2020年2月生まれの男の子・たろうくんのママ・てんてこまいさんが備忘録としてゆる〜く描く、親バカ全開!?な育児絵日記。てんてこまいさんは、イヤイヤ期の3歳・たろうくんと、生後1カ月の赤ちゃん・はなちゃんの2人育児の真っ最中! 思っていたより、大変な瞬間が多々あるようで……。思ってたよりエグい2人育児 1.帰りたくない3歳児×おもらし赤ちゃん 赤ちゃんのおむつを替えるタイミングと、上の子の遊びがひと段落つくタイミングって、なかなか一緒になりませんよね……。 2.お風呂に入りたくない3歳児×黄昏泣き赤ちゃん お風呂に入りたくないと言っていたのに、いざ入ると今度は上がりたくないと言い出す、あまのじゃく現象もあるあるなのではないでしょうか? ママは落ち着いて服を着たり、髪の毛をゆっくり乾かしたりする暇もなかなかありません。 3.かまってほしい3歳児×腹ペコで泣き叫ぶ赤ちゃん 夕食と授乳時間が重なったら、もう大変! 甘えたいたろうくんは、いろいろな手を使って脱走してしまいます。そんなときに搾乳したミルクがこぼれたら、もう泣いてしまいそうですね。 子どものように「ごめんね」→「いいよ」がすぐにできるほど心に余裕がないてんてこまいさんの気持ち、痛いほどよくわかります。 SNSのコメント欄には、 「自分のことを描いてもらっていると思うくらいそのままで、同じような方がたくさんいることに少し安心しました」「産後で体もつらい中、常にどちらかを抱っこしてる状態で、夫が帰宅するころには私が心身共にズタボロでした」「わが家の現在そのもの! イラストにしてくださるとなんだか客観的に見えて、楽しそうに思えますね!」 など、共感の声が多数! 子育てはいつか落ち着くと頭ではわかっていても、キャパオーバーになってしまうときもありますよね。人を育てるという大仕事をしているのですから、心に余裕がなくなってしまうのも当たり前。自分を責めすぎず、「毎日頑張っている!」と自分で自分を褒めつつ乗り越えましょう! 著者:マンガ家・イラストレーター てんてこまい
2024年05月08日練習の直前に「行きたくない」と言い出す息子。最近では試合前や試合中にお腹が痛くなることも......。元々運動能力向上のために親がサッカーをさせたので、本人の決断を待とうと思うけど、毎回直前に言われると憂鬱。「今日は休もう」と言ってあげるのが良いか、「頑張ろう」と励ますのが良いか。親としても疲れてしまった、というお悩みをいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、3つのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<試合があることさえ知らされない息子が情けない。移籍したほうがいいかな問題<サッカーママからの相談>親としての対応について悩んでいます。サッカーを2年生の冬から始めて約2年半になります。もともと運動がそんなに得意ではなく、サッカーを始めたのは親からの働きかけによるもので、少しでも運動能力が向上したらいいな、仲間を作って継続的に運動してくれたらいいなと思ってのことでした。その後チームメンバーの入れ替わりなど多々ありましたが、メンバーにも恵まれ楽しく通っていたのですが、ここ2か月ほど前から直前になると行きたくないと言うようになりました。親としては続けてほしい気持ちもあり初めのうちは半ば強引に行かせていたのですが、試合前や試合中にお腹が痛くなることがでてきました。精神的なものが身体にも出てきて、週末が家族みんな楽しくなくなるのであれば意味がないと思い、本人にもサッカー辞める?と聞くのですが、辞める決断はできないようで辞めるとはなかなか言いません。練習も試合も行ってしまえばある程度楽しくはやっているようです。ただ、他のメンバーのようにもっとやりたいという気持ちはなく、気持ちも技術もついていけなくなっているとも感じています。本人が決断できるまで待つつもりでいるのですが、毎回直前に行きたくないと言われるので、その度に憂鬱になりますし、欠席連絡をするのも気まずいです。本人も行きたくないと言っていることはあまり知られたくないという葛藤もあります。この先、行きたくないと言った場合、じゃあ今日は休もうとすぐに言ってあげるべきなのか、それとも頑張ろう!と説得するべきなのかどうするのがいいのでしょうか?できれば続けて欲しいと思っている気持ちと、もう対応に疲れたからサッカー自体やめてほしいという気持ちの狭間で揺れています。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。息子さんをよく見ておられるなと感心しました。本人が決断できるまで待つつもりではいる、と書かれています。お母さんとしては息子さんの気持ちに寄り添おうと努力していらっしゃいます。けれども練習のたびに行きたくないと言われれば、やはり憂鬱になりますね。葛藤し続けた末にご連絡くださったようです。■子どもが「行きたくない」と言ったときに無理強いはしないで息子さんの姿は、私には不登校の子どもたちと重なって見えます。本当は学校に行きたい。友達と一緒に学んだり、遊んだりしたい。それなのに、朝になると布団から出られなくなる。そのように不登校になっている小中学生は、2022年度で29万9048人と過去最多になりました。前年度から2割強と10年連続で増え続けています。特に著しいのは小学生の不登校で、10年前の約5倍(中学生は約2倍)です。息子さんもサッカーに行きたいけれど、何らかの理由で行けないのです。ご存じかと思いますが、子どもが「学校に行きたくない」と行き渋りを見せたとき、私たち親は「頑張って行きなさい」などと無理強いしてはいけません。このような「登校刺激」をしないほうがいいことは、小中学校の教員の間では共通認識されています。私は不登校についても多く取材してきましたが、無理に学校へ行かせようとするなど親のマルトリートメント(避けるべき子育て)によってこころを病んだ子どもたちをたくさん見てきました。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「頑張って行きなさい」と言ってはいけない理由「頑張って行きなさい」と言ってはいけない理由を考えてみましょう。そもそも学校に行きたくないと感じた時点で、子どもたちはすでに疎外感や敗北感を抱いています。みんな平気で通っているのに、自分はおかしいのかな、ダメなやつなのかなと自己肯定感が落ちています。そして何より、お母さんやお父さんを悲しませる、がっかりさせると思っています。したがって子どもが親に「学校に行きたくない」と告げるのは、非常に勇気がいります。もちろんサッと自分の気持ちを言える子もいますが、多くの場合は我慢に我慢を重ねています。必死で頑張り抜いた末に告白しているのです。■子どもは親の「運動能力向上」「仲間づくり」の願望を知っているここからは、不登校をサッカーの行き渋りに置き換えてお話ししますね。息子さんはお母さんが「少しでも運動能力が向上してくれたら。仲間を作って運動してくれたらいいな」と願っていることをきっと知っていることでしょう。だから今まで頑張ってきた。でも、だんだん頑張れなくなってきた。そこで勇気を出して自分の気持ちを明かしたのです。それなのにお母さんから「そんなこと言わないで頑張れ」と言われたら、息子さんはどう感じるでしょうか。もしかしたら「お母さんは僕の気持ちを全然わかろうとしてくれない」と落ち込んでしまうかもしれません。■アドバイス①理由を子ども自身が言語化できないから「なぜ?」と聞かないことでは、どうすればいのか。三つほどアドバイスさせてください。すでに「頑張って行きなさい」と言ってはいけないことはご理解いただけたかと思います。ここでもうひとつ言ってはいけないのが「なぜ行きたくないのか?」と理由を尋ねてしまうことです。10歳といえば小学3年生か4年生ですね。まだ自分の気持ちをうまく言語化できない学齢です。加えて、何かをしたくない、行きたくないといった行動の背景には複数の原因があります。つまり、理由は複合的なのです。「お母さん、僕にもいろいろあるんだよ。上手く言えないけど、とにかく行きたくないんだよ」そう叫びたいのだと私は考えます。「理由はどうでもいいよ。行きたくないなら行かなくていい」そう言ってあげましょう。サッカーも学校も、親は「子どもが楽しめているか」を軸に考えてあげましょう。■アドバイス②何かのきっかけでサッカーとの縁がつながることも決断を急かさないこと2つめは「いつ辞めるの?それとも辞めないの?」と決定を急かさないこと。大人はつい急ぎたくなります。しかし、子どもの気持ちの流れと大人のそれは全く違うものです。そこを理解して、最後まで自分で決めさせましょう。サッカーの始まりは親主導だったと書かれています。であればなおのこと、どうするかは本人に任せてください。行きたくないなあと思っていても、何かのタイミングで行ってみたら楽しかった。もう一度行ってみたら、今までできなかったことができた。そんなふうにしてサッカーとの縁がつながることもあります。お母さんも「続けて欲しいと思っている気持ちと、もう対応に疲れたからサッカー自体やめてほしいという気持ちの狭間でも揺れています」と書かれています。お母さんと息子さんの振り子は恐らく同じでしょう。息子さんも「続けたいけど、疲れたからやめたい。やめたいけどやめるのも恥ずかしい」そんな感情があるのかもしれません。■アドバイス③親自身が孤独にならないよう、周囲に話を聞いてもらおう(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)最後の3つめ。家庭ではサッカーの話はせずにリラックスさせてあげること。ただ「サッカーのこと、何か話したくなったらいつでも言ってきてね。お母さんもお話聞きたいから」と言ってあげてください。そこで、心配だからとか、お母さんも当番とかあるからなどと大人の都合を出さないほうがいいでしょう。そして何よりもお母さん自身が孤独にならないよう、お父さんがいればお父さんに気持ちを話しましょう。2人の子どもですからどんなことでも背負う重さを共有してください。もしシングルであるならばママ友や話ができる人に聴いてもらってください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年05月08日主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。ある日、些細なことで2歳の香奈ちゃんとケンカになり「あっちいけ!」と怒鳴ってしまったパパ。すると少し目を離したすきに香奈ちゃんの姿が家の中から消えてしまいました。家の外で香奈ちゃんを探し回っていたパパは、ふと香奈ちゃんが生まれたころのことを思い返します。元々子どもが苦手だったパパは、日々仕事と育児に追われる中で次第に香奈ちゃんのことが負担になっていました。 そんな中、急遽ママが1週間入院することになり、ひとりで子育てする孤独さと命の重さを痛感。 ママが退院したあと、飲み歩いてリフレッシュしたパパ。しかし、その後ママが発熱し、再び香奈ちゃんをひとりでお世話することに。 そして、ママが体調を崩して3日経ったころ、パパはママに促されて、香奈ちゃんと公園へ行くことになりました。 初めて公園へ行くと思わぬ事態に まだ遊具で一緒に遊べない赤ちゃんと公園へ行く意味ないだろ……パパは、ベビーカーの中で眠る香奈ちゃんの横でスマホを見ていました。 そこへ女の子が駆け寄ってきます。しかし、子どもが苦手なパパは、どう接していいのかわかりません。 「おじさん、こわーい!」女の子が逃げた先には、パパに冷たい視線を送っていた母親の姿が。