それから、茂ちゃんは養育費と婚姻費用としての生活費を払っていたそうです。本当に、死ぬまで…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月24日■前回のあらすじ翠が話す、夫婦の過去…。政略結婚で夫婦となったふたり。翠は茂雄のことが好きだったが、茂雄は翠を女性としては見ていなかった。翠は女として愛されないことに虚しさを感じ、家族として一緒にいたい茂雄とはどんどん心の距離が離れていったのだった。 >>1話目を見る 茂ちゃんを困らせるためだけに不倫、家出…そして忘れさせないために帰ってきて…。あまりにも身勝手な、歪んだ、翠さんの愛情…。好きな人に女として見てもらえなかったことは、ツラいと思います。でも、真央さんの「母親として」は…? 茂ちゃんと、真央さんと家族になることはできなかったの? 「女として」愛されなければ、ダメだったの…?そんな親の行動に振り回された真央さんの気持ちは…考えなかったの…? 次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月23日■前回のあらすじ真央を追って現れたのは、茂雄の本妻・翠だった。彼女は明子たちに「財産は渡さない」と激怒する。落ち着いた様子で「私たちにその権利はない、あなたは茂雄に大切にされていた」と話す明子に、「それだけは絶対にありえない」と、過去を話し出す…。 >>1話目を見る 翠さんは突然、真央さんも知らない茂ちゃんとの過去を話し始めました。なぜこのタイミングでなのかはわかりませんが、今思うと、茂ちゃんのことを知っている誰かに、ただ聞いてほしかっただけかもしれません。もちろん、本当のことは分かりませんが…。幼いときから恋焦がれていた人と結婚できたのに、そのあともずっと片思いな状態が続いた上に、好きな人に女性として見てもらえないのは…つらいですよね。でも、翠さんが続けたこの後の話を聞いて、あまりに酷さに何も言えませんでした…。次回に続く(全24話)毎日12時更新! ウーマンエキサイトのTwitterをフォローしてこの話の続きを先読み! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月22日■前回のあらすじ家を出た後も、金銭面で本妻と娘を支えていた茂雄。大人になった真央は茂雄に理由を聞くが、答えは帰ってこないまま茂雄は亡くなってしまう。「父が最期に幸せだったのか知りたい」そう言って、真央は明子たちから生前の茂雄の話を聞くのだった…。 >>1話目を見る 翠さんは何度も何度もインターホンを鳴らし、かなり怒った様子で家に上がりこんできました。真央さんの身を案じたのかと思いきや、またお金の話…。大声で怒鳴り、真央さんと明子おばちゃんを責め続けていました。ここまで真央さんの話を聞いたあとだったこともあって、私は怒りがこみ上げていました。ただ、明子おばちゃんは至極冷静でした。別人かのように…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月21日■前回のあらすじ父には他に家族がいる…。事実を知って落ち込む真央だったが、一方で質素な暮らしをしている父が気になっていた。「母も働いていないのにお金に不自由したことはない…なぜ…?」そんな真央に、母は笑ってその理由を話すのだった。 >>1話目を見る 彰と真央さんは、アパート前で会ってから、じっくり話をしたのだそうです。「真央さんに恨まれている」と思っていた彰は、茂ちゃんとの思い出を話すのをためらったそうですが、真央さんは真剣に「父がどう生きていたか」「父は幸せだったのか」を知りたかったようです。私たちとの会話でも、茂ちゃんの何気ない話に、真央さんは何度も涙していました。家族を奪った人たちだと、私たちを恨んでも良いはずなのに…。真央さんがいい子すぎて、もうその日はみんなで涙が止まりませんでした。そしてしばらくしてー…あの人がやってきたのです…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月20日■前回のあらすじ子どもの頃に出て行った父を責める真央。しかし言い訳せずに謝る父にそれ以上何も言えず、席を立つ。しばらくして父の跡をつけると、父は別の家族と質素ながらも幸せそうに暮らしていて…。 >>1話目を見る 母はそれだけ言うと去っていきました。私はその夜あまり眠れず…高級住宅街の豪邸に住み、家にはお手伝いさんも…。真央さんは、名門私立の高校に入り、海外留学。そして、翠さんはずっと働かず、毎日買い物三昧だったそうです。真央さんの話を聞く限り、明子おばちゃんたちの生活とかけ離れすぎていて、驚きました。