■前回のあらすじ塾の先生に触られたしろみでしたが、母の影響で被害にあうのは自分が悪いのだと思ってしまいました。高2になったころハスキー犬のゴン太の調子が悪くなりました。母は渋りましたが、弟からも説得して病院に連れていくことに。脳腫瘍ができていたお散歩に連れて行けないのでペットシッターも解約。散歩がなくなった代わりに、家に帰るとゴン太のお下の世話をする毎日が始まりました。母はゴン太を少し離れた部屋に匂いが来ないように閉じ込めていました。ちなみにシッターさんは外の散歩だから頼んでいましたが、他人が家に入るのが嫌な潔癖症の母は介護を頼むのは論外と考えていました。当時セカンドオピニオンという言葉は知りませんでしたが、他の病院なら手術できる先生がいるのではと思い、母に他の病院にも行こうと言いました。でも『田舎の病院なんてどこも一緒だ』と言い取り合ってくれませんでした。お小遣いをもらっていない私は、どうしても困った時近所に住む祖父母に頼ることもあったのですが、祖父母は相談もなしに私の母がゴン太を飼ったことをよく思っていないようでした。そのため、祖父母の前ではゴン太のことは触れてはいけないという暗黙のルールがありました。それゆえ情けないことに、私は祖父母にゴン太のことについて助けを求めることができませんでした。祖父母からいつも資金援助を受けていた母も、手術となった場合、高額な医療費を祖父母から出してもらえる可能性が低いから、ゴン太の手術を渋っていたのかもしれません。この頃のことを思い出すともっと何かできたのではととても心が痛みます…。台車に載せて毎日散歩大型犬なのでのっけられる台車がなく、近所の人と一緒に手作りの台車を作りました。歩いている気分になっているのか尻尾を振って足を動かすゴン太。私も試験や進学クラスの補習授業などがあり、毎日つきっきりでゴン太に構ってあげられるわけではありませんでした。もっと何かできたことがあったのかなと今でも思い返してしまいます。自分から飼いたいといいだし飼い始めたゴン太。そして専業主婦で家にいるのに世話は少しもしない。そんな多少の後ろめたさを母も感じているのか、こんな些細な私の発言に母はいちいち突っかかっていました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月27日■前回のあらすじとっさに防犯ブザーを鳴らして講師から逃げたしろみ。塾長に触られたことを話したものの、「彼はクビにするから。もう帰っていい」と言われただけでした。先生はバイトをクビになって終わり幸いまだ体験入学だったので母も案外さらりとやめさせてくれました。そしてあの大学生先生はというと…。バイトなのでクビになってはい終わり。履歴書にも何も残らないのが悔しいですよね…。何かしらのペナルティがあればいいのに、そして就活とかで不利になればいいのに、と当時の私はめちゃくちゃ根に持っていました。ゴン太の足の調子が悪くなっていたこんな時は弟に頼るのが1番。母も弟の意見なら聞き入れてくれるからです。ハスキー犬の寿命は12~13くらいと言われているらしく、ゴン太はおじいちゃんですがまだ平均寿命には達していない。なのにこんなにも突然ヨボヨボしてしまうなんて…。病院に連れていくと、獣医さんから厳しい現実が突きつけられました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月26日■前回のあらすじ塾に通いだしたしろみ。その日、問題で躓いていると大学生の男性の先生が見に来てくれたのですが、距離がやたら近いのが気になりました。さらに手を握ってきて、しろみは恐怖で固まりました。どうしよう…その時思い出したのはついに腰にまで手を回してきた先生。怖くてパニックで、声を出したくても出せませんでした。夢の中で何かから追われていてもっと早く走りたいのに足が重いとか、空飛びたいのに全然飛べない、意味がないくらいの低空飛行…。そんな感覚とすごく似ていました。脳は命令しているのに体が動いてくれない感覚…。そんな時防犯ベルを持っていたことを思い出し思い切り鳴らしました。小学校のころ『不審者を目の前にすると声が大きく出なかったりするからその時は防犯ベルを鳴らすんだよ! 恥ずかしいことではないから思い切り鳴らせ!!』と言っていたのを思い出し、本当にその通りだなと思いました。先生はその場から逃げ出した!この時なぜか急に冷静に塾長に報告しなきゃとすぐ塾長の元へ行きました。大学生を呼んで謝罪させるくらいはしてくれると正直思っていました…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月25日■前回のあらすじ電車の中で触られることを母に相談すると、母は心配するどころか、「触られるような雰囲気を出すあなたも気持ち悪い」などと言いさらにしろみを傷つけるのでした。