吉野の間伐材がパウダーになって酵素とまざって発酵、酵素浴になり、そしてその役目を終えたら、今度は発酵堆肥となり植物を育てているという。この化学薬品を一切使わないというオーガニック発酵堆肥の畑、Biogarten斎庭の里(ビオガルテンゆにわのさと)を大阪・堺市で営む寺田将樹さんに話を聞いた。■口に入るものの安全前職は教師だったという寺田さんが農業を始めたのは8年程前。ひょんなことから、学校の畑や田んぼの世話をやり始めたのがきっかけだった。気になりだしたのは、農薬のこと。一部には完全なオーガニックはあるものの、出回っている農作物はほとんどが農薬や除草剤散布されたものだという事実に「人間が食べるものになんてことを」という気持ちになったという。本格的に農業に取り掛かりはじめてからは、「無農薬・無肥料」を志したという寺田さんだが、虫がついて虫食いだらけ。とても売れる代物ではなかった。もう無農薬野菜は諦めようと、そんなときに出会ったのが、「酵素浴えん」を運営するFlavor(株)山口尚哉さん。酵素浴で使い終わったヒノキパウダーを肥料として農地にかぶせるというアイデアが生まれたのだ。通常のおがくずだと不純物が入っていて土壌に悪影響を及ぼす。しかし、なんといっても吉野で作られたおがくずは完全オーガニックであり、酵素も含まれている。発酵堆肥で黄金色の畑「吉野の山では重なりあって堆積した植物の死骸を菌類が発酵させ、ふかふかで栄養たっぷりな土壌をつくりますよね。発酵堆肥をかぶせたうちの畑は、吉野の山の環境がきたものだと思ってください」と寺田さんは言う。栄養にあふれてアスパラがぐんぐん伸びる畑は、無農薬で悩んでいたときの害虫被害もなくなった。■アスパラがすくすく育つ黄金の畑郊外の離れた農家から都心に届く野菜と違い、取れたての野菜は食べ方までも変わってくる。いまはまだまだ手に入りにくい寺田さんの野菜だが、もし他の農家が発酵堆肥を導入するなら指導は惜しまないという。発酵堆肥が輝く黄金の畑がもっと広がる日が来るために、私たちの意識を変えことが必要だ。アスパラガスがぐんぐん育つ畑■奈良・吉野の循環する木の物語とは吉野の山から切り出された間伐材は最後にはヒノキの堆肥へと姿を変えていた。そしてそのサイクルの途中には、いろんな人の「誰かのため」が詰まっていた。たとえば、自分では決して見ることのない森の姿のため、今日まで自分が受け継いできた伝統をいつか引き継ぐため、みんなが安心してモノを口に入れられるようになるため。素晴らしいのは、人々がみな、横のつながりをもってお互いの知恵と技術、それに対する対価とを融通しあっている姿だ。目の前のことに対して自分はいま、何ができるのか。地球のためとまで大きなことは言わずとも、まわりの人たちの幸せのためにアイデアや人脈を絞り出して行動することはとても美しい。今が、一方的に消費するばかりの生活を手放す時なのかもしれないと感じたサスティナブルな社会科見学だった。
2016年05月20日桜色に山が染まる頃、奈良・吉野山を訪ねました。今回のFASHION HEADLINEの特集は「サスティナブルな社会科見学」。このところ、ファッションについて考える時にも一方通行の矢印のように物事が通り過ぎていくのではなく、循環していく終わりとはじまりが繋がった形が頭によく浮かんでいました。きっと、消費されていくばかりのファッションでは満たされないという気配が漂うのを感じるからだと思います。そこで、FASHION HEADLINEでは、私たちの暮らしにおける“循環”とは、どんなものがあるのかを知りたくてサスティナブルな社会科見学をおこないました。最初に訪ねたのは吉野杉でも知られる奈良県吉野町。そこで、人生で初めて!林業に従事する山守さんのお話を伺い、一緒に山に入りました。ぐっと空を見上げる程の木々でも樹齢は40年程と山守さん。あと数十年は目をかけ、手をかけていかなくてはいけない木々だそうです。先を考える。未来を考える。心が凛となる時間でした。続いて、吉野の原木市で競られた木々が製材所で加工され、保管される様子を見学しました。