頭に新聞紙製の頭巾をすっぽりかぶった男の姿を見せられ、「生田斗真、主演最新作!」と謳われても若干戸惑う。だが、本人が「僕の目なんですよ」と苦笑しながら明かすように、かろうじて見える両目は紛れもなく彼のもの。どこかギラついていて、不穏と魅力が共存しているかのような目の奥には、生田さん曰く「社会に対して納得のいっていないことが多い奴の思い」があり、その思いが映画『予告犯』を突き動かしていく。生田さんが演じるのは、インターネット上に現れた謎の男。法で裁かれない犯罪に目を光らせる彼、その奇異な姿から“シンブンシ”と呼ばれ始める男は動画配信サイトに“犯行予告”を投稿しつつ、犯罪者と見なすべき者たちに次々と制裁を加えていく。「彼は言ってしまえばダークヒーローで、ネット社会のカリスマと化していく男。中村(義洋)監督からも、その説得力を求められました。目だけが見える状況の中、彼の鋭さや哀しさを表現しなくてはいけない。お家で試してみていただいたら分かると思うんですけど(笑)、新聞紙をかぶって首を回すと、頭と新聞紙がずれちゃうんです。そうならず頭の動きと連動するよう、バンドやマジックテープで固定したりして改良を重ねました」。ちなみに、ネット社会のカリスマを演じた生田さん自身は、「ソーシャルネットワークはやっていないですし、ネットとすごく身近に生きているかと言えばそうでもないんですけど…」とのこと。「でも、家にパソコンはあるので(笑)。ニュースをチェックしたり、映画の情報サイトも見ますよ。映画館を検索したり、監督のインタビューを読んだり、メイキング映像を見たり。海外作品の情報を手に入れるのに便利。シネマカフェも、今後チェックしますね(笑)」だそうだ。さらに、生田さんと言えば『脳男』や「ウロボロス~この愛こそ、正義」でも悪の成敗に乗り出し、善と悪の境界線を渡り歩いていた。「そういうお話をいただく機会がたまたま続いただけ」と明かすが、「でも、善と悪っていつの時代も簡単に答えの出せるものじゃないし、そこに興味を引かれる気持ちは確かにあります」とも続ける。「ニュースなどを見て考えさせられることは僕にもある。シンブンシが制裁を加えるような相手に対して、多少なりとも思うところはあります。なので、共感とは違うけれど、自分の中に少しでもある感情を引き出した部分はあるかもしれない」。「ただし」と呟いた後、生田さんの口から『予告犯』の核心に迫る嘆きが漏れた。「シンブンシの場合、彼には彼の目的があるので。一概に正義のために行っているとは言えないんですよね。そのあたりについても語りたいんですけど…この映画は多くを話すとネタばれになってしまうので困ります(笑)」。物語が進むにつれ、“シンブンシ”は4人から成るグループであることが判明。さらには、彼らの運命を大きく変えた過去が明かされていく。今やネット上のカッコいいカリスマと化した男には、カッコよくならざるを得なかった理由がある。「1つ言えるのは…」と慎重に言葉を選ぶ生田さんの表情は、困りきっているように見える反面、少しだけ楽しそうだ。「自分のためには頑張れなかった奴が、自分以外の誰かのためになら頑張れて、しかも世界を変えるほどの力を持つことができた。そのきっかけに触れるとまたネタばれになるんですけど(笑)、そういうことって意外とあると思うんですよね。自分のために頑張るのは難しいけれど、誰かに喜んでほしい、誰かのためになりたいと思った時、人は力を爆発的に発揮できる。僕自身、彼の変化をすごく身近に感じながら演じていました」。そもそも俳優は、人を喜ばせる仕事。役の中に見出した“献身”を「すごく身近に感じた」のは、役者として生きる生田さんの心情とも切り離せない。「ここ最近、特に思うんですよね。人を喜ばせたいって。この仕事を始めて間もない頃はこんな役を演じたいとか、あんな作品に出てみたいとか、自分の満足度を高めるためというのが大きかった。でも、今はもうちょっと外に向けている感覚があるかもしれないです。以前よりも、観客のことを考えるようになった。ハードな作品ばかりやってもお客さんは飽きちゃうだろうから軽めのラブストーリーも届けたいなとか、この作品を作ったらお客さんはどう思うかな?