アメリカのメジャーリーグの球団『ロサンゼルス・ドジャース(以下、ドジャース)』で活躍する、大谷翔平選手。2024年3月20日、大谷選手の通訳を務める水原一平氏が、同選手から大金を盗んだうえで違法賭博に関与していた疑いが報じられました。水原氏は解雇され、今回の件を事実と認めた上で、自身がギャンブル依存症であると明かしています。大谷翔平、通訳の『違法賭博』について思い明かす日本時間同月26日早朝、『ドジャース』は大谷選手出席のもと、アメリカのカリフォルニア州にある球場『ドジャー・スタジアム』にて会見を実施。大谷選手は、今回の騒動が明らかになってから初めて、自身の口で現状や思いについて明かしました。会見の出席者は、大谷選手と通訳の2人のみ。会見が始まると、大谷選手は日本語で、このように述べました。みなさん、来ていただいてありがとうございます。僕も話したかったので嬉しく思っていますし、チームの関係者もみなさん…僕自身もそうですけど、ファンのみなさんもここ1週間くらいですかね…厳しい1週間だと思うのですけど、みなさんも含めて我慢とご理解をしていただいたのは「すごくありがたいな」と思っています。まず、僕自身が信頼していた方のあやまちというのを、悲しくというか、ショックですし、今はそういう風に感じています。水原氏は、大谷選手の口座から少なくともおよそ450万ドル(約6億8000万円)を盗んだとされています。今回の騒動は、大谷選手だけでなく、チーム関係者や多くの野球ファンが強いショックを受けたことでしょう。大谷選手は、まず深い悲しみに暮れている人たちに向けて、共感を示しました。続いて、報道やネットなどで上がっている、自身に向けた疑惑について、力強くこのように述べています。まず初めに、僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりっていうのはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことも、まったくありません。本当に数日前まで、彼がそういうことをしていたっていうのも、まったく知りませんでした。結論からいうと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、僕の周りもそうですね、みんなに嘘をついていたっていうのが、結論からいうとそういうことになります。水原氏の違法賭博関与が報じられた際、大谷選手に対しても「協力をしていたのではないか」「自身も違法賭博をしていたのでは」といった声が上がっていました。しかし大谷選手は、そういった疑惑を真っ向から否定。今回の件が明らかになるまで、水原氏の疑惑については、まったく知らなかったといいます。また、発覚するまで『ドジャース』の関係者や弁護士たちも、水原氏に嘘をつかれていたと明かしました。大谷選手は、仕事のパートナーとして長い間、水原氏を信頼していたことでしょう。こういった形で裏切られたことについて、大谷選手は現在の正直な気持ちを述べています。僕はもちろんスポーツ賭博には関与していないですし、ブックメーカーに、さっきいいましたけど、送金していたという事実はまったくありません。正直『ショック』という言葉が正しいとは思わないですし、それ以上の…うまく言葉では表せないような感覚で、この1週間くらいはずっと過ごしてきたので、今はそれをうまく言葉にするのは難しいなと思っています。大谷翔平が明かした『今の思い』に同情の声前述したように、水原氏は大谷選手のコミュニケーションを支える立場として、ともに活躍してきた仕事仲間。そんなにも身近な存在に大金を盗まれるのは、人としてつらい状況でしょう。会見で何度も発した「うまく言葉では表せない」という言葉を聞くに、大谷選手はまだ気持ちの整理ができていないようです。日本でも報じられた、大谷選手の会見。ネット上では、多くの人が大谷選手の心境を想像し、同情する声を寄せています。・野球ファンとして2人の姿をずっと見てきたので、泣けてきた。つらいだろうに。・こんなことがあってもなお、大谷選手が会見で終始『一平さん』と呼んでいたことに胸が締め付けられた。・「言葉では表せない」といっている時に、珍しく言葉を詰まらせていたな…。自分まで悲しい。今後は警察の調査に協力していく旨を明かした、大谷選手。また、自身の野球については「気持ちを切り替えるのは難しいが、シーズンに向けてまたスタートしたい」と前向きな想いを明かしています。[文・構成/grape編集部]
