歌舞伎俳優の市川海老蔵が24日、テレビ東京系の主演ドラマ『石川五右衛門』(2016年10月スタート 毎週金曜20:00~)のクランクアップを迎えた。同作は、2009年に海老蔵主演で公演が行われた新作歌舞伎『石川五右衛門』に潤色を加え、映像化。テレビ東京で、ゴールデンタイムで連続放送の時代劇が復活するのは、8年ぶりとなる。原作・脚本は、漫画『金田一少年の事件簿』『神の雫』原作者である樹林伸が手がけた。海老蔵は24日、京都・太秦の松竹撮影所でクランクアップ。五右衛門の昼の顔、夜左衛門が秀吉の前で舞を披露するシーンの撮影が終わると、石原監督から花束を渡された。そして、共演者やスタッフを前に「時代劇の連続ドラマがなくなりつつある中、いつの日か在京キー局で時代劇の連続ドラマができたら、と思っていました。皆様のお力で現実となりました。ありがとうございました」と感謝を述べた。海老蔵は数々の歌舞伎公演に出演しながら撮影を続け、期間は半年に渡ったが「去年12月から今年2月、3月、4月、6月と撮影は飛び飛びで長かったですが、皆さまにすごく気を使っていただいて時間の長さは感じませんでした」とコメント。印象的だったシーンには「南禅寺三門の楼上で衣装をつけて白塗りをし『絶景かな』という五右衛門を演じたシーン」をピックアップし、「歌舞伎俳優なら一度は夢見ることじゃないですか。テレビを通じて多くの方に見ていただければと思います」と視聴者にメッセージをおくった。
2016年06月25日歌舞伎俳優・市川海老蔵主演のテレビ東京系ドラマ『石川五右衛門』(10月スタート 毎週金曜20:00~)の、京都撮影シーンがこのほど、公開された。同作は、2009年に海老蔵主演で公演が行われた新作歌舞伎『石川五右衛門』に潤色を加え、映像化。テレビ東京にで、ゴールデンタイムで連続放送の時代劇が復活するのは、8年ぶりとなる。原作・脚本は、漫画『金田一少年の事件簿』『神の雫』原作者である樹林伸が手がけた。今回公開されたのは、重要文化財に指定されている南禅寺三門の楼上に五右衛門が佇み、キセルを片手に「絶景かな、絶景かな」とセリフを披露するシーン。撮影時、周囲には観光客も多く見守っていた。海老蔵は「石川五右衛門姿で南禅寺の三門の上に立つというのは、歌舞伎俳優だったら皆一度はやりたいことでしょう。実際にベテランの方も駆け出しの若手も一度は必ずやったことがあるはずです。役者冥利に尽きるシーンでした」と、このシーンについての感動を語る。今回は2種類の衣装を身に着けたが、片方は新作歌舞伎『石川五右衛門』で使用された、白地に龍をあしらったどてら。もう一着は、12代目市川團十郎が歌舞伎で五右衛門を演じた際に着用した、紺地に金が施された伝統的な衣装となっている。
2016年06月18日俳優・駿河太郎が7月公開の映画『夢二~愛のとばしり』で主演を務め、竹久夢二に扮することが、このほど発表された。1884年岡山で産まれ、明治、大正、昭和の3つの時代を生きた"日本最初のポップアート"アーティストと呼ばれる画家で詩人であった竹久夢二。今でも全国のさまざまな場所で特別展が開催されるなど、ファンを増やしている。本作では、哀しくも愛ある人間あるいは男として夢二を捉える。メガホンを取り、脚本を手掛けるのは宮野ケイジ監督。夢二の駆け抜けた時代を再現しながら、「美人画」のモデルとなった妻・たまきとの憎愛と決別や崩壊、さらに最も愛した女性・彦乃(しの)との逃避行、そして死に至るまでを映し出す。2011年のNHK連続テレビ小説『カーネーション』でヒロインの夫・川本勝役に抜てきされ、TBS系ドラマ『半沢直樹』(13年)の湯浅威役でも注目を集めた駿河。そのほか、本作には女優の小宮有紗、黒谷友香、俳優の加藤雅也らも出演する。小宮は彦乃を、黒谷はたまきを、加藤は彦乃の父を、それぞれ演じる。(C)2015映画「夢二~愛のとばしり」製作委員会
