関ジャニ∞の錦戸亮さん(34)が4日、東京・お台場のフジテレビで、1月期の主演ドラマ『トレース科捜研の男』(7日スタート、月曜午後9時)の制作発表会見に出席しました。『トレース科捜研の男』は、錦戸さん演じる警視庁科学捜査研究所法医科(科捜研)に所属する法医研究員の真野礼二が、現場に残ったさまざまな痕跡をもとに、真実を導き出していく物語。原作は、累計40万部突破の人気コミック『トレース~科捜研法医研究員の追想~』(ノース・スターズ・ピクチャーズ『月刊コミックゼノン』連載)です。関ジャニ∞の新曲『crystal』が主題歌となっている点でも話題を集める同作。『crystal』はシングルとして、3月6日に発売されることが決定しています。シングルは通常版のほか、初回限定盤、期間限定-多謝台湾盤(3月31日までの期間限定で発売)の3形態を予定。初回限定盤は表題曲『crystal』のMVとメイキング映像、前作『ここに』で好評だった、各メンバーのソロアングルを収めたDVDが付属する豪華な内容。多謝台湾盤は昨年9月に行われた関ジャニ∞初の海外公演「関ジャニ’sエイターテインメント GR8EST in Taipei」のダイジェストを含む「台湾メイキング映像」を収録したDVDが付属します。月9出演は2011年7月期放送の『全開ガール』以来、7年半ぶりとなる錦戸さん。クールで影のある役柄にも注目です。ドラマと曲、両方合わせて楽しみたいですね。画像/Shutterstock
2019年01月04日錦戸亮主演の1月期“月9”ドラマ「トレース~科捜研の男~」がこのほどクランクイン。撮影初日からサスペンスの帝王・船越英一郎が、錦戸さんに「こらぁ、小僧!」と詰め寄る緊張感あふれるシーンからスタートした。本作は、錦戸さんが科捜研研究員の男を演じ、元科捜研の原作者が描く本格サスペンス。錦戸さん、船越さんに新木優子と3人そろってクランクインし、錦戸さん演じる“科捜研の男”真野と船越さん演じる虎丸刑事が事件解決に向け、対立する迫真のシーンが撮影され、科捜研の“臨場服”をまとった錦戸さん、新木さんの姿もお披露目された。■“科捜研”錦戸vs“叩き上げ刑事”船越のバトル勃発!?舞台は科学捜査研究所前の駐車場。上下紺色の臨場服に身を包んだ真野役の錦戸さんと沢口ノンナ役の新木さん、たたき上げ刑事らしい革のジャケットを羽織った船越さん、さらに虎丸刑事の部下・猪瀬祐人役の矢本悠馬が登場すると、スタッフが「クランクインです!よろしくお願いします!」と紹介、拍手が沸き起こる中、4人は照れくさそうにガッツポーズで写真撮影に応じ、和やかな雰囲気で撮影がスタート。しかし、ひとたびカメラが回り始めるとその雰囲気は一変!撮影現場は緊張感に包まれた。“臨場”と呼ばれる現場捜査の準備のため車に荷物を積む真野とノンナ。まだ犯人像がつかめない中で、警視庁捜査一課の虎丸刑事は、被害者の婚約者が殺したのだと決めつける。だが、真野は何の証拠もないのに結論を急ごうとする虎丸にいら立ちを隠せず…。さらに虎丸の部下の猪瀬が被害者の名前を間違えたことに怒りをあらわに。正しい名前で訂正し、虎丸らをにらむと、虎丸は真野に「こらぁ、小僧!」と詰め寄っていく。虎丸の顔が最接近したときの真野の表情は、“証拠をもって事件の真相に迫る”というぶれない気持ちにあふれ、セリフこそないものの第1話の大きな見どころのひとつとなりそう。その一方、車に脚立や大きな荷物を積む新木さんの様子に、スタッフが「慣れてないなー」と突っ込む場面や、虎丸ににらまれてもなお黙々と準備する真野の姿に船越さんが「無視されてるんだよね~俺けっこう年上だぞ」と笑いを誘うひと幕も。合間にはキャスト・スタッフ同士が談笑するなど、すでにチームワークはばっちり。気温も5度近くまで下がる中、当日は午後10時ごろまで撮影が行われた。真野と虎丸それぞれの思い、そして戸惑いながらも必死に真野についていこうとするノンナ。この異色トリオが織り成す、1話完結の“リアル”科捜研サスペンスにますます期待が高まる。■ストーリー真野礼二(錦戸亮)は、ある陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員。「鑑定結果こそが真実」とほかの研究員とは一線を画し、いつも冷静沈着。主観や憶測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、刑事であろうと容赦なく反論、闇に葬りさられようとしている真実の欠片を見つけ、亡くなった被害者の想いや無念を明らかにしていく。また、何の目的もなく科捜研の世界へと足を踏み入れてしまい、遠い世界の出来事だと思っていた殺人事件に関わることになる一方、被害者や残された遺族に感情移入していく科捜研新人法医研究員・沢口ノンナ(新木優子)。真実を追い求めるあまり“暴走”する真野に巻き込まれて結局は手伝わされるはめに…。真野とは全く逆で、長年の刑事の勘を頼りに事件を捜査し、犯人を逮捕することに情熱を注いでいるベテラン刑事・虎丸良平(船越英一郎)。所轄から警視庁捜査一課へ異動した叩き上げ刑事で現場魂がいまも抜けず、上司やまわりの意見を聞き入れない独善的な捜査を行う。部下や科捜研の真野らにきつく当たるが、根底には真野と同様、被害者のことを思う人情も。そんな虎丸は真野が事件に隠されている真実を求め奮闘する姿を見て心が動かされていき…。科捜研を舞台に繰り広げられる事件の数々…現場に残された痕跡(=トレース)はどんな“真実の欠片”を示すのか?そこから導き出される“鑑定結果”とは…?真野が抱える“陰惨な過去”の真相は…?「トレース~科捜研の男~」は2019年1月7日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年12月04日来年1月放送のフジテレビ系月9ドラマ「トレース~科捜研の男~」に出演する錦戸亮、新木優子、船越英一郎のポスタービジュアル撮影が行われ、改めて錦戸さんが熱い意気込みを語った。元科捜研の原作者が描く本格サスペンス漫画を原作に、月9ドラマ初主演の錦戸さんが、ある陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員を演じる本作。ほかにも、新木さんや船越さん、山崎樹範、岡崎紗絵、矢本悠馬、山谷花純らが出演する。今回行われたポスターの撮影では、科捜研の研究員を演じる錦戸さんと新木さんは白衣を、船越さんはたたき上げの刑事らしい少しゆるめたネクタイに革コートを羽織り行われた。鋭くもどこか悲しげな目をカメラに向ける錦戸さんに、カメラマンやスタッフからも「いいですね!」「目力ハンパない!」と声がかかり、科学的分析をする際に使用する手袋をはめるカットの撮影では、錦戸さんは手袋のサイズを細かくチェック、さらにモニターを確認しながら指先の角度ひとつひとつにこだわり撮影に臨んでいたという。さらに、新木さんはプロデューサーから「初々しくお願いします」とリクエストが入ると、「どういう表情にしようかな」と悩みながらも期待に応え、船越さんはにらむような仕草にも様々なバリエーションを加え、顔の角度を変化させながら臨んだ。今回のポスター撮影について、「クランクイン前なので(主人公の)真野のセリフを実際に発しているわけではないのですが、本編を見た時に、真野のイメージとずれがないように、と思って臨みました」と語る錦戸さんは、手ごたえについて「どういう仕上がりになるのか楽しみ」と自身も完成が待ち遠しい様子。また撮影では白衣を着用した錦戸さん。「まだ今日の段階ではしっかり着こなせているか不安ですが」と話しつつ、「今後はこれを着た時に『よし今から仕事や』とスイッチを入れ替えられるよう頑張りたいと思います」とコメント。さらに、初共演となる新木さんについては「まだ1回しかお会いできていなくて、『(月9ドラマ)連投で忙しいですね、大丈夫?』って聞きました。普通のオジサンの会話ですね、笑」と会話の内容を明かし、錦戸さんのことを“亮ちゃん”と呼んでいるという共演2回目の船越さんについては、「『“英ちゃん”って呼んでいいよ』って言ってくださるんですけど、やっぱりなかなか難しいので“船越さん”って呼ばせていただいています。でも呼び方以上にもっと深い関係になれればいいなと思っています」と語っている。なお、ポスタービジュアルは12月に解禁されるようだ。「トレース~科捜研の男~」は2019年1月7日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年11月21日錦戸亮が月9初主演を務める「トレース~科捜研の男~」に、錦戸さんと初共演となる女優の小雪をはじめ、矢本悠馬、岡崎紗絵、山谷花純らのキャストたちが決定した。元・科捜研、古賀慶による本格科捜研サスペンスコミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」が原作となる本作。小雪さんが演じるのは、錦戸さん演じる“科捜研の男”真野礼二の先輩で、良き理解者である科長・海塚律子。若くして科長を勤め、捜査員たちから一目置かれている存在。一見クールだが実は面倒見がよく、真実を追求するためにルールを無視して暴走する真野の行動を容認し、温かく見守っている。孤立しがちな真野に新人の沢口ノンナ(新木優子)を指導するよう指示し、2人の成長にも期待している。実は真野が抱える陰惨な過去にある“関わり”を持っており、今後、真野の苦悩を理解し、真相を究明するために重要な役割を担うことになる、という。小雪さんは「錦戸さんや船越さんをはじめ、今回共演する方々は初めての方が多く、役柄のキャラクターもそれぞれ深いので、どんな掛合い・展開になるか今から楽しみ」と語り、「捜査が解決に進む過程で、科捜研で繰り広げられる経過など様々な視点からドラマ全体を楽しめたらと思っています」と期待を込めてコメント。■「世にも」岡崎紗絵、『コード・ブルー』山谷花純などの話題の若手もさらに、脇を固める豪華キャスト陣も続々と決定。科捜研の法医科研究員で、仕事の範疇を超えて好き勝手な行動を取る真野を嫌い、ライバル視する相楽一臣役に山崎樹範。同じく研究員の水沢英里には「世にも奇妙な物語 ’18秋の特別編」で川栄李奈との共演が注目を集めた岡崎紗絵。