すみだ水族館は、同館の「クラゲ万華鏡トンネル」内にあるクラゲ水槽や壁面に、写真家・映画監督の蜷川実花氏の作品を投影する「蜷川実花×すみだ水族館クラゲ万華鏡トンネル」を開催すると発表した。開催期間は9月9日~12月27日。入館料は大人 2,050円、高校生 1,500円、中・小学生 1,000円、幼児(3歳以上) 600円。「蜷川実花×すみだ水族館クラゲ万華鏡トンネル」は、同所の壁や天井に約5,000枚の鏡で敷き詰められた、全長50メートルのスロープ「クラゲ万華鏡トンネル」内にある8つのクラゲ水槽や壁面に、蜷川実花氏が街中で撮影した写真や動画を投影するという、同氏プロデュースによる初のコラボレーション企画。「昼」と「夜」のふたつのバージョンが用意され、昼バージョンは南国の花、 海、 空などが、 夜バージョンは東京の夜景、 高速道路、東京スカイツリー、渋谷のスクランブル交差点などの撮り下ろし作品が投影されるということだ。水槽内を浮遊するクラゲが作品の投影によってさまざまに変化し、まるでクラゲと一緒に海の中を漂っているような幻想的な空間が創り出されるということだ。また、同企画の開催期間限定で「蜷川実花×すみだ水族館」オリジナル年間パスポートが販売される(販売枚数に達すると終了)。販売場所は年間パスポート窓口。販売時間は9:00~20:00。年会費は大人 4,100円、高校生 3,000円、中・小学生 2,000円、幼児(3歳以上) 1,200円。さらに、9月11日~12月25日の毎週金曜日 19:30~19:50には、夜の水族館でクラゲをじっくりと観察できる女性限定の体験プログラム「ふわふわクラゲガール」が実施される。参加対象は18歳以上の女性で、料金は無料。参加希望者は、同館の公式Webサイトより事前に申し込む。定員は各回10名(応募者多数の場合は抽選)。
2015年08月31日清水邦夫が1984年にPARCO劇場に書き下ろした戯曲『タンゴ・冬の終わりに』が、約30年ぶりに同劇場に帰ってくる。平幹二朗主演、蜷川幸雄演出による初演の印象が濃い名舞台を、三上博史主演、行定勲演出の新コンビで再構築。突然引退して故郷に帰ってしまった演劇俳優・清村盛を演じる三上を中心に、盛の妻・ぎん役の神野三鈴、盛を追いかけてくる新進女優・水尾役の倉科カナといった新鮮な顔合わせに期待がかかる。その豪華出演陣の中で、ひときわ突出した個性を放つキーマンがこの人、水尾の夫・連を演じるユースケ・サンタマリアだ。舞台『タンゴ・冬の終わりに』チケット情報「まさにこれが演劇!と思っていた作品が、ついに俺にも来たかと嬉しかったですね。台本は読めば読むほど面白くなってくるし、台詞がすさまじくイカしてますよ!30年前に書かれたものなのに、まったく色あせない普遍的な魅力があって、一字一句変えたくない。このまんま、こんなふうに言いたいという自分の勝手な理想はあるけど、うまく言えなくてもどかしい。それくらい台詞に魅了されています」実家である古い映画館に引きこもり、しだいに精神を錯乱させていく主人公・盛。以前から三上の持つ妖しい存在感に惹かれていたというユースケは「この役は三上さんにしかできないんじゃないかと思うくらいピッタリ。世間の皆が感じている三上さんの狂気性、その集大成を盛という人物に見られると思いますよ」と絶賛。自身が演じる連については「僕はもう、みじめさの集大成。みじめなのは得意技だけど、ここまでストレートだと可哀想で」と苦笑する。盛をとりまく、ぎんと水尾。男女三人の愛憎の渦に不器用に割って入る連は、時に場の緊張を解く緩和剤ともなる。「僕が出ることで、一気にその場の空気を変えなきゃいけない。きっと皆さんは“だからユースケが配役されたんだな”と思うでしょうけど、最後の最後にはショックを受けると思います。好きな女が自分を見ていない、そんなみじめで苦しい、男の根幹の部分でめちゃくちゃ悲しいと思える役。でも、すごく好きな役なんですよ」開幕直前の今は、冗談めかして「愚直に、しつこく何回も繰り返す(笑)」と信頼を寄せる行定演出のもと、稽古は最終段階に突入している。「三上さんも苦しんでいるし、僕が“芝居モンスター”だと思っていた神野さんでさえ、いっぱいいっぱいになってる。そんな手強い台本で、逃げ場なし!でも、自分はそういう演劇がやりたかったんだなと。恐怖も感じるけど、早くやりたいワクワク感がそれを凌駕しちゃってる。この共演者の方々とやれるのは光栄だけど、ただ光栄で“ついていきます”だけじゃなく、自分のポジションはしっかり務め上げて、皆と肩を並べたい」ユースケ・サンタマリアの並々ならぬ決意が昇華した、新たな傑作舞台の誕生をぜひ見届けたい。公演は9月5日(土)から27日(日)まで東京・PARCO劇場、その後大阪、石川、福岡、愛知新潟、富山。宮城でも上演される。チケットは発売中。取材・文上野紀子
2015年08月28日道後アート実行委員会はこのほど、「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」の第2弾を道後温泉(愛媛県松山市)およびその周辺エリアでスタートした。同企画は、2015年5月1日~2016年2月29日の期間開催する、道後を中心としたエリアで展開するアートの祭典。2014年に開催したアートフェスティバル「道後オンセナート 2014」で設けたテーマ「最古にして、最先端。」を引き継いでいる。期間中は、写真家で映画監督の蜷川実花さんをメインアーティストに迎え、道後地区にさまざまなアート作品を展開。同地区のホテルが参加する、"宿泊できるアート作品群"「HOTEL HORIZONTAL(ホテル ホリゾンタル)」(~8月31日)も引き続き実施している。また、2種類のデザインのペーパーうちわを道後エリアの旅館・ホテル・商店街・道後温泉本館などで計15万枚配布する。道後温泉本館および13の旅館では、スプレー菊や椿の写真の浴衣2種類の貸し出し(有料・~8月31日)もスタートした。道後温泉「茶玻瑠」の3階に位置するレストラン「La Cuisine Japonaise 玻璃」では、柱と2つの個室の壁面に作品を展示。ホテル「花ゆづき」では蜷川さんのディレクションブランド「M / mika ninagawa」のウエディングドレスをオリジナルのウインドーディスプレーにて展示している。なお、第3弾のオープンは2015年10月を予定している。道後温泉本館全体を使った大規模展示を行うほか、BEAMSとのコラボレーションエコバッグのノベルティ配布も行うとのこと。All images (C)mika ninagawa,Courtesy of Tomio Koyama Gallery
