重要文化財であった遠軽町の白滝遺跡群の出土品が6月27日に、文部科学省告示により国宝に指定となりました。後期旧石器時代(約3万年前~1万5千年前)のものとしては、質量ともに国内では群を抜き、世界的な価値を持つと専門家からも高い評価を受けています。白滝遺跡群の出土品が重要文化財から国宝への格上げまで足かけ12年。旧石器時代の遺物が国宝に指定されるのは初めてで、国宝の中で最古となります。北海道内の国宝指定は2007年の中空土偶(函館市)に続く2件目で、オホーツクでは初となります。大形尖頭器国宝「北海道白滝遺跡群出土品」の代表的な石器photo by M.Sato【ポイント】◎石器群や接合資料から石器製作技術の変遷が確認できる◎黒曜石原産地における原石の搬入や石器の搬出により当時の人類の活動がわかる◎白滝産黒曜石の分布から人の移動や流通を知る手がかりとなる2023年6月27日、文部科学省告示により北海道のオホーツク、遠軽町・白滝遺跡群の出土品が国宝指定されることが決定しました。白滝遺跡群出土品の多くは遠軽町白滝地域の北部にそびえる赤石山(標高1,147メートル)一帯で採取された黒曜石を素材として、これまで約760万点の石器や破片が出土し、このうち1,965点が国宝指定されました。今回、高い評価を得たのは、その資料の豊富さです。発掘調査の成果から、旧石器時代の石器製作技術の変遷や生活の様子、さらに白滝産黒曜石はサハリンから東北地方にまで分布していることから当時の人の行動範囲を裏付けるものとして重要な役割を担っています。これらの出土品は、遠軽町白滝にある「遠軽町埋蔵文化財センター」で常設展示しています。センターでは、本物の黒曜石から世界に1つだけの石器(やり先)を作る、ものづくり体験も実施中。予約なしで、学芸員や専門のスタッフが指導しますので、いつもでも気軽に楽しく安全に体験できます。【黒曜石とは】約220万年前の火山活動によって噴出したマグマが急速に冷え固まった火山岩です。黒く輝くさまは、別名「天然ガラス」と呼ばれるほど美しく、割っただけで鋭い刃物になるため、旧石器時代や縄文時代など金属器が普及するまでは、様々な道具の主要な材料でした。遠軽町白滝地域の赤石山は、国内最大級の黒曜石産地であり、いくつもの黒曜石露頭が確認されています。露頭では大形の黒曜石の原石を入手することができます。特に旧石器時代には大形石器を製作する傾向にあることから、良質な黒曜石を求めて赤石山の山頂部まで入っていたと考えられます。【遠軽町埋蔵文化財センターのご案内】〒099-0111 北海道紋別郡遠軽町白滝138-1 白滝総合支所内TEL:0158-48-2020●開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)●休館日/夏期(5月~10月) :無休冬期(11月~翌4月):土・日・祝日、年末年始(12/31~1/5まで)休館日●埋蔵文化財センター入館料(2階)【常設展示室】 :一般320円(*団体260円)、高校生以下160円(団体130円)*団体料金は10名以上から適用となります。*未就学児は無料です。*高校生以下とは、小学生、中学生、高校生をいいます。【年間パスポート】:一般1,050円、高校生以下530円*発行日から1年間有効です*体験学習室使用料も適用となります●学芸員による展示解説【常設展示室】:無料*埋蔵文化財センターには、考古学専門の学芸員が常駐しています。展示室の解説をご希望の方はお気軽にお声かけください。【一般の問い合わせ先】一般社団法人えんがる町観光協会〒099-0414 北海道紋別郡遠軽町南町3丁目事務局長 小林 昌樹(こばやし まさき)TEL/FAX : 0158-42-8360e-mail : niji@engaru-kankou.jp お問い合わせ日時: 平日9時~17時 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月28日夏に、そうめんや冷麺など、ノド越しがいい料理を作りがちな人は多いでしょう。