2016年01月31日新東名高速道路 NEOPASA駿河湾沼津 上り(静岡県沼津市)に12月10日、高速道路初となる「TSUTAYA」と「スターバックス」によるBook&Cafeと、ベーカリー「ベルべ」がオープンした。Book&Cafeでは、コーヒーの香りを楽しみながら購入前の本をカフェテーブルで楽しめたり、コーヒーを片手に書棚の前で本や雑貨を選んだりすることができる。また、店舗の前には駿河湾が広がっており、オーシャンビューを眺めながらカフェタイムが過ごせる。営業時間は8:00~21:00。ベーカリー「ベルべ」は、生地作りから焼き上げまでの全ての工程を店内で行う「オールスクラッチ製法」と、無添加食材にこだわった焼きたてパンを提供するベーカリーとなっている。営業時間は7:00~20:00。
2015年12月11日新橋演舞場の新年の幕開けに、今回も市川海老蔵が登場。「初春花形歌舞伎」として、2009年の初演から大幅にスケールアップをした『石川五右衛門』を、2015年1月2日(金)より上演する。そこで五右衛門役の海老蔵に、今の思いを訊いた。新橋演舞場 初春花形歌舞伎 チケット情報石川五右衛門という稀代の大泥棒を題材に、『金田一少年の事件簿』の原作者である樹林伸の原案のもと、海老蔵が新作歌舞伎をつくり上げたのは平成21年8月。誰もが知る人物だが、実はこの五右衛門、史実がほとんど残っていない人物だと言う。「つまり石川五右衛門というのは、歴史が、想像がつくった人物なんですよね。だからこそ五右衛門って自由ですし、それこそ僕が彼に感じる魅力の最高の部分でもあるんです」。その五右衛門の父が実は……というのが、新作歌舞伎『石川五右衛門』における大きなポイント。しかも今回の舞台は日本だけにとどまらず、はるか中国大陸にまで及び、より壮大な物語が展開される。「前回までは“父と子の物語”でした。今回はそういった部分も含め、“友情”、さらに“恋”という歌舞伎ならではの題材を、樹林流に書いていただいた。それを五右衛門で体現出来るというのは、とても楽しみです」。また五右衛門には、古典歌舞伎『楼門五三桐』(さんもんごさんのきり)に、京都・南禅寺にある山門での「絶景かな、絶景かな」という名ぜりふがある。このせりふを海老蔵は、劇中でなんと2回も登場させると言う。「歌舞伎の『絶景かな』というのは、あくまで様式美なんですよね。でも実はそこに五右衛門の精神性が込められていて。今回はさらにその上をいく『絶景かな』をつくるべきだなと。それまでのドラマによって、見えていたはずのものが変わって見える瞬間。その2度目の『絶景かな』を、中国大陸のどこかで実現させようと思っています」。舞台機構や演出でも、よりダイナミックな作品になると意気込む海老蔵。しかしひとつ残念な事実もある。「父(十二世市川團十郎)がいないのはやっぱり惜しまれますね。でも今回は父が演じた秀吉役を、市川右近さんが勤めてくださる。相当プレッシャーには感じていらっしゃると思いますが、右近さんが今持っていらっしゃる秀吉像を真っ直ぐ演じていただくことが、一番素敵なことじゃないかと思います」。海老蔵が贈る、新年にふさわしい豪華な演目。「皆さんの2014年の埃が落ちるよう、また2015年が無病息災で過ごせるような気迫でやれればと思います」。公演は1月2日(金)から25日(日)まで。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2014年12月12日タミヤは11月15日・16日、ツインメッセ静岡(静岡市駿河区)において「タミヤフェア2014」を開催する。○陸上自衛隊の最新鋭戦車「10式」も展示同イベントは、静岡の秋のホビーイベントとして今年で16回目の開催となる。合計1万平方メートルを超える会場内に、プラモデル、RC(ラジオコントロール)モデル、ミニ四駆、デコレーションなど、タミヤが製造・販売する全ジャンルのホビーを楽しめるコーナーを展開する。