2024年03月26日違法賭博への関与と横領の疑いで、日本時間の3月21日にドジャースから解雇された水原一平氏(39)。ギャンブル依存症を告白したという“裏の顔”に衝撃が広がっているなか、同じくギャンブルによって立場を失脚した経験をもつ井川意高氏(59)の“持論”が注目を集めている。井川氏は「エリエール」などで知られる大王製紙の創業家の生まれで、同社の社長や会長を歴任。しかし、カジノで作った106億円の借金を返済するため、子会社などから合計85億円あまりを不正に借り入れたとして’13年に実刑判決を下されている。そんな井川氏は21日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、今回の騒動について言及。水原通訳の報道を受けて各所から連絡が殺到したといい、「ギャンブル=井川と思う人は日本にはたくさんいらっしゃるよう」と明かし、緊急で動画を撮ることに決めたと語った。19日に応じた「ESPN」のインタビューでは、大谷が自身の借金を肩代わりしてくれたと語っていた水原氏だが、20日には“肩代わり”に関する証言をすべて撤回。大谷の代理人は「ロサンゼルス・タイムズ」に対し、水原氏が違法賭博のために大谷の資金を「大規模窃盗」したと語っている。井川氏は、今回の問題の焦点について「大谷選手がこれが違法なスポーツベッティングだったと知っていて、その返済を肩代わりしてあげていたとしたら、結構アメリカでは問題になる可能性があります」と指摘。その理由について、自身の経験も踏まえたうえで「アメリカってすごい多民族国家・多文化国家なので、ルールって結構シンプル。その代わり破ると厳しい罰則・ペナルティが待っている」とした。そのため大谷の弁護士も「あくまで被害者であるというスタンスを、アメリカですから当然パーンと打ち出して」いるのではないかと予測。大谷の関与次第では「選手生命にまで関わるような問題があるのではないかと思っています」と述べ、大谷が水原通訳の違法賭博に関わったパターンは三つに分けられると分析した。一つ目に「非常に少ない可能性」とはしたうえで、「大谷選手と水原氏の間には信頼関係が強く、なおかつ大谷選手は野球に専念したいということで、一定程度の金額までは口座の出入金とパスワードを教えていた」というパターン。口座のお金を断りなく水原氏が借金の返済に当てていた場合、大谷が全く知らなかったこともあり得ると語った。二つ目は、大谷が、水原氏がギャンブルで借金をしていたことについては知っていたが、振り込んだ先が違法とは知らなかったというケース。井川氏は「アメリカはギャンブルに対してオープンな文化というか社会」とし、日常的にポーカーが行われていると説明。そのうえで「振り込んだ先は違法ではないと思ってたけれども、ギャンブルの返済に当ててあげたんだという認識までは持ってた可能性がある」と述べた。最後の三つ目に指摘したのが、違法と知っていたうえで借金を肩代わりしていたパターン。「日本でもそうですけど、裏カジノをやってる人たちっていうのはね、やっぱりそれなりのケツ持ちがいたりしますからね。 だからそれだけの大金払えなかったら、身の危険に及ぶ可能性もある」としたのち、大谷が「『お前がそんな風なことになるのは俺は忍びないから』って言って、知ってるのにやってしまった可能性」もあると説明。最終的に井川氏は「日本の宝である大谷選手がですね、 このようなことで万が一野球ができなくなってしまうなんてことにならないことを本当に心から祈っています」としたうえで、「私の人生経験から言ったら『好事魔多し』なんですね」と忠告。続けて「大谷選手みたいな名声もあってお金もものすごく持ってる人の周りには、悪い連中が集まってくる可能性も高い」とし、「そういった人間を見分ける力だとか、危険回避能力をですね、人生のデッドボールを避ける、その選球眼を身につけていくきっかけになればいいんじゃないかなと思います」と語った。この自身の苦い経験を踏まえた井川氏の提言に、コメント欄では賛同する人が続出。《専門家の貴重なご意見ありがとうございます》《井川さんの豊富な人生経験からくる、「人生のデッドボールを避ける能力」という言葉は大谷選手への貴重なアドバイスであると思います》《「好事魔多し」井川さんの仰る通りですね。今回の事件は、まかり間違えると、大谷選手が球界を追放されかねないほどの大変な出来事。大谷選手には、優秀な弁護士に任せて、迷うことなく野球に専念してもらいたいものです》《本当その通りですよ。無菌状態で終わることは無い。これからむしろドンドン色んな菌が寄り付いてくる。今までは野球だけやってれば良かったけど家族も出来たわけだし。その困難をどう打破するか。良い経験だと思います》
