季節の挨拶や帰省など、手土産を用意する機会の多い年末年始。FASHION HEADLINEでは、ファッション・ビューティ業界のプロが選ぶ“冬の手土産”をご紹介。お遣いものに悩むことがあれば、目利き達が太鼓判を押す逸品リストを参考にして欲しい。京都で140年余り、茶筒づくりを行う開化堂の6代目八木隆裕さんが選ぶのは、祇園の裏路地にある「Kagizen Gift Shop」でのみ販売される「飴雲(Amegumo)」(780円)。同ショップは閑静な一軒家で、ギフトショップにはカフェ「ZEN CAFE」も併設されている。海外出張も多い八木さんは「見た目が綺麗なことや、ここの店でしか販売されていないのも魅力」と語り、この「飴雲」を手土産に選ぶ機会も多いという。店内奥には、和菓子作りを見学可能な工房と、イベントを開催するギャラリースペースも広がるとあって、京都に足を運んだ際には手土産のみならず、日本の職人の技を体感できるスペースなのも見逃せない。
2015年12月28日東京に長年住んでいたとしても「あなたの知らない東京」はまだまだある。そんなひとコマは、下りたことのない駅や、通ったことのない路地裏などに潜んでいるものだ。少しの時間が取れたら、見たことのない東京を見つけにちょっとした旅をしてみてはいかがだろうか。旅というからには、たまには泊まりがけで。そんな時に泊まってみたいのが、その地域の雰囲気や人と人のつながりを感じられる「ゲストハウス」だ。そこで今回、東京都内で泊まってみたいゲストハウス4選を紹介しよう。○下町・浅草に小さくて温かなゲストハウスあり「日常に旅を」。旅好きなオーナーが「家ごと旅したい」という思いから始めたゲストハウスが浅草にある。「レトロメトロバックパッカーズ」だ。2階建てのこじんまりとした宿で、全体に木のぬくもりが感じられる。ナチュラルテイストのカフェのようなオシャレ感が漂う共用のリビングは、旅人同士で話をするだけでなく、ひとりの時間を楽しむにも最適だ。宿泊料は2,600円~。近くには露天風呂も備えた天然温泉の銭湯もあり、くつろぎの時間を楽しめるだろう。場所は東京メトロ銀座線「田原町駅」より徒歩6分のところにある。浅草寺などのメジャーなスポットまでもそう遠くないが、せかくゲストハウスに宿泊したのならば、気の向くままに下町の路地へと入り込んでみたい。○ゆっくりとした時間が流れる築90年の古民家宿東京には意外にもたくさんの古民家が残っている。そんな古民家を利用した宿が、東京ゲストハウス 「toco.(トコ)」だ。リノベーションをしてモダンな快適さを確保しながらも、木の廊下や障子など、木造の日本家屋らしい落ち着きは至るところに残されている。日の落ちるころに縁側に腰かけて庭を眺めてみれば、古き良き日本を感じられるかもしれない。こんな宿に泊まってみると、普段料理をしない人でもご飯を炊いてみたくなることもあるだろう。米は一合50円で販売しているので、おにぎりなどを作ってお弁当にしてはいかがだろうか。別棟にあるバー&リビングは本来宿泊客の憩いの場だが、19時から24時までの間は宿泊客でなくても利用できる。ゲストハウスに泊まる前に雰囲気を覗きに行ってみてもいいかもしれない。宿泊料は2,700円~。場所は東京メトロ日比谷線「入谷駅」より徒歩2分だが、上野駅からも徒歩20分ほどだ。ゆっくりと「急がない旅」をしてみたい人は街を眺めながら歩いてみよう。姉妹店として、東京メトロ「蔵前駅」にオープンした「Nui.」は江戸時代から続く玩具店の倉庫を改装したというホステル。toco.のしっとり感とはまた違った、モダンな雰囲気がある。○おいしいコーヒーと美しい夜景に浸るモダンなゲストハウス体験をしてみたければ、ゲストハウス「東京ヒュッテ」はいかがだろう。地下鉄各線「押上駅」より徒歩2分という立地で、屋上からは空高くそびえる東京スカイツリーを間近に見ることができる。