塾の先生が…私はこの時試験前の1カ月間、お試し入学のような形でとある塾に通っていました。個別指導塾での出来ごとです。相手は大学生のアルバイトの先生。今まで女の人の先生ばかりだったので安心していたのですが、初めての男性の先生。当時悩んでいた真っ最中だった私は、何かあったらどうしようと冷や汗をかいていました。そしてその嫌な予感は的中したのです…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月24日■前回のあらすじ通学中に触られることに悩んでいたしろみ。思い切って母に相談することに。いつものように薄い反応しか返ってこないだろうと思っていたのですが、意外にも母は「気持ち悪い」と言うのでした。「どうしたらいい?」と聞く間もなく…たくさんの乗客の中から選ばれてるんでしょ? だとしたら貴方にもいけない部分があるってことなのよ。そう話す母をただ呆然と見つめていました。しかし、嫌なことは立て続けに続きます。母に相談したことを猛烈に後悔しました。そして私って気持ち悪いんだ…ショックを受けました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月23日■前回のあらすじ高校を卒業したら家を出ていくと言う弟。しろみも初めて、自分も出て行った方がいいのかもと思うのでした。電車通学中に…私が乗ってた電車は20分間ノンストップ、しかも満員電車なので片足で立ち続けたり体が半分浮いた状態だったり身動きはほぼ取れない状態でした。最初は鞄が当たっているのかなと思ったのですが、明らかに人の手でお尻を触っていることがわかるほど堂々と揉まれました。残念ながら後ろ姿しかわかりませんでした。捕まったらやばいと思ったのか、すごいスピードで電車から降りて人混みに消えて行きました…。思い切って相談をしてみました。どうせいつもの調子でふーんあっそ、で終わるかなと思っていたのですが、母からは意外な反応が返ってきました…!それにしても、犯人はどんな教育を受けてきたのでしょう。こんなくだらないことで心を痛めていたなんて、馬鹿らしいったらありゃしないと改めて何だか腹が立ってきました!次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月22日■前回のあらすじ友人たちとのその親の関りを見て、自分の家が普通でないことに気づいたしろみ。そのことを弟に話すと、弟はすでに自分たちの母が変わっていることに気づいていたのだと言います。自由に暮らす…?母が思い切り何かを蹴飛ばす音が聞こえました。母は弟と私が2人で仲良く喋ることをよく思っておらず、私と弟の話し声がすると壁や床を殴ったり蹴ったりして圧をかけていました。この時この家を出ていくということを初めて意識しました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月21日■前回のあらすじ女子高の友人たちと買い物に行ったしろみ。ケーキを買ってもらったり迎えに来てもらったりしている友人を見て自分の家が普通ではないと気づいたのでした。親ってそういうもの!?友だちとその親との会話を聞いて衝撃を受けたのですが…。「まあこの子の家庭ではそうなのかな?」とその時は思っていました。しかし…。この日かなりの衝撃を受け、思わず弟に話しかけました。あまり他の親と友だちが絡んでるところを見たことがなかったので、この時初めて「他の家庭ではこんな感じなんだ!」と驚いた記憶があります。弟にもこの衝撃をシェアせねば…。早速弟に話しかけてみると、またもや衝撃の事実を知る羽目になるのでした。弟の秘密弟がまさかのトイレの主をしてたなんて! 衝撃の事実でした…。でも、トイレって狭い空間だし、椅子になるし、鍵ついてるし、ちょっとした隠れ家みたいな感じですよね。弟は普通のトイレは1階でして、2階は椅子として使っていたみたいです。私はゲームとか漫画は許されていない家庭なんだと諦めていたのですが、弟は弟なりにエンジョイしているのを見て、ただ漠然といいなぁと思いました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月20日■前回のあらすじ友人たちに「ミステリアス」と言われたしろみ。テレビをほとんど見ず、アニメも芸能人もよく知らないしろみは、友人たちとの話がかみ合わず焦るのでした。うちっておかしいの!?わが家の方針が特殊だったのか、何とも言えない空気が漂いました…。そして私がハッとする出来ごとがついに起こります。え?もはや誕生日でさえケーキを用意してもらってないんだけど…。