2024年03月23日6月1日、警視庁は人気YouTubeチャンネル「令和の虎CHANNEL」に出演していた社長らを、賭博と賭博ほう助の疑いで、書類送検した。同チャンネルは登録者数約55万人を超える人気チャンネルで、起業希望者に経営者などの投資家が投資するかどうか判断する番組だ。「書類送検された24歳~42歳の男女計16人が興じていたのは、ポーカー賭博。昨年6月から今年2月にかけて、60回ほど都内のマンションや会社事務所で開催されていました。100万円近く勝った者や、120万円以上負けた参加者も。参加者の大半は容疑を認めていましたが、『友達同士なら大丈夫』と話す者もいたそうです。しかし、どんなに賭けた金額が少額でも賭博罪は成立し、罰せられます。ただ、警察側の人的リソースなどの問題で、少額の賭博についてはすべて取り締まることができない実態はありますが…」(捜査関係者)じつはいま、20代を中心としてポーカーがブームの兆しを見せているという。東京都内のポーカー店関係者はこう話す。「ここ一年で、都内でポーカーができるアミューズメントカジノや、ポーカールームの数が倍以上に増えています。プレーされるのは、テキサスホールデムというルールのゲームで、海外のカジノでは最もポピュラーなもののひとつです。大学のサークルも各校にどんどん立ち上がっていて、性別問わず“Z世代”を中心にポーカーファンが増えている印象があります。女性プレイヤーのみの大会もあり、著名人がひっそりと参加していたという話もよく聞くようになりました。若いプレイヤーが増えたきっかけは、登録者数が70万人を超えたYouTubeチャンネル『世界のヨコサワ』の影響が大きいんじゃないかと思います。チャンネルに登場する世界のヨコサワさんはプロポーカープレイヤーで、世界中のカジノや海外のトーナメント大会で優勝する様子を動画で配信し続けてきました。海外のプロの世界では億単位の賞金が出る大会も少なくありません。毎年ラスベガスで開催されているWSOP(ワールドシリーズオブポーカー)の優勝賞金は、日本円で8億円以上。こうした側面も、若い人が夢中になる要因になっているのでしょう」お金を賭けずに、純粋なトランプゲームとしてポーカーを楽しむ人が集うお店は、どういう場所なのか。「お金を賭けないでプレーするお店は“アミューズ”と言われています。“アミューズ”のお店を出すには、ゲームセンターなどと同じく遊技場営業の許可を警察に申請する必要があります。“アミューズ”のお店でのポーカーの遊び方は、ゲームセンターのメダルゲームと同じような形で楽しみます。数千円程度の参加費を支払い、チップを受け取ってプレーします。一人で来店して知らない人とプレーする人もいれば、グループでやってきて遊んでいる方もいますし、お店が主催するトーナメントに参加する人もいます。日本最大のトーナメントであるJOPT(ジャパンオープンポーカーツアー)の予選にチャレンジする人も多いですね。年4回行われるこの大会で入賞すると、海外で開かれているポーカー大会の出場費や、スポンサーなどがつく契約選手となれます。年間の賞金総額も1億円以上にもなることもあり、腕に覚えのあるプレイヤーは日々しのぎを削っています」(前出・ポーカー店関係者)■後を絶たない“裏ポーカー”の摘発一方で、“裏ポーカー”が横行している現状もある。5月末には都内の違法ポーカー店が2店舗同時に摘発されたケースもあった。「店内で堂々と現金が賭けられている“裏ポーカー”店の摘発事例は後を絶ちません。“裏ポーカー”の店では、客は現金をチップに変え、店側が手数料を取る形になっています。一般人が経営しているケースもありますが、暴力団の資金源となっている場合がほとんどです」(警視庁関係者)先月までに、山口県阿武町で給付金4630万円が誤って1人の男性に振り込まれ、返還を渋っていた男性が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕される事件が起きた。逮捕された男性は当初、「海外のネットカジノで全額を使った」などと話したことで、オンラインカジノへの注目も集まった。「オンラインカジノでは、バカラやブラックジャックのほかにポーカーなどがプレーできます。賭博が禁止されている日本からでも、海外のサーバーにアクセスし、銀行振り込みなどでカジノ側に入金してお金を賭けることができます。もちろん、オンライン上であっても違法行為です。しかし、海外のサーバーを挟んでいることから、警察による摘発が難しく、実際に立件できたケースはさほど多くはありません」(社会部記者)オンラインカジノについては、岸田文雄首相(64)が6月1日の衆院予算委員会で「違法なものであり、厳正な取り締まりを行う」と発言。今後、警察による取り締まりも強化されそうなものだがーー。「しかし、ギャンブルが合法となっている海外の国にサーバーが置かれて運営されていると、現地の警察・司法当局と協力できる場合とできない場合があります。日本国内の法改正だけではどうしても限界があるので、摘発を増やすためには依然高いハードルがあるのです」(前出・社会部記者)前出のポーカー店関係者も、こう続ける。「実際、“お金を賭けたほうがプレーに熱が入る”と言う人は少なくありませんし、かつて検察の幹部が“賭け麻雀”に興じていて大問題になったことがありました。親しい間柄でやっているから大丈夫という感覚でお金を賭けてしまうのかもしれませんが、公営ギャンブルを除いて、日本で賭博は違法です。賭博罪は、常習性が認められれば、懲役刑が課せられることもあります。罪の意識が薄い状態で、安易に手を出してしまってはいけません。違法な“裏ポーカー”が増えれば、お金を賭けずに、法律を守ってプレーしているポーカーファンのイメージも悪くなりかねません。せっかく楽しいゲームなのに、悪い印象を世の中の人に持たれてしまうのは、とても悲しいです」ポーカー愛好者が増える昨今、潜む“罠”には気をつけたい。