色鮮やかに点灯された夜の東京スカイツリーは迫力満点だ。カフェスペースではおいしいと評判のコーヒーを別料金でいただける。ハイセンスで開放感のあるこのスペースは「Coworking Space(コワーキングスペース)」と呼ばれ、カフェだけでなくオフィス複合機なども設置されている。交流をしたり仕事をしたり、自由に時間を過ごすことができるそうだ。男女混合ドミトリーは~3,200円で、そのほかに女性専用ドミトリーや個室がある。○東京の田舎暮らしを満喫しっかり週末を使って東京の旅をするなら、「村」へ行ってみるというのはいかがだろう。東京ひのはら村ゲストハウス「へんぼり堂」は東京本土で唯一の村である、檜原村(ひのはらむら)の古民家を改装したゲストハウスだ。東京とは思えないほどの山の連なりや川など、自然に囲まれた休日を満喫できる。寺子屋ならぬ、寺子宿として、村の寺での座禅やヨガ、お泊まりワイン会など、その時々で企画される様々な「習い事」を楽しめるのもへんぼり堂の特徴のひとつだ。宿泊料は3,000円で、ほかのゲストハウスと同様、食事は用意されない。また、都心とは違ってお食事処が至る所にあるはずもない。キッチンを使って料理をすることができるため、食材を持参しよう。最寄り駅は「武蔵五日市駅」で、そこからバスで40~50分ほどだ。ゲストハウスはホテルとは違い、基本的には相部屋で、トイレやお風呂は共同になっている。しかし、都心であっても宿泊費が3,000円前後と格安だ。そして最大の魅力は何といっても人との交流だろう。まったく知り合うはずのなかった人と同じ屋根の下で過ごし、語り合う。そんな小さな出会いが週末にあってもいいかもしれない。※写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年05月28日銀座の路地裏にひっそりたたずむ小さなバナナジュース専門店。その名も「バナナジュース」がとにかくおいしい! 平日のお昼だというのに男女問わず長い行列が外までできていることも。飲めばハマるそんなバナナジュースの魅力を紹介します。まずはメニュー。定番のバナナジュースのほかに、小松菜バナナジュースや、にんじんバナナジュースなど、一見味が想像できないおもしろいメニューも! さらに今ならナッツバナナジュースやアーモンドミルクバナナジュース、甘酒バナナジュースなど、驚きの新作もでていますが、これはお店の中に入ってからのお楽しみ。表のメニューには出ていないんです。お店に入ると新しい発見もあるかもしれませんよ。トッピングでカスタマイズできるのも嬉しいポイント。しかも驚くのがその値段! チョコレートソースやキャラメルソース、きなこはなんとプラス10円。黒ごまやチョコクッキーはプラス20円で。さらに今話題のスーパーフードのチアシードだってたったの30円でプラスできちゃうんです。ジュース自体も200円~300円なのでとってもリーズナブルですよね。実際のジュース気になりませんか? それがこちら、筆者のおすすめ、定番のバナナジュースにチョコレートソースのトッピングです。(210円)ジュースというよりむしろシェイク。濃厚でとにかくジュースそのものがとっても甘く、プラス10円とは思えないしっかりたっぷりかかったチョコレートソースも嬉しいですよね。この一杯でバナナ約1.5本が使用されているんです。オーダーがあってから目の前でその場で作ってくれますよ。お値段もあまり変わらないし、ファーストフード店でシェイクを飲むなら美容にも健康にもいいバナナジュースが絶対オススメです。お店は平日の12時にオープンし、バナナがなくなり次第終了で、毎日15〜16時には閉店してしまう人気ぶり。さらにバナナがいい具合に完熟しないとお店を開けないという徹底したこだわりも。絶対に飲みたい方はお店に連絡してからが確実です。店内に入ってイートインスペースもありますが、混雑しますし、お店は小さいのでテイクアウトしていく方が大半です。お仕事のお昼休憩に立ち寄ってみてはいかがですか? すっきりとした甘さで午後も頑張れちゃいますよ!バナナジュース東京都中央区銀座3-14-1903-6264-3822
