DXアンテナは4日、4K・8Kの衛星放送に対応した分配器、直列ユニット、混合器など32製品を発表した。4月1日より順次発売する。価格は1,300円より(以下、価格はすべて税別)。2018年に実用放送を開始する予定のBS/110°CSの4K・8K放送は、新たな周波数や変調方式で送信される左旋波を使用する。そのため、アンテナ、混合機、ブースター、分配器、分岐器、直列ユニット、同軸ケーブル、TV裏配線機器などを新設・交換する必要がある。分配器は2分配器(1端子通電形)から8分配器(全端子通電形)まで全12機種を用意し、価格は3,800円~19,800円。分岐器は1、2、4分岐器の3機種で、価格は4,000円~6,600円。直列ユニットは小形壁面テレビ端子(通電仕様)や直列ユニット中間用2端子形8(フィルター付)など全16機種で、価格は1,300円~9,000円。屋内用混合機の価格は7,150円。
2016年03月04日キューバのバンド、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブが3月19日(土)に宮城・チームスマイル・仙台PIT(ピット)で開催予定だった公演の中止が決定した。【チケット情報はこちら】中止は諸般の事情によるもの。3月15日(火)・18日(金)の東京公演は予定通り行われる。
2016年02月23日以前は野球チームのマスコットについてアンケートを採りましたが、サッカーもファンとチームの繋がりが強い印象があります。ファンをサポーターと言うのも、そうした関係性の現れと言えますね。さて、この絆をより強める働きをしているのがチームのマスコットキャラクターたちです。その愛らしさからサポーターになる人もいるというデザインを、海外の方はどう見ておられるのでしょう今回は、。日本在住の外国人20名に「Jリーグのマスコットキャラクター、どのチームが『かっこいい』と思いますか?」と質問してみました。■FC東京の東京ドロンパ。(ロシア/20代前半/女性)■東京ドロンパ(FC東京)。(スペイン/30代後半/男性)■ガンバ大阪(アメリカ/20代後半/男性)■ガンバ大阪(マレーシア/30代前半/男性)日本に住んでいて、サッカーのファンになったのであれば、やはり地元のごひいきチームができやすいもの。今回のアンケートではさまざまな地域のチーム名が上がりました。そこで、まずはJ1チームかつ2票ずつ挙がったものからご紹介します。まずFC東京の「東京ドロンパ」は、港区麻布狸穴町生まれの狸。東京タワー近くに住み「知らぬ間にパッと現れ、ドロンといなくなる」ことからその名前がついたそう。ユニフォームやフラッグと同じ赤&青の髪や目周り、尻尾のカラーリングがおしゃれです。もうひとつは、ガンバ大阪の「GAMBA BOY」。デザイナーは松下進氏で、チーム名の由来となった「脚」を強調し、闘志溢れるサッカー男子を表しています。Jリーグチームのキャラクター中でも、動物ではなく人間をモチーフにしているのは珍しいですね。クラブカラーの青をベースにエネルギーの黄をアクセントにしたカラーリングも快活な印象で、「かっこいいキャラ」と聞いた時に人気が集まるのもうなずけます。■川崎フロンターレ(フィリピン/40代前半/女性)■名古屋グランパス(韓国/40代後半/男性)■ヴィッセル神戸(チュニジア/40代後半/男性)J1のほ乳類マスコットあれこれ。川崎フロンターレの「ふろん太」はイルカがモチーフです。「先進技術を生み出す賢さ、臨海都市の海」をシンボル化し、スピード感や親しみやすさを表現したユニフォーム。水色のトップスと黒のパンツでスパイクはプーマだそうです。名古屋グランパスは、シャチの「グランパス」くん。Jリーグ内では珍しい、クラブカラーを身につけていないマスコットです。ぷっくりしたおなかと短めの足が愛らしく、他チームのサポーターにもファンが多いと言われています。ヴィッセル神戸は、神戸になじみ深い牛をモチーフにした「モーヴィ」。港町を感じさせる帽子(バイキング風?)にクラブカラーのエンジ色マフラーがポイントです。■アルビレックス新潟(ペルー/30代前半/男性)■ベガルタ仙台(台湾/40代前半/男性)J1の鳥類マスコット。アルビレックス新潟は「アルビくん」。新潟に多くやってくる白鳥をモチーフに、やさしさやかわいらしさ、また王の象徴である冠をつけた姿で力強さを示しています。オレンジと水色のユニフォームが目を惹きますね。ベガルタ仙台の「ベガッ太」は、ギリシャ神話で「勝利をもたらす」といわれる鷲をイメージ。イエローのユニフォームが、ふさふさした茶色の毛皮によく映えます。■ザスパ草津です。(タイ/30代後半/女性)■ヴィヴィくん(V・ファーレン長崎)。(イギリス/20代前半/女性)J2の伝説や架空の生き物をモチーフにしたマスコット群。ザスパ草津の「湯友(ゆうと)」は、草津温泉の「熱の湯」から誕生した獅子です。草津町にある前口諏訪神社の獅子舞が由来だそうで赤ら顔も納得。青い髪に黄色のハチマキがポイントです。V・ファーレン長崎の「ヴィヴィくん」は、イラストレーター白桃あおい氏がデザイン。県獣の九州シカ、県鳥のオシドリ、クラブ名の「V」を組み合わせた生き物で、くるくるとした目がどちらかというと愛らしいイメージですね。■ジェフィ(ジェフユナイテッド千葉)。(ブラジル/20代後半/男性)■大宮アルディージャ(オーストラリア/40代前半/男性)■大分トリニータ(トルコ/30代前半/女性)ジェフユナイテッド千葉の「ジェフィ」は秋田犬。スピード感や躍動感と親しみを込めたデザインで、ベージュの毛並みに黄色と緑のユニフォームがシンプルながら心なごむ雰囲気。弟のユニティ、みなちゃんと並ぶ様子もほほえましいです。大宮アルディージャの「アルディ」は、さいたま市のマスコット的存在のリスがモチーフ。いたずらっ子そうな表情が往年の動物アニメを思い出させて心がなごみます。一方、大分トリニータの「ニータン」はカメ。一歩一歩確実に前へと進む精神を表しています。亀の甲羅と青いサッカーボールが融合したようなデザインが面白いですね。■いいえ。ぜんぜん思わない。(アルゼンチン/30代前半/男性)■思わない。(イスラエル/30代後半/女性)■詳しくないので、なんとも言えないです。(中国/20代後半/女性)■サッカーを見ないのでわかりません。(ドイツ/40代前半/女性)■見ていないのでわかりません。(ベトナム/30代前半/女性)■興味がないのでマスコットを見たことがない。(スウェーデン/40代後半/女性)野球に比べると、スポーツ自体を見たことがない方は女性に多いようです。過去に行ったゆるキャラ関連のアンケート(「大人気の「ゆるキャラ」たち、どれがお好み?」)では皆さん好評価だっただけに、実際にマスコットたちをご覧になった時の反応が気になります。J1からJ2まで幅広いマスコットの名前が挙がった今回。モチーフとしては動物が多い印象でした。そう考えると人間のGAMBA BOY、獅子の湯友などはかなり珍しい部類に入るのだな~と改めて感じるなど、調査したことで筆者としても発見が多いアンケートでした。
2016年01月29日ドスパラは27日、4K/8K映像を快適に編集できる高い処理能力を備えたサーバ製品(3モデル)と、ワークステーション(2モデル)を発売した。価格は367,000円から。○RS5122-IJT「RS5122-IJT」は、4K/8K映像などの巨大なデータを高速で処理するストレージサーバ。価格は7,949,000円。データ転送帯域が広く、大容量の高速ストレージを搭載している。8K(YPbPr 4:4:4 36bit)データを67.05fpsで読み込み可能で、NVMeを使用した超高速フラッシュストレージを搭載。ネットワークは標準で10Gbに対応し、オプションで40Gb/Infinibandも選択できる。2スロット占有フルハイトフルレングスのカードも装着可能。主な仕様は、CPUがIntel Xeon E5-2697 v3×2、チップセットがIntel C612 Express、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB×8、グラフィックスがIntegrated 2D Video Controller、ストレージがOS用に480GB SATA SSD(240GB×2基)、データ用に12TB NVMe SSD(4TB×3基)+16TB SATA SSD(2TB×8基)。2.5インチホットスワップベイ×10基も備える。インタフェースは10Gb対応有線LAN×2、USB 3.0×5、D-sub×2、RMM4×1、シリアル×1など。OSはプリインストールされていない。○TD18016-LAR「TD18016-LAR」は、4Kコンテンツデータの高速伝送を可能にするライトアーカイブストレージ。価格は2,859,000円から。標準でGigabit Ethernet対応有線LAN×4基に、デュアルポート10Gbカードを装着済み。これによりシーケンシャルスループットは、RAID 5の設定においてリード3,944.56MB/s、ライト1778.25MB/sに達する。OSには、GUIインタフェースを採用するSynology DiskStation Manager(DSM)を搭載。SSDキャッシュを搭載しており、キャッシュをRAID 0、またはRAID 1に設定可能。オプションとして、12ベイ拡張ストレージユニットを14台まで増設でき、最大180台のSAS / SATAドライブの取付に対応。1PBオーバーの構成にすることもできる。主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1230 v2(3.30GHz)、メモリがDDR3 32GB(最大32GB)。インタフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、拡張ポート×2。冷却用に80mmファンを4基搭載する。本体サイズはW430×D692×H88mm、重量は14.5kg。○TD18016-DAR「TD18016-DAR」は、大量データの長期保存に適したコスト重視のアーカイブストレージ。価格は2,160,000円から。オプションの12ベイ拡張ストレージユニットを14台まで増設でき、最大180台のSAS / SATAドライブの取付に対応。1PBオーバーの構成にすることができる。OSには、Synology DiskStation Manager(DSM)を採用。フェイルオーバー対応した4つのLANポートを内蔵し、予期しないネットワーク障害に対応できる冗長性を提供。ホットスワップに対応しており、電源を複数搭載するので運用中に故障が発生しても電源を落とさず交換可能。オプションとしてデュアルポート10Gbカードを装着できる。