何ということでしょう…。しかし、衝撃はまだまだ止まりません…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月19日■前回のあらすじいつも地味なゴムで髪を結んでいたしろみは友だちに誘われ、アクセサリーを買いに都会の雑貨屋さんに行きました。初めての都会、見るものすべてがかわいくてしろみは驚いたのでした。私は「ミステリアス」?ふと帰り際に友人の1人が言いました。それから怒涛の質問ぜめ…!テレビはゴールデンタイムのやつが面白いということを学んでからは、夕方以降の番組を見てたのですが、その辺りにやる番組って30分以内に見終われるものがないので正直テレビはあまり見ていませんでした。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月18日■前回のあらすじ赤点をとったしろみに「もう期待しない」と言った母。それ以降母が勉強に関わってくることはなくなりました。高校進学の頃になると、母は勝手に女子高の推薦に申し込みしろみの進路を決めてしまいました。初めての都会こうして人生初の都会へお出かけ…!一通りお店を見たりして楽しみました。高校生編に突入です!中学は授業の合間の時間に一緒に過ごすいつめんは話題を気にしなくて楽という理由で男の子ばかりだったので、正直女子校なんて行ったら私置いてきぼりになるのでは? とドキドキしていたのですが、女子校めちゃくちゃ楽しい!!私はこの時初めてウィンドウショッピングとやらをしました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月17日■前回のあらすじ熱を出していたせいで人生初の赤点をとってしまったしろみ。母に答案を見せる段階になり、パニックになり思わず逃げだしてしまいました。クローゼットに隠れた私に迫る母母は落ちてた社会科のテストを拾い上げました。大袈裟かもしれませんが当時、カッターを見た瞬間私ここで死ぬんだと思いました。中学は母はとの関わり、コミュニケーションが薄すぎてこんな思い出しか覚えていません。私は勉強を頑張ることで現状をキープ、いい点を取ればあわよくば母に何か声をかけてもらえるかも? と、とにかく必死でもがいていた気がします。そして、いよいよ高校に進学します。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月16日■前回のあらすじ高熱を出したまま保健室で試験を受けることになったしろみ。先生は病院に行った方がいいと言ったのですが、母に叱られるのを恐れたしろみは何とか頼んで試験を受けたのでした。社会で人生初の赤点パニックすぎて先生の励ましも耳に入ってきません。重い足取りで家に帰ると、案の定母が待ち構えていました。人生初の赤点をとってしまった私。同じ高熱の日に受けた英語はよかったのですが、暗記系の社会は頭が回らなさすぎてズタボロ…。そしてテストを持ってまさかの逃げるという今考えても頭の悪すぎる行動…。そんなのすぐに捕まるのに…。でもこの時は怖くて怖くて、とにかくこのテストを母に見せてはならぬという気持ちでいっぱいでした。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月15日■前回のあらすじ胃腸炎で苦しみながらも風呂場の掃除などをさせられたしろみ。翌日は38度の熱がでていましたが、母によって学校に連れていかれ、試験を受けることになりました。顔を見て驚く先生こんなハードだった期末試験は後にも先にもありませんでした。それにしても今考えたら胃腸風邪と高熱で学校に来るなんて迷惑極まりないですよね。早く帰れや! という感じです。この時高熱でフラフラになりながら受けたテストが、後で母の怒りに火をつけることになるのです…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月14日■前回のあらすじ胃腸炎で苦しんだしろみは母に迎えに来てほしいと頼んだのですが、母は迎えに来てはくれず、帰ってきたしろみに吐いた後のトイレ掃除をさせたり、布団を別室に移動させたりしたのでした。また聞こえてきた母の怒鳴り声お姑さんみたいな指摘をする母。私の母は髪の毛は当然、まつ毛一本床に落としてはならない、落としたら即拾って捨てろ! というルールを設けるほど髪の毛が大嫌いなので、お風呂場の髪の毛は悲鳴ものだったのかもしれません…。さて、娘に絶対試験を受けてもらいたい母は、そんな大した熱ではないと言い張り保健室に特別に部屋を設けてそこで試験を受けさせろと交渉。