2015年05月26日表参道、渋谷、広尾駅の中間に位置する花屋「ル・ベスベ(Le Vesuve)」は、この地に店舗を構えて19年。六本木通りの裏路地にひっそりと佇む“知る人ぞ知る花屋"だ。建物の外壁にはグリーンが生い茂り、出入口には溢れるほど植木が並ぶ。店内に入ると、赤や黄、ピンク、紫など色分けされた花々がぎっしり咲き誇り、店内は丸ごとブーケのよう。奥には、真っ白な花だけを集めたロマンティックな部屋も。今回、取材のために用意いただいたのは、ホワイトのバラを中心に、クレマチス、オレンジのシャクヤクなど、季節の花をふんだんに使用したアレンジメントフラワー(5,000円)。素焼きのポットに優しいグラデーション、何本も束ねたペーパーラフィアはナチュラルでどこかパリシック。生き生きとしたありのままのパワーと春を直に感じられる。「花には四季を伝える情緒的作用があると思う。日々を忙しく過ごしている人にも、花を見て季節の移り変わりを一瞬一瞬感じて気持ちを豊かにしてほしい」と話すのは代表の松岡龍守さん。「ル・ベスベ」では、その時々の旬の花を用いたブーケ、アレンジメント、ウェディングやパーティー、イベントの装花、レストラン、ショップの生け込みなど、暮らしの中のあらゆるシーンにおいての様々な花を提供する。店舗に訪れた人以外に、電話、FAXでのオーダーも受け付け、全国各地から依頼が来るそう。「オーダーする人と、気持ちのリレーションがいかに取れるかが重要」と語る松岡さん。贈る相手、シーン、その背景の物語をイメージし、“贈り手の思いを伝える花屋でありたい”と考えてるという。「例えば、会社の帰り道でもいいけど、花屋に寄り道して1本だけ花を我が子に買って帰る父親がいてもいいよね。特別な日じゃなくても花を贈って気持ちを伝える習慣が当たり前になれば、暮らしの豊かさの本質を今よりもっと見出せると思うよ」と笑顔の松岡さんが印象的だ。【ショップ情報】Le Vesuve東京都港区南青山7-9-3電話:03-5469-5438FAX:03-5469-5439営業時間:11:00から18:00定休日:毎週火曜日
2015年04月24日何気なく入った路地裏で見つける、雰囲気のあるカフェ。東京を歩いていると、そんなお店に遭遇することがある。その周囲だけ時間の流れが違っているような、独特な匂いを感じるお店だ。そして、そういったカフェには、それぞれにこだわりのある本が置いてあることも多いようだ。そんな、"本のある時間"を楽しめるカフェを紹介しよう。○旅の途中のカフェで本を繰る感覚アメリカの片田舎にありながら居心地のいい家。そんな雰囲気の漂うカフェが、渋谷区にある「ライオンのいるサーカス」だ。奥の壁一面に広がる本棚は整然としながら適度な乱雑さがあるような、それこそ隠れ家の書庫のような面持ちだ。世界の秘境の写真集など、見入ってしまう本が多い。JR東日本「恵比寿駅」から徒歩5分ほどのビルの3階にあるのだが、本当に何かあるのだろうかと思うほど狭い階段を上ってみるとたどり着くという、行くまでの間も楽しいカフェだ。ちなみにライオンはいない。○どこか懐かしくて温かい本があるカフェ暖かい日に木陰で読書。想像しただけでも楽しそう。そんな願望を叶えてくれるカフェが、杉並区にある「アール座読書館」だ。店内には木がふんだんにあり、それぞれのテーブルが落ち着いて読書に没頭できる空間になっている。テーブルに文机を使っているものがあったり、大きな水槽を前に座れるソファ席があったりと、何度行っても楽しめる。