主な仕様は、CPUがIntel Xeon E3-1230 v2(3.30GHz)、メモリがDDR3 8GB(最大32GB)。インタフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、拡張ポート×2。冷却用に80mmファンを2基搭載する。本体サイズはW430×D692×H88mm、重量は14.5kg。○TS5122-NV2「TS5122-NV2」は、最大パフォーマンスを求めるプロ用のハイエンドワークステーション。価格は1,405,000円から。4K/8KコンテンツのRAWデータなど巨大なデータを高速で読み書きできるよう、ストレージにNVMe対応の「Intel SSD DC P3608」シリーズを採用している。CPUはIntel Xeon E5-2620 v3×最大2基で、36コア72スレッドのマルチタスク環境を構築できる。グラフィックスカードは2スロット占有モデルを2基まで搭載可能。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E5-2620 v3×2基、チップセットがIntel C612 Express、メモリがDDR4 ECC Registerd 8GB×8(最大512GB)、グラフィックスがIntegrated 2D Video Controller、ストレージが1.6TB NVMe SSD×1、240GB SSD×1。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、Management LAN×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4、D-sub×1など。OSはプリインストールされていない。○TS5112-NV1「TS5112-NV1」は、Intel Xeon E5シリーズを搭載するエントリクラスのワークステーション。価格は367,000円から。最大18コアのCPUに対応し、グラフィックスカードは2スロット占有モデルを2基まで搭載可能。NVMe SSDを標準で搭載するなど、高解像度の画像や映像、オーディオ編集など適している。標準構成の主な仕様は、CPUがIntel Xeon E5-2620 v3×2基、チップセットがIntel C612 Express、メモリがDDR4 ECC Registerd 4GB×4(最大512GB)、グラフィックスがNVIDIA Quadro K620、ストレージが400GB NVMe SSD×1、240GB SSD×1。インタフェースはLAN×3、USB 3.0×4、USB 2.0×6、シリアル×1など。OSはプリインストールされていない。本体サイズはW200×D465×H430mm。
2016年01月28日最近では死語になりつつある、モテ系男子の代名詞”3K”。かつては高身長・高学歴・高収入の3Kこそ、女性が結婚相手に求める条件と言われていました。時代が流れ、内容は変わりつつあると言われていますが、それでも世の女性が3K男子を好んでいるのは変わりませんよね。さて、この”3K”、男性が女性に求めるものもあるのだとか。早速、中身を見ていきましょう!■1.賢い「会議で雰囲気が悪くなったときに、場を和ませてまとめる発言ができる女性がいて、頭が良い人っていいなと思った」(広告/28歳)「社内恋愛だから周りには内緒にしてるんだけど、彼女の仕事ぶりを褒めている人が多くて、内心めちゃくちゃ誇らしい」(金融/24歳)一時期、”エロ賢い”なんて言葉がはやりましたが、賢さも重要なポイントなんだとか。どんな場面でも機転を利かせることのできる賢い女性に魅力を感じるようです。■2.謙虚「出身大学も一流だし仕事も丁寧な事務の女の人がいて、それだけじゃなく年上にも年下にも謙虚だから、男女問わずにみんな彼女のファン」(メーカー/24歳)「サークルイチ可愛い女の子が、すごいモテてる。可愛さもだけど、それを鼻にかけずに誰にでもフラットで、自過剰じゃないからこそ人気。もちろん、女友達も多い」(学生/21歳)可愛かったり性格が良かったり仕事ができたりと、人より優れている面を持ちながら、それを自慢げにしない女性がモテるよう。他にも、男性の持ち上げ方がうまいことも謙虚要素の一つみたいです。■3.聞き上手「聞き上手なのは大事!楽しそうに話を聞いてくれるから、思わず色んなことを話しちゃって、いつの間にか好きになってました」(学生/23歳)「彼女が聞き上手。面白いことがあると、すぐ彼女に会って話したくなる。だから、浮気どころか彼女の他に女友達が欲しいと思うことすらないです」(飲食/21歳)男性だって、女性と同じように自分の話をしたい!聞いてほしい!と思っているもの。どんな話でも楽しそうに聞いてもらえると、「もっと話したい」「もっとあの子といたい」と感じ、さらには好きという感情に発展するのだとか。自分の理解できない話でも、耳を傾けてあげると彼の満足度は高くなるかも!■おわりにいかがでしたか?”顔の可愛さ”は、いらないの?と思ったのですが、これら3つが備わっている子は自然と可愛さが増して見えるのだとか。モテ系女子になるために、是非この”3K”身につけたいですね!(下村さき/ライター)(ハウコレ編集部)(吉木千沙都/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年01月25日2016年のK-1のリングを華やかに彩る「2016 K-1ガールズ」が決定。12月18日(金)にGENスポーツパレスにて約60名参加のオーディションから選ばれた新メンバーが発表された。K-1ガールズに選ばれたのは、近藤みやび、足利美弥、橘沙奈、柳いろは、小柳歩、早瀬あやの6名。2015年に引き続き選出された柳いろは(写真右から3人目)以外は新メンバーとなる。「K-1 WORLD GP 2016」チケット情報会見ではそれぞれのメンバーが持つK-1やK-1選手に対する思いや、K-1のアマチュア大会であるK-1チャレンジに出場したいかなどについて質問が出る中、各メンバーのアピールポイントについて質問が及んだ。アピールポイントとしては「表情に注目して欲しい」というメンバーがほとんどの中、小柳歩が大きなお尻を、早瀬あやがFカップあるという胸をアピール。K-1ガールズの衣装も昨年より露出度がアップしており、その辺にも注目して欲しいとのこと。そんなK-1ガールズに会える来年最初のK-1大会は、3月4日(金)国立競技場代々木第二体育館にて開催される。チケットは現在発売中。サークルK・サンクスでは「K-1 WORLD GP特製ハンドタオル」付きチケットを限定発売中。
2015年12月21日ソニーは12月7日、4K解像度の映像記録・伝送・再生に対応した医療用映像機器として、4K液晶モニター、4Kレコーダー、コンテンツマネジメントシステムを発売すると発表した。まず、4K液晶モニターは55型の「LMD-X550MD」と31型の「LMD-X310MD」をラインアップ。4K映像により細部までクリアに表示できるほか、ITU-R BT.2020信号に対応し、従来のハイビジョン映像と比べ広い色域を表現できるようになった。また、同社独自の「オプティコントラストパネル」構造の採用によって光の反射と拡散を低減することで、画像のゆがみやコントラスト感の低下を防ぎ、鮮明で視認性の高い映像を実現している。さらに、画像強調機能「A.I.M.E.」を搭載したことで、内視鏡や手術顕微鏡などからの映像の輪郭や色を調整することも可能となっている。価格はオープンで、発売日は12月14日の予定。メディカル用途専用の4Kレコーダー「HVO-4000MT」は、4TBのHDDを内蔵しているほか、内蔵Blu-rayドライブでのBlu-rayディスクへの映像書き出しや、USBメモリー、USB HDDへの映像書き出しも可能となっている。価格はオープンで、発売日は2016年2月1日を予定している。コンテンツマネジメントシステム「CMDS-MS20MD」は、メディカル4Kレコーダーなどで記録されたHD映像や4K映像を一元管理できるサーバーシステムで、4K映像を含むさまざまな映像の収集・保存・検索・編集・配信が可能。コンテンツマネジメントシステムのサーバーに収集・管理されたデータを、ネットワーク接続したPCまたはiPadからアクセスして視聴することができるため、病院内で映像を共有することができる。価格はインストールする対応サーバにより異なる。発売日は2016年1月21日の予定。同社は4Kの映像伝送システムをIPケーブルのシンプルな配線で構築し、またリアルタイムでの院内での共有を可能にするIPコンバーターも開発している。同製品は医療用4K映像機器と接続して、煩雑なケーブル配線をシンプルにでき、入力から出力まで映像伝送システムのIP化を可能にするほか、アナログ映像からHD、4K映像まで様々な映像信号のIPへの変換・出力に対応するとしている。
2015年12月09日○K6-2で復活したAMDK5の失敗で瀕死の状態にあったAMDのCEO、Jerry Sandersが起死回生を狙ったNexGen買収によって誕生したK6アーキテクチャは、初代K6それに続くK6-2の成功によってAMDが再びIntelの唯一の競合であることを証明した。Jerryは高らかに宣言した、"AMD is back !! – AMDは復活した"。AMDは黒字化し、当時は世界最大規模と言われた最先端の工場・Fab.25をテキサス州オースティンに建設するなど破竹の勢いであった。社内ではすでに次世代アーキテクチャによるK7プロジェクトが動き出し、Intel互換路線を捨てて独自路線を行くという大胆な戦略を着々と進めていた。一方、K6のロードマップには、K6、K6-2、そしてK6-3があった。K6-3は、K6-2でゲームアプリケーション用に登場したマルチメディア用の命令セット・3D-Nowを実装し、映画「ジュラシックパーク」をテーマにしたPCゲームを意識して、映画に登場したティラノザウルスの名前"Sharp Tooth"という社内コードネームで開発されていた。IntelもPentium IIの後継であるPentium IIIを用意していたし、AMDもK6ベースの3クラスのCPUで対抗する予定であった。時はパソコンの全盛時代、前述のようにパソコンの価値はほとんどCPUの周波数で決められており、233Mhzより266MHz、266MHzより300MHzという具合に、季節ごとに訪れるパソコンのモデルチェンジに合わせるようにCPUのクロックスピードを上げていったのである。しかし、K6のアーキテクチャは400MHzを超えたあたりで、次第に限界に近付いていた。K6-2のクロックスピードの変遷を追ってゆくと、特に450を超えるあたりから小刻みになっていったのにお気づきだろう。450、475、500、533、550MHzという具合である。