「第24回橋田賞」が3月31日に発表され、連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)、TBSテレビ60周年特別企画『天皇の料理番』(TBS)などが受賞した。脚本家・橋田壽賀子が理事を務める橋田文化財団主催の橋田賞は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に贈られる賞。『あさが来た』は、実業家であり女子教育にも尽力したヒロイン・あさを「丁寧かつ魅力的に描き多くの視聴者の関心を集めた」と評価され、同作の脚本家・大森美香氏も受賞。『天皇の料理番』は、「夢をつかみ取るために試練に立ち向かう主人公と、それを支える者たちの愛の物語は、多くの視聴者の共感と感動を呼んだ」と認められ、主人公・秋山篤蔵役の佐藤健、篤蔵の兄役の鈴木亮平も受賞となった。そのほか、『居酒屋もへじ』(TBS)などで活躍する女優の岸本加世子、『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ)などの脚本家・古沢良太氏も選ばれた。最高賞の橋田賞大賞は該当者なし。橋田賞新人賞は女優の吉田羊、橋田賞特別賞は女優の三田佳子に決定。吉田は『コウノドリ』(TBS)での演技をはじめとする2015年度の活躍、三田は長年にわたってテレビドラマに貢献してきた功績が認められた。授賞式は、5月10日に都内で行われ、受賞者には置時計と賞金100万円が贈られる。
2016年04月01日連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し、その後も『猫なんかよんでもこない。』『ちはやふる』の映画作品や綾野剛主演の「コウノドリ」などのドラマ、さらにバラエティにも果敢に挑戦する松岡茉優。幅広い世代から愛される女優として活躍する彼女がこの度、現在放送中の大河ドラマ「真田丸」に出演することが決定。堺雅人演じる真田信繁の正室・春(竹林院)役を演じることが明らかになった。「新選組!」に引き続き、2度目の大河ドラマ執筆となった三谷幸喜が手がける本作は、英雄としての真田幸村ではなく、真田信繁の物語。信州の小さな領主の家に生まれ、周囲の大名たちが繰り広げる戦乱の荒波に翻弄されながらも、的確に時代と人を読んだ幸村は、父や兄をはじめとした家族とともに、知恵と勇気と努力で、戦国の世を必死にサバイバルしていく姿が描かれる。主演・真田信繁(幸村)を演じるのは、「新撰組!」(’04)、「篤姫」(’08)に続いて三度目の大河への出演となる堺さん。戦国時代を駆け抜けた戦国武将を熱演している。そのほか、大泉洋、木村佳乃、長澤まさみ、黒木華、草刈正雄、遠藤憲一、内野聖陽、高畑淳子ら豪華俳優陣が集結。そんな中今回、豊臣秀吉の重臣である大谷吉継の娘・春に抜擢された松岡さんは「大河への出演は目標でした。三谷さんとご一緒するのは野望でした。自分が出来得るすべてをかけて挑戦させて頂きます」と意気込みを語っている。松岡さん演じる春は秀吉の仲立ちで信繁の正室となり、嫡男・大助を産むこととなる。制作統括の屋敷陽太郎氏は「大谷刑部の娘である春と、真田信繁との結婚は、政略結婚的な要素がなかったとは言えません。でも、きっと、信繁は次第に心の底から春に惹かれていったのではないでしょうか。松岡さん自身も、飾らない人柄と、機転の利いた会話で、周囲の人々をあっという間に温かい気持ちにしてしまう魔法のような魅力があります。そんな松岡さんが演じる春が、いまから楽しみでなりません」とコメントを寄せた。NHK大河ドラマ「真田丸」は毎週日曜日20時~NHKにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日NHK連続テレビ小説で話題の『あさが来た』。ヒロイン白岡あさのモデルは大阪を拠点に活動した実業家の広岡浅子さんで、その生涯を描いた小説『土佐堀川』が原案です。激動の大阪を元気に駆け抜けたあさのような女性の姿を見ていると、毎日の仕事に対する自分のモチベーションもアップしますよね。そんな、仕事のモチベーションをアップさせてくれる女性の自伝小説3選をご紹介します。ファッションデザイナーの草わけ的存在小篠綾子さんPhoto by Amazon『糸とはさみと大阪と』は、これまたNHK連続テレビ小説『カーネーション』でも記憶の新しい、小篠綾子さんの自伝小説です。日本のファッションデザイナーの草分け的な存在であり、世界的に有名なファッションデザイナーであるコシノヒロコさん、ジュンコさん、ミチコさんの三姉妹を育てた小篠綾子さん。朝ドラでは描かれなかったエピソードもあり、軽快な文章で面白く読めます。小篠さんのバイタリティーあふれる力強い女性の生き様は、読んでいるだけで自分も力が湧いてきます。「もっと自分の思った通りに行動しよう」と背中を押してくれる、そんな物語です。女性漫画家東村アキコさんが漫画家になるまでPhoto by Amazon自伝小説は読むのが大変かもと思っている人におすすめなのがこちら。テレビドラマ化された『主に泣いてます』や実写映画化された『海月姫』の作者、東村アキコさんが描いた自伝的な漫画『かくかくしかじか』です。優しい家族や周りの人達に囲まれて肥大化された自意識で包まれていた美大を目指す主人公が、鬼のような絵画教室の先生と出会い過ごす日々が描かれた作品です。ノンフィクションの漫画ですが、時折笑え、最後には泣けてしまうストーリー展開は秀逸。美大を目指した人のみならず全ての人が自分の青春時代を振り返って共感できる内容で、作者に親近感が湧いてしまいます。特に厳しい恩師とのやりとりを見ていると、ちょっとサボっている自分も叱られているような気持ちにすらなります。成功するためには努力が必要であると改めて思え、明日のやる気に繋がる作品です。女性物理学者米沢富美子さんの自伝Photo by Amazon日本経済新聞の「私の履歴書」に掲載されていた女性物理学者・米沢富美子さんの自伝『人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書』。1960年代当時の日本で女性が大学に進学したり就職したりするのは相当な苦難である中、どんな困難な状況におかれても前に突き進んでいく米沢さんのパワーには感動です。時代は変わろうとも様々な困難がある社会の中で頑張っている女性に勇気を与えてくれる一冊です。理系文系関係なく読んで楽しめる本ではないでしょうか。毎日の仕事が大変だと、どうしても下がってきてしまうモチベーション。パワフルで偉大な女性の自伝小説を読んでモチベーションアップを図ってはいかがでしょうか。
2016年02月19日連続テレビ小説「まれ」や「下町ロケット」、『orange -オレンジ-』など話題作に出演の土屋太鳳が主演の連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」。このほど本作のポスタービジュアルが完成し、併せて伊原剛志、本郷奏多、戸次重幸らオールキャストが明らかとなった。親子2代でトップスキーヤーを目指す緋田風美と父・宏昌。風美から高い運動能力を示す特別な遺伝子パターンが検出され、人目を引く容姿も相まってメディアの注目の的だ。遺伝子研究者の柚木は、新たなスポーツビジネス開発のために検査を申し出るが宏昌は拒絶。実は風美の出生には大きな秘密があったのだ。全日本の強化合宿では、風美のほか、同じく“スポーツ遺伝子”を「持つ」がスキーに興味が無い伸吾、「持たない」が実績のある恵里香、和真、年齢的な限界を迎えている翔太ら若者たちが、さまざまな想いを抱きながら練習に臨んでいた。ところがそこへ風美をメンバーから外せという脅迫状が届く。その頃、ある病院でひとりの青年が子どもたちに「才能」に関する物語を読み聞かせていた…。原作は、人気作家・東野圭吾の同名小説。これまでに「幻夜」「分身」「変身」と続けて映像化される東野作品だが、本作は「スポーツ遺伝子」を題材に、親子の絆、才能、また真の幸せとは何かを問う医科学系ヒューマンサスペンスだ。既に発表されている主人公・天才女子アルペンスキーヤー風美役の土屋さんに加え、今回新たに発表されたキャストには、風美を男手一つで育ててきた元五輪選手の父親・宏昌に伊原さん、物語の鍵を握る病院暮らしの青年・文也に本郷さん、冷徹な研究者・柚木に戸次重幸と個性的な役者陣が脇を固める。そして今回の出演にあたって、3人からコメントも到着。『十三人の刺客』「医師たちの恋愛事情」など数々の作品に出演する伊原さんは「私の演じる緋田宏昌という男がこのストーリーの秘密を握っています。ミステリアスに、そして親としての愛情を表現したいと思います」と語り、また『GANTZ』『進撃の巨人』などに出演しいま最も注目される俳優の一人ともいえる本郷さんは「東野圭吾さんの作品は本当に素晴らしいものばかりですので、今回参加することができて非常に嬉しいです。