2015年08月28日シェイクスピアの時代にならって男性キャストだけで演じる“オールメール”作品。蜷川幸雄演出・監修で上演されてきた彩の国シェイクスピア・シリーズの最新作『ヴェローナの二紳士』が、この秋お目見えする。溝端淳平が初めての女役に挑むなど、魅力的なキャストが揃うなか、溝端演じる娘の恋人役に三浦涼介が抜擢された。同じ蜷川演出の『わたしを離さないで』でも鮮烈な演技を見せた三浦。初めてのシェイクスピアで、さらなる進化を遂げようとしている。舞台『ヴェローナの二紳士』チケット情報三浦が蜷川演出作品に出演するのは、2012年の『ボクの四谷怪談』、2014年の『わたしを離さないで』に続き、3度めとなる。「蜷川さんはとても愛のある人。そのおかげで、前向きになったり、お芝居が楽しいと思ったり、この先も続けていっていいんだなと思えたりしたんです」とその出会いの大きさを語る。ゆえにまずは、「蜷川さんとまたお仕事するということに自分の意味を置きたい」と言う。蜷川によって開いた可能性と力を自らで存分に活かしたいのだ。「しかも、以前、蜷川さんから弱い役のほうが向いてると言われたことがあって、今回演じる役はそれとは真逆なので。蜷川さんが納得するものを見せるという意味で勝負だなと思っているんです」。『ヴェローナの二紳士』で三浦が演じるのはプローティアス。溝端扮するジュリアという恋人がいながら、留学先のミラノで親友の想い人に横恋慕するという、いわば自分の思いのままに生きる男である。「本当に自分の思いにまっすぐな人なんです。相手に対しても隠しごとなくぶつかっていって、失うものがあってもいいから自分を全うしようっていう。そこはちょっと自分に近い部分もあるので(笑)、描かれている時代も環境も違うんですけど、違和感なく台本を読めました」。シェイクスピアの世界に初めて触れて、“美しい”とも感じたそうだ。「台詞はちょっと難しい言葉が並んでいたりするけど、噛み砕いていけば本来の人間の姿が見えてくるような感じがするんです。今は情報がありすぎて、人に何かを伝えるにも遠回りしたりしているから、言葉とか行動がこれぐらいまっすぐでいいんじゃないかなと思ったりします」。また、男性が女役を演じることで“美しさ”がより高まるという期待も。「男ならではの女性の美しさへのこだわりみたいなものってあると思うので(笑)、その美しい娘たちに本気で惚れたいと思います」。オールメールだからこそ広がるイマジネーションがある。その喜びを、演者とともに味わいたい。公演は10月12日(月・祝)から31日(土)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、11月6日(金)から9日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、11月14日(土)・15日(日)は愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、11月21日(土)から23日(月・祝)まで福岡・キャナルシティ劇場にて。取材・文:大内弓子
2015年08月20日蜷川幸雄の演出・監修でシェイクスピアが書いた37戯曲の上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズ。第31弾の今回は、全ての役を男性キャストが演じる人気の高い「オールメール」作品として、喜劇『ヴェローナの二紳士』を上演する。メインキャストのひとりで、蜷川作品初参加となる高橋光臣に、舞台への思いを聞いた。「ヴェローナの二紳士」チケット情報「この世界に入ったときから、いつか蜷川さんとつながるのではないかという思いでやってきました。役者をして10年。ついにその時が来ました」。演じるのは、ヴェローナで生まれ育ったヴァレンタイン。教養を身に着けるため、ミラノへと旅立つ、タイトル通りの紳士だ。「何事にも一直線につき進んでいく真面目な男で、僕が得意とする分野。物語は彼のセリフで幕を開け、幕を閉じる。贅沢な恵まれた役です」ヴァレンタインは旅に、三浦涼介演じる友人のプローティアスを誘うが、溝端淳平が扮する娘ジュリアに夢中な彼はそれを断る。一方、ヴァレンタインも、ミラノで月川悠貴が演じるシルヴィアと恋に落ちる。しかし、ミラノへやって来たプローティアスもシルヴィアに恋をしたことから、おなじみのシェイクスピアのドタバタ劇が展開していく。「シュッとした3人と比べて僕だけ顔と雰囲気が古風(笑)。だからちょっと3人とは違うアプローチができるかなと思います。溝端さんと三浦さんの化学反応も楽しみですし、僕とシルヴィアの関係は、月川さんがかつて「オールメール」作品でされた女役の美しさを知っているからこそ、僕が胸をかりる気持ちですね。男同士のキスシーンも期待して下さい(笑)」プローティアスの「恋において友人を大切にする男はいますか」というセリフは、物語の核をなす。「昔、僕と仲のいい友人が、僕の当時の彼女を好きだったことがあって。僕はコイツだったら彼女とうまくいってもいいなという気がしました。僕がヴァレンタインなら道を譲ると思う。でも、友情や愛に裏切りはつきもので、そこは作品の見どころです」厳しさで有名な蜷川との稽古は、これから始まる。「耐えられるかなと思う反面、キツイことを無理にでも言われてみたい。思いきり変な方向にボールを投げてみようかな(笑)」と、学生時代にラグビーで鍛えたスポーツマンならではの言葉だ。「ラグビーはトップレベルの選手は幻の赤い線が見える瞬間があり、そこにパスを出すと勝てるそうです。舞台も役者同士が繰り広げる戦いの場。いつかそんな“プレイ”ができれば最高ですね」公演は10月12日(月・祝)から31日(土)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、11月6日(金)から9日(月)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月14日(土)・15日(日)は愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール、11月21日(土)から23日(月・祝)まで福岡・キャナルシティ劇場にて上演。埼玉、大阪、愛知公演はチケット発売中。福岡公演は8月22日(土)一般発売開始。取材・文:米満ゆうこ
