マルタアドバタイジング・日本夜景遺産事務局が運営している夜景観光コンベンション・ビューロー・夜景サミット実行委員会は、10月5日に「夜景サミット2012 in長崎」を開催する。同実行委員会では、2009年から毎年、夜景観光活性化に尽力する行政・民間企業が一堂に会する場として、「日本夜景サミット」を開催してきた。4回目となる今年は、名称を「夜景サミット」と改称し、イン&アウトバウンド両面の夜景観光活性化へと拡大。長崎市と長崎県の協力を得て開催する。当日は、主催者代表理事・夜景評論家丸々もとお氏や長崎市の講演のほか、全国の行政、団体、民間企業等から選出した夜景資源活用事例についてのプレゼンテーション、日本夜景遺産・2012年度認定地発表・授与式などが行われる。聴講料は、観光事業者5,000円、夜景鑑賞士3,000円で、夜景の美しい展望レストランでの交流会に加え、「ぐるっと!長崎夜景バスツアー」にも参加できる。一般参加は無料だが、聴講のみで、交流会&バスツアーには参加できない。申し込みは同サミット公式サイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日長崎県の南東部、橘湾(たちばなわん)と有明海に挟まれた島原半島。世界有数の活火山・雲仙岳(うんぜんだけ)を擁しており、その中心都市が島原市だ。ここに一風変わった食べ物がある。その名は「いぎりす」。ロンドンオリンピックが開催されるイギリスと関係あるのか、いったいどういう食べ物なのか現地で調査した。この「いぎりす」、考えていても仕方ないので手っ取り早く島原温泉観光協会に尋ねてみた。すると「島原に伝わる郷土料理ですよ。おばあちゃんが昔から作ってくれていた懐かしい味ですね」と同協会の下田香奈さん。しかし、郷土料理なのに「いぎりす」とはますます混乱する。「有明海で採れる”いぎす草”という海草を使った料理で、いぎすがなまっていぎりすになったそうです」。なるほど、素材の名前が由来だったわけだ。でも、どんな味なの?「うーん、うまく説明できないのですが、これという特徴のある味ではありませんね。冠婚葬祭や人が集まるときのおもてなしに振る舞われるハレの日の料理で、年配の方には今も喜ばれていますよ」。これは食べてみるしかない。そこで、島原市内で唯一「いぎりす」を食べさせてくれるという郷土料理店「中屋」を紹介してもらった。訪ねてみると、島原城を目の前に望む昔ながらのみそ蔵を改装した店で、おかみさんが手作りの料理でもてなしてくれる。早速頼んでみると、薄茶色の四角いかまぼこのようなものが運ばれてきた、中に小さく刻んだ具が入っている。「いぎす草は有明海で6月ごろに採れる海草です。その乾燥させたものを鍋で煮て溶かし、味つけした野菜や魚を入れて固めたのがいぎりすです」。いぎす草自体は味がないそうで、中に入れる具材がおいしさのポイントになるとか。中屋では細かく刻んだニンジンと白身魚を煮てほぐしたものを入れている。かつては各家庭で作られていたが、手間がかかることから今では手作りすることは少なくなったという。ではでは、いただいてみよう。ひと口目の感じは少しざっくりしたもの。磯の香りが漂うが、味の印象はぼんやりしている。そこで酢じょうゆをつけてみた。おっ、味が引き締まり、具材の野菜や魚の風味が口の中に広がる。さらにふた口、三口と食べ進めると塩加減もちょうどよく感じられてきて、酒の肴にいけそうだ。色々調べてみると、いぎりすのルーツは四国の今治地方に伝わる「いぎす豆腐」であることも分かった。島原の乱で人口が激減した島原を復興させるために、江戸幕府が大規模な移住政策を行い、四国地方から大勢の人と文化が流入。特産の手延べそうめんも、小豆島(しょうどしま)から持ち込まれた技術によるものだ。島原地方にはいぎりすのほか、小さな白玉団子を湧き水で作ったシロップで食べる「かんざらし」やサツマイモの粉を使う、うどんのような「六兵衛」など、ユニークな郷土料理がある。長崎島原に来た際はこちらもいっしょに味わってみたい。住所:長崎県島原市城内1丁目1186交通:島原鉄道島原駅から徒歩5分営業時間:10:00~17:00定休日:木曜席数:20席駐車場:2台いぎりす315円(多人数での利用の場合は前もって連絡を)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日長崎県の南東部、橘湾(たちばなわん)と有明海に挟まれた島原半島。世界有数の活火山・雲仙岳(うんぜんだけ)を擁しており、その中心都市が島原市だ。ここに一風変わった食べ物がある。その名は「いぎりす」。ロンドンオリンピックが開催されるイギリスと関係あるのか、いったいどういう食べ物なのか現地で調査した。