社会人を対象にした調査で、一日の睡眠時間が4時間未満の人は肥満を自覚する傾向にあるという結果が出たそうです。そこで今回は、4時間睡眠に絞って肥満と睡眠時間の関係についてご紹介します。4時間睡眠に関する意外な調査結果?!アイシン精機株式会社という寝具ブランドを扱っている会社が、全国1,206名の社会人に「睡眠」に関する実態調査をしました。その結果、睡眠4時間未満の人は、4時間以上の人より2.8倍も肥満の傾向にあることがわかりました。平日は特に時間がとれず、寝ていたい時間まで寝ていられないという人が多いようで、睡眠時間が短い人ほど肥満について悩んでいる傾向があることがわかりました。現代人の多くは、単純に「睡眠不足」の一言で片付けられないような悩みを抱えていることがわかります。4時間睡眠だと肥満になる理由睡眠時間が短い人が肥満を自覚する傾向にあるという結果については、しっかりとした理由があります。睡眠時間が短いと、食欲を抑える役割を果たすホルモンのレプチンが出にくくなってしまいます。すると、肥満だけでなく、糖尿病や高血圧にもなりやすくなります。さらに、睡眠不足がきっかけで肥満になり、肥満になったことで糖尿病や睡眠時無呼吸症候群になり、さらに睡眠障害を引き起こすという悪循環に陥ってしまうケースもあるようです。そのため、睡眠の質を向上させ、睡眠をしっかりと取ることが大切になります。起きたい時間よりも早く目が覚めてしまう起きようとする時間に起きられるかどうかという調査結果でわかったことは、約8割の人が起きたい時刻よりも前に目が覚めてしまうことがあるということです。寝ていられる時間よりも前に、または途中で起きてしまうとのことです。さらに42.5%の人は、1時間以上も前に目が覚めてしまうといいます。ストレスや日常の焦りなどもあり、十分な睡眠が取れない環境を自ら作り出してしまっているともいえます。睡眠を取る前にしっかりと気分をほぐしリラックスさせ、平日から十分な睡眠が取れるように心がけましょう。【参考】朝日新聞『全国1,206名の社会人に聞いた「睡眠」に関する実態調査』Photo by Charlie Barker
2014年09月24日理化学研究所(理研)は9月12日、ヒトの頭皮から採取した毛根の細胞に、ヒトの脳の細胞と共通する遺伝子が発現していることを発見し、これらの遺伝子の発現量の変化が、統合失調症や自閉症などの精神疾患の早期診断を補助する指標となる可能性を示したと発表した。この成果は理研脳科学総合研究センター 分子精神科学研究チームの前川素子 研究員、同 吉川武男 チームリーダー、東京都医学総合研究所、浜松医科大学、山口大学、慶応義塾大学からなる共同研究グループによるもので、米科学雑誌「Biological Psychiatry」のオンライン版に掲載された。統合失調症や自閉症などの精神疾患では、遺伝子の発現状態を含めて脳に何らかの変調が生じることが原因と考えられている。しかし、脳の一部を採取することはできないため、現在の診断は患者の行動や体験、家族の情報などに基づくところが大きく、客観的な「生物学的診断ツール」がないため、精神疾患の早期診断を補助する「バイオマーカー」の開発が待たれていた。同研究グループは、脳の細胞と同じ外胚葉由来であり、サンプルの採取が容易な頭皮の毛根細胞に着目。解析の結果、脳だけで発現していると考えられていた遺伝子の多くが、毛根細胞でも発現していることを見いだし、毛根細胞が脳内の遺伝子発現の状態を反映している可能性を突き止めた。さらに詳しく調査した結果、統合失調症の人では脂肪酸結合タンパク質(FABP)の1つであるFABP4をつくる「FABP4遺伝子」の発現量が対照群に比べ約40%低下し、自閉症の方の毛根細胞では神経系の細胞同士の結合に関与する「CNTNAP2遺伝子」の発現が低下していることが判明した。毛根細胞は血液と比べて外部からの刺激や体の状態に影響されにくく、採取も簡単なため、生きた脳の状態を反映している可能性のある、簡便なバイオマーカー診断法の基盤となる可能性が高い。同研究グループは、今後この方法で疾患の発症をどこまでさかのぼれるかを検証することにより、精神疾患の予防法開発や早期治療導入の判定、さらに新しい角度からの創薬のヒントを提供できる可能性があると考えているという。