2015年08月19日東京スカイツリータウン内にある、すみだ水族館が9月9日から12月27日まで、写真家・蜷川実花のプロデュースによる「蜷川実花 × すみだ水族館 クラゲ万華鏡トンネル」を開催する。同企画では、壁と天井に約5,000枚の鏡を敷き詰めた「クラゲ万華鏡トンネル」内の8つのクラゲ水槽や壁面に、蜷川実花が今回のために撮影・制作した新作を投影。投影する作品は昼と夜の2バージョンに分かれており、昼は南国の花、海、空などの写真と映像が、夜は東京の夜景や高速道路、東京スカイツリー、渋谷のスクランブル交差点などが投影される。浮遊するクラゲと照明、蜷川実花の作品によって常に表情を変えるトンネル内を歩けば、まるで海の中を漂っているような感覚を味わうことができる。さらに開催期間中限定で、「蜷川実花 × すみだ水族館」オリジナル年間パスポートを販売。また9月11日より毎週金曜の夜には、ふわふわと漂うクラゲを観察する女性限定の大人向けのプログラム「ふわふわクラゲ」も開催される。【イベント情報】「蜷川実花 × すみだ水族館 クラゲ万華鏡トンネル」会場:すみだ水族館住所:東京都墨田区押上1-1-2東京スカイツリータウン ソラマチ5階、6階会期:9月9日~12月27日すみだ水族館営業時間:9:00~21:00(入館は20:00まで)すみだ水族館入館料金:一般 2,050円:高校生 1,500円:小中学生 1,000円:幼児(3歳以上) 600円
2015年08月14日演出家の蜷川幸雄の演出・監修によりシェイクスピア全37戯曲の上演を目指す、彩の国シェイクスピア・シリーズ。第31弾はシェイクスピア最古のコメディといわれる『ヴェローナの二紳士』を上演する。シェイクスピアの時代にならい全ての役を男性キャストが演じる“オールメール”シリーズの最新作で、主演の溝端淳平が純朴な田舎娘ジュリア役で初めて女役に挑む。蜷川とは海外公演も果たした『ムサシ』以来、2度目のタッグだ。「ヴェローナの二紳士」チケット情報「『ムサシ』に出演させてもらった時に、できれば次はシェイクスピアでご一緒したい!と思っていたので。本当に夢のようですし、光栄です。蜷川さんは役者を成長させようと毎回課題を与えてくださる、厳しさの中にも愛のある方。今回も女性役という自分でも想像がつかないようなところに踏み入れられるチャンスを得られたことは、嬉しいですね」2組の男女を巡る恋と友情、裏切りを描いたコメディ。溝端演じるジュリアは恋人を追ってヴェローナからミラノへ出るが、彼氏は別の女性に心を奪われていた。しかも彼氏は、道中護身のために男装していたジュリアをそうとは知らず小姓に就かせ、恋の使いまでさせてしまう。「恋愛も友情もちょっとしたことで裏切られたり、修復したりする。特に若いうちは心変わりしやすいものだろう。そんなリアルな問いかけが、喜劇の中に隠されている。それゆえ後半の展開にはすごく驚かされる部分もあるんですが、そこにリアリティがある。ジュリアは正直で心に芯を持った素敵な人。僕も和歌山県出身でミステリアスな影とかは自分でもないと思うので、そこは似ているのかな(笑)。気持ち的には入りやすい」12月には寺山修司の舞台『レミング~世界の涯まで連れてって』への主演が控えるなど、これまでつかこうへい、井上ひさし、永井愛ら演劇界を代表する作家の作品に触れてきた。「才能ある方々とご一緒した時間は財産だと思います。舞台では役者の心技体が伴わないと感動を届けられない。それを実践されている先輩方の姿には憧れますし、自分もいろんな役に挑戦して殻を破りたい。ここ数年で舞台の魅力に、どんどん引き込まれています」初の女役に向け「やれることは何でもやっていきたい」と、まずは自分なりに歌舞伎の女形などを参考に所作や動きを研究する日々。線が細くみえるよう、体も絞るつもりだ。「オールメールってどう演じるの、女役を演じながら男装なんてできるの?とか、やる方も観る方もハラハラすると思う。そんな普通じゃない所に魅力があるんじゃないかな。『ヴェローナ~』は特にシェイクスピアを初めて観る方にも見やすい作品だと思う。絶対にここでしか味わえない感動があるので。僕の女役も含め、楽しみに見に来て欲しいですね」公演は10月12日(月・祝)から31日(土)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、11月6日(金)から9日(月)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。愛知、福岡公演あり。取材・文:石橋法子
2015年08月06日スズキは5日、同社のインド子会社であるマルチ・スズキが、インドで初のプレミアム・クロスオーバー車となる「SX4 S-CROSS」(インド名 : S-CROSS)の販売を開始すると発表した。S-CROSSは、新型プラットフォームに、高いトルク値を発揮するとともに低燃費・低排出ガスを特長とする新設計の1.6Lディーゼルエンジン「DDiS 320」、および1.3Lディーゼルエンジン「DDiS 200」を搭載。デザイン、ユーティリティー、走行性能、燃費の全てを高い次元で満たし、セダンの快適さとSUVの性能を併せ持つクロスオーバー車。同車は、新たに設定した販売網「NEXA(ネクサ)」で販売する第一弾の車種となる。「NEXA」は今年度中に100店舗を目指し、今後も店舗数を増やしていく計画だ。SX4 S-CROSSの生産はハンガリーや中国でも行われており、インドが3カ国目の生産国となる。マルチ・スズキでは、製品ラインアップにクロスオーバー車「S-CROSS」を加えることで、インド市場でのシェアの維持・拡大を図っていくとのこと。
2015年08月05日写真家の蜷川実花が、16年春より新潟エリア(越後湯沢~新潟間)を中心とした上越新幹線区間で運行される新幹線「現美新幹線(GENBI SHINKANSEN)」の外観デザインを手掛けた。来春、“移動する現代アートの美術館”をコンセプトにした「現美新幹線」が新潟エリアで運行される。外観のデザインを手掛けた蜷川実花は、大胆に列車自体をキャンバスに見立て、日本三大花火大会の一つでもある長岡大花火大会の“花火”を描き出す。車両は6両編成となっており、車中には車両ごとに各アーティストが同新幹線のために制作したインテリアが設置される。絵画、立体、写真、映像、テキスタイルなどの現代アートを中心とした様々な作品で彩られる予定だ。また、うち中程の1両は「カフェ」と「キッズスペース」空間とされ、カフェでは魚沼産コシヒカリの米粉を用いたスイーツを製造する十日町市の菓子工場「十日町すこやかファクトリー」と、著名な菓子研究家がコラボレーションした地元や地域の食材を活用したメニューを提供する。キッズスペースはアーティストの監修により、子どもがアートに触れられる空間が創造される。なお、同新幹線は臨時列車となっており、土休日を中心に年間120日程度の運行を予定している。