当初は、K6-2はこれほど周波数を上げる予定ではなかったが、パソコン市場の要求と、旺盛なK6-2への需要に応えるためにAMDはK6-2の周波数をどんどんと上げていった。ロードマップ通りに行っていれば、400MHzくらいからK6-3が後継としてそれにとって替わるはずであった。K6-3は基本的にはK6-2のCPUコアを流用してデザインされたが、K6-2との大きな違いは次の通りCPUと同じシリコンダイに集積するキャッシュメモリのサイズである。K6-2一次キャッシュ:32+32KB二次キャッシュ:なし製造プロセス:0.25um搭載トランジスタ総数:930万個K6-3一次キャッシュ:32+32KB二次キャッシュ:256KB製造プロセス:0.25um搭載トランジスタ総数:2130万個CPUの総合性能を加速するために同じダイに集積するキャッシュメモリを大きくすることは大変に有効な手段である。しかし、そのためのペナルティーも大きい。K6-2との比較でも明らかな通り、二次キャッシュを集積することによって、搭載トランジスタ総数は2倍以上になってしまっている。キャッシュメモリは基本的には高速SRAMなので、製造プロセスが同じであれば専有面積は単純に2倍となるためである。Intelが初代Pentium IIIでは、このキャッシュメモリを同じシリコンダイに搭載することが困難と判断したためにSocketでなくSlotという方法をとらざるを得なかったのは前述した。○K6-IIIがあのまま発展していたら…K6-3はPentium IIIに対抗するために、K6-IIIと命名されて400MHz、450MHzの二つのバージョンが1999年2月に市場投入された。登場した当初はパソコン雑誌がこぞってベンチマークテストをしたが、K6-IIIの実性能は驚くほどに優れていた。何しろ256KBのフルスピード二次キャッシュがCPUにシリコン上で直結され、コアクロックと同じ速度でアクセスするのだから速いはずである。あるベンチマークのソフトなどは256KBのキャッシュにそっくり収まってしまう場合もあったので、とんでもなく速い結果も出た。そのため、K6-2の500MHzでもK6-IIIの400MHzに実性能ではかなわないような奇妙な状況が現出した。K6-IIIの登場に自作ユーザーは驚喜した。パソコンの競争がクロック周波数に支配されていた現象に食傷気味であった自作ユーザーは、CPUの総合性能は周波数だけではなく、他の要因にも大きく起因することを知っていて、AMDがその最適の解決を提示したからだ。秋葉原などで活動を展開した私としても大いに興奮を覚えた製品であったが、ある日、本社のマーケティングのVPからK6-IIIは450MHzでストップだという決定を知らされて非常にがっかりした。理由は次の通りであった。巨大な二次キャッシュを集積することによって歩留まりが非常に悪い。シリコンダイのサイズが二倍になってしまい、経済性が悪い。K6-2はそのまま周波数が550MHzまで上げられるので、大量に売れるパソコン用のCPUとしてはK6-2の高周波数製品で経済的優位性を維持したい。500MHz以降はIntelにはK7で対抗する。会社としては当然の決定であろう。AMDはIntel互換路線を捨てて独自のインフラを築き上げる大掛かりな仕事に備えて経済的体力を温存していたともいえる。技術的に大量生産することが難しく、ビジネス的にはK6-2をクロックアップするほうがAMDにとっては正しい決定であるのは十分に理解できたが、K6-IIIがあのままPentium IIIの対抗馬として発展していたら面白い展開になったであろうなと今でも思っている。(次回に続く)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年12月07日一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(以下、JCTA)は12月1日11時に、4K動画コンテンツの専門チャンネル「ケーブル4K」を開局する。運営会社は日本デジタル配信で、12月1日の時点で全国44事業者が放送を実施する予定だ。ケーブル4Kは、ケーブルテレビ業界初となる全国統一編成の4K放送。4Kコンテンツの魅力を伝えることを目的とし、全国のケーブルテレビ事業者による地域の文化や魅力を伝えるコンテンツを配信。また、ケーブルテレビ事業者とJCTAが共同制作したドキュメンタリー番組「けーぶるにっぽん」シリーズや、番組供給事業者が制作するスポーツ番組などエンターテインメント性の高いコンテンツも配信する。ケーブル4Kの視聴には、4K対応のテレビとセットトップボックスが必要。11月30日には、KDDIがセットトップボックス「Smart TV Box」に4K動画の再生機能を追加する「パワーアップユニット」を提供すると発表している。
2015年11月30日○K6の秘められたパワーがついに開花AMDはK6-233MHzを発表すると、ロードマップ通りにアップグレードをはかり、266MHzさらに300MHzと矢継ぎ早に高速版を市場に投入し始めた。以前、486からPentiumへの移行でやったように、Intelが市場をSlot1マザーボードベースのPentium IIへ力ずくで向かわせようとしているのは誰の目にも明らかであった。具体的には、Socket7用のPentium MMXの最後の製品は233MHzで打ち止めにし、その後の高速化はすべてPentium IIで行い、廉価版のCeleronで価格要求を満たすということだ。ユーザーは慣れ親しんだ、しかも価格的にこなれたSocket7を使い続けるか、それとも一気に高価なSlot1ベースのマザーボードに移行するかの選択を迫られた。これに対し、AMDは遂にNexGen部隊が数年前に組み込んでいたK6の秘められたパワーを全開にした。K6に追加された優れた機能は次のとおりである。外部バス(FSB)の速度を66MHzから100MHzに高速化し、それをSocket7ならぬSuper7と命名、これによってIntel陣営のシステムバス速度と互角となった。"3D Now!"とAMDが命名した21個のSIMD(Single Instruction Multiple Data)命令を追加実装、当時高速PCで使用されていたグラフィクス処理を多用するゲームアプリケーションに対応する。これらの優れたフィーチャーをインテル互換ではなくユーザーフレンドリーな高性能CPUとして前面に展開(ロゴマークを見ていただければわかると思う)。おそらくこの頃から、秋葉原のパーツショップにあるPC用のボードの棚に変化が現れ始めた。かつては1種類のインフラに多数のメーカーのマザーボードが展示されていたものが、いつの間にかSlot系、とSocket系に区別され、Intel系とAMD系という風に区別されるようになった。○進撃のK6-2K6-2の進撃は止まらなかった。300MHzを超えると、350、366、380、400、450、475、500、533、550MHzとアップしてゆき、立派にIntelのPentium IIに伍する勢力としての地位を打ち立てた。最後のほうは小刻みに上がってゆくのはご愛敬だが、これは大いにCompaqの年に3回あるパソコンのアップグレードと関係がある。500MHzと533MHzベースのパソコンでは実際の総合性能はほとんど変わらないだろうが、価格では100ドル以上の差がつけられていた。このころから、デジタル機器でエンドユーザーにはわけのわからない機能のアップグレードによる差別化が始まったのだと思う。半導体技術はコンピューターの能力をパソコンのような身近な機器に安価で提供したという点で社会に対し大きく貢献をしたと思うが、パソコンをはじめとするデジタル機器メーカーに対し大きなチャレンジを強いることとなった。半導体製品がコモディティー化し(これはメモリデバイスでは顕著である)、とてつもなく大きな容量、優れた性能も、次のバージョンが出るとくずのような値段になってしまう。ちょっとでも数字が大きいほうが価値がある。よって、差別化の大きな要因は値段になる。値段を下げるためには量を追わなければならなくなる、そのためには巨額の投資が必要とされる。差別化を図るもう1つ手段は新機能であるが、消費者はすでに必要な機能を手にしているので、追加機能の訴求ポイントが技術的なものになってしまい、なかなか理解されない。そのため、追加機能は値上げの武器にはならず、せいぜい値下げのヘッジにしか使われない。もっとも、当時のパソコン市場は多くのユーザーがまだパソコンの可能性に期待していたのでクロックスピードの上昇によって価値を上げるマーケティング手法が十分通用していた。K6-2は安価なインフラ(マザーボード)で高性能なパソコンを組み立てられるので、個人ユーザーの市場では大きな支持を得たし、ビジネスOEM(ブランドパソコンメーカーによる大量のパソコンへの組み込み)も飛躍的に進んだ。日本のパソコン市場でもほとんどのパソコンメーカーがIntel系のラインアップとともにAMD系のラインアップをそろえ、安価な価格帯にポジションしたので台数が飛躍的に伸びた。日本市場でK6ベースのパソコンの拡販にIBMの力を借りたマーケティングは間違いなく的中したわけだ。(次回に続く)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年11月30日次世代放送推進フォーラムは11月27日、124/128度CSデジタルを使用した4K試験放送「Channel 4K」を、2016年3月31日に終了させると発表した。同フォーラムは放送終了の理由について、「次世代放送サービスの開始とともに、試験放送としての役割も果たしたものと捉えた」と説明している。Channel 4Kは2014年6月に開局。4K放送の技術推進などを目的に、解像度3,840×2,160ドットの4K60P映像を配信してきた。Channel 4Kの番組は2016年3月21日22時に、4K試験放送は2016年3月31日24時に終了する。視聴者に対しては、2016年1月12日から複数の番組でテロップを表示することで終了告知を開始。その後、2月22日から3月21日にはChannel 4Kの全番組で告知テロップを表示する。3月21日22時から3月31日24時までは、終了告知画面のみを24時間放送する。また1月上旬と3月上旬に、ダイレクトメールでの告知を予定している。近年の4K放送の動向としては、2014年に「アクトビラ」「J:COM オンデマンド」「ひかりTV」「フジテレビオンデマンド」にて4Kビデオオンデマンドの実用サービスが開始。2015年3月には「スカパー!4K 総合」「スカパー!4K 映画」の2チャンネルが開局した。2015年12月にはケーブルテレビやIP放送などで、4K実用放送の開始が予定されている。以上を踏まえ、次世代放送推進フォーラムは、Channel 4Kが試験放送としての役割を果たしたと判断。放送終了に至ったことを説明している。