とかって。誰かのために、なんて言うとカッコつけた言い方になっちゃいますし、じゃあお客さんのために芝居をするのかと言ったらそれはまた別の話なんですけど。ただ、僕も30歳という年齢になって、人生観や考え方、作品に向かう姿勢が大きく変わってきました。震災を経たというのもありますし。結局、観てくれる人がいないと、自分という人間は成立しない」。「この作品もね、ハードな内容なのかなと思って観に来てくれた人たちが、最終的に『あれ?なぜか涙が…』となって映画館を後にしてくれるんじゃないかなって」とにんまり妄想する姿には、観客への思いを強めた今の生田さんらしさが。「まさか!が待ち受けていますから。ハードな印象とストーリーの着地点にあるもののギャップを、お客さんにもぜひ味わってほしいんですよね。男同士の横の繋がりみたいなものを描いた、すごく温かい映画なんじゃないかなって」。だからこそ、女性にも観てほしいという。シネマカフェ読者の大半が女性であることを伝えると、「ぜひ女子の純粋な意見を聞きたい!」と笑顔が返ってきた。「目的に向かって進むシンブンシ4人の姿を見て、男同士の繋がりっていいなとか、自分も彼らの輪に入りたいなとか、そういった憧れみたいなものは感じてもらえるんじゃないかなあって。と言っても、彼らの輪に入ったら大変な目に遭うことになっちゃうんですけど(笑)。男たちが組んだスクラムの強さ、結んだ絆の深さを女性が見てどう感じるのか、すごく興味があるんです。何せ『予告犯』の宣伝チームは監督や僕、共演者も含めて男だらけで、オッサン同士で『この映画、やばいっすよ』と言い合う状況に疑問を感じ始めていたところ。なので、女性の皆さん、この映画をぜひよろしくお願いします(笑)」。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:予告犯 2015年6月6日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「予告犯」製作委員会 (C) 筒井哲也/集英社
2015年06月03日生田斗真と戸田恵梨香を主演に迎えて贈る『予告犯』。この度、大阪ミナミ・道頓堀にて『予告犯』ならぬ“予告やん!”イベントが行われ、生田さん、戸田さんを始め鈴木亮平、濱田岳、荒川良々らオールキャストが登場した。2011年から2013年8月まで「ジャンプ改」にて連載され、高度に情報化されたインターネット社会で巻き起こる戦慄のテロリズムが話題となった筒井哲也原作の「予告犯」を、『白ゆき姫殺人事件』『奇跡のリンゴ』などを手がけた中村義洋監督が実写映画化する本作。日本有数の観光名所でもある道頓堀の戎橋近くにある、とんぼりリバーウォークには総勢約5,000人のファンが、シンブンシ製のマスクを被ってキャストを出迎るという異様な光景の中、映画仕様に装飾されたシンブンシ船に乗って登場した生田さんは、「みなさん、今日はホンマありがとう!!この作品は自信を持ってお届けできるホンマええ作品やで!」とエセ関西弁で挨拶すると関西出身の戸田さんと鈴木さんから早速ツッコミが。生田さんはひるまずに「この光景は生まれて初めて、こんなに人が集まってくれるとは嬉しいですね!ホンマに今日はありがとう!」と話した。戸田さんは「みんな、恵梨香やで!帰ってきたで!今日はホンマありがとう!ここ戎橋は大阪に来ると必ず通る道なので、その場所でこんな貴重な経験ができるなんてとても嬉しいです。(地元の関西に)本当に帰ってきたな、という気分です。お客さんとの距離がすごく近くて、安心するしワクワクしますね」と興奮気味に語った。「この映画、生田斗真がめっちゃかっこええで!」とアピールする鈴木さんは、「昔から知ってるこの場所で、関西出身の僕がイベントをできる事をすごく楽しみに思っていました!本当に大阪の方は日本人というか、大阪人という感じですよね。さっきも道であった男の子が『やっば!生田斗真やん!やっば!』と言ってくれて、素直な子だなと(笑)。人の温かみを感じました」と地元・関西でのイベントに喜びを隠しきれない様子だった。