そこでは、木一本いっぽんのキャラクターが書かれた手描きの紙が貼られて保管されています。まるで、一人ひとり違う個性をちゃんと認めて、その個性がぴったりとあう出番を待っているようです。実は、この吉野山との出会いは“酵素浴”でした。酵素浴につかわれる“おがくず”が吉野で作られ、酵素浴として人々を癒した後には無農薬で農業を営む農家さんの畑に肥料として使われるという話を聞き、「心地よい循環だな」と思ったことがサスティナブルな社会科見学をしたいという思いに変わりました。吉野で山守さんが手作業で加工したおがくずは一路京都に向かい、ハイヤット リージェンシー 京都で酵素浴となって人々を癒してくれます。その後、酵素浴としての役目を終えたおがくずは、大阪で農業を営む農家さんの畑で使われます。安全な食材を食べて育つ世代が、これから先の社会を支えるメンバーになるという訳です。「せっかく奈良に行くのだから」と調べてみると、奈良には日本古来の手法で日本酒を作る酒蔵や、何十年も前から社会活動と営利活動を両立させるコスメブランドがあることが分かりました。明日16日からスタートする「サスティナブルな社会科見学」では、循環する木々の物語と共に、奈良で出合ったサスティナブルな取組みもご紹介したいと思います。お楽しみに。
2016年05月15日オンキヨーは12月24日、マグネシウム箔材を使用した、ハイレゾ対応の「マグネシウムモノコック振動板」と、それを採用したヘッドホンドライバーの開発に世界で初めて成功した(同社調べ)。OEM製品や自社ブランドのヘッドホンに採用される予定で、2016年の実用化を目指している。新開発のマグネシウムモノコック振動板は、実用金属材料として最軽量のマグネシウム箔材を使用。マグネシウムは、アルミニウムより約40%軽量で強度と剛性に優れており、歪みの低減に有効な内部損失が実用金属の中で最大である。また、ドライバーは振動板形状を最適化したうえで一体成型しており。40kHz以上の広帯域再生と、歪みやノイズの抑制を実現した。このほか、表面強度と平滑性を確保し、初期性能を長期にわたって保つための特殊表面処理を同時開発した。今後はヘッドホン用だけでなく、イヤホン用など様々なサイズのドライバーを開発し、BtoB事業およびAV事業の拡大と業績向上を目指すとしている。
2015年12月24日ファミリーマートは7月28日、「おむすび」5種類を全国の「ファミリーマート」店舗でリニューアル発売した。今回リニューアルされたのは、ごはん、のり、具材の3つのポイント。ごはんは、ふっくら炊き上げるため、炊飯設備の一部が見直された。のりは、パリパリとした食感や風味を引き出すために、焼き時間や温度を再度調節。具材は一部増量され、使用する食材のグレードや調理方法が見直されたとのこと。対象のおむすびは、「手巻 紅しゃけ」(税込140円)、「手巻 辛子明太子」(税込138円)、「手巻 シーチキンマヨネーズ」(税込110円)、「手巻 紀州南高梅」(税込110円)、「手巻 北海道産真昆布」(税込110円)の5つ。リニューアルに合わせ8月3日まで、おむすび全品の内いずれか2個購入するごとに30円引き(ファミマTカード会員は35円引き)になるキャンペーンを実施。また、8月4日~17日には、「伊右衛門(550ml)」「爽健美茶(525ml)」「お~いお茶 絶品ほうじ茶(600ml)」と一緒におむすび全品の内いずれかを購入すると、合計金額から30円引きになる。