2015年11月27日第4回の連載では、チーム開発におけるリポジトリ管理のポイントをご紹介しました。第5回は、チーム開発におけるビルド管理についてご紹介します。○今回取り上げるビルドの定義とは?一般的にビルドというと、統合開発環境(IDE=Integrated Development Environment)でおこなう「コンパイル→リンク→パッケージング」というプロセスのフローを指します。これは狭義のビルドと呼べるでしょう。しかし本来の目的に立ち返れば、「実行可能なアプリケーションを得るためにおこなう」行為をビルドと考えることができます。解釈を少し広げてWebシステムを例に考えると、「実行可能なシステムを得るため」には、実行ファイルを作成するだけでなく、テストをおこなった後のWebサーバへのデプロイやDBサーバへのマスターデータの投入が必要です。このように「複数のプロセスを組み合わせて利用可能な成果物を提供する」という行為も広義ではビルドと呼べます。本稿で取り上げるビルドの定義は、後者の広義のビルドを指しています。○ビルドを管理して複雑なプロセスをシンプルに広義のビルドについて考える場合は、プロセスの前後関係や依存関係が巨大かつ複雑になりやすいため、ビルドの管理を意識する必要性が出てきます。ここでの「ビルドが管理されている」とは、ビルドの各プロセスに対して開始条件と実行条件、終了条件、入力、出力、フローが明示的に定義されている状態を指します。正しく管理されているものはコンピュータによる自動化が可能です。「実行ファイルを作成する」というビルドはIDEによって自動化されていました。また、フローが明確になっているため、IDEはパッケージングの後に静的コード解析やユニットテストのプロセスを追加して新しい機能を提供できます。すなわち、ビルドにおけるプロセスのフローが定義されていれば、別のプロセスと組み合わせて新しいビルドを作成することができるようになるのです。○開発の速度と品質を高めるプラクティスを適用するためには?現在では、IT技術の進歩とともにビジネスは目まぐるしく変化し、それに対応すべく、ITシステム開発にはこれまで以上の速度が要求されています。また、ITシステムの障害によるビジネスに与える影響が大きくなっているため、品質に対する要求もより高くなっています。これらの要求に応えるプラクティスは数多く提唱されていますが、ここでは、ビルドの自動化と関係が深いContinuous Integration(CI)およびContinuous Delivery (CD)について説明します。CIは、実行ファイルの作成とテストの実施を自動化し、常に実行可能な状態でソースコードを管理するプラクティスです。その目的は、プログラムの結合時に起こる問題の早期発見やリファクタリングの実施によって、ソースコードの品質を向上させることです。CDは、実行ファイル作成やデプロイ、データ投入等の手順を自動化し、常に実行可能なシステムを提供するプラクティスです。その目的は、システム全体が完成する前からUIテストをおこない、ユニットテストでは検知しにくい問題を発見することです。さらに、近年ではUIテストに関しても自動化をおこなうケースが増えてきています。これらのプラクティスを組み合わせることにより、「常に実行可能なシステムを安定した状態で提供する」ことができるようになります。これも前述した広義のビルドと考えることができます。いずれのプラクティスもビルドの自動化が必須となります。しかし、単に自動化しただけでは、ある人の環境ではビルドが成功するのに、別の人の環境ではビルドが失敗する、といった問題が起こりがちです。それを防ぐにはビルド専用の環境が必要になりますが、環境をただ用意するだけではなく、ソースコードのリビジョンやビルド結果、テスト結果などがひもづいている必要があります。ビルドツールの支援を受けることでこれらの情報をひもづけるのに必要な労力を大きく減らすことができます。○チームで必要とする機能やコストに合ったビルドツール選択をCIやCDのプラクティスを実践する場合、構成管理リポジトリやチケット管理ツール、テストツール、レポーティングツールといった多数のツールと連携する必要があります。単独の機能に特化したツールを個別に連携させた場合には、それぞれのツールに情報が分散されてしまうため、必要な情報を参照のにツールを頻繁に切り替える必要があります。一方、これまでの連載で紹介してきたTeam Foundation Server(TFS)/Visual Studio Online(VSO)といった包括的なツールを導入した場合には、すべての情報がTFS/VSOで管理されているため、ソースコードのリビジョン確認およびビルド結果やテスト結果の履歴を参照する際に、それぞれの情報を管理しているツールに個別にアクセスする必要がなくなります。さらに近年では、クロスプラットフォームやマルチデバイスへの対応が要求されることがありますが、TFS/VSOではエージェントと呼ばれる機能を使って、ビルドの管理とビルドの実行を分離させることで、WindowsアプリやAndroidアプリ、iOSアプリ等のビルドを一括して管理できるため、これらの要求に応えることができます。包括的なツールとなると導入コストが高くなると思われがちです。しかし、単独の機能に特化したツールを個別に連携させた場合、それぞれのツールのイニシャルコストは低く見えても、導入・運用・連携・学習等のランニングコストを考慮するとトータルコストは想像以上に高くなります。第2回の連載でご紹介したようにTFS/VSOを無償で利用する方法もありますので、単独のツール群と連携させる場合と比較した上で、皆さんのチームに適したビルドツールを選択するとよいでしょう。今回はビルドという言葉の意味や、ビルドの管理の重要性について説明をおこない、ビルドの自動化により実現できる開発プラクティスについて説明しました。次回の第6回は、チーム開発における運用監視についてご紹介します。編集協力:ユニゾン○執筆者紹介TFSUG(Team Foundation Server User Group) 串田悠彰2009年より製造業向けの生産管理や在庫管理のコンサルティングやシステム開発に関与。チーム開発のプロセスを改善する方法を模索している時にTFSUGに遭遇。ツールそのものよりもビジネスやプロセスに主眼をおいたコミュニティの方針に共鳴し、2014年よりスタッフとして参加。TFSUGの他、プロジェクト&プログラムアナリシス研究部会にも頻繁に参加している。会社員かつ個人事業主かつ代表取締役の三つの顔を使い分けてひっそりと活動中。
2015年11月25日●Inter BEE 2015でNHKに聞く来年2016年には、BSで4Kと8Kの試験放送がスタートする。ここでは、国際放送機器展「Inter BEE 2015」から、4K/8K放送について我々一般視聴者が知っておきたい点を簡単にまとめてみる。7月30日に総務省より公表された「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 第二次中間報告」によると、BSとCSにおける4K/8K放送の今後のスケジュールは以下の通り。2016年のリオデジャネイロオリンピック、そして2020年の東京オリンピックを強く意識したスケジュールだといえるだろう。○試験放送に向けた準備はどうなっているのか具体的な試験放送の開始日程だが、Inter BEEの会場でNHKの説明員に聞いてみたところ、「リオのオリンピックがあるので、その辺を目指すというのが流れ的にはあるが、具体的には決まっていない」という答えが返ってきた。リオ五輪の開催は2016年8月5日~21日。年内に試験放送の詳細が固まっても、それに対応したテレビやレコーダーなどの開発には、かなり厳しいスケジュールとなりそうだ。ある電機メーカーの担当者からは、「死人が出てもおかしくないレベル」ときつい冗談が聞かれた。現在市販されている4Kテレビには、BS 4K放送用のチューナーが搭載されていないため、HDMI 2.0やHDCP 2.2に対応した外付けチューナーが必要となる。また、民生用の8K対応テレビ製品については具体的な話が出ていない。さて、4K/8Kでの放送内容だが、現在のBS放送とは異なる、独自のものになるようだ。4K/8Kで制作したコンテンツをハイビジョンでサイマル放送することも可能だろうが、NHKの説明員によると、その逆はありえないらしい。BSの4K/8Kでは、その特性に合ったクオリティの高い映像を楽しめそうだ。●アンテナやブースターの買い替えも必要に○アンテナやブースターの買い替えも必要に4K/8K放送の受信には、アンテナやブースター、分配器、屋内配線の対応も必要になる。現在のBS/CSで使用されている電波は「右旋円偏波」だ。一方、4K/8Kでは試験放送、実用放送とも「左旋円偏波」が用いられる。放送衛星から左旋の電波を受信するには、それに対応したパラボラアンテナが必要になる。また、アンテナのコンバーターから出力される信号は、これまでは最高2,071MHzだったが、4K/8Kの左旋では最高3,224MHzとなる。したがって、ブースターや分配器、分波器、コネクターなど、テレビとアンテナを中継する機器もすべて3,224MHz対応のものに交換しなくてはならない。なお、3,224MHzという周波数はまだ最終的なものではなく、関係機関の検証を経て、仕様が確定するのは2016年春になるらしい。Inter BEEに出展しているDXアンテナでは、その確定を待って、4K/8K対応製品を発売する予定だ。なお、地デジ移行の際と異なり、ケーブルは現在使用されている「S-5C-FB」で問題ないだろうとのことだ。
2015年11月19日チームラボ(teamLab)が11月13日から16年1月3日まで、スマートフォンでデコレーション出来るインタラクティブなクリスマスツリー「チームラボクリスタルツリー(teamLab Crystal Tree)」を香港のHong Kong K11にて展示している。「チームラボクリスタルツリー」は、約5万4,000個のFull Color LEDチップによって構成された高さ約6.8mの巨大クリスマスツリー。LEDを三次元上に配置することで三次元の動く立体物をリアルタイムに映し出すことが可能な「インタラクティブ4Dビジョン」という独自の技術が用いられており、来場者が飾り付けに参加することが出来るインタラクティブなツリーとなっている。来場者は、スマートフォンのブラウザからアクセスし、用意されたハートやリボン、プレゼントボックス、ベルなどのオーナメントの中から気に入ったものを選択。ツリーに向けてスワイプすると、選んだオーナメントが巨大な光の立体物となり、ツリーを飾り付ける仕組みになっている。なお、「チームラボクリスタルツリー」は、昼間は太陽の光を受けて輝く巨大な直方体のオブジェ「クリスタルキューブ」に様変わりする。【イベント情報】「チームラボクリスタルツリー」会場:Hong Kong K11住所:18 Hanoi Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong会期:11月13日~16年1月3日(会期中無休)時間:10:00~22:00料金:無料