大きな本棚に置かれた蔵書は写真集や洋書が多く、そのほか文学、絵本、思想、自然科学など幅広い。場所はJR東日本「高円寺駅」から徒歩3分。そして、自分の心の琴線に触れるものを探したければ、目黒区にあるカフェ「HIMAT CAFE」に行ってみよう。HEIMATという名前の意味は「心の郷愁」。ヨーロッパのカフェのような店内には、国内外の古典文学や絵本、雑誌などが約1,000冊備えられており、それぞれ「故郷を感じられる」をコンセプトにセレクトされているという。場所は東急電鉄目黒線「武蔵小山駅」より徒歩2分。ぽかぽか陽気な日にはテラス席でビール片手に心の旅をしてみてもいいだろう。○アートな雰囲気で文学に勤しむ一日時間が空いたなら、じっくりと文学に身を浸らせてみるのもいいかもしれない。それなら、世田谷区にある「ブック・カフェ 槐多」がオススメだ。明治大学から甲州街道を隔てた付近にある「キッド・アイラック・アート・ホール」の地下一階にある落ち着いた雰囲気のカフェで、本棚には小林秀雄や川端康成など、日本の近代文学を代表する小説家の作品が並ぶ。キッド・アイラック・アート・ホールは昭和39年(1964)にオープンして以降、若い芸術家が集っていたという。そんな歴史を感じながらの読書もオツなものだ。別の階では現在もアートの展示や演劇などが催されているという。最寄り駅は京王電鉄「明大前駅」。そこから徒歩2分ほどのところにある。○書斎のようなカフェで遠い昔の雑誌を繰る港区・表参道の一角に、まるでアートギャラリーのような建物がある。「書斎館」という名前の文房具店だ。万年筆を中心に、アンティークな文具を扱っている。その奥にあるカフェがお目当ての場所だ。調度品は品格があるものばかり。しかし、どこか近代的な雰囲気も兼ね備えているため、「上品すぎて落ち着かない」ということにはならないだろう。ふと手紙でも書いてみよう、という時に立ち寄れるというコンセプトだが、ここにある蔵書がなかなか面白い。「アサヒグラフ」や「小学一年生」など、古い雑誌を置いているのだ。現代とは全く違ったそれらの誌面は、子供のころ、もしくは両親の子供時代を思い起こさせるかもしれない。場所は東京メトロ「表参道駅」より徒歩5分。街のにぎやかさから離れてゆっくりとページをめくってみたくなるカフェだ。本とコーヒー。それだけあれば、一瞬にして別世界へも飛んで行ける。ふと自分の世界に入りたくなった時や、新しいセンスを感じたい時に、本のあるカフェへ行ってみよう。たとえ仕事の合間のほんの10分だったとしても、心地いい自分時間を感じられるはずだ。○筆者プロフィール: 木口 マリ執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。
2015年04月22日東急ハンズ池袋店は4月22日までの期間、「ねこ路地」を開催している。○猫が主役、50名以上の猫作家・クリエイターが集結同イベントは、ネコに関する雑貨を集めたマーケット。「インコと仲間たち トリトブ部屋」「ハリネズミとうさぎの森」に続く、動物がテーマのクリエイターマーケット第3弾となる。会場では、50名以上の猫作家・クリエイターが作成した、猫をモチーフにした雑貨やアクセサリー・洋服などの展示販売を実施する。開催日時は、4月10日~22日 10時~21時。場所は、東急ハンズ池袋店 1階(東京都豊島区池袋1-28-10)。期間中の4月18日・22日 14時~18時には、さがおうじワークショップ「えらんで作る、毎バッジ」(600円・税別)を、18時 14時~19時には、「shrimp 猫芝アクセサリーオーダー」(2,000円・税別)を実施する。また4月22日まで、同店の1階特設ブースでは、「ねこ路地」にあわせて、パティスリー・スワロウテイルによるネコケーキ6種も販売されている。