2022年06月09日株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2021年11月30日(火曜日)に、『賭博師たち』(バロン吉元)を刊行いたします。『賭博師たち』書影丁半、麻雀、競輪、競馬、花札、ポーカー、パチンコ、競艇……勝って、負けて、引き分けて。逃げて、まくって、また逃げて……みんなそうして生きている。昭和40年代、ギャンブルに泣きギャンブルに生かされた市井の人々を描く、〝画俠〟バロン吉元の傑作シリーズ。収録作品賭博師たちかあちゃんと馬まくり屋勝負師金ちゃんパチンコ先生ポーカーフェイスギャンブル村麻雀バカパチンコ先生こんにちはくりからもんもんしん坊副将あるストリッパーのギャンブル人生(全13編)『賭博師たち』『賭博師たち』試し読み:トーチweb『賭博師たち』トーチweb バロン吉元 画俠伝 : 著者バロン吉元(ばろん・よしもと)旧満州生まれ、鹿児島県指宿市育ち。1959年、漫画家デビュー。その後劇画ブームの全盛期を築いた一人となり、代表作である『柔俠伝』シリーズ、『賭博師たち』、『どん亀野郎』他、多数の作品を発表。しかし1980年、全ての連載を終わらせ単身渡米。翌年にはマーベル・コミックで執筆。帰国後は漫画家としてのキャリアと並行し、以降30年にわたりバロン吉元の名を伏せ絵画制作に没頭。2015年、雅号を「バロン吉元」に統一。漫画作品をまとめた初の画集『バロン吉元 画俠伝』(リイド社)をリリース。画業60年を迎えた2019年には日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞し、弥生美術館での「バロン吉元☆元年」他、多数の企画展を開催。2020年にはアメリカのGR2ギャラリーにおける個展 や、フランス・アングレーム国際漫画際でのライプペインティング、イタリアでは翻訳本『十七歳』が発売され、現在に至るまで国内外で精力的に活動中。概要作品名:賭博師たち著者名:バロン吉元装丁:中山望ISBN:978-4-8458-5815-6ページ数:432p判型:A5発行日:2021年11月30日定価:800円(税込)社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月01日福本伸行の人気漫画『賭博黙示録カイジ』の舞台化が決定。主演に山崎大輝を迎え、『舞台「賭博黙示録カイジ」』として2020年12月に京都劇場とヒューリックホール東京にて上演する。『賭博黙示録カイジ』舞台化決定講談社「ヤングマガジン」にて1999年まで連載されていた『賭博黙示録カイジ』は、続編である『賭博破戒録カイジ』、『賭博堕天録カイジ』などとともに「カイジ」シリーズとして知られる人気漫画。最新作「賭博堕天録カイジ 24億脱出編」は現在も連載中であり、シリーズ累計2,100万部発行の大ヒットを記録している。1998年には第22回講談社漫画大賞も受賞。2007年10月には『逆境無頼カイジ』と題してテレビアニメ化もされ、2009年には映画シリーズもスタートした。主人公の伊藤開司役は山崎大輝主人公の伊藤開司に扮するのは山崎大輝。山崎は、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のナーガ・レイ / ヘビツカイシルバー役として出演しているほか、多くの2.5次元舞台にて多彩なキャラクターを演じてきた。また、脇を固める役者陣も個性溢れる面々が揃っている。限定ジャンケンの参加者として開司を苦しめた船井譲次役に鯨井康介、「カイジ」シリーズの中でも善人として知られ、開司に強い影響を与えた石田光司になだぎ武が起用されている。さらにアニメ版と同じく、立木文彦がナレーションを担当する。原作に忠実な展開で物語が進む舞台版では、原作に忠実な展開で物語は進行していく。エスポワールでの限定ジャンケンや鉄骨渡りなどの名シーンがどのように舞台上で蘇るのか、期待したいところだ。脚本は「キャラメルボックス」の真柴あずき、脚本監修は成井豊、演出は劇団「悪い芝居」の山崎彬が手掛ける。【詳細】舞台「賭博黙示録カイジ」公演場所 / 公演日程:・京都劇場日程:2020年12月4日(金)~6日(日)住所:京都府京都市下京区東塩小路町901 京都駅ビル・ヒューリックホール東京日程:2020年12月10日(木)~13日(日)住所:東京都千代田区有楽町2丁目5−1 有楽町センタービル 11F原作:福本伸行(講談社「ヤングマガジン」連載)演出:山崎彬脚本:真柴あずき脚本監修:成井豊キャスト:伊藤開司:山崎大輝/船井譲次:鯨井康介北見:馬場良馬/石田光司:なだぎ武佐原誠:綾切拓也/安藤守:宮下雄也古畑武志:佐奈宏紀杉田(バランス理論):松田岳/遠藤勇次:兼崎健太郎利根川幸雄:森山栄治兵藤和尊:村田充/他/ナレーション:立木文彦
