この秋、黄綬褒章を受章した現代の名工・首藤治氏が自身の還暦を記念し、六本木・東京ミッドタウン内にあるイセタンサローネで2日から8日まで個展を行う。「還暦の年に生涯に一度の個展をしたいと長年考えていた」という首藤氏。この個展を「首藤治展ー静から動への軌跡ー」と題し、新作17点に加え、個人蔵の作品も含めたアーカイブ作品29点を展示及び一部販売する。首藤氏は日本のハイジュエリーブランドの逸品を多く手がける、知る人ぞ知る現代の名工であり、作品を長年待ち続けるファンも多い。国家技能検定一級技能士でもあり、「技能グランプリ」全国大会での金メダル・大臣賞受賞という圧倒的な技術力を誇る。その作品は、流れるような葉のモチーフなど自然の営みをモチーフにした「ピクチャーシリーズ」、細かなパーツを一つ一つ組み立てる楽器シリーズ、愛らしい表情の動物をモチーフにしたものなど多岐に渡る。宝石や地金といった素材のもつ輝きを引き出しつつ、細やかな表情を導く精巧なつくりは、首藤氏以外では実現できないといわれるほど。緻密で技術が詰まる崇高な美術品でありながらもどこか優しく、首藤氏の想いや人柄が伝わる。同展では、実際に購入できる作品の他、個人蔵の作品もオーナーから借り受けて展示。約50点が一同に会する初の大型展示会であり、首藤氏が還暦を迎えた節目となる今、これまでの軌跡を辿るという趣向。首藤氏が美意識をつきつめたコレクションの数々は、一見する価値あり。ジャパニーズジュエリーの細やかな手仕事の魅力を存分に味わえるこの機会にぜひ足を運んでほしい。同時期イセタンサローネでは、フランク ミュラー(FRANCK MULLER)が手がけるテーブルウェアコレクション「フランク ミュラー フューチャーホーム」や、クロエ(Chloe)のクリスマスエクスクルーシブコレクションなど、ホリデーシーズンを華やかに彩る企画が目白押し。美しいものに包まれた空間で贅沢な気分に浸るのはいかがだろう。【イベント情報】「首藤治展ー静から動への軌跡ー」会場:東京ミッドタウンイセタンサローネ2階住所:東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン・ガレリア1階・2階会期:12月2日から8日営業時間:11:00~21:00
2015年12月01日タイププロジェクトは、都市フォントプロジェクトのひとつとして開発中の書体「濱明朝体(仮)」が、横浜市・中区の馬車道商店街協同組合が公募した150年記念ロゴタイプに採用されたことを発表した。濱明朝体は、横画に港を往来するフェリー、縦画に海上から望む建築群という横浜をイメージした明朝体。馬車道150年記念ロゴタイプの最優秀賞は天野和俊デザイン事務所が受賞し、2015年10月31日から11月3日に開催の「第30回馬車道まつり」にて公表された。天野氏は同ロゴタイプについて、「デザインコンセプトを考えるにあたり、『歴史の轍から、未来の轍へ』というキーメッセージを設定しました。150年という歴史の継承と、これから未来の歴史を刻んでゆく現代性あふれる明快な轍のシンボルに、横浜をイメージした濱明朝体を合わせることで、オールドタウン馬車道150年記念を祝うにふさわしい爽やかさを出すことができました」と述べている。なお、タイププロジェクトが2009年に発表した都市フォントプロジェクトとは、文字を活用することで都市のアイデンティティを強化しようという試みで、その地域が育んできた固有の文化を文字のデザインにとりこみ、都市らしさを醸成することを目的としている。現在、名古屋のシンボルである金のシャチホコを主要なモチーフとした「金シャチフォント」と、デジタルサイネージ時代のサインシステム用フォントをベースに街区表示用書体として制作した「東京シティフォント」の開発も行われているということだ。
2015年11月02日オサムグッズを生み出したイラストレーターの原田治によるエキシビジョン「OSAMU GOODS TRIBUTE」が、8月28日から9月16日まで東京・原宿のトーキョー カルチャート by ビームスにて開催される。80年代から90年代に日本中のティーンエイジャーから絶大な人気を集めたオサムグッズ。弁当箱やマグカップ、バッグ、傘、キーリングなど、シンプルな線で描かれたユーモラスなキャラクターが描かれた様々なアイテムが展開されていた。同イベントでは、古き良きアメリカへの憧憬が反映されたレトロなデザインの空間に、過去のアーカイブからピックアップされた貴重なオサムグッズの数々を紹介。