茂ちゃんからすると置いて出てきてしまった真央さんへの償いだったのかもしれませんが、翠さんがその生活を送り続けるのには違和感が……。「母がすぐ離婚に応じていれば、そのお金の大半は明子さんたちのものだったはず。でもお金なんてなくても、父がそばにいたあなたたちが羨ましかった」そう言って謝る真央さんに、ただ涙しか出ませんでした。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月19日■前回のあらすじ出て行った母が突然帰ってきてから数カ月後。今度は父・茂雄が出て行ってしまったという真央。父にも母にも捨てられたと泣きながら幼少期を過ごし、そして高校生になった頃、父と会う機会が訪れる。しかしどうしても素直になれず…。 >>1話目を見る 父にも母にも捨てられたという真央さん。そんな状態で、父親が他の家族と幸せそうに暮らしている様子を見たら…どれだけ絶望的な気持ちになったのでしょうか…。茂ちゃんのことを恨んでもしょうがないはず。だけど真央さんはここに来た。いったい何が…? 翠さんの言う、「逃げられない」ってどういうこと…?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月18日■前回のあらすじ茂雄の妻・翠は、幼い真央の目の前で男と出ていった。それから茂雄と暮らしていた真央の目の前に、ある日なんでもない顔で母が戻ってきた。そして数ヶ月…学校から帰ると父の姿はなく、「お父さんは私たちを捨てた」と母は告げるのだった…。 >>1話目を見る なぜ茂ちゃんが真央さんを置いて出ていったのか…このときはわかりませんでした。明子おばちゃんとすでに知り合っていて、明子おばちゃんには離婚したと嘘をつき、不倫して翠さんたちを捨てた…? その可能性だってないわけではありません。しかし真央さんいわく、出て行くまで茂ちゃんは仕事が終われば即育児のような生活だったはずで、そんな暇はないだろうと…。そして明子おばちゃんが茂ちゃんに初めて会ったとき、どうやら茂ちゃんには帰る家がなかったようで…。それから少しずつ、一緒にいるようになったそうです。それにしても、茂ちゃんは真央さんが高校生になるまで、会おうとはしなかったのかなぁ…。会いたくても翠さんに拒否されたのかもしれませんが、両親ふたりを恨み続けた真央さんの幼少期を思うと…。うう…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月17日■前回のあらすじ茂雄の娘である真央は、明子に自分の家庭…父と母の関係について話し始める。幼い頃から母は家に寄り付かず、いつも父を待つ毎日を送っていたこと、母と父の関係はとっくに冷え切っているように感じていたこと…。茂雄の知らない一面に聞き入る明子だったが…。 >>1話目を見る 真央さんを捨ててすべてを茂ちゃんに押し付けたくせに、ある日突然帰ってきたという翠さん…。そのときにそもそも離婚してなかったの? 翠さんは、何がしたいの…?そしてその後茂ちゃんが家を出る…?そんな数年の間に母が出ていき、父も出ていき…幼い真央さんの気持ちを思うと、胸が痛かったです。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月16日■前回のあらすじ明子の元にやってきた茂雄の娘を名乗る女性、真央。どうやら彰が、父の遺言がなかったことに納得いかず、アパートに探しに行った際にたまたま出会ったそうだ。彼女はどうして茂雄の家を知っていたのか…そして明子に伝えたいこととは? >>1話目を見る 真央さんから語られた、真央さんと茂ちゃんの過去…。それは、あまりにも身勝手な翠さんとの生活でした。翠さんが出て行ったのは真央さんが3歳か4歳ぐらいの頃だったとのこと。そんな小さい子の目の前で、母親が子どもを捨てて出て行く?同じ年頃の子どもを持つ母親として、許せません…。でも、そのあと茂ちゃんは家を出ているはず。何があったの…?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月15日■前回のあらすじ夫を失い、家を失い、しかも信じていた夫には自分の他に妻がいた…。何もかもを一瞬でなくし、途方に暮れる明子の元に、茂雄の娘を名乗る女性が現れる。一体彼女は何をしに明子の元にやってきたのか…。 >>1話目を見る 明子おばちゃんは震えながら謝罪していました。本妻とお子さんがいると知ってから、罪悪感がいっぱいだったのだろうと思います。しかし、娘の真央さんから話されたのは、「私たちが父を奪っていた」ということ。