濱田さんは現在放送中のCMで金太郎役を演じているため、ファンからも名前で呼ばれず…「日本昔話のキャラクターで呼ぶ方がいますが、誰のことだと思ってしまいました(笑)」「今日は舞い上がってしまっています!いま、『予告犯』キャンペーンで全国を回っている最中なので、とにかく僕のことを知ってもらえるよう、うそをたくさんついて宣伝していきます!」と宣言(?)し、笑いを誘った。また、やしきたかじんの「やっぱ好きやねん」をいきなり歌い出した荒川さんは、「大阪は第二の故郷だと思っています」とコメント。先日行われた完成披露で公開初日までの予告を宣言したキャストたちだが、「初日舞台挨拶の司会に挑戦」と予告した生田さんからは「初日、僕が回しますから、楽しみにしておいて下さい!」、「歌手デビューする」と予告した鈴木さんからは「言ったことはやる男ですから!」と大勢の観衆の中、改めて予告実行を宣言。チームワークの光る、抱腹絶倒のイベントにファンも大満足の様子だった。『予告犯』は6月6日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:予告犯 2015年6月6日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「予告犯」製作委員会 (C) 筒井哲也/集英社
2015年06月01日ドラマ『龍馬伝』、映画『るろうに剣心』の大友啓史監督の最新作『秘密THE TOP SECRET』に生田斗真、岡田将生、栗山千明、大森南朋が出演することが発表になった。その他の情報『秘密…』は、清水玲子の人気コミックが原作。死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるMRIスキャナーが発明された世界が舞台で、警察庁の正式機関として認められていない科学警察研究所法医第九研究室のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件の被害者の“記憶”を頼りに捜査する様を描く。天才的な頭脳の持ち主で、第九研究室の室長・薪剛を演じる生田は「大友啓史監督のもと撮影が進んでいます。岡田将生くんとは久しぶりの共演です。お互いが歩んできた道程や、これまで経験してきた事を現場で出しあいながら、素敵な化学反応を起こせればと思っています。撮影現場では、スタッフキャストの方々が『室長!』と呼んで下さいます。少し偉くなった気分です。気持ちがいいです。偉そうに、他人を見下しながら、人間の脆さと強さ、絶望と希望を表現できればと思っています。是非ご期待下さい」とコメント。新たに研究室に配属された青木一行を演じる岡田は「大友組、初参加。緊張と興奮、2つの感情が混ざり合って震えています。そして、生田斗真さん。久々に先輩とご一緒できるのは嬉しすぎます。監督キャスト・スタッフ、みなさんと最高の作品にしたいと思っています。クランクアップまで精一杯頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また、栗山が科警研監察医・三好雪子を、大森が映画オリジナルキャラクターで刑事の眞鍋駿介を演じることが発表になった。4年前から本企画をすすめてきた大友監督は「原作が取り上げるテーマは、私たち人間存在の心の奥底に突き刺さります。映像化は『るろうに剣心』に続く大冒険です。力強いキャスト・スタッフと共に“心に突き刺さる映画”を目指します。ご期待ください」とメッセージをおくっている。『秘密 THE TOP SECRET』2016年公開