共演者の方々も素敵な方ばかりですので、見応えのあるドラマに仕上がることは間違い無いと思います」と喜びと自信を語っている。さらに人気演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、昨年電撃結婚を発表した戸次さんは「非常に楽しみです。雪山でのロケなど、大変な撮影になりそうですが、作品の世界感をしっかりと皆様にお伝えするべく頑張りますので、どうぞご覧ください」とコメントしている。またそのほか、真野恵里菜、高杉真宙、森永悠希、矢野聖人ら人気若手俳優たちも出演し、人生のある一瞬にすべてをささげるトップアスリートたちの残酷ながらも輝きに満ちた運命を映し出していく。同時に解禁されたポスタービジュアルは、競技をする自身を写し出している卵を持ち、神妙な面持ちの土屋さんをメインに、今回発表されたメインキャスト3人も写し出されている一枚。白銀の世界をイメージしたかのように白を基調としていて、背景には化学式が描かれ、まさに医科学サスペンスらしいポスターとなっている。現役体育大生で抜群の運動神経を持つ土屋さんならではの役柄に大きな注目を集める本作。原作ファンも期待する中、今回のフルキャスト発表でまたさらに盛り上がりをみせそう。連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」は3月27日(日)22時~WOWOWにて放送開始(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年01月23日テレビは有害? それとも無害? の続きです。「テレビは情報を伝える媒体だが、同時にテレビを放送することで収益が出ないとテレビ局としては成立しない。そのため、都合がいい情報を流すという側面があり、テレビの内容を鵜呑みにせず、吟味する力も必要」ということを前回お話ししました。今回は、テレビの戦略の事例を見て、テレビに振り回されないようにするための知識をつけましょう。テレビの情報操作(戦略)の一例を見てみよう派手な富裕層を指して「セレブ」などともてはやすことがあります。テレビでもセレブの豪邸を紹介したり、派手な暮らしぶりを放送したりといったことがよく行われています。そして、そんなセレブになることこそが人生の一番の目的であるかのような情報を流したりします。テレビがこういった番組を作って情報を発信するのにはきちんとした狙いがあります。たとえば、そうした「『セレブ』が使っている商品を売りたいスポンサー」の意向を汲んだ番組構成をしている場合です。これは、テレビの特性を活かしてセレブへのあこがれをあおり、その人が使っている商品を買わせようとする試みです。単なる販売促進活動に過ぎず何ら違法性はありませんが、それでもテレビの番組がそういったことをある程度狙っているのではないかと意識しておくことは大切です。こういう場合、実際に最初から「セレブ」と言われている層があり、その事実をテレビなどが取材して情報発信しているというよりも、テレビがそうやってそこに焦点を当てて「セレブ」をリピートしたことによって「セレブ」という層が生まれてきた、というような側面もあります。そうしたカラクリに気づかずにテレビから発信される情報を鵜呑みにしてしまうと、現在そういった派手で裕福な暮らしをしていない自分や家族、あるいは両親が、みずからをいわゆる「負け組」なんだと思い込むことが起きてくるかもしれません。あるいは、自分もそうしたセレブたちに近づこうとして高価な品物を買い集めたり、裕福な暮らしをするためお金を儲けようとして借金までして株に手を出したりといったことをするようになるかもしれません。テレビをはじめとした情報媒体が出す情報を鵜呑みにし、それに基づいて行動してしまうと、見事に操られてしまうことになります。メディアから発信されている情報には、送り手の意図が必ず潜んでいます。ですからテレビの画面でなんらかの情報が紹介された時には、見たままを信じこむのではなく、実際とはどこか何かが違っているかもしれない、という意識を常に持っておくことが必要と言えるでしょう。こうした意識を持ってメディアに接するのは、大人でも案外難しいものです。これが子どもであれば、さらに難しくなります。華やかな芸能界などにあこがれを持ちやすい傾向のある子どもは、特に注意したほうがいいでしょう。最近では「庶民派」などと称して、さほど特別そうにも見えない若い女の子が芸能界でスポットライトを浴びたりする場合があります。そういう例を見せられれば、自分だって機会さえあれば、と子どもたちが思い込んでしまったとしても責められないのではないでしょうか。このようなかたちで、子どもたちを含め発信される情報に、必要以上に振り回されることがないよう、子どもを見守る親としては気をつける必要があるのです。ところで、そのようにテレビの情報を鵜呑みにせず、テレビと現実との違いを冷静に判断できる力を持つために大切なこととは、一体何なのでしょう。それについては、次回ご紹介します。(子育ての達人)
2015年12月29日現代はテレビがあるのがほぼ当たり前の時代であり、多くの人が毎日の生活に必要な情報をテレビを通じて受け取っています。テレビが子どもにどんな影響を与える可能性があるのかについて、少し考えてみましょう。テレビは場合によっては有害にもなり得る?最近はテレビがない家や、あってもほとんど見ないといった家もありますが、そうした家庭はまだまだごく少数にとどまっているのではないでしょうか。今のところ、テレビは情報を受け取るためのメインデバイスであり、いわば生活に必要なものと位置づけられているかと思います。テレビに対する考え方も最近はいろいろで、テレビなんて害ばかりで見る価値がない、といったことを言う人も中にはいます。テレビを見なくても、何らかのかたちで現在の世界情勢や流行などを追いかけることができていればいいのですが、それがない状態で情報媒体としてのテレビを生活から遠ざけてしまうのは、社会情勢に適応できなくなるという意味で現実的ではないと思います。特に、子どもが友だち同士うまくやっていくためには、テレビはほぼ必需品となっているところがあります。世の中で今流行っていることをキャッチし、それによって友人間でのコミュニケーションをスムースにするのに欠くことができないものとなっているからです。子どもたちの間でうまくやっていくには、最近話題のテレビドラマや流行曲、タレントの情報やバラエティ番組の内容などを知っていないと、なかなかに難しいものがあります。一方、テレビに害があるという意識を持った人も増えてきているのも、また事実です。この、「テレビは使い方によって有害にもなり得る」という考え方は、ある点では当たっています。テレビが生活の中で必要であると位置づけられている今だからこそ、そうした危険性をきちんと意識しておくことは必要でしょう。こういった危険性をきちんと分かっていれば、テレビが発信している情報を何も考えず鵜呑みにしたり、テレビ中毒のような状態に陥ってしまったりせずにすみます。テレビは情報を伝える媒体でもありますが、同時に経済性を追求する企業が行っている活動でもあります。つまり、テレビを放送することで収益が出ないとテレビ局としては成立しないわけです。言い方は悪いかもしれませんが、テレビはその情報を発信する主体にとって都合がいい情報を流しますし、所有側が好きな情報を流すのは当然の権利とも考えられます。テレビというものの本質の中にそうした側面があることを理解し、ある程度批判的にその内容を吟味する力も必要なのです。次回は、テレビの内容を吟味する力をつけるための一例をご紹介します。(子育ての達人)