「うちの子に、何したんですか!?」 理不尽に感情をぶつけられたパパは、何もしていないと弁解したうえで、「親ならば、ちゃんとお子さんの様子を見ていてはいかがですか?」そう言い返し、公園を後にしたのでした。 決してパパに悪気があったわけではありません。ただ、自分に対してぎこちなく接する姿に、女の子は不信感を抱いたのかもしれません。 公園はさまざまな価値観を持つ人が利用します。戸惑うこともあるかもしれませんが、お互いに理解し合って過ごせるといいですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2024年05月08日3歳のわが子はとても食が細く、ひどい偏食。私は栄養バランスのとれた食事を用意して、子どもの機嫌をとりながら食べさせる毎日にヘトヘト。思い通りにならず、自分で自分を責める日々でした。そんなころ、夫と子どもの食事のしつけについて揉めたときの体験談です。 偏食の長男へ手を焼いていた私偏食で少食な3歳の長男に毎日手を焼いていた私。子どもには栄養のあるものをまんべんなく食べさせたいと思う私は、長男が好きな食材と苦手な食材を組み合わせたり、調理法や見た目の飾り付けをしたりして、食欲が増すようにといろいろ工夫をしていました。 しかしどんなに工夫しても、気分がのらなかったり嫌いな食材が見えると食べない長男。「せっかくこんなに頑張って用意したのに……」と私はイライラして、親子ともに食事の時間を苦痛に感じるほどでした。 パパがいるとご機嫌で…そんなわが家の食卓ですが、パパが一緒にいるときは様子が違うのです。パパは仕事が忙しく、なかなか一緒に食事をとることができないのですが、子どもにやさしく、叱ることはありません。長男は大好きなパパが一緒だとご機嫌で、食事よりもパパと遊ぼうとするほど。 私が「今日はパパが食べさせてね」とお願いすると、夫は長男の遊びの誘いに乗って、歌を歌いながら、そしておもちゃでままごとをしながら、「あーん」とスプーンで食べさせ始めたのです。 夫の気づかいと私の教育方針の対立それを見た私は、夫に対して怒り心頭! 今まで私が食事のしつけをしてきたという自負があり、夫がそれを崩したと感じたのです。 私の怒る姿に夫はすぐに謝ってくれ、自分の考えを話してくれました。「食事は楽しい気持ちで食べないと、長男にとっても食事が負担となるだろう」という考えのようでした。 私も叱ってばかりの楽しくない食卓は嫌です。家族の食卓は楽しいものにしたい。話し合うことでお互いの主張を尊重し、夫婦の意見は一致しました。私が子どもにはきちんとした作法で食事してほしいと思って行動していたことも、夫がきちんと理解し尊重してくれたことがうれしかったです。 これからは、子どもの教育方針について私ひとりで背負い込まず、夫と相談しながら決めていくことにしました。家族が楽しい気持ちで食事できるように、雰囲気のいい食卓をみんなで作り上げたいです。 イラストレーター/山口がたこ 著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月08日「お友達が嫌な気持ちになるよ?」と……木村祐一さんと西方凌さんは2012年5月に結婚。2016年11月に長女、2020年2月に長男が誕生しています。今年4月には「沖縄へのプチ移住」を発表しました。5月7日、「最近、これまでで一番の反抗期を迎えている娘。制御不能のティーンエイジャーのような態度と口調に頭を抱えています」と打ち明けた西方さん。「これまでの七年半、反省して悩んで解決策を探り取り組み…を繰り返してきた」という7歳半になる長女の子育てについて、反省を綴っています。最大の反省点は「幼少期に怒り過ぎた事」「人の目を気にし、相手(お友達)の気持ちを尊重し過ぎて娘の心を大切にしなかった」。長女が小さかった頃、「娘は感情を怒りで表す事が多く、気も強く口調がキツいので誤解されることもしばしば。幼少期はトラブルも多かった」ことから、必要以上に怒ってしまう時期があり、「理由だってあったはずなのに、気持ちに寄り添う前に叱るのではなく怒ってしまっていました」と振り返りました。印象的なエピソードとして綴ったのは、長女のお友達が「一緒に帰ろう」と誘ってくれたときのこと。『娘はその時、一人で帰りたい気分だったらしく「どうしようかな…」と答えてその場で動かなくなりました。はっきりしない娘に「一緒に帰りたいって言ってくれてるんだから一緒に帰ろうよ。」と言うと「やっぱり一人で帰ろうかな」と。お友達も相手のお母さんも見ていて一緒に帰るのを待ってくれていたので、私は思わず手を引き半ば無理矢理一緒に帰りました。すると娘は、友達より先に歩いたり 話に返事をしなかったり…「なんだか、ごめんね」と、私はお友達とママに謝り別れました。』(西方凌さんInstagramより)その後、西方さんが長女に「どうしてそんな態度なの?お友達が嫌な気持ちになるよ?」と言うと、「だから私は最初から一緒に帰りたくないって言った」という返事。それでも「でも、一緒に帰ろうって言ってくれてるんだから一緒に楽しく帰れば良かったじゃない?」と重ねて諭そうとしたところ……長女は、「じゃぁ私の気持ちはどうなるの?」と言ったのだといいます。この一言に衝撃を受けた西方さんは、「私は周りにどう思われるかばかりを気にして、娘の気持ちを大切にしていなかった。トラブルを無くすことばかり考えていて、娘の気持ちには何一つ寄り添えていなかったのです」と、自らの過ちに気づいたそうです。過去の様々な出来事を振り返り、「あの時も、この間のあの出来事も。私は娘の気持ちではなく、人の目やお友達の気持ちを優先にしてきたな」とあらためて気づいた西方さんは、教育セミナーを受けて教わったことを実践しますが、「分かっちゃいるけど出来ない…の連続」。ただ、長女自身も成長とともに「自分の怒りっぽいところを直したい」と思うようになり、頑張っているといいます。そんな西方さんがひとつはっきり分かっていることだと断言するのは、「私自身が変わらなければ 娘も変われないと言う事」。『「変わりたい」と泣く娘の為にも今は、娘に寄り添い 全てを受け入れ 厳しく咎めず、心に余裕を持ちたい。(理想は高く)』(西方凌さんInstagramより)長い時間がかかるとしても、まず自分を変えることで娘を、そして親子の関係性を変えていくという西方さんの宣誓に、夫・木村さんはコメント欄で「凄く、しかも真摯に向き合う形。今は多少離れているけど、一番近くで見ているつもりです。私こそ変わります。変えていきます。どうぞ宜しくお願いしますねかーちゃん」と記していました。また、同じような経験を持つ人は少なくないようで、「私も同じように周りに我が子を合わせようとしてしまう事があります」「読みながら涙が出ました。なぜなら、本当に同じ経験をしたからです」「泣いてしまった…私も怒りすぎ、人の目気にしすぎで」と、共感の声が多く寄せられています。2つの反抗期の間にある「中間反抗期」我が子への接し方に悩まない親はいないでしょう。イヤイヤ期を経て小学生になり、ちょっとお兄ちゃん・お姉ちゃんになったと思ったら、すさまじい反抗期が訪れて戸惑う人も少なくないようです。年長さん~小学校低学年頃のお子さんは、素直に親の言葉を聞き入れず反発することがよくあります。「中間反抗期」と呼ばれるものですが、この時期は少しずつ世界を広げて自分を確立しようとしたり、何でも自分で考えてやってみようと試行錯誤しています。頭ごなしに叱ったり親の考えを押し付けたりせず、子どもの意思を尊重してあげたいものですが、親としてどんな心構えで接すれば良いのか考えてみましょう。たとえ失敗に繋がったとしても、先回りして口うるさく言うよりも「自分で決めてチャレンジできた」経験・「失敗を踏まえてどうするかを考えられた」経験のほうがこの時期の子どもには大切です。成長するいい機会だと思い、落ち着いたタイミングでゆっくりと話を聞いてみましょう。少しずつ親離れを始めるこの時期、親側は干渉しすぎず、見守りの姿勢を身につけることが大切です。いじめや犯罪などモラルに反すること、危険なこと、家族の約束事として守ってほしいことは毅然と注意する必要がありますが、友達との秘密や自分だけにしておきたいことを無理に聞き出すのはぐっとこらえましょう。生意気な言動をとる子供に対し、カッとなって激しく怒りたくなることもありますよね。ただ感情に任せてきつく言うことは逆効果です。伝えるべきことを簡潔に伝え、こちらの感情をぶつけないように心がけましょう。たとえ反抗的な態度を取っていても、本当はまだまだ甘えたい気持ちもある子ども。大人に突き放すような態度を取られると、受け入れてもらえない不安や孤独感を感じてしまいます。子どもの頃に育まれる自己肯定感は、主体性を持って人生を前向きに生きる原動力です。未熟なところはたくさんあっても、自分なりに色々なことを考えているのです。他のきょうだいやお友達と比較して責めたり否定したりすると、劣等感を強めて自己肯定感の低い子になってしまうこともあります。「誰と比べてどう」ではなくあくまでも1人の人として「こうしてほしい」「こうなってほしい」ということを伝えるようにしましょう。参照:小学入学前後に来た「中間反抗期」の5つの特徴とは?効果ありの対処法とタイプ別関わりのコツ【心理カウンセラー解説】
2024年05月08日これまでも働くパパママを対象としたユニークな育児支援制度の充実に力をいれてきたEDISONmama(読み:エジソンママ)ブランドを有する株式会社ケイジェイシーが、産休・育休復職率100%を長期継続させるため、新たな休暇制度「こどもといっしょ休暇制度」を2024年4月1日より導入しました。復帰ママ<背景>導入を開始した4月は保育園や小学校の入園入学と同じく、職場復帰のシーズンです。職場復帰に向け不安を抱えるパパママは9割を超えており(※1)、その理由として、職場の変化についていけるのか、時短勤務で成果を出せるだろうか、といった仕事の不安はもちろんのこと、保育園からの急なお迎えの連絡や、お子様の発熱などによるお休みで会社に迷惑をかけてしまうかもしれない…など、育児に関する様々な思いを感じているようです。免疫機能が未熟なお子様が生まれて初めて集団生活に参加するとなると、社会生活の荒波にもまれ、すぐに体調を崩しがちになってしまうケースも少なくありません。ある病院の調査(※2)でも「0歳児クラスは1人あたり年平均19.3日、5歳児クラスでは平均5.4日病欠」となっており、保護者の心がけだけでコントロールできるものではありません。在宅勤務子供が風邪や病気、怪我をした…など、“自分は元気なのに会社を休まなければならない”と、休まざるを得ない状況があることや、子供の面倒をみながら在宅勤務をすることが想像以上に従業員の心身に負担な場合があること、またその中でも“業務を遅延なく進めたい”といった社員の気持ちや不安があることが社内の調査でわかりました。そこで、会社としても支援が必要だと判断し、通常の年次有給休暇とは別にプラスで有給の特別休暇を付与する制度(※)「こどもといっしょ休暇制度」を設けました。0歳から、小学校一年生になる年まで、最大で年10日間の特別有給休暇を付与することと、週に1度は在宅勤務を認めることで、子供に寄り添える時間を提供し、子育てと仕事の両立を支援する制度です。※特別休暇制度とは、休暇の目的や取得形態を任意に設定できる法定外休暇を指します。現在株式会社ケイジェイシーは、育休中の社員が4名、6歳以下の子育てをしながら働いている従業員は2割を超えており、子育て環境について頻繁に意見交換がされています。