2014年09月16日(画像はプレスリリースより)体の恒常性を司る脳-肥満とやせの不思議を探る2014年9月8日、自然科学研究機構は2014年10月4日(土)に一般公開を開催することを明らかにした。その一環で、生理学研究所の箕越 靖彦教授が「体の恒常性を司る脳-肥満とやせの不思議を探る」と題して講演を行う。場所は岡崎コンファレンスセンター、時間は午前10時~10時45分。入場は無料、予約は不要。講演概要現代では世界中で肥満が問題となっている。肥満は、暴飲暴食を行うことによりその分だけ太るという訳ではない。逆に食事がとれない場合も、痩せすぎないように体が調節しているのだ。この体の調整は脳が重要な役割を果たしていることが明確になってきており、生活習慣によって脳に変化が起こり、肥満することも分かってきている。箕越教授の講演「肥満とやせにかかわる体の不思議」では、このような脳と体の関係を分かりやすく話す。箕越 靖彦教授の研究箕越 靖彦教授は「脳におけるエネルギー感受機構と食餌嗜好性調節機構の解明」と「視床下部腹内側核を介した摂食調節ホルモンの摂食・代謝調節作用とその統合機構」と題した科学研究費助成事業の研究代表者である。両研究とも2015年3月31日まで継続する予定。この事業は順調に進行しており、すでに視床下部は、摂食と末梢組織の代謝を統合的に調節することを発見し、論文投稿を行っている。また、マウス室傍核神経細胞に活性型AMPKを発現させると炭水化物食への嗜好性が亢進して過食となり、肥満することを見出し、論文投稿を行っている。【参考】・自然科学研究機構 生理学研究所プレスリリース
2014年09月12日「遺伝子組み換えではない」の表記。スーパーで加工品を買う時によく見かけます。でも「遺伝子組み換え」という表記は見かけませんよね。実際私達の食卓に、遺伝子組み換え食品は、届いているのでしょうか。■え? 実はもう食べている?遺伝子組み換え作物とは、生物の細胞から有用な遺伝子をとりだし、他の生物の細胞に導入する、遺伝子組換え技術によってできた作物のことで、これらを使用した食品のことを遺伝子組換え食品といいます。国際アグリバイオ事業団(ISAAA)の報告によると、2013年時点で、遺伝子組み換え作物を商業栽培している国は、19カ国の開発途上国、8カ国の先進工業国の、合計27カ国だとのこと。日本は栽培こそしていませんが、実はなんと遺伝子組み換え作物の輸入大国なのです。食品添加物とは違い、目にはみえないからこそ、自覚なく体に入れてしまっているであろう、遺伝子組み換え食品。今の時代、目に見えない脅威が増えすぎて、かえって麻痺をしてしまっているかもしれません。■そもそも私達は、遺伝子組み換え食品を食べているの?実は思っている以上に生活に浸透しているのが現状です。アメリカでは、スーパーマーケットに陳列された加工食品のうち、約70~80%が遺伝子組み換え食品といわれています。特に、豆やトウモロコシを使用した食品の約90%は、遺伝子組み換えなのだそう。そして、そんなアメリカを超えるレベルで家庭に浸透している国がなんと日本なのです。■トウモロコシが危ない現在日本に輸入が許可されている遺伝子組換え作物は、まず代表的なものとして、大豆・トウモロコシ・菜種、そしてさらに、綿実・ジャガイモ・アルファルファ・テンサイと、計7種類。日本では遺伝子組み換え品使用の表示が義務付けられてる食品はわずか30種類ほどだけで、他の食品には一切表示されることがないのです。例えば油や醤油などもそう。表示だけでは、使われていることさえ知ることができないのです。また、豆腐・納豆などに「遺伝子組み換えでない」と表示されているものも、実際には5%までの混入が認められています。また私達が口にする遺伝子組み換え作物として圧倒的に多いのは、トウモロコシ。そのルートの1つは、牛肉、豚肉、鶏肉、そして牛乳などの乳製品です。なぜなら、家畜の餌はほとんどを輸入に頼っており、海外産の遺伝子組み換えのトウモロコシを食べて育った家畜から作られたものが非常に多いからです。しかし、「この牛は遺伝子組み換え農作物を食べて育ちました」とは残念ながら書いておらず、それに気づくこともない人の方が圧倒的に多いでしょう。またジュースなどに含まれている、ブドウ糖果糖液糖などの異性化糖の材料であるトウモロコシは90%以上がアメリカ産のトウモロコシからできたコーンスターチが原料です。