早く結婚退職したいと思っており、定時で帰りたいが、真野が勝手なことをするため仕事が増え、迷惑しているという女性。また、虎丸良平(船越英一郎)の部下となる警視庁捜査一課のキャリア組刑事・猪瀬祐人には、「今日から俺は!!」「ルームロンダリング」「この恋はツミなのか!?」など話題作出演が途切れない矢本悠馬。沢口ノンナ(新木優子)の妹、カンナには『劇場版コード・ブルー- ドクターヘリ緊急救命-』で熱演を見せた山谷花純。姉・ノンナとは東京でふたり暮らし、しっかり者で姉のよき相談相手となる。警視庁鑑識課の刑事、沖田徹には舞台やテレビ、映画に活躍する加藤虎ノ介。科捜研に出入りすることが多いため、研究員たちとも飲み仲間になるが、真野が鑑識の領域にまで口を出してくることが気に入らない。科捜研法医科の堅物な研究員・市原浩には、「グッド・ドクター」などで名脇役として知られる遠山俊也。海塚律子に好意を寄せているため、海塚に気に入られている真野を快く思っていない。そして、警視庁捜査一課長・江波清志には、個性派・篠井英介。物腰は丁寧だが、検挙数が全てと考え、部下を急き立てる嫌味な一課長。所轄から異動してきたばかりの虎丸にも冷たく当たる、という役どころ。科捜研を舞台に繰り広げられる事件の数々、現場に残された痕跡(=トレース)はどんな真実の欠片を示すのか。そこから導き出される鑑定結果とはーー。リアリティーあふれるストーリー展開と、そこに息を吹き込む演技派たちの共演にも注目していて。「トレース~科捜研の男~」は2019年1月7日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年11月14日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Substance』澤田育久「無個性な駅構内(公共空間)を切り取っていく行為は、写せば写すほど自分の感情と切り離され抽象さを増し、人工的な被写体の連続する構成は重さねれば重なるほど、物質的なメディウムに還元されていく。普段、私たちが目にする空間をなるべく感情的な高揚や美的な感覚から遠ざけ、淡々と無機質な物質として鑑賞者に提示することで、無個性な環境の異質さ歪さを増幅させていく。この作品集『Substance』は澤田が捉えた写真と、改めて空間に配置された作品を同じ時間軸に並べることで見えてくる視点を中心に構成されている。ページを捲ることによって変化する写真の重なりと構成は作家の視点と見る側の視点がクロスしながら、澤田が常に意識する被写体との距離を体現しているような感覚に落ちていく」(Publisher’s Description)駅の壁や柱、階段、シャッターなどを断片的に撮影した写真を、現代アート作品を見せるかのように提示する澤田育久の作品集。本書は、異なるサイズのページを階段状に綴じ、後ろページのイメージと前ページの重なりがもらたす視覚的効果も含めて体感するスタイルの本となっている。今回、写真集の刊行を機に、東京・恵比寿にある路上から見ることができるディスプレイ型ギャラリー「CAGE GALLERY」と、澤田育久が代表を務める神保町のオルタナティブ・スペース「The White」で展覧会が開催される。「CAGE GALLERY」では、空間に吊るした写真同士の関係性、写真と空間の関係性を考察。「複数の写真に写されている関係性を同時に見ることによって、新しいイメージを獲得することができるのではないか? 」という考えに基づき、空間に配置したプリント、それらイメージが持つ関係性を衝突させて、フレームの外まで写真を拡張させるという展示を試みる。澤田育久は、1970年東京生まれのフォトグラファー/作家。2012から2013年に「The Gallery」、2014年よりオルタナティブ・スペース「The White」を主宰する。これまで、2011年に個展「closed circuit」(TOKI Art Space/東京)、2012年11月から1年間にわたり毎月新作による連続展「closed circuit, monthly vol.1-vol12」(The Gallery/東京)などで作品を発表してきた。書籍は、2017年に自身のレーベル・The Whiteより写真集「closedcircuit」を刊行。2018年10月にRONDADEより今回紹介した最新作を「substance」発表している。【書籍情報】『Substance』写真:澤田育久出版社:Rondadeソフトカバー/120ページ/260×400mm発刊:2018年価格:6,200円■Shelfオフィシャルサイトで『Substance』を購入する【展覧会情報】substance Ikuhisa Sawada会期:11月27日〜2019年1月14日会場:CAGE GALLERY住所:東京都渋谷区恵比寿2-16-8 1F澤田育久展会期:12月3日〜15日会場:The White住所:東京都千代田区猿楽町2-2-1 #202時間:13:00〜19:00休廊日:日・月曜日
2018年11月10日来年1月期のフジテレビ系月9ドラマは、錦戸亮主演の「トレース~科捜研の男~」を放送することが決定。現在放送中の「SUITS/スーツ」にも出演する新木優子、月9初出演のサスペンスの帝王・船越英一郎を共演に迎え、リアルな本格科捜研サスペンスを1話完結で魅せる。■元・科捜研の原作者が描く“リアルな現場”完全再現!原作は、「月刊コミックゼノン」にて連載中、累計40万部突破した古賀慶の「トレース~科捜研法医研究員の追想~」。現在第5巻まで発売中だ。古賀氏は元・科捜研ということで、実際に起きた事件や経験をベースに、リアリティーたっぷりに描く本格科捜研サスペンスとなっている。■錦戸亮、月9初主演! 「一生懸命作りたい」今年は大河ドラマ初出演も果たし、今回月9ドラマ初主演となった錦戸さんが演じるのは、ある陰惨な過去を持つ影のある科捜研法医研究員・真野礼二。「鑑定結果こそが真実」と、ほかの研究員とは一線を画し、いつも冷静沈着。主観や憶測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、刑事であろうと容赦なく反論、闇に葬りさられようとしている真実の欠片を見つけ、亡くなった被害者の想いや無念を明らかにしていく。演じるキャラクターについて錦戸さんは、「冷たく見えて実は熱い、ということでしょうけど。原作とドラマになったときの真野というキャラクターがどれくらい一緒になるかわかりませんが、毎週見てておもろいな、と思えるキャラクターがそれぞれ出てきたらいいですし、ドラマはドラマで一生懸命作りたいと思います」とコメント。また、「いろんな世代の方がシンプルに毎週月曜日を楽しみにしてくれるようなドラマになれるよう、一生懸命頑張ります!」と意気込みを語っている。■新木優子&船越英一郎と共演! 化学変化に期待共演には、被害者や残された遺族に感情移入していく科捜研新人法医研究員・沢口ノンナを新木さん。これまでの経験で培ってきた刑事の勘に自負があり、客観的事実と証拠にこだわる真野と対立するベテラン刑事・虎丸良平を船越さんが演じ、年齢も経歴もバラバラの異色トリオが難事件に向き合う!■「何はともあれ錦戸亮次第」!?「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-3rd season」「SUITS/スーツ」と月9枠連投となる新木さんは、「続けて出させていただけて嬉しかったです。職業が、去年は医者で今年はパラリーガル、次は科捜研の新人研究員ということで、また新しい自分を見せていけたらと思っています」「その場で感じたものをしっかりと自分の中に落とし込んで役として作品の中で生きられるようにしたいと思います」と意気込みを語っている。一方、以外にも今回が月9初出演となった船越さんは、「ほぼ縁がない世界で生きてきたからね。月9にあんまり崖とか出ないよね、笑来た!と思ったんですけどね。ついにロマンチックなあの伝統の月9で、初老の男の恋話でもやれるのかな、と思ったんですけど、世の中そんなに甘くはない、と」とオファー時の率直な感想を述べ、「僕もサスペンスをずっと自分のフィールドワークというか生業にしてきましたが、新しい地平を皆さんにお見せできるのではないか、また僕もそれを見る旅に一緒に出られたらな、と思っております。何はともあれ錦戸亮次第です!笑」とコメントしている。なお、脚本は「鍵のかかった部屋」「人は見た目が100パーセント」の相沢友子。演出は同じく「鍵のかかった部屋」や「信長協奏曲」「LIAR GAME」の松山博昭が担当する。「トレース~科捜研の男~」は2019年1月7日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年10月30日アイドルグループ・関ジャニ∞の横山裕、村上信五、錦戸亮が、高畑充希と柳楽優弥がCMキャラクターを務めるJRA日本中央競馬会『第59回 宝塚記念』の新CMに出演することが7日、明らかになった。新CM「緊張の夏」編は7日より全国でOAされる。CMでは、「宝塚記念」が開催される阪神競馬場へ向かう柳楽と、「大丈夫? 1人で緊張してない?」と心配する高畑、そして真剣な表情でレースを迎えようとしている関係者たちの姿が描かれる。さらに、国歌斉唱という大役をまかせられ大緊張の横山、村上、錦戸が 「あかん! めっちゃ人おる!!」「俺待っとくわ...」「いやあかんやろ!」「どないしよう......」 「もう歌われへんて!」と緊張感MAXになっている、という展開に。3人は実際に、6月24日に阪神競馬場で開催される『第59回 宝塚記念』に来場し、国歌斉唱を行うという。横山は「マネージャーさんに、『国歌を歌いますよ』って言われたとき、緊張しました(笑)。『国歌』を歌う時も緊張しますけど、言われた時も緊張しました……。できますかね……って言いました(笑)」と弱気な様子。錦戸も「『国歌』ですからね……」と同意し、横山は「2人で顔見合わせて『大丈夫かな……』って感じになりました」と明かす。また、競馬について、村上は「有馬記念はみんなやってましたね」と語り、 横山も「みんなで楽屋で競馬新聞を見てやったりしますね」、 錦戸も「僕は『GI』の度にやってますよ!!去年の秋ぐらいから。……だいぶ負けてますけど」とそれぞれに経験はあるという。村上は「僕は、なかなか、やってないんですけどね。みんながやってるのは『楽しそうやな』って思いながら」と語った。8月25日で15周年イヤーを迎える同グループは、初の台湾公演も行う。村上は「次へのステップであり、もう一つグループが大きくなれる15周年という節目の年にしたいなとは思います」と意気込むも、横山が「大穴狙いでヨーロッパ辺りにも行ってやろうかなって思ってます!!」と言うと、「ヨーロッパ広いぞ〜(笑)」とツッコミ。錦戸は「15周年イヤーですから、何か派手になればいいなとも思いますし、見ている人たちがすごく期待したくなるような、そんなグループでいられるように頑張りたいなと思います」と今後の展望を示した。