2015年04月14日新宿区・神楽坂。古くに花街として栄えた地域で、表通りは今でこそカフェやバル、大型のチェーン店も多くなってしまったが、一本裏路地を入れば料亭や史跡などとまだまだ風情のある景色が残っている。今回紹介する銭湯は、そんな風情を一層味のあるものにしてくれる銭湯「熱海湯」だ。○脱衣室には金魚に戦艦大和!?熱海湯は東京メトロ東西線飯田橋駅から徒歩3分。神楽坂で最も有名な裏道のひとつに隣接しており、この細い路地は銭湯の名から「熱海湯階段」とも呼ばれている。思わず写真を撮りたくなってしまう、なんとも味のある雰囲気が漂う。こちらはその昔、芸者さんが熱海湯で入浴してからお座敷に向かったことから「芸者小道」とも呼ばれ、熱海湯そのものと並んでテレビのロケ地としてもよく使われているとか。そんな通りにある熱海湯は、千鳥破風の屋根を持つトラディショナルな東京銭湯。男湯は右、女湯は左に進む。タオルは無料レンタルがあり、番台の前にたくさんのタオルが積まれている。格天井の脱衣場には、壁側と中央にそれぞれロッカーがある。浴室の方を向いて背側方向にある坪庭の池には金魚が泳ぎ、木彫の観音様が2体祀られている。境目は鏡張りで上の方にはテレビが。そのほかにドリンクケース、昔ながらの体重計(はかり)、洗濯機が2台。また壁のロッカー上には、なぜか戦艦大和の大きな模型が飾られているのも気になる。○富士山のペンキ絵に「モモテツ」のケロリン桶浴室はさほど広くないものの、中央のカラン島には鏡やシャワーがないので、圧迫感がない分、広く感じる。天井も十分高い。正面には富士山のペンキ絵。男湯側にサインは見当たらなかったが、画風から中島盛夫絵師の作だと思われる。ペンキ絵の下には金魚や鯉を描いたタイル絵が、境目の壁にも洋風の山のタイル絵が描かれている。ケロリン型の黄色い桶は「モモテツ」(ゲーム「桃太郎電鉄」)の広告タイプ。都内でもいくつかの銭湯でしか見られない珍しいものだ。湯舟はシンプルに深風呂と浅風呂の2種。ふたつの湯は中でつながっているのだが、深風呂の方の奥には備長炭が積まれており、肌にやさしい柔らかい湯で身体の芯から温まる。温度はともに44度前後だろうか。湯上りの風が心地よく感じるベストの温度かと思う。神楽坂は休日の散歩コースにぴったりの街だ。古きと新しきが短いエリアの中に凝縮されており、休日は歩行者天国になるなどして多くの人でにぎわう。たまには熱海湯で湯を浴びてからの散策も趣深い。ぜひお出掛けとセットで楽しんでいただきたい。※記事中の情報は2015年3月時点のもの。イメージ図は筆者の調査に基づくもので正確なものではございません○筆者プロフィール: 高山 洋介(たかやま ようすけ)1981年生まれ。三重県出身、東京都在住。同人サークル「ENGELERS」にて、主に都内の銭湯を紹介した『東京銭湯』シリーズを制作している。
2015年03月24日高級住宅街でもあり、おしゃれなレストランやカフェが密集する街、アーリー。この街には、ただの路地裏さえもおしゃれに変化させてしまう強者がいる。Summer Streetアーリー駅からほど近い、アーリーソイ2を入ってすぐの所に置かれた移動販売車。ここが瞬く間に行列の出来る人気店になったのは、2014年半ばのこと。路地に出された簡易テーブルには七輪が置かれ、カゴいっぱいに盛られたシーフードをビールで流し込む若者たちで溢れかえっている。並ぶことをしないタイ人を待たせるほどの魅力は何なのか。私も何度となく並ぼうとした。その度に、「今から並んでも、閉店を過ぎてしまいますので・・・」と断られてしまった。安くて旨い!シンプルな方程式ある土曜日の早い時間。たまたま前を通りかかったら、2組しか待っていないとのこと。やっとのことでありつくことができた。メニューはとってもシンプル。