同時に、イラストレーションなど平面作品も展示される。また、原田治に影響を受けた、または原田作品のファンであったデザイナーやイラストレーターによる“原田治リスペクトTシャツ”も販売される。その他、8月28日の18時から20時までは、作家を招いたレセプションパーティーを開催。9月13日の15時から17時までは、原田治本人に加え、「Groovisions」の伊藤弘と「OVERHEAT MUSIC」の石井志津男を交えたトークセッションも行われる。【イベント情報】「OSAMU GOODS TRIBUTE」会場:トーキョー カルチャート by ビームス住所:東京都渋谷区神宮前3-24-7 3階会期:8月28日~9月16日時間:11:00~20:00(最終日は18:00まで)休館日:木曜日入場無料
2015年08月17日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)によるプロデュース企画「KERA・MAP」が7年ぶりに始動、太宰治の未完小説『グッド・バイ』を舞台化する。入水自殺によって絶筆となってしまった太宰の作品のその先を、KERAはいかに綴っていくのか。また、主人公の田島を演じる仲村トオルと、彼の妻を偽るキヌ子役の小池栄子は、KERAにどう応えていくのか。ビジュアル撮影の現場に潜入して、舞台『グッドバイ』の構想を探った。KERA・MAP『グッドバイ』チケット情報物語の舞台は戦後の昭和。雑誌編集の傍ら闇商売で儲け、10人もの愛人を抱える田島が、田舎に暮らす妻子を呼び寄せるため、キヌ子を偽の妻に仕立てて、愛人たちと別れようとするところから話は始まる。ビジュアル撮影では和服姿で登場した仲村。どこか色っぽさが漂うその姿に、小池は「愛人がいるのも納得(笑)」と絶賛する。一方、小池が演じるキヌ子は、絶世の美女でありながら怪力で強欲で大食漢という役どころ。底力を感じさせるモンペ姿の小池に、仲村もまた、「キヌ子のイメージ通り」と太鼓判を押す。KERAがイメージしたビジュアルは、昭和を静かにリアルに切り取った植田正治のモノクロ写真。仲村と小池はその世界に違和感なく溶け込んでいた。KERAが『グッド・バイ』の舞台化を思いついたのは、「小説で描かれているのは、これから愛人一人ひとりと別れていくという冒頭の部分のみ。これはまさに秀逸なシチュエーション・コメディの設定だと思った」からだという。実際この小説には、退廃的な匂いのするそれまでの作品とは異なり、ユーモラスな描写も多い。「『人間失格』のあとでこんな軽やかな作品を書き、途中でやめて死んだという不可解さも、書いていくうちに深く追求したくなるかもしれませんけど、とにかく今回は、このお膳立ての上で、スピード感ある軽いコメディをやりたいと思っているんです」。そのコメディの真ん中に立つ仲村は、女たちに振り回されることになる。「KERAさんが僕のなかに、愚かで、振り回されるという部分を見ているんだと思いますが(笑)。今回も、僕という素材の新しい使い方を発見してもらえたらいいなと思っています」。そして、振り回す女を演じる小池。「キヌ子っていう名前がまずいいし(笑)、本音をズバッと言える面白い女なんです。きっとみんな舞台上でのたうち回ることになると思うので、面白おかしく見ていただければ」。太宰が、KERAが、味わい深い役者たちが見せる喜劇。軽やかさのなかにこそ真実が見えるかもしれない。公演は9月12日(土)から27日(日)まで東京・世田谷パブリックシアター、10月10日(土)・11日(日)大阪・シアターBRAVA!、10月17日(土)・18日(日)KAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。チケットの一般発売は東京・大阪公演が7月5日(日)午前10時より。なお、チケットぴあでは大阪公演のインターネット先行を実施中、神奈川公演のインターネット先行は7月4日(土)午前11時より。取材・文:大内弓子