2015年05月06日俳優の生田斗真が4月21日(火)、都内で行われた主演作『予告犯』の完成披露試写会に出席し、劇中のセリフになぞらえ「生田斗真の予告を教えてやろう…映画が公開される6月6日、舞台挨拶の司会をやります!」と予告。駆けつけたファン1000人は歓声をあげた。舞台挨拶には生田さんをはじめ、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々、中村義洋監督が出席。映画はネット動画上に突如降臨し、警察や法律では罰せられない人間たちへの制裁を“予告”し、実行していく謎の男・通称“シンブンシ”(生田さん)と、警視庁のエリート捜査官・吉野(戸田さん)が繰り広げるスリリングな頭脳戦を描く。ちなみにこの日は生田さん以外の登壇者も、公開初日の6月6日(土)までに実行することを、以下の通り“予告”している。「身長を2センチ伸ばす」(戸田さん)、「歌手デビューしてやる」(鈴木さん)、「映画のことをいっぱい宣伝する」(濱田さん)、「6月6日までに結婚します」(荒川さん)、「今81.2キロある体重を、75キロまで落とす」(中村監督)。予告通りに実現するか、注目したいところだ。劇中で新聞紙をかぶった演技に挑んだ生田さんは、「皆さんも一度被ってみてください。苦しいし、暑いし、声は聞こえないし、なかなか大変でしたよ」と苦労話を披露。一方、『SPEC』に続き、ずば抜けた知能をもつ女捜査官を演じた戸田さんは、「強さと弱さを兼ね備えた目や表情を意識した」といい、Sっ気たっぷりな台詞回しには「いままで味わったことがない解放感がありました」と会心の笑みを浮かべていた。また、鈴木さんが演じるのは、“シンブンシ”の仲間で関西出身の気さくな元バンドマン、その名も“カンサイ”という役どころ。実は以前、筒井哲也氏の原作コミックを読んだ際、「僕も関西弁を話すし、ガタイもいいって設定なので『あっ、おれ?』って思ったほど。もし実写化されたら、自分しか演じられないと思っていた」と言い、実際にオファーを受け「本当に来た!」と自身の“予告”的中にドヤ顔だった。『予告犯』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:予告犯 2015年6月6日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「予告犯」製作委員会 (C) 筒井哲也/集英社
2015年04月21日伊坂幸太郎のベストセラー小説を生田斗真主演で映画化する『グラスホッパー』の公開日が11月7日(土)に決定し、ポスター画像が公開になった。本作は、渋谷スクランブル交差点で起きたある事件を機に、心に闇を抱えた3人の男が交錯していく様を描くサスペンスだ。生田が演じるのは、ハロウィンの夜に渋谷スクランブル交差点で起こった凄惨な事故で恋人を亡くし、復讐のため裏組織に潜入する元教師・鈴木。浅野忠信が人の意識を導く力を宿す自殺専門の殺し屋・鯨役を、山田涼介(Hey! Say! JUMP)が驚異的な身体能力を持つ殺し屋・蝉役を演じ、『脳男』で生田とタッグを組んだ瀧本智行が監督を務める。伊坂幸太郎の小説は『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ゴールデンスランバー』『重力ピエロ』など映画化される作品が多いが、本作の原作も120万部を突破したベストセラーだけに、公開に向けて映画にも注目が集まりそうだ。『グラスホッパー』11月7日(土) 全国ロードショー
2015年03月06日生田斗真と小栗旬が8年ぶりに共演するドラマ「ウロボロス この愛こそ、正義。」の特別試写会が1月11日(日)に開催。第1話上映後の舞台挨拶で、生田さんと小栗さんは久々の共演や互いの出演シーンの見どころについて語った。2人が演じるのは同じ児童養護施設で育ったイクオ(生田さん)と竜哉(小栗さん)。子どもの頃に恩人である施設の結子先生(広末涼子)が殺されるのを目撃したが、金時計をした警察関係者に事件自体をもみ消されてしまう。大人になってイクオは刑事、竜哉はヤクザとなり、協力してかつての事件の真相を追う。公私で仲の良い2人だが、共演は「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(フジテレビ)以来、実に8年ぶり。生田さんは5年ほど前に原作漫画と出会い、小栗さんとの共演によるドラマ化を熱望してきたという。生田さんは、8年前を「2人とも20代前半で『これから行ってやる!』