シーフードセットがS(399バーツ=約1440円),M(599バーツ=約2170円),L(999バーツ=約3615円)とあり、エビやイカなどはそれぞれ単品で追加できるのと、ししゃもや野菜盛りなどオプションメニューが少々あるくらい。お店側が調理するものはほとんど無いかわり、その価格は高級住宅地アーリーで、簡易テーブルだということを差し引いたとしても、驚く程リーズナブルだ。(私たちは2人でMサイズをオーダーし、お腹がパンパンになった)別途オーダーした野菜焼き。丸のまま出てくるので、テーブルにあるハサミで切ってから載せよう。テーブルにつくとすぐに運ばれてくる七輪とシーフード。エビは驚くほど大きいし、イカもホタテもぷりっぷりだ。ひと目で新鮮だとわかる。テーブルには、ナムチムシーフードという、シーフード用のタレと、卓上醤油が置かれていて、好きな方につけていただく。お会計をお願いすると、ボールにタイライムを入れて出してくれる。ただ手を洗うだけでは落ちない生臭さも、ライムで洗うとスッキリ。ビールの種類が豊富酒飲みに嬉しいのが、ビールの種類が豊富なことと、リーズナブルに飲めること。アサヒは大瓶でたったの100バーツ(=約360円)。タイ人に人気のヒューガールデンや日本の常陸野ネストなど、クラフトビールも充実している。仲間とワイワイ飲み比べながら楽しめそうだ。ソフトドリンクだと、瓶に入った生搾りのオレンジジュースが人気。早い時間の来店がおすすめこれだけ新鮮なシーフードが安くて旨いなら、是非とも行ってみたい!と思ったあなた。早い時間なら少ない待ち時間で入れることもあるので、18時までを目指して訪れてみよう。正直ここを知ってしまうと、パタヤやホアヒンまで行かなくってもこんなに美味しいシーフードが食べられるのね!と思うこと間違いなし。オープンエアーが1年中楽しめるのも、常夏のタイならでは。たまにはビア片手にシーフード、というのも楽しいかも?!※上記の日本円表記は、2015年1月28日現在の為替レートに準じます。>>バンコクの最新グルメ情報はこちら
2015年01月30日ゼンリンとタグキャストは10月8日、10月10日~12日の3日間にわたり埼玉県・飯能市で開催される食べ歩きグルメイベント「はんのう路地グルメ2014(路地グルメ)」において、ジオフェンシング機能とビーコンによる屋内位置情報サービス「TAGCAST」の連携による、スマートフォンを活用したO2Oサービスの実証実験を実施すると発表した。ジオフェンシング機能とは、ゼンリンと関連会社のゼンリンデータコムが提供する位置情報技術で、特定エリアに仮想的なフェンスを作ることで、当該エリアへのGPS端末出入りを判定するもの。「TAGCAST」は、小型のBluetooth発信機(ビーコン)と位置情報を緯度経度・階数・住所を紐づけてクラウドで統合管理する技術となる。同実証実験では、iPhoneに専用アプリをインストールした路地グルメ参加者がアプリを使って店舗巡りをすることで、路地グルメのイベント活性化とO2Oサービスの有効性を検証。開催エリアにおいて、「広いエリア」を設定してGPSで識別できるジオフェンシング機能と、店舗内など「狭いエリア」を高い精度で識別できる「TAGCAST」を組み合わせることで、特定エリアに入ってきた参加者へのイベント通知から来店の誘導、店舗に来店した参加者への特典配付まで一連の流れを可能にする。同実験の実施日は、路地グルメ開催期間の10月10日~12日で、参加店舗数は約40店舗(10月7日時点)。実験対象者は、App Storeにて実証実験アプリ「はんのう路地グルメ」をダウンロードした参加者となる。