この「いぎりす」、考えていても仕方ないので手っ取り早く島原温泉観光協会に尋ねてみた。すると「島原に伝わる郷土料理ですよ。おばあちゃんが昔から作ってくれていた懐かしい味ですね」と同協会の下田香奈さん。しかし、郷土料理なのに「いぎりす」とはますます混乱する。「有明海で採れる”いぎす草”という海草を使った料理で、いぎすがなまっていぎりすになったそうです」。なるほど、素材の名前が由来だったわけだ。でも、どんな味なの?「うーん、うまく説明できないのですが、これという特徴のある味ではありませんね。冠婚葬祭や人が集まるときのおもてなしに振る舞われるハレの日の料理で、年配の方には今も喜ばれていますよ」。これは食べてみるしかない。そこで、島原市内で唯一「いぎりす」を食べさせてくれるという郷土料理店「中屋」を紹介してもらった。訪ねてみると、島原城を目の前に望む昔ながらのみそ蔵を改装した店で、おかみさんが手作りの料理でもてなしてくれる。早速頼んでみると、薄茶色の四角いかまぼこのようなものが運ばれてきた、中に小さく刻んだ具が入っている。「いぎす草は有明海で6月ごろに採れる海草です。その乾燥させたものを鍋で煮て溶かし、味つけした野菜や魚を入れて固めたのがいぎりすです」。いぎす草自体は味がないそうで、中に入れる具材がおいしさのポイントになるとか。中屋では細かく刻んだニンジンと白身魚を煮てほぐしたものを入れている。かつては各家庭で作られていたが、手間がかかることから今では手作りすることは少なくなったという。ではでは、いただいてみよう。ひと口目の感じは少しざっくりしたもの。磯の香りが漂うが、味の印象はぼんやりしている。そこで酢じょうゆをつけてみた。おっ、味が引き締まり、具材の野菜や魚の風味が口の中に広がる。さらにふた口、三口と食べ進めると塩加減もちょうどよく感じられてきて、酒の肴にいけそうだ。色々調べてみると、いぎりすのルーツは四国の今治地方に伝わる「いぎす豆腐」であることも分かった。島原の乱で人口が激減した島原を復興させるために、江戸幕府が大規模な移住政策を行い、四国地方から大勢の人と文化が流入。特産の手延べそうめんも、小豆島(しょうどしま)から持ち込まれた技術によるものだ。島原地方にはいぎりすのほか、小さな白玉団子を湧き水で作ったシロップで食べる「かんざらし」やサツマイモの粉を使う、うどんのような「六兵衛」など、ユニークな郷土料理がある。長崎島原に来た際はこちらもいっしょに味わってみたい。住所:長崎県島原市城内1丁目1186交通:島原鉄道島原駅から徒歩5分営業時間:10:00~17:00定休日:木曜席数:20席駐車場:2台いぎりす315円(多人数での利用の場合は前もって連絡を)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日JR長崎駅隣接の「ホテルニュー長崎」を運営するニュー長崎ビルディングは10日、三井住友カードと協力し、「ホテルニュー長崎」内のフロントや売店、レストランにて、中国人向け決済サービス「銀聯(ぎんれん)」、電子マネー「iD(アイディ)」「WAON(ワオン)」「楽天Edy(ラクテンエディ)」の取扱いを11日から開始すると発表した。「ホテルニュー長崎」は交通の拠点JR長崎駅に隣接し、観光やビジネスに便利な立地にあるシティホテル。1988年3月に創業し、長崎において格調の高いホテルとして知られている。長崎県は中国と近接していることやアジアからの観光客の誘致に力を入れているため、近年、訪日中国人客が増加傾向にある。特に一時中断していた長崎-上海間のクルーズ船の航行が2012年3月に再開し、廉価な運賃での訪日が可能となることから、今後、中間層も含めた幅広い層の中国人訪日客が見込まれている。こうした中で、訪日中国人客の利便性向上を図るため、このたび、銀聯決済の取扱いを開始した。また、震災発生以降、旅先の西日本シフトの動きにより、長崎には近畿地区や関東地区など国内からの宿泊客も増加しており、電子マネー「iD」「WAON」「楽天Edy」も合わせて取扱いを開始し、幅広い決済ニーズに対応する。なお「WAON」については、利用に応じてホテル内各店舗先着20名人にノベルティをプレゼントするキャンペーンも実施している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月13日格安航空会社(LCC)のPeachを経営するPeach Aviationはこのほど、大阪(関西) - 長崎線限定でキャンペーンを実施すると発表した。同キャンペーンは、対象となる便の乗客に1,000円分のピーチポイントを贈呈するというもの。ピーチポイントは、Peachの運賃や料金の支払いに利用できる。