2015年07月09日愛媛県松山市の「道後温泉」が写真家・蜷川実花をメインアーティストに迎えたアートの祭典「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」を道後温泉、及びその周辺エリアで開催している。期間は2016年2月29日まで。昨年、道後温泉本館改築120周年の大還暦を記念して開催されたアートフェスティバル「道後オンセナート 2014」に続く形で実施される同企画。昨年のテーマであった“最古にして、最先端。”を引き継ぎ、メインアーティストに蜷川実花を迎えて5月1日から10ヶ月の会期中に様々なアート作品を展開していく。同イベントは第1弾から第3弾までで構成されており、5月の第1弾オープンでは同イベントのメインビジュアルである蜷川実花の写真による路面電車のラッピングや、蜷川実花の写真を全体に配した堤灯ゲートの設置、蜷川実花の作品を用いた道後温泉本館のエントランス陣幕や暖簾の設置などが行われた。また、道後(松山市)に因んで椿の写真をセレクトした道後温泉本館の床の間作品も展示された。7月オープンの第2弾ではうちわの配布、スプレー菊の写真を使ったグラフィカルな浴衣、蜷川実花ディレクションブランド、エム/ ミカ ニナガワ(M / mika ninagawa)のウエディングドレスの展示、ホテルの一室やレストランを活用した空間などが出現。第3弾となる10月1日から2016年2月29日までは、改築121年目を迎えた道後温泉本館が鮮やかな蜷川実花作品で彩られる。外観の北側、北側のガラスや障子には、様々な花の写真が設置され、更に夜間は南側の3階に映像作品が投影される予定。その他、道後アート2015×BEAMSのオリジナルエコバッグの配布も行われる。また、「道後オンセナート 2014」のメインプログラムであった、蜷川実花、草間彌生、皆川 明、谷尻誠を始めとした各アーティストが道後地区の10のホテル・旅館の客室を作品化し、客室を宿泊可能なインスタレーションとして表現する「ホテル ホリゾンタル(HOTEL HORIZONTAL)」も行われている。なお、草間彌生、皆川 明の手掛けた客室は今年の8月末まで。【イベント情報】蜷川実花×道後温泉 道後アート 2015会場:道後温泉、及びその周辺エリア会期:5月1日~2016年2月29日
2015年07月04日三上博史が9月、舞台『タンゴ・冬の終わりに』で主演を務める。1984年に清水邦夫によって書き下ろされ、蜷川幸雄の演出で上演された本作が、実に約30年の時を超えて再びパルコ劇場の舞台に蘇る。倉科カナや神野三鈴、ユースケ・サンタマリアなど、共演者も実力者揃い。三上にとっては、大きな反響を呼んだ舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』以来10年ぶりのパルコ劇場登場となる。舞台『タンゴ・冬の終わりに』チケット情報今回、演出を務めるのは行定勲。「行定さんが有能な助監督だった頃から知っていますから、感慨深いですね。映像作品でご一緒したことはあるけれど、舞台は初めて。僕も日常から演技の種を見つけるタイプの人間ですが、行定さんも人生経験を映像なり舞台なりに反映していく人だと思うんです。今回、行定さんが舞台にいったい何を持ち込んでくるのか、いまから楽しみです」と話す三上。今回は突然引退を宣言し、故郷で隠遁生活を送るなかで、少しずつ精神を病んでいく俳優・清村盛を演じる。映像ではもちろん幅広い役柄を自在に行き来する三上だが、とりわけ舞台では、これまで『青ひげ公の城』や『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』など、かなりエキセントリックな役が多かった。「今までは衣装であれ、役柄であれ、ぶっ飛ばすようなものをやってきたという自覚はあるんです。一時期、お客さんを振り払うような、ある種スタンドプレーとも言われかねない芝居をして、それが楽しかった時期さえあった(笑)。それに対して、今回は正々堂々と清水邦夫さんのセリフに向き合って、真っ当に勝負しなければいけない。それは僕にとってはチャレンジですね」。元々、この作品の初演を見ていたという三上。「当時は僕も駆け出しの俳優で、いつかこの作品に参加できたらなあと思いながら見ていた。30年経ったいま、やっとそういう時期が来たんだと思うととてもうれしいですね。今回の上演が決まってから、会う人会う人に『ぴったりの役だね』と言われるんです」と笑う。「清水さんの作品って、決して難しくなく、誰もがすっとお話を理解できる物語なんですよね。世界観はすこし不思議なものだけれど、じんわりと楽しさを感じられるものになると思います。芝居を見慣れない人でも、ふつうに見ていればどんどん入り込める。絶対損はしないので、ぜひ一度、見に来てほしいです」公演は9月5日(土)から27日(日)まで東京・PARCO劇場にて。チケットの一般発売は6月27日(土)午前10時より。取材・文/釣木文恵
2015年06月26日メリーサイトは6月12日、写真家・映画監督の蜷川実花さんのディレクションによるブランド「M / mika ninagawa」とコラボレーションしたコスメコンタクト「NADESHIKO COLOR(ナデシコカラー)」を日本・台湾・中国の3カ国で発売する。同商品は、日本の伝統色をキーカラーに、大人のカラーブレンドで「KOKHAKU」「BENI」「HACCA」「RURI」の4色を展開。終日装用・1日使い捨ての単回使用視力補正用色付コンタクトレンズとなっている。またパッケージは、「アート缶(12枚入り)」(税別2,000円)と「アート引出しBOX(30枚入り)」(税別4,200円)の2種を用意している。