学校もそれを受け入れたのか、私は車で学校まで送り届けられました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月13日■前回のあらすじ英語以外の科目の成績が悪かったからと学習塾に通うことになったしろみ。テスト期間の前日、胃腸炎がうつったらしく体調が悪くなりました。母に迎えに来てほしいと頼んだのですが、「車の中で吐かれたら嫌」という理由で迎えに来てはくれませんでした。なんとか家にたどり着くも…ちなみにゴン太(飼ってるハスキー犬)には申し訳ないのですが、家の庭先でおトイレを済ましてもらいました。お散歩に行きたいだろうに私の具合の悪さを察したのかすぐに済ましてくれました。本当に優秀な子だ…。翌朝は期末テストの初日。それまでに熱は下がっているのでしょうか…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月12日■前回のあらすじしろみの英語の成績ばかり気にする母。しろみには英語の道に進ませると言います。そんな母がテストの答案用紙を見ていると、「あっ」と声をあげて…英語だけ勉強すればいいわけじゃない!?いきなり胸ぐらを掴まれました。もうめちゃくちゃ怖かったのを覚えてます。幸い胸ぐら掴まれるだけで済んだのですが、弟が帰って来なかったらどうなっていたか…。その晩…そして貴方は要領が悪いからちゃんとした塾にいけと言われ地元で有名な進学塾に通うことに…さて、中学の頭のいい同級生がこぞって通っていた進学塾に試験前だけ通うことに。ある日、体調の異変に気付きました…初めての胃腸風邪初めての胃腸風邪…こんなに辛いものなのかとびっくりしました。そしてあれよあれよと体調は悪化。中学生の頃はダイエットなんて考えたこともなかったのですが…。皆さんのご家族はこういう時迎えにきてくれましたか?私は母から体調を心配された経験がなさすぎて、友だちや旦那が心配してくれた時『絶対なんか下心あって心配しとるんやな、怖!』などと恐ろしく可愛くないことを心の中で思っていたりしました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月11日■前回のあらすじ中学生になり英語の授業が始まると、昔はCAになりたいという夢を持っていた母は、しろみの勉強に関心を持つようになりました。しかししろみの隣に来るとしろみより先に問題を解いて教えてしまうので、勉強にならないのでした。母は英語の成績に敏感子どものころ、テストを見せる瞬間は、緊張してめちゃくちゃ嫌でした…。そしてテスト前日は「明日のテストはちゃんとできるか?」という緊張から一日中お腹が痛かったので、テスト週間=地獄という感じでした。さて、答案をめくる母が目にしたものは…?次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月10日■前回のあらすじ「お母さんの言う通りにすればいい」母の言葉を聞き、しろみは何もかも母が納得いくようにやれば、自分も弟の様にかわいがってもらえるかも…と思うようになったのでした。母に振り向いてほしいという思いが叶うときが…正直今でも何でこんなことしてきたのかわかりません。謎の負けず嫌いを発揮して、母より早く英語が解けない悔しさからめちゃくちゃ泣きました。なぜ母がそんなことをしたのか…私よりも先に解いて優越感に浸っていたのか、それとも英語が好きすぎたためなのか…よくわかりませんでした。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月09日■前回のあらすじ受験に落ちたしろみに母の怒りは爆発。本を読んでいると「勉強しない子なんかいらない」と外に追い出されました。外は寒く、限界を感じたしろみは近所の祖父母の家に行こうと考えます。すべて母に従えば… 今まで母は、私が気に食わないから怒っていた。じゃあもし完璧ないい子になれれば? 母はイライラしないし私も弟のように怒られたりしない。私も母もwin-winな関係じゃないか! と当時の私は思いました。私だってかわいがられたい 他にも…昔からひしひし伝わっていた弟贔屓。頑張って見て見ぬふりをしていましたが、自由に選択をし、気ままに振る舞う弟が羨ましくて仕方がありませんでした。しかし、母に見てもらいたいという願いは、思わぬ形で叶うことになるのです…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月08日■前回のあらすじ小6の冬に突然母が「中学受験しなさい」と言い出しました。私立の女子校に1枠空きが出たようで、母が受験を申し込んでいたそうです。しかし、それまで特別な勉強をしていなかったしろみは、わずか2カ月で受験対策をしなくてはなりませんでした。