2022年6月9日 06:00
YouTuber経営者らが賭博で書類送検…若者参入でブームも“裏ポーカー”に潜む罠
2017年、ラスベガスで開かれたポーカーの世界大会で多額の賞金を手に喜ぶ優勝者のスコット・ブルームスティーン(写真・ロイター/アフロ)
6月1日、警視庁は人気YouTubeチャンネル「令和の虎CHANNEL」に出演していた社長らを、賭博と賭博ほう助の疑いで、書類送検した。同チャンネルは登録者数約55万人を超える人気チャンネルで、起業希望者に経営者などの投資家が投資するかどうか判断する番組だ。
「書類送検された24歳~42歳の男女計16人が興じていたのは、ポーカー賭博。昨年6月から今年2月にかけて、60回ほど都内のマンションや会社事務所で開催されていました。100万円近く勝った者や、120万円以上負けた参加者も。
参加者の大半は容疑を認めていましたが、『友達同士なら大丈夫』と話す者もいたそうです。しかし、どんなに賭けた金額が少額でも賭博罪は成立し、罰せられます。ただ、警察側の人的リソースなどの問題で、少額の賭博についてはすべて取り締まることができない実態はありますが…」(捜査関係者)
じつはいま、20代を中心としてポーカーがブームの兆しを見せているという。
東京都内のポーカー店関係者はこう話す。