そうなると、お菓子やジュースなど子供が食すものにも意識を高くもつ必要があります。■原子力と遺伝子組み換えの共通点とは…動物実験によって、発がん性やホルモン異常など、有害だと結論づける研究結果も発表されています。フランスのカーン大学教授であるジル・エリック・セラリーニさんは、遺伝子組み換えトウモロコシのラットに対する毒性を発表した教授なのですが、彼は次のように述べています。原子力と遺伝子組み換えという2つのテクノロジーには、3つの共通点がある。その一つとは、二度と後戻りができないこと。その二つは世界中に拡散してしまったこと、その三つは、体内に蓄積されやすいこと。すでにここまで世界中に広まってしまった2つのテクノロジー。自然に背いたこの技術が私達の未来にどう影響を与えるのでしょうか。まずは現状を知り、今起きている問題について興味をもつということから始めてみてはいかがでしょうか。
2014年08月31日農業・食品産業技術総合研究機構・花き研究所と鹿児島大学は7月2日、アサガオの花の寿命を調節する遺伝子を発見したことを発表した。植物には、エチレンが花弁の老化を早める働きを持っている種類とエチレンが花弁の老化の調節に関係しない種類がある。そのため、エチレンによる調節とは別に、開花後の時間経過に伴って花弁の老化を制御する仕組みがあると考えられていた。そこで両者は、短命の花として代表的であるとともに、エチレンの影響を受けにくいアサガオ品種「紫」を用いて、時間経過に伴う花弁の老化を制御する遺伝子とその機能を明らかにした。研究の結果、EPHEMERAL1遺伝子がNAC転写因子をコードしており、細胞の死に関わると考えられている遺伝子の発現を調節していることがわかった。EPHEMERAL1遺伝子の発現を抑制した組換え体では、花弁がしおれ始めるまでの時間が約2倍に延長し、組換え体では、栽培室内で2日目の朝(開花後約24時間目)まで花が咲いていた。実験に用いたアサガオの品種「紫」の花は、開花後時間が経つにつれて赤色に変化するため、2日目の朝には前日に咲いた花(赤色)と当日に咲いた花(紫色)が同時に観察された。今後、花の老化を調節する仕組みの解明が加速し、現在流通に困難を伴う切り花の品質を保持する新技術の開発に繋がることが期待される。
2014年07月03日北海道大学(北大)は2月6日、クワガタムシのオス/メスの性別を決定するために必要な遺伝子の同定に成功したと発表した。同成果は、同大の後藤寛貴氏、宮川一志氏、三浦徹 准教授、石川麻乃氏、石川由希氏、杉目康広氏、ワシントン州立大学のLaura C. Lavine氏、モンタナ大学のDouglas J. Emlen氏らによるもの。詳細は「PLoS Genetics」に掲載された。生物の中にはオスとメスで大きく異なった姿をしている種類が多く存在しているが、なぜそうした差が発生しているのかはよくわかっていなかった。そこで今回研究グループは、オスは大きな「ハサミ」と呼ばれる一対の大顎を持つが、メスではそうした大顎の発達が見られないクワガタムシに着目。その性決定遺伝子の1つである「doublesex (dsx)遺伝子」に注目し研究を行ったという。具体的には、これまでの研究からクワガタムシでは幼若ホルモン(juvenile hormone:JH)がオスの大顎発達を引き起こすことが報告されていたことを受け、性決定遺伝子が大顎のJH応答性制御を通して、雌雄の大顎発達の違いを生じさせているという仮説を立て、材料として用いた「メタリフェルホソアクワガタ(Cyclommatus metallifer)」より、dsx遺伝子を単離し、配列の同定を実行。その後、RNA干渉(RNAi)法を用いてdsxの機能阻害を行い、その機能を解析したほか、dsxの機能阻害とJH処理を組みあわせた実験を行い、dsxの機能阻害で大顎のJH応答性が変化するかの調査を行ったという。配列同定と発現解析の結果、同クワガタではdsxは少なくとも4種類の異なるタンパク質へと翻訳されることが判明し、そのうち2つは主にオスで作られ、残りの2つは主にメスで作られることも確認されたとのことで、これにより、性特異的に作られるオス型とメス型のdsxタンパクは、それぞれオスへの分化とメスへの分化を促進することが示されたとする。