2015年12月27日NHKの連続テレビ小説「マッサン」主演の玉山鉄二が、同作の脚本家・羽原大介と再度タッグを組んだWOWOWの連続ドラマ「誤断」の完成披露試写会が11月11日(水)に開催。玉山さんをはじめ、蓮佛美沙子、柳葉敏郎、小林薫が舞台挨拶に登壇した。玉山さんにとって、「マッサン」以降、初の連続ドラマ単独主演作となる本作。薬害事件を抱え、隠蔽しようとする大手製薬企業を舞台に、企業の論理によって個人の正義が押しつぶされ、会社を守るように命を受けた若手社員が闇に飲まれていくさまを描き出す。玉山さんは2日前にようやく全ての撮影を終えたことを報告し「濃密な2か月でした!」と充実した表情。「マッサン」に続いての羽原さんとのコンビについて「今回で3度目ですが、これまでは懐かしい昭和のほのぼのとした感じで、僕自身、羽原さんの社会派が見てみたかった。ちょうど『マッサン』の打ち上げに向かう新幹線でお会いして『またやりましょう』って話をしたら、1週間後くらいに来て、早いな!って思いました」とニッコリ。「力強い、メッセージ性の込められた本で、僕も成長させてもらえたと思います」と振り返った。玉山さんの婚約者を演じた蓮佛さんは実はおじさんキラー…!?出演が決まり、錚々たるベテランのキャスト陣が名を連ねているのを見て大興奮だったとか。「おじさんが大好きで、いまこの瞬間、誰よりもこの場を私が楽しんでいると思います!」と満面の笑み。これに玉山さんが「自分のお父さんくらいの年齢なら(交際相手として)大丈夫らしいですよ(笑)」と暴露し、蓮佛さんは「そうですね…ってそれ、いまここで言いますか(苦笑)」と困惑していた。小林さんは、やや声を枯らしての挨拶となったが「この声を聞いていただければ、どれほど過酷な現場だったか分かっていただけるかと…。この仕事を引き受けたのが、私の“誤断”です」と語り、笑いを誘う。玉山さんは、以前から小林さんの大ファンだったそうで、念願かなっての共演実現に感激の面持ち。特に現場での小林さんのある行動について言及。「小林さんが『今日のお弁当は寂しいね』と言ったら、翌日からすごいグレードアップしてて、僕らみんな救われました!」と興奮気味に明かす。小林さんは「そんな、言うほど大したことないですよ。あんまり言うと、制作会社がいい気になっちゃうから」と照れ笑いを浮かべていた。また、タイトルにちなんで“誤断”のエピソードを問うと、玉山さんは「酔っ払ってタクシーで帰った時、着いて、運転手さんに『(タクシーチケットに)サインをお願いします』と言われて、“玉鉄”のサインを求められているのかと思って書きそうになった自分が恥ずかしくて、酔いが一気に醒めました(苦笑)。決していい気になってるわけじゃないんですけど…」と恥ずかしそうに告白し、会場は再び笑いに包まれた。「誤断」は11月22日(日)よる10時より放送開始(全6話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日人気作家東野圭吾の長編サスペンス小説「カッコウの卵は誰のもの」(光文社文庫)がWOWOWで連続ドラマ化することが決定。この度主演に、連続テレビ小説「まれ」で主演を務め話題となっている土屋太鳳が務めることが分かった。親子二代でトップスキーヤーを目指す父と娘。ある日、その娘にトップアスリートのみが持つ遺伝子が発見された。遺伝子が人間のすべての能力を決定する――。その秘密を解き明かしたいと研究者は父に調査を申し出るが、なぜか頑なに拒絶されてしまった。なぜなら父は娘の出生に関わる忌まわしい過去を背負っていたのだ。十数年前に起きた新生児誘拐事件と妻の死。この娘は一体誰の子なのか?次々と明らかになる苦悩に満ちた事実。そして不可解な事件。ひたすら娘の幸せを願う父の最後の決断とは――。WOWOWではこれまで「幻夜」「分身」「変身」などの東野作品をドラマ化し話題を集めてきた。今回は、“遺伝子”という題材をもとに、「親子の絆とはなにか」を深く問いかける物語だ。今回主人公・緋田風美を務めるのは、NHK連続テレビ小説「まれ」で主演を務め、今後の女優活動に大きな期待を集める土屋太鳳。朝ドラ後本作が初の連続ドラマ主演となる土屋さんは重大な秘密に翻弄されるヒロイン役だが、撮影ではアルペンスキーにも実際に挑戦するなど、演技力はもちろん、現在日本女子体育大学に通う、運動神経抜群の土屋さんならではの役柄に注目を集める。今回の出演決定を聞いた土屋さんは「東野圭吾先生の作品が原作であるドラマは子どもの頃からずっとファンとして拝見してきました。ですので、今回の出演が決まったと聞いたときは、ただただ驚きました。あの深い世界を私がどこまで表現できるか、いまは緊張の思いでいっぱいです」と語った。またスキーには親しみがあると語っていた土屋さんは「トップアスリートの物語ですので、壮絶な努力と精神力を描くためにも、厳しい撮影になると覚悟しています。重要なテーマの一つに“遺伝子と命”の考え方があり、内容的にも時代的にも重いテーマだと思うので、体と心の両方を研ぎ澄まして撮影に挑みたいと思います。」と緊張感あるコメントを寄せた。そして原作の東野さんは「私の三大持ち芸である、科学・スポーツ・親子愛を投入した作品です。あのストーリーがどのように映像化されるのか、とても楽しみです。また、大好きな雪山のシーンがふんだんに出てくるに違いなく、いまからワクワクしています」と本作に対して期待と喜びのコメントを寄せていた。前作同様多くの期待を寄せる東野作品の最新ドラマ。土屋さんの演技に注目を集める本作の続報にも期待したい。連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」は2016年春より、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2015年10月06日LGエレクトロニクス・ジャパンは2日、同社の有機ELテレビと液晶テレビが、定額制映像配信サービス「Netflix」に対応したことを発表した。Netflixは、世界50カ国以上で6,500万人以上の会員を抱える、定額制の映像配信サービス。日本国内では9月2日からサービスを開始し、「デアデビル」などのNetflixオリジナルコンテンツのほか、ドキュメンタリー、長編映画などをストリーミング配信する。月額料金は、標準画質(SD)のベーシックプランが650円、高画質(HD)のスタンダードプランが950円、超高画質(UHD 4K)のプレミアムプランが1,450円(すべて税別)。LGエレクトロニクス・ジャパンのNetflix対応テレビは、2014年および2015年に発売されたwebOS搭載モデル。対象テレビは配布済みのソフトウェアにより、ホーム画面のランチャー上にあるアイコンからNetflixを利用できるようになっている。対象テレビの詳細は以下のとおり。なお、下記以外の機種も、2015年度中のアップデートでNetflixに対応する予定だ。○有機ELテレビ - 2015年モデルEG9600シリーズ(65EG9600/55EG9600)EC9310シリーズ(55EC9310)○液晶テレビ - 2015年モデルUF9500シリーズ(65UF9500/55UF9500)UF8500シリーズ(60UF8500/55UF8500/49UF8500)UF7710シリーズ(55UF7710/49UF7710/43UF7710)UF6900シリーズ(49UF6900/43UF6900)LF6300シリーズ(55LF6300/49LF6300/43LF6300/32LF6300)○液晶テレビ - 2015年モデルUF9500シリーズ(65UF9500/55UF9500)UF8500シリーズ(60UF8500/55UF8500/49UF8500)UF7710シリーズ(55UF7710/49UF7710/43UF7710)UF6900シリーズ(49UF6900/43UF6900)LF6300シリーズ(55LF6300/49LF6300/43LF6300/32LF6300)
2015年09月02日8月22日(土)、川崎市にて開催される「KAWASAKI しんゆり映画祭 2015」内の企画として「なつやすみ野外上映会」の開催が決定。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の野外上映が行われる。今年で21回目を迎える「KAWASAKI しんゆり映画祭 2015」は、1995年に川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタート。例年テーマに添った作品を上映し、監督・俳優などによる座談会やシンポジウム、ミニコンサートなどが開催されている。2000年より、同映画祭の特別企画として「なつやすみ野外上映会」をスタート。今年で16回目の本企画では、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、ロバート・ゼメキスが監督を務めた2015年が舞台の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』を、川崎市立麻生小学校校庭にて野外上映する。また、「KAWASAKI しんゆり映画祭 2015」は11月3日(火・祝)~11月8日(日)にて開催。昨年開催時には、『私の男』や『ダラス・バイヤーズクラブ』といった話題作も上映し、藤竜也もトークイベントに登場。今後発表される上映ラインナップで、さらに注目を集めそうだ。「なつやすみ野外上映会」は、8月22日(土)川崎市立麻生小学校校庭にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年08月19日日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」とマイナビBOOKSがコラボした、小説コンテスト「お仕事小説コン」の応募が6月4日にスタートした。