という勢いだけで乗り切っていましたね」と述懐。小栗さんについて「この8年でいろんな修羅場をくぐり抜けて、つらい思いや楽しい思いもして、背負っている男の背中になっている。小栗くんといると、現場が引き締まるし、小栗旬とやれてよかったなと思います」としみじみと語る。一方、小栗さんも「8年前は斗真は22歳で若くて勢いでやってましたが、どんどんいろんなところで主役をやって、逞しくちゃんと真ん中にいてくれるので、無責任に暴れられます」と生田さんの変化、頼もしさを口にした。互いの出演シーンにも言及。生田さんが見どころとして「小栗旬のベロ!エロいなぁと思った」と言うと、小栗さんは「エロ全開でこの先も頑張りたい!」とニッコリ。さらに小栗さんは「第2話では生田くんのカッコいい肉体が出てきます。すごく締まったいいカラダがが(笑)」と予告。生田さんは「2人で銭湯に入ってます。小栗くんの背中もヤバいです」と明かした。また、かねてから本作の主題歌に関し「Sakura」というタイトルだけが発表されていたが、同楽曲を歌うのが「嵐」であることが発表された。「嵐」がメンバーの出演しないドラマに主題歌だけを提供するのは初めてのこと。生田さんは「よく引き受けてくれました。『ウロボロス』のテーマは人を思う気持ちや友情、絆。古くからの友人である嵐が参加してくれて嬉しい。心強い後押しになりました」と喜びを口にする。小栗さんは嵐が主題歌を歌う作品に出演する機会が多いそうで「オレも嵐だったかな?と思った(笑)」ととおどけ、会場は笑いに包まれた。「ウロボロス この愛こそ、正義。」は1月16日(金)より22:00~TBSにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月13日生田斗真と小栗旬が8年ぶりに“バディ”としてタッグを組むことで話題のTBSドラマ「ウロボロス」(2015年1月16日スタート)。このほど、生田さんと小栗さん扮するメインキャラクターの“先生”役として、広末涼子が出演することが明らかとなった。児童養護施設・まほろばの家で育った、孤児の龍崎イクオと段野竜哉。2人が目撃したある事件を目撃するーーそれから15年後、イクオ(生田斗真)は新宿第二署刑事課の刑事となっていた。ドジで明るいお人好し、冴えない男だが、検挙率は署内No,1のイクオと“バディ”を組むこととなったのは、東大出のエリートキャリア・日比野美月警部補(上野樹里)。一方、竜哉(小栗旬)は抜群のルックスと頭脳を生かし、暴力団幹部にまでのし上がっていた。2人は誰にも知られてはならない“相棒”となり、最強の権力組織である警察の闇を暴こうとするのだが…。そんな本作で広末さんが演じるのは原作コミックでも人気のキャラクターで、イクオと竜哉の育ての親とも言える児童養護施設「まほろばの家」の先生・柏葉結子。2人の母親的な存在であると同時に、2人が“目撃してしまった”事件で殺されてしまう人物だ。その事件は「金時計を身につけた警察関係者」に握りつぶされてしまい、イクオと竜哉は警察内部の闇を暴こうとそれぞれの道を歩き出していくことからも、広末さんが演じる結子先生は物語の鍵を握る重要人物と言える。今回の抜擢に、広末さんは「主人公2人の心に残る…母性を感じさせる明るく優しい人であり、記憶に残る…強く眩しい存在であることができるよう、全身全霊頑張ります」と、その意気込みをコメントで寄せている。実生活でも母の顔を持つ広末さんが、どんな女性像を見せてくれるのか。ドラマ「ウロボロス」は2015年1月16日(金)スタート/毎週金曜22時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月24日生田斗真が主演し、小栗旬と8年ぶりのタッグを組み“バディ”となる2015年1月スタートのドラマ「ウロボロス」。このほど、生田さんが扮する主人公のもうひとりの相棒となる女性刑事役に上野樹里が決定。さらに、滝藤賢一、吉田鋼太郎、吉田羊、光石研といった“最旬”の実力派俳優陣と、園子温監督の『TOKYO TRIBE』で注目を集めた清野菜名が競演することが明らかとなった。