これまでも、社会問題としてあげられてきた少子高齢化対策に寄与したいという従業員たちの考えを具現化すべく育児支援制度を充実させてきましたが、さらにこれから妊娠・出産・育児を検討する全ての従業員にとって働きやすい職場環境を整えるため、今後も新たな取り組みを検討しています。<育児に関するユニークな福利厚生をご紹介>〇時短勤務・時差出勤選択制度(お子様の年齢に制限なし)〇出産お祝い金の支給(1人目30万円、2人目40万円、3人目50万円)〇子女教育手当金(19歳まで、毎月お子様の数に応じて支給)〇有給休暇を1時間単位で利用可能(お子様の有無に関わらず全員利用可能)<こどもといっしょ休暇 対象者の声>商品企画開発部 次長S昨年2023年5月から職場復帰しました。長女が小学校2年生、長男が0歳クラスの入園で、最初の3ヶ月はまともに出社できず周りにたくさん迷惑をかけましたが、子供を優先できる社風もあり、上司や同僚が支えてくれました。上の子供の学級閉鎖もあり、通常であれば手持ちの有休がなくなって欠勤になってしまうところ、この休暇制度があることで安心してお休みをとれることが本当にありがたいです。また、小学校卒業まで時短勤務を選択できることも他社より融通が利くなと感じています。企画のチームは11人中10人が女性で、その中でも3人が育休・産休を取得中です。赤ちゃんを迎えることにとても前向きな雰囲気を感じていて、妊娠の報告があるたびにみんなで喜びを分かち合えるメンバーがそろっています。商品企画開発部 次長S海外事業部 主任K私が育休を取得したのはちょうど1年前になるのですが、実際に取得したのは約1か月間でした。当時妻は実家に帰省しての出産だったため、妻の実家に一緒に帰省し、リモート勤務しながら、さらに産後パパ育休も利用するというハイブリッド勤務をさせてもらいました。生まれたての我が子と過ごせる期間、赤ちゃんにどっぷりと関われた期間はかけがえのない宝物で、今でもやる気の源になっています。今年からスタートした「こどもといっしょ休暇」は、妻だけに負担させないように…という会社からの気づかいだと認識して、積極的に活用していきたいと思います。海外事業部 主任K<人事担当者より>お子様の小さな「できた」を応援し、成長を見守ることを楽しみ、みんなが安心して助け合うことができる社会をつくることをブランドミッションに掲げるEDISONmamaとして、少しでも社員の夢が実現できるライフスタイルを後押しできるよう取り組みを続けています。私たちの取り扱う製品は、店頭や街中で自分が携わった商品に出会ったり、お客様が直接手に取ってもらったりする姿を目にすることができ、どの職種もやりがいを感じることが出来ます。現在、株式会社ケイジェイシーでは、一緒に働いてくださる方を募集しています。〇いままでの経験を活かしながら、仕事と育児の両立をしたい方〇新しいものを生み出すことが好きな方〇モノづくりの経験をお持ち方〇モノを売る営業経験をお持ちの方〇グローバルな販売・製造の経験をお持ちの方皆様からのご応募をお待ちしております。(※1)復職後の不安9割超え マイナビ子育て調べ (※2)保育園児の病欠頻度に関する研究[東女医大誌第87巻第5号146~150平成29年10月] 【会社概要】■会社、ブランド説明〇株式会社ケイジェイシーケイジェイシーは「EDISONmama」ブランドをはじめとするベビー・キッズ用品の企画・販売、育児支援サービスを行う日本のメーカーです。主力の「エジソンのお箸」、「フォーク&スプーン」は、子どもの使いやすさ・食べやすさを追求し、その素材・サイズ・フォルム・形状・機能に徹底的にこだわり企画開発。豊富なラインナップで、ベビー・キッズカトラリーのトップブランドとなっています。さらに食事サポートグッズ、体温計、鼻水吸引器といったヘルスケアから、歯がため、衛生用品、食品、スキンケア、子育て支援アプリと、ベビー・キッズを全方位でケアするラインナップを展開しています。会社名 : 株式会社ケイジェイシー代表者 : 崔 鍾植(チェ・チョンシク)所在地 : 〒140-0001 東京都品川区北品川1-10-4 Y.B.ビル5F設立 : 2003年3月6日事業内容: ベビー&キッズ事業部、ツアー事業部、エンターテイメント事業部会社URL : ブランド: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月08日長野県辰野町にて、子育て家族向け会員制宿泊サービス「Co-Sato(こさと)」を運営するMoonBase株式会社は、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、施設改修費用・新規会員の募集を開始しました。募集期間は2024年4月23日(火)から5月26日(日)、目標金額は150万円で、開始2週間で90万円を突破しました。クラウドファンディングページ: 子育て家族向け自然体験宿泊サービス Co-Sato■「Co-Sato」立ち上げの背景と概要子連れ旅行には「子連れ最適な宿、体験を探す手間がかかる」「荷物が多く移動が大変」「子どもに付きっきりで親の気が休まらない」などの課題があります。「Co-Sato」は、そんな子連れ旅行にまつわる悩みを解消する子育て家族向け会員制宿泊サービスです。複数の会員家族と学生スタッフで一緒に田舎暮らしを送る体験を提供します。本クラウドファンディングにて調達した資金は2023年1月に長野県辰野町にプレオープンした第1号拠点の施設改修費用に充てます。Co-Satoの特徴■Co-Satoの特徴(1)長野県辰野町の豊かな自然環境畑作業、山菜採り、森遊び、川遊び、動物との触れ合いなどの自然体験を楽しめます。辰野町地域おこし協力隊を務め、地域の見所を熟知した管理人が、利用者の希望に応じて体験をコーディネートし、行き先探しの手間を解消します。(2)複数家族で一緒に宿泊3家族で一緒に宿泊し、ライフステージや子育て観の近い家族同士の交流を楽しめます。(寝室は家庭ごとの個室有)(3)遊び・生活をサポートする学生スタッフ学生スタッフが遊び相手をすることで、子どもたちを心ゆくまで楽しませるとともに、宿泊中の親御さんの負担を軽減します。(4)子育て家族に特化した宿泊設備おむつ・玩具・ベビーチェアなどをご用意し、最小限の荷物で宿泊に来られる環境を整えることで移動の負担を軽減します。■取材について以下日程でしたら、当社代表の小菅 勇太郎へのインタビュー、東京からお越しの子育て家族がヤギの餌やりや森遊び、田植え(5/26のみ)をしている様子などをご取材いただけます。是非ともご取材賜りますよう、お願い申し上げます。5月17日(金)、18日(土)、19日(日)、24日(金)、25日(土)、26日(日)Co-Sato辰野川島拠点ヤギとの触れ合い森の中でBBQ川遊び■クラウドファンディングプロジェクト名: 子育て家族の「行きつけの田舎」Co-Satoが、長野県辰野町にオープンします!実施期間 : 2024年4月23日(火)~5月26日(日)URL : ■MoonBase株式会社について本社所在地: 長野県上伊那郡辰野町辰野1705-1 STUDIOリバー 3F代表取締役: 小菅 勇太郎設立 : 2021年7月事業内容 : 子育て家族のための会員制宿泊サービス Co-Sato・地域活性化コミュニティ Rural Labo・地域留学サービス Rural留学・まちの関係人口創出事業ほかURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月08日主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。ある日、些細なことで2歳の香奈ちゃんとケンカになり「あっちいけ!」と怒鳴ってしまったパパ。すると少し目を離したすきに香奈ちゃんの姿が家の中から消えてしまいました。 家の外で香奈ちゃんを探し回っていたパパは、ふと香奈ちゃんが生まれたころのことを思い返します。 元々子どもが苦手だったパパは、日々仕事と育児に追われる中で、次第に香奈ちゃんの育児が負担になっていました。 そんな中、急遽ママが1週間入院することに。ひとりで赤ちゃんの子育てする孤独さと命の重さを痛感しながら、ママの帰りを待っていました。 束の間の解放!しかし、再び訪れる悪夢… ママの帰りを待ちわびていたパパ。しかし、ママはそんなパパに見向きもせず真っ先に香奈ちゃんの元へ駆け寄り、抱っこします。 少し寂しさを感じながら、ようやく香奈ちゃんと2人きりでの生活から解放されたことに歓喜しました。 久しぶりに飲み歩いてリフレッシュしたパパ。そんな矢先、またママが発熱。パパは再び香奈ちゃんと2人きりでの生活を強いられることになったのでした。 体調不良は仕方のないこと。困ったときは助け合うのが夫婦です。しかし、ひとりで子どもをお世話することが多いと、どうしても自分ばかりが子育てしているようで、もどかしく感じるかもしれません。 また、ちょっとしたすれ違いで心が折れてしまうこともあります。大変なときだからこそ、パートナーに対する思いやりと感謝の気持ちも持って、支え合って子育てできるといいですね。 <育児に悩んだら>育児に悩んだり、困ったときは相談窓口に相談するのも一つの方法です。『よりそいホットライン』では、電話、FAX、チャットやSNSによる相談に専門の相談員が対応してくれます。悩みの内容は、暮らしの悩みごとやDV・性暴力などの相談、外国語による相談をしたい方など多岐にわたっています。まずは、0120-279-338(岩手県、宮城県、福島県からは、0120-279-226)に電話してください。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2024年05月07日神経質で負けずぎらいな4歳の息子。そんな息子の言動が理解できずに悩んでいるときにママ友と子育て講話に行くことに。そこで出会った講師からの言葉に、私は衝撃を受けますした。講師が教えてくれた目からウロコの考え方でした。 理解しがたい息子の見方が180°変わった!神経質で負けずぎらいな4歳の息子は、納得いかないことがあると長くて1時間くらい泣き続けます。そこで、育児本を買ってきて私なりに対処法を探すことに。育児本には「子どもの言うことを肯定しよう」とあったので、「これだ!」と期待を膨らませる私がいました。 ある日、友だちの影響を受けて、自宅の前でなわとびの練習をすることに……。しかしうまく跳べず、「できない」と息子は泣いていました。「今だ!」と思い、「頑張っているね。大丈夫だよ! 跳べるようになるから、またにしようか?」と声をかけるも、負けずぎらいの息子には逆効果。息子は「やめない!」と言って泣き続け、やめようとはしないのです。もう何が正解かわからず、息子を理解してあげられない自分がイヤになりました。 ある日、ママ友から子育て講話に誘われて行くことに。その講師の方は「男の子を育てている方、子どもはカブトムシと思って接してくださいね」と言うのです。続けて「カブトムシの思考なんてわからないでしょ? わからないことを考え続けてもしょうがないんです。だって理解できないんだから」とも……。その言葉に私は衝撃が走りました! その日以降「男の子はカブトムシ」は私にとって、魔法の言葉になったのです。息子の行動に困惑しても「息子はカブトムシ!」と思い出すだけで、気持ちがラクになりました。息子の行動が理解できなくても、神経質な息子への対応が面倒だとしても、「全部ひっくるめて子育てを楽しもう。子どもが納得するまでとことん付き合えるママになろう」と思えるようになりました。 作画/CHIHIRO著者:杉山藍神経質な長男とひょうきんな次男の2人の男の子を育てているワーママ。アラフォーへの階段を少しずつのぼり、大好きなお肉の脂が日に日につらくなっているのが悩み。