大阪(関西) - 長崎線限定で、チケットの購入期間は7月2日~27日、対象搭乗期間は7月3日~8月2日の火、水、木曜日、MM171便・MM172便搭乗分。適用運賃はハッピーチ、ハッピーチ プラスの2種類。なお、 同路線の通常運賃は3,590円~1万1,790円(ハッピーチ片道)。Peachウェブサイトおよびコンタクトセンターにて購入できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月06日長崎市の「長崎クローバー大使」に任命されたももいろクローバーZが、9月29日(土)に長崎で行われる野外ライブイベントに出演する事が分かった。「クローバーEXPO」という題されたこのイベントは、NBC長崎放送創立60周年記念として長崎市稲佐山野外ステージで行われる。元々長崎県の出島に持ち込まれたクローバーを、国際社会交流の象徴として広く伝えていくという目的から、長崎クローバー大使に任命されたももクロ。このイベントでその役割を大きく果たせそうだ。イベントにはももいろクローバーZのほかにも、私立恵比寿中学、チームしゃちほこといったアイドルグループが出演する。最近では単独公演がSOLDOUTしてしまうももクロを見る絶好の機会なので、お近くの方は足を運んでみては。また一般発売の9月1日(土)に先がけて、オフィシャルサイトでは7月9日(月)12:00~7月23日(月)18:00まで先行予約を実施。興味のある方はご確認を。■NBC創立60周年記念「クローバーEXPO」出演:ももいろクローバーZ/私立恵比寿中学/チームしゃちほこ日時:2012年9月29日(土)13:00開場/15:00開演会場:長崎市稲佐山公園野外ステージ料金:ブロック指定5,250円(税込)※3歳以上チケット必要。3歳未満入場無料。
2012年07月02日ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘は6月9日・10日の2日間、通常より1時間早い午前8時にオープン。“早朝落語“と題し、「映画館落語 かもめ亭」を8時30分から上映する。同イベントは、ショッピングセンター「イオン」の早朝営業に合わせて企画。上映する「映画館落語 かもめ亭」は、文化放送が2007年から定期開催している落語会「浜松町 かもめ亭」を映画館で楽しめるように撮り下ろしたもので、桂歌丸師匠と三遊亭小遊三師匠の落語2席と色物1席、普段は見られない舞台裏の映像も盛り込んでいる。同映画は、ワーナー・マイカル・シネマズが映画以外のジャンルのコンテンツを提供するサービス「シアタス」として公開中で、実際に見た人からは「臨場感があり、寄席で見ているようだ」、「映画館で見ていることを忘れて笑った」、「気軽で良い」などの高い評価を得ているという。“早朝落語”「映画館落語 かもめ亭」は、ワーナー・マイカル・シネマズ 新百合ヶ丘において6月9日、10日に開催。午前8時オープン、8時30分上映開始。演目は桂歌丸「ネズミ」、三遊亭小遊三「蛙茶番」、ぺぺ桜井「色物」、ナビゲーターは林家たい平。鑑賞料金は1,500円(シニア割引はなし)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日毎夏長崎で開催される野外音楽フェス「Sky Jamboree 2012」の出演アーティストが発表された。1999年の開催以来、長崎の夏にはもはや欠かすことの出来ない野外フェスとなったSky Jamboree。稲佐山という大自然のパノラマの中で、思い思いの楽しみ方で1日中ロックできる貴重な瞬間だ。本日5月22日発表の出演アーティストは、ザ・クロマニヨンズ、10-FEET、BRAHMAN、THE BAWDIES、怒髪天、ストレイテナー、SPECIAL OTHERS、MAN WITH A MISSION、SHANKの9組。今後も追加アーティストの発表が予定されている。「Sky Jamboree 2012」は、8月26日(日)に長崎市稲佐山公園野外ステージにて開催。チケットの一般発売は6月24日(日)10時より開始となる。また一般発売に先駆けて、エフエム長崎にて早割り先行(500円引き)を実施。5月28日(月)16時放送のエフエム長崎『Spicy voxxx』及び、5月29日(火)10時から6月4日(月)18時までエフエム長崎WEBサイトにて受付。■Sky Jamboree 2012 ~one pray in nagasaki~日時:8月26日(日) 10:00開場11:30開演会場:長崎市稲佐山公園野外ステージ ※雨天決行(荒天の場合は中止)出演アーティスト:ザ・クロマニヨンズ、10-FEET、BRAHMAN、THE BAWDIES、怒髪天、ストレイテナー、SPECIAL OTHERS、MAN WITH A MISSION、SHANK、 and more