そして合否は…?受験の結果は…前から受験勉強してる子もいるのに、当然ですよね…。私は割と前向きに高校受験はがんばろう! と切り替えていたのですが、母は違うようでした。母の怒りが爆発この時雪が降るか降らないかくらいの気温ですごく寒かったのを覚えています…。よりによって上着なしのサンダルで出てきたのは後悔しかありませんでした。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月07日■前回のあらすじ母はチャラ男に「今後いっさい関わらないで」と伝えると車を発進させました。その後チャラ男は全く学校に来なくなり、しろみは特定の仲良しを作るのをやめたのでした。受験準備? 今から…?突然中学受験をやると6年生の冬に言い出した母。どうやらどこかの私立中学で一枠空きができたらしく、試験が行われることになったらしいのです。受験を見据えて勉強してきたものの残念ながら受からなかった子の応募が殺到しているようでしたが、母も私の成績表を送り応募したというのです。短期間で合格をさせなければならないということで、家庭教師の先生もめちゃくちゃ怖い人でした…。そしてあっという間に試験日、あっという間に合格発表…果たして結果は?次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月06日■前回のあらすじゴン太の散歩仲間となったチャラ男と楽しい日々を過ごしていたのもつかの間…ある日散歩中に振り向くと母がいました。母はチャラ男の前で彼と彼の家族を悪く言うと、しろみを車に乗せて去ろうとしました。2度と関わらないでと言われたチャラ男は…どうやらチャラ男くんが近くにあった缶か何かを蹴飛ばしたようでした。子どもだから考えが回らなかったとか、母に言われたことは絶対だという刷り込みがあったからとか、色々言い訳も思いつきますが…やっぱり小さいころの私はいろんな人の人生めちゃくちゃにしてきたのではないかと今でも考えてしまいます…。思い出すとため息しか出ません。次回、突然母が突拍子もないことを言い出します。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月05日■前回のあらすじしろみに告白してきたチャラ男は話すといい人で、ゴン太の散歩仲間となってくれました。楽しい時間を過ごしていたのですが、母に見つかってしまい…振り返ると、そこには母が伯父は人からの印象が大切な職業であったため、そういったところは敏感だったよう。すぐにチャラ男くんと仲良くしていることが母にバレてしまいました。伯父から母へ『なんか柄が悪そうな子としろみちゃんが一緒に歩いたり散歩してるのみたけど大丈夫なのかあれ』というような報告が入ったらしく、チャラ男くんのことは特に母に報告をしていなかった私はめちゃくちゃ怒られるはめに…そして母はチャラ男くんだけではなくその家族たちに対しても否定的な態度を取りはじめました。母も最低ですが、黙って母に従って車に乗った私も最低です…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月04日■前回のあらすじ突然チャラ男に呼び出されたしろみ。なんと告白されたのでした。テレビが制限されていたしろみはゴン太のことしか話題がありませんでしたが、チャラ男はニコニコしながら聞いてくれるのでした。チャラ男とゴン太の散歩に行くように最初はビビっていた私も、チャラ男とこのくらいの会話はできるくらいに打ち解けていました…。「すごくチャラいし少し強引なところもあるけどいい人やな」と私も心を開きはじめてました。しかし…そう平和は長くは続きませんでした…。近くに母の車が止まっていたのですこし後ろからつけていたのかもしれません…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月03日■前回のあらすじ犬の散歩で怪我したしろみを見ても、母は「塾をサボりたいがためにわざとやった」と決めつけて責めるのでした。そして月日は流れ、6年生になったしろみ。周囲の女の子はアイドルに夢中でしたが、しろみの家ではテレビの視聴時間が限られていました。ぼっちになったしろみに話しかけてきたのは…みんなが持ってるゲーム機も触ったことがない、ドラマもバラエティも見たことがない、漫画も読んだことがない、給食の時に流れる流行の曲もわからない。私は完全に話題に乗り遅れていきました。小学生って高学年にもなると芸能人やゲームやテレビ番組の内容が主な話題ですので、これは致し方ない!このことでとくに何か言ってくる子もいなかったので、私も「まあしょうがないや!」とそこまで深刻に悩んだりはいませんでした。