2020年10月03日「高木が今月末にも古巣巨人と再契約する。だが、他球団も狙っていて、なかでも楽天が強い関心を示している」 ある球団幹部が暴露する。2016年3月9日、野球賭博に関与したことを自ら認め、NPBから一年間の失格処分を宣告、巨人を解雇された高木京介(27)。 処分の解除日が3月22日と迫るなか、母校の國學院大學で自主練習中の高木に、再契約問題について直撃した。「今は何も話せません……」 それ以上は黙して語らず。そこで、巨人広報へ問い合わせると、以下のように再契約の事実を認めた。 「高木京介君が復帰を目指して自主練習をおこなっていることは当球団も承知しています。彼から復帰の申し出があった場合には高木君の希望を勘案し、日本プロフェッショナル野球協約の規定に従って手続きを進める所存です」 球界関係者が内情を明かす。 「巨人はもう一度だけ巨人のユニホームを着させる構え。再契約後の移籍はないはず。水面下で現役復帰を目指す高木のドキュメンタリー番組を制作進行中との噂もある」 一方、スポーツ紙記者は別の見方をする。 「処分直後、高木は母校の星稜高校に救いを求めるも拒まれ、見かねた巨人が救った。が、再び巨人のユニホームを着るのは難しい状況。ただし、『反省した者に冷たい球団』と批判される可能性がある。そこでいったん、巨人と再契約後、パへ移籍するのが現実的でしょう。巨人は復帰させるのではなく、復帰の道を探ってやるという姿勢」 禊をすませた左腕が、再びマウンドに立つ日は来るのか……。(週刊FLASH 2017年3月28日、4月4日号)
2017年03月17日●完売前に共通する、ある出来事スクープ連発の『週刊文春』編集長は一体どんな人物なのか? 新谷学編集長の直撃取材は約1時間15分にもおよび、書き起こした文字数は1万6,000字。本記事では、注目を集める人物に直接会いに行くインタビュー連載「話題の人」の第1回に収まりきらなかった内容を「特別編」として掲載。「完売」のライン、ショーンKや野球賭博報道の秘話、ネットメディアへの本音、『週刊文春』のデジタル展開と未来予想図など、本誌同様に「タブーなし」のインタビューをお届けする(取材は3月中旬)。○テレビ局に有料提供する狙い――今年に入って3号が完売(甘利大臣の金銭授受疑惑 1月28日号・2月4日号/宮崎謙介議員の不倫疑惑 2月18日号)。ベッキーさんの号は完売ではないんですよね。世間的な関心、影響は最もあったと感じているのですが、完売になる号とならない号の違いは何だと思いますか?ベッキーさんの号は確かに完売ではないですね。一応、8割売れたら「完売」としているんですが、ベッキーさんの号は8割弱だったと思います。この「完売」、実は基準があります。出版界全体がこのラインを下げているんですが、うちは「8割」をラインとしています。66万部を完全に売り切るのは、日本全国津々浦々まで撒いているのでとても大変なんです。首都圏で売れても、地方ではそうでもなかったり。そういう意識の違いが生じることもあります。今年に入って3冊完売しましたが、そのうちの1冊は9割超え(1月28日号)。これは2012年の原監督の号以来ですね(原辰徳の1億円恐喝事件2012年6月28日号)。編集部が「売れる」とふんで売れたことはやっぱりあるし、「売れる」と思ってて思ったより売れないこともある。でも、「思っていた以上に売れた」ことは残念ながらあまりないんですよね(笑)。――今朝のワイドショーでは、たくさんショーンKさんを見ました(3月中旬に取材)。ずっとテレビでやってますね。やれる局とやれない局にきれいに分かれていましたが(笑)。――テレビだけではなく、ネットメディアをはじめ、マスコミ全体が『週刊文春』の恩恵を受けていることがあります。この状況についてはどのように受けとめていらっしゃいますか。僣越ながら「役割分担」がされつつある印象です。要するに、コンテンツメーカーとプラットフォームのように。第一報のコンテンツを出すところ、そしてそれを使って読者や視聴者に伝えるところ。こうした現状に鑑みて、テレビ局には記事使用料をいただくようにしました。ちょうど先週からです。記事使用料が発生すれば使われなくなるかもしれないと思っていたら……みなさんジャンジャン使っていただいています(笑)。今まではすべて無料提供でした。これもコンテンツビジネスの1つですよね。以前は、宣伝効果もあるし、使ったり使われたり、お互いさまのことと考えていたんですが、最近は役割分担がより明確になってきました。例えば共同通信の写真を使わせてもらう時、お金を支払いますよね。