明子おばちゃんが茂ちゃんと一緒に暮らしはじめたのは、もう20年近く前のこと。そのころ、真央さんはまだ幼かったはずです。そんな頃からの父親との時間を明子おばちゃんに奪われたと思っていてもおかしくないのに…いったいどういうこと?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月14日■前回のあらすじ茂雄の過去が明らかになり、驚く明子たち。事実婚を証明しようにも何も証拠となるものがなく、本妻との婚姻関係も否定できないため絶望的な状況となる。さらに、本妻の翠が明子が茂雄と住んでいたアパートを解約してしまい…。 >>1話目を見る 突然の訪問者は、彰の彼女だと思っていました。「茂雄の娘」と真央さんが名乗ったときは、驚きました。真央さんからしたら、明子おばちゃんは父親を奪った女性なはず。そして彰はその息子…。恨まれたりしてるんじゃないの? なんで彰は一緒にいるの?わけがわからず、とりあえず話を聞くことに…。明子おばちゃんは、震えていました。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月13日■前回のあらすじ20年近く連れ添った夫には、戸籍上の妻がいた…。籍を入れていなかった明子は、本妻に愛人扱いされ、葬式にも出るなと念を押されるが、どうしても最期を見届けたい一心で遠くから火葬場の煙を眺めるのだった。 >>1話目を見る 明子おばちゃんは、見ていられないほど憔悴していました。大切な人を失っただけでなく、夫だと思っていた人には本妻がいて、さらに家も追い出されて…。これだけのことが一度に起こったら、どんなにショックか、その気持ちは計り知れません。なんとか事実婚を証明できないかと私たちは必死で調べましたが、同居していた事実はあれど、住民票の表記も変えておらず世帯も別々、それぞれ働いているから社会保険も別…。周囲の人はふたりを夫婦だと思っていましたが、法的に証明するものはありません…。要するに長年の「同居人」に過ぎないのです。さらに向こうにずっとお金を送っていたとすれば…別居していても婚姻は継続していたと判断されるとのこと…。手の打ちようがありませんでした。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月12日■前回のあらすじお別れ会の次の日。茂雄の遺体を引き取りに来た本妻の翠。翠は茂雄の親族のことや、茂雄が翠にずっとお金を送っていたことを語る。全く知らなかった明子は、ますます自分の立場に自信がなくなってしまい…。 >>1話目を見る 明子おばちゃんと彰の行動は、不倫相手としてはとても望ましくないものだったと思います。でも、20年近くもそばにいた夫の最期を見届けたい…そう思っては…いけないのかな…。私は、本妻の翠さんが事あるごとにお金の話をするのが気になっていました。まるで、わが家がお金目当てで茂ちゃんといたかのように…。そもそも二十年近く会っていない夫から、ずっとお金だけ受け取り続けてるって…? 養育費だけならわかるけど、いったいどういうこと…?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月11日■前回のあらすじ生前の茂雄と親しくしていた人たちと思い出を語り合い、最後のお別れをしていた。誰もが口を揃えて「茂雄は明子を愛していた」と言う…。しかし、現実では明子は愛人の立場だった。そして翌日、本妻が現れて…。 >>1話目を見る 茂ちゃんがとある会社の跡取りで、今まで本妻にお金を送り続けていた…。私たちにとっては寝耳に水でした。だって、茂ちゃんは申し訳ないけどお金に余裕があるようには見えなかったから…。明子おばちゃんと暮らしていたのも小さなアパート。彰が独り立ちするまでは3人で慎ましく暮らしていたはずです。それなのに、本妻には十分すぎるだけのお金を送っていた…? 茂ちゃん、いったいどういうことなの…?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月10日■前回のあらすじ茂雄の訃報を聞いて、明子の息子の彰がやってきた。彰は、茂雄に母親と籍を入れないのかと尋ねたとき「もうちょっとなんだ」と言われた過去を話す。しかし、明子はそんなことよりも茂雄を失った悲しさに伏してしまっていた。 >>1話目を見る お別れ会には入れ替わり立ち替わり色々な人が訪れてくれました。飲み屋の常連仲間や、生前お世話になったと話す若者たち、そして明子おばちゃんと茂ちゃんを本当の夫婦と思っていた近所の方々…。みんな事情を聞いて、驚いていました。