2024年05月07日子煩悩な夫はいわゆる「イクメン」。3歳と1歳の息子のおむつ替えから寝かしつけ、離乳食作りなど、なんでも率先してやってくれます。そんな夫が何よりも大好きなのが、息子たちと遊ぶこと! 特に次男が歩くようになってからは「ちょっとアクロバティックすぎるのでは……?」と心配になるような遊び方が増えてきたのです。ハラハラしていた私の不安は的中! ついにとんでもない事故が起こってしまったのです……。 誰もがうらやむイクメン夫でも、少し問題あり!?もともと子ども好きだった夫は、長男が誕生したときには大喜び。おむつ替えからお風呂、離乳食作りまで、子どものお世話は何でもしてくれ「目の中に入れても痛くない」状態でした。2歳差で次男が生まれてからもイクメンぶりは変わらず。次男が歩くようになってからは、息子たちを相手に少々アクロバティックな遊びをするようになりました。 日を追うごとに息子たちと夫の遊びはエスカレート。そんな中、ついに恐れていた事態が起こってしまったのです。その日、彼らが楽しんでいたのは「飛行機ごっこ」。寝室で夫は頭から布団をかぶり、まったく周りが見えない状態で、長男はあお向けに寝転がり、次男は真上に上げた夫の両足の上にうつぶせの状態で乗る……という何とも危なっかしいもの。その状態で夫は体を、上下左右に激しく揺らすのです。 すると、バランスを崩した次男が長男の上に落下! 次男は口元を切り、長男のおでこにはくっきりと次男の歯形がついていたのです。念のため病院を受診したところ、大事には至らず一安心。猛省した夫は、それ以来、子どもの様子をしっかり注視しながら遊んでくれるようになりました。 作画/becomachi85著者:江夏恭子2男1女をもつアラフォーライター。上の子2人が自閉スペクトラム症の診断を受けており、日々新たな発見をしながら育児に奮闘中! 夫婦共々、アマチュアバドミントンプレーヤーで、シャトルを打つ音が何よりの癒やし。
2024年05月07日【関連】強迫性障害を抱えながら、年子3人を育てママ約5割は「人間関係」をきっかけにうつへ■うつのきっかけ(原因)は何ですか?1位:人間関係95票(46.1%)2位:仕事45票(21.8%)3位:家族16票(7.8%)4位:環境の変化11票(5.3%)5位:恋愛9票(4.4%)6位:出産・子育て8票(3.9%)7位:分からない4票(1.9%)その他14票(6.8%)※小数点第2位以下は四捨五入1位は「人間関係(職場・友人など)」でした。⼈間関係がきっかけとなり、うつになったと回答した人が多いことがわかります。そして2位「仕事」、3位「家族」、4位「環境の変化」、5位「恋愛」と続きます。「⼈間関係」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・新卒入社の会社はブラックとまではいかなくても、高圧的な特定上司によるパワハラが横行していた。度重なる叱責に過大なストレスを感じ、人生で初めてうつ病を患った。・学生時代いじめをきっかけに登校拒否そして、長年の引きこもりによってうつ病を発症しました。・7年ほど前、仕事が大変になり心身の疲れが一杯になっていた所に実家の両親から地元に帰ることを迫られたり、余りにも多すぎる仕送りをされるなど過干渉が強くなったことでうつ病を発症しました。上司や同僚との関係・上司のパワハラで体調を崩してしまった人が多数。また、「学生時代のいじめによって不登校になり、うつになった」「両親の異常な干渉によってうつになった」というケースもありました。「他人の顔色ばかりをうかがっていた」「自分を追い込んでしまった」などと、自分を抑え込み、何とか耐えようとしていた人が多い印象でした。「仕事」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・時間外労働が月100時間超の月(最高200時間)が5ヶ月続き、体調不良のため受診したらうつ病と診断されました。・教員として働いていた頃、朝7時出勤、帰宅は9時前後、そして保護者対応に学校行事の準備を完全にキャパオーバーしてしまい、家族や友達に会うのも億劫になってしまいました。・責任者になってから膨大な業務量をこなさず日々残業で疲れ果ててしまった事です。「過剰な業務量をこなさなければならなかった」とコメントしている人がとても多かったです。勤務時間内に対応できる仕事量ではないため、残業が増えていき、心身ともに体調を崩してしまったのではないかと考えられます。また「お客さんへのクレーム対応」で会社とお客さんとの間で板挟みに合い、解決しようとして考えすぎてしまったなど、一人で抱え込んでしまい、うつになったというケースもありました。「家族」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・私の家は機能不全家庭という特異な環境だったため、子どもの頃からストレスを常に感じながら生活してきました。父親がアルコール依存症だったのですが、家の中はいつもピリピリしていて両親は常にケンカをしているという家庭環境でした。しかし私が高校生になった頃、徐々に自分自身も精神的に不安定になることが増え、その後うつ病と診断されました。家族が原因でうつ病になり、今現在も通院をしています。・中学生の頃に集団無視されるなどのイジメを受けてから人を遠ざけるようになり、その時もうつの症状が出て約半年くらい不登校の日々が続いていましたが、その後進学して働きに出ることができた時、一番信頼していた理解者の母親が癌で亡くなってしまったことで心が壊れてしまい、酷いうつ状態になって精神科にお世話になっていました。・元夫のモラハラです。子どもが生まれてすぐに態度が変わり、子どもの病気や家計、自営の金銭管理など全てを丸投げにした上に、上手くいかない事は全て私のせいにされ責められ続けた結果、うつ病になりました。特に「父親からの暴力」「両親のけんか」や「家族から将来の期待」など幼い頃からの家庭環境によって、うつになったとコメントしている人が多数。それが当たり前の環境であったからこそ、逃げられない・逃げてはいけないと思い、うつになるまで深刻化してしまったのかもしれません。今回の調査で「自分を追い込んでしまった」「一人で抱え込んだ」という人が多いことから、相談できる環境を意識的に作ることや簡単に助けを求めることができる場所を作る必要性を認識することができました。もし友人や知り合いに相談しにくい場合は、心療内科・精神科の先生やカウンセラーに相談してみるのも一つの方法ですね。調査概要調査対象:うつ病・うつ病の経験がある人調査方法:インターネット調査調査期間:2023年11月02日〜11月16日調査人数:206人(男性95名女性111名)年代:10代(1名)・20代(40名)・30代(76名)・40代(59名)・50代(26名)・60代以上(4名)<アンケート属性>■性別・男性 95名(46.1%)・⼥性 111名(53.9%)■年代・10代 1名(1.9%)・20代 40名(19.4%)・30代 76名(36.9%)・40代 59名(28.6%)・50代 26名(12.6%)・60代以上 4名(1.9%)manaby(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅発達障害傾向のある人が感じた、3位「曖昧な表現が理解できない」2位「ミスが多い」、1位は?✅「定時に帰りたい」新入社員が約半数で過去最大に、「成長のためにたくさん働きたい」は1割以下<最新版・新入社員意識調査>✅離婚した女性の6割が養育費をきちんともらえていない!「生活に全く読余裕がない」女性のひとり親は何と4人に1人
2024年05月07日大人気マンガシリーズ、スカッとドラマさんの『【LINE】別の女と結婚させたがる義母』を紹介します。夫と暮らす主人公。いつも義母に家事をしにくるよう言われ、いびられていました。その日も主人公は、義母に呼ばれてしまい…。≪HPはこちら≫#1【LINE】別の女と結婚させたがる義母出典:Youtube「スカッとドラマ」今日は用事がある出典:Youtube「スカッとドラマ」家事をするのが役目出典:Youtube「スカッとドラマ」嫁は尽くすべき出典:Youtube「スカッとドラマ」毎日家事をしている出典:Youtube「スカッとドラマ」同居を提案した理由出典:Youtube「スカッとドラマ」アパートなのに?出典:Youtube「スカッとドラマ」一軒家を建てればいい出典:Youtube「スカッとドラマ」奨学金の返済もある出典:Youtube「スカッとドラマ」次回予告出典:Youtube「スカッとドラマ」義実家の家事をするのは嫁の役目だといい、同居を迫る義母。主人公は呆れて、義母の住んでいるのは2LDKのアパートだと言いました。すると義母は同居する一軒家を建てるため、主人公にも働くよう言ってきて…。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(CoordiSnap編集部)
2024年05月07日土砂降りの中、5歳の息子とバス停で雨宿りすることに(※写真はイメージです)子どもが5歳の頃、バスで通院していた時期がありました。病院の帰り道、雲行きが怪しくなってきたのを見て「ヤバいなあ、夕立に合うかなあ」と思いながらバスに揺られていました。案の定バス停に降りた瞬間、どしゃ降りの雨!幸いにも屋根付きのバス停だったので、息子と少しのあいだ雨宿りして帰ろうと話をして、小降りになるのを待つことにしました。どれだけ待っても雨は弱まらず、思い切って走って帰ろうとすると……(※写真はイメージです)バス停から家までは走れば10分の距離です。家に着いたらお風呂を沸かそう、などとぼんやり考えていました。他にも何人か雨宿りをしている人がいて、息子が水たまりでびしょ濡れにならない程度に遊んでいると「僕何歳?いい子だね」と声をかけられ、息子はご機嫌でした。しばらく待ってみても雨は一向に弱まりません。雨宿りしていた人たちはお迎えが来て、ひとり、またひとりと帰っていきました。次第に次のバスに乗る人が来だしたので「これはもう邪魔になるな。寒くなってきたし、ええい、走って帰ろう!」と急いで帰ろうとすると、高校生の男の子に声をかけられました。中学生になった息子にも覚えておいてほしい(※写真はイメージです)お兄さんは猛ダッシュで追いかけてくれて「あの!僕、もうバスに乗るから使って下さい!」と言いながら傘を息子に渡すと、そのまままたバス停に戻って行きました。息子と私は2人で、え? え? と困惑してしまいましたが、息子が「お母さん、良かったねえ。」と嬉しそうに傘を広げて私に渡してくれました。大きな傘のおかげで、二人ともびしょ濡れにならずに助かりました。傘をお返ししようと、同じ時間に何回かバス停に行ってみたのですが、お兄さんには会えずじまいで、未だに申し訳なさと感謝の気持ちです。そんな息子も今では中学生。あのお兄さんみたいな優しい高校生になってくれることを、母は願っています。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月07日心配性で産後も不安が尽きなかった私は、産後の手伝いに来ていた母に「赤ちゃんがかわいそう」といわれることがストレスに。ことあるごとに「かわいそう」と言われ、ストレスもマックス。そんな中、夫のひと言で気持ちがラクになったのです。 私の心を軽くした夫の言葉とは 昔から極度の心配性だった私。「無事に生まれてきてくれるかな」と不安ばかりの妊娠生活を送っていました。元気な男の子が生まれてひと安心だったのですが、産後は「どうして泣き止まないんだろう」など不安に襲われることが多くなったのです。事あるごとにオロオロする私。夫はそんな私に「大丈夫だよ」と言ってくれていたのですが、不安はつきません。産後は県外に住む実母が、2カ月ほど手伝いに来てくれていたのですが、そんな私に呆れた様子でした。 あまりにも心配ばかりする私に、母は「そんなに心配ばかりして……赤ちゃんがかわいそうじゃない!」とひと言。その日を境に、母は「かわいそう」と連発するようになりました。私は母の「かわいそうに」を聞くたびに、私が息子にかわいそうな思いをさせているのではないか……と、追い詰められていったのです。 「かわいそう」攻撃が始まって1週間ほどたった深夜、息子が急に泣き出しました。母と夫は2階で就寝中。私は1階のリビングやキッチンを歩き回り、息子をあやしていました。すると、息子の泣き声で目を覚ました母が降りてきて「まぁ、こんなに泣いてかわいそうに」と言ったのです。そのひと言に私は思わず「かわいそうって言わないで!」と怒鳴り、息子に負けない大声で泣いてしまいました。 すると、騒ぎを聞きつけた夫が2階から降りてきて「この子は世界一幸せな子です。こんなにも母親に愛されているんですから」とひと言。思わぬ夫の言葉に「悪かったわね……」と母は気まずそうにしていました。夫が私の気持ちを代弁してくれた気がして、うれし涙を流した私。それ以来、母は「かわいそう」という言葉を封印してくれました。気持ちに余裕がないときは、何気ないひと言もネガティブに受け止めてしまう人も多いと思います。この経験を通して相手に「かける言葉」には気をつけないといけないな、と感じました。 作画/yacco 著者:田所みさお