2015年06月11日百貨店向けブランド「パルファージュ(PARFAGE)」と蜷川実花のディレクションブランド「エム/ミカ ニナガワ(M/mika ninagawa)」とのコラボレーションランジェリー第2弾が伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店で6月3日に先行発売された。上質感と大人感を表現したというデザインが特徴の「パルファージュ」に、独自のスタイルで極彩色の艶やかな写真を撮りつづける蜷川実花が手掛ける「エム/ミカ ニナガワ」の世界観が融合した同コラボレーション。昨年に続いて第2弾となる今回は、谷間を寄せてキープする「リボンブラ」とバストメイキングに定評のある「フロントエックスブラ」の2シリーズで展開。花のグラフィック作品をプリントやレースに使用することで、ランジェリーに“蜷川ワールド”ならではの鮮やかな色彩を表現している。取り扱いは7月初旬からで、全国の百貨店の「パルファージュ」取り扱い店舗の他、ワコールウェブストアにて。また、蜷川実花が編集長を務める『エムガール(M girl)』5月22日発売号では、同ランジェリーを身に纏ったモデルのオードリー亜谷香がピックアップされている。
2015年06月04日ワコールの百貨店向けブランド「パルファージュ」から蜷川実花ディレクションブランド「 M / mika ninagawa(エム/ミカ ニナガワ)」とのコラボンジェリーが、2015年6月3日(水)から伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店で先行発売される。上質感と大人を表現したデザインでキャリア女性に高く支持されている「パルファージュ」に、独自のスタイルで極彩色の鮮烈な写真を撮りつづけ、多く女性から共感得ている蜷川実花氏のディレクションブランド「 M / mika ninagawa」が融合した、待望のコラボ企画第二弾。今回は、谷間を寄せてキープする「リボンブラ」シリーズとバストメイキングに定評のある「フロントエックスブラ」シリーズで展開。デザインは、花の作品を用いたグラフィックをプリントやレースに使用することで、"蜷川ワールド"ならではの鮮やかなカラーバリエーションに仕上がっている。また、2015年5月22日に発売の蜷川実花氏が編集長を務める「M girl(エムガール)」誌面では、モデルとして活躍中のオードリー亜谷香が今回のコラボランジェリーを着こなし、身に纏うアートを表現。7月初旬からは、全国の百貨店の「パルファージュ」取り扱い店舗のほか、ワコールウェブストアで随時販売を開始する。※一部店舗によって発売日が異なる【コラボランジェリー概要】「パルファージュⅹM / mika ninagawa(エム/ミカ ニナガワ)」■先行発売発売日:2015年6月3日(水)取り扱い:伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店■全国発売発売日:7月初旬取り扱い:全国の百貨店の「パルファージュ」取り扱い店舗、ワコールウェブストア▼「パルファージュⅹM / mika ninagawa(エム/ミカ ニナガワ)」コラボ解特設ページ【問合わせ先】ワコールお客様センター電話番号:0120-307-056(平日:9:30~17:00)元の記事を読む
2015年06月03日写真家で映画監督の蜷川実花にフィーチャーした書籍2冊が、クリエイティブジャーナル誌『クォーテーション(QUOTATION)』の特別版として、5月20日に同時発売される。蜷川実花の20年の活動を総括した『QUOTATION BOOKS:couleur「蜷川実花の20年を知る」』(1,600円)では、新作を含めた写真作品を46ページに渡って掲載。さらに、様々な業界で活動する10人のスペシャリストとの特別対談も収録される。ラインアップは作詞家の秋元康、「チームラボ(teamLab)」代表の猪子寿之、三越伊勢丹ホールディングス代表の大西洋、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」デザイナーの高橋盾、漫画『かくかくしかじか』で第8回マンガ大賞を受賞した漫画家・東村アキコなど。一方、『QUOTATION SPECIAL ISSUE:noir一冊、エッジな蜷川実花』(1,200円)は、蜷川実花が監督を務めた映画『さくらん』で音楽を担当した、シンガーソングライターの椎名林檎とのロング対談を収録。さらに、原美術館で好評を博した作品を中心に、未発表のものも含めた写真作品を40ページに渡り掲載する。
2015年05月21日マツダは14日、軽乗用車「フレアクロスオーバー」に「S-エネチャージ」を採用するなどの一部商品改良を施して発売した。今回の一部商品改良では、ノンターボエンジン搭載機種の「XG」「XS」を対象に、ISG(Integrated Starter Generator : モーター機能付発電機)を搭載したシステム「S-エネチャージ」を採用。同システムは、燃料を多く必要とする加速時にモーターアシストすることで、エンジンの負荷を軽減して燃費の向上に貢献するほか、アイドリングストップからのエンジン再始動時の静粛性や快適性も向上している。さらに、660cc DOHCノンターボエンジン(R06A型)の圧縮比を、従来の11.0から11.5に高圧縮化するとともに、吸気・排気系を見直して低中速の動力性能と燃費性能を向上。この改良を施したノンターボエンジンとS-エネチャージを組み合わせることで燃費性能を高め、エコカー減税の免税対象とした。ボディカラーの変更も行われ、従来の「パールホワイト」に変えて、より透明感のある「クリスタルホワイトパール」を採用している。フレアクロスオーバーの価格は、133万7,040円~165万3,480円(いずれも税込)。
2015年05月14日日産自動車の中国での合弁会社、東風汽車有限公司の乗用車部門である東風日産乗用車公司(東風日産)は20日、中国の若者向けにヴェヌーシアブランド初となるクロスオーバーコンセプト「ボウ(VOW)」を、上海モーターショーにて披露したと発表した。ボウ(VOW)は、「Venucia Over Wonder」の略語で、ターゲット層の若者の期待を超えるヴェヌーシアというブランドとしての決意を込めたとのこと。コンセプトカーの外観デザインは最先端かつ大胆で、車体色はボリビアのウユニ湖をイメージした明るい青となっており、ダイナミックかつ優雅なイメージを表現している。