あっさりしている麺料理は低カロリーに思えますが、炭水化物が主原料のため、想定ほど糖質を抑えられていないことも。低糖質のレシピを紹介している、かなやん(kanayan_fit)さんは、こんにゃくの『白滝』を使った冷麺レシピをTikTokで紹介しています。麺を心置きなく!『白滝冷麺』『白滝冷麺』は、基本的に麺を白滝に変えればOK!材料やスープは、こちらの材料を参考にしてください。【麺と具】白滝200gキュウリ1/3本ささみ1本料理酒大さじ1キムチ好きなだけ卵1個【スープ】酢大さじ2めんつゆ50mm水100mm鶏ガラスープの素小さじ1ラカント小さじ1かなやんさんは、こちらの14秒の動画で、料理の手順を説明しています。@kanayan_fit 【暑い日にオススメ!】お久しぶりの白滝レシピ#1型糖尿病患者が作る低糖質レシピ #TikTokレシピ #低糖質レシピ #白滝レシピ #白滝#冷麺#ビビン麺#ダイエットレシピ #痩せ飯 #おすすめ ♬ Habit - SEKAI NO OWARI白滝の下準備をしてスープを作り、具を乗せれば完成!ぱぱっと作れそうな1品に、「めちゃうまそう」「絶対明日作る」「参考にいたします!」などの反響が上がりました。この冷麺なら、炭水化物をカットしつつもツルツルの麺を楽しめそうですね![文・構成/grape編集部]
2022年07月24日こんにちは。料理研究家の越野美樹です。今回は、旬を迎えたキャベツと白滝を使った、常備菜をご紹介します。毎日忙しいけど、野菜をたっぷり食べさせたい。そんな時、ささっと作れるのが「キャベツと白滝のペペロンチーノ」。キャベツは、千切りサラダなど“生”で食べようとするとあまり大量に食べることはできませんが、火を入れることでカサが減って、フライパンいっぱいのキャベツでも無理なくたっぷり食べることができます。古代から胃腸の調子を整える食材として知られていたキャベツ。最近では「抗酸化力が高く、免疫力を高めてくれる食材」とも言われています。一年中出回っているキャベツですが、春キャベツは巻きがゆるくてふんわりと弾力があります。強い歯ごたえが嫌いだというお子さんも、この時期のやわらかいキャベツなら喜んで食べてくれることも。今回のレシピでは、パスタの代わりに白滝を使って時間を短縮しています。白滝は噛みごたえもあるので、さらに満足度がアップします。忙しいママは、ついついお肉や炭水化物に偏りがちですが、白滝なら食物繊維も多くてとってもヘルシーですね。■「キャベツと白滝のペペロンチーノ」の作り方調理時間 10分たっぷりのお野菜とツルツル食べられる白滝の組み合わせ。オリーブオイルとニンニクのコクが決め手。野菜不足が気になるママにもうれしい常備菜です。<材料> 4人分キャベツ 6枚(300g)豆もやし 200g白滝(下ゆでする) 200gオリーブオイル 大さじ1ニンニク 1片タカの爪 1本塩 適量<作り方>1、キャベツはざく切りにする。ニンニクは薄切りにする。タカの爪は小口切りにする。2、フライパンにオリーブオイルとタカの爪、ニンニクを入れて弱火にかける。3、ニンニクの香りが出たら中強火にして豆もやし、キャベツ、白滝、塩を加えて炒める。キャベツは包丁で切ってもよいのですが、たまには手でちぎっても食感が変わっておいしいですよ。まず繊維に沿った方向に裂き、それから繊維に逆らってちぎるときれいにな形にそろいます。キッチンバサミで白滝を切れば、包丁なしで仕上がる手軽な時短料理に。キャベツの淡い緑と豆もやしの黄色が爽やかな印象の一品です。■「キャベツと白滝のペペロンチーノ」の食べ方アレンジ常備菜としていただくほか、これ一品を作っておけばいろいろな料理の具としても活用できます。