2015年07月03日ストラタシスはこのほど、Volvo Trucksがフランス・リヨンのエンジン生産工場に同社のFortus 3Dプロダクションシステムを導入し、生産用治具の製造時間を短縮することに成功したと発表した。Volvo Trucksではこれまで、金属製の治具の設計と製造に36日間要していたが、Fortus 3Dプロダクションシステムで熱可塑性プラスチックABSplusを用いることで、それを2日間まで短縮した。これにより、工場全体の効率性と融通性も向上しただけでなく、設計変更が容易となったことによる廃棄物量の減少、コストの削減などの効果が得られた。コストについては、同じ品目を金属で製造した場合100ユーロ/cm3かかっていたのに対し、ABSplusの場合最小で1ユーロ/cm3で済む計算だという。また、信頼性についてVolvo Trucksは「我々は重工業部門なので、当然、信頼性が重要です。現在までのところ、我々が3Dプリンティングで製造した部品はすべて、100%目的にかなっています」としている。ストラタシスは「Volvo Trucksの例で分かるように、治具やワークサポート装置の製造に積層造形技術を採用することは、生産プロセスの効率を向上させる信頼性の高いソリューションです」とコメントしている。
2015年03月30日映画『クレヨンしんちゃん』シリーズの傑作を集めたオールナイト上映会が、3月28日に東京・池袋の新文芸坐で開催され、野原ひろし役の藤原啓治と原恵一監督が出演することが明らかになった。新文芸坐では、定期的にアニメ雑誌『アニメスタイル』との共同企画でアニメ作品をセレクトしたオールナイト上映会を開催。上映前にはクリエイターや出演者によるトークイベントも実施され、合わせて見どころとなっている。3月28日のオールナイト上映は、映画『クレヨンしんちゃん』の傑作選で、主人公の野原しんのすけの父親である野原ひろしにスポットをあてたプログラム。上映作品は、野原一家の活躍を描いた娯楽大作の第5作『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』(1997年公開)、名作として高く評価されている第9作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年公開)、昨年公開の最新作でひろしがロボットになってしまう第22作『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014年公開)の3本。さらに歴代映画『クレヨンしんちゃん』の予告編大会も予定されている。トークの出演者は、野原ひろし役の藤原啓治と、上映作品の「暗黒タマタマ大追跡」「オトナ帝国の逆襲」を手がけ、新作アニメ映画『百日紅』の公開を控えた原恵一監督。トークは藤原がメインとなり、原監督が藤原啓治に質問をする形で進んでいくという。上映会の前売り券は3月4日よりチケットぴあ、新文芸坐窓口で発売開始。(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2014
2015年03月03日CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店では1月25日まで、企画展「西川治が世界で集めた食器バザール」を開催している。○西川治氏が収集した、古今東西の食器が集合同展は、写真家、文筆家、画家、そして料理人として、テレビ・雑誌などで活躍する西川治氏が、これまで50年に渡り世界各地で集めてきた食器を一大放出する、期間限定の大食器バザール。会場には、古伊万里の大皿から現代作家もの、アジア、ヨーロッパの食器まで、白磁あり、色絵あり、塗りモノありと古今東西の食器が集合。器好きならずとも楽しめること間違いなしの企画展となっているという。開催日時は、1月21日~25日 11時~19時。会場は、CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(東京都目黒区中央町1-3-18)。また、1月24日 15時~16時には、トークイベント・西川治×日野明子「世界で集めた大皿と料理」を開催。参加無料で、定員は30名となる。
2015年01月23日エードットはこのほど、MUGENと共同で、東京都千代田区の新東京ビルに"もったいない"魚を活用した飲食店「魚治」をオープンした。○"もったいない"を"おいしい"にするプロジェクトが始動同店は、「もったいないアクション」の第1弾。同プロジェクトでは、世の中に存在する、まだ食べられるのに捨てられてしまう"もったいない"食材を活用。同店は、東京中央卸売市場「築地市場」の"もったいない"を解決する飲食店となる。2012年度、同市場で、まだ食べることができる一般廃棄物は2万629トンとなっている。「規定より小さい・大きい、形が少し悪い」「漁や運送でついたほんの小さなキズがある」「獲れすぎ・旬から少しずれている」等の理由で、おいしく食べられる魚が年間数10億円の量で廃棄されているという。同店では同市場の仲卸、山治の全面協力を得て、"もったいない"魚の仕入れを行っていく、としている。所在地は、東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル地下1階。営業時間は、昼が11時~14時30分、夜は17時~23時30分となる。