2015年04月20日六本木の「IMA CONCEPT STORE」で、写真展「森山大道×M×蜷川実花」が開催される。これを記念して4月20日にトークイベントも行われる。この展覧会は森山大道の『Dazai』、蜷川実花の『蜷川実花:Self-image』という、両展覧会のカタログ発刊を記念したもの。会場では写真集の素材となったイメージを元に、ブックデザインを手掛けた「マッチアンドカンパニー」の町田覚の視点から“写真集による展示”が行われる。なお、森山の『Dazai』は、中学生時代に出会った太宰治の小説をオマージュしたもの。一方、『蜷川実花:Self-image』では、活動初期から撮り続けられてきた、モノクロのセルフポートレートが収録されている。【イベント情報】森山大道×M×蜷川実花 トークイベント会場:IMA CONCEPT STORE住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル3階会期:4月20日時間:19:00から20:30料金:1,500円(雑誌『IMA』定期購読会員は1,200円)
2015年04月07日写真展「蜷川実花 展 桜 at 代官山 芦屋書店」が4月8日から26日まで、代官山の蔦屋書店にあるギャラリースペースで開催される。同展では11年に発売された写真集『桜』の掲載作品を中心に、蜷川実花の“桜”シリーズを展示。彼女が1週間の間に2,500回ものシャッターを切ったという、様々な姿の桜が紹介される。なお、この本のあとがきで、蜷川は「2011年3月、今年の桜を撮りたかった。私が私であるために、自分で自分を支えるために」と当時の気持ちを語っている。会場ではこれらの作品の他、蜷川の写真集『Baby Blue Sky.』のスペシャルプリントやサイン入り写真集などを販売。自らがディレクションを手掛けるファッションブランド「M/mika ninagawa」の雑貨なども取り扱われる予定だ。【イベント情報】蜷川実花 展 桜 at 代官山 芦屋書店会場:代官山 蔦屋書店2号館1階ギャラリースペース住所:東京都渋谷区猿楽町17-5会期:4月8日から26日まで時間:7:00から翌2:00まで
2015年04月02日蜷川実花の手がけた写真集がゲットできる!パルファージュの楽しいフェア開催質の良さとともに“大人感”が演出されたデザインで人気のランジェリーブランド パルファージュは、「パルファージュmeets Mgirl スペシャルフェア」を4月から実施する。ランジェリーアイテムは機能的できちんとバストにフィットし、さらにレースの華麗なバラ模様とともに華やかな印象を与える。またこの特別フェアの期間に、税抜きで15000円以上の商品購入者を対象として、人気女性写真家『蜷川実花』によるフォト集「ニナデジ2」が贈られるという。(プレゼントは数量限定。また開始する日が店舗により異なるので、詳細は店舗で確認のこと)蜷川実花プロフィール1972年東京都出身。女優であり写真家、さらに2007年には映画監督としてデビューを果たした。父は有名な蜷川幸雄氏、母は真山知子。多くの受賞を獲得しており、映画だけでなく、グループ展や個展、さらに土屋アンナや松山ケンイチ、中川翔子など有名人の写真集およびジャケット撮影なども手がけている。蜷川実花の扱う魅力的な写真集を希望する人は、フェアに参加してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ワコール プレスリリース (PR TIMES)・株式会社ワコール パルファージュ・蜷川実花オフィシャルブログ
2015年03月26日JR東日本は3日、写真家・蜷川実花が車体デザインを手がけ、"全席ミュージアム空間"となる新コンセプトの新幹線「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」を発表した。運行開始は2016年春以降を予定。「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」は、新潟エリア(越後湯沢~新潟間)を中心とした上越新幹線区間で運行される新たなコンセプトの車両で、E3系(新幹線用車両)に改造を施し、6両編成/105名(予定)といった規模にて展開される。同エリアでは、アートによる地域づくりの先進事例として知られる大規模なアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が開催されていることを受け、首都圏からの来場者や海外からの来訪者、そして地元の人々も楽しめる新たなコンテンツとして、「移動する現代アートの美術館」というテーマの新車両を投入するに至った。また、エクステリアデザインは現在大規模な個展を原美術館にて開催中の著名写真家・蜷川実花氏が手がける。列車自体をキャンバスに見立てて、外観に「長岡の花火」を描き出す大胆なデザインを行う予定で、具体的なデザインは後日あらためて発表されるとのこと。インテリアは、6車両すべてをそれぞれ異なるアーティストが担当。絵画、立体、写真、映像、テキスタイルなどの現代アートを中心とした作品の展示を予定しており、この車両のために制作したものが見られるという。中ほどの1両は「カフェ」と「キッズスペース」空間とし、カフェでは魚沼産コシヒカリの米粉を生かしたケーキやマドレーヌなどを製造する菓子工場「十日町すこやかファクトリー」(十日町市)と、著名な菓子研究家が協力して製造したメニューを提供。キッズスペースもアーティストの監修によって「こどもがアートに触れられる空間」とする。なお、 具体的な参加アーティストや作品内容などについても、外観デザインと同様決定し次第告知される。
2015年03月03日東京・品川の原美術館で蜷川実花による写真展「蜷川実花: Self - image」が開催される。期間は1月24日から5月10日まで。会場では活動初期から断続的に蜷川が撮り続けてきた、モノクロのセルフポートレートが展示される。これは、蜷川が「生身に近い、何も武装していない」と語る作品で、その写真群を中心とした展覧会は今回が初めて。その他、目黒川の川面に散る桜を撮影した「PLANT A TREE」や、生と死が表裏一体である様を捉えた「noir」シリーズからも、数々の作品が出展される。また、原美術館を代表する階段室では、窓一面に蜷川の作品をレイアウト。透過性フィルムに白黒プリントされた写真が、まるで人の記憶を現実世界に具現化したような、幻想的な空間を構築するという。その他、壁三面に映像を大きく投影し、音楽を渋谷慶一郎が手掛けた新作のインスタレーションも発表され、訪れた人々を映像の海へと誘う。なお、開催期間中には都内3ヶ所でのギャラリーでも蜷川の個展が開催される。渋谷ヒカリエの「8/ ART GALLERY/ TOMIO KOYAMA GALLERY」では「noir」シリーズを公開。池尻のギャラリー「CAPSULE」とカフェレストラン「SUNDAY」では写真展「Portraits & Flowers」が開催される。【イベント情報】蜷川実花: Self - image会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25会期:1月24日から5月10日時間:11:00から17:00(水曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,100円大学生700円小中学生500円休館日:月曜日(5月4日は開館)、5月7日