2015年07月29日昨今、ファッションの世界でも産地や素材など、川上に関心を寄せる人が増えている。食の世界でもその潮流は見受けられ、どこで生まれた食材をどう味わうのか“知を味わうこと”に注目が集まっている。先月、伊勢丹新宿店本館地下1階食品フロアで行われたイベント「『ニッポンの和牛』学んで味わうお肉屋さん体験」で、日本の和牛文化の啓蒙活動に取り組んでいるVIVA JAPANの浜田寿人さんに話を聞いた。この日和牛の魅力を伝えるために、浜田さんが選んだ部位は「トウガラシ」と呼ばれる牛前足の付け根部分。成体で600~700kgある牛から、わずか4kgしか取れない希少部位だ。このトウガラシをスライスした焼肉、挽肉にしたハンバーグ、牛脂を入れた味噌汁など、様々な形状で味わいながら、和牛の文化をレクチャーしていくイベントを通じて、浜田さん和牛の魅力について語っていく。日本では鮪と同じように、牛の部位にも細かく名前が付けられており、その数は50余り。トウガラシはウデ肉の一部分なので、歩行に必要な適度な筋肉があり、赤身と筋繊維のバランスが良い部位だ。「ウデ肉は筋肉が入り組んだ部位なので、ステーキ状には切りにくい部位です。日本にはすき焼きのように和牛をスライスする文化があり、ウデ肉もスライスに適しています。和牛の切り方からも、日本独特の無駄を作らない文化を知ることが出来ます」と浜田さん。スライスした肉の食感を焼肉で味わった後は、粗挽きミンチで作ったハンバーグを作っていく。このハンバーグにはつなぎを一切使わず、和牛100%。ミネラルを含んだ塩と粗挽き胡椒で味付けし、表面にこんがり焦げ目をつけ、中がレアな状態で頂く。赤身で歯ごたえのある部位の和牛なので、内側が適度にレアでも臭みはなく、もちっとした食感が楽しめる仕掛け。また「和牛は日本生まれの日本育ちなので、和食材の醤油、味噌、鰹節などの発酵食品との相性がいい」ということで、締めの逸品として焦げ目がつく位に焼きあげた牛脂を出汁にいれて加熱し、和牛の旨味と香りを取り入れた赤味噌のお味噌汁が登場。まろやかなでコクのある味噌汁で、新しい和牛の味わい方の一つになりそうだ。自宅で簡単にできるメニューなのも嬉しい限り。イベントの中で浜田さんは「日本の和牛はすべて個体識別番号が定められているので、どこで生まれ育ち、命をまっとうしたのかを知ることが出来る。時にはどこから、この和牛がやってきたのかを調べることで、命を味わうことを考えてみる機会を持ってみては。そして、和牛が育った場所に伝わる料理には、その土地の和牛の肉質がぴったりということが多いので、面白いものです」と浜田さん。日本の風土や文化が育んだ和牛の魅力や味わい方を知りながら、食卓に会話の花を咲かせてみるのも一興かもしれない。
2015年04月14日ミニストップはこのほど、「厳選おむすび」5品をミニストップ店舗で発売した。○素材・具材にこだわった高付加価値のおにぎり同商品は、こだわりの素材や具材を使用した高付加価値のおにぎり。「厳選国産コシヒカリ使用」「瀬戸内海産海苔使用」「お米には伯方の塩を使用」「中具の素材や産地」の、4つのポイントにこだわったおにぎりだという。一押し商品の「炙り紅鮭ハラミ」は、伯方の塩をふり、皮目はしっかりと炙った紅鮭のハラミを味わえるという。価格は160円(税込)。「三陸産いくら醤油漬」は、おにぎりに合うように醤油漬けした三陸産のいくらをふんだんにトッピングし、いくらの旨みがしっかり感じられる仕上がりだという。価格は190円(税込)。そのほか、「宮崎県産桜姫使用炭火焼鳥」は、宮崎県産銘柄鶏「桜姫」を炭火で香ばしく焼き、濃旨醤油だれでジューシーに味付けした。「北海道産炙りたらこ」は、北海道産生たらこを昆布だしで浸漬し、さらに炙ることで香ばしく仕上げた。「黒毛和牛しぐれ煮」は、脂の旨みが特徴の「黒毛和牛」のバラ肉のしぐれ煮が、ごはんとの相性抜群だという。価格は各160円(税込)。
2015年04月12日ボーイングは10月13日、ワシントン州オーバーンの自社施設で737 MAX用の胴体縦通材の製造を開始したこと発表した。○フライトテストは2016年胴体用縦通材は、胴体の全長に取り付けられ全体の強度を保つ役割を担う。同縦通材は完成後、カンザス州ウィチタの施設に輸送され、737 MAX初号機の胴体に組み込まれる。なお、完成した胴体はボーイングのレントン工場に移動し、最終組み立て工程に入る。737 MAXプログラムは予定通り順調に進捗(しんちょく)しており、2015年に初号機の最終組み立てを開始する予定で、完成機は2016年に実施されるフライトテストに使用される。737 MAXは次世代737型機の派生型で、エンジンは最新のテクノロジーを活用したCFMインターナショナル社のLEAP-1Bを搭載している。現時点で最高の燃料効率性を有する次世代737型機と比較しても燃料消費量が14%削減、就航当初の次世代737型機と比較すると20%の削減となる。