2015年01月08日12月20日から2015年2月23日まで、森山大道写真展「Dazai」が開催される。展覧会タイトルの「ダザイ」とは、小説家・太宰治のこと。太宰は青森の富裕な一家に生まれ、小説家として活動したのは1933年から48年のわずか15年間。玉川上水に入水自殺して38年の一生を閉じた。この短い期間に歴史に刻む名作を生み出している。代表作は『人間失格』『斜陽』『津軽』『晩年』など。女性の告白体を得意とし、短編の名手として知られる。誕生日である6月19日には太宰が眠る三鷹・禅林寺にて彼を悼む「桜桃忌」が未だに開かれており、現代においてもその作品は色褪せない。写真家・森山大道も、彼に魅了された1人という。森山が太宰の小説と出合ったのは、中学生時代という。学校を厭い、ストリートを学び舎としていた多感な時期に、作品から受けた影響の大きさは計り知れない。時を経た今、森山は、「太宰の小説は、僕が嗅覚や視覚によって感知し、記憶した戦後のイメージとぴたり符号する」と語っている。結果、最新作となる写真集『Daido Moriyama: DAZAI』(マッチアンドカンパニー・MMMレーベル no.5、太宰治『ヴィヨンの妻』収録/5,000円)を刊行するに至り、同時にまた、森山が太宰へのオマージュとしてセレクトした、70年代から現在に至るまでのモノクローム作品約50点を展示する今回の企画が実現した。会場は、原宿のアートスペース「AM」。1月10日の15時から16時まで、森山大道のサイン会も予定されている。【イベント情報】森山大道写真展『DAZAI』会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301/302会期:12月20日から2015年2月23日時間:13:00から19:00休廊日:月(最終日除く)・火曜日12月29日から1月6日入場無料
2014年12月15日太宰治の絶筆となった未完の小説『グッド・バイ』を、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)が脚本・演出を担当し舞台化することが決まった。KERA・MAP チケット情報太宰の遺作『グッド・バイ』は新聞連載を予定し13回分まで書いた時点で、自身が玉川上水での入水自殺を遂げ絶筆となった作品。その遺作をKERAが、7年ぶりに再始動する自身のプロデュース企画「KERA・MAP」の第6回公演『グッドバイ』として舞台化。仲村トオル、小池栄子の出演で2015年9月、東京・世田谷パブリックシアターで上演する。妻子を田舎に残し、単身東京に暮らす男、田島周二が主人公。雑誌編集者という体裁の裏で、闇商売でしこたま儲け、10人もの愛人を抱えているという不埒な男。しかし一転、田舎の妻子を呼び寄せて…という里心に近い気持ちが起こり、女たちと別れようと試みる…。小説の文体は軽やかでシニカル、ユーモラスな会話や描写が、その後の物語の展開を大きく期待させる。この未完の作品を、絶妙な会話劇の名手と言われるKERAがどのように舞台化するのか。KERAは舞台化にあたり、次のようなコメントを寄せている。「第二期KERA・MAP」の始動である。似た名前のユニットがあるらしいが、きっと偶然に違いない。第二期第一弾として、太宰治未完の絶筆「グッド・バイ」を、ナカグロ抜きの「グッドバイ」として舞台化する。「未完」といっても、ほとんど物語の導入しか書かれていない小説だ。太宰にさほど興味のない私だが、どうしてあんなペシミストが、最期にこんな軽くユーモラスな作品に取り組んだのかが、ずっと興味深かった。導入部のあとは私が書く。「ヘナチョコな色男田島(仲村)と怪力傲慢な美女キヌ子(小池)。そして沢山の田島の愛人」。軽妙酒脱な喜劇には格好の御膳立てと思われ、今回私はこれを、スクリューボールコメディとして成立させようと試みる。どうか御期待頂きたい」キャストには仲村、小池をはじめ、水野美紀、夏帆、門脇麦、町田マリー、緒川たまき、 萩原聖人、池谷のぶえ、野間口徹、山崎一といった実力派強力キャストが勢揃い。仲村のKERA作品への参加は、『黴菌』(2010年)、『夕空はれて ~よくかきくうきゃく~』(2014年12月)に続き、舞台では今作品が3作目。