2014年10月09日(画像はプレスリリースより)ノバルティス ファーマ株式会社による「足や足裏の悩み」調査ノバルティス ファーマ株式会社は、「足また、足裏の悩み」に関連する調査を行った。調査エリアは全国で、調査方法はインターネットで実施された。男女20代から60代の方、あわせて500名が調査対象(性別、オフィス勤務の方、年代ごとに均等に割り付け)。どのような悩みを持っているのか、調査の質問と回答をまとめてみた。最初に「仕事のある日、1日当たり靴を履いている時間は?」についての質問では、「10時間から12時間程度」と回答する方が最多で、2位は「7時間から9時間程度」、3位は「13時間以上」と「1時間から3時間程度」がそれぞれ12%で同じ割合だった。次に「足また足裏についての悩みは?」の質問では、「におい」が最も多く、2位「汗やムレ」、3位「かかと(角質)のガサガサ」などが続いた。そして「足および足裏に当てはまる症状は?」について、「かかとや足裏の皮膚が厚くまた硬くなっている」と答えた方が1番多くて、2位以下は「指の間など、かゆみを感じた経験」「爪が厚くなったり、白や黄色に濁る経験」などの順に回答が並んだ。さらに「足や足裏の悩みによる、素足への抵抗感は?」の質問では、「とてもある」と「まあ、ある」を含む「抵抗感はある」と回答する方は男性よりも女性が多いようだ。さらに、約66.6%の方は水虫と診断されたこともなく、また62.4%の方は、水虫の可能性をうたがったこともないと答えている。水虫の治療などに対しての反応は「恥ずかしいので病院に行けない」また「薬を購入できない」と答える方は、男性よりも女性が多い結果となった。しかしながら全体的に、男性女性合わせて約50%の方は、気にせず病院にも行けるし、薬も購入できるようだ。恥ずかしがったり悩む方もいると思うが、やはり薬など、症状を改善させるための工夫をすることが最短の解決方法では。【参考リンク】▼ノバルティス ファーマ株式会社 プレスリリース
2014年03月19日(画像はプレスリリースより)『ビューティフットケア+ボディエストリフトモイスチャージェル』発売株式会社ポーラは、足裏の余分な角質を除去し、やわらかい足裏に整える『ビューティフットケア+ボディエストリフトモイスチャージェル』(11,300円(税抜き))を2014年5月2日に発売する。全国のポーラレディ、コスメ&エステショップ「ポーラザビューティ」約600店を含む、全国約4,700店舗のポーラの店で取り扱われる。『ビューティフットケア』は、肌に負担をかけず角質除去1秒間に30回転する先端のアタッチメント部分を軽く足裏に押し当てるだけのため、肌に負担がかからず、余分な角質が除去できる。やすり部分の4種類のアタッチメントが付属されているため、足裏の角質のかたさや部位に合わせて使い分けができる。なかでも「仕上げ用」のアタッチメントはポーラオリジナルでよりなめらかに仕上がる。(画像はプレスリリースより)『ボディエストリフトモイスチャージェル』で保湿ケア角質を削り、足裏がやわらかくなった状態を保つための保湿と保護をする、モイスチャーカプセルが溶け込むようになじんで、しっとりやわらかい、みずみずしい感触の足裏に整える『ボディエストリフトモイスチャージェル(60g×2本)』がセットされ、足裏やかかとの角質除去から、保湿までトータルでケアできる。<アメリカ足病学協会(APMA)認定製品>1912年に設立され、メリーランド州に本社を置くアメリカ足病学協会(APMA)は、足と足首の健康情報のため、足病医学の成長と安定を推進している組織です。足の健康に有益で重要な価値の発見された製品がこの協会認定を受けることができ、本製品は認定製品となっております。(日経プレスリリースより引用)【参考リンク】▼株式会社ポーラプレスリリース/日経プレスリリース▼株式会社ポーラ公式ホームページ