2012年05月22日JAF、長崎県観光連盟、NTTコムウェア九州の3社は、JAF月刊誌「JAFMate」6月号誌面でスマホ用ARアプリ「動(どう)フォト」による長崎県観光振興プロモーションを実施すると発表した。今回のプロモーションは、JAF月刊誌「JAFMate」6月号に掲載された、天草四郎像や大浦天主堂などの長崎県内の観光スポットの写真を、JAFオリジナルアプリ「動(どう)フォト」をインストールしたスマホ等のカメラで撮影すると、撮影した写真の観光スポットを紹介する音声付のプロモーション動画が再生され、そのスポットの詳しい情報を動画で見ることができるというもの。JAFは、雑誌の利点である情報の一覧性を生かしつつ、写真と文字でしか観光スポットの魅力を伝えられなかった紙媒体の表現枠を超え、読者をインターネットの動画情報へと誘引するというプロモーション手段で、長崎県への観光客誘致拡大を図るとしている。サービス提供期間は6月30日までの予定。利用可能端末は、AndroidOSで動作するスマートフォン、タブレットで、アプリ、動画視聴は無料で利用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日『かもめ食堂』、『めがね』など独特の世界観で多くの映画ファンに愛される荻上直子監督の待望の最新作『レンタネコ』が5月に公開されることが決定。さらに、公開に先立ち、2月に開催される第62回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にて正式出品されることが決定した。どこかゆったりとした時間の流れの中で、こだわりの場所と人の出会いを描いてきた荻上監督が選んだ新たな題材は、タイトルにもなっている「レンタネコ」。都会の片隅で“レンタネコ”屋をひっそりと営む主人公・サヨコが、心寂しい人たちと猫との出会いのお手伝いをしていく姿を描く。夫と愛猫に先立たれた老婦人に、単身赴任中の中年男、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー屋の受付嬢、サヨコと浅からぬ因縁を持ち、いまはとある組織から追われる男などなど、サヨコのもとに訪れる様々な事情を抱えた人たちと猫の出会いの物語が繰り広げられる。主人公・サヨコに扮するのは、『めがね』以来の荻上組参加となる市川実日子。大人の女性になりきる一歩手前の少年ぽさを残したたたずまいで、正体不明の“レンタネコ”屋をコミカルかつ愛らしく演じる。そして猫をレンタルする人々には、同じく『めがね』で共演した光石研に草村礼子、山田真歩、田中圭、謎の隣人に小林克也と、ベテランから若手勢まで個性豊かな面々が集まった。荻上監督作品のベルリン映画祭参加は、劇場長編デビュー作の『バーバー吉野』(’03)、『めがね』(’07)に続いて3度目。『バーバー吉野』では児童映画部門出品で特別賞を、『めがね』はパノラマ部門出品でザルツゲーバー賞を受賞と、それぞれに高い評価を得ており、いまや国際的に支持を集める荻上監督にとってベルリン映画祭は縁深い映画祭の一つ。“レンタネコ”屋という斬新な舞台で展開する新たな“荻上ワールド”は、海外でどのように迎え入れられるのか?第62回ベルリン国際映画祭は2月9日(現地時間)より開催。『レンタネコ』は5月、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:レンタネコ 2012年5月、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほかにて全国公開© 2012 レンタネコ製作委員会
2012年01月26日気仙沼の食堂を復活させる復興プロジェクトとして、新横浜ラーメン博物館に気仙沼「かもめ食堂」が、2月2日(木)復活開店する。 「かもめ食堂」は、昭和17年に気仙沼市で創業した老舗の食堂。昭和30年頃からラーメン展開を始め地元客に愛され続けた食堂だったが、平成18年4月後継者不在を理由に惜しまれつつも閉店。そして、昨年3月11日、東日本大震災の津波により店舗跡が全壊してしまった。そんな誰もが知っている気仙沼のシンボル「かもめ食堂」の復活を通して、震災前の平和な気仙沼を取り戻そうと立ち上がったのが、料理人の千葉憲二氏。日本料理の名店、銀座「江島」で料理長まで登りつめた、気仙沼出身の千葉氏が作る復活メニューは、気仙沼ラーメン 潮味など。味は当時の「かもめ食堂」のものではないが、気仙沼らしさを前面に出した復興への想いがつまったものになっている。気仙沼ラーメン 潮味 かもめの玉子(半熟煮玉子)入り ¥900この力強い復興への希望の味を、一杯いかがだろうか。お問い合わせ: 新横浜ラーメン博物館