テーマは、就職や転職をサポートしているマイナビならではの「お仕事小説」。「お仕事小説」とは、ストーリーの中に何らかの「お仕事」ネタが出てくる、もしくは主人公が何らかの「職業」に就いている小説のことだ。主人公が仕事を通して成長する姿に元気づけられたり、あまり知られていない業界の知識を得ることができたりと人気が高く、近年では「お仕事小説」をもとにしたテレビドラマや映画も多数制作され、話題沸騰中のジャンルである。この「お仕事小説コン」では、書店員や銀行員などの一般的な職業はもちろん、勇者や魔王といった架空の職業も含み、ジャンルを問わず面白い作品を幅広く募集している。2015年8月27日まで応募を受け付け、グランプリ1作品、優秀賞5作品を選出。グランプリ作品には賞金10万円、優秀賞には賞金3万円を贈呈し、両賞ともにマイナビより電子書籍として発売されるので、ぜひチャレンジしてみてはどうだろうか。『小説家になろう×マイナビBOOKSお仕事小説コン』概要●主催株式会社マイナビ、株式会社ヒナプロジェクト●募集作品・ストーリーの中に何らかの「お仕事」が出てくる作品・主人公が何らかの「職業」についている作品※ジャンル、文字数は自由(書籍化を想定し、70,000文字以上推奨)●賞金・グランプリ(1作品) 賞金10万円+マイナビにて電子書籍化・優秀賞(5作品) 賞金3万円+マイナビにて電子書籍化●応募資格不問(プロ、アマ、年齢等一切不問)●応募方法「小説家になろう」に作品を投稿して、「お仕事小説コン」とキーワード設定●応募締切2015年8月27日●結果発表2015年11月予定●審査員株式会社マイナビ出版事業本部マイナビeBooks編集部
2015年06月08日ポニーキャニオン発のレーベル「ぽにきゃんBOOKS」と、VOCALOIDをはじめとしたソーシャルシーンを牽引する「EXIT TUNES」がタッグを組んで、小説『星屑ユートピア』(判型:B6判・340ページ)を刊行する。発売日は3日で、価格は1,200円+税。小説『星屑ユートピア』は、楽曲再生数175万回超(※2015年2月現在)を誇り、VOCALOID・巡音ルカの伝説的代表曲のひとつに数えられるotetsu作詞・作曲の「星屑ユートピア」を小説化したもの。原案にotetsu、著者にせつない純愛小説、やさしい目線で描かれたエッセイで人気の作家である井上香織を迎え、本書を飾るイラストにはTVアニメ『RAILWARS!』や『異能バトルは日常系のなかで』で作画監督を担当した なつのはむとを起用。物語は登場人物たちのせつない恋愛模様や、未来に向かうために生じる摩擦、心の葛藤が描かれていくという。<小説『星屑ユートピア』あらすじ>ちょっとやんちゃな陽輝(はるき)と、ピアニストをめざす内気な姫菜(ひな)。幼馴染のふたりは同じ高校に入学したのだが。天文部の部長・星神との出逢い、そして恋の予感。さらに星神先輩のカノジョ(?)らしき、"ルカ"と呼ばれる謎の美女も現れて……。少しずつ陰りが差し始める陽輝と姫菜の友情。せつない恋の行方は……?なお、初回限定版には豪華三大特典として、otetsu新曲「Twinkle road」、声優の藤田咲、沼倉愛美が出演するSP映像、本書の電子版をダウンロードできるポニカ(ダウンロードカード)が付属。また、このほか9月に予定されている「読者様感謝イベント参加券」も封入される。(C)2015 otetsu・井上香織/ポニーキャニオン・EXIT TUNES(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net piapro
2015年06月02日パピレスが運営する電子書籍投稿&編集プラットフォーム「upppi」で開催していたマリクロとの共同企画「恋愛小説&イラストコンテスト」の小説選考結果が28日、発表された。同コンテストは2段階の企画となっており、第1段階として昨年11月から、恋愛小説を想定したヒロインのキャラクターイラストの募集・選出を実施。1月28日の発表で、イラストレーター・弓槻みあさんの作品が選ばれた。そして第2段階として、このヒロインをイメージキャラクターとした恋愛小説の募集を行い、このたび結果が発表された。大賞に選出されたのは、下り絵さんの『あおい空のハート』。審査員は講評で「イラストのイメージにぴったりの、ラブストーリーと呼べる、投票1位にふさわしい作品」と絶賛し、「主人公たちの学校での日々が自然に描かれていくなかで、それぞれの性格、なかなか積極的になれない初々しい恋愛、主人公が『彼』にひかれていく過程、恋する心模様などがきちんと伝わる」「イラストの女の子がこの作中で話す姿がありありと想像できる文章」と評価した。なお、佳作には水鬼さんの『夢の中で桜は語る』が選ばれた。採用作品については、規定の賞金が支払われると共に、後日イラスト選出作家の書き下ろしイラスト付きで絵ノベル化、および『電子書店パピレス』『Renta!』での配信が予定されている。
2015年05月29日小泉孝太郎が7月12日からスタートするWOWOWの連続ドラマ『死の臓器』で主演を務めることが19日、明らかになった。原作は麻野涼の社会派医療サスペンス小説。腎臓が摘出された女性の遺体と、ある一人の医師(武田鉄矢)にかけられた人体実験容疑の接点とは…。患者を救うために必要とされる「臓器移植」をテーマに、大病院と製薬会社の暗躍と現代医療の倫理を問いかけていく問題作だ。女性の遺体を樹海で発見するテレビ番組制作会社のディレクター・沼崎を演じる小泉は「今回演じる沼崎という役は、最終的にこれが正しいんだという答を出す役ではないので、彼が心の中で揺れ動く姿を表現したいと思います。今の日本の医療の現状を考えると、サイコロを上から見るのと下から見るのとで数字が異なるように答が出ない難しい作品ですが、視聴者のみなさんと一緒にこのテーマについて向き合える時間を共有出来たらと思います。30代半ばという年齢から見ても、自分にとって大きな転機となるような作品にしたいです」と意気込んでいる。佐藤祐市監督(映画『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』)は「グレーゾーンに相当する『レストア腎移植』(※癌に侵された腎臓を摘出し、病巣を取り除いた後に腎臓を修復。その腎臓をレシピエントに移植するという術式)というものをどうやってエンタテインメントとして構築するのか、これが最大の問題です。作品を創るというのはいつでも挑戦だと思っていますが、今回はハードルが高いと感じています。とても難しいテーマを扱うからこそ出来る新しいドラマになれば素敵だなと思います」と語っている。出演はほかに豊原功補、小西真奈美、小木茂光、川野直輝、新妻聖子、柴俊夫。『死の臓器』はWOWOWプライムにて7月12日(日曜 22:00~)スタート。全5話(第1話無料放送)。
2015年05月19日NHK連続テレビ小説「マッサン」のヒロイン・エリー役で、一躍注目の的となった女優・シャーロット・ケイト・フォックス。今年10月、アメリカ・ニューヨークでロングラン中のミュージカル「シカゴ」で、主演・ロキシー役としてブロードウェイデビューを果たした彼女が、日本でも公演を行うことが明らかになり、8日(水)、都内で会見を行った。ロキシーを彷彿とさせるセクシーな黒のパンツスーツに身を包んだシャーロット。詰め掛けた70社120名の報道陣を前に、日本語でバンドに「行きましょうか」と声をかけ、劇中のロキシーの楽曲4曲を歌い上げた。会見では、「マッサン」撮影中に、「シカゴ」のオーディションのための映像を撮影したことや、先月、ブロードウェイでの稽古にも参加したことなども明かしたシャーロット。ブロードウェイでは、ダンサーたちのスタイルの良さや強靭な身体能力を目の当たりにし、大きな刺激を受けたという。子ども頃から夢だったブロードウェイ出演が決まったことに対して、「本当にすごいこと。日本に来たときの私といまの私は別人と言ってもいいくらい。日本での1年の経験を通し、演技だけでもなく勇気も身に付けました。それをすべて出したい!」と意気込みを見せた。今回の公演にあたり、シャーロットは「エリーとはまったく別の役柄ですが、みなさんに同じくらい喜んでもらえる役柄だと思っています。第一の故郷から第二の故郷に、『シカゴ』という大好きな作品を持ってくることができて本当にうれしいです」と喜びを語っている。シャーロットを始めとするアメリカカンパニーによる「シカゴ」来日公演は、12月4日(金)から23日(水・祝)まで、東京・東急シアターオーブにて上演される。(text:cinemacafe.net)