2015年01月26日写真家・映画監督の蜷川実花の個展「蜷川実花:Seif-image」が1月24日(土)から5月10日(日)まで、東京都・品川の「原美術館」にて開催となる。「蜷川カラー」と呼ばれる極彩色の鮮烈な作風で知られ、これまでアイドルやモデル、花々を題材にその光と影を捉え続けてきた蜷川実花。本展では、既存の蜷川実花の作品イメージとは異なり、闇や陰の部分に目を向けた新境地シリーズ「noir」や、川面に散る桜を一心不乱に収めた「PLANT A TREE」、そして初期から断続的に撮影されてきたモノクロームのセルフポートレイトを中心に多くの初公開写真を展開。「生身に近い、何も武装していない」と本人が語る特別な写真群(Self-image)を紹介する。そのほか、三面に投影された新作映像インスタレーションでは、映像にあわせ、特別に渋谷慶一郎氏が音楽を、サウンド・ジェネレートシステムをevalaが手掛けた。元邸宅という原美術館の親密な空間の中で展開される作品から、蜷川実花の新たな一面に出合えるはずだ。(text:Miwa Ogata)
2015年01月22日写真家で映画監督の蜷川実花のファッションブランド「エム/ミカ ニナガワ(M / mika ninagawa)」が伊勢丹新宿店本館2階センターパーク/ザ・ステージ#2で、1月21日から27日までポップアップストアをオープンする。15SSからデビューする同ブランドの全アイテムが先行販売される。「MODE RESORT×エム/ミカ ニナガワ」と題された同イベントでは、リゾートシーンをイメージした15SSコレクションを紹介。鮮やかなカラーバリエーションの半袖ワンピース(3万6,000円)やマキシ丈ワンピース(5万円)、スウェットトップス(2万4,000円)、スエットパンツ(1万9,000円)、ブルゾン(3万9,000円)、スカート(2万4,000円から2万9,800円)まで、華やかな蜷川カラーのアイテムがそろう。この他、クラッチやトートバッグ、シュシュなどの雑貨も販売される。会期中、同ショップで1万円以上の購入で、蜷川が編集長を務めるファッションマガジン『エムガール(Mgirl)』、同氏が撮り下ろした写真集『ニナデジ(NINADIGI)vol 2』、同ブランドオリジナルのペン、オリジナルショッピングバッグの4アイテムから一つがプレゼントされる。担当バイヤーは、「15SSでデビューとなる当ストアでは、リゾートシーンにおいて女性がよりカッコよく、より可愛く楽しめるスタイルを提案している。また、蜷川さんのように写真だけにとどまらない“女性が活躍されている場”という社会的意義もこのイベントを通じて発信できれば」と話す。同イベントは、1月28日から2月3日まで日本橋三越本店本館2階スペース2でも開催される。
2015年01月16日渋谷ヒカリエの「8/ ART GALLERY」で、蜷川実花による写真展「noir」が開催される。期間は2月4日から23日まで。蜷川実花は木村伊兵衛写真賞や大原美術館賞など、数々の写真賞で受賞経験を持つ写真家。14年大晦日の紅白歌合戦の審査員を務めたことも記憶に新しい。07年には映画『さくらん』で監督デビューを果たしており、昨年ファッションブランド「M / mika ninagawa」を立ち上げるするなど、現在では多方面に活躍している。そんな彼女が撮る鮮烈な色合いは「蜷川カラー」と呼ばれ高く評価されており、近年では豊かな黒の表現によって死や闇を描いた作品でも人気を集めている。この展覧会は15年春に都内4ヶ所で開催される、蜷川実花による個展の一つ。生と死を表裏一体にとらえた「noir」シリーズの中から、様々な作品が出展される。その他、原美術館では「蜷川実花:Self-image」が、池尻のギャラリー「CAPSULE」と「SUNDAY」では「Portraits & Flowers」が開催されており、様々な側面を持つ蜷川作品のすべてを目の当たりにすることが出来そうだ。【イベント情報】蜷川実花 展「noir」会場:8/ ART GALLERY / Tomio Koyama Gallery住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ8階会期:2月4日から23日時間:11:00から20:00料金:無料
2015年01月06日東京都・品川の原美術館にて、蜷川実花初のセルフポートレイトを中心とした個展「蜷川実花:Self-image」展を開催する。開催期間は2015年1月24日~5月10日まで、開場時間は11:00~17:00(水曜は20:00まで、最終入館は閉館30分前まで)。入館料は一般1,100円、大高生700円、小中生500円。同展は、華やかで鮮烈な「蜷川カラー」と呼ばれるイメージとは異なる、闇や影の部分に目を向け新境地を開いたシリーズ「noir」(2010年~)と、川面に散る桜を一心不乱に収めた「PLANT A TREE」(2011年)、そして初期から断続的に撮影してきたモノクロームのセルフポートレイトを中心に紹介する蜷川実花の個展。作家自身が「生身に近い、何も武装していない」と語る、特別な写真群(=Self-image)となる。また、床から天井まで室内全体に映像が投影され、鑑賞者は海中を浮遊しているかのような感覚に浸ることのできる新作映像のインスタレーションも公開。音楽を渋谷慶一郎が、サウンドジェネレートシステムをevalaが手がける。さらに、陽光が降り注ぎ、原美術館の中でも特に印象的な階段室の窓が透過性フィルムにプリントされた白黒の蜷川作品で覆われるなど、元邸宅という親密な空間を活かした展示構成となる予定だ。なお、渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryでは2015年2月4日より個展「noir」が、また三軒茶屋のCAPSULE/SUNDAYでも2015年2月21日より個展が開催されることになっている。