2014年10月14日東洋ゴム工業は8月1日、タイに硬質ウレタン断熱材の製造販売会社「TOYO SOFLAN WIZ(THAILAND)CO., LTD.(トーヨー・ソフランウイズ・タイランド)」を設立した。ダイバーテック事業セグメントにおけるウレタン事業のグローバル成長が目的。東洋ゴム工業は国内における硬質ウレタン事業を、ソフランウイズ通じ、技術開発から製造・販売まで一貫しておこなっている。硬質ウレタン原液は、防露・保温・保冷・凍結防止といったさまざまなニーズを満たす家庭用・業務用冷蔵庫や住宅用断熱建材、また超低温設備(LNG(液化天然ガス)貯蔵タンク、LNG運搬船)への用途として製造供給しており、その供給量は日本国内でトップシェアとなっている。トーヨー・ソフランウイズ・タイランドにおいては、日本国内で高い評価を得ている「硬質ウレタン断熱パネル」、および「硬質ウレタン原液」の製造・販売を行う。
2014年08月04日日本自動車連盟JAFは、夜間の視認性を高める反射材を取り入れた商品や安全グッズを多数取り揃え、インターネットでの販売を開始したと発表した。「反射材入りニット帽」は、一般価格9,980円(会員価格8,400円)で、ダークベージュ、ラベンダー、オリーブグレー、ダークネイビーの4色。「反射材入り手袋」は、一般価格6,300円(会員価格5,250円)で、メンズ用はセピアモカ、レディース用はモカ。同製品は、横編機の販売などを行っている島精機製作所と共同企画したオリジナル商品。島精機製作所の「ホールガーメント(R)」という技術と、高級カシミヤと反射材入り糸「リフレ」を使用したとのこと。ほかにも、日本反射材普及協会の協力を受け、反射材のついた雨傘やキーホルダー、さらにジェイウィン製の三角停止表示板などの安全資機材もラインナップ。車のヘッドライトの光に輝く反射材は、夜の歩行者にも、それを見分ける車のドライバーにとっても安心だ。詳細は、JAFナビを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月16日株式会社ディノス(東京都中野区)は、2012年7月20日“日本三大檜”と称される高級材「紀州檜」を使用した家具を、くらしを豊かにするリビング総合カタログ『ディノスリビング 2012秋冬号』で発売する。“檜家具”は、和歌山県の米山工芸(株)とディノスとの共同企画。切り捨てられてしまうことの多い「端(たん)ころ」と呼ばれる、建築材には適さない曲がりや凹凸のある原木や、切り株付近の切れ端等、従来は利用されることの少なかった材を資源として有効に活用していることが特徴だ。今回利用されている、「紀州檜」は、古来より良質で丈夫な木材として、建築に使われてきた木材。檜の持つ強い耐久性と、日本の気候に合った調湿性、癒しの香り、カビ・ダニなどの発生を抑制する殺菌作用もあると言われている。森の木を新たに伐採するのではなく、これまでは朽ち果てるのを待つことが多かった「端ころ」が、匠の技によって命を吹き込まれ、上質な家具として生まれ変わった。無垢材の持つ温もりある質感と個性を生かしながら木の特性に合った加工が施され、様々なインテリアに合うようにシンプルなデザインに仕上げている。使い込むほどに味わいや愛着が増し。経年変化を楽しめる“共に暮らし、共に歩み、共に生きていく家具”のある暮らしを体感してみてはいかがだろうか。