・どんぶりにご飯をよそってのせれば、ペペロンチーノ丼に・白滝をうどんに変えれば、洋風焼うどんに・マヨネーズを加えてサンドウィッチの具に・すりおろしたジャガイモに入れて焼けば簡単チヂミに・お出汁を沸騰させたところに入れれば簡単スープに・ヨーグルトと和えてサラダ風に・春巻きやギョーザ、オムレツ、チャーハンの具として基本の「キャベツと白滝のペペロンチーノ」があれば、いろいろな料理に手軽にリメイクできます。そして、他の常備菜と一緒に詰め合わせると、お弁当がパッと明るくなるから不思議です。■春キャベツを上手に選んで日持ちさせるコツこの時期に出回っている春キャベツは、ふんわりと巻きがゆるいものを選ぶのがオススメです。新鮮さの目安となるのは、外葉が鮮やかなグリーンであること。外葉を剥がした状態のものは、しなびてきたものを取り去っていて古い証拠です。また、お尻にある芯の切り口が小さくてみずみずしいことも目安となります。切り口が太いものは、軸の部分が多いキャベツです。全体にツヤとハリがあるものを選びましょうキャベツは、丸ごと保存すると長持ちします。新聞紙で包んでからビニール袋に入れて野菜室に保存しましょう。芯からいたんでくるので、芯をくりぬいて水を含ませたキッチンペーパーを詰めるのがオススメです。ふんわりとやわらかい、今の時期ならではのキャベツ。常備菜を上手にくりまわして、毎日の野菜ライフを楽しみたいものですね。
2017年05月15日春は飲み会が多い季節です。送別会、歓迎会、入社祝いやお花見…。わたくし自身も、5週間連続で金曜日は飲み会が入っております。そうなるとまた気になってくるのが、そう! 飲み会太りです! 食べ過ぎ、飲みすぎたらリセットすればいいのです! 今日ご紹介のダイエットレシピは、人気のタイ料理、ヤムウンセン。野菜がたっぷりで酢も入って、まさにダイエット向き。ヤムウンセンに欠かせないあの春雨…実はけっこうカロリーが高いのです。そんな春雨を、カロリーほぼゼロの白滝で代用する技をお教えします! 材料(2人前) ・白滝 1袋(200g)・玉ねぎ(薄切り) 1個・きゅうり(細切り) 1/2本★トマト(細切り) 中1個★茹で海老 60g★パクチー(みじん切り) 3~4束★アボカド(食べやすい大きさに切る) 1/2個★鶏のささみ(茹でて手で細かく裂き塩を少々ふって下味をつける)1~2本 ☆ナンプラー 大さじ2☆にんにく(すりおろす) 小さじ1/2☆はちみつ 小さじ1☆青唐辛子(みじん切り) 2cm ※豆板醤小さじ1/2で代用可☆ごま油 小さじ1☆アップルビネガー 大さじ1 ※米酢で代用可☆塩、黒こしょう 各少々 1. 白滝は半分の長さに切り、塩大さじ1をまぶしてよく揉み、流水でしっかり洗う。しっかり水気を切っておく。2. 玉ねぎは10分ほど水にさらして辛味を抜く。キッチンペーパー等に包んで水気をぎゅっと絞ってボウルに入れる。きゅうりは塩を全体に少々まぶし、こちらもキッチンペーパー等に包んで水気をぎゅっと絞って同じボウルに入れる。★も同じボウルに入れる。※パクチーの葉を少しトッピング用に残しておく(トッピングの葉はみじん切りにしない)。3. 2のボウルに☆をいれよく和え、1の白滝もキッチンペーパー等に包んで水気をぎゅっと絞ってさらによく和える。 4. 器に盛り、仕上げにパクチーの葉の部分を飾って完成! 野菜がたっぷりとれるヘルシーな1品。ボリュームも栄養も満点で、お腹も心も大満足間違いなし。ポイントは、材料の水気をしっかりしぼること。特に白滝や玉ねぎなどは水分が多いので、しっかり水気をしぼらないと味がぼやけてしまうので要注意。白滝は塩もみすることで臭みをとります。 しかし作ったらすぐに食べないと、白滝がとけてくるので作り置きには向きませんのでご注意を。ぜひあなたのダイエットレシピに加えてみてね!
2013年03月25日