また、幼虫の期間中(成虫の形態が形成される前)にRNAiによりdsxの機能阻害を行ったところ、dsxの機能を抑制した個体では、オスでもメスでも、雌雄の中間的な特徴を持つ成虫になることも確認された。さらに、dsxの機能阻害とJH処理を組み合わせた実験として、dsxの機能阻害を行っていない場合では、オスではJH処理により大顎の過剰発達が引き起こされたが、メスでは大顎サイズに変化はないことを確認したほか、dsxを機能阻害した場合では、オスでもメスでもJH処理により大顎の発達が引き起こされることも確認。この結果から、dsxが働かない状態ではオスでもメスでも大顎はJHに応答して発達を起こすことが示され、メスで発現するメス型dsxに大顎のJH応答性を抑制する働きがあることが示唆された。今回の成果について研究グループでは、「性決定遺伝子が大顎のJH応答性制御を通して、雌雄の大顎発達の違いを生じさせている」という仮説を支持するものであり、性決定遺伝子とホルモン経路の関係についてのこの新たな知見により、さまざまな昆虫で雌雄間の形態差を生じさせる発生メカニズムに関する研究が進むことが期待されるようになるとコメントしている。
2014年02月07日※画像は、本田朋子オフィシャルブログよりアスリートの食事の参考にもフリーアナウンサーの本田朋子さんが、オフィシャルブログで体質遺伝子検査をした事を報告している。自分の体質を知る事で、食事や栄養の摂り方の注意するポイントがわかり、さらに管理栄養士のアドバイスも貰う事が出来たと言う。本田朋子さんは、フジテレビのアナウンサーとして人気を得ていたが、男子プロバスケットボールの五十嵐圭さんとの結婚を機に退社。現在はフリーで仕事をしながら、五十嵐さんの拠点である名古屋で生活をしている。今回の体質遺伝子検査を受けたのも、プロのアスリートであるご主人のサポートの為の意味合いもあったようだ。太りやすい、太りづらい、筋肉がつきづらい、脂質の代謝が苦手な為脂っこい食べ物の食べ過ぎに注意、など、それぞれの人の体質を遺伝子レベルで解説してくれる。体質に合ったダイエット法を知る事も可能遺伝子検査、と聞くと抵抗を感じる人もいるだろう。しかし、自宅にいながら綿棒で口腔内の細胞をとり、郵送するだけで結果が届くと言う簡単さもあり、最近は利用する人が増えた。かかるリスクが高い病気を調べたり、自分のルーツを調べたりと、項目は多岐に亘る。本田さんが受けた体質遺伝子検査では、食事のとり方や体質に合った食材を教えてくれているようだ。自分の思っている体質と実際の体質が違う事もある。身体に合った食事を知る為に、検査を受けてみるのも面白いだろう。【参考リンク】▼本田朋子オフィシャルブログ
2014年02月06日誰しもが避けて通ることのできない老化現象。でも、実際の年齢より若く見える人や、老けて見える人がいるのは事実です。見た目に違いが現れてしまうのは、“長寿遺伝子”によるものかもしれないという研究がすすめられ、今、注目を集めています。■若々しさの鍵を握るのは長寿遺伝子!? 長寿遺伝子は、サーチュイン遺伝子とも呼び、さまざまな実験データーから、体の代謝や老化、寿命などに関わるメカニズムに作用すると考えられています。老化以外にも、アルツハイマーなどの神経疾患や、動脈硬化、心不全、肥満などの研究結果も判明しています。長寿遺伝子は、年齢や性別に関係なく、誰の体にも存在しますが、遺伝子にはスイッチがあり、オン(活性化された状態)にしていないと効果が発揮されません。■長寿遺伝子のスイッチをオンにする方法! 長寿遺伝子のスイッチをオンにするには、いくつかの方法がありますが、一番手っ取り早い方法は、朝から夕方まで何も食べないこと。6時間以上何も食べない状態であれば、長寿遺伝子はオンになると考えられています。ただ、ずっとそんな生活を続けるのは難しいので、毎日継続するためには、日々のカロリーを制限することが効果的です。その他には、適度な運動や、抗酸化物質を含む食材を毎日の食事に取り入れることも重要だと考えられています。ただし、一番大切なのは、一時的にスイッチをオンにすることは誰にでも簡単にできるのですが、コンスタントにオンの状態を保つことが出来るかどうかがということ。長寿遺伝子をオンにする生活習慣を心掛けて、若々しさと美しさを手に入れてみませんか?