2018年06月07日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が13日、都内で行われた主演映画『羊の木』の大ヒット御礼舞台挨拶に、木村文乃、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。この日は4つのサプライズを実施。まず、錦戸が客席から登場し、ずっと観客と一緒に映画を見ていたことが明かされると、驚きの声が上がっていた。錦戸は「多分ね、誰も気づいてなかったです。映画に集中していただいて」と感心していた。次に、錦戸と木村へ映画のロケ地である富山産の米を80kgプレゼント。錦戸は運ばれた米に「爆発しないですか?」「いややん、なんかびっくりしてるとこ見られるの」と警戒を見せていたが、最終的には80kgを木村、吉田監督と分け合うことになり「やったあ!」と喜んでいた。吉田監督へは、原作者である山上&いがらしから手紙のプレゼントが贈られた。両者からの感謝の気持ちが読み上げられると、監督も「あたたかい言葉をいただいて、受け止めきれない」と喜びを表す。木村も、吉田監督と過ごした日々に「監督として好きだなあと思いました」と告白した。最後に、観客が映画の感想を書いたパネルを見せると、登壇者陣は驚いた様子を見せ、それぞれ気になった感想を読み上げる。錦戸は「びっくりしすぎて、気持ちが集まってると、意外と何も言えない」と苦笑しつつ、「前回映画に出たのが4年前で、こうやって今日本中が平昌オリンピックに熱狂している」と振り返る。「次は4年後じゃなくて。2年後にもオリンピックもありますし、冬季限定な理由は特にないですから、次までもっと鍛錬してもっともっと、みなさんに素敵な何かを届けられるように頑張ります」と次回作への意気込みを語った。
2018年02月13日錦戸亮と『紙の月』の吉田大八が初タッグを組んだ映画『羊の木』大ヒット御礼舞台挨拶が2月13日(火)、都内にて行われ、錦戸さんと共演する木村文乃、吉田監督がゲストに登壇した。本舞台挨拶の前には、錦戸さんが観客と共に映画を鑑賞した。その後、客席から錦戸さんが登場するという逆サプライズに加え、錦戸さんと木村さんに80kgものお米のプレゼントがされるなど、様々なサプライズが仕掛けられた。どことなく薄い反応の錦戸さんは、その様子を突っ込まれると「すごい警戒してしまう!嫌や、びっくりしてるの見られるの(笑)」と、かわいい理由を口にしていた。■木村文乃、撮影中のドラマ現場からも反響があった『羊の木』は心を揺さぶる衝撃と希望のヒューマン・サスペンス。さびれた港町・魚深に移住してきた男女6人の受け入れを命じられたのは、市役所職員の月末(錦戸さん)。一見普通にみえる彼らだったが、全員が元殺人犯だった。その後、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(木村さん)も巻き込み、月末の穏やかな日常が少しずつ狂い始める。木村さんは現在放送中のドラマの現場でも、本作について声をかけられると言い、「キャストにもスタッフにも(感想を)言われて、大ヒットってこういうことなんだな、って思っています」と、反響をかみしめる。そして、吉田監督には原作者の山上たつひこ、作画のいがらしみきおの二人からサプライズで手紙が届いた。内容を聞いていた吉田監督は、しみじみと「うれしいですね。お二人は僕が小中学校のときに熱狂的に読んでいたし、間違いなく影響を受けていて。温かいお言葉をいただいて受け止めきれない」と感無量の様子を見せた。■錦戸亮、監督に「飲みに行きましょう」さらに、吉田監督に向けて錦戸さんが「ご一緒できてよかったなって、つくづく思います。今日観ていて、また僕なりの解釈がひとつ増えたなと思いました。いっぱい気づいたところありましたし、気づきたくなっちゃうじゃないですか」と告げ、「だから、とりあえず飲みに行きましょう(笑)」と照れ隠しに誘い、吉田監督に笑顔を向けていた。『羊の木』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)
2018年02月13日映画『羊の木』が3日(土)公開初日を迎え、都内で主演の錦戸亮、共演の木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が舞台挨拶を行った。漫画家・山上たつひこといがらしみきおがタッグを組み、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した傑作コミックをベースに、7人の元殺人犯を受け入れることになった港町で巻き起こる衝撃的事件を描く。映画の内容にちなんで「誰も知らない町で新生活を始めるとしたらどんな職業に就きたい?」というお題に錦戸さんは「僕が興味あるのは左官屋さん」と挙げて「壁を塗ったりする職人技をYouTubeで見るのが好きで、ずっと動画を見ている」と意外な趣味告白。細かい作業が得意といい「この映画のプロモーションで溶接をして楽しかったので、もっと職人技を磨いて、TOKIO兄さんを超えられるくらいの職人技を持ちたい」と先輩超えを宣言した。一方、松田さんは悩みつつ「劇中で運送業をやっているけれど、しっくりきた。着ている制服もいいなと」と役柄の仕事が気に入ったようで「ただ自分は方向音痴で目的地にたどり着けるかわからず…。たどり着けるまで時間がかかるので心配。やり続けないとそう簡単にできないぞと」と妄想戒め。さらに錦戸さんに向かって「壁を塗る人にも“壁”が出てくるでしょうね」と上手いダジャレを発し、錦戸さんから「なんで急にそんな小話!?」と突っ込まれていた。木村さんは、過去にウエディング関係のアルバイトをしていたことに触れて「それが凄く楽しくて、いまの事務所に拾われなかったら続けていたはず。人の幸せを作って送り出す仕事は素敵。そういう役をもらったら、普段とはまた違った気持ちでできるかなと思ったりする」と回想。動物がなつかないという水澤さんは「動物に愛される男になりたいので、牧場に行って牛とか馬とかをまずは攻めて、徐々に犬猫に愛されるカッコいい男になりたい」とポツリ。それに錦戸さんは「でも僕らは愛しているので!」と手を差し伸べるも、瞬時に「嘘です!」と突き放しイジリだった。『羊の木』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年02月03日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が3日、主演映画『羊の木』の公開初日舞台挨拶に、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。考えさせる内容の映画に、客席が静かな雰囲気になっていたため「リアクションとかしてくれるんですかね? ちょっと大きめの声でしゃべりますね!」と気を使った錦戸。もし知らない土地で違う職業に就くとしたら? という質問に「僕が興味あるのは、左官屋さんですか!? 壁塗ったりとか」と大声で答えた。錦戸は「職人技をYoutubeで見るの好きで、左官屋さんになりたいです!」と宣言。同作のイベントで鉄製の木を作成したことを「こないだ、溶接もすごく楽しかったので」と振り返り、「TOKIO兄さん越えられるくらいの職人さんを!」と意気込んだ。松田は「映画で運送業をやったんですけど、結構しっくりきたので」と運送業を挙げる。「方向音痴でたどり着けるかわからない」と心配しつつ、「何でもそうじゃないですか。やり続けないとそう簡単にできない」と人生論を語る。左官屋志望の錦戸に「壁を塗るんですっけ? それも多分、壁が出てくるんでしょうね」とまとめ、錦戸は「いきなり小話みたいに」とつっこんでいた。この日は鏡開きが行われたが「初めて」という錦戸は興味津々で酒樽を覗き込む。フォトセッションでは全員の方向を誘導し、カメラマンが写しやすいようにキリッとした顔で酒樽を移動させるなど、気配りを見せていた。