年末年始にかけて発売するスケールプラモデル、RCモデル、ミニ四駆など、多数の新製品も展示する。注目は陸上自衛隊の最新鋭戦車「10式」の1/16スケールRC(ラジオコントロール)モデル。自衛隊の全面協力による徹底した実車取材を行い、エンジン音や各種作動音、「砲口自動追尾システム」など、細部にわたって再現した。また、ゆるキャラ「くまモン」をモチーフにしたRCカーも登場する。○誰でも参加できるミニ四駆レースも南館のミニ四駆エリアでは、誰でも参加できる競技会「ミニ四駆グランプリ2014 Autumn 静岡大会」を開催する。16日には、世界8カ国から総勢25名以上の各国代表レーサーが来日し「ミニ四駆ワールドチャレンジ」を行う。タミヤ認定の電動RCカー ワールドチャンピオン決定戦は、15日に予選、16日に決勝を開催。両日とも自由に観覧ができる。体験イベントとして、ミニ四駆の工作教室、粘土を使用したお菓子作りホビー「スイーツデコレーション」の製作体験、RCトレーラー乗用体験コーナーなども用意。販売コーナーでは、同展だけの特別販売商品や最新モデル、オリジナルグッズなどを販売する。開催時間は、11月15日は9:00~17:30、11月16日は9:00~16:30。入場無料。両日とも、小中学生先着200名にタミヤ製品をプレゼントする。ひとり1個のプレゼントで、なくなり次第、終了となる。
2014年11月12日古田新太が天下の大泥棒・石川五右衛門に扮する劇団☆新感線の人気シリーズ最新作『SHINKANSEN☆RX「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」』が、12月19日に東京・東急シアターオーブにて開幕した。出演はほかに三浦春馬、蒼井優ら。劇団☆新感線 SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』チケット情報もともとは「古田新太には石川五右衛門のヅラがよく似合う」という思い付きから始まったという今シリーズ。2008年、2010年公演に続いての第3弾だ。1作目では南の島、前作ではヨーロッパの小国を舞台に大冒険活劇を繰り広げた五右衛門だが、今回の舞台は初の日本。空海が開いた寺にある黄金目玉像という仏像を盗むも、それは金メッキのガラクタ。だが実はそれにこそ空海が残した莫大な埋蔵金の隠し場所が暗号として刻まれていた。そのお宝をめぐり女盗賊、盗賊目付、堺の悪徳商人、さらに天下人秀吉や、前作から五右衛門との因縁を引きずった南蛮人までも登場、怪しげな人々が入り乱れ、陰謀や復讐や恋が繰り広げられていく。とにかくこれぞ劇団☆新感線、と手を叩きたくなる、派手で粋で、血湧き肉躍る舞台。轟音で鳴るロック、フライングなど派手な演出、さらにおバカ要素もてんこもりで、思いっきり笑って楽しめる。ちゃらんぽらんのようで決めるところはバシっと決める古田の五右衛門はもはや鉄板。ユニークな“五右衛門ヅラ”すら次第にカッコ良く見えてくるから不思議だ。また探偵的ポジションである盗賊目付、明智心九郎役の三浦春馬が、新感線初参戦とは思えぬハマりっぷり。ルックス良し歌良しダンス良しで、さらにコメディセンスも抜群。“ウザ爽やか”とでも呼ぼうか、彼ならではのキャラクター造形で百戦錬磨の新感線メンバーと渡り合っても一歩も引かないインパクトで、舞台人としてのセンスの高さを見せ付けた。蒼井優も映像で見せる印象とは180度違う、おきゃんな娘を好演。女盗賊・猫の目お銀をぴょんぴょん元気に飛び跳ねながらキュートに演じる。また三浦演じる心九郎と双璧をなすうっとおしさをかもすシャルル王太子を、ミュージカル界のプリンス・浦井健治が前作に続きハジけた演技で楽しげに演じれば、悪役ポジションで村井國夫&麿赤兒のベテランコンビがビシっと舞台を締める……と、キャスト陣の豪華さも他に類をみないほど。まさにお祭りのような舞台になっている。