NEW 【ディノス企画商品】※商品URLは2012年7月20日公開予定「紀州檜オープンラック〔本棚〕」 21,800~52,800円(税込)色=ナチュラル(写真)、ブラウンサイズ=幅45・60・75・90cm(4タイプ)、高さ90・180cm(2タイプ)奥行き40cmは共通 合計8サイズ プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年07月17日通販化粧品ブランド「草花木果」では、天然のゆずのアロマオイルとひのきの間伐材から手作りで仕上げたアロマセット「癒しの木果香」を数量限定で発売開始した。肌効果を期待できる植物や天然成分、見直されている日本の伝統的な知恵の数々をアロマセットに仕立てており、植物の中にいるようなやすらぎを呼吸ごとに感じることができる。ポットの上部にオイルを4~5滴落として使用。火も電気も使わないので、玄関やリビング、寝室など幅広い場所で安心して香りを楽しむことが可能だ。アロマオイルは、高知県土佐あき農協内の安田町中山地区のゆずを使用した。ゆずの果皮からじっくりと低温で手間隙かけて採油し、ボトルに詰めた。(鉱物油、合成色素、合成香料、パラベン無配合)ゆずの香りは、心身ともにリラックスした状態にすることはもとより、冬至に柚子湯の風呂に入ると「1年中風邪をひかない」という言い伝えがあるなど、生命力に関わりのある植物だ。冬のアロマの香りとしてぜひ取り入れたい。アロマポットには、木目と木色の美しさにこだわって、芳しい香りをもつ国産のひのき(静岡県産)を採用。森林の成長過程で密集化する立木を間引く“間伐材のヒノキ”を使用し、環境にも配慮している。ヒノキは、殺菌効果や害虫やカビなどに強いと言われ、日本の生活の中で取り入れられてきた身近な木材だ。厳しくなる寒さ、師走を迎えてますます忙しくなるこの時期だからこそ、植物の自然のちからで疲れを癒し、肌と心をリラックスさせていてはいかがだろうか。「癒しの木果香」商品価格 3,780円(税込)プレスリリース提供元: PR TIMES
2011年12月16日パパと子どものための木のおもちゃブランド「PaPaCo YOSHINO」から、2011 年9月、『きのかみ』が発売された。 「PaPaCo YOSHINO」は、パパと子どもが楽しく遊び学べる・会話で盛り上がる・夢中で創作するきっかけとなることを目指し、日本の林業発祥の地、奈良県吉野の杉や檜の端材・間伐材を使用した「おもちゃ」を創作している。またその活動を通して、吉野の森の再生に貢献することを目指している。今回「おもちゃ」第一弾として販売する『きのかみ』は、デザイナーとのコラボレーションにより、日本の良質な木の手触りや香りが感じられるユニークなものだ。「PaPaCo YOSHINO」ラインナップ『きのかみ』(パッケージデザイン:長澤昌彦)吉野の森の杉素材をそのままに活かした、木の紙。木材を薄くスライスして紙に貼り合わせて制作。折り紙に、ペーパークラフトに、便箋に。1枚1枚違う木目の風合いと、ほのかな木の香りが感じられる。『どうぶつのドミノ』(デザイン:山極博史)どうぶつの形をした様々な模様の檜製のピースセット。トランプや対戦ゲーム等ができるカードやこまとして。並べて倒す、積み上げるブロックとして。子供の成長に合わせて様々な遊び方が楽しめる。 『つみき』(デザイン・松本和美)平行四辺形と台形による積み木。杉を素材に、伝統技法「うづくり」で仕上げ、線による数字・計算記号がシンプルにデザインされている。バランスをとりながら積み上げたり、計算遊びなど長く親子で愛用できる積み木だ。『きのかみ』(840 円 [ 税込])は、ミュージアムショップNADiff ( 国立近代美術館、東京都現代美術館水戸芸術館、愛知県美術館、NADiff a/p/a/r/t) 、トイギャラリーApty 四谷店(東京おもちゃ美術館内)、トイショップApty 中野店で販売中。今後、第二弾『どうぶつのドミノ』第三弾『つみき』もインテリアショップ、おもちゃショップなどで販売される予定だ。本物の木の香りがする折り紙で、子どもと一緒に自然資源の大切さを学ぶきっかけにいかがだろうか。取材/おうちスタイル編集部
2011年10月11日