2012年01月20日12月のJALは、機内食をはじめ、機内誌の特集に長崎県の“甘いおもてなし”が登場するなど、「長崎づくし」となっている。注目はやはり、ファーストクラスの機内食。ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート レストラン「フォレスト」がプロデュースを手がけ、豊富な海の幸、山の幸が揃う長崎の “いいとこどり” がテーマとなっている。雲仙しまばら鶏、雲仙活き活きポーク、長崎牛、長崎みかん、長崎産じゃがいも等、長崎県産の豊富な食材を使った料理が続々登場予定だ。また、長崎空港に到着の人にはJAL長崎キャンペーン 和華蘭ながさきクーポンBOOKがされるという。長崎県内の73の観光施設・飲食店でオリジナル特典が受けられるクーポンブック、旅行の際にはぜひこちらも活用して。お問い合わせ: JAL WEBサイト
2011年12月03日『かもめ食堂』、『めがね』など、観る者の心をどこかホッコリとさせてくれる良作を世に送り出してきたチームの最新作がついに始動!気になるタイトルは『東京オアシス』。東京を舞台に、ひとりの女性が繰り広げる出会いが、“何か”を気づかせる――。主演を務めるのはもちろん小林聡美!加瀬亮、もたいまさこ、市川実日子らおなじみの面々に加え、原田知世に新鋭・黒木華(はる)といった新たな顔ぶれも。主要キャストの小林さん、加瀬さん、原田さん、黒木さんが、5月の撮影を前に心境を語ってくれた。『かもめ食堂』、『めがね』、『プール』、『マザーウォーター』の製作チームによる本作。物語は小林さん演じる女優のトウコが、深夜のコンビニ、映画館、動物園といった何ということもない場所で、小さな偶然の出会いを果たすというシンプルなつくりとなっている。過去の作品は海外や地方が舞台となっており、のどかな風景が特徴として味わいを醸し出していたが、今回はタイトルにもあるように東京が舞台。こうした点も踏まえて、小林さんは「これまでとは毛色というか…雰囲気の違う作品になりそう」と語る。“女優”を演じるということについても「どのぐらいの女優なんでしょうか?」と思案顔だが、すかさず加瀬さんが横から「大女優ですよ」、「(セリフは)腹式呼吸でお願いします」と茶々を入れる。加瀬さんは、トウコが最初に出会う青年・ナガノを演じる。レタスを積んだ軽トラックを運転し、ひょんなきっかけで立ち寄ったコンビニの店先でトウコを車に乗せることになる。『めがね』以来の“常連”である加瀬さんも、本作には少し違った匂いを感じているようで「いままでに参加させていただいたものも(役柄は)突飛と言えば全部、突飛なんですが…。ただ今回、(脚本を)読んだ印象はいままでと違いましたね」と語る。セリフも従来と比べてかなり多いようで「(これまでは)どちらかというと会話とかじゃなくて、(間や表情で)やってきた気がするから、どんな感じなのかな、と」。トウコとナガノのある会話から、ナガノは群馬の出身ということが推測されるが、加瀬さんはそうした点も含め役柄について「このチームの映画って、書かれてないけど裏設定はしっかりしていて、毎回、ものすごくきちんと(役柄の裏設定の)説明を受けるんです。あえてそれをアピールするようなことはしないんですが。今回も(同じように)やることになるんじゃないかと思ってます」と明かしてくれた。初参加の原田さんは、トウコとは旧知の元脚本家・キクチを演じる。キクチはいまは映画館で働いているが、そこでトウコと偶然の再会を果たす。加瀬さんの「セリフが多い」という言葉に「意外と多くて…。間とかではなく、思いをはっきりと口にするんですよね」と頷く。自身の役柄については「人生の中で、何となく心のどこかで『こうなりたい』、『こうしたい』と思ってても実際にはそっちには進んでなくて…でも、どこかで思ってたら道が開けてくることがあると思うんです。私の役も、たまたまトウコさんと会って、背中を押してもらうんですが、人生をふり返ったときに『あのとき、ああいうことがあったから、こちらに来たんだな』という、どこかでスイッチ入れてもらった瞬間というのがあるな、と。分かるなという部分が多いです」と共感を口にする。劇作家・野田秀樹の主宰するNODA・MAPの公演にオーディションから抜擢され、そのまま続けて3作連続で出演を果たし、注目を集める黒木さん。映画初出演となる本作では、若いながらに人生に行き詰まった矢先に、動物園でトウコと出会うヤスコを演じる。