2015年11月14日パナソニックは5日、4KのIPSα液晶を搭載した20型タブレットPC「TOUGHPAD 4K」4モデルを発表した。Windows 10 ProやWindows 7 Professionalプリインストールモデルを用意する。2015年11月下旬から順次発売。価格はオープン。「TOUGHPAD 4K」シリーズは、A3をほぼ実寸で表示できる、20型の大画面を搭載した法人向けタブレット。解像度は3,840×2,560ドットの4Kで、平面に置いた状態でも全方向から画面が見やすいIPSα液晶パネルを採用する。アスペクト比は15:10。重量は約2kg半ばと持ち運びできる重さで、4K出力対応モデルは医療現場などでの説明やカンファレンス、4K入力対応モデルでは映像制作・報道現場などでの利用を想定する。新モデルのラインナップは、Windows 10 Proを搭載した「FZ-Y1DMBHZVJ」、Windows 7 Professional(Windows 10 Proダウングレード権行使)モデル「FZ-Y1DMBHZKJ」、Windows 7 Professionall(Windows 8.1 Proダウングレード権行使)搭載で4K入力が可能な「FZ-Y1CHBBZCJ」、同OSのベーシックモデル「FZ-Y1CAAAZCJ」の4製品となる。○Windows 10 Proモデル最上位の「FZ-Y1DMBHZVJ」は、ディスクリートGPUとしてAMD FirePro M5100を搭載することが特徴。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5600U vPro(2.60GHz)、メモリが16GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがAMD FirePro M5100 2GB/Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵)など。OSはWindows 10 Pro 64bit。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1、Gigabit対応有線LAN。インタフェースは標準サイズのUSB 3.0ポート、HDMI 2.0入力ポート、MiniDisplayPort、SDカードスロット、LANポートなど。オプションの電子タッチペンにも対応する。本体サイズはW475×D334×H12.5mm、重量は約2.49kg。バッテリ駆動時間は約2.0時間(JEITA 2.0)。発売時期は2015年11月を予定する。○Windows 7 ProfessionalモデルWindows 10 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professionalモデル「FZ-Y1DMBHZKJ」の主な仕様は、最上位の「FZ-Y1DMBHZVJ」とほぼ同等。発売時期は2016年1月を予定する。Windows 8.1 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professionalモデル「FZ-Y1CHBBZCJ」では、上記仕様から、CPUがCore i5-5300U vPro(2.30GHz)に、メモリが8GBに変更となるほか、グラフィックスでAMD FirePro M5100が省かれる。重量は約2.33kg。同じくWindows 8.1 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professional搭載ベーシックモデル「FZ-Y1CAAAZCJ」では、メモリが4GBに、ストレージが128GB SSDになるほか、LANポートやHDMI 2.0入力端子、MiniDisplayPortが省かれる。重量は約2.30kg。
2015年11月05日第3回の連載では、TFS(Team Foundation Server)/VSO(Visual Studio Online)を利用したチーム開発におけるプロジェクト管理方法をご紹介しました。今回はチーム開発におけるリポジトリ管理のポイントをご紹介します。なお、本稿でのリポジトリはソースコードのバージョン管理システムに対象を絞ります。○リポジトリ管理で情報管理の作業削減リポジトリはチーム開発の成果物の保存場所です。リポジトリの管理をおこなうことで、ファイルやアクセス権限の管理はもちろん、同一ファイルに対する変更者・変更時刻・変更内容などの履歴管理や、過去に保存したファイルの復元などをおこなうことができます。チーム開発を円滑に進めるためには、リポジトリの管理対象や管理方法を含む運用ルールを定めてチームメンバーに周知し、適切に運用され続けることが必要になります。リポジトリ管理がされていないと、必要になったタイミングで必要な情報が取得できない、必要な情報や環境を作ることができないなど、チーム開発に大きな支障が出ることになります。リポジトリ管理をおこなう際、管理対象と管理方式を決めます。○リポジトリの管理対象にふさわしいものとは…?リポジトリの管理対象にふさわしいものとして挙げられるのは、ある時点のソフトウェア・環境を構築するために必要なものすべてです。ソフトウェアのソースコード、ビルドスクリプト、データベースのスキーマ定義、マイグレーションのSQL、初期データ環境構築用の設定ファイルやスクリプトなどが該当します。逆に、リポジトリの管理対象にふさわしくないものとして挙げられるのは、ソースコードをコンパイルしてできたバイナリファイルや秘密鍵ファイルなどの他人に見せてはいけないものなどが該当します。表:リポジトリの管理対象TFS/VSOでは、リポジトリの管理対象から除外するファイルの指定をおこなうことができます。○主なリポジトリの管理方式:集中管理方式と分散管理方式の特徴リポジトリの管理方式として主なものは、集中管理方式を採用した集中型バージョン管理システム(CVCS:Centralized Version Control Systems)を活用する方法と、分散管理方式を採用した分散型バージョン管理システム(DVCS:Distributed Version Control Systems)を活用する方法が挙げられます。集中管理方式を採用した集中型バージョン管理システムは、すべての人が使うリポジトリが中央に1つのみあって、常にそのリポジトリに変更を記録する仕組みになっています。そのため、以前の状態に戻す、履歴の調査をおこなう、などの作業をおこなう場合、必ずその中央にあるリポジトリを参照します。代表的な集中型バージョン管理システムとしては、TFVC(Team Foundation Version Control)、CVS(Concurrent Versions System)、SVN(Subversion)、などがあります。分散管理方式を採用した分散型バージョン管理システムは、サーバ上のリモートリポジトリのほかに、各チームメンバーがローカルにリポジトリを持って作業をおこないます。これらローカルのリポジトリの内容を、リモートリポジトリに反映するという形で作業がおこなわれます。代表的な分散型バージョン管理システムとしては、Git、Mercurialなどがあります。集中管理方式と分散管理方式のどちらにも、ブランチと呼ばれる履歴の流れを分岐して記録していくための仕組みが用意されています。分岐したブランチは他のブランチの影響を受けないため、同じリポジトリ中で複数の変更を同時に進めていくことができます。TFS/VSOは、集中型バージョン管理システムであるTFVCと、分散型バージョン管理システムであるGitをサポートしています。○イマドキのチーム開発におけるリポジトリ管理イマドキのチーム開発では、リポジトリの管理方式として分散管理方式を採用した分散型バージョン管理システム(Git)を採用してチーム開発効率を上げ、リポジトリ管理対象の品質をプロセスで作り込んでいます。Gitなどの分散型バージョン管理システムを採用するのは、チーム開発におけるチームメンバー間での共同作業がより柔軟におこなえるからです。チーム開発において、各種成果物をリポジトリに反映する際、無差別に反映するとチームに大きな影響を与えることがあります。そのため、セルフチェックをしてからリポジトリに反映するか、他者のレビューが済んでからリポジトリに反映するかのどちらかを選択することになります。分散型バージョン管理システムであるGitを提供する多くのサービスでは、前者をプッシュ、後者プルリクエスト時にレビュアーを指名し、レビュー完了後にマージという操作で実施するケースが多いですが、レビュアーのレビューを通さずに自身でマージをする、継続的インテグレーション(以下、CI)の結果が失敗しているのにマージをしてしまう人も中には存在します。TFS/VSOではプルリクエストをサポートしており、かつbranch policiesと呼ばれる、指定した人数以上のレビュアーのチェックがなければマージをブロックする、最後のCIの結果が成功でなければマージをブロックする機能が実装されているため、品質をプロセスで作り込むことが可能です。○分散型バージョン管理システム採用+VSO/TFS利用で円滑なチーム開発をチーム開発におけるリポジトリ管理のポイントは、リポジトリ管理対象や管理方式について把握した上で、継続的デリバリーの実践を通してチーム開発効率を上げ、リポジトリ管理対象の品質をプロセスで作り込むことです。分散型バージョン管理システム(Git)を採用し、TFS/VSOを利用することで、容易に導入できるため、チーム開発を円滑に始めることができます。次回は、iOS や Android から Java までビルドできる開発ツールについてご紹介します。編集協力:ユニゾン○執筆者紹介グロースエクスパートナーズ株式会社 ITコンサルタント/ファシリテーター関 満徳(せき みつのり)エンタープライズ向けのIT業界にて、企画から開発運用および新規事業立ち上げに関与。現職は、エンタープライズ向けの新規ITサービス立ち上げおよび改善を支援。「顧客価値の創造」と「持続可能な仕組み創り」をテーマに、顧客に価値をもたらすITサービスを提供し続けられる人材育成のためのワークショップを数多くデザインし、ファシリテーターとして活躍。MicrosoftMVP for Visual Studio and Development Technologies。POStudy~プロダクトオーナーシップ勉強会~ 主宰。