誰…?新キャラが登場! 茶髪ピアスの彼は一体何者なのか…?呼び出された理由殴られるのかもと思っていたので意外でした。私を置いてけぼりにして突き進むチャラ男。小学6年にしてこの感じなのすごい。ランドセルを背負わずに学校くるなんて斬新…。チャラ男くん、喋ってみると意外といい人!私の話題の引き出しはほぼゴン太なのですが、いつもニコニコ聞いてくれました。そんな彼から嬉しい提案が! ついにしろみに散歩仲間ができました。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月02日■前回のあらすじ散歩中、猫を追いかけだしたゴン太に引きずられて怪我だらけになったしろみ。家に戻ると母は服をボロボロにしたことを怒り、しろみを庭のホースで水をかけて洗ったのでした。塾をサボりたいからわざと怪我した!?泣くのは恥ずかしいと教えられていた私ですが、この時ばかりはボロボロ涙がこぼれ落ちてきました。多分引きずりまくられたショックと痛さと、母にこんなこと言われた悲しさが合わさって訳の分からない感情になってたのだと思います。6年生になりましたこのお年頃の子は一度は通る道なのでしょうか…。テレビって存在がもはや憧れというか、たくさんテレビを見るのが夢! みたいな子どもでした。私も年寄りになったらテレビたくさん見れるかなぁ…などと考えていました。ここから小学生編最終章、小学6年生の思い出話です。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年06月01日■前回のあらすじ犬の散歩についていかされたしろみ。母がご近所と話し込んでいる間にトイレに行きたくなりその場を離れたため母から激しく責められました。その後母は散歩が思ったより大変だったからと、次からはしろみに1人で行かせるようになったのです。犬が猫を追いかけて…狂ったように猫を追いかけるゴン太…。膝からだらだら血を流しても案外周りの大人は誰も声をかけてくれないもんなんだなと思いました。あの時のことは今思い出しても痛すぎて思い出すと歯をくっと食いしばってしまいます。奇跡的に傷などは残っておらず子どもの皮膚の再生力すごいなと思います。母が心配してたのは怪我ではなくて…外で下着になるなんて恥ずかしい…。第一寒いし…なんて言っていられる空気ではありませんでした。強目の水圧で汚れを落とした母。とりあえず泥や土は落ちたので早く着替えて絆創膏を貼ろうと、家に入ろうとすると…?次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年05月31日■前回のあらすじ以前母に好きな犬種を選んでいいと言われていて、パピヨンを希望したしろみ。自分で選べることを楽しみにしていたのですが、家に帰るといたのは大きなハスキーの子犬でした。散歩の途中でトイレに行きたくなってしまった…!自慢ではないのですが、私は小さい頃から公共トイレに入るなと教え込まれていたせいか、めちゃくちゃトイレを我慢できます。勤め先の泌尿器科の先生にびっくりさたこともあります(笑)でもまだ子どもの私はこの時どうしても我慢できませんでした。鬼の形相で戻ってきた母今日の散歩前は「危ないから」と言っていたのに…母はこうは言っていますが、今考えると、本当は自分を置いて帰ったことに怒っていたのだと思います。母は自分が少しでも馬鹿にされたり蔑ろにされたりすると(相手に全くその気がなくても)恐ろしくキレました。今では身長もそこそこありますが、この頃は背の順で前から2番目くらいのおチビだったので散歩の初日はドキドキ。案の定恐れていた展開になります…。次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年05月30日■前回のあらすじ和解することないまま、ミホは両親の離婚がきっかけで引っ越してしまいました。それを聞いた母は「清々する」とひどいことを言うのですが、しろみは笑って聞くしかありませんでした。念願の犬がやってきたけどシベリアンハスキーは将来体重30キロ近くになる大型犬です。ちなみにうちの子は他のハスキーよりひと周り大きかったためのちに38キロぐらいまで巨大化しました。『しろみちゃんが犬を選んでもいいよ』と言ってくれた時めちゃくちゃ嬉しかったのに、いとも簡単に期待は裏切られ希望のパピヨン(小型犬)とは違って立派なハスキー犬が目の前にいました…。本来なら弟の希望を汲んでコーギーを飼いそうなところなのですが、母はこの時どうしてもハスキーが飼いたくてしょうがなかったのでしょう…。次回、初めてのお散歩へ…!次回に続く 「子ども大人な毒親との20年間」(全99話)は21時更新!
2023年05月29日