2月23日、61歳の誕生日を迎えられる天皇陛下は、登山好きとしても知られている。実は、同日は「富士山の日」でもある。静岡県と山梨県では条例で定められている記念日だが、陛下が即位されたことで2月23日は’20年から祝日となっている。陛下が初めて登山を経験されたのは、5歳の時。軽井沢の離山に登ったのをきっかけに、山に関心を持つようになられた。小学校高学年の頃は、『日本の山々』(山と溪谷社)や『世界文化地理大系』(平凡社)といった本を愛読されていたという。そんな陛下にとって、富士山は特別な思い入れのある山だった。小学校1年生だった’66年の秋には、学習院初等科の屋上から富士山をご覧になっている。その時の感想を《ぼく、あんまりうれしかったので、おくじょうから、おっこちそうになりました》と文集に綴られた。’87年7月には皇族として初めて日本山岳会の会員になられ、これまで登山をされた回数は国内外を含めて170回を超える。そんな陛下が富士山に初登頂されたのは、皇太子だった’08年8月のこと。実は’88年8月にも挑戦されたが、天候悪化のため8合目で引き返されたのだった。陛下は20年越しの悲願達成に、「感慨深いものがあります。富士山の高さ、大きさを感じました」と喜ばれたという。’10年の年始に行われた歌会始では、富士山頂で見たご来光を回想され《雲の上に太陽の光はいできたり富士の山はだ赤く照らせり》とお詠みになられている。これほどまでに山好きな陛下は、南アルプスを登山された’86年8月に同行の記者団から登山をする理由を問われ「山に登っている時は雑念がありません。登ることと景色を見ることに没頭しています」とお答えになられた。「“無心になれる”ことは、陛下にとって登山の魅力のひとつでもあります。陛下はどのルートが良いか入念にお調べになることはもちろん、ジョギングやトレーニングといった準備もされます。そのいっぽうで登山中にすれ違った人々には、『どちらからですか』などと立ちどまって話しかけられるといった気配りも欠かさないのです」(皇室担当記者)’93年6月に雅子さまと結婚されてからは、翌年6月に初めてご夫妻で東京・奥多摩の高水三山に登られた。陛下は『山と渓谷』(1996年1月号)の「山と私」というエッセイのなかで、《私は、これからも妻とこのような登山の楽しみを見出せたらと思う》と綴られている。’09年8月には小学生になった愛子さまもご一緒に、斜面が緩やかな那須岳を中心に一家でハイキングを楽しまれるようになった。現在は新型コロナウイルスの影響もあり、また天皇というお立場から陛下が登山をすることは容易ではない。だが、再びご一家で自然と触れ合える日を心待ちにされていることだろう。
2021年02月22日いつものランニングとは違う刺激青梅高水国際トレイルランは、2020年4月5日(日)に東京都青梅市で開催します。普段とランニングに変化をつけたいと感じている方におすすめの大会です。大会では、昨年に続きトレランフェスと同時開催します。トレランフェスでは、トレイルラン・アウトドアブランド・山系などのグッズ、飲食店ブースなど約80店が集結する予定です。飲料水の持参は必須会場は、JR青梅駅から徒歩8分の永山総合グランドになります。種目(参加費)は、30km(6,000円)と15km(5,000円)、どちらの種目も500ml以上の飲料水の携帯が参加の条件となります。比較的走りやすいコースは、永山公園総合グランドをスタートし折り返しは、30kmが高水山常福院、15kmは栗平の折り返しとなります。給水は、30kmは20km地点、15kmは7km地点の各1カ所のです。エイドに給食はありますが、