2024年05月07日母でありデザイナーであるたろすさんが、2021年生まれの娘・じーたんの育児体験をマンガ化!すくすくと成長するじーたんはできることが徐々に増え、そのたびにたろすさんは大喜び! 子どもの“初めて”を見逃さないよう、気の抜けない毎日です。子どもの“初めて”は、予期せず訪れるもの! 「はーい!」ができるようになったじーたんに対し、何度もかわいらしい「はーい!」を求めてしまうたろすさんでしたが……? お風呂に入る人〜…!? 遊びに来ていた双子の姉と一緒に、じーたんの「はーい!」を求めていたたろすさんでしたが、返ってきたのはまさかのハイタッチ! じーたんが初めて見せたハイタッチの尊さに、たろすさんも双子の姉も、天にも昇る心地になるのでした。 赤ちゃんの「はーい!」もハイタッチも、そのかわいらしさは最上級。しかし、それだけでは終わらないのが、成長著しい子ども! じーたんの“初めて”は愛くるしいばかりか、たろすさんに衝撃をももたらしたようで……? 在宅勤務中に衝撃…! お仕事をするママの脇で、じーたんはじょうずにおもちゃ遊びができた自分に拍手……! 「拍手はこうするんだよ」と教えたわけでもないのに、親の行動をまねて初めての拍手をしたじーたんに、たろすさんは仕事が手に付かなくなるほど、感動したのでした。 きちんと教えた覚えはないにもかかわらず、子どもが新たな行動を身につけている——。こうした場面を目の当たりにすると、“親の背を見て子は育つ”ということわざを実感させられますよね。 一方、“親の背を見て子は育つ”ということわざが本当なら、子どもは親の悪い一面をまねてしまう可能性も……? 子どもが前向きにすくすくと成長できるよう、親もポジティブな行動を心がけたいものですね! 著者:マンガ家・イラストレーター たろす
2024年05月06日主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。ある日、些細なことで2歳の香奈ちゃんとケンカになり「あっちいけ!」と怒鳴ってしまったパパ。 すると少し目を離したすきに香奈ちゃんの姿が家の中から消えてしまいました。パパは家の外を、ママは家の中を探しますが、すぐには姿が見つかりません。 さらに家の外で香奈ちゃんを探し回っていたパパは、運悪く雨で濡れた地面に足を取られ、流雪溝(雪を河川に流すための溝)に落下してしまいます。 沈んでいくパパの意識の中で思い出されたのは、香奈ちゃんが生まれたときのこと。元々子どもが苦手だったパパは、香奈ちゃんが生まれた途端不安でいっぱいになります。 父親としての自覚が持てないまま、仕事と育児に追われる毎日を過ごすのでした。 わが子をかわいいと思えない。それどころか… 香奈ちゃんの写真を見て「かわいい」と言う職場の同僚に「本当にそう思ってる? いまだに子猿にしか見えないんだけど……」と、思わず口から出てしまった言葉に動揺を隠せないパパ。 そのうち、自分も「かわいい」と思えるようになるはず......。そう言い聞かせていた矢先、急遽ママが1週間入院することになりました。 ひとりで香奈ちゃんをお世話し続けるパパ。香奈ちゃんの小さな体とは反対に、大きな命の重さを痛感するのでした。 わが子をかわいいと思えないどころか、負担にしか感じなくなっているパパさん。生まれたばかりの赤ちゃんは、お世話しなければ生きていけません。追い詰められ、ときには気が滅入ってしまうこともありますよね。 また、ママの体調が悪ければ、パパひとりで育児をこなさなければなりません。そんな状況でも変わらずお世話していると、孤独に苛まれることもあるでしょう。赤ちゃん期の子育ては、子どもが好きな人でもつらさを感じることがあるものです。 もしも、赤ちゃんの存在が負担でしかないと感じたときには、ひとりで責任を抱え込みすぎないことが大切。ママや友人、両親、義父母、仕事仲間などに少しでも相談したり、手を借りるなどして乗り切れるといいですね。 <育児に悩んだら>育児に悩んだり、困ったときは相談窓口に相談するのも一つの方法です。『よりそいホットライン』では、電話、FAX、チャットやSNSによる相談に専門の相談員が対応してくれます。悩みの内容は、暮らしの悩みごとやDV・性暴力などの相談、外国語による相談をしたい方など多岐にわたっています。まずは、0120-279-338(岩手県、宮城県、福島県からは、0120-279-226)に電話してください。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2024年05月06日育児の合間にサクッと読めてクスッと笑える♪2児のママ漫画家・わかまつまい子さんのほっこりかわいい育児マンガをご紹介!今回は長女ちゃんが5歳、次女ちゃんが2歳の時のエピソードです♪顔面にオナラぶっかけられました!まだ2歳の次女ちゃんは恥じらいもまだ無いので、どこでもかしこでもこいてくれます。「え?ねらってる?」ってくらいタイミング良かったりします(笑)。叱って険悪な空気なのにプー、しーんとした車内でプー、寝ててもプー、起きてプー、食べてプー、プーしてさらにプー…全て可愛いです♡エアコン最高っ!!!!!!!※2022年にInstagramに投稿された内容を掲載しています。
2024年05月06日子どもが1歳を過ぎたころから意識していた「断乳」。本当は早く断乳させたいけれどなかなか決断できず、結果的に2歳11カ月まで授乳をしていました。断乳は母子ともに覚悟を決めなければいけません。果たしてどのように終局を迎えることができたのでしょうか。断乳を決断したきっかけや、断乳できた日のエピソードをご紹介します。 添い乳がやめられない! 断乳決断のきっかけは… ※添い寝授乳をする際には、赤ちゃんを圧迫しないよう十分注意し、赤ちゃんが寝入ったら必ずおっぱいを外すようにしましょう。 娘が生まれてすぐは混合授乳で育てていた私。しかし、生後3カ月ごろから娘は哺乳びんを拒否するようになり、完全母乳に移行しました。娘の育児で疲労困憊していたときに、友人が「添い乳がラクだよ」と教えてくれます。さっそく試すと、横になった状態で授乳できるので体が休まり、次第に疲れも軽減。そのうち娘は、自らおっぱいを探して吸ってくるように。 娘が1歳を過ぎたころ「断乳」を意識し始め、ネットで調べると断乳についての大変そうなエピソードが続々と目に入ってきました……。そのころ娘は、添い乳なしでは寝られなくなっていたため、きっと苦労するだろうと決断を先延ばしに。しかし娘が2歳半のころ、義実家で義母にビールをすすめられた際に授乳中であることを理由に断ると、まだ飲ませてるの?といった表情で苦笑い。私の母からも「3歳までにはやめたほうがいいんじゃない?」とアドバイスされ、だんだん恥ずかしくなっていきました。転機になったのは、保育園入園を控えた2歳11カ月のころです。面談中に私の服をめくる仕草をした娘を見て、まだ授乳していることを察した保育士さん。その際「おっぱいの卒業を頑張りましょう」と言ってもらったことで断乳を決意しました。その日の夜のお風呂上がりに「もうおっぱいはおしまい」と伝えると、少しぐずったものの、真剣な思いが伝わったのか「わかった」とつぶやく娘。しっかり寝てくれるか不安になりながらも、その夜から背中をトントンして寝かしつけました。すると、こちらの予想を裏切るように、ぐっすり寝てくれたのです。 その様子を見て、なかなか断乳できなかったのは、私自身の覚悟が固まらなかったからなのかもと感じました。断乳後はパパも寝かしつけできるようになり、育児の負担が軽くなりました。もちろんお酒もたしなめるように。断乳時期は比較的遅くなりましたが、結果的に2歳11カ月のわが子が自然に断乳できるタイミングだったのかもしれません。 作画/becomachi85 著者:伊藤さほ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月06日もし過去に戻れるとしたら?パパ(男性)の場合ママ(女性)の場合男性で「戻る」と答えた人は約65%、「戻らない」と答えた人は約35%で、「戻る」人が多めです。一方、女性で「戻る」と答えた人は約52%、「戻らない」と答えた人は約48%で、数字は拮抗しています。数字上は、男性のほうが現状に満足していない人が多い状態に見えます。それぞれの選択がポジティブなものなのかネガティブなものなのかは、数字だけではわかりません。みなさんの選択の理由を聞いてみましょう。戻る!【男性】人生をやり直したい……●過去に戻って楽しい事をもう一度体験したい。(男性/36歳/医療・福祉/専門職)●後悔してることがいくつかあるので、もしかしたらそれを変えられるかもしれないから。(男性/40歳/ホテル・旅行・アミューズメント/専門職)●勉強や進路、就職、人生の選択をやり直したいから。(男性/29歳/商社・卸/営業職)●若いときから無駄遣いをせず、資産運用をはじめてお金を貯めたい。(男性/46歳/情報・IT/技術職)「過去に戻りたい」という理由のなかには、ふたつの理由がありました。ひとつは「過去の楽しかったことを再体験したい」という、過去を肯定するもの。もうひとつは「失敗や準備不足をやり直したい」という、後悔の気持ちによるものです。「あのとき○○していれば……」と悔やむことは誰にでもありますね。【女性】正しい選択をしたい●結婚相手をちゃんと選びたいからです。(女性/25歳/アシスタント/秘書・アシスタント職)●やり直したいことがたくさんある。亡くなった人に伝えたかった言葉も。(女性/37歳/情報・IT/クリエイティブ職)●子どもが赤ちゃんのときをもう一度経験したい。(女性/42歳/小売店/営業職)●過去に戻って視力を落ちないようにしたり、食べすぎないようにしたりしたい。(女性/31歳/金属・鉄鋼・化学/検査)過去に戻りたいと思う男性の理由には、職業の選択や学業、資金形成をやり直したいという声があったのですが、女性のほうは、結婚や美容についての理由が複数あがっています。現在の自分を形作っているのは過去の自分の選択ですから、やり直したい気持ちも理解できます。