2018年02月03日「嵐」とゲストチームが体感型ゲームで対戦する「VS嵐」。2月1日(木)今夜の放送では「関ジャニ∞」錦戸亮と女優の木村文乃をはじめとした映画『羊の木』チームが参戦。本番組ならではのアトラクションやゲームで対決を繰り広げる。今回『羊の木』チームとして参戦するのは、「関ジャニ∞」のメンバーとしてだけでなく俳優としても朝ドラ「てるてる家族」や「ラスト・フレンズ」「流星の絆」などに出演。映画『ちょんまげぷりん』で主演を務めたほか、本年度の大河ドラマ「西郷どん」では西郷隆盛の弟である西郷従道を演じている錦戸さん。こちらも朝ドラ「梅ちゃん先生」で一躍注目された後、「明日、ママがいない」や「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」などに出演。昨年は「A LIFE~愛しき人~」や「ボク、運命の人です。」などのドラマや『追憶』『火花』といった映画まで多数の作品で活躍し『伊藤くん A to E』も話題の木村さん。さらに大河ドラマ「新選組!」ほか多数の作品に出演している優香をはじめ水澤紳吾、北見敏之、松尾諭といったメンバー。「嵐」松本潤と錦戸さんが一触即発!超イケメン“ジャニーズ対決”にも注目が集まるなか、チーム全員が被らない答えを目指す特別企画「バラ嵐」では奇跡が!?ランナーとして激走する木村さんに姿も見もの。また初対決となる「バラ嵐」が楽しすぎて全員が大興奮。番組初登場の優香ら豪華出演者陣との白熱対決は必見だ。錦戸さんと木村さんらが出演する映画『羊の木』は、『桐島、部活やめるってよ』などで知られる吉田大八監督がメガホンをとって2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の話題コミックを実写映画化した作品。平凡な市役所職員の月末は、男女6人の受け入れを担当するが、移住してきた彼らはどこかおかしい。美しい海に臨むさびれた町・魚深で、犯した罪を抱えながらも居場所に馴染もうとする6人。町の人々は元受刑者という事実を知らされないまま彼らを雇い、ともに生活を始める。そんなある日、月末は“彼らは全員元殺人犯”という衝撃の事実を知る。時を同じくして港で身元不明の変死体が発見され、静かな町に穏やかならぬ波紋が広がっていく…という物語。錦戸さん、木村さんはじめ今回ゲストチームで参加したキャストのほか、北村一輝、市川実日子、田中泯、松田龍平ら実力派が集結した。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。「VS嵐」は2月1日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年02月01日吉田大八監督が1月31日、都内の日本外国特派員協会で行われた映画『羊の木』(2月3日公開)の記者会見に関ジャニ∞のメンバーで俳優の錦戸亮(33)と共に出席。海外メディアも数多く集まる中、錦戸を主演に起用した理由や俳優としての魅力、映画の世界観について熱く語った。本作は、元殺人犯の男女6人を受け入れた港町が舞台となり、数々の事件が巻き起こる中での人間模様を描く。錦戸はアイドルとしてのオーラを消し去り、市役所職員・月末一役になりきっている。その起用について吉田監督は、「この役は『普通である』ということだけでなく、普通でありながら常に映画の中で映ってますから、魅力的でないと成立しない。彼のこれまでの映画やドラマを通じてしか僕は彼を知らなかったですけど、普通の青年をやっていながら目で追ってしまう魅力というか、視線を引きつける力がすごいとかねてから思っていて。だから、この役には必要な俳優だと思って彼に声を掛けました」と説明。物語にはコメディや恋愛など様々な要素が含まれている。これは、「ものすごく欲張りなので、1本の映画でできるだけたくさんの感情を表現したい」という信念に基づくものであるが、「その結果、いつも映画を作った後に『すごく宣伝しづらい』と言われる」と吐露して笑いを誘う。「映画はどこかで僕らの生活だったり社会の反映だったりするわけだから、『現実をそんなに単純化して見られない』というのが、いつも自分の中にはベーシックにあって。自分がそうしたいという強い気持ちを持ち続けていれば時間はかかりますけど、1つの物語にうまく全部こぼさずに盛り込むことができる。いつもチャレンジとしてやろうとしていることだし、今回もそれはできたんじゃないかと思っています」と語った。また、「原作の漫画はもっとカオスでセンセーショナルな描き方。映画の中で人間に求めるリアリティをちょうど良いところで選択していったら、わりと落ち着いたトーンになりました」と原作との違いにも言及。「静かに見える人たちの中で感情が激しく動いたりぶつかったり。目に見えて分かりやすい殺人や暴力はできるだけ抑えて、人の気持ちの中に起こる葛藤を強調したいと思いました」と演出意図を明かした。会見では、アイドルとしての錦戸と市役所職員役とのギャップに驚く外国人記者も。錦戸本人は「(芝居の中で)自分のアイドル的なところは一切出す必要はないと昔から思っています」と語っていたが、吉田監督の熱弁する世界観と起用理由から、主演として大きな役割を担っていたことが分かる。
2018年02月01日関ジャニ∞のメンバーで俳優の錦戸亮(33)が31日、都内の日本外国特派員協会で行われた映画『羊の木』(2月3日公開)の記者会見に吉田大八監督と共に出席。自身の結婚観について語る場面があった。映画『羊の木』の日本外国特派員協会の記者会見に出席した錦戸亮記者からの質問内容が度々話題になる同協会の会見。吉田監督も冒頭で、「彼と2人でこの映画に関してすごくたくさんの質問に答えて来ましたが、今日はフレッシュな質問を楽しみにしています」と期待を寄せていた中、「この映画は複雑な恋愛関係も描かれていました。映画を通じて恋愛に関して考えましたか? たとえば結婚したいとか、思われたことありますでしょうか」という直球質問が錦戸に飛ぶ。これを英語に訳し終えた通訳は「人生観ということでお話しいただければと思います」と軌道修正し"逃げ道"を。それでも錦戸は「今33歳なんですけど、いずれ惹かれる人がいれば1つの選択肢ではあると思いますけど、今は全く考えられないです」と動じることなく、「いつかというか、ちょっと"夢"みたいな感じ」と表情を崩す。司会者はその雰囲気に引っ張られながら苦笑し、「映画に関する質問でお願いします」と注意を呼び掛けて笑いを誘った。元殺人犯の男女6人を受け入れた港町を舞台に、数々の事件や人間模様を描く本作。錦戸はアイドルとしての自分と市役所職員・月末一役のギャップについて、「唯一一人で仕事をするのがお芝居。そこに関しては自分のアイドル的なところは一切出す必要はないと昔から思っています」と演技論を交え、「僕らも家に帰ったら"普通"です」「みなさんにもフラットな時ってあるじゃないですか? そこを意識したというか」とコメント。冒頭では流暢な英語スピーチを披露して会場を沸かせたが終盤で「死ぬほど緊張してた!」とぶっちゃけたり、吉田監督と時折笑顔で言葉を交わしたり。この日からジャニーズ事務所所属タレントの写真使用が一部解禁となり、猛烈なフラッシュの中でも笑顔を見せるなど、"自然体"を印象付ける会見となった。
2018年02月01日関ジャニ∞のメンバーで俳優の錦戸亮(33)が31日、都内の日本外国特派員協会で行われた映画『羊の木』(2月3日公開)の記者会見に吉田大八監督と共に出席し、外国人記者からの質問に答えた。映画『羊の木』の日本外国特派員協会の記者会見に出席した錦戸亮会見は試写会後に行われ、冒頭では流暢な英語で「本日はお越しいただきましてありがとうございます。映画楽しんでいただけたと思います。この映画を通して私は、自分のコミュニティーに全く分からない人が入って来たらどうするだろうと考えました。この作品がエンターテイメントでありながら社会的な側面もある映画です。過疎化、そして移民などの問題について考えるきっかけになればいいなと思います。ありがとうございます」とスピーチ。会場は温かい拍手に包まれた。『がきデカ』の山上たつひこ氏が原作、『ぼのぼの』のいがらしみきお氏が作画を務め、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したコミックを原作に、『桐島、部活やめるってよ』(12)の吉田監督が映画化。錦戸が主演、松田龍平、木村文乃らが出演し、元殺人犯の男女6人を受け入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音を描いている。錦戸が演じたのは、元受刑者の受け入れ担当となった市役所職員・月末一。アイドルとしての存在感を消して役柄になりきったことについて触れられると、「普段はきらびやかなステージに立たせてもらったり、歌って踊ってキャーキャー言われる場所もあれば、唯一一人で仕事をするのがお芝居。そこに関しては自分のアイドル的なところは一切出す必要はないと昔から思っています」と説明。「僕らも家に帰ったら"普通"です」「みなさんにもフラットな時ってあるじゃないですか? そこを意識したというか」と一人の人間として月末と向き合ったと語った。また、参考にした海外の俳優については「今は思い浮かばない」としながら、「普段観ている映画だったり、役者さんが何より先生になっているんじゃないかと思います」と自己分析。ジェイク・ギレンホール、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウの名を挙げ、「好きな映画何回も観るんですよ。だから細かいところまで観てそれが気付かないうちに……パクるというか。僕なりにやっているとは思うんですけど」と正直に話して笑いを誘った。「緊張します!」と周囲のスタッフに言いながら会場入りしていた錦戸。会見でハリウッド進出の可能性について聞かれると、「いつかハリウッドというものがあるのなら、もちろん挑戦させてもらいたいです」と意気込みつつ、「でも、頭のスピーチの英語だけで死ぬほど緊張してたので!」とぶっちゃけて会場は爆笑。「だからもっと語学力も大事なんでしょうけども、その語学力どうこうを抜きに『使いたい俳優』と言われるような俳優にまず日本でなりたいと思います」と今後の目標を掲げた。なお、これまでジャニーズ事務所はタレントの肖像権保護の観点から写真のWEB使用制限を設けていたが、この日をもって解禁。今後は、「記者会見、囲み取材、舞台あいさつなどのタレント登壇時のWEBニュースサイトでの使用」が可能となった。会見後のフォトセッションではカメラマンから次々と目線を求める声が上がる中、錦戸は一人ひとりの要求ににこやかに応えていた。