『週刊文春』の記事や『週刊文春デジタル』の動画もそれと同じだと思うんです。うちのオリジナルコンテンツを使ってみなさん商売なさっているんだから、それに見合うお金はいただくべきだということを社内に提案して、それが通りました。社としてライツ事業部が過去記事で使用料をいただくことはあったと思いますが、『週刊文春』では初の試みです。○一番の財産は"読者からの信頼"――そういった動きも含めてですが、週刊誌のイメージが最近変わりつつあるような気がします。どのように変わりましたか?――芸能人の方々がテレビなどで「週刊誌はウソばかり」と嘆く姿をたびたび目にしてきました。しかし、今これだけ影響力があるのは、揺るぎのない「事実」が誌面に反映されているからじゃないかと。峯岸みなみさんは、何かの番組で「文春はしっかり取材している」とおっしゃっていたみたいですね(笑)。でも、そうやっておっしゃってくださるのは一番ありがたいことで、ネットの書き込みを見ていても「文春が書いているから本当だろう」というのをよく目にします。それが本当にうれしくて。今まで週刊誌は長きにわたって偏見の目にさらされてきました。「あることないこと、適当に噂を書き飛ばしている」みたいな。「まぁ、週刊誌だから」、そんなイメージだったと思います。それが「文春だから本当」になったのは大きな変化です。コンテンツビジネスを本気でやろうとしたら、この”読者からの信頼”は一番の財産、そして最大の武器になる。記事に書いていることが真実であり、しかもそれが面白ければ、きっとお金を払ってくれる。そうすれば、紙の売り上げとは別にデジタル上でも、ビジネスが展開できると思っています。――売り上げに直結する話題性、内容の選別、人選。その辺りの照準が定まってきたということでしょうか。それもあると思います。こちらでコントロールできること、できないことはありますが、取材対象の選び方は重要です。誰のことならお金を払ってまで知りたいのか。そしてその人物に報じる大義があるのか。そこは見極めます。常にそれを見据え、入念な取材をして記事を作っていますが、結果的に完売になる時は前日に”何か”が起こることが多い。例えば会見。甘利さん、ベッキーさん、宮崎さんは、発売前日、当日にうちの記事に関して何らかのリアクションを取らざるを得なくなっていました。3月10日号(ショーンK氏の学歴詐称疑惑など)も売れ行きはわりと好調ですが、やっぱり前日にショーンKさんの活動自粛が発表されました。世間の方々は「なんだなんだ!?」「また文春?」「ただならぬことが起こっている!?」となるし、新聞やテレビも当事者に動きがあると、追っかけやすくなる。そうやって広がっていくと売れる傾向にあります。やっぱり何の反応もないと、いくらすごいスクープでも、スルーされて気がつかれないこともあるわけです。●ショーンKを調査した3週間――ということは各メディアが追いかけて報じるのも、その盛り上がりの一端となり、結果的に売り上げに貢献しているということになりますね。ショーンさんの件も驚きました。ただ、テレビでお腹いっぱいになってしまうという側面もあると思うし、今でも判断は難しいですね。ショーンKさんの記事に関してはすごく単純なきっかけでした。彼が『ユアタイム』のキャスターに抜てきされると聞いて、「ついにここまできたのか」「すごい出世」と皆さん思いますよね。天は何物まで与えるんだろうと。報道番組のアンカーマンは社会的地位がものすごく高い。アメリカでは大統領よりも影響力があったともいわれるウォルター・クロンカイトとか、エドワード・R・マローとか。世論を形作っていく大きな影響がある立場。そこまでこの人はのぼりつめたんだと感心していました。しかしですね、ふと思ったんです。どんな人だっけ?非常に謎が多く、ミステリアス。彼が公表していた情報はなかなか裏を取らせてくれないような、謎に満ちたプロフィールだったんです。キャスターになるにあたって興味があるから調べてみようと。そこがきっかけになりました。取材をはじめたのは、『ユアタイム』の発表があった頃です。だいたい3週間ぐらいは取材していましたね。――素朴な疑問でもスクープを生み出すきっかけになるわけですね。そうです。番組がはじまれば、当然みんな興味を持つことですよね。手に入る資料では、全くつかみどころがなかったんです。人間っぽさがないというか、肌触りがないというか。非常に人工的に作り上げられたイメージはあるんだけれども、その一歩先というか、彼の生身の部分の人間性みたいなものが全然分からなかった。だから知りたい。それがはじまりです。取材をスタートした段階では、まさか「ホラッチョ」なんてあだ名だったとは夢にも思いませんでした。インタビューに同席しましたが、「けしからん」というよりも、人としてとても興味深い方でした。○「たかが週刊誌」の姿勢――ショーンさんもそうですが、『週刊文春』は世の中を動かすきっかけにもなっています。