皆さんから語られる茂ちゃんとの思い出はどれも茂ちゃんらしく、まっすぐで豪快でやさしくて…そして明子おばちゃんのことが大好きでした。だからこそ、明子おばちゃんを長年騙していたかのような茂ちゃんの行動に、違和感しかないのです…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月09日■前回のあらすじ正妻から「葬儀はこちらでやる」「愛人のあなたは他人」と正論をぶつけられるも、どうしても最期の別れをしたいと訴え、棺桶を一晩持ち帰ることになった明子。棺桶を前に整理しきれない想いが溢れて止まらず…。 >>1話目を見る 明子おばちゃんと茂ちゃんが一緒にいるようになったのは、もう今から20年近く前のこと。その頃、明子おばちゃんは元夫の暴力から逃れて、幼い彰を抱えてひっそりと暮らしていたそうです。そこに光を灯したのが茂ちゃんでした。籍を入れるかどうかを茂ちゃんに詰め寄ることもなく、「ただ一緒にいられたらいい」と過ごしていた明子おばちゃん。遺産のことなど全く触れず、ただ「茂ちゃんがもういない」ことに泣きくれるおばちゃんを見て、愛の深さを感じました。でも、こんなことになるなら…籍を入れないにしても何か夫婦としての証明を残しておくことはできなかったのかな…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月08日■前回のあらすじ夫を失い、病室でぼんやりしていた明子の元に現れた「茂雄の妻」を名乗る女性。信じられなかったが、彼女が持ってきた戸籍謄本にはまぎれもない事実が書いてあった。この十何年、家族として過ごしてきたあの人はなんだったの?と途方に暮れる明子だったが…。 >>1話目を見る 茂ちゃんの妻からしたら、明子おばちゃんは夫の不倫相手。そんな相手に「最期に一緒にいさせてほしい」なんて言われたらどんな気持ちなんだろう…。自分が妻の立場だったらと想像すると、少し複雑でした。でも、私は明子おばちゃんと茂ちゃんがとても仲良く幸せに十何年も暮らしていたのを知っています。本妻と何かあるならなぜ生きているときにひと騒動起きなかったのか? なぜ亡くなるような事態になって初めて本妻が動いたのか? 不思議でたまりませんでした。茂ちゃんは何を隠していたの…?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月07日■前回のあらすじ茂雄と幸せな夫婦生活を続けていた明子。しかし、そんな日々は茂雄が突然倒れ、帰らぬ人になってしまったことで終わりを告げる。すると、どん底の明子の元に「茂雄の妻」と名乗るの知らない女性が現れて…. >>1話目を見る 明子おばちゃんと茂ちゃんはいわゆる事実婚。とはいえ長年一緒にいるので、そんなこと親戚一同忘れていました。おばちゃんも茂ちゃんも前の結婚がうまくいかず、バツイチ同士で一緒にいると聞いていました。それなのに、まさか前の奥さんと離婚していなかったなんて…。明子おばちゃんは、知らずに不倫していた愛人だったってこと…?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月06日■前回のあらすじ佳純の実家に突如運び込まれた棺桶。その棺桶に縋りついて泣き叫ぶ叔母の明子によると、棺桶の中に入っている自分の夫には、自分以外にも妻がいたというのだった…。 >>1話目を見る 茂ちゃんと明子おばちゃんは近所でも評判のおしどり夫婦で、毎日仲良く散歩していました。親戚みんなで集まったときもいつもラブラブで、「年をとったらこんな夫婦になりたいな」なんて、思っていたものです。そんな茂ちゃんは、自宅前で急に倒れて救急車で運ばれ…病院に着いたときにはすでに手の施しようがなかったそうです。突然夫を失った明子おばちゃんの気持ちを考えると、いたたまれない…。そんなツラい状況の中、そこに「妻」を名乗る人が現れるなんて…いったい、どういうことなの…?次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月05日明子おばちゃんは私の母の妹。幼い頃から仲良くしていたのですが…そもそも、家族は元気に暮らしているのに、突然自宅に棺桶が運ばれてくるって事態って、あり得るんでしょうか_。いや、ない。しかも、夫が亡くなった後に、自分以外にも妻がいたことを知るなんて、あり得るんでしょうか…。いや、これもない。ない!ないことづくしだよー!わが家で起こったありえない騒動、聞いてください…。次回に続く(全24話)毎日12時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2023年03月04日