2014年03月12日大阪・阿倍野区の昭和町といえば、戦災をくぐり抜けた長屋が点在し、昔ながらのたたずまいが今なお残るところ。毎年4月28日の「昭和の日」には、落語、紙芝居、あめ細工といった懐かしい昭和の文化が体感できるイベントが開催されるなど、注目を集めているエリアでもある。そんな、かっぽう着姿のお母さんやラッパを吹きながらやってくるお豆腐屋さんが似合いそうな路地裏に、「暮らし用品」という器と道具のお店が今年1月7日にオープンした。ウェブデザイナーでもあるオーナーの米田紀子さんは、もともと料理好き、器好きということもあって 3年前から、主に作家ものを扱う同名のネットショップを運営していた。そんなある日、自らの曾祖父が建てた長屋の一室が空いたことをきっかけに、実店舗の オープンを決意。建物の老朽化や住人の高齢化により取り壊してしまう長屋も多い中、商品となる器や道具だけでなく、長屋という空間の再生そ のものを見て欲しい、という想いもあったのだとか。小さな看板が控えめに出ている玄関から、「こんにちは」と靴を脱いで上がるスタイル。懐かしいたたずまいは生かしつつモダンさを感じる空間にリノベーションされており、畳の上でお茶をいただきながら、手にとってじっくり気に入った器を選ぶことができる。「もうすこしあたたかくなったら、縁側でお庭を眺めながらゆっくりくつろいでいただければ」と米田さん。床の間の真ん中にある小さな壺には、ドライ植物をさりげなく生けて。あえて作家ごとにスペースを分けず、ひとつの空間にいろいろな作家の作品が並ぶが、不思議と統一感がある。「シンプルだけどどこか有機的で、人の手のぬくもりが感じられるもの、を基準に選んでいます。ふだん使いの器として長く愛着を持って使っていただきたいので、重ねて仕舞えることや、お手入れがしやすいものを多く揃えています」玄関のすぐ横にある、板張りのスペース。壁にはあたたかみのある手漉きの和紙を貼り、窓枠や建具を専門の職人さんに依頼するなど、内装の隅々にまでこだわりが。 スープ皿、カフェオレボウル、ミルクピッチャー、お箸やカトラリー、カッティングボード、小皿などが、やわらかな光の中で美しく映える。取り扱い作家は、<陶器>浅井純介、石原稔久、岩田圭介、大前悟、小山乃文彦、寒川義雄、鶴見宗次、西川聡、広川絵麻、吉岡萬理<木工>柏木圭、鈴木努 <金属>小沢敦志 <ガラス>鳥山高史(敬称略)など、総勢14人。今後、各作家の個展などもこの場所で年末あたりから開催予定だそう。小沢敦志さんのステンレス製ケーキフォークは「こういうのをつくってほしい」という作家とのやりとりから定番になった商品だそう。持ち手が長めで細くて軽いので持ちやすく、菓子皿から転げ落ちにくい。器のみならず、こんなにファニーでキュートな陶製の動物も。石原稔久さんの作品で、さまざまな動物たちが登場する絵本なども手掛けていらっしゃるそう。最後に直球ストレートな店名に込めた想いをうかがってみたところ、「外国語の洒落た店名は、私には似合わないかな、と(笑)。でも、世代を問わずに覚えやすいと 言っていただくことも多いので、よかったかなと思っています。今後も新しいことをどんどんやっていくというよりは、かっこつけずに、地味だけど着実に、長く続けていくことを大切にしていきたいですね」春を待ちわびる季節、食卓に優しい風をはこんでくれる器を探しに出かけてみてはいかがだろう? 昭和町にはオーガニック弁当の「米day No.1」、天然酵母パンの「ふくらすずめ」、自家焙煎珈琲 の「うさぎとぼく」、カフェ「萌木星(ほうきぼし)」などなど、歩いてまわれる距離に注目のショップが点在しているので、昭和を偲びつつ、のんびりとお散歩するのにもぴったりだ。器と道具「暮らし用品」大阪市阿倍野区阪南町1-45-15電話:(06)6628ー2606営業日: 金・土・日の11:00~18:00ウェブショップ 取材/野崎 泉
2012年02月08日