人生が反転してしまう人もいれば、政治的な動きも。そのあたりについてはどのように感じていらっしゃいますか。結果的にそうなっているだけで、「世の中を動かしている」なんて僭越な話です。動かそうなんて大それた意識は全くありません。われわれがやっていることは極めてシンプル。「世の中の多くの人が興味を持っている人物、事件」について、「建て前やきれいごとではない本音の情報をなるべく本質に迫るような内容」で、「分かりやすく」提供していくこと。それが『週刊文春』のやるべきことだと思います。それをやっているだけなんですよ。その結果、活動を自粛されたり、辞任につながったり。その結末を狙ってるわけでは決してありません。そんなことを考えていると、方向性として間違ってくる。自分で言うのもなんですが、われわれは「たかが週刊誌」です。一週刊誌が「大臣の首をとってやる」なんて、そんな傲慢な姿勢で雑誌を作ったら、やっぱり世間はそっぽを向くと思います。何よりも、自分自身が読者としてそれは嫌ですから。何様のつもりだよと言われますよね。すごく注意しているのが、「文春怖い」と思われること。『泣いた赤鬼』みたいになってしまいます。やっぱり雑誌は、かわいがられたり愛されたりするべきもの。友だちになってほしいのに、みんなに逃げられるのは嫌です。だからみなさん、仲良くしてください(笑)。――そういった「変えない・変わらない」ポリシーがある一方、編集長になって改革されているのがデジタル展開ですよね。そうですね。そこはかなり大きな変化かもしれません。――ヤフートピックスに取り上げられる率も高くなってきたように思います。ヤフーニュースに配信するスクープ速報は週に1~2本ぐらいなんですが、3~4本出すこともあります。――スクープ速報は担当部署が違うんですか。いえ、同じだからすごく大変なんです。どのネタを出すかは私が決めて、それぞれの担当のデスクに指示しています。紙の校了作業で大変な時ですが、合間を見て書いてくれています。そのかいもあって、週刊文春デジタルの会員は順調に増えていて、今は6,000人ほどになりました。○読者アンケートにこだわる理由――週刊文春デジタルで、記者の方がビデオカメラを片手に宮崎議員(当時)を取材している映像がありました。あれを見た時に、テレビ的な立ち回りまでするのかと衝撃を受けました。宮崎さんのデジタル動画はテレビ各局が貸し出しを求めてきました。あの時は全部無料で提供しましたが、今ではデジタル動画も使用料をいただいています。もちろん何でもかんでも動画を撮れとはまったく考えていませんが、必要に応じて、動画にも力を入れていくと雑誌の可能性が広がりますよね。うちは読者アンケート記事をよくやるんですが、私が編集長になる前は外注して、アンケート業者で募集をかけて集計していたんです。そういう業者に何十万円も払っていたわけです。それはバカバカしいと思っていたので、編集長になってまず真っ先に変えようと思っていたのがそこでした。大変でもアンケートは自前でやろうと。週刊文春WEBの無料会員をとにかく増やして、その方たちとアンケートを通じて直接つながる。現在、2万弱の会員数です。読者とダイレクトにつながることによって、「俺のメディア」「私のメディア」という参加意識を持っていただき、その反応を誌面で紹介する。読者の皆さんにとって、自分の声が、世の中に少なからず影響を与えるかもしれない「場所」としての『週刊文春』を作るべきだと思ったんです。――読者の方々のコメントが的確でいつも驚きます。そうなんです! そういう会員の方々がたくさんいらっしゃいます。「読者の顔」が見えてくることの意味は大きいと思います。どんな意識の方がコア読者になるのか分かるので、そこは編集にも良い意味でフィードバックされる。読者とダイレクトに繋がることにはさまざまなメリットがあります。●情報戦を制した野球賭博スクープ○「他人のふんどし」は楽しくない――編集長自らスクープを取ってくることは?たまにあります。でも、基本的には現場の人間ですね。ところで、ネットメディアは独自に取材して、スクープを取ったりしないんですか?――スポーツ紙、雑誌系以外は、ほぼないと思います。ネットメディアに対してどのようなイメージを持たれていますか?なんとなく「まとめサイト」のようなものというか。話題のものをつまみ食いして、それを面白おかしく書いて出す。現時点ではそこまでのものが多いと捉えています。時には露骨なパクリみたいなことをするところもありますし、その時は見つけ次第、抗議をするようにしています。こういうことを言ったら怒られるかもしれませんが……「それで面白いの?」というのが一番の疑問です。この仕事は、お金儲けがモチベーションで始める人は少ないと思うんですよ。金儲けとか出世とか考えたら、うちじゃなくてもっと大きい会社とか、違う業界に入る方が絶対いい。そうじゃなくて、やっぱりみんなが知りたいことを自分がいち早く知って、それをみんなにいち早く伝えたいからこそ、この仕事を選んだと思うんです。