また、我が子のかわいい赤ちゃん時代の子育てを再体験したい、というポジティブな理由もありました。戻らない【男性】現在と過去はつながっている●過去があっての今だと思っているため。(男性/33歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)●我が子の存在をリセットすることになるというなら戻らないです。(男性/43歳/医療・福祉/専門職)●今からをよくしていけばいいので、過去に戻ったところでやることはない。(男性/41歳/情報・IT/技術職)●未来がいい方向に変わるかわからない不安がある。(男性/37歳/製造業/作業員)「過去には戻らない」という選択をした人たちは、現在の生活を肯定している人が多いようです。未来をよくしていけばいい! という未来志向のポジティブな理由もありました。たしかに、現在は未来にとっての過去にあたるわけですから、いまの自分は未来から過去に戻った人間だと思えば……。ちょっとややこしいですが、潔い選択理由です。【女性】戻っても面倒?●もう一度同じことをしたくはないし、後悔をしていないから。(女性/28歳/医療・福祉/専門職)●戻ったら、嫌だったことも再度経験することになるから。(女性/39歳/自動車関連/事務系専門職)●過去より今のほうが大変だけど、楽しいから。(女性/39歳/建設・土木/事務系専門職)●過去にはいい思い出が少ないのでこれからに期待したいです。(女性/45歳/小売店/販売職・サービス系)戻らないことを選択した女性のなかには、ちょっとシビアな意見もあります。たしかに「過去に戻ってやり直せば上手くいく」という考え方は楽観的すぎるかもしれません。過去に戻っても同じことの繰り返し、選択によってはさらに状況が悪くなる恐れもあります。大変なこともあるけれど、楽しいこともある現在を大事にするのが現実的な選択ですね。まとめ「過去に戻れるとしたら戻る?」「いつの時代に戻りたい?」あり得ないとわかっていても、一度は考えたことがある問題ではないでしょうか。赤ちゃんからやり直したい人もいれば、楽しかった学生時代に戻りたいという人もいます。でも、実際に戻ることは不可能ですし、戻ったとしてもまた楽しく過ごせるかどうかはわかりませんね。これからの選択は、ぜひ後悔のないように!楽しい未来を期待しましょう。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月27日~5月3日調査人数:212人[男性/103人、女性/109人](22歳~40代まで)(マイナビ子育て編集部)
2024年05月06日ドーナツ屋の前で駄々をこねる3歳の娘に、ヘトヘト(※写真はイメージです)3歳の娘が通っている保育園からの帰り道に、ドーナツ屋さんがあります。一度そこに寄ってドーナツを食べたことがあり、よっぽど美味しかったのでしょう。しばらく毎日のように「ドーナツ食べたい!」と駄々をこね、お店の前で大泣きしていました。保育園から家へ帰るには、ドーナツ屋さんの前を通るしかありません。いつも暴れる娘を抱えて無理矢理連れて帰っていたのですが、あまりにも泣いてどうしようもない時には、私の心が折れて渋々ドーナツを買い与えてしまう日も……。「泣けば買ってもらえる」?娘はますますエスカレートして……(※写真はイメージです)「泣けば買ってもらえる」と学習してしまったのか、娘の暴れっぷりは日々エスカレートしていきました。お店にも迷惑がかかりますし、周りの目、とくに同じ保育園に通う子の保護者の方の目がとても気になってしまい、私にとって毎日の大きな悩みの種に……。ある日、いつものように娘がドーナツ屋さんの前で駄々をこね始めました。泣き喚く娘をどうにか連れて帰ろうと抱きかかえたところに、通りかかった大学生くらいのお兄さんが声をかけてきたのです。「これどうぞ!」(※写真はイメージです)そのお兄さんは「これどうぞ!」と、大きなぬいぐるみの入ったゲームセンターの袋を娘に渡してくれました。申し訳ないので一度断りましたが、「UFOキャッチャーするのが好きなだけで、いつも取った景品をどうしようか困っているんで。お子さんが喜んでくれるなら嬉しいです」とおっしゃるので、ありがたく受け取りました。娘は大喜びで、その日はご機嫌で帰りました。当時、娘をワガママに育ててしまった自分が悪いと毎日思い悩んでいた私は、ふとした優しさに、心が救われた気持ちになったのを覚えています。それで何かが解決したというわけではないのですが、前向きな気持ちになれたことは確かでした。あのとき、優しくしてくれたお兄さんにお礼を伝えたいです。本当にありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月06日引っ越した先で出会った隣に住むママ。お互い妊娠中ということもあり、意気投合。1人目を妊娠していた私は、2人目妊娠中の隣のママのアドバイスを頼りにしていたのですが、出産後、関係が変化していったのです……。 子育ての先輩は頼もしい半面、少し上から目線で… 妊娠を機に引っ越しを決意した私たち夫婦。引っ越し先で出会ったお隣家族も、私たちの入居数日前に引っ越してきたようでした。年齢も近く、お互い妊娠中ということもあり、すぐに意気投合。お隣のママは2人目の育児だったため、おすすめの子育てグッズを教えてくれるように。初めての妊娠に不安を感じていた私にとっては、ありがたい存在です。お隣のママは、すでに小学2年生の子どももいたため、私は育児の先輩として頼りにしていました。 その後、お互いに無事子どもを出産。ところが何回か会ううちに、子育てについて少しずつマウントをとってくるようになったのです。これまでお隣のママの言葉を頼りにしていた私は、次第に彼女の意見が正しく、子どものためになるだろうと思いこむようになっていました。あるとき私が、離乳食初期から市販のベビーフードを活用していたことを話すと「子どもがかわいそう! 私はイチからすべて作ってる」と言われたのです。私は、月齢に見合ったものを食べさせて安心していましたが、彼女に言われると自分が間違っていた気持ちに。 一瞬で私は息子に対して罪悪感を持ち、そのことを帰宅した夫に話しました。しかし夫は「息子は元気に育ってるから大丈夫。いつも頑張ってくれてありがとう」と言ってくれたのです。夫の一言で「人は人、自分は自分」と前向きに考えられるようになりました。変わらずお隣のママとは交流を続けていますが、自分の考えや気持ちを大切に、楽しく育児を頑張っています。 作画/Pappayappa 著者:山吹雅
2024年05月06日2020年2月生まれの男の子・たろうくんのママ・てんてこまいさんが備忘録としてゆる〜く描く、親バカ全開!?な育児絵日記。イヤイヤ期真っただ中、3歳のたろうくん。「これを着ないとかんしゃくを起こすぞ」という、とっておきの『かんしゃくコーデ』を大公開!3歳児『かんしゃくコーデ』7選イヤイヤ期真っただ中、たろうくんのかんしゃくコーデをご紹介。 3歳児の服装には深いワケがあるのです……。 1.季節フル無視コーデ 真冬なのにお気に入りの半そでTシャツを着用。着たい服に季節なんて関係ありません! 2.天候フル無視コーデ 晴天なのに傘をうれしそうに差して歩いている子や、長靴を履いている子、たまに見かけますよね。イチゴ柄の傘がかわいい♡ 3.全身しましまコーデ トータルコーディネートなんて関係なく、お気に入りの柄を上下で着たくなることもあります。ギター演奏に支障が出るからといって、腕まくりを催促してくるのがたまりません。 4.漆黒ギターコーデ 「お散歩ギター」がワードセンスありまくりです! 気分は憧れのミュージシャン♪ 5.でかリュックコーデ 大きなリュックに、お気に入りのおもちゃが1つだけ入っているのも、子どもあるある!? 皆さんのお子さんのリュックの中には、何が入っていますか? 6.ごちゃまぜコーデ 近くのスーパーなのに、こんなにいろいろと考えてコーディネートをするたろうくん。意識の高さに感心しちゃいますね! 7.どうぞ好きなように着てくださいコーデ 自分の気に入らないことがあるとイヤイヤが始まってしまうお年頃。「かんしゃくを起さないのであれば、好きなように……」と思う保護者の気持ちに共感です。 イヤイヤ期の対応は、経験値によっても変わってきますよね。「靴が違うくらい、何でもいいや」と思うてんてこまいさんと、息子の靴を脱がして履き直させようとする夫。夫に悪気はないものの、やはりたろうくんのイヤイヤが始まってしまいました。 「子どもって、なんでこんなにこだわりが強いんやろうね……!? 恥ずかしいとかはもうどうでもいい。機嫌良く出かけられればそれでいいんや……」と、てんてこまいさんは話します。 SNSのコメント欄には、 「登園時にゴーグルをつけて行くのにハマって1年。最近、毎日登園時にシュノーケル登園をしています。この前はスーパーもシュノーケルデビューをして、さぞ満足そうでした」 「うちは病院へ行くのに水中メガネをしていこうとしたので、玄関でしばらくごねました。結果、水中メガネはズボンに入れて持っていくことで、なんとか折れていただきました」 「うちは逆に着替えない!ってなってパジャマで外出したことあります」 など、各家庭のいろいろな『かんしゃくコーデ』が紹介されていましたよ。 子どもの自我が芽生えてきて、自分のしたいこと・したくないことが明確になってくるイヤイヤ期ですが、いつかは少しずつ落ち着くはず……! 安全性さえ保たれていれば、少々のことには目をつぶって子どもたちがしたいようにさせてあげることが、イヤイヤへの対処の近道なのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター てんてこまい
2024年05月05日主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。ある日、些細なことで2歳の香奈ちゃんとケンカになり「あっちいけ!」と怒鳴ってしまったパパ。 すると少し目を離したすきに香奈ちゃんの姿が家の中から消えてしまいました。パパは家の外を、ママは家の中を探しますが、すぐには姿が見つかりません。 さらに家の外で香奈ちゃんを探し回っていたパパは、運悪く雨で濡れた地面に足を取られ、流雪溝(雪を河川に流すための溝)に落下してしまいます。 沈んでいくパパの意識の中で思い出されたのは、香奈ちゃんが生まれたときのことでした……。 どうしよう…大変なことになってしまった 元々は子どもが苦手だったパパ。いつかは自分の子どもが欲しいとは思っていたものの、こんなに早くにそのときが来るとは思ってもいませんでした。 周りの友人との境遇の違いや金銭的な問題、子どもの将来のこと。パパの頭の中には次々と不安が沸き上がってしまいます……。 そして、自分がもう逃げられない場所に立っているという現実を思い知るのでした。 ママはおよそ10カ月もの長い間おなかでわが子を育てていくので、親としてそれなりの覚悟や自覚も少しずつ備わっていきますよね。しかし、パパはそうはいきません。 いざ「今日からパパですよ」と言われても、実感するまでになかなか時間がかかってしまう人も多いのではないでしょうか。 もしかしたら、必要以上に不安に思ってしまうこともたくさんあるのかもしれませんね。ましてや初めてのわが子ともなれば、不安は尽きないでしょう。 急に完璧を目指したり、ママと同じ熱量でと焦らなくてもいいので、少しずつパパになっていけるよう気持ちを整えていってほしいですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2024年05月05日私の娘は小学3年生。思春期なのか最近は妙に秘密主義……。