物語について「私は大阪の田舎の出身なんですが、見知った人の周りで生きていると、なかなか全く知らない人と会って話をすることがなくなっていきます。いろんな人にお会いすることで、そこからいろんなことが起こったりすることがあるんだなと思いました」と初々しい表情で語る。これまで4作を作ってきたチームに参加することになるが、黒木さんはこれまでの作品の印象について「私の勝手なイメージなんですけど、空気が澄んでいて、澄んだ時間が流れているなと思って観てました」と語る。同じく初参加の原田さんは「『かもめ食堂』を観て、ひとつひとつ細かいところまで丁寧に作られてる作品なんだな、と。役者さんも自然にそこにいるように見えて、独特の空気感が心地よくて新鮮でした。こんな映画が日本で作れてすごいなと思っていたので参加できて嬉しいです」と喜びを口にする。原田さん曰く「『良い現場なんだろうな』と思っていて…いつになく緊張してないです」。では、迎える側は?小林さんは「怖い緊張感があまりないよね。『良い映画を作りたい』という目指すところはあるけど、それだけ。あとはみんなが自分らしくいられる現場だと思います」とニッコリ。加瀬さんも「“迎える”という意識はなくて、むしろ頼ってるというか、新しく参加してくれる人にすがって(笑)。そこでいつも新鮮な変化が起きるので、頼ってますし、楽しみにしてます」と新メンバーへの期待を語る。改めて、“東京”という街の印象をそれぞれに尋ねると「いろんなバックグラウンドの人たちが、一見そうと見えないんだけど、面白く調和して動いている街。エネルギーのある街だなって思います」(小林さん)、「色とりどりの場所だから、その中で自分が落ち着く場所をみつけるのは難しいときもあるんですが、エネルギーとかいろんなものをもらえるところだし、自分の中で上手くバランスを取りながらいる場所ですね」(原田さん)、「人がたくさんいるな、と思います。大阪から12月に出てきたばかりで、想像していた東京は“人が冷たい”とか“森がない”とかそういうイメージでした。でも、何か月かですが、いてみると地元と共通してるところもあって、公園とかもあって、自分が想像していた東京とは少し違うな、と思います」(黒木さん)、「街で言えば“砂漠”なのかな。でも、そこに“人”がいるから、好きでいられるし面白い。常に地方や外国の方も含めて、人が風のように出たり入ったりしてて…風通しのいい街にも見えるし、でも人を抜いたら砂漠なのかもしれないですね」(加瀬さん)とそれぞれに興味深い答えが。そんな思い思いの東京で、どのような出会いとドラマが繰り広げられるのか?先日の震災により、ロケ地などを含め少なからず影響を受けているという本作だが、小林さんは「まだ大変な状況が続くでしょうが、この映画はこのタイミングで作るのにいい映画じゃないかなと思います」と語り、「丁寧に心をこめて、自分の仕事をやっていきたい」と静かに意気込みを口にする。加瀬さんも「元々、シンプルな映画を作るチームですが、今回、震災があって、自分の中でいままで以上に余計だったものが揺り落とされた気がしています。そういう自分のまま、この映画の中に立ちたい」と思いを明かす。原田さんも「簡単に言葉にできないんですが、自分の中で確実に何か変わってきている」と語り「よりシンプルに…たくさん物事があって見えなかったものが、すごくすっきりと見えるようになった気もしてます。なので、そのまま現場に入ってやるのが一番いいかな。あまり頭で考えたり、物事をくっつけたりしないでやれたら」と慎重に言葉を選びながら思いを語ってくれた。「知らない人同士でいようと思えばいられるけど、ちょっと一声かけるだけで、温かいものが広がったりする」とトウコが東京の片隅で果たす小さな出会いをそんな言葉で説明する小林さん。ふとした出会いが人をつなぎ、気づきを生んでいく――。まさにいまの日本が必要とする物語と言えそうだ。このチームに欠かすことができない、フードコーディネーターの飯島奈美の料理など、撮影が始まる前から物語、キャスト以外の要素でも楽しみな点が多い本作。『プール』でメイキングを担当し、『マザーウォーター』で初めてメガホンを握った松本佳奈と、数多くのCMやPVを手掛ける中村佳代という2人の監督の手で紡がれる。『東京オアシス』は5月26日(木)よりクランクイン。撮影は2週間の予定で東京近郊で行われる。公開は10月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて。■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画