2018年01月31日関ジャニ∞の錦戸亮が31日、都内にある公益社団法人 日本外国特派員協会での主演映画『羊の木』試写会後に記者会見を行った。ジャニーズ事務所は所属タレントの写真を、同会見を持ってインターネットで解禁することを、この日発表。その第一号が錦戸さんとなった。■錦戸亮、流ちょうな英語で挨拶国内外の報道陣を前に錦戸さんは「この映画を通して自分は、まったくわからない存在が自分のコミュニティに入ってきたらどうしようかと考えた。エンターテインメントでありながら、社会的な側面もある作品。この作品を通して過疎化、移民などの問題についても考えるいいきっかけになれば」と流ちょうな英語で挨拶。集まった海外メディアからは歓声と拍手が沸き起こった。そんな英語力を評価して海外メディアから「ハリウッド進出の希望は?」と聞かれた錦戸さんは「挑戦させてもらいたい」と前向きも「でも冒頭のスピーチで死ぬほど緊張したから…」と苦笑い。さらに結婚願望については「結婚、そうですね」と首を傾げつつ「いま33歳で、いずれ惹かれる人がいたらとは思うけれど、いまは考えられない。いつかという夢のような感じが大きい」と話した。■芝居はアイドルの必要がない「煌びやかなのは自分の側面の一つ」劇中ではごく一般的な公務員を演じており、その役への馴染みぶりが好評だが「普段は煌びやかなステージに立っているけれど、お芝居の仕事ではアイドル的なところは出す必要がないと思っています。家に帰ったら普通ですから。だから煌びやかなのは自分の側面の一つなんです」と等身大を強調した。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月31日「そこまでね、何も考えてないですよ(笑)」――。錦戸亮が映画やドラマの中で醸し出す「あぁ、こういう人、ホントにいそう!」という自然な佇まいはどうやって生み出されるのか? そんな問いにインタビュアー泣かせの答えが返ってきたが、それは彼の本音に他ならないのだろう。ちょっと気弱な教師や公務員といった現実社会でごく普通に見かけるタイプの人間から、恋人に異様な執着を見せるDV男(「ラスト・フレンズ」)、さらには現代にタイムスリップした侍(『ちょんまげぷりん』)といった特異なキャラクターまで、ごく当たり前のようになり切ってしまう。ジャニーズ、いや、同世代の俳優の中でも、間違いなくトップクラスの演技力を有するが、当人は、自身が“俳優”であることさえ意識していないようにも見える。『桐島、部活やめるってよ』、『紙の月』などセンセーショナルな作品を発表し続ける吉田大八監督の下、4年ぶりの単独主演映画として挑んだのがまもなく公開となる『羊の木』。極秘の社会プロジェクトとして、かつて殺人を犯した6人の元受刑者たちが、10年の定住を条件に、刑期を大幅に短縮され、地方都市・魚深市に移り住むという物語で、錦戸さんは、彼らの受け入れ担当を命じられた市の職員・月末(つきすえ)を演じている。月末という主人公について、錦戸さんは「強烈すぎるキャラクターが揃った物語の中では、ほぼ唯一の“普通の人”」と語る。元殺人犯の移住者たちに疑心暗鬼になりつつも、この街で人生をやり直そうとする彼らを支え、特に同世代の天真爛漫な宮腰(松田龍平)とは、ひょんなことから友情を深めていくことになる。「いわゆる役作り的なことは、ほとんど考えませんでした。もともと、そういうアプローチが得意じゃないのもあるんですけど、特に今回は頭でっかちにならない方がいい気がしたんです。それよりは共演者の方々のお芝居だったり、吉田監督の演出に対して、常に敏感でいたかったんです。例えば映画の冒頭で、月末が6人の元受刑者たちを順番に迎えに行くでしょう。そこで(魚深市の魅力を伝える)同じやりとりを何度も繰り返すんですけど、話す相手が変われば当然、リアクションも変わってくる。最初は普通の転入者だと気軽に捉えていたのが、彼の中で次第に違和感が強まっていった部分もきっとあっただろうし…。そういう微妙な表情が、この映画では大事なのかなと思ったので。撮影中はなるべくフラットな状態で、その場の流れに身を委ねるようにしていました」。映画の始まりから終わりまで、癖の強い6人の元受刑者たちに振り回され続ける月末。「(撮影が行われた)富山には振り回されに行ってました」と笑う。過度に役に入り込んで自分を追い込むでもなく、“普通の人”であることを意識し過ぎるでもなく、自然体で撮影を楽しんだ。「振り回されるのは『よーいスタート』から『カット』がかかるまでで、それ以外はリラックスしてました(笑)。そもそも、僕自身、普段から自分を“普通”だと思ってますからね。(インタビューで)よく『オーラのオンとオフのスイッチがあるんですか?』と聞かれますけど、そんなのないし、『今回、見事にオーラを消してましたね』と言われても、そもそも消してるつもりもないですし…(苦笑)」そうしたスタンスは、今回のようなごく平凡な男を演じる時だけでなく、少しキャラクターの立った役柄、アクや個性の強い役を演じる際も変わらない。特別な何かを意識するでもなく、カメラが回ったら共演者を相手にその役柄としてリアクションをし、カットがかかればまた自然と元の錦戸亮に戻る。「例えば侍を演じるなら、所作を復習したりはしますけど…。基本は一瞬、一瞬に集中するだけ。侍をやろうが、市役所の職員をやろうが、その後、すぐに音楽番組やバラエティに出ないといけないし…。『役が抜けなくて…』とか言ってみたいですけど、そんなこと言ってらんない(笑)。(演じながら)役になり切っている! と自分で感じている時点で、役になってない気もしますし、(演じている最中の感覚は)ゼロですかね? 何も考えず、セリフだけを覚えて、あとは出たとこ勝負!」役柄、作品ごとに見た目や雰囲気がガラリと変えて、役柄そのものに変身してしまう、いわゆる“カメレオン俳優”というのとも、また違う気がする。見た感じは、関ジャニ∞のメンバーとしてバラエティー番組や音楽番組で見せる錦戸亮の姿と大きく変わらないのに、中身はその作品世界の地に足をつけて存在する役柄になっている。いったいどうやって、それぞれの役を作り上げていくのか?「どうなんでしょうね…、まあ、作品ごとに監督も違えば共演者の方も、ロケ地も違うので、それだけで十分、変われる気がしますけど…」。ただし、自分でセリフを発する上で「全く自分の中にないものは、セリフとして言えない気がします」とも。どこかで役柄や、その考え方、生き方を理解することが糸口となっている。「それは、たとえDV男を演じるときでさえもそうで、どこかでほんのちょっとでもわかる気がするという言葉は言えるし、(理解を完全に超えた)言えないセリフは言えないと思います。共通点を探すわけじゃないけど、整合性というか、『あぁ、わかるかも』と少しでも理解してあげようとするだけで、全然違う気がします。まあ、色々話しましたけど、そこまで何も考えてないなぁって思いますよ(笑)」。役柄については理解はできても、完成した映画については、いい意味で「よくわからない不思議な感覚」を抱いたという。そして初号から数えて何度か鑑賞を重ねても、その思いはさらに深まっている。解釈や意味を断定できないモヤっとしたわからなさこそ、まさに本作の怖ろしさであり、魅力である。「最初に見て、モヤモヤっとして、実際に『なんかよくわかんなかったです』と言っちゃったし(苦笑)。でも、何度も見て思うのは、ズバッと(感想や物語の解釈を)言えるってすごいけど、言えない人の方が信用できる気がするんですよね。見るたびに、自分のコンディションによっても感想が違う気がします。敵がいて、それを倒して終わりって映画じゃないので、人それぞれの答えの形を聞きたいです」。最後にもうひとつ。俳優・錦戸亮について。吉田大八監督の作品に出た俳優からはしばしば、完成した映画で自分の姿を見て「知らない自分がいた」「見たことのない表情の自分がいた」といった感想が聞かれるが、今回、映画を見て見たことのない錦戸亮の表情は発見できたのか?「いやぁ、わかんない(笑)。そもそも演じているときに『いまはこういう顔!』とか考えてやってないから、言ってみれば全部、自分の知らない顔かもしれないし。正直、そんなカッコいいことは言えないですね(苦笑)」。まさに断定できないモヤっとした部分にこそ、この男の多様な演技の秘密が隠されているのかもしれない。(text:Naoki Kurozu)
2018年01月31日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回は『羊の木』(2月3日公開)主演の錦戸亮について、吉田大八監督に話を聞いていく。錦戸は1997年にジャニーズ事務所に入ってから数々のテレビドラマに出演し、NHK連続テレビ小説『てるてる家族』(03~04)では日刊スポーツ・ドラマグランプリ新人賞を受賞した。また、『ちょんまげぷりん』(10)で映画初出演にして主演を務めた後、『エイトレンジャー』シリーズ(12、14)、『県庁おもてなし課』(13)、『抱きしめたい –真実の物語-』(14)などで活躍。最新作となる『羊の木』では、過疎対策として仮釈放された6人の元殺人犯を受け入れる公務員・月末一(つきすえ はじめ)を演じる。○錦戸亮の印象彼の演じた月末という役は、個性の強いキャラクターたちに囲まれて、彼らが移住してきたことで起こる新しい事件など、特殊な状況に、普通の人間として向き合わなければならないんです。彼が最初から最後まで、健全な「普通さ」を持ち続けていることが、ポイントになってきます。もちろん状況に応じて、人間らしい葛藤や嫉妬もあり、悩んだり傷ついたりもするんだけど、それが異常な域には踏み込まないことが大事で、彼の抑制の効いた演技や佇まいが、映画の軸としては非常に重要でした。彼がぶれないでいるから、逆に他のキャラクターもより際立ってきます。基本的に、錦戸くんは周りの登場人物たちから攻められ続けながら、しっかり真ん中にいて、どんどん普通の人間として輝きを増していくんですよね。見事でした。こういう俳優は本当に貴重だと思います。○撮影現場での様子撮影しながら感じたのは、相手に応じて、ごく自然に違う受け身をとれるセンス。共演者の間合いやその場の空気を反射したうえで、正確にドンピシャな答えを出す確率が非常に高く、監督としては非常に助かりました。基本ができていれば、もっと深いところまで一緒に掘れるじゃないですか。「じゃあこういうのも試してみよう」というトライもできて、演出していて楽しかった。完成披露試写会ではファンの方から「かわいい」と言われていましたが、まあ、僕にとっても息子のような年齢だし、かわいいですよ(笑)。彼の出ているバラエティ番組をあまり見たことがなかったのですが、撮影が終わってから見る習慣がついて、いつのまにか関ジャニ∞のファンになっちゃいました。最近また映画のプロモーションで会うようになり、撮影していた頃とはまた違う魅力も感じるようになりました。33歳の男としてのマナーも備えつつ、ファンの気持ちにも誠実に応えるというバランスを、すごく繊細に、でも自然に保っていられるところは、若いのに素敵だなと思います。○映画『羊の木』でのおすすめシーン一番好きなのは、バンドの練習をしている倉庫で、宮腰(松田龍平)の過去について文(木村文乃)と2人で話すシーンです。月末のずるさや小心さだけじゃなく、文に対する抑えようのない想いが溢れている。月末はバランスのとれたキャラクターだけど、ここではむき出しのナイーブな感じが出ていると思います。錦戸くんのすごく繊細な表情の中に、月末の人間的な葛藤をビンビンに汲み取れる感じがして、好きですね。■吉田大八監督1963年生まれ、鹿児島県出身。CMディレクター として国内外の広告賞を受賞する。2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画監督デビュー。同作は第60回カンヌ国際映画祭の 批評家週間部門に招待され話題となる。その後 『クヒオ大佐』(09)、『パーマネント野ばら』(10) とコンスタントに作品を発表。『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞した他、国内の各映画賞を賑わせた。『紙の月』(14)でも第38回日本アカデミー賞 優秀監督賞受賞、主演の宮沢りえにも数々の映画賞をもたらした。17年は、三島由紀夫の異色のSF小説を映画化した『美しい星』の公開の他に、作・演出を手掛けた舞台「クヒオ大佐の妻」の上演が評判となる。