児童養護施設・まほろばの家で育った孤児の龍崎イクオと段野竜哉。ふたりが目撃したある事件から15年後、イクオ(生田斗真)は新宿第二署刑事課の刑事となっていた。ドジで明るいお人好し、冴えないキャラだが、検挙率は署内ナンバー1のイクオと“バディ”を組むのは、東大出のエリートキャリア、日比野美月警部補(上野樹里)。一方、竜哉(小栗旬)は抜群のルックスと頭脳を生かし、暴力団幹部となっていた。そんなふたりは、誰にも知られてはならない“相棒”となり、最強の権力組織である警察の闇を暴こうとする…。生田さん演じるイクオの“裏の顔”の相棒が、小栗さん演じる竜哉なら、イクオの刑事としての“表の顔”での相棒が、今回、上野さんが演じる日比野美月だ。東大出のキャリアのうえに父は警察庁の上層部という超エリート。イクオと竜哉の関係は決して誰にも知られてはならないはずなのだが、美月はイクオの“もうひとつの顔”に気づく鋭さを持ち、「信じるのはお互いだけ…」という龍崎イクオと段野竜哉の“二匹の龍”が繰り広げるストーリーを牽引する重要なヒロインとなる。また、ふたりの上司となる新宿第二警察署刑事課課長・三島薫役には、「花子とアン」「MOZU」で話題となり、先日、2014年東京ドラマアウォード「助演男優賞」を受賞した吉田鋼太郎。イクオや美月の能力をいち早く認める警視庁捜査一課の美人管理官・橘都美子役には、「HERO」に出演し知名度を上げた吉田羊、竜哉を執拗に追う新宿第一警察署のエリート刑事・蝶野真一役には、いまノリにノっている滝藤賢一、美月の父で警視庁警務部監察課・日比野圀彦役には名バイプレイヤー・光石研が好演する。さらに、警視庁随一の情報通である警視庁人事課警部補・田村小夏役には、園子温監督に見いだされた20歳の清野菜名も決定しており、それぞれ、連続ドラマではなかなか見ることのできない豪華なキャスト陣が集結している。上野さんは生田さんとは初共演で、刑事役を演じるのも初めて。逃走する犯人を追いかけたり、犯人と格闘して逮捕したりと、いままであまり見せたことのないアクションも予定されているという。その役柄について、上野さんは「今回演じる日比野美月は曲がったことが嫌いで、まっすぐな女の子でありながら、嫌味なところがありません」と語る。「その一方で、刑事としてイクオに対して心の中でどんどん疑惑が膨らんでいくにも関わらず、黙っているところがとても人間的な感じがします。イクオに魅かれていくことと、イクオを疑うこと。正反対のこのふたつのことが、美月の心の中にどのように在るのか。彼女の心理状態に、刑事としてというより人間としての魅力を感じて、抵抗なく刑事という役を受け入れることができました」とコメントし、演技派の片鱗を覗かせた。また、「すごい方たちが集まったな」と話す主演の生田さんは、「上野樹里さんとは初めてご一緒させていただきますが、タっちゃん(=小栗さん演じる段野竜哉)とのコンビがありつつ、上野さんが演じる美月とのコンビもあるので、それぞれどういう風に絡んでいけるのか、現場に入るのがとても楽しみです。イクオと美月の間にはラブストーリーが流れますが、それすらもちょっと哀しい。その哀しさ、無情さみたいなものを出せればと思います」と、美月との恋愛についても触れ、3人の関係性にも言及。小栗さんは「僕はイクオ以外のみなさんとお会いすることは、序盤はそんなにないと思うのですが、上野樹里さんは素敵な女優さんですし、ほかにもいろいろなカラーの役者陣が出演するので、どんな現場になるのかとても楽しみです。個人的には、舞台でよくご一緒する吉田鋼太郎さんとは映像で共演したことがないので、舞台を離れたらどんな感じなのか、今回とても楽しみにしています」と、自身も大きな期待を寄せていることを明かした。「ウロボロス」は2015年1月、金曜22時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月16日(画像はプレスリリースより)人気モデルの「浦浜アリサ」さんが、「パルファージュ」と「ニナデジ」とのコラボによる、ニューアイテムのランジェリー姿で雑誌に登場!