2014年12月15日数々のシェイクスピア作品を手掛けてきた蜷川幸雄。彼が2015年、80歳を迎える歳に、実に8度目となる『ハムレット』に挑戦する。主演は藤原竜也。2003年、日本演劇史上最年少である21歳でタイトルロール(主人公の名がタイトルになっている作品での主役)を演じて以来、実に12年ぶりに同じ役に挑むこととなる藤原に思いを聞いた。「ハムレット」チケット情報「『ハムレット』を演じたいというのは、実は僕から直接蜷川さんにお願いしたんです」という藤原。そのきっかけはさいたまネクスト・シアターの「2012年・蒼白の少年少女たちによる『ハムレット』」を観劇したことだった。蜷川自ら率いる、若手演劇集団の公演だ。決して有名な役者たちが出ているわけではない。しかしその舞台に彼は感銘を受けた。「観ている間、自分の思いが瞬間的にその場から離れて浮かぶような、時空を超えたような感覚になったんです。キャストの若く疾走感あふれる演技もよかったし、唯一の年輩者であるこまどり姉妹さんも素敵でしたし、何よりも演出がすばらしかった」。その勢いのまま、蜷川に「『ハムレット』をやりたい」と願い出たという。「今思えば、なんて大変なことを言ってしまったんだろうという後悔にも近い思いはあります(笑)。けれど、蜷川さんが命を削るようにして作る舞台に自分もあげてもらいたいと思った」藤原といえば、デビュー作である舞台『身毒丸』で蜷川演出を受けて以来、コンスタントに蜷川作品への出演を続けてきた。観客からすれば、蜷川と藤原はすでにツーカーの仲に思えるかもしれない。しかし今年参加した、やはりシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』で、これまでにないほど絞られたのだという。「蜷川さんに、『生まれ変わった藤原竜也を見せてくれ』と言われたんです。僕はこれまで、自分の感情が動くままに感覚的に演じてきた。それだけでは済まない場所に差し掛かったんだとわかりました」。動きや表情はもちろん、セリフひとつひとつのイントネーション、強弱に至るまで、毎日のように飛ぶ指摘。共演の吉田鋼太郎にお願いをして、自主稽古もつけてもらったという。「デビューしてから、こんなに大変だったことはない。けれどこの経験が、次に『ハムレット』を演じる時に生きてくると思う」と笑う。「感性豊かな満島ひかりさんと共演できるのも大きな楽しみ。キャストもスタッフも場所も整った。あとはもう、全力でやるだけです」公演は、1月22日(木)から2月15日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、2月20日(金)から3月1日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。大阪は2月25日(水)18:00に追加公演が決定しており、チケットぴあでは、プレイガイド独占先行受付を実施。プレリザーブ(先行抽選)が12月15日(月)11:00より受付開始される。一般発売は12月20日(土)より開始。取材・文:釣木文恵
2014年12月15日マツダは19日、新型コンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」を世界初公開した。「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう) - Soul of Motion」を全面的に採用したマツダの新世代商品第5弾となる。「CX-3」は、上質かつ洗練されたデザインと使いやすさを追求したパッケージングに、マツダが一貫して追求する意のままの走りなど、人がクルマに求める本質的な価値を高次元で融合させたという新型コンパクトクロスオーバーSUV。パワートレインは「SKYACTIV-D 1.5」「SKYACTIV-G 2.0」を市場ごとに適切なラインアップで展開するとともに、新世代AWDシステムを採用し、力強くリニアな走行パフォーマンスと優れた環境性能を実現。カーコネクティビティシステム「Mazda Connect(マツダ コネクト)」、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」などの最新装備も幅広く搭載する。同車は11月21~30日に開催される「ロサンゼルスオートショー」に出品。2015年春以降、日本から順次グローバルに導入を開始する予定とされている。
2014年11月19日東京都港区赤坂の東京ミッドタウン・ウエスト フジフイルムスクエアで、蜷川実花さんの写真展「フジフイルムスクエア企画写真展蜷川実花写真展」が行われる。開催日時は11月14日~12月3日、10時~19時(入館は18時50分まで)、期間中無休。入場無料。○蜷川氏の鮮やかな色彩が会場を彩る写真家・蜷川さんは、広告やファッションの分野などでモデル・アイドル・アーティストといった幅広い人々を撮影する傍ら、写真作家として自身の作品も発表し、独特の色彩感覚とセンスで若年層を中心に支持を得ている。今回の展示では国内外の旅先で出会った花々の写真を中心に、風景写真なども織り交ぜた未発表作品を展開。寒くなりはじめ自然界にも色数が少なくなるこの時期に、大胆な構図と鮮やかな色彩感覚で撮影された写真で会場に華やかさと温かさを演出するという。
2014年11月11日アシックスが展開する「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」と、写真家・映画監督として活躍する蜷川実花がディレクションを手掛ける新ブランド「エム / ミカ ニナガワ(M / mika ninagawa)」のコラボレーションアイテムが11月8日より発売される。同コレクションは、蜷川が1番こだわりを持つ“色”を追求し、自身の作品から三つの唇の形を組み合わせたインパクトのあるデザインを採用。オニツカタイガーのアイコンスニーカーであるローカットタイプの「MEXICO 66 DELUXE」(2万4,000円)とハイカットタイプの「JAVELIN HIINA」(2万5,000円)加え、ブラックをベースに前身頃全面に唇柄を配したトラックトップウエア(2万円)、片面に同柄を配したバッグ(2万5,000円)がラインアップ。シューズは2型で600足、ウエア100着、バッグ100個の個数限定で、国内のオニツカタイガー直営店にて販売する。
2014年11月07日