2018年01月31日映画『羊の木』の舞台挨拶付試写会が1月26日、TOHOシネマズ梅田にて開催。主演を務める錦戸亮(33)と吉田大八監督(54)が登壇した。 原作は2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した傑作コミック「羊の木」。問題作とも呼ばれる作品であり、俳優陣の演技力の試される作品だ。しかし吉田監督は、錦戸の演技を絶賛している。 「いろんな共演者をぶつけて、攻めれば攻めるほど、どんどん錦戸君自体の輝きが増していくというか、本当に攻め甲斐がある。攻めれば攻めるほど魅力が出てくる」 個性派揃いの関ジャニ∞のなかでも“正統派”として、一際目を引く錦戸。その存在感のある容姿と演技力から、俳優としての評判も高い。また芸能人のファンも多い。 その1人がマツコ・デラックス(45)だ。実はそのマツコに、錦戸は激励を送られたことがあった。2017年5月、同じく関ジャニ∞メンバーの村上信五(36)とマツコがMCを務める「月曜から夜ふかし」に出演した際、マツコは錦戸にこう語っている。 「(村上が“お笑い役”として目立つことで)グループ全体が(村上の)イメージに寄っちゃうじゃん。だからアンタにはもっと頑張ってもらわないといけない。シュッとしてメインでやってればいいんだ、お前は!」 それはマツコからの“存在感を活かして、俳優業を頑張りなさい”というメッセージだった。それに気づくことで「気持ちがラクになった」と、28日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で錦戸は語っている。 そんな錦戸だが、「羊の木」ではまったく存在感のない市役所職員の役を務めている。吉田監督も、映画を観た人から「錦戸くんってどうしてあんなに市役所の人に見えるんですか。なにをやったんですか?」との質問を受けるそうだ。 錦戸も「ステージで歌っているときと全然違うとか、どうやってオーラを消しているんですかと聞かれるんですが、別に消していない」と苦笑するも、俳優としては「(そう見えることは)ラッキーですね」と嬉しそうだった。 華やかな姿も、そうでない姿も見せることができる。ますます活躍の場を広げそうだ。
2018年01月29日錦戸亮をはじめとする豪華俳優陣が『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督のもとに集結する衝撃と希望のヒューマン・サスペンス『羊の木』。本作に登場する“元殺人犯”の1人で、無邪気で好奇心が強く、錦戸さん演じる月末と友だちになりたがる謎めいた宅配業者に扮するのは、唯一無二の存在感を放つ演技派俳優・松田龍平。今回、本作のプロデューサーである井手陽子氏が松田さんの魅力を語ってくれた。松田さんは『御法度』(’99/大島渚監督)でデビューすると、その年の新人賞を独占。以降、ハードボイルド、ヒューマン、シリアス、コメディとどんな作品でもこなし、話題作に次々と出演。『舟を編む』(’13/石井裕也監督)では、第37回日本アカデミー賞をはじめ、多数の主演男優賞を総なめに。昨年は、話題を呼んだドラマ「カルテット」から黒沢清監督のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作『散歩する侵略者』、石井監督の最新作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』、人気シリーズの第3弾『探偵はBarにいる3』と多彩な作品に出演した。そんな松田さんが出演する最新作『羊の木』がいよいよ2月3日(土)より公開となる。“当て書き”のキャラクターは普通の人には理解できない部分がある熱狂的な支持を集める山上たつひこ×いがらしみきおの巨匠タッグによる超問題作であり、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した同名原作を映画化した本作。市役所職員の月末(錦戸さん)が、元殺人犯を受け入れ翻弄されていく物語であり、「月末を翻弄する元殺人犯たちのキャラクターは練りに練って創り上げました。なかでも松田さん演じる宮腰は、どこまでも純粋でありながら、普通の人には理解できない部分がある“人間でない存在”とさえいえるキャラクター。この役を演じられるのは、松田龍平さん以外に考えられなかった」と井手氏は言う。「松田さんに決まった後に、当て書きすることでキャラクターをブラッシュアップしていき、ほかにはないキャラクターに育った」と語り、「それほど、この映画にとって松田さんの存在はとても大きかったです」と明かしている。また、松田さんについては、「東京でお会いしたときは、その佇まいから、明らかに洗練されている都会的な人だと感じるのに、地方に行けば、そこにずっと前から住んでいた地元の人の雰囲気を感じる。どこにいても、その場所を全て自分のモノにしてしまう不思議な魅力を持っています」と絶賛。「富山での撮影は、少し時間が空くこともあったのですが、いつの間にか地元の方と仲良くなっており、色々な人から松田さんと出かけたとか、飲みに行ったという話を聞く。誰に対しても分け隔てなく気さくな態度に、誰もがいつの間にか虜にされてしまう方です」と、その人となりにも魅了されている様子だ。俳優・松田龍平の魅力…「これほどまでに唯一無二の存在はない」「松田龍平のほかに松田龍平はいない。言葉で言うと当たり前のことなのですが、これほどまでに唯一無二の存在はないと思います。役が先にあったはずなのに、松田さんが先にあったようにしか思えないほど、自分のものにしてしまう独特な魅力がある」と、松田さんの魅力について語る井手氏。「一度、『この役は松田龍平さんがぴったりだな』と思ったら最後、ほかのキャスティングなどが考えられなくなります。どこまでも自然で、どこからが芝居なのか分からなくなるほど、その境目は一見曖昧に見える。しかし、これまで演じられたキャラクターは1つとして同じではない、それぞれ独特な雰囲気を持った魅力的な人物ばかり。どんな映画においても、その映画ならではの存在感を確実に残してくれる貴重な俳優だと思います」。では、そんな松田さんについて、本作で特に注目してほしいポイントは?というと、「松田さん演じる宮腰は、たった2時間という短い時間の中で、様々な感情を観客に沸き起こしてくれるはずです。主人公の月末同様に、松田さん演じる宮腰に翻弄されてほしいです」とコメント。「いままで感じたことのない新しい感覚に震わされること間違いなしです」と自信を込めて語っている。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月27日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が25日、東京・神田明神で行われた映画『羊の木』(2月3日公開)大ヒット祈願イベントに、北村一輝、優香、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。吉田監督は同作について、「俳優に関する質問がすごく多いですね。みんなが今までに見たことなかったりとか見えてくれてるみたいで、すごく嬉しい」と語る。「錦戸くんは、どうしてあんなに市役所の人に見えるんですか」という質問も多いと明かし、錦戸も「『どうやってオーラ消してるんですか』と言われるんですけど、『消してないんですけど』ってなる」と苦笑。「まあラッキーかな」と結論づけた。また、イベント前日に錦戸が"羊の木"を作っていたことが発表され、「何か作りました。そんな期待しないで」という錦戸の弱気な様子に、優香が「楽しみ〜!!」と煽る。しかし出てきた鉄製の"羊の木"に、錦戸が溶接や型抜きも担当したと明かされると、共演者からも驚きの声が上がった。職人が2時間はかかると見ていたところ「1時間もかかってない」と筋の良さを見せる錦戸。さらに「羊の木」のプレート部分は「溶かしすぎた鉄が落ちて、それが血っぽくてかっこいいと、さらにつけた」と、ハプニングもデザインに生かしたエピソードを披露した。北村は「冷たい感じが、深いなと思って。考えてないふりして、冷たさが入ってる」と称賛。吉田監督は「これ、何かに使えるんですか?」と疑問を呈したが、それぞれ羊型の絵馬を下げ、一緒に祈祷を受けることに。吉田監督は「羊の木 大大大大大大大大ヒット!!」と"大八"にかけて"大"を8つ付けてヒットを願った。一方、役者陣は「健康管理」(北村)、「健康で心豊かにいられますように」(優香)と、健康に関心がある様子。錦戸も「すいません、僕も『無病息災』です。体が資本ですからね」と絵馬を見せ、「昔は太く短くでもいいやと思ってましたけど、今はもうできるだけ長く生きたいなと思います」と心境の変化を語った。しかし、具体的に心がけていることは「何もないですね。始めてもすぐ辞めるんで。ジムに入会したんですけど、まだ2回くらいしか行ってないですし」と、苦笑した。