2011年04月22日流れる時間に身を委ねるように「人」が「場所」に集うさまを描いてきた、『かもめ食堂』、『めがね』、『プール』の制作プロジェクトから、また新たな作品が誕生する。そのタイトルは、『マザーウォーター』。フィンランド、南の島、タイに続き、本作の舞台となるのは、シンプルな美意識を貫いてきた街、京都。3月10日(水)より京都オールロケにて快調撮影中の本作だが、完成を間近に控えた3月29日(月)、出演陣が全員登壇しての製作会見が行われた。『かもめ食堂』『めがね』を手がけた荻上直子監督に代わり、今回指揮を執るのは松本佳奈監督。小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮、市川実日子、光石研の『めがね』組に、今回初参加となる小泉今日子、永山絢斗を加えた総勢7人の俳優陣が京都に集結した。まずは一人ずつ自己紹介からスタート。小林さんが「どこからかやってきて、バーをやっているセツコを演じています、小林聡美です。だんだん映画が出来上がってきて、気も引き締まる思いです」と口火を切れば、コーヒー屋を始めるタカコ役の小泉さんは「この街に最後にたどりついて、新しい人生が始まる役でワクワクします」と笑顔で挨拶。続いて、市川さんは「お豆腐屋のハツミ」、加瀬さんは「中古家具屋で修理をしているヤマノヤ」、永山さんは「銭湯・オトメ湯で働くジン」、光石さんは「オトメ湯の主人・オトメ」と自己紹介。そして「マコト役」のもたいさんはというと、「よく分からないのですが、いろんなとこで、いろんな人と関わる謎のおばさん?おばあさん?それも分からないような不思議な存在です」とのこと…。京都を舞台に選んだワケを、「たくさん人がいて大きい街だけど、個人商店とか昔からの人との関係が残っている場所。大きな鴨川から派生する小さな川、人と水の生活が繋がっています。人から人を描くのに、日本の中で京都は特別な街だと思って、京都にしました」と説明する松本監督。キャスト陣も各々、京都での楽しみを見つけているようで、「奥が深く素敵な街」(小林さん)、「仕事とかを大事にしている意気込みを感じる」(小泉さん)、「道の先が異界につながっているんじゃないか」(加瀬さん)と、東京とは違う神秘さにとりつかれた様子。そんな中、もたいさんは「京都に来たら…たくさん寝ています(笑)」。実は、小林さんと小泉さんは意外にも映画では本作が初共演となるが、小泉さんは小林さんについて「同級生ですし、とても信頼している方のひとりです。また一緒に映画の世界の中で何か残せたら良いと思っていたので、とても楽しい日々を過ごしています。最近もらうのは癖のある役が多かったので、この現場で毒消ししている感じです(笑)」と全幅の信頼を寄せている様子。同じく初参加の永山さんも「独特な雰囲気になじめるか不安で、クランクイン前はすごく緊張していました。久しぶりに手に『人』という字を書いて飲みました(笑)。いまもう大丈夫です。すごい世界観の中で、毎日が楽しいです」とすっかりなじんでいる様子。そんな2人に向けて、小林さんは「このチームは半分“寅さん”みたいな雰囲気なので(笑)、女性のマドンナと男性のマドンナが来てくれた!という感じです」と意気揚々。撮影の様子について尋ねると、小林さんはもう一人の出演者に言及。「田熊直太郎くんという1歳半くらいの男の子です。いつも機嫌の良い子で、もたいさんのセリフの口癖に『今日もキゲンよくやんなさいよ』というのがあるんですが、まさにそんな子です」と溺愛ぶりを見せる一方、小泉さんからは「バーの控え室が卓球場なので、みんなで卓球をしました。みんなすごくうまくなったよね」と微笑ましいエピソードも飛び出し、和やかな撮影の様子が伝わってきた。本作はまもなく、4月4日(日)にクランクアップ予定。果たしてどんな作品に仕上がるのか?『マザーウォーター』は10月下旬、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マザーウォーター 2010年10月下旬、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010パセリ商会