株式会社ワコール「パルファージュ」は、ニナデジとコラボして、ステキなランジェリーの新作を7月から発売する。「ニナデジ」は魅力的な世界観と色の鮮やかさが人気の最も今、注目されている写真家の蜷川実花氏によるデジタルフォトブックだ。レースや刺繍が用いられているラグジュアリーなシリーズと、鮮やかなフラワー柄とともに、シンプルかつ女性らしさが表現されているシリーズとで展開される。そして4月の女性ファッション雑誌「エムガール」(Mgirl)の誌上で、モデルとして活躍している「浦浜アリサ」さんは、オレンジ系を基調として、イエロー系やパープル系など色彩豊かな、コラボ ランジェリーアイテムを身につけて登場した。雑誌上で浦浜アリサさんは、ファッションのように楽しめるランジェリーのすばらしさを、十分に表現している。「浦浜アリサ」さんについて1990年兵庫県生まれ。モデル活動を4歳から始める。現在、ファッション雑誌のモデルや、東京コレクションなどのファッションショーなどで活動している。さらに時代劇などにも挑戦するなど、さらなる活躍が期待されている。【参考】・株式会社ワコール プレスリリース(PR TIMES)
2014年05月24日俳優、生田斗真の初主演映画『人間失格』の完成披露試写会が1月27日(水)、東京国際フォーラムで行われ、石原さとみら豪華女優陣が生田さんとの絡みについて思い思いに語った。美しい容姿と独特の感性を備え持つ資産家の息子・葉蔵(生田さん)が女性遍歴を重ねつつ、遊び人の先輩らの影響を受け堕ちていく姿を描く人間ドラマ。2009年の文豪・太宰治の生誕100年を記念して太宰の代表作から製作された。映画初出演にして初主演を果たした生田さんは「胸を張って自信作と言える作品になりました。みなさまに観ていただけることを心待ちにしていたので感無量です」と清々しい表情を浮かべた。葉蔵と次々に関係を持つ女性たちを演じた、石原さとみから三田佳子まで豪華女優陣がズラリと並び、生田さんとの共演の感想を順に報告。葉蔵に想いを寄せる下宿屋の娘・礼子を演じた坂井真紀は「撮影中は斗真くんしか見ないようにしていました」とテレ気味。葉蔵が堕ちていくきっかけとなる薬屋の女主人・寿を演じた室井滋は「目を覆いたくなるシーンが…まさか私もそんなことになるとは知らずに撮影現場に行ったものですから…暑い夏でございました」と苦笑い。葉蔵の最後の女・鉄役の三田さんも「斗真くんと大変なことになるシーンがありまして、オッホッホ」と楽しげにふり返り「室井さんもおっしゃっていましたが、私もそうなるとは思いませんで、ごめんなさいね。ショックを受けるかもしれない」と生田ファンに謝罪しつつ「私がおばあさん女優になって、男盛りの斗真くんとまたお仕事できたら」と妖艶な笑み。生田さん、共演の伊勢谷友介ら男性キャストを爆笑させた。一方、遊び人の先輩・堀木役の伊勢谷さんは、演技で心がけたことを司会を務めたフリーアナウンサーの深澤里奈から聞かれ「僕のキャラクターはやたらしゃべる役だったんですけど、僕、滑舌が悪いので…」。深澤さんから「では今回は、滑舌に気をつけたということで」と確認され、会場の笑いを誘った。また原作にない天才詩人・中原中也を演じた人気グループ、V6の森田剛も「後輩の生田くんと絡めたのはすごく楽しかったです」と“絡めた”の言葉で笑いを誘発。メガホンを取った荒戸源次郎監督も「美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに撮りました。堪能してください」と呼びかけ、キャスト陣を苦笑いさせていた。『人間失格』は2月20日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:人間失格 2010年2月20日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開■関連記事:松たか子×浅野忠信『ヴィヨンの妻』がモントリオール出品で、太宰イヤーを飾る!
2010年01月27日