2013年10月08日メスもいらない熱治療美容スキン治療の世界的市場リーダーであるSolta Medical, Inc.から、全く新しい、シワ取り治療法Thermage Total Tip 3.0を発表した。同社は美容医療の拡大に向けて、患者に対して安心安全で効果的なソリューションを提供し、肌のリサーフェシングと若返り、ニキビ減らし、ボディーコントゥアリング、肌の引き締め用の美容エネルギー機器および最新の脂肪吸引技術を最適化するツール、付属品を開発している。Thermageと呼ばれる治療法は、非侵襲の高周波処置を利用して、しわを取り除き、なめらかでハリのある肌を取り戻すというもの。メスや注射などを一切使わず、治療部位に高周波による熱処理を行うことで、目元のシワや顎、首のたるみに効果的な治療を施すことが出来る。肌質を選ばず安全にまた、Thermageは均一で大容量の熱を施すために、顔面治療に効果的で、1回の治療でも目に見える違いを感じやすいという特性を持っている。Total Tipは2度程度の大量の熱量を安全に照射し、一時的にセルライト(堆積脂肪)の出現を減らす高周波技術を使うことで、肌のなめらかさを取り戻すというもの。この治療法は、患者への治療を通して10年の技術的改善が行われ、より持続的な結果をもたらすよう開発された。2002年以来、100万回を超えるThermage治療が、80カ国余りで行われ、あらゆる年齢層、肌質、治療部位を選ばずに患者に施され、これまで前例を見ないほどに顕著な治療結果があったと多くの医師に受け入れられている。的確な高周波エネルギーによって即効性のある結果を経験することができる上に、全てのスキンタイプに対して安全であるというこの治療法は日本でも数多くのクリニックで取り入れられている。元の記事を読む
2013年05月15日ゼビオは自分の体質に合ったスポーツ・トレーニングを見つけられる、「スポーツ関連遺伝子検査」の運用を開始する。検査は同社が全国に展開しているスポーツショップ「スーパースポーツゼビオ」内、スポーツドラッグストア「Xiasis」にて行う。同社によると、遺伝の影響を受けると考えられている筋繊維は2タイプに分かれているという。1つは持久力はないが大きな力が出せる「速筋」で、もう1つは大きな力は出せないが持久力のある「遅筋」だ。その速筋の発達と遅筋の形成に関連するのが「ACTN3遺伝子」といわれている。同検査ではこの遺伝子が作り出す“アクチニン3タンパク質”が、遺伝的にどう作り出されているかを検査した。この検査によって、「速筋の発達と遅筋の形成に関わる遺伝子のタイプ」「どんなスポーツが自分に向いているか」「スポーツでより高いパフォーマンスを出すための、トレーニング方法」が分かる。適性からスポーツを限定するのではなく、その中でもより適したポジション・役割を見極めることができる。そのため、より有効なトレーニング方法を見つけることができるのが特徴とのこと。同検査は店頭で検査の申し込み受付し、その場で綿棒を使って簡単に口腔(こうくう)粘膜を採取。口腔粘膜を検査機関に送り検査を行う。検査は約2~3週間かかり、検査結果を基に作成された報告書が依頼者に渡される。サービス開始は9月1日から。実施店舗は長岡千秋店(新潟県・2012年9月中旬オープン)、キャナルシティ博多店(福岡県・2012年9月中旬オープン)、あすと長町店(宮城県)、横浜みなとみらいクイーンズイースト店(神奈川県)など全国11店舗。料金は5,800円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日何を食べてもおいしい季節。でも、同じように食べても太りやすい人と太りにくい人がいるのはなぜなんでしょう?腸内に住んでいる細菌の種類によって、肥満になる確率が変わる、そんな驚きの研究結果があるそうです。どういうことなのか、平田雅子先生に詳しく伺ってみました。