私が何か尋ねても、言葉をにごしてさっといなくなってしまいます。私の古いタブレットや衣類、化粧品などがなくなることもしばしば。うまくやっているつもりですが、娘が持ち出していることはわかっています。 お年頃で大人の使うものに興味を持つ気持ちは理解できますが、一度娘に話を聞く必要がありそうです。娘をリビングに呼び、きちんと顔を突き合わせ話し合うことにしました。ブラジャーが欲しいワケいくら家族でも、持ち主に断りもなく私物を持ち出すのは問題ではないか。欲しいものがあるのならちゃんと相談するようにと伝えると、娘は素直に謝ってくれました。 しかしそのすぐ後、娘は意を決したようにブラジャーを買ってと言い出したのです。私は予想外のお願いに驚くばかり……。 娘はまだブラジャーをつけるほど体が発達していません。とはいえ、すでにクラスの友だちの中にはブラジャーをつけている子がいるのかもしれません。もしかしたらそのことでからかわれているのかも……と思うといたたまれなく、次の休みに娘と一緒に買い物に出かけました。 娘の隠しごと下着売り場に着くと、娘は大人用のブラジャーを持ってきて、それを買ってほしいと懇願しました。私はびっくりし、こんな大きいものは娘に合わないと言ったのですが、まったく引き下がりません。 大人サイズのブラジャーを娘が使うとは思えません。ものがものなので私が「買わない」と言い張ると、ついに娘が折れて衝撃の告白をしてきたのです。 娘の話を聞いた私は、その足で近所にある家を訪ねることにしました。そこは昔、私の幼馴染が住んでいた家。彼女とは小学校低学年まで仲良く過ごしていましたが、ある日お父さんが事故に遭って他界。それをきっかけに、全寮制の学校へ転校したと聞きました。 しかし、その家からは紛れもなく大人になった幼馴染が出てきたのでした。 幼馴染の秘密実は彼女は転校などしておらず、彼女のお母さんが娘を心配するあまり、彼女を外に出すのをやめたというのです。うっかり外に行かせて、お父さんと同じように事故に遭ってしまったら……。彼女のお母さんが心配する気持ちもわかります。しかし、これはあまりに極端です。 彼女はお母さんを拒むことはせず、この20年間ずっと引きこもり生活をしてきたのでした。それでも心のどこかで「このままではいけない」と思っていた彼女。お母さんの目を盗んでコンビニに出かけていたとき、娘と出会い親しくなったのだそうです。 時が小学生で止まっていた彼女は、娘に心を開き、いろいろな話をしてくれたよう。娘は彼女の境遇に同情し、できることは協力しようと考えて私の私物を持ち出していたのでした。子育てに心配はつきものでも…そこまで話を聞いたら、私も黙ってはいられません。行政のサポートをフル活用し、彼女の社会復帰を手助けしました。今は彼女の強い意志もあり、少しずつ社会復帰への道を歩んでいます。 娘が事故にでも遭ったら……。幼馴染のお母さんのように、不安に思うことは私にもあります。それでも私は娘を信頼し、彼女が自分の人生を歩いていく姿を温かく見守り続けたいと思っています。 子育てに心配はつきもの。成長に戸惑うこともあれば、不安になることもあるでしょう。しかし、いずれは子どもも大人になり親の手を離れます。その日まで、適切な距離で見守っていきたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月05日息子が泣き出すと、わが家のパパはいつもママ任せにして「おっぱい欲しがってるよ!」と言っていました。しかし、あることをきっかけにパパの固定概念が崩れたのです。今回はそのときのことをお伝えします。 産後は疲れやすさと寝不足で体がクタクタ息子はとてもかわいくて、ずっと見ていても飽きません。しかし、産後の体はとても疲れやすく、自分でもコントロールができないほど心まで不安定になっていきました。 おむつ替えや授乳に抱っこ、前かがみの姿勢を1日に何度も繰り返し、腰も首もガチガチ。息子がやっと寝て「さぁ休もう」と思ったらまた泣いてしまう……の繰り返しでクタクタでした。 赤ちゃんが泣く理由はたくさんある!生後3カ月ごろ、赤ちゃんが泣く理由として「おなかが空いた」「おむつを替えてほしい」などがあることは、わが家の新米パパも理解していたようです。中でも、おっぱいを与えると高確率で泣きやむと思っていた夫は、息子が泣くたびに「おっぱいだって!」と言い、すぐに私に抱っこを交代させようとしていました。 立って抱っこしてほしいとか、他にも理由があることを伝えても、夫には「ママじゃないと泣きやまない」という固定概念があって困りました。 おばあちゃんが抱っこしたら泣き止んだ実母や義母が息子に会いに来たときのことです。実母や義母が大泣きしている息子を抱いて、少し揺れながら室内を歩いているとピタッと泣きやみ、気持ち良さそうに眠りについていました。 その様子を見た夫が「あ、泣きやんだ……」とひと言。ママ以外の人に抱っこされて泣きやむ息子を見て、「おっぱいだけが理由じゃないんだ……」と、やっと理解してくれたのです。 パパはイクメンに、息子はパパっ子になってくれた!「赤ちゃんは、ママのおっぱいのにおいに安心する」という話を聞いた夫は、「それなら俺のにおいにも慣れたら安心するかな?」と、冗談まじりにも積極的に関わりを持つようになってくれました。すると、意思表示をし始める月齢の時期には、息子のほうからパパを求めるようになっていったのです。 その後、息子は夫が帰宅すると、かすかに聞こえるドアの音にもすぐ反応して、玄関まで出迎えるようになりました。さらに、初めて覚えた言葉も「パパ」で、どんどんパパっ子になっていきました。 息子が泣いたとき、少し見ていることもできなかった夫がイクメンになったのは、「ママじゃなきゃダメ!」という固定概念にとれわれなくなったことがきっかけでした。 イラストレーター/ムチコ著者:高橋四葉4児の母。自然分娩2回、帝王切開2回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月05日旅行先で、人混みに慣れていない娘が泣き出してしまった(※写真はイメージです)以前、三重県の伊勢志摩地方へ私、妻、娘の3人で家族旅行した時のことです。伊勢の観光スポットとして有名な「おかげ横丁」で、伊勢うどんを食べるために並行列に並ぶことに。1歳6ヶ月になる娘は、まだ人混みに慣れていないこともあり、何をやってもグズりがおさまりませんでした。行列はなかなか前に進みません。ほとんど動かない列に耐えきれなくなった娘は、これでもかというほどの大泣き。私が常に抱っこをするも「やめろ」と言わんばかりの泣きっぷりで……。「もうダメだ」と思い、列から離れようとした時でした。「おばちゃん達が相手してあげるわ」(※写真はイメージです)そんな事態を見かねたのか、地元の方らしき3人組の女性が「お父ちゃん達に付き合わされて退屈やもんな?おばちゃん達が相手してあげるわ」と見ず知らずの私たちに声をかけてくれたのです。娘は驚きもせずに最初は「ムスッ」としていたものも、女性たちが話しかけてくれているのが分かると、一気に満開の笑顔に。娘の相手をしてくれた上、私たち夫婦のことも気遣ってくれた(※写真はイメージです)ここから実際にうどんを注文するまでは、あっという間でした。女性たちが娘と遊んでくれながら、「あんたらも子育てで大変なんやから、周りにもっと頼りや」と言ってくださった時には内心涙が出ました。娘の機嫌が直ったおかげで無事に注文もでき、女性たちと別れ、家族3人で食べた伊勢うどんは一段と美味しかったことを、今でも鮮明に覚えています。あの時は本当にありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月05日イヤイヤ期真っ最中の娘を育てながら、正社員として働くりささんは、現在第2子を妊娠中。平日はワンオペ育児でヘトヘトでした。さらに妊娠4カ月を迎えて会社の上司に報告をしたところ、参加していたプロジェクトのメンバーからも外されてしまいました。そして休日は義実家で家事を押し付けられ、まったく休む暇がありません。自由気ままに過ごす夫が羨やましく思え、りささんは夫に「入れ替わりたい」と非現実的なことを言ってしまいました。すると、なんと本当に入れ替わってしまい、夫はりささんとして過ごすことに。覚悟を決めたものの、ひどいつわりに耐えながらの家事や育児は想像以上に大変でした。そんななか、初めて参加したママ友会。しかし、自分勝手なママ友の発言に我慢できず、夫はつい言い返してしまいました。保育園に預けられ、習い事をしていない娘を「かわいそう」だと決めつけたママ友の発言が、りささんの頑張りを否定するものだと感じた夫は、その場でママ友に言い返してしまいました。すると、まわりはドン引き……。でも、1人のママ友から「驚いたけど、スッキリした」と言われ、夫は救われたような気になったのでした。仕事も子育ても全力ですごい! ママ友からワンオペがつらくないかと聞かれた夫。どうやら、りささんは以前からこのママ友に、いろいろと話していたよう。「うちの旦那は家事育児を実際に1人でやってないから、いざというときどうしていいかわからない」というママ友の言葉が、夫の過去の自分の姿と重なってしまいます……。 そこで思い切って、友だちの立場から見ると、りささんがどんな風に見えるかと聞いてみました。ママ友は「仕事も子育ても全力で頑張っていてすごい」と言ってくれたあと、母親も亡くなっていて夫も忙しい状況を「頼れるところがあるのか心配」と続けました。 思い返してみると、娘が産まれたときも、自分は何もせずにただ会社に行っていただけだった……と申し訳ない気持ちになった夫。そして、この前の事故に遭って旦那の意識が戻っていないため、次の出産はさすがに義実家のお世話になろうと思っていると話すと、ママ友はそんな状況であることを隠していたことに驚いていました。 りささんは、夫が思っていたとおり、友だちから見てもとても頑張り屋さんだったようですね。ただ、頼れるところがないというのは、たしかに心配です。またママ友も言ってように、妻と夫での家事・育児の認識が違うというご家庭も多いのではないでしょうか。みなさんは、夫婦間で認識の差があった際、どのように解決しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター しろいぬしろ 著者:原作者 中澤夕美恵