2010年03月29日『かもめ食堂』、『めがね』など独特の“ゆる〜い”世界観が熱い支持を集める荻上直子監督の最新作としてつい先日公開が発表された『トイレット』の特報映像が解禁となった。冒頭、皿いっぱいに敷きつめられたギョーザが映し出され、“ジュー”っと心地良い音が響き渡る。荻上作品と言えば食べ物!『かもめ食堂』でも『めがね』でも、劇中に登場する食べ物がおいしそうと話題を呼んだが、先に挙げた2作同様、今回もフードスタイリストの飯島奈美がスタッフに入っており、今回も映画を観ながらお腹が鳴りそう?そして気になる物語だが、この特報を見る限りではいまだ謎に包まれた部分が多い。オタク青年のレイ、引きこもりピアニスト・モーリー、勝気でワガママな大学生のリサという3人の兄妹と“センセー”と呼ばれる猫と、「天国のママが置いていった」という“ばーちゃん”の奇妙な共同生活が描かれるというのだが…。面白いのは、北米東部を舞台にした物語で、3人の兄妹はもちろん英語で話すのだが、もたいまさこ演じるばーちゃんを、そのまま“ばーちゃん”と呼んでいること。そして特報の最後に出てくるのは、ばーちゃんの言葉と思しき「みんな、ホントウの自分でおやんなさい」という教訓(?)。また、タイトルの“トイレット”が意味するところは?などなどいろいろと気になるが、公開は8月とまだしばらく先。今後、少しずつ明らかになってくるであろう詳細を期待して待ちたい。『トイレット』は8月28日(土)より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:めがね 2007年9月22日よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© めがね商会トイレット 2010年8月28日より新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© 2010“トイレット”フィルムパートナーズ■関連記事:『かもめ食堂』の荻上直子新作『トイレット』公開決定“ミューズ”もたいまさこ健在やっぱり猫が好き?超人気ブログ「くるねこ」アニメ化で小林聡美が一人全役に挑戦夏の星空の下、ロマンチックに屋外映画鑑賞!「スターライトシネマ PLUS」開催【ベルリン国際映画祭】『めがね』日本映画初のザルツゲーバー賞を受賞!もたいまさこは女優生命をかけて踊り、加瀬亮はひたすら眠り続けた『めがね』公開
2010年03月09日『かもめ食堂』、『めがね』など、その独特の世界観が支持を集める荻上直子監督の最新作『トイレット』の公開がこのほど発表された。海外で自分のオリジナル脚本で作品を作りたいという荻上監督の熱意のもと、昨年9月からカナダのトロントで撮影され、仕上げに至るまで全て、トロントで行われた本作。「人生は退屈の繰り返しに耐え忍ぶことだと思う」と信じて生きてきたプラモデルオタクの青年に、引きこもりピアニストの兄、そしてエアギターで自らのスピリットを表現しようとする大学生の妹という、それぞれバラバラでマイペースに生きている3兄妹が、母親の死をきっかけに、生前母親が日本から呼んだ“謎のばーちゃん”と交流し、少しずつ心の扉を開いていく姿が描き出される。荻上監督は「1994年から6年間、ロサンゼルスに滞在し、映画製作を勉強していました。映画の面白さを教えてくれ、映画を作りたくて作りたくてしょうがない気持ちにさせてくれたのは、ハリウッド映画ではなく、おかしくて上質な当時のアメリカン・インディペンデント映画でした。『ウエルカム・ドールハウス』、『ゴースト・ワールド』、『アメリカン・スプレンダー』など、多くの作品に刺激を受けました。それらは私の原点であり、いつか必ず北米で映画を作りたいとずっと願っていました。構想から約5年、昨年9月からトロントで撮影をした『トイレット』は、私がどうしてもどうしても作りたかった映画です」とのコメントを寄せ、本作に懸けた熱い思い入れを明かしてくれた。気になるキャストだが、物語のカギを握る人物であり、トイレから出ると必ずため息をつくという“謎のばーちゃん”を演じるのは、過去の全ての荻上作品に出演している監督の“ミューズ”もたいまさこ。個性豊かな3兄妹には、トロントでのオーディションにより若手俳優アレックス・ハウス、デイヴィッド・レンドル、タチアナ・マズラニーが選ばれた。さらに、『西の魔女が死んだ』のサチ・パーカーも監督の熱いオファーを受け、これまた“謎の”女性として出演している。スタッフは日本側から『かもめ食堂』、『めがね』に引き続き、フードスタイリストとして活躍する飯島奈美、衣裳の堀越絹衣が参加しているほか、現地カナダの若手スタッフを登用している。ちなみに、スチール撮影には『イースタン・プロミス』のデイビッド・クローネンバーグ監督の娘、ケイトリン・クローネンバーグが参加している。謎のばーちゃんが家族の絆を教えてくれる!『トイレット』は今夏、新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開。■関連作品:トイレット 2010年夏、新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国にて公開© “トイレット”フィルムパートナーズ
2010年02月18日