また来年1月からスタートする、KERA脚本・監督のTVドラマ『怪奇恋愛作戦』の出演も控えるなど、近年、KERA主宰の劇団「ナイロン100℃」の劇団員並のハイペースでKERA作品に出演を重ねており、KERAの信頼度が伺える。その信頼に応えて仲村は「「夏はドラマ(『怪奇恋愛作戦』)の撮影、そして今は舞台(『夕空はれて~よくかきくうきゃく』)の本番中。今年の大半は KERAさんの演出を受けていました。つまり夏以降は、俺、ほぼナイロン?のような…。来年の『グッドバイ』はまだかなり遠い話のような気がしますが、KERAさんに『これでさよなら』と言われないように、千秋楽の幕が降りる前にお客さんからは 『グッドバイと言わないで!』と言われるように頑張ります」とコメントしている。
2014年12月01日神奈川県横浜市では10月11日~12日、市内各会場にて「横濱JAZZ PROMENADE 2014」が開催される。同イベントは、1993年から開催している日本最大級の規模を誇るジャズ・フェスティバルで、今年で22回目の開催となる。横浜みなとみらいホールでは、10月12日にジャズピアニスト・秋吉敏子さんを迎え、「横濱特集」として横浜に縁のあるミュージシャンたちがほぼノンストップで演奏を行う。また、歌手・渡辺真知子さんも初出演する。横浜元町ショッピングストリートでは両日、プロのデキシーランドジャズバンドが街中を練り歩き、街全体を盛り上げる。イベント会場は、横浜市開港記念会館、関内ホール大ホール・小ホール、ランドマークホール、横浜赤レンガ倉庫第1号館ほか合計49カ所。開催時間は12時~20時頃(会場により異なる)。
2014年10月09日青森県五所川原市金木町の芦野公園で、太宰治の誕生日を記念する「太宰治生誕祭」が、6月19日(水)に開催される。同イベントは、五所川原市金木町出身の作家・太宰治(本名・津島修治)が文学界に残した業績をたたえるとともに、その生誕を「太宰文学」の愛好者とともに祝うため毎年行われている。当日の午前中には、太宰作品の朗読が行われるほか、太宰の好物”サクランボ”の献上、五所川原市内の団体による「太宰碑」、「太宰治鎮魂歌」、「走れメロス」の合唱などを実施。午後からは「太宰治を語る昼食会」を行うとのこと。開催時間は10時30分~13時まで。代表的な作品には、処刑されるのを承知の上で、命をかけて友情を守ったメロスの物語「走れメロス」のほか、津軽の地理や人々を描いた「津軽」、没落貴族を描いた「斜陽」、太宰最後の完結作「人間失格」などがある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月18日濱コン事務局は12月1日、神奈川県横浜市・関内で「第7回濱コン hamacon@関内」を開催する。同イベントは、グルメ約30店舗を3時間30分自由に渡り歩きながら、食べ放題飲み放題と出会いを楽しもうというもの。訪問できる店舗数に制限はなく、グルメグランプリ等のミニ企画も行われるという。開催時間は、12時45分~16時30分。開催場所はJR関内駅周辺飲食店約30店舗。参加費用は男性6,500円、女性4,500円だが、4店舗以上訪問してWebアンケートに答えた人へはキャッシュバックが行われ、実質男性1,500円、女性500円で参加できるという。なお、同性2名での参加が必須となる。詳細は「第7回濱コン hamacon@関内」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日外国語トレーニングソフト「Rosetta Stone」を販売するロゼッタストーン・ジャパンは10月10日、日本人向けに開発したオンライン英会話プログラム「Rosetta Stone ReFLEX(ロゼッタストーン リフレックス)」の正式販売を開始。これにともない、報道関係者向けの説明会が開催された。同プログラムは同社直販WEBサイトのみでテスト販売を行っていたが、紀伊國屋書店新宿本店のRosetta Stoneコーナー、ロゼッタストーン楽天市場店での販売を皮切りに、全国のRosetta Stoneコーナーで随時販売開始予定とのこと。また、法人向け語学ソリューション「Rosetta Stone ReFLEX PRO」についても、近日中に提供を開始するという。同社ではすでに、ネイティブコーチとの英会話レッスンが可能な「Rosetta Stone TOTALe(ロゼッタストーン トターレ)」というソフトを提供している。