2015年04月09日NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」を始め、「GTO」『桐島、部活やめるってよ』『ストレイヤーズ・クロニクル』などドラマや映画に引っ張りだこの若手演技派女優・松岡茉優が、4月からスタートするフジテレビの連続ドラマ「She」で初主演を務めることが明らかになった。25分間という短い時間に内容をギュッと凝縮し、エッジの効いた作品を届けるフジテレビの“新生”土ドラマ枠。第一弾となる本作では、“主人公不在”という実験的なスタイルで展開するという。ある朝、学年で一番の美女が忽然と姿を消した…。“彼女”の一番の親友でジャーナリストを夢見るクールな才女が、失踪の理由とその裏に潜む真実に近づいていこうとする。そして“彼女”とトップ争いをしていた学年のクイーン、さらに“彼女”に憧れを抱いていたバドミントン部の女子生徒、そして“彼女”たちと話したこともない地味な子など、“彼女”の失踪で、残された4人の女子高生達の歯車が徐々に狂いだしていく…。このドラマを企画したのは、海の見えるシェアハウスでの男女6人の共同生活を記録したリアリティー番組「テラスハウス」、沢尻エリカ主演の「ファースト・クラス」など話題作を生み出してきたフジテレビ編成部・太田大氏。今回のドラマの注目の一つとなるのが、長回しと手持ちカメラを多用して撮影するドキュメンタリー方式。記録手法を取ることで、“どこかの学校で本当に起こっていることではないだろうか…?”という感覚を植え付け、見る人に不安を与えていく。そんな“主人公不在”の本作の主演に大抜擢された松岡さんが演じるのは、“彼女”の親友だったジャーナリストを目指す女子高生、西澤涼子。“彼女”の失踪の理由は何なのか、その裏に何が隠されているのかを探っていくクールな才女役だ。松岡さんは「ドキュメンタリータッチで描く新たなドラマになる予感がしています。次はどうなっていくのだろうというワクワク感と学園ドラマのみずみずしさがある春らしい作品。同世代の俳優さんたちと、いまこの時期にしかない一瞬の青春模様を切り取るために、緊張感を持って臨みたいと思います」と意気込みを語った。松岡さんの起用について太田氏は、「若い人々にもっとテレビを生活に取り入れていただきたいという思いがあり、その思いを背負っていただく本作の主演には、俳優の枠を超えた次世代のテレビスターである松岡さんがぴったりだと思い、お願いさせていただきました」とコメントしている。「She」は4月18日より毎週土曜23時40分~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年04月06日「MASTERキートン」などの漫画原作・脚本の長崎尚志による傑作ミステリー小説をWOWOWでドラマ化する連続ドラマW「闇の伴走者」。漫画家の田中圭一、脚本に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の佐藤大、そして監督に『僕等がいた』『ホットロード』など恋愛映画の旗手、三木孝浩が集結していることが分かった。漫画界の巨匠・阿島文哉の一周忌に50枚の未発表画稿が発見された。作画は阿島そのものだが、35年前の連続女性失踪事件を彷彿とさせる謎の多い内容だった。阿島夫人は、本当に阿島が描いた画稿なのか調べるようアジマプロの部長・小澤に指示を出した。調査会社から派遣されて来た元警察官の優希は、漫画編集者で知識が豊富な醍醐に協力を求めた。醍醐は、画稿の背景やシャドーの描き方、ペンやスクリーントーンの種類などから描かれた年代と作者を割り出していく――。漫画の虚構の世界と、リアルなドラマの世界が融合した、未だかつて観たことのない異色のクライムミステリーを描く本作。これまで『陽だまりの彼女』『アオハライド』『くちびるに歌を』を描いてきた三木監督にとっては、今回が初のミステリー作品となるが、「初めてのサスペンス・ミステリーで非常にワクワクしてます」といまから撮影が待ち遠しい様子。「幻の原稿に隠された未解決事件の謎を解くというこの一風変わったミステリーの裏側には、底の見えない深淵なる闇があり、その魅力にすっかり引き込まれてしまいました。本作を監督するにあたり、その闇に臆することなく思いきりダイブして、この作品の核を掴み取りたいと思います」と語った。脚本を担当する佐藤さんは「刺激的な原作の魅力を損なう事なく、連続ドラマにしか出来ない展開とツイストで描きます。普段、知ることの出来ない漫画家と編集者の関係や出版業界のリアルな裏側を知る知的好奇心と共に、謎へ迫っていく凛々しい優希とマニアな醍醐という凸凹コンビの誕生を楽しんでください」とコメント。本作に登場する漫画を手掛ける田中さんは、「天才マンガ家の遺した謎の原稿を担当させていただくことになりました。原作を読んでみて、『マンガ界の巨匠たちとライバル関係だったマンガ家、その天才的な筆致は…』という設定に背筋が寒くなりました。そんなの“マンガ界のモノマネ芸人”である私に描けるの?しかし、これに挑まなければマンガ家として“負け”になる、そういう気持ちで執筆することにしました」と気合十分のようだ。「映像化不可能だと思っていたのですが、本当に出来ちゃうんですね。楽しみです」と語る原作者・長崎氏も納得の最強スタッフが集結した本作。キャストは、後日発表されるとのことだ。連続ドラマW「闇の伴走者」は4月より毎週土曜夜10:00~放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年01月23日いま話題沸騰の連続テレビ小説「マッサン」。主人公のマッサンが妻のエリーと一緒に、初の国産ウイスキーを作るに当たって奮闘する朝ドラです。そんな中で注目を集めているのはシャーロット・ケイト・フォックスさん演じる「エリー」の存在。「彼女が可愛いから見てる」と言う人も結構多いのだそう。そこで今回はそんなエリーから学んだ、理想の奥さん像について紹介します。■1.表情豊か「エリーは色んな表情があるから見てて飽きないんだよね。彼女の表情が見逃せなくって、ずっとエリーの顔ばっか見てます。ああやって色んな表情を見せてくれる奥さんっていいなって思いました。」(25才/美容師)エリーは本当にくるくると表情が変わるので、見てておもしろいですよね。どの表情にも感情がこもっていて、一緒にいたら楽しそう。表情がころころ変わる女性は男性を飽きさせないんだそうです。エリーを見習って可愛い表情のレパートリーを増やしてみましょう!■2.夢を一緒に追いかける「マッサンの夢って結構実現的ではなかったと思うんだ。なのにエリーはいつも心から応援してて・・・。支えになってくれる奥さんって羨ましいなあと。」(24才/営業)マッサンの夢は「初の国産ウイスキーを作る」こと。マッサンが挫折して「スコットランドに帰ろう」と言ったときも、エリーは怒りながらもマッサンを慰めました。「マッサンの夢は私の夢」精神のエリー。皆さんも男性が持っている野望を理解し、自分も一緒になって応援してあげましょう。■3.健気「エリーの健気なところが良いんだよなあ。義母とか優子さん(相武紗季)にいびられても健気に頑張っているところとか。あんな奥さんを見たら支えたくなりますね。」(26才/アパレル)エリーを演じるシャーロット・ケイト・フォックスさんは、日本語がまったく話せない状況から「マッサン」のヒロインを演じることになりました。日本になじめていない所から頑張っているところが、エリーと重なってさらにリアルな健気さが出されているのでは。家庭によってはあるであろう「義母いびり」。それに懸命に立ち向かっていき、旦那さんに支えてもらいましょう。■4.たまに嫉妬「ドラマの中でエリーが『マッサンが他の女の人と結婚したらやだ・・・』って泣いちゃうシーンがあるんですよ。嫉妬されてるマッサンが羨ましくなりました。」(21才/学生)最初の方では優子さんとの関係を少し疑ったりして、ごくたまに嫉妬心を垣間見せるエリー。「いつも」ではなく、「たまに」見せるエリーの一面に男性はグッときてしまうよう。「結婚してるから大丈夫」ではなく、結婚してもなお付き合っているころの気持ちを忘れないことが大事みたいです。■おわりにいかがでしたか?エリーにはさまざまな魅力があり、それが男性をきゅんとさせているよう。皆さんもぜひエリーの真似をして、理想の奥さんになる練習をしましょう!(霧島はるか/ハウコレ)
2015年01月20日芥川賞作家・綿矢りさの小説『夢を与える』がWOWOWで連続ドラマ化されることが13日、明らかになった。2006年に発表された同作は、CMオーディションをきっかけに芸能界入りする主人公・夕子の成長と華々しい成功、その裏にうごめく母親をはじめ彼女を取り巻くさまざまな人間の欲望、そして最後に待ち受ける悲劇を描いた、綿矢にとって3作目の小説。また、連続ドラマ化されるのは本作が初となる。放送日・キャストは未決定。監督を務めるのは、宮沢りえ主演の連続ドラマ『グーグーだって猫である』を手がけた犬童一心。気になるキャストを含め、はたしてどんな映像を見せてくれるのか注目だ。
