舞台「錆色のアーマ」シリーズの最新作「外伝 -碧空の梟-(あおのふくろう)-」が現在上演されている。開幕直前に、出演者の黒氷役・平田裕一郎と藤白役・石渡真修に話を聞いた。「去年、上演が延期になってしまい、この度ようやく届けられる。その喜びが一番大きいです!」と平田が話すように、’20年6月の上演が延期され、今回は満を持しての開幕となった本作。出来上がった作品について石渡は「いい意味で一回じゃ見きれません。劇場が円形なので場所によって見える物語が違いますし、今まで以上にキャラクターたちの関係性に特化した作品になっているので」と自信をのぞかせた。戦乱の世を舞台に、天下統一を夢見た男たちの生き様を描き出す、史実に基づいたオリジナルストーリーを描いてきたシリーズだが、今作は初の外伝。秀吉との戦を脱し、紀州の山奥に里を移そうとしていた紀の国、雑賀衆が、謎多き梟の橘三兄弟と交錯していく、新たな“巡り合わせ”の物語が紡がれる。劇中で描かれるものはなにかと尋ねてみると、石渡は「愛憎」、平田は「愛」と少し違った答え。石渡は「憎しみと愛は紙一重だなと感じる作品です。その表現は舞台セットを使ってうまくあらわれていると思うので、そこにも注目していただければ」、平田は「兄弟、仲間を思う愛が、形は違えどそれぞれのテーマになっていると思いますね」と語る。新キャラクターの「橘三兄弟」についても「三人のバランスが絶妙で、見ていて、切なく愛おしいです」(石渡)、「三人の絆が素晴らしくて毎回涙腺がやられます」(平田)と話すなど、さまざまな面から心揺さぶられるストーリーになっているようだ。いわゆる“2.5 次元舞台”の流れとは逆で、まず舞台版が生まれ、そこからメディアミックス展開を図っていく“逆 2.5 次元”の「錆色のアーマ」プロジェクト。原作となる舞台シリーズの魅力を、第一弾から出演する平田は「まずはタイトルでもある”武器“。アーマがそれぞれカッコいいです。あとは人間臭さや、キャラクターの背景にある苦悩や葛藤、友情が描かれていること。どっぷり引き込まれますよ」と語る。さらに出演者にとっての魅力は、第二弾から出演する石渡は「キャラクターを自分が作ること。役者の力量が試されますし、だからこそ魅力的になるよう作れることは、役者にとっての魅力でもあります」。平田が「“梟”の三兄弟と鶴首の悲しくも温かい絆の物語ですが、個人的には、黒氷(平田)と藤白(石渡)の友情物語でもあります。前作より濃くなった白黒コンビにも注目してもらえたら!」と一押しする本作は、4月29日(木・祝)まで東京・品川プリンスホテル クラブ eXにて上演中!文:中川實穗
2021年04月21日2016年4月より日本テレビ、青森放送ほかにて放送開始となるTVアニメ『ふらいんぐうぃっち』だが、その放送時間ならびに追加キャスト&キャラクターが公開された。今回発表された追加キャストは、木幡茜役の葵井歌菜、石渡なお役の三上枝織、犬養役の日野まり、椎名杏子役の井口裕香の4人で、キャラクター設定画もあわせて公開されている。○TVアニメ『ふらいんぐうぃっち』追加キャスト&キャラクター■木幡茜 (cv. 葵井歌菜)自由奔放な真琴の姉。魔術の才能があり、魔女の中ではちょっとした有名人。誰とでもすぐに仲良くなる。世界を放浪しており、一所にはとどまらない。かなりのお酒好き。■石渡なお (cv. 三上枝織)真琴のクラスメイトで、圭とは幼馴染。おしゃれとスタイルには、常に気を遣っている。酒屋の娘でお小遣いをもらうために家の仕事の手伝いをしている。■犬養 (cv. 日野まり)茜の友人。とある一件をきっかけに昼間は犬の姿になってしまうようになる。普段はローブに身を包み、占い師をしている。世界を放浪している茜を探している。■椎名杏子 (cv. 井口裕香)考古学が趣味の中学生。普段は落ち着いているが、古い建造物などを見るとテンションが上がる。喫茶コンクルシオのマスターを務める母親の手伝いで店員としても働いている。TVアニメ『ふらいんぐうぃっち』は、日本テレビでは2016年4月10日(日)午前2:25~、青森放送では4月6日(土)午前1:27~/4月16日(土)午後4:30~(再放送)より放送開始予定(放送日時は予告なく変更になる場合がある)。そのほか詳細は公式サイトにて。(C)石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会
2016年02月27日