2024年05月04日私自身、周りに影響されやすい性格ですが、その性格が災いし夫と離婚の危機に……。原因は世に溢れているネットニュース記事やマンガでした。長女を産んですぐのころ、情報を鵜呑みにしすぎたせいで、夫の言葉を変に勘ぐるようになり、喧嘩が絶えなくなって……。参考にしていた体験談に影響されて…長女を出産してすぐのころは育児に自信がなく、気になることはすべてインターネットで調べていました。また、私が乳腺炎になり高熱でうなされても、長女の世話をしようとせず、育児に手は出さないのに、「ミルクが足りないんじゃない?」「抱っこばかりしていると抱き癖(※)がつくよ」と口ばかり出す夫に不満が堪り、徐々に喧嘩が絶えなくなり……。 そういうときに目に入るのは、夫婦のトラブルや離婚をテーマにした記事やマンガばかりで、その記事やマンガの登場人物に自分や夫を照らし合わせて、過去の喧嘩を掘り起こしては「私、モラハラされてる?」など悪い考えに支配されていきました。 育児用ミルクをあげてほしいなど長女の面倒をお願いすると、嫌な顔をする夫。また、コロナ禍で夫の収入が減り、金銭的にも精神的にも余裕がなくなり、喧嘩をするたびに私はマンガのセリフと同じように「夫なんていらない」「稼ぎも良くないのに」など、罵詈雑言を夫に浴びせるようになりました。 そうすれば、他の人の体験談と同じように、夫も子育てや家事、経済面など家庭内の問題の大変さを理解してくれると勘違いしていたのです。 ※「抱き癖」には医学的根拠はありません。抱っこは赤ちゃんの心を安定させてくれるため、抱き癖がつくということは考えず、泣いている赤ちゃんの欲求に合わせて抱っこしてあげましょう。 私がDVしてる!? 友人に相談したら…夫も喧嘩のたびに我慢していたのか、「そんなに俺といるのが嫌なら、離婚しようよ。俺も堪えられない」と、ついに“離婚”というワードが……。 言われたとき、「つらいのは私なのに、なぜ私が離婚と言われなければいけないのか」と怒りが湧き、昔からの友人に話を聞いてもらいました。すると友人から「言いすぎ」と怒られてしまい、「下手したらDVだよ」とたしなめられ、私は自分の言動を反省。そして、子育ての大変さを知っているママ友でもあるその友人から励ましてもらい、私も考え方を改めようと決意したのでした。 友人と話したあと、夫に今までの言動を謝罪し、しっかりと話し合い許してもらえました。今後も夫とのやりとりで衝突することもあるかもしれませんが、メディアの情報はほどほどに参考にして、まずは夫と話し合い、信頼できる友人に相談しようと思います。 著者:なか さおり監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月04日主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。ある日、パパと香奈ちゃん(2歳)は些細なことがきっかけで、ケンカをしてしまいます。 そんなつもりはなかったのに… ママが留守の間、パパと香奈ちゃんは2人で過ごしていました。しかし、そんな日に限って香奈ちゃんの機嫌が悪く、仕事でもミスがあったと連絡が来てしまい、パパは疲労困憊……。 ご機嫌ななめの香奈ちゃんから「パパきらい」「あっちいけ!」と言われてしまい、さすがのパパもイラつきが抑えられず、売り言葉に買い言葉で香奈ちゃんに「香奈もあっちいけ!」と怒鳴ってしまいます。 すると、目を離した間に香奈ちゃんは本当にいなくなってしまいました……。 パパも本心から「あっちいけ!」と言ったわけではないと思いますが、香奈ちゃんはまだ2歳。パパの言葉は相当ショックで悲しかったでしょうね。 ただ、うまくいかないことが続いてイライラしているときに、子どもの言葉が必要以上に心に刺さってしまったパパの気持ちもわかります。冷静になれば、酷いことを言ってしまったと後悔するのではないでしょうか。 しかし今は自分の発言を悔やんでいる場合ではありません。ママと協力して、早く香奈ちゃんの無事が確認できることを願います。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2024年05月04日中国若手スターの筆頭ワン・イーボー(王一博)が、中華圏が誇る世界的スターのトニー・レオンと共演した映画『無名』が5月3日に日本公開を迎えた。ポストカード付きムビチケカードの累計販売数が公開の約10週前に1万枚を突破、さらに売り上げを伸ばしているほか、イーボーの一部物販が予約販売を開始するや即完売するなど、異例の盛り上がりを見せているという。近年、あまり日本で話題にならない中国の実写映画。「興業収入が○億円を突破!」「世界最大の映画市場になるか?」など、数字の話は聞こえてくるが、現地で大ヒットした作品も、日本では映画祭や単館上映でひっそり紹介されて終わりという状況が続いている。昨年は『さらば、わが愛/覇王別姫』4Kがリバイバル上映されて好評を博し、ロングラン上映しているが、こちらは日本初公開からすでに30年経っており、製作国で分類すれば香港映画。「中国のスターといえば?」と聞かれても、ピンとくる人は少ないのではないだろうか?もちろん、中国にもスターはいる。というか、日本のエンターテインメント界を基準に見ると、ケタ違いの規模のファンをアジア中に持つスターが。その1人が、ワン・イーボーだ。近年ファンを増やしている中国時代劇ドラマ等への出演で、日本にもすでに熱狂的なファンがいることは、先に述べた『無名』の公開前の盛り上がりからも分かる。中韓アイドルグループから俳優へ、「陳情令」で大ブレイク少年時代からダンスが得意だったワン・イーボー。17歳の時、中国&韓国混合ボーイズグループ「UNIQ」のメンバーとしてデビュー。2018年にオーディション番組「創造101」(PRODUCE101の中国版)でアイドルグループ結成を目指す女性たちのダンス講師を務めて人気を博す。(c) 2019 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited大ブレイクのきっかけは、19年に配信されたファンタジー時代劇「陳情令」だ。中国の古代神話的な世界観を背景に、対照的な性格の青年2人が協力しながら奇妙な事件の真相を追究し、自分たちの運命に対峙していく物語。もともとは人気のBL小説を映像化したもので、配信されるや大ヒット。イーボーと、こちらも本作でイーボーと双璧を成す大人気俳優となったシャオ・ジャン(肖戦)がW主演を務め、この2人のケミストリーに多くの視聴者が熱狂。そのブームはアジア中に伝播した。ブレイクから数年経った今も、イーボーの人気は安定。2023年だけで『無名』『ボーン・トゥ・フライ』『熱烈』と主演映画3本が公開された売れっ子ぶりで、その3作品すべてが今年日本で公開される。スーツ姿がもはや芸術。たたずまいの美しさが光る『無名』画像を検索すると、人気者なのに笑顔を安売りしないムスッと顔(ファンの方ごめんなさい)、言い換えればクールな表情で納まっていることが多いのだが、それが彼の魅力であると力説したい。無表情に見えて、瞳でちゃんと語れる人。その真価は、ドラマより大きなスクリーンのほうが存分に発揮されるのではないかと思わせてくれたのが、映画『無名』だ。舞台は1940年代、第二次世界大戦下の上海。国民党、中国共産党、日本軍の間で名もなきスパイたちが熾烈な情報戦を繰り広げていた。イーボーが演じるのは、(中華民国)汪兆銘政権下で諜報活動を行っているフー(トニー・レオン)の部下イエ。しかし、それぞれの正体は互いに知らない。誰が敵で、誰が味方なのか。誰もが疑心暗鬼になる中で、スパイたちの攻防戦がスリリングに展開する。常に微笑みをたたえて相手に真意をつかませないトニーと、終始読めないポーカーフェイスを貫くイーボー。タイプの異なるスパイ2人を軸に物語が進む。イーボーの大きな魅力は、たたずまいの美しさだ。抜群のプロポーションで着こなすクラシカルな装いが完璧にきまっている。シャープなデザインのスーツに身を包み、何も言わずにそこにいるだけで、表面張力で水分をたたえたような瞳が多くを物語る。落ち着き払っているが、幼さを残した丸い頬が、戦争に翻弄された若者の苦難を感じさせて悲しい。その美しい衣装のまま、激しいアクションシーンも流れるようにこなしている。対するトニーは、アクションに関しても大ベテランだ。『シャンチー』での年齢を感じさせない動きも記憶に新しいが、場数で圧倒的にまさり、見せ方も心得えたスター。そんなトニー相手に、イーボーも引けを取らない頑張りを見せている。トニーのコスチュームデザインは、『花様年華』『ラスト、コーション』などを担当し、トニーの魅力を知り尽くしたウィリアム・チャン。その他キャストの衣装は、チャンについて「鳳凰の飛翔」(Netflix配信)などで衣装を手がけているリュー・フォンシャンが担当している。とにかく、イーボーとトニーのスーツ姿を拝むだけでもおつりがくる。筆書の好みを言えば、チョン・アル監督の演出はキメすぎというか(それが気持ちいいという意見も分かる)、ややトゥーマッチに感じる部分もあるのだが、「こういうトニーとイーボーが見たいんでしょ?」とファンが願う絵を全力で見せてくれているのは間違いない。そこは「ごちそうさまです」と素直に楽しむのが正解だろう。俳優、歌手、レーサー…身体能力の高さでマルチに活躍もう1つ、付け加えたいのは、俳優にとって大きな財産とも言える身体能力の高さ。ダンスが得意だというのは最初に紹介したが、イーボーはプロレーサーとしての顔も持つ。『無名』では日本語のセリフも多いが、おそらく耳からたたきこんだのであろう、クリアに聞き取れる発音の正確さに、歌手としても活躍する彼の音感の良さも感じられる。ちなみに本作のエンディング曲はイーボーが歌っているので、ぜひエンドロールまで鑑賞してほしい。©Hangzhou Ruyi Film Co., Ltd.そして9月6日日本公開の『熱烈』ではダンスの実力を披露。ブレイキンに情熱を傾ける青年がチームの仲間たちと全国大会優勝を目指す青春映画で、イーボーのひたむきな表情とダンスシーンをたっぷり堪能できる。レーサーの経験が生きた?『ボーン・トゥ・フライ』の戦闘機パイロット役主演映画3本のうち、最後に紹介するのが6月28日に日本公開される『ボーン・トゥ・フライ』だ。イーボーが演じるのは、空軍パイロットのレイ・ユー。その才能を見込んだ戦闘機のテストパイロットチーム隊長の勧誘を受け、厳しい選考の末、テストパイロットに選ばれる。選ばれた若手パイロットたちは、新世代ステルス戦闘機のテスト飛行という危険な任務に就くことに…。イーボー演じるテストパイロットたちの使命は、機体の極限に挑み、問題点などを探し出すことで、パイロットが安全に乗れる戦闘機を前線に送り出すこと。自国のステルス戦闘機を開発するという目標に向けて、試験飛行を重ねるパイロットと開発者たちの挑戦を追う。『トップガン』のような華やかな戦闘機乗りのお話ではなく、熱血漢ヒーローでもなく、この映画が描くのは、機械に対する探求者として職人的な仕事ぶりを見せる新世代のパイロット像。そんな役柄に、レーサーでもあるイーボーの個性がはまっており、トレードマークのポーカーフェイスも、肝の据わった落ち着きを感じさせて絶妙だ。日本人としては、中国領域が外国機の脅威にさらされているという背景設定や、自国の自信を取り戻すという愛国映画としてのメッセージに複雑な思いはあるものの、パイロット同士の競争、若さゆえの失敗など、青春映画、成長物語としての面白さがあり、イーボーのさまざまな顔を楽しめる作品になっている。監督・脚本の劉暁世は劇映画の経験は少ないものの、北京電影学院の監督科を出たあと、航空業界で研究用映像を撮るなど15年働いた経験があるそうで、本作のために100人以上のテストパイロットに取材したとか。戦闘機の機能の説明や訓練の裏側などは、どこまで真にリアルなのか素人には判断しがたいが、あまり見たことのない内容で見応えがある。中国では、今年も3月から配信されたスパイドラマ「追風者(原題)」が高く評価され、5月1日から労働節(メーデー)に伴う大型連休に合わせて主演のアクション映画『維和防暴隊(原題)』が公開されるなど、快進撃が続くワン・イーボー。ドラマ出演も多く、日本で視聴できる出演ドラマに「 有翡(ゆうひ)-Legend of Love-」(20)、「風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~」(21)、「冰雨火(ひょううか)~BEING A HERO~」(22)などがある。映画で彼に射貫かれた人は、ぜひこちらもチェックしてみてほしい。(新田理恵)■関連作品:無名 2024年5月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町、 シネマート新宿ほか全国順次公開Copyright 2023© Bona Film Group Company Limited All Rights Reserved
2024年05月04日