2015年01月13日クラシカルなアディダスフットウェアへの情熱を注ぐPeter O’TooleとQuoteによるコラボレーションプロジェクト!スペシャルBOOK&ZXコラボレーションスニーカー2014年11月15日(土)アディダスオリジナルス(adidas Originals)より限定発売フリーランスイラストレーターのPeter O’Tooleと、アディダスコレクターとして世界的に知られるQuoteによるコラボレーションプロジェクトとして、スペシャルBOOKとZXコラボレーションスニーカーが「アディダスオリジナルス(adidas Original)」より限定発売される。スペシャルBOOK「Quote’s Archives by Peter O’Toole」は、Quoteのコレクションの中からセレクトされた70年代から90年初めのヴィンテージアディダススニーカー50足を集約。それぞれのページにはそのシューズの歴史とデザイン、Quote自身の逸話を交えて書かれており、イラストはPeter O’Tooleによって描かれている。BOOKを発売するにあたり、アディダスアーカイブの中からコラボレーションスニーカーの制作が決定。ZX420をベースに最終的Quoteのコレクションであるヴィンテージスニーカー「Denver」からインスピレーションを得て制作された。そうしてできあがったのが「ZX420 Quotoole【B26014】」。アッパー全体にはペールブルーの高品質ソフトスエードを採用。ミッドソールに赤のカラーブロックとサイドに白のスリーストライプスを配し、ポップなカラーをプラス。タンとアンクルパッドにパープルとマジェンタブルー、ミッドソールをクリーム色ベースにしたことにより、シューズ全体が80年代 のクラシックランニングシューズテイストの仕上がりとなっている。【アイテム概要】■Quote’s Archives by Peter O’Toole BOOK販売価格:4,000円(税抜)発売予定日:2014年11月15日(土)■ZX420 Quotoole【B26014】販売価格 :15,000円(税抜)発売予定日:2014年11月15日(土)<販売店舗>▼Bodega And A Limited Concept Shop電話番号:03-5428-6720▼DOVER STREET MARKET GINZA電話番号:03-6228-5080▼Styles DAIKANYAMA電話番号:03-6415-7722▼mita sneakers電話番号:03-3832-8346▼V.A.電話番号:03-3470-2266【問合せ先】▼アディダスグループお客様窓口電話番号:0120-810-654(土日祝除く、9:30~18:00)【ZX関連ニュース】■「アディダスオリジナルス(adidas Originals)」と「マウジー(MOUSSY)」のコラボで新しい『ZXファミリー』が誕生■【国内限定発売!】アディダス名作スニーカーが復刻して限定カラーで登場■【予約数に達し次第終了】アディダスxアナザーエディションのコラボスニーカー 元の記事を読む
2014年11月14日JR九州は11月24日、公募企画「『ななつ星』笑顔いっぱい」の最優秀賞受賞者を乗せたクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」を大分~博多間で運行する。「ななつ星」の日帰り運転は、運行開始以来初めてだという。当日、「ななつ星 in 九州」は大分駅を13時39分に出発し、由布院駅、日田駅、久留米駅を経由して博多駅には17時31分に到着する。乗車できるのは、JR九州が招待した最優秀賞受賞者と同行者のみ。大分駅で乗車、博多駅で下車となり、途中駅では乗降しない。「『ななつ星』笑顔いっぱい」は、「ななつ星 in 九州」利用客に評判となった九州各地の人々の笑顔や心温まるおもてなしを広く知らせたいとの意図で、JR九州が開催した作品募集企画。7月15日から8月31日まで募集を行い、写真部門312件、動画部門10件、エッセイ部門106件、イラスト部門83件、計511件の作品応募があった。各部門の最優秀作品計4作品を含む優秀作品は、「『ななつ星』笑顔いっぱい」専用ページで公開中だ。
2014年11月05日初の外国人ヒロインでいま話題のNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』。主人公マッサンのモデルは、ニッカウヰスキー(アサヒグループ)の創業者です。ニッカウヰスキーは創業時、りんごジュースを販売しており、そこからりんごのお酒シードル製造に至ったのだそう。ニッカウヰスキーはりんごの研究に力を入れていたところ、りんごポリフェノールを発見したのだとか。りんごポリフェノールの大きな特長は、なんといっても抗酸化力。この抗酸化力により、健康にかかわるさまざまなパワーを発揮することが、多くの研究機関で確認されているそう。最近の研究では、100gの新鮮なりんごには1500mgのビタミンCに相当する抗酸化活性があるともいわれ、他の植物に含まれるポリフェノールと比較してもりんごポリフェノールの抗酸化力は強力なのだとか。そのため、りんごポリフェノールは、エイジングケア、美容や、健康などいきいきとした生活をサポートしてくれます。昔から、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあるのも、その抗酸化力のパワーがあるからだったのですね。これからが旬のりんご、ぜひ1日に1個は食べたいものです。とはいえ、りんごを毎日1個食べるのはなかなか難しいかもしれません。そんな人は手軽にりんごポリフェノールを摂れるこんな商品もあるので、ぜひ利用してみては?■アサヒ 美的習慣十六茶アサヒグループ独自の健康素材「りんごポリフェノール」300mg/本と1日分のビタミンE8mg/本を配合しながらも、カフェインゼロですっきりした味わいに仕上げたブレンド茶。■ほっとりんご寒い時期やほっと一息つきたいときにぴったりのりんごのまろやかな甘さが味わえるホット果汁飲料。アサヒグループ独自の技術を活かして抽出・精製した「りんごポリフェノール」を配合しています。りんご由来のポリフェノールがりんご約1個分(製品1本あたり120mg)摂取できます。■アサヒ 若摘みりんごポリフェノール成熟したりんごの約10倍の高濃度のりんごポリフェノールを含むという若摘みりんごから、高純度に抽出・精製された「りんごポリフェノール」を3粒(1日の摂取目安量)あたり200mg配合した、サプリメント。りんごポリフェノールを効率的に体へ届きやすくするビタミンCと、成分の酸化を防ぐビタミンE、より働きの強いビタミンEといわれるトコトリエノールもバランスよく配合。これらの飲み物やサプリメントを上手く活用すれば、りんごポリフェノールをしっかり摂取できそうではありませんか。りんごポリフェノールの抗酸化力で、ウェルエイジングを楽しみ、より美しく、元気に毎日を過ごしたいものですね。健康や美容のために食生活や生活習慣を意識するのも大切ですが、もっと積極的にカラダにいい成分を取り入れてみては? イキイキした毎日のための第一歩になるかも。
2014年10月31日JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に25日、初代世界最優秀ソムリエであるジャン=リュック・プトー氏が乗り込み、乗客にワインの提供を行った。運行開始1周年の記念企画として実施されたという。ジャン=リュック・プトー氏は、パリの有名レストランでのチーフソムリエなどの経験を経て、1983年開催の第1回世界ソムリエコンクールにて世界最優秀ソムリエに選出。その後、パリの最高級レストラン「パヴィヨン・エルゼ・ルノートル」のチーフソムリエ兼ワインチーフバイヤーに抜擢され、2003年には北海道フードアドバイザーに就任した。自らシャトーを訪問し、ぶどうや土壌、ワイン設備をその目で確かめ、とくに優れたワインだけをセレクトすることで知られる。自身のサインを添えたプトーセレクションのワインは、品質とコストパフォーマンスを基準としてつねに公平に選定されるため、世界中から絶大な信頼が寄せられているという。プトー氏がワインを提供したのは、10月25日に実施した「ななつ星 in 九州」1泊2日コースの夕食提供時。長崎~佐賀間に実際に乗車し、ホテルニュー長崎の名誉総料理長、川端明氏による長崎の食材を生かしたフレンチに、自ら厳選したワインを合わせて提供したという。