2015年11月05日台湾を代表する航空会社チャイナ エアラインは10月29日、スカイチームパートナーである中国東方航空と共同で、香港国際空港においてスカイチームラウンジをオープンしたことを発表した。新しくオープンしたスカイチームラウンジは、ロンドン、イスタンブール、シドニーに次ぐ4番目のスカイチームラウンジで、東アジア地区では初の供用となる。ターミナル1の出発フロア15番ゲート付近に位置し、1,038平方メートルに合計230席を設け、ヨガルームやビジネスセンター、インターナショナルビュッフェコーナー、ヌードルバーなどで出発までの時間を自分のスタイルで過ごすことができる。営業時間は05:30~25:30までとなっている。スカイチームでは今後も、フランクフルトやクアラルンプール、バンクーバーなど、世界各地の主要空港にラウンジの設置を計画している。
2015年10月29日○半導体業界の"ダビデとゴリアテ"K5の失敗で低迷していたAMDも、起死回生のK6の投入で息を吹き返した。そのタイミングは結果的には絶妙だった。というのも、K6が投入されたタイミングはマイクロソフトが1995年にWindows 95を発表し、PCが瞬く間に個人市場に拡大した後だったからだ。ユーザーインターフェースに優れたWindowsのおかげで、操作性が格段に向上し、誰でも容易に使えるアプリケーションが一気にリリースされ、個人ユーザーがPC(Personal Computer)をコンピューターであるということを全く意識せずに、当たり前のようにいろいろな用途に使える状態が現出したわけである。さらに、インターネットの普及で個人が扱うデータも膨大になり、動画、ゲームなどの用途に広がるにつれ、一般PCユーザーの関心はメモリの大きさとCPUの性能の良さ、それにかかるコストに向けられていった。しかも、前述のように、PCをブランドメーカー品だけに頼らず、自分で組み立てる"自作派"の出現がこれらの要件に関する知識を飛躍的に高めていった。こうしたパワーユーザー達の興味を満たす何十種類ものPC関連雑誌が刊行され、各種アプリケーションによるCPUのベンチマークテストが技術専門用語が飛び交う雑誌記事で大々的に報道されるようになった。従来IntelのPentiumが唯一の選択であった状況に、いきなりAMDのK6がそれを上回る性能で登場したことで、一般ユーザーの関心は一気に高まり、事実上AMDはIntelへの唯一の対抗勢力となった。それまで群雄割拠状態であったIntel互換CPUメーカーたちは次々と脱落していった。その後、Intel互換というアプローチと全く違うが、極端に消費電力の低いCPUをTransmetaという会社が開発し(2000年に発表されたCrusoeとその後継のEfficion)業界を賑わした時期はあったものの、それも短命に終わり、いつの間にか忘れ去られていった。 Trasmetaが採用したCode Morphyingというアプローチは、非常に革新的であったが、他のIntel互換メーカーと同じように、1作目のCPUは注目を集めたものの、その後の後継製品の投入がタイムリーになされなかったことが敗因であった。今や、電子業界、ひいては家電製品の中心アイテムとなったPC市場では、ソフトはマイクロソフトのWindows、CPUはIntel/AMD、という寡占時代が訪れたのである。寡占と言っても規模的にはIntelとマイクロソフトは巨大企業であり、ハードとソフトの両輪を各々市場独占するWintel(Windows + Intel)と呼ばれる無敵のビジネスモデルが出来上がり、その後この状態が10年以上にわたり継続されることとなる。興味深いのは、最近筆者が書評をした最近のIntelの本によると、この両社の関係はWintelという表現から想像される相思相愛の関係では決してなかったらしい(ちなみに、マイクロソフトもIntelも公式な場でWintelという言葉を使うのを筆者は一度も聞いたことがない)。そうした中で、ハード側の巨大企業Intelに小さいながらもむき出しの対抗精神で立ち向かうAMDという図式は、西洋風にいえば“ダビデとゴリアテ"、日本風にいえば“弁慶と牛若丸"の図式によく例えられた。○リテール市場での貴重な経験この状態はAMDで働く私にとっては悪いものではなかった、というのも、巨大企業Intelに孤軍奮闘で立ち向かうということには相当のエネルギーが必要であるが、やっている本人たちにはこれほどやり甲斐がある仕事はなく、市場からは判官びいきの応援などもあったりして、それは大きなモチベーションになっていた。その頃、私は成長しつつあったリーテールマーケット(CPUのリテールパッケージ営業)を開発する部隊を編成して、全国のリテール市場を回り始めた。半導体部品をソフトのパッケージに梱包して電気店で売るという今までには考えられないような展開で、しかも全く経験がなかったので何もかにも一から始め試行錯誤を繰り返した。その中でも、よく覚えているのは、AMDキャンペーンCarなるものを仕立て上げ、それにベンチマークデモなどをやる機材を積み込み秋葉原などの電気街に繰り出し、店頭イベントを開催したことだ。それまでB to Bのビジネスの経験しかなかった私にとって、店頭でエンドユーザーに直接話しかけるという行為は最初は恥ずかしくて多少抵抗があったが、次第に慣れてきて、だんだんエンドユーザーの直の声が聴けることに喜びを感じるようになった。この未知の分野での経験は、その後の私のビジネス感覚の醸成にとって大きな収穫であったと思う。B to Bのビジネスも結局はエンドユーザーが代金を払うのであって、最終の商流には必ずC(コンシューマー)がいる。商流の上流にあっても、下流で何が起こっているのかを把握することは非常に大切なことであるということを身をもって経験したと言えよう(そもそも上流、下流という言い方が誤解を招くと思うが、、、)。ある映画で熱血刑事が“事件は現場で起ってるんだ!!"と叫ぶ有名な場面があるが、まさにその通りだと思う。商品、あるいはサービスがエンドユーザーに届けられるその瞬間まで、ビジネスは完結しないのだ。その点で言えば、Intelは我々の2歩も3歩も先を行っていた。Intelは全国のリテールショップのPOSデータを買って、どこでどんなIntel製品が売れているか、完全に把握していた。そんなハンディを背負ってはいたが、幸い私がリテール展開を始めたころは、K6がブレークによってAMDファンが増殖していった時期だったので、まさに“ファンの皆様に支えられて"大きなモチベーションを感じながら大変良い経験をさせていただいた。(次回は10月26日に掲載予定です)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年10月19日シャープは10月5日、4原色技術と8Kアップコンバート回路を搭載した4K液晶テレビ「AQUOS 4K NEXT LC-70XG35」を発表した。発売は11月15日。価格はオープンで、推定市場価格は850,000円前後(税別)。○4原色技術により、8K解像度を実現する「LC-70XG35」LC-70XG35は、4原色パネルと8Kアップコンバート技術により、4K解像度のパネルで8K相当の映像を表示する「AQUOS 4K NEXT」のモデルだ。4K原色パネルとは、RGBの3原色にYを加えた4原色パネル。さらに、1画素内に2つの輝度ピークを作ることで、8K解像度を実現している。これらの処理を行う画像処理・液晶駆動エンジンは「X8-Master Engine PRO」だ。また、ダイナミックレンジを拡張する「メガコントラスト」技術を採用。輝き復元の映像補正を行うと同時に、そのエリアのバックライトの輝度をアップする。Ultra HD Blu-rayがサポートするHDR映像フォーマットにも、アップデートにより対応する予定だ。サウンド面では、新開発の「AROUND SPEAKER SYSTEM」を搭載。ドーム型ツイーター×2本にミッドレンジ×4本、サブウーファー×4本の計10本により、画面全体を包み込むように音を伝えることで、映像と一体感のあるサウンドを実現する。入力端子はHDMI×4、D5×1、ビデオ×1、アナログRGB×1。HDMI端子は4K/60Hzの入力やITU-R BT.2020規格、HDCP 2.2に対応している。ひかりTVの4KサービスやNETFLIXも視聴できる。チューナーは地上/BS/110°CSデジタル×3基。外付けのUSB HDDを接続すれば、テレビ番組を視聴しながら、他の2番組の同時録画が可能だ。本体サイズはW1,732×D375×H970mmで、質量は約48kg(スタンド込み)。消費電力は約390Wで、年間消費電力量は243kWh/年。○同時発表の4Kテレビ「LC-60XD35」60型の4K液晶テレビ「AQUOS LC-60XD35」も同時に発表された。こちらも発売は11月15日。価格はオープンで、推定市場価格は550,000円前後(税別)。LC-60XD35は4原色パネルではなく、通常の3原色パネルを採用するモデル。LC-70XG35とは異なり8K相当での表示は行えない。ただし、映像エンジンは「X8-Master Engine」で映像を8Kにアップコンバートした後、使用しているパネルに最適化して出力する。サウンドシステムはLC-70XG35と同じAROUND SPEAKER SYSTEMを採用。実用最大出力は65Wだ。入出力端子もLC-70XG35と同一となっている。本体サイズはW15,23×D375×H852mmで、質量は約37.5kg。消費電力は約295Wで、年間消費電力量は196kWh/年。