人間の胃腸管内には、その内壁を覆うように無数の細菌がすみついていて、これが「腸内細菌」といわれているものです。腸内細菌は、食物の消化吸収や免疫機能の強化・ビタミンの生成・中性脂肪・コレステロール・血糖の代謝促進など、さまざまな働きをしています。人間やマウスに住む腸内細菌は1,000以上の種類があり、「B類」か「F類」のどちらかのグループに属しています。そこで、太ったマウスとやせたマウスの腸内細菌B類とF類の割合を比べた結果、太ったマウスはB類細菌が50%以下と、非常に少ないことが分かったのです。この現象は人の場合も同様で、太った人ほどB類が少なかったとのこと。さらに研究者が、太ったマウスにカロリー制限を行い体重を減少させたところ、B類が増えると同時にF類が減ったそうです。また、細菌が全くない状態で飼育したマウスに、太ったマウスの腸内細菌を与えた場合と、やせたマウスの腸内細菌を与えた場合でそれぞれ飼育し、体重の変化を調べました。すると、太ったマウスの腸内細菌を与えたマウスの方が、体重が増加するという結果が出たそうです。これらの結果から、B類細菌が減ってF類細菌が腸内に増えると、食事からのカロリー回収率が高まり、肥満になりやすくなるのではないかと考えられています。現在の研究段階では、残念ですが肥満を解消する以外に、B類細菌を増やす方法は明らかにされていません。でも、栄養バランスの良い食生活を送り腸内環境を整えることは、ダイエット以外にも美容や健康の維持にも必要なこと。特に、食物繊維、オリゴ糖、酵素を含む食品は腸内環境を整えるためにオススメの食材です。普段の食生活に上手に取り入れてみてください。【関連リンク】人には言えない女子の悩み相談【ビューティ&ダイエット】ピルを飲んでカンジダになる?マリー先生の相談室【コラム】専門医の教え。重要なのは「順番」食べ順変えるだけダイエット!
2011年11月02日経済的理由で治療中断38%景気に明るい兆しが見えず、失業率の上昇や派遣切りなどが問題視されている一方で、患者が治療費を払うことが困難となり、治療を途中でやめるケースが増えていると報告されます。鳥取県保険医協会が、全国保険医団体連合会の呼びかけに応じて、医師・歯科医467人を対象に115人から回答を得た実態調査で、下記のような調査結果が報告されています。毎日.jpによると「患者の経済的理由で治療を中断した」と答えた医師数は44人(38・3%)▽「なかった」が32人(27・8%)▽「わからない」が39人(33・9%)だった。と、回答した医師のうち38%にあたる44人が「患者の経済的理由で治療を中断した」と答えています。中断した患者の病気は高血圧12人▽糖尿病11人▽高脂血症7人▽虫歯7人▽前立腺肥大3人など。が挙げられており、通院をしいられる慢性的な病気が多く報告されています。調査結果では、治療を継続する上での費用がかさみ途中で治療を断念する様子が伺えます。命に関わるケースが存在する場合もあり、治療費の補助を行政が行うなど、なんらかの形で対処が必要と指摘されます。
2010年11月09日通院による治療費も保障損保ジャパンひまわり生命保険は11月、通院による治療費も保障するがん保険を発売する。入院を伴わない通院治療を制限なく保障するのは、生命保険業界初となる。新しく販売されるのは、「勇気のお守り」で、販売開始は11月2日。初の「がん外来治療給付金」を創設がんの治療は入院から通院に大きくシフトしており、がん保険において通院保障の充実を求める声が多い。損保ジャパンひまわり生命保険では、こういった実態を調査したうえで「勇気のお守り」を開発した。「勇気のお守り」では、生命保険業界初の「がん外来治療給付金」を創設しており、「がん先進医療特約」をはじめとするオプションが用意されている。さらに、医療保険『健康のお守り』用に「がん外来治療給付金」「がん診断給付金」を特約化している。同社は、がん治療に立ち向かう勇気を守りたいとしている。
2010年10月02日