2014年10月31日JR九州は、2013年10月15日に運行開始したクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の運行1周年を記念し、出発式をはじめとする一連の記念イベントを実施する。出発式は10月14日10時20分から約30分間、博多駅3階コンコース内にて開催。JR九州代表取締役会長の唐池恒二氏と、「ななつ星 in 九州」のデザインを手がけたドーンデザイン研究所代表、水戸岡鋭治氏も出席する。博多駅3階コンコースではその他、13~19日にかけて1周年お祝いメッセージボードの設置、オリジナルカード配布、1周年記念グッズ販売、沿線住民による「ななつ星 in 九州」出迎え映像の放映などを実施。見学には入場券(大人140円・小児70円)が必要だが、19日は博多駅の「鉄道の日イベント」開催のため、入場券不要となる。期間中、博多駅博多口内イベントゾーンでもお祝いメッセージボード設置や出迎え映像の放映などを行うほか、「ななつ星」パネルやクルーの制服、調度品を展示するという。また、10月14~19日に「ななつ星」の停車駅で同列車を出迎えると、クルーから誕生祝いとして「ありがとうカード」がもらえる企画も。1周年記念オリジナルグッズも発売され、「ななつ星」車内やオンラインショップ「ななつ星Gallery」で購入できる。
2014年10月09日鉄道デザインの国際的なコンペである第12回ブルネル賞の車両部門にて、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」がブルネル賞を受賞することが決まった。表彰式は10月15日、オランダ・アムステルダムにて開かれる。ブルネル賞は、鉄道に関するあらゆる分野の優良デザインを奨励し促進することを目的とする「ワトフォードグループ」が1985年に制定。同グループは各国国鉄の建築家やデザイナーなどが集まる団体で、鉄道関連の建築・デザインの発展に寄与することを目的とした会議を年1回開催している。「ブルネル賞」の名称は、イギリスのグレート・ウェスタン鉄道の技師で、発明家・建築家でもあったイザムバード・キングダム・ブルネルの名前から取られており、2~3年おきに開催されている。12回目となる今回は、世界各国の鉄道会社から92作品の応募があり、ブルネル賞20作品と奨励賞11作品がそれぞれ選ばれたという。
2014年10月03日1986年にフランスで発表され話題を呼び、40以上の言語に翻訳されるに至った小説『悪童日記』。日本でもベストセラーとなった同小説は、トマス・ヴィンターベアら名だたる監督による映画化の話が幾度も浮上しながら消えるなど、様々な要因が重なり、いつからかこういわれていた。“映像化不可能”と。その難題といえる映画化をハンガリーのヤーノシュ・サース監督がやり遂げた。その他の写真映画化が頓挫してきた原作への挑戦。まず、この試みに臨んだ理由を監督はこう明かす。「とにかく僕はリスキーなテーマや題材に挑むことが好きなんだ。また、両親がユダヤ人強制収容所からの生還者で。一度、戦争にきちんと向き合いたかった。『悪童日記』はそのふたつのテーマにトライできる。だから、いつか自分にチャンスが巡って来ると信じていたんだ」ハンガリー出身の亡命作家、アゴタ・クリストフの原作は舞台となる町の名も主人公の出身地も特定されていない。その中で、監督はハンガリーが舞台のハンガリー人の物語として描いた。「アゴタが自身の体験が基になっていることは明確。だから、アゴタ本人に会ったとき、僕はこう切り出した。『これはあなたの記憶と体験を綴った物語。ですから、ハンガリー語でハンガリーを舞台に描きます』と。そのとき、彼女は『そのとおりよ』といってね、すごく喜んでくれたよ」物語の主人公は第二次大戦末期、首都ブタペストから田舎町の祖母宅に疎開した双子の兄弟。ナチスの侵攻、ユダヤ人差別、貧困など、国が混迷を極める中、彼らが身を持って体験する過酷な現実が描かれる。中で鮮烈な印象を残すのが双子を演じた子役の二人。実は演技経験のない素人を起用した。「死と隣り合わせの戦時下を生き抜く兄弟を体現できる子役を現代から探し出すのは至難の業で。ハンガリーのすべての学校に電話して、奇跡的に出会ったのがアンドラーシュとラースローのジェーマント兄弟だった。実際に彼らは貧しい村の出身で。劇中の兄弟同様に肉体労働の経験もあった。ありのままでいてほしかったからあえて演技指導はしなかったよ」作品はチェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でグランプリを獲得など世界各国で高い評価を得ている。「各国ともに若い人たちがこの映画を支持してくれね。“この兄弟の境遇は他人事ではない”と現代の社会に重ねて語る若者がすごく多い。僕は受賞よりもそのことがうれしい。日本の若者にもぜひ観てもらいたいね」『悪童日記』10月3日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほかにて公開取材・文・写真:水上賢治
2014年10月02日JR九州とTCエンタテイメントは、JR九州公式ブルーレイ&DVD『誰も知らないななつ星 ~密着500日「奇跡の旅」の物語~』の発売を決定し、このほどDVD取扱店にて予約受付を開始した。8月29日の発売を予定している。このブルーレイ&DVDは、今年1月12日にBSフジで放映された番組を再編集したもの。同番組では、運行開始の約1年半前、まだ「ななつ星 in 九州」の名前すら決まっていなかった時期から運行に至るまで密着取材を敢行した。「奇跡の旅」を誕生させるため、いっさいの妥協を許さない姿勢を見せたJR九州代表取締役社長の唐池恒二氏と、同列車のデザインを手がけたデザイナーの水戸岡鋭治氏もカメラは追っている。JR九州の代表的な特急列車のデザインのほとんどを手がけてきた水戸岡氏も、30億円を投じる列車のデザインにはかなり頭を悩ませ、完成したときには思わず男泣きしたという。今回のブルーレイ&DVDには、これらの光景をはじめ、人々の汗と涙が結集した夢の超豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」の背景が余すところなく収録されている。ブルーレイ1枚、DVD1枚の2枚組で、どちらにも本編と特典映像を収録。価格は4,600円(税別)。発売日以降、「ななつ星 in 九州」車内でも車内限定版を販売予定だ。
2014年05月30日ライフィートはこのほど、小説付きレトルトカレー「華麗なる小説」を発売した。○東京の文化流行を取り入れた"小説付き"ご当地カレー同商品は、有数の古書店街・神田神保町の「カレーと本」の文化流行をパッケージした商品。味へのこだわりはもちろん、付属小説やパッケージにも気を配り、東京の新しいご当地カレーとして、お土産や贈答品として活用できるよう、また幅広い年齢層が楽しめるように開発したという。カレーは、180g。日本人になじみのあるルウカレーと、幅広い世代に人気のあるキーマカレーの良さをバランスよく配合、鶏ひき肉を多く使って旨みを引き出し、あらゆる年齢層が楽しめるように適度にスパイスを効かせた中辛味とした。また、本を読みながら食べることをイメージし、冷めてもおいしく食べられるように風味にもこだわったという。付属の小説は、夏目漱石(夢十夜)、宮沢賢治(注文の多い料理店、他1編)、芥川龍之介(羅生門、他2編)、太宰治(走れメロス、他1編)など、日本を代表する文豪の短編小説を中心に収録。いつでもどこでもすぐに読めるよう、持ち運びにも便利な、市販の文庫と同サイズとした。小説は現在4種類あり、作家/作品は今後も追加予定となっている。販売価格は、648円。現在、Webサイトほかにて購入することが可能となっている。