TOTALeはCD-ROMとオンラインサービスの併用だが、ReFLEXはすべてオンラインであり、英会話力の向上をさらに強化しているという。また、いままで予約が必要だったネイティブコーチとの英会話レッスンも、ReFLEXでは24時間、予約不要で好きなときに受講可能になった。「毎日自宅で、ネイティブコーチによるマンツーマンのレッスンが受けられるのはいままで市場になかった」と、同社代表取締役社長 塩濱剛治氏。ネイティブコーチは全員、アメリカ在住だが、常に数百人ものコーチが待機しているので、日本では深夜の時間帯に500人が一斉にレッスンを受講しても問題ないという。TOTALeとの違いのひとつとして、ユーザーの英語力が挙げられる。TOTALeが基礎から総合的な英語力を身につけたい人であるのに対し、ReFLEXはある程度の英単語や文法を理解している人が対象。ReFLEXの販売開始にともない、レベルに合わせて選択できるようになった。想定されるユーザー層は30代から40代のビジネスパーソンであるが、オンライン英会話レッスンに興味関心の高い20代の女性も視野に入れているとのこと。塩濱氏は、「TOTALeに並ぶ基幹商品に育てたい」と語った。同社が海外旅行経験のある20代から40代のビジネスパーソンに行った調査によると、飛行機内で英語で話しかけられたときに、4人に1人が「ジェスチャーのみでなんとか答えた」と回答したという。このように、日本人は何年も英語を勉強したにもかかわらず、英語を話すことが苦手であり、単語や文法は理解しているものの、会話ができないジレンマを抱えている人が多いそうだ。この問題に対し、「日本人の英語習得には3つのハードルがある」と、同社プロダクトマネジャーのグローズ ハナ氏。その問題点と克服法について、次のように解説した。1つ目のハードルは、英語を「聞きとれない」ことだ。「L」と「R」、「S」と「TH」といった似た音の聞きわけが苦手なので、自ら発することができない。これを解消するためには、日常的に英語の音・発音に耳を慣らす必要がある。2つ目は「とっさに言葉が出てこない」。これは、聞きとった英語を日本語に変換してから何を言おうか考えるため、時間がかかってしまうことが原因だ。また、一度も発したことのないフレーズを会話に使用することは難しく、反射的に英語が出るようにトレーニングしなくてはならない。3つ目は「自信がない」。ある程度の英語力を身につけていても、実践する場がないので本当に話せるのか不安になってしまう人が多い。自信をつけるためには、日常的に外国人と会話をすることが重要である。同プログラムでは、これらの問題をすべく、3年以上の期間を費やして開発。約1万件の日本人の発音データを収集し、弱点を分析することで、英語を話すことが苦手な日本人に特化した独自の英会話プログラムが誕生した。同プログラムは、「SKILLS」「REHEARSAL」「STUDIO」の3つのレッスンを通じて、日本人が苦手とする「聞く」「話す」能力を強化する。英会話の実践トレーニングを行うため、レッスンにはヘッドセットが必要だ。「SKILLS」は、日本人の苦手な音声や発音に特化したリスニングトレーニング。ビンゴやパズルゲームなど、複数のゲームを楽しみながら、ネイティブの発音に耳を慣らすことができる。所要時間は約5~8分。このトレーニングは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末にも対応しており、時間や場所を選ばずリスニングトレーニングを楽しむことができる。「REHEARSAL」は、日常生活で使える英会話力を鍛えることが目的。カフェやホテル、飛行機など、約30種類ものシチュエーションを通して、実用的な言い回しやフレーズを学ぶことができる。所要時間は約15分。このトレーニングにはAI(人工知能)が活用されており、ユーザーのレベルに応じたプログラムを提供する。そのため、習熟度に応じてプログラムの進行も異なるが、ユーザーの苦手な箇所を繰り返してレッスンすることができるので、より実践的な英会話を習得することができる。ネイティブコーチとのレッスンができる「STUDIO」では、「REHEARSAL」でトレーニングした内容をリアルな英会話によってさらに強化していく。ロールプレーイングの復習はもちろん、あいさつやレッスン内容に沿った世間話をすることもできるので、より英会話力を向上させることができるという。所要時間は約5~8分。1回のレッスンは、この3つのプログラムで構成されている。