2015年10月05日○イマドキのチーム開発が抱える課題とは従来に比べて現在のビジネスは“ビジネスアイデアを素早く実際に動くアプリケーションにする”、“素早く市場にビジネス価値のあるアプリケーションを提供する”のが非常に重要な要素になっています。そのように目まぐるしく変化するビジネスに対応するには、アプリケーションも素早く変化させる必要があります。有名な例として2009年当時、Flickrは1日に10回もデプロイしていることが話題となりました。「動いているシステムには触るな」という言葉を知っている人であれば、1日に10回もデプロイするのは非常にリスクが高いということがわかると思います。また、頻繁にデプロイするには、要求・要件の変更管理やソースコードの変更管理、タスクの変更管理、アプリケーションのビルド、テストやバグのテストやバグのトラッキングといった変更やデプロイしたアプリケーションを実際にユーザーがどのように利用しているのか、応答時間などのパフォーマンスの状態はどうなっているのかといった分析もデプロイ同様に素早く行う必要があります。このようにアプリケーションを開発するには膨大で複雑な情報を管理する必要があり、これらすべてを素早く行うには手で一つ一つ管理しようとするのは非常に困難であり、高いリスクがあります。○ツールを使って解決するのがトレンドアプリケーション開発に伴うこのようなリスクを低減するために、イマドキのチーム開発では、人手ではなく、ツールの力を活用するのが当たり前になってきました。要求・要件の変更管理やタスクの変更管理、バグのトラッキングといったプロジェクトの状況の把握には課題管理システム(ITS)、ソースコードの変更管理にはバージョンコントロールシステム(VCS)、アプリケーションのビルドには継続的インテグレーション(CI)、応答時間などのパフォーマンス監視には運用監視のツールを使うといった具合です。これらのツールには、ベンダーが開発した有償のツール以外にOSS(Open Source Software)のツールもあり、多くの現場ではOSSの各ツールを組み合わせてチーム開発に役立てています。しかし、OSSのツールは基本的に作成者が異なるため、そのツールの思想が異なってしまうという特徴があります。その結果、各ツールが他のツールのデータを管理するというデータの多重管理や、利用する際に一手間必要な連携になってしまうといった問題が発生します。○OSSツールの組み合わせでも問題が……?具体的に私の体験した内容でご説明しましょう。私は過去に、OSSのITSである「Redmine」とVCS「GitLab」をプラグインで連携させていました。しかし、実際に使ってみると痒いところに手が届かないということがわかったのです。開発者がGitLabに変更したコードをコミットする際、Redmineで管理しているチケットと紐付けると、Redmineのチケットに変更したコードへのリンクが表示されます。しかし、RedmineはGitLabとは別のGitリポジトリで管理しているため、そのリンク先はGitLabではなく、RedmineのGitリポジトリとなります。その結果、GitLab上でコードの変更に対して行われているコードレビューへRedmineからアクセスできないのです。結局、RedmineのチケットにGitLabの該当コードのURLを手動で記載する、といったようにひと手間かけることをしなければなりませんでした。○ベロシティが37%も向上するイマドキのチーム開発支援ツールこうした課題の解決策として、要求・要件の変更管理やソースコードの変更管理、タスクの変更管理、アプリケーションのビルド、テストやバグのテストやバグのトラッキング、パフォーマンス監視などにおいて、同一ベンダーによる包括的なツールを採用する現場が増えてきています。OSSを組み合わせた場合と異なり、同一ベンダーによる包括的なツールでは、データの多重管理がなくなることに加えて、ツールごとに大きくUIが変わらないというメリットもあります。イマドキのチーム開発では、デベロッパーだけではなく、ビジネスサイドやオペレーションサイドのメンバーとも協調・連携して作業をする必要があります。その際、ツールごとにUIが大きく変わらないという特徴は、ツールを使うハードルを大幅に下げ、それぞれの役割のメンバーが自分の役割に専念でき、ソフトウェアのビジネス価値を最大限に高めることだけに集中できる効果があります。実際、前節であげた例では、OSSツールの組み合わせから同一ベンダーによる包括的なツールに変えた際、ベロシティ(=決められた期間の中であるチームが届けることができた要求の量)が37%も向上しました。まだこういったチーム開発を支援するツールを体験されていない方には、是非とも一度体験してみることをオススメします。次回からは、マイクロソフトのチーム開発基盤「Team Foundation Server / Visual Studio Online」活用を例に、チーム開発についてご紹介していきます。編集協力:ユニゾン○執筆者紹介TFSUG(Team Foundation Server User Group)竹林 崇2009年からアジャイル開発手法を自らの現場に導入と実践してきたことをきっかけに、現在はリーンやアジャイルの考え方で組織や現場をよりよくカイゼンすることを生業としている。もっと成果が出る現場が増えればという想いからコミュニティの主宰や他コミュニティの支援、講演などの活動を実施。TFSUGスタッフ、スクラム道スタッフ。XP祭り2010/2012/2015、Agile Japan 2013、Developers Summit 2013に登壇。個人ブログ「Change the World!」 にてアジャイルソフトウェア開発手法や技術、マネジメントを中心としたTipsを発信中。
2015年10月02日Dropboxは9月24日、DropboxベーシックとDropbox Pro向けに「チーム」機能を追加したと発表した。この機能は、Dropbox内の同僚やチーム内でプロジェクトを管理したりコラボレーションを行うなどビジネス目的での使用とは別個に、プライベート用のファイルを管理できるものだ。Dropboxによると、DropboxベーシックとDropboxプロのユーザーの60%以上が仕事にDropboxを活用。今回「チーム」が新機能として加わったのは、Dropboxを仕事でもプライベートでも活用してもらうためだという。この「チーム」のタブは画面左上に登場し、簡単に同僚らを招待できる。「チーム」を設定すると、情報を1か所にまとめ、共同作業がしやすくなる。チームのフォルダにメンバー全員と共有したい情報を全て入れておけば、情報の共有が速やかに行える。全メンバーにフォルダ内のファイルへのアクセス権が自動的に与えられるので、時と場所を選ばず作業が可能だ。また、チームメンバーによるワーキンググループを設定しておけば、後からメンバーを追加した際も、新メンバーはチーム内で既に共有されていた情報へアクセスできる。更に仕事用とプライベート用の別アカウントの作成が可能だ。
2015年09月25日「Kミューズリー」15種類の栄養が摂取できるシリアル商品!日本ケロッグ合同会社は「Kミューズリー」を9月下旬から順時発売する。「Kミューズリー」は10種の色鮮やかなフルーツおよび5種の全粒穀物が豊かにブレンドされた、気楽に自然素材の栄養を摂取できるシリアルだ。商品は日用アイテム通販サイトや、関東エリアの大手スーパー(一部の店舗では「Kミューズリー」を扱わない場合もある)を中心として順次発売となる。一目見て商品内容がわかるパッケージ「Kミューズリー」のパッケージにはブレンドされているストロベリーやマンゴー、パイナップル、バナナ、小麦および大麦などフルーツや全粒穀物のイラストが記されており、消費者が一目で商品に用いられている自然素材を理解できるデザイン仕上げだ。簡単に一食で15種類のフルーツや全粒穀物を取り入れることができるので、忙しい朝のヘルシー朝食として適している。フルーツグラノラと、ミューズリーの違いは?フルーツグラノラは小麦やオーツ麦などの多様な穀物にシロップや蜂蜜などをブレンドしてオーブンで焼き、さらに食べやすいサイズに調整されており、サクッとした食感が味わえる。他方ミューズリーは焼かないで、そのままのサイズでフルーツとミックスして仕上げられている。ミューズリーは多少固めなので、ヨーグルトやミルクで柔らかくして食べると、よりおいしさを楽しめるという。(画像はプレスリリースより)【参考】・日本ケロッグ合同会社 プレスリリース
2015年09月04日Google Xのライフサイエンス・チームがXラボを離れてAlphabetの事業子会社として独立する。Google+でAlphabetのSergey Brin社長が明らかにした。ライフサイエンス・チームはGoogle Xにおいて、プロアクティブなヘルスケアを実現するテクノロジを開発しており、昨年1月に血糖値をモニターするスマートコンタクトレンズの開発プロジェクトを発表して大きな話題を呼んだ。新会社は、ソフトウエアエンジニア、腫瘍学者、光学専門家など様々なサイエンティストから成り、これまでライフサイエンス・チームを率いてきたAndy Conrad氏をCEOとする。事業報告構造は変わるが、目標は変わらず、他のライフサイエンス企業と協力しながらR&D初期の段階にある新しいテクノロジを臨床試験へと発展させる。
2015年08月24日サイボウズは8月より、研修プログラム「チームワークレスキュー」を開始した。これは、日本全国の”チーム力を高めたい学生”を募集して行うもの。○日本全国から"チーム力"を高めたい学生チームを募集「チームワークレスキュー」は、チームワーク溢れる社会をつくるためサイボウズが開発した。もともと慶応義塾大学 テニス部や法政大学 社会学部 メディア社会学科 藤代裕之研究室へ出張授業をしていたが、他にもチームワークを高めたい学生がいると考え、日本全国の学生チームに向けて募集を開始したという。同研修は、3つのプログラムから構成されており、チームが抱える課題に組み合わせて行われる。1つ目のプログラム「チームワーク創造メソッド」では、チームメンバーの強み・弱みを認識することで、チームワークの土台を形成する。「問題解決メソッド」は、全員がチーム内で共通のフレームワークを使えるようにし、議論の質を上げ、目標に近づくための課題を設定するプログラム。「モチベーション創造メソッド」は、モチベーションが上下するメカニズムを講義し、実際に学生が自身のモチベーションを考える内容となっている。○実施までの流れ同研修プログラムでは、応募した学生チームの中から「チームワークを高めることで実現したいこと」「チームワークを高めることの緊急性」等を基準に審査を行う。通過したチームには、出張した同社社員によって、無償で研修プログラムが提供される。ジョブウェブのウェブサイトより応募可能、締め切りは8月31日まで。