2018年01月25日主演に錦戸亮(「関ジャニ∞」)を迎え、木村文乃、北村一輝、松田龍平ら豪華キャストが出演する心揺さぶる衝撃と希望のヒューマン・サスペンス『羊の木』。元受刑者の男女6人を受け入れたことをきっかけに、町の日常が変化していく様を描いた本作から、このほど2種類のTVスポットが解禁となった。到着したのは、「衝撃の感動に震える」「待ち受けるのは、絶望か、希望か」と、それぞれキャッチコピーが添えられた【ドラマ編】【サスペンス編】2本のTVスポット。どちらも、錦戸さん演じる思いがけず元受刑者の受け入れ担当者になってしまった市役所職員・月末一が不安な表情を浮かべ、翻弄されている様が垣間見える。■TVスポット【ドラマ編】■TVスポット【サスペンス編】劇中では、月末が想いを寄せる木村さん演じる同級生や、松田さん、北村さん、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯が扮する個性的な元殺人犯たちの間での戸惑いや揺れを見事に表現している錦戸さん。「様々な過去を抱えた登場人物たちの中で翻弄されていく月末を演じるのは、とても刺激的な体験でした」と話し、「これから日本では魚深市のような町が現実に増えていくかもしれません。正解がわからないまま“他者”を信じ、裏切られ、折り合いを付けなきゃいけない状況も出てくるような気がする。もしそれが自分だったら──?ご覧になった方の、そんな心の扉をノックしてくれる映画になっていると思います」とコメントしている。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月24日1月12日、ニッポン放送のラジオ番組「関ジャニ∞錦戸亮のオールナイトニッポンGOLD」が放送された。アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮(33)が初めて、ラジオのメインパーソナリティを務めた。 錦戸は番組内で「第68回NHK紅白歌合戦」の裏話を披露。関ジャニは「なぐりがきBEAT」を歌いながらロビーから会場までを練り歩き、様々なブースを賑やかに盛り上げたという。そのときのことを振り返り、「どの音楽特番でも基本的に賑やかしがメインですから、僕たちは。いつになったらこの現状を打破できるんだろう」と自虐して見せた。 また、三山ひろし(37)の「けん玉ギネス記録挑戦」企画にも言及。14人目が失敗してしまった場面をメンバーと一緒に楽屋で見ていたという錦戸は、「あの人、大丈夫かな?後でなんか言われてないかな?」と気遣った。 その後、関ジャニは天童よしみ(63)のステージを応援するダンサーとしても出演。だが、振り付けを覚えきれておらず、NMB48の山本彩(24)に助けられたという。「リハーサルでは前にダンサーがいて、その人たちのマネをしていたら大丈夫だったけど、本番はいないから。ずっとAKBのさや姉を見ながらやっていました。さや姉がすごくナビしてくれるんですよ。全然喋ったこともないんですけど」と告白した。 山本は本番中、ずっと「次動き変わりますから」「ちょっといくからね」というような合図をしてくれていたとのこと。錦戸は「ちゃんと覚えててすごいな」と、窮地を救ってくれた山本への称賛が止まらない様子だった。 ラジオを聴いたファンからは、「さすがさや姉!」「さや姉はAKBじゃなくてNMBだよ(笑)」「どっちも好きだから嬉しい。どっちも関西拠点のグループだし、もっと絡んでほしい!」などと、好意的な感想が寄せられた。 人気者のアイドル2人だが、意外にも嫉妬するファンは少ないよう。前回の紅白で「AKB48夢の紅白選抜」第1位に輝いた好感度の高い山本だからこそ、なせる技なのかもしれない。
2018年01月17日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が、パーソナリティを務めるラジオ『関ジャニ∞錦戸亮のオールナイトニッポンGOLD』(1月12日22:00~24:00)が放送されることが29日、わかった。錦戸がラジオのパーソナリティを務めるのは初となる。同ラジオは、錦戸が主演する映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の公開を記念して放送される。トークゲストに吉田大八監督を呼び、収録で2時間MCを務めた。ラジオで一人でしゃべる事自体が初経験だという錦戸は、スタジオに入ってくるなり「不安で仕方がない」としきりに不安という言葉を連発。しかしいざしゃべり始めると、流暢にMCを務め、スムーズにゲストである吉田監督を紹介した。普段から仲が良いだけに、「逆に緊張する!」と笑っていた錦戸だが、昔からよくラジオを聞いていたという吉田監督が引っ張る形で収録は進み、『羊の木』のストーリーも紹介。吉田監督から「原稿を見るのやめれば?」とアドバイスを受けて、錦戸は「よし、見るのやめましょうか」と言ったが、その直後に原稿を見て進行を確かめるなど、不慣れな様子を見せつつも進める。映画のコピーにちなみ、「人に信じてもらえない体験談」がテーマとなると、錦戸は「ビヨンセからウインクしてもらった話」、監督は「UFOを見た事がある話」を披露。監督の話に全く共感できなかった錦戸の対応について、監督から「僕ゲストだよね? 錦戸くんの番組に呼ばれてきたんだよね?」と聞かれる一幕もあり、終始和やかな雰囲気の収録に。最後には、2人で力強く握手を交わし終了となった。○収録を終えての感想ラジオ自体が久しぶりだったのですが、監督と一緒の収録だったので今日は緊張しなかったですね。楽な感じで喋ってしまいました。普段生活していて、「さて!」みたいに仕切り直したりする事がないので、つなぎをスムーズにする事が次の課題ですね。メインパーソナリティとして自己採点するなら……50点くらいですね。監督からも、「僕ゲストだよね?」と聞かれてしまうくらいですし(笑)。普段通りにやりすぎましたね。次は頑張ります!
2017年12月29日山上たつひこ、いがらしみきお原作による異色コミックを実写映画化した『羊の木』の完成披露試写会が12月13日(水)、都内で行われ、主演の錦戸亮、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が出席した。さびれた港町の市役所職員・月末一(錦戸さん)は、自治体が身元引受人となる“新仮釈放制度”により、殺人歴をもつ6人の元受刑者を受け入れることに。この事実は誰にも知られてはいけないが、彼らと閉鎖的な住民との間に、不協和音が生じるのに時間はかからなかった…。■錦戸亮、“一番普通な人間”をどう演じた?元受刑者たちと住民の板挟みになる主人公を演じる錦戸さんは、「僕は僕として、思いきり翻ろうされてやろうと思った。一番普通の人間なので、観客の皆さんのナビゲーターになれれば」と役作りを回想。ネタバレを気にする松田さんや市川さんが、言葉に詰まると「皆さんが元受刑者だってことは、お客様も分かっていますよ」「(舞台挨拶について)説明受けましたよね?」などとフォロー&ツッコミを入れて、場を和ませていた。■木村文乃がずっと気になっていたことは?衝撃的な展開が見どころの本作にちなみ、「現場で起こった衝撃的事件は?」と問われた木村さんは、「ファンの皆さんはご存知かもしれませんが…」と前置きし、「錦戸さん、すっごく長い福白髪(ふくしらが)があるんですよ」と指摘。当の錦戸さんは「どこ?どこ?」と驚いた様子で、「抜いて、気持ち悪い」と大慌てだった。■錦戸亮×松田龍平、初共演の感想は?同世代である錦戸さんと松田さんは、本作で初共演を果たし「お互いに探り探りというか、ちょっとずつしゃべったり、セリフを交わしつつですね。現場では緊張していましたが、何度か飲みにも行かせていただき、いまでは緊張せずにいられる」(錦戸さん)、「僕も緊張していて…。探りながらですけど、その戸惑いが(役柄の関係性に)いい感じで。演じる上では、えっーと、いやー、何も考えず」(松田さん)。そんな二人の様子について、木村さんは「すごく不思議な空気感。松田さんがアドリブで“小踊り”し始めて、それがすごく可愛くって」とふり返っていた。『羊の木』は2018年2月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が13日、都内で行われた主演映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。出演者はそれぞれ衝撃を受けたエピソードを披露したが、木村は「撮影中からずっと気になってることがある」と告白。「役柄的にずっと他の人を見てる時間が長くて、月末さん(錦戸)のこともずっと見てたんですけど、すごい長い、福白髪がある」と回答すると、錦戸は驚く。木村が「撮影の時もあって、横向くと、ほわ〜って」と、錦戸の右顎のあたりを指すと、錦戸は「抜いて! 気持ち悪い! これ!? なにこれ!? 毛生えてるんですか!?」と絶叫。木村が「2年くらい滞在してる」と指摘すると、錦戸は「ダサくないですか!? ええ〜恥ずかしい!!」と引っ張ったものの、まだ少し毛が残っていた。「"福白髪"だから抜かない方がいいのでは」という指摘に錦戸は、「切れただけなんで抜いてはないです」と言いつつ、「引っ張って! 引っ張って!」と共演者陣に訴える。最終的には司会者から「楽屋でやっていただいてもよろしいですか?」とつっこまれていた。また、水澤は「錦戸さんと車で2人のシーンがあるんですけど、錦戸さんと僕がですよ? 運転席と助手席の密な空間にいるという衝撃!」と語り、「やっぱりおならはできないじゃないですか! 我慢してたという、僕の思い出」と振り返る。結局「窓が開いた時にスーって」とおならをしたことを告白すると、錦戸は「ちょ、なに言ってんすかマジで!!」と驚いていた。