所要時間は約25分。1日1回のみ受講可能であり、日本時間の0時で切り替わる。なお、英語を使ったゲームを通じて学習者同士の交流を深めることができる「WORLD」というプログラムには、利用回数の制限はない。「WORLD」では、語彙(ごい)力やリスニングを強化できる「PLAY」、世界中のユーザーと交流できる「TALK」、英語のストーリーを音読したり、ネイティブスピーカーの音読を聞くことができる「EXPLORE」という、3つのプログラムが用意されている。これらのレッスンを毎日継続することで、リスニング能力や英会話力が向上するという。習熟レベルには個人差があるが、3~6カ月間継続すれば、効果を実感できるとのこと。また、英会話力を定着させるためにも、同社では最低3カ月は継続することを推奨している。レッスン料は3カ月で6万円から。毎日受講すれば1日当たり約300円強であり、一般的な英会話の個人レッスンの約1/5の料金だという。同社では世界の語学市場規模の大きいアジア市場を重視しており、アメリカ本社幹部が日本に活動拠点を移したとのこと。今後も日本を含めたアジア地域でのビジネスに注力し、新たな製品開発を行っていく。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日作家志望の青年と、文豪の幽霊たちが繰り広げる騒動を描いた公開中の映画『ゴーストライターホテル』。本作に太宰治役で出演したお笑いコンビのフルーツポンチ・村上健志からコメント動画が届いた。本作は、一度も小説を書き上げたことのない作家志望の青年が、アルバイト先のホテルに住みつく夏目漱石や太宰治など、文豪の幽霊たちと協力しあって文学賞を目指す物語。主演は阿部力で、世界のナベアツをはじめ、ケンドーコバヤシ、カンニング竹山などのお笑い芸人が文豪になりきって登場する。太宰役といえば、これまでに映画や舞台、ドラマで名だたる俳優が演じてきたが、本作で村上は映画初出演にして太宰役に大抜擢。コメント動画で村上は、太宰役を演じるにあたり、「ピースの又吉さんが太宰のことめっちゃ好きなんで、演じる前に又吉さんにちゃんとあいさつしに行きました」と振り返り、役の仕上がりについて「いい感じのキャスティングだったんじゃないかな。風貌とか似てますしね」と自身の演技に自信たっぷりの様子。しかし、撮影現場ではキャストに芸人が多かったため、演技をするのが恥ずかしかったそうで「これを機にまた映画に出たい。自分が主演の恋愛映画がいいな」と次回作出演への意欲を見せている。
2012年03月19日1991年、大阪・東海大仰星高校1年1組のクラスメイトだった3名のトップアスリート、上原浩治(MLBテキサス・レンジャーズ)、大畑大介(元ラグビー日本代表)、建山義紀(MLBテキサス・レンジャーズ)が1月12日、東京・なかのZERO大ホールに集結。「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義vol.74新春スペシャル~僕らがラグビー、ベースボールから学んだこと~」の開催に先立ってプレス懇親会が行われ、2012年への意気込みを語った。上原、建山、大畑の写真昨年現役を引退し、現在「神戸製鋼コベルコスティーラーズ・アンバサダー」を務める大畑が、「メディア、講演などさまざまな機会でラグビーを広めるために尽力します。メジャーで活躍する同級生二人の応援、あるいは取材という形でぜひ渡米したい」と口火を切ると、現役メジャーリーガーの建山、上原も今シーズンに賭ける思いを表明。建山は「野球に100パーセント力を注ぎます。大畑にアメリカで取材してもらえるよう、何が何でもメジャーにしがみつく」。上原は「昨年のプレーオフのことは振り返らず、完全に気持ちを入れ替えて4月から飛ばしていきたい」と語った。記者から「3人でやってみたい仕事は?」との質問には、そろって「いっしょにコマーシャルに出てみたい」と返答。建山が「あきらめの悪い男が泥まみれになってやっているシーンなんかいいのでは」と言うと、上原は「ビールやドリンク系がええやん」、大畑は「3人ともケガが多かったので、医療器具とか湿布薬も」と加えた。スポーツライター&キャスターの青島健太をホストに迎え、予定の2時間を超える熱き闘いとなった今回の「ぴあトークバトルスポーツ快楽主義」の模様は、日テレG+(CS放送)で2月10日(金)放送予定。なお、チケットぴあトークバトル特設ページでも2月24日(金)に公開予定。取材・文:宮崎俊哉(クルー)
2012年01月13日