そして自分が発信したニュースが世の中にいい影響を与えることが、やりがいに繋がっていくと思うんですよ。他人のふんどしばかりだと、楽しくないじゃないですか。いつまでもそうなのか、これから変わっていくのか。オリジナルのコンテンツメイクをしていくのか。そこはすごく興味があります。映像業界ではNetflixのようにどんどんオリジナルコンテンツが生まれています。お金が集まるようになってくると、豊富な資金で既存のメディアには作れないハイレベルのコンテンツが増えていく。映像業界のような危機感は理解できます。○紙は紙で存在すればいい――今のお言葉、真摯に受け止めたいと思います。それでは最後に。『週刊文春』をどんな雑誌にしてきたいですか。1つはこのスクープ路線を持続可能なものにしたい。私じゃない人間が編集長になっても、きちんとクオリティの高い調査報道を続けられる体制を維持したいです。もちろん、スクープによって売れる、売れないはあるけれども、変わらずにいたことが週刊誌の売り上げで11年連続1位に繋がっていると思うし、年が明けてからのスクープ連発にも繋がっています。今のような状況がずっと続くと私も思っていないので、落ち着いてきた時に「老獪な戦い」をしたい。大きく落とさないで、”文春らしさ”を保ちながら、きちんと部数を維持する。完売で新規の読者が加わった時、「初めて読んだ」、あるいは「久しぶりに読んだ」という読者がなるべくそのまま残ってくれるように1本1本の記事クオリティを落とさないようにしたい。あとは連載も大事ですよね。連載を面白いと思ってもらえると、毎号買うモチベーションへとつながる。連載は今も素晴らしい執筆陣が揃っていると思いますけど、さらに充実をはかりたい。あとはコンテンツビジネスを収益の大きな柱に育てていきたい。まだまだ戦略的に動けていませんが、例えばSMAP解散騒動の時にメリーさんのインタビューや、清原さんの2年前のスクープを電子書籍で100円で売ってみたりとか。そういう記事のバラ売りも含めて、『週刊文春』が生み出すコンテンツをいろいろな形でマネタイズしていく。ここについてはもうちょっと戦略性を持った取り組みができないかなと思っています。そこから先のことは、自分の頭の中で何となく考えている段階です。例えば、個々の記者をどれだけメディアに露出させるかとか。そういう可能性もあると思うんです。今は出演依頼がかなり来ているんですが、だいたい全部断っています。顔を見せていくことのメリット、デメリットがありますから、そこは慎重に考えるべきでしょう。もちろん記者が嫌だといえば出す話ではないんだけども、一方では記者が1つのキャラクターとして立つ必要もあるのかなと。個々の記者たちが自分の得意分野のエキスパートとして、存在がもう少し浮き上がってくるというか、顔が見える存在になり、その個々の記者にコアな読者がついて、その集合体としての『週刊文春』になる。このように記者のマネージメントをやることも、コンテンツビジネスにつながると考えています。デジタル展開をすれば締め切りがなくなりますが、「時間とタイミング」も重要になってきます。タッチの差で、全然PVが違う。読売巨人軍・高木投手の賭博問題が良い例です。あれは、うちが火曜日の昼までに回答するように巨人軍側に当てて、昼の段階で「調査中」という答えが来た。現場としては、しっかりと裏が取れていたから「名前を出そう」ということになりました。ところが、19時40分から読売が高木投手のことを会見で発表するとの情報が入ってきた。そうすれば他のメディアが一斉に報じますから、『週刊文春』のスクープを受けて発表したとはなりませんから。だから、異例のことですが火曜日の19時過ぎにスクープ速報を出しました。「タッチの差」を制するためには、そういう情報戦もやらなきゃいけない。そうやって、締め切りに縛られなくなり、動画あり、音声あり、読者との強い結びつきあり、記者の際立った”個”ありと、取り組むべきテーマはまだまだあります。紙は紙で存在すればいい。紙を無くしてしまうという話ではまったくありません。紙の部数を維持する、上げる努力をするのは当然。ただ、うちは踏みとどまっている方ですが、出版業界は苦戦していて、5年、10年と長い目で見た時に非常に厳しいのは確かです。紙の体力があるうちに新たな試みにトライし、可能性を模索していく。デジタルのビジネスはトライアンドエラーの中から正解を見つけていくものなので、リスクに注意しつつも、いろんなことをやってみるべきだと思います。動く、聞こえる、参加できる、一緒に作れる。そういう新しいメディアの形が、あり得ると思う。テレビと組んだり、ネットメディアと組んだり、メディアの垣根を越えていろいろなものと組む。そういう他メディアの人から面白いと思われるような存在であり続けられれば、『週刊文春』の未来は決して暗くないと思っています。
2016年04月21日