2017年12月13日関ジャニ∞の錦戸亮が主演を務める映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の本ビジュアル、及び予告編が20日、公開された。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。錦戸は受刑者の受け入れを担当する市役所職員・月末(つきすえ)を演じる。本ビジュアルは、スーツ姿の月末の周りに6人の元殺人犯と、月末が思いを寄せる同級生の文(木村文乃)が配置され、彼らが月末に迫るようなイメージに。また予告編の冒頭では、上司に極秘プロジェクトのことを告げられる月末と、“元殺人犯”という素性を隠しながら新住民として移住してきた男女6人が、新生活を始める姿が映し出される。月末の同級生で都会から地元に戻ってきた文は、“元殺人犯”の一人である宮腰(松田)と交際にまで発展するがだんだんと不穏な空気が漂い、身元不明の変死体が発見されると、静かな町の日常が崩れていく。後半にかけて緊張感が高まり、ラストの衝撃を予感させる映像となっている。
2017年11月20日関ジャニ∞の錦戸亮が主演を務める映画『羊の木』(2018年公開)の吉田大八監督が15日、第22回釜山国際映画祭で「アジア映画の窓」部門に正式招待され、ワールドプレミアを実施した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。錦戸は受刑者の受け入れを担当する市役所職員・月末を演じる。吉田監督は「『羊の木』は日本でもまだ一般のお客さまにはご覧頂いていないので、一番最初にここ韓国の皆さんにご覧頂けることを光栄に思います」と挨拶。初タッグとなる主演の錦戸について「彼はミュージシャンでもありますが、すごく良い意味で普通の人というか、普通の雰囲気を持っていると思いました」と印象を語る。さらに吉田監督は「彼の表情の一つ一つに観客が気持ちをのせていくような映画になっているし、撮影しながら現場では飄々とリラックスしてカメラの前で演技をしていて、普通の人を演じる天才的な能力がある人であり、フラットなままで状況に対応する月末という人物をすごく上手に演じてくれました」と錦戸の演技を振り返る。「音楽をやっていることもあり、すごく感覚的にその場に一番フィットする演技を理解してくれ、スムーズな現場でした」と称賛した。原作ではもっと住民の数が多いが、映画では殺人犯だけに絞ったという。吉田監督は「2時間の映画の中で一つ自分がこだわって考えたのは、人を殺したことがある人と無い人の間の境目がどう見えてくるかに興味があって、それを念頭において話を作りました」と意図を明かす。「弾みで殺したのか、計画的に殺したのか、あるいは残酷な殺し方なのか、運悪く相手は死んでしまったのか……その経緯によって、目の前に人を殺したことがある人がいたとしても、相手にどういう感情も持てるのか、どう付き合っていけるのか、いけないのかを細かくやりたかったので、全員殺人犯として一人一人変化をつけました」と作品について語った。上映後、吉田監督は「映画祭のお客さんが皆、とても集中してご覧になっており、そのことを感じながら一緒に上映を見ることが出来ました。最初にお披露目する機会として、とても良い経験をさせてもらいました」と、喜びを語った。
2017年10月15日『桐島、部活やめるってよ』『美しい星』の吉田大八監督の元に、錦戸亮、木村文乃、北村一輝、松田龍平、市川実日子ら実力派俳優が集う衝撃のヒューマン・サスペンス『羊の木』。釜山、シカゴなど海外の国際映画祭の出品も決定した本作の特報映像が、ついに解禁となった。山上たつひこ×いがらしみきおの巨匠タッグが産み出し、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した漫画を原作とする本作。吉田監督はセンセーショナルな問題作のテーマをそのままに、誰も想像し得ない全く新しい衝撃と希望の結末を作り上げ、国内外から熱い注目を集めている。10月には第53回シカゴ国際映画祭、第22回釜山国際映画祭への正式出品が決定した。このほど解禁された特報は、錦戸さん演じる市役所職員・月末が、さびれた港町・魚深の町にやってきた6人の男女が次々に登場。彼らの移住は、魚深の町が抱える過疎問題を解決するために、元受刑者を受け入れるという“国家の極秘プロジェクト”であることを告げられた月末。さらに、彼らは全員、元殺人犯であるという衝撃の事実が明かされる。木村さんをはじめ、移住者たちに北村さん、優香、市川さん、水澤紳吾、田中泯、そして松田さんと、日本映画界屈指の演技派俳優が顔を揃え、平和な時間が流れる町に圧倒的な異物がやってくる、ただならぬ空気を感じさせる本映像。極限の状況におかれた月末、そして町の人々はどうなってしまうのか?素性の知れない者たちを、人々は信じるのか?疑うのか…?回転するパトランプが不穏な空気を醸し出す特報映像は、必見だ。『羊の木』は2018年2月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月19日仕事ができない夫・小林司(錦戸亮)を妻・沙也加(松岡茉優)が支え、夫婦二人三脚で成長してきた『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。だが、第8話から司は名実ともに仕事ができる夫へとチェンジ。第9話では、仕事に打ち込むあまり家庭を顧みなくなったことで夫婦のピンチが訪れる。ずっと望んできた“自慢の夫”になったはずなのに、妻は不満がたまりまくりの日々…。結局、妻にとって本当の“良い夫”とはどんな夫なのだろうか?■最強の癒やし系夫・小林司に胸キュン見た目よし、学歴よしの司だが、会社では仕事ができないお荷物社員の「にもちゃん」などと呼ばれていた。だが、第一制作部に異動すると、司の誠実さが功を奏し、メキメキと頭角を現し始める。そして、第7話ではついに会社でひとりしか受賞できない社長賞を受賞するまでに急成長。話にまとまりがない、プレゼン能力がない、いい人すぎて仕事だと割り切れない…といった弱点を乗り越え、まさかの会社No.1まで上り詰めたのだ。家庭での司は、趣味の粘菌をうれしそうに愛で、いつだって妻思いの癒やし系夫。夕食は「おいしい」と褒めてくれるし、今日のできごとをうれしかったことも悔しかったことも包み隠さず話してくれる。朝はお弁当を受け取り「ありがとう」と声をかけ、振り返って手を振ってからさわやかすぎる笑顔で出勤。そんな夫に、妻は毎朝胸キュン…なんともハッピーな日常だ。第6話では、マタ友の「ケンカしない夫婦は別れやすい」といった言葉を真に受けた沙也加が、司にケンカをしようとけしかける。だが、司は顔面にお玉が直撃というまさかの事態にも怒ることはなく、取り込んだ洗濯物が散らばっていても「お日様いっぱい浴びた洗濯物、気持ちいいね」とニッコニコ。夕食を作っていないと言えば「たまにはいいな、カップラーメンも」とおいしそうにカップ麺をほお張る始末。司が大切にしている粘菌に、沙也加が水をかけてしまったことでケンカには発展したものの、結局すぐに仲直り。それどころか、さらに愛情を深めていった。■松岡茉優演じるサーヤの切なすぎるシーンに涙幸せを絵に描いたような小林家だったが、司が仕事ができるようになったことで、今まで無縁だった問題が発生。夫婦がうまくいかなくなる原因としてありがちな「すれ違い」というヤツが訪れたのだ。会社に評価されたことで司には大きな仕事がバンバン入り、打ち合わせと称した外食も増えていく。ある日、愛情込めて作った弁当に手を付けていないことに気付いた沙也加。司は「ごめんね」と謝るが、「しばらくお弁当は大丈夫だよ」と沙也加の気持ちを完全無視した言葉を繰り出す。その後、沙也加が泣きながらお弁当を捨てるシーンの切ないこと、切ないこと…。お弁当を食べてくれなかったことはもちろん悲しいが、妻のお弁当に対する思いに気づけない夫に変わってしまったことがもっとつらかったのではないだろうか。沙也加の思いをないがしろにする司を見て、ふと思い出すのは第5話で描かれた土方(佐藤隆太)と恩田(羽田美智子)の別居問題。仕事ができない夫時代の司に、恩田が話した「仕事をまっとうするのはいいよ。でもそればっかりに囚われると、人の気持ちって見えなくなるじゃない?」というセリフは、まさにブラックつかポンそのものだ。お弁当を渡せば「ありがとう」とほほ笑み、食事を作れば「おいしい」と喜び、不満を話せば目を見て「ごめんね」と寄り添ってくれる。このやりとりがなくなると、妻はとたんに寂しくなる。妻だって人間だ。頭では「夫は仕事をがんばっているから仕方ない」とわかっていても、相手からの感謝の気持ちが欠けてしまえば、活力が失われていくのは当然である。■錦戸亮と結婚したい! 松岡茉優に妻になってほしい!夫婦円満のコツは“互いに感謝すること”…ありがちな答えだが、やはり結局そこに行き着くのかもしれない。そして「妻が支えてくれているからがんばろう」「夫が喜んでくれるからがんばろう」そうやって相乗効果のように成長していければ、それは最高の夫婦像。つまり、妻にとっての“良い夫”は、「この人のためにがんばろう」そう思わせてくれる夫ではないだろうか。だが、夫ばかりに期待を押しつけてはいけない。「夕飯いりません」と言われて落ち込む沙也加を見て感情移入しつつも、自分だったら「ラッキー」と思ってしまうかもと苦笑いの筆者。「カップ麺や洗濯物の放置を笑顔で許してくれたつかポンってステキ!」と思うが、それは毎日サーヤが妻としての仕事をまっとうしているからこそ。毎日カップ麺、毎日洗濯物を放りっぱなしとはワケが違うのだ。ドラマを見ていると、「あなたの妻としての行いはどうですか?」と投げかけられている気もして、ちょっぴりドキッとする。第9話の最後で、本当に大切なものに改めて気付いた司は、やっぱり“良い夫”。そんな「錦戸亮演じるつかポンと結婚した~い!」と願う女性は多いはずだが、同じように多くの男性が「松岡茉優演じるサーヤと結婚した~い!」と望んでいることを忘るべからず!サーヤになれる自信はない(いや、残念ながら確実に無理だ)が、自分なりに妻として気合いを入れ直し、つかポン&サーヤのハッピーエンドを見届けたい。
2017年09月14日