2014年04月09日テレビで見たい番組があっても、残業や女子会があって、見逃すことがありますよね。うっかり録画の予約をしそびれると、連続ドラマなどは本当に残念。そんなとき、再放送を見られたらすごく便利になりそう。テレビ局各社は番組放送後に有料で見逃しサービスを行うようになっています。今年から日テレでは、自社サイトはもちろん「GyaO!」などの他メディアも活用して、番組放送直後に「見逃し番組無料視聴キャンペーン」を開始しているのです。さらに、番組スピンオフコンテンツの放送およびネット無料配信まで! 例えば、『もこみちのMIDNIGHT KITCHEN』は、「GyaO!」にて見逃し無料配信中。『もこみちのMIDNIGHT KITCHEN』は、日本テレビ系列朝の情報番組『ZIP!』内の料理コーナーである「MOCO’sキッチン」からのスピンオフ番組。「MOCO’sキッチン」は、入手しづらい食材やオリーブオイルの多用でTwitterを賑わせている人気コーナーなので、そのスピンオフと聞くと、また興味がわきますね。『もこみちのMIDNIGHT KITCHEN』は、プレイボーイであるための絶対条件として、ただひとつ美食であることを掲げている彼が、夜な夜な知る人ぞ知る「良い店うまい店」をクルージングするという内容。朝は、『ZIP!』のイケメン料理人である速水もこみちが舌鼓を打つ今宵の一皿とは…。ナイトクルージングに戯れる女性客は、とびきりの美女ばかり。はたして、もこみちは女性との一夜をどんな風に過ごすのでしょう? 美味しいものを食べられるお店だけではなく、速水もこみちさんのイケメンぶりにも注目ですね。この『もこみちのMIDNIGHT KITCHEN』の見逃し無料配信は日テレサイトと「GyaO!」のみでの配信。他にも『明日、ママがいない。』や『戦力外捜査官』なども配信されており、テレビからネット、ネットからテレビという、ネットのSNS効果による視聴者回帰の取り組みが試され始めていると言えるのかも。テレビ各局では、有料で行われている見逃しサービス。今回の「日テレいつでもどこでもキャンペーン」はこれまでに例のない、放送直後の無料配信。日テレサイト、「GyaO!」ともに無料で見られるので、見たい番組を見逃してしまった時は是非チェックしてみて。万が一録画を忘れていても、もう一度見られるというのは安心ですよね。夜は忙しいことが多いもの。ましてや次の日に仕事があれば、深夜にテレビを見るのは難しいときもあります。そんなときは、「GyaO!」をチェックして、見逃し無料配信されているかチェックしてみて。・GyaO! 「日テレいつでもどこでもキャンペーン」
2014年03月14日ソニーは2月6日に行った第3四半期の決算発表において、2014年7月を目処にテレビ事業を分社化することを発表した。なぜPC事業は売却で、テレビ事業は分社化なのか? 本稿では、その背景を探る。関連記事【レポート】2014年7月の分社化で2014年度中のテレビ事業黒字化を推進 - ソニー・2013年度第3四半期決算発表(2014年2月6日)ソニーが発表したテレビ事業の分社化は、これまで「聖域」と言われた領域にもメスを入れたものだといえる。テレビ事業は、ソニーの大黒柱であるエレクトロニクス事業の「顔」であり、「SONY」ブランドを最も象徴する製品であった。そのテレビ事業を分社化するという平井一夫社長の選択は、ソニーのエレクトロニクス事業の改革が、もはや予断を許さない状況にあることを示すものだといえよう。同社の平井一夫社長は、「エレクトロニクス事業は、今後も厳しい状況で推移すると考えている。テレビ事業、PC事業は、今期目標としていた黒字化は困難な状況にある。この状況を鑑み、将来を見据えたエレクロニクス事業の再生と成長を加速するために、さらなる構造改革を実施する」と語り、テレビ事業の分社化、PC事業の売却および収束を決定した。平井社長は就任以来、エレクトロニクス事業の黒字化を必達目標に掲げてきた。だが、2013年度もそれは未達となる。その元凶となっているのは、やはりテレビ事業である。テレビ事業は、2013年度の赤字によって10年連続の赤字となり、その長いトンネルから抜け出せない状況にある。「テレビ事業は数を追わず、収益構造の改革を優先する。テレビ事業の黒字化なしでは、ソニーの再生も、その後の成長もない」と平井社長は語っていたが、あと一歩がなしえない。もちろん再生計画は着実に成果をみせつつある。2011年11月時点ではマイナス1,750億円、2011年度末時点(2012年3月)でもマイナス1,475億円あったテレビ事業の損失は、液晶パネル関連コストの削減、商品力強化とオペレーションの改善などにより、現時点でマイナス250億円まで追い込んだ。○一定の成果をみせる収益改善策ソニーの加藤優CFOは「2年でブレイクイーブンにするという計画は達成できていないが、赤字幅は6分の1に圧縮。一定の成果はあったと判断している」と語る。サムスンとの合弁である液晶パネル生産のS-LCDを解消し、テレビの製造拠点を相次いで閉鎖。製品ラインアップの絞り込みなどの荒療治にも取り組んできた。2009年11月に発表した中期計画においては、2012年度には年間4,000万台の事業計画も策定したが、2013年度見通しでは1,400万台と、そこからは約3分の1程度にまで大幅縮小している。だが、「2013年度に250億円の赤字が残るのは、高付加価値商品の展開が遅れたことや、新興国の市況悪化によるもの」(加藤CFO)と説明。来年度の黒字化への足掛かりをつかんでいることを示す。その状況下でのテレビ事業の分社化ということになる。平井社長は「分社化すると黒字になるというオートマティクなものではない」と前置きしながらも、「Xperiaで実績をあげているソニーモバイルコミュニケーションズ、プレイステーション事業を展開しているソニー・コンピュータエンタテインメントは、それぞれソニーの100%子会社としてビジネスを行っており、スピーディーな経営を実現している。これをテレビビジネスに持ち込むことになる」とする。平井社長自身もソニー・コンピュータエンタテインメントの出身であり、分社化のメリットを良く知る人物だ。「独自のマネジメントを行い、現場で判断することで、さらに経営スピードを加速できる。それを進めることが黒字化への道である」と平井社長は語る。テレビ事業部門にとっては、分社化することで責任の明確化が進む一方で、独立して判断できる体制が整うことを歓迎する声もある。ソニーグループ内からは、テレビ事業にはあれこれ口を挟む人が多かったが、それが薄れることになるのはプラス効果」とする声もあがる。●「One Sony」を目指す上でテレビ事業は重要で不可欠な役割?ただし、分社化が万能の特効薬ということはもちろんない。分社化しても独立性が担保されず、経営スピードが加速しなければ、テレビ事業の再生がままならないのは明らかだ。平井社長にとってみれば、分社化はテレビ事業黒字化に向けた「最後の賭け」ということになろう。そして分社化は、テレビ事業をそういう「崖っぷち」に置き、もはやあとがないという危機感を持たせる特効薬になる。しかもテレビ事業でさえも、分社化の対象になるのだという危機感を、他の事業部門に植え付けることにもなる。テレビ事業の再生の鍵は、「量」ではなく「質」になる。平井社長は「テレビ事業は、4Kを中心に高付加価値路線が功を奏している。これを伸ばしていく」とする。平井社長によると、2013年4月には37型以上のテレビ市場において、ソニーは市場全体の平均単価を35,000円ほど上回ったが、2014年1月時点では50,000円程度上回っているという。平井社長は「この2年の施策を通じて、テレビ事業の再生への道筋はみえている。テレビ事業は正しい方向に向かっており、軌道に乗っている」と高付加価値路線へのシフトに自信をみせる。テレビ事業は、ソニーにとってはなくてはならない事業だ。その点では、PC事業とは状況が異なる。ソニーは、市場が縮小傾向にあるPCを捨て、成長が見込まれるスマートフォン、タブレットに経営資源を集中することで、モバイル領域における需要をカバーできると考えている。だが、テレビは代わりになるものはない。○4番バッターのテレビでも二軍に落とす「テレビは引き続き、リビングルームにおける視聴体験を実現する上で、重要な役割を果たすとともに、技術的資産は他の商品カテゴリーにおいても、当社の差異化技術として活用される」と語る平井社長。そして「会社はセパレートだが、"One Sony"の中でビジネスをやっていくことになる」というほど、平井社長が目指す「One Sony」の中で不可欠な事業にテレビは位置付けられているのだ。「4番バッターを二軍に落とす」という言い方は適切ではないだろうが、今回のテレビ事業の分社化はそんな印象すら抱かせる。そこでどんな変身を遂げるのか。その変化こそが、将来のソニー全体の経営体質を変えることになるのかもしれない。同日に日本産業パートナーズへの事業譲渡が発表されたPC事業における減損損失82億円、デバイス分野での減損損失321億円を計上したほか、構造改革費用を追加計上したことにより営業外損益を圧迫した。これに加えて、スマートフォンやPCを手がけるMP&C事業、テレビやレコーダーなどを手がけるHE&S事業、さらにデバイス事業で営業利益が想定を下回り、これらをデジタルカメラなどのIP&S事業、ゲーム事業、音楽事業、金融事業での想定を上回る営業利益がカバーできず、大幅な下方修正となった。MP&C事業ではPC事業の譲渡に伴う構造改革費用として200億円が追加計上されているほか、スマートフォンの販売が4,200万台から4,000万台へと下方修正され、損益へマイナスの影響を与えている。懸案となっているエレクトロニクス分野の再生に関しては、先述したようにPC事業を譲渡してリソースをスマートフォンやタブレット端末に振り向ける。また、長年続く赤字体質が問題となっていたテレビ事業に関しては、必達目標としていた今年度の黒字化は困難となったものの、赤字幅の圧縮により2014年度の黒字化へ手応えを感じている様子を見せた。
2014年02月15日