新感線ではめずらしい、謎解き要素も加わった今回の作品。五右衛門らが挑む暗号解読に加え、男女の心の謎解きも物語の軸のひとつ。この部分を三浦と蒼井がしっかりと演じ、観劇後、熱狂の中にもほのかに爽やかな余韻を残させる。年末年始の忙しい間を縫っても観に行きたい、ジャパニーズ・エンターテインメントだ。公演は1月27日(日)まで同劇場にて。その後2月6日(水)から28日(木)まで大阪・オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)でも上演される。チケットは発売中。
2012年12月25日古田新太扮する大泥棒・石川五右衛門を主人公に据えた、劇団☆新感線の『五右衛門ロック』シリーズ。2008年の第1弾『五右衛門ロック』では南の島で大暴れ、2010年の第2弾『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive』ではヨーロッパの大海を舞台に女海賊と渡り合った。そして第3弾『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』が12月にお目見えする。この冒険活劇で、新感線初参加を果たすのが三浦春馬だ。劇団☆新感線SHINKANSEN☆RX「ZIPANGPUNK~五右衛門ロックIII」 チケット情報「出演が決まってから『シレンとラギ』(新感線の2012年春興行)を観たんです。新感線の舞台には鳥肌が立ったり、圧倒される場面がいくつもあるんですけど、それを自分がお客さんに投げかけるんだって思うと、いつもとは違う、言葉では表せないような高揚感がありました」。これが三浦にとって3度目の舞台。過去2作は、所属事務所の先輩、岸谷五朗と寺脇康文が主宰する演劇ユニット“地球ゴージャス”への参加だ。「僕はまだまだ自分のことしか考えられてないのかもしれないんですけど、本番が始まると毎日が全力、という感じ。どうしたって自分の本気が溢れてきて、いつも熱い、テンションの高い状態でいられるんです」。今年春に出演した『海盗セブン』の劇中、ダンスや歌を披露するソロパートでは、「ここはNYなんじゃないか?」という歓声に包まれたことも明かす。「すっごい気持ちよかった。(舞台)袖に引っ込んで、泣いたのか泣きそうになったのか自分でもわからないぐらい。毎回、かけがえのないものをお客さんからいただいていた気がします」。三浦にとって初めての客演。「ゴージャスで教えてもらったことを出して、一生懸命羽ばたきたい」と意欲をみせる。今回三浦が演じるのは、明智心九郎という京都所司代盗賊目付にして、五右衛門に対抗する名探偵的な役どころだ。「“ずっと味方だぜ!”みたいに五右衛門を慕う子分を想像してたので、年齢は下でも五右衛門と対等な役は意外でした。あと、蒼井優さん演じる女盗賊に恋される役らしいから、稽古場で優さんをげんなりさせないよう、言動には気をつけます」とはにかむ。「殺陣はすっごい楽しみ。事前に自主練習したいって劇団関係者に確認したら、“変なクセがついても困るからやらないで”って答えでした(笑)。とりあえず、やる気あります!ってことは伝えました」。今作を上演する東急シアターオーブは7月に東京・渋谷にオープンしたばかり。大阪の会場も4月にオリックス劇場へと生まれ変わった。東西大劇場の真新しい舞台に立つことに「めちゃくちゃ気持ちが上がりますよね!」と目を輝かせる。「僕、オープン前のシアターオーブの前まで行ったんですよ!エントランスのガラス張りの窓から渋谷の街が見渡せて、これはお客さんが入口から、異空間に連れていかれるんじゃないかな。舞台への期待感が大きくなる劇場だと思ったし、そこに立つのが待ち遠しいです」。公演は12月19日(水)から2013年1月27日(日)までシアターオーブにて、2月6日(水)から28日(木)までオリックス劇場にて上演される。
2012年09月21日