2015年08月21日"K5 is a better idea !!(K5のほうが優秀なアーキテクチャだ!!)"。1995年夏、AMDのCEO Jerry Sandersは、ハワイのワイキキビーチにあるヒルトン・ハワイアンビレッジに世界各国から集結した600人の営業、マーケティング、技術サポート部隊を前に檄を飛ばしていた。その声は、時差ボケと、前の晩の遅くまでの(あるいは徹夜の)どんちゃん騒ぎですっかりエネルギーを使い果たし、うとうとしそうになっていた営業員の耳をつんざくような咆哮であった。AMD恒例のハワイでの4日間のSales Conferenceの最終アジェンダはAMDの総帥Jerry Sandersの30分以上にわたるスピーチで終わる。しかし、いつもは"いくぞーっ!!"、"やるぞーっ!!"といった雄叫びでエンディングを迎えるはずのCEOのスピーチに対し、今年のイベントに限り、多くの営業の連中の間には、お互い目配せを交わしながら"ほんとかよ…"といった一種白けた雰囲気が漂っていた。それも無理はない。その時のAMDを取り巻く状況は以下の通りである。マイクロソフトがWindows 3.1を発表(1992年4月)、いよいよPCがエレクトロニクス市場の中心に据えられ、マイクロソフト、Intelの独占体制が明確になる。Am386/486でカムバックを果たしたAMDであったが、そのAMDを振り切るようにIntelは第五世代CPU「Pentium」を発表(1994年3月)。巨額のマーケティング資金の投下によって、 "Intelが入ってなければPCではありませんよ"と言う強力なブランドマーケティングでPC市場をIntel一色に塗り替えようとする。巨大なPCのCPU市場に割って入ろうと、CyrixなどのIntel互換CPUメーカーが相次いで参入し(Cyrix Cx486SLCは1992年3月発表)、AMDのメインビジネスを脅かしてくる。AMDはこれらの状況に対抗すべく、いよいよ完全オリジナルのマイクロアーキテクチャに基づく高性能CPU、K5の開発を開始(1993年)するが、2年たったこの時点でも製品リリースがされていない。AMDの業績はみるみる下がっていった (1995年のマイクロプロセッサ事業部の売り上げは前年の半分に激減した)。前年までは、Am486製品でPCの顧客をサポートしてきたが、いよいよCPUの主流が第5世代のPentium(ソケット7)に移り、AMDの次期製品への顧客の期待はいよいよ高まる。顧客には386・486で経験したIntelの独占の時代がまた訪れることへの危機感がにじみ出ていた。AMDが巨額を投じて建設したテキサス州Austinの最先端プロセッサ工場Fab.25はK5の設計が遅れる中、Am486の需要が急減し稼働率が極端に下がり、AMDの全体の財務に大きな減価償却費がのしかかってきている。世界中のAMDの営業がPentium対抗製品を待ち望み、満を持して臨んだSales Conferenceであったが、毎日登壇するVP連中の誰からも製品リリースの話がない。そんな状況におかれた中でのSales Conferenceに臨んだ世界中の営業を相手にしたAMDの総帥Jerryの最終メッセージである。根っからの営業マンであるSandersには、そんな営業連中の気持ちが痛いほどわかっていたはずである。しかし、その時はK5のメッセージを繰り返さざるを得なかったJerryの頭に去来していたことを知っていたのはAMDでもごく限られた者であったはずだ。(次回は7月27日に掲載予定です)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年07月21日チームラボが7月18日から12月25日まで、神奈川県・藤沢市にある新江ノ島水族館で「えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015」を開催する。“えのすい”こと、新江ノ島水族館の夜を光と音のデジタルアートで彩る同イベントでは、新作の「花と魚- 相模湾大水槽」を始めとしたチームラボによる様々な作品が展示される。相模湾大水槽を中心とした周囲一面にプロジェクションされる「花と魚- 相模湾大水槽」では、まるで大水槽に花々が咲き渡ったかのような幻想的な映像が映し出される。水槽の周りの花々は魚が近くを横切ると一斉に散り出すなど、魚たちの動きに影響を受けながらインタラクティブに動いていく。また、通路を覆うように設置された光の球体「呼応する球体と夜の魚たち」は、人が叩いたり何かにぶつかったりして衝撃を受けることで光の色を変化させる。ひとつの球体が色を変えると、次々と周りの球体も連続して同じ色に変化していく。同様に水槽の色の変化が連動していく作品「呼応する小さな海」も設置。人が水槽のガラス面に近づくことで、水槽の光の色が変化し、色特有の音色を響かせる。その他、来場者が描いた魚たちが泳ぐ水族館「お絵かき水族館」も展示される。来場者が紙に自由に魚の絵を描くと、出来上がった魚たちは他の人が描いた魚と一緒に目の前の巨大な水族館で泳ぎ出す。自分達の描いた魚に触ることもでき、触られると魚はいっせいに逃げ出していく。また、エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることも出来る。【イベント情報】「えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015」会場:新江ノ島水族館住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1会期:7月18日~12月25日時間:17:00~20:00料金:水族館の入場料金のみ(一般2,100円、高校生1,500円、小・中生1,000円、3歳以上600円)
2015年07月06日チームラボは、同社が開発した「チームラボカメラ」や「チームラボメモリーズ」を使って幸せと感動をシェアできる、新しい体験型のウエディング「teamLabWedding(チームラボウエディング)」を、FIVESTARWEDDINGの結婚式場(全国26ヶ所)に導入したことを発表した。今回、FIVESTARWEDDINGの結婚式場に導入された「チームラボウエディング」は、チームラボが開発した最新のデジタルテクノロジーにより、ウエディングに参加したすべての人が演出の一部となったり、想い出をより楽しい形で残したりできる、新しい形のウエディング。「チームラボカメラ」と「チームラボメモリーズ」のふたつのプランが用意され、「チームラボカメラ」は、式の開始前や待ち時間などに参加者が気軽に写真撮影を楽しめる、Facebook連動型のデジタルサイネージ。サイネージの前に立ち、撮影ボタンを押すと自動的に撮影が始まる。その写真はさまざまな加工を施され、各式場の特設Facebookページにアップロードされるので、自由にダウンロードやシェアすることができる。一方の「チームラボメモリーズ」は、スマートフォンを通してイベントの演出に参加できるアプリ。結婚式の参加者によって撮影された写真は、ほかの参加者にも自動で共有されてひとつのアルバムが作られるほか、集まった写真をエンドロールなどの演出で使用することが可能となっている。なお、「チームラボウエディング」が導入された結婚式場については、FIVESTARWEDDINGのWebサイトを参照して欲しい。
2015年07月02日チームラボは、国内・海外の各地で行っているデジタル・インスタレーションの展覧会「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」を、愛知県の名鉄百貨店本店にて開催する。会期は8月8日~8月24日。入場料金は中学生以上が1,200円(前売1,100円)、3歳~小学生以下が800円(前売700円)、2歳以下は無料。「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」は、子どもたちが共同で創造する"共創体験"を学べる遊園地。最新のデジタルテクノロジーを使い、子どもたちが同じ空間で自由に体を動かし、互いに影響を与えながら"共同的で創造的でアートな体験"を楽しむのが目的で、学校教育では学べない「チームでクリエイティブな成果を出す力」を養えるという。会場には、チームラボが進める教育プロジェクト「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」の中から計10種のアトラクションが登場。子どもたちが描いた絵が自由に動き出す「お絵かき水族館」「お絵かきタウン」「お絵かきふなっしー」をはじめ、オリジナルのケンケンパコースが作れる「つくる!僕の天才ケンケンパ」、ボールを叩くことで音と光りのオーケストラが楽しめる「光のボールでオーケストラ」、積み木を置くことで線路を設置し、列車を走らせることができる「つながる!積み木列車」など、いずれもインタラクティブに楽しめるデジタル・インスタレーションとなっている。なお、来場者の影と文字で作られるアート作品「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」は、各日18時以降の展示となる。詳細は特設ページまで。
2015年06月08日チームラボは25日、夏のインターンシップの募集を開始した。対象は2017年に学校を卒業する学生。○チームラボの実務体験ができる2週間今回のインターンシップでの募集職種は、エンジニア、WEBデザイナー、カタリストの3種類。内容としては、同社が実際に行う業務を体験できるプログラムとなっている。エンジニア(WEBアプリエンジニア・スマートフォンアプリエンジニア・インタラクティブ)は、実際に同社エンジニアチームの一員として、プロジェクト遂行や、実験的にアプリを制作し、スタッフと検証を行う。WEBデザイナーは、エンジニア同様にプロジェクトの一員として、PCサイトやスマフォアプリのデザインや、html/CSSコーディング等を行う。より良いデザインにするため、チームメンバーと意見を出し合いながらデザイナーの働き方を体験できる。またカタリスト(ディレクター&プランナー)は、課題を通じて、デジタル演出、アプリ開発、WEB制作、企画提案など、同社が実際に行う仕事を体験できるものとなっている。期間は2週間(実働週5日)の10時~19時。第1ターム(7月27日~8月7日)、第2ターム(8月17日~28日)、第3ターム(8月31日~9月11日)、第4ターム(9月14日~30日)の4タームから選べる。申し込み締切は、1次が6月12日11時、2次が7月3日11時まで。同社サイトから応募できる。
2015年05月26日BSスカパー!および4K専門チャンネルのスカパー!4K総合では今年4月28日に行われたポール・マッカートニーの日本武道館公演を7月11日、独占放送する。『OUT THERE JAPAN TOUR 2015』のプレミアム追加公演として行われた今回のステージは、ポールにとってザ・ビートルズとして来日した1966年以来49年ぶりの日本武道館となる。ビートルズ時代はもちろん、ウイングス時代、ソロ時代と彼の長いキャリアを網羅した名曲・ヒット曲の数々が会場を大いに沸かせ、観客をたっぷりと魅了。まさに歴史的公演と呼ぶにふさわしいステージが見れる、またとないチャンスであることは間違いない。『ポール・マッカートニー OUT THERE in 日本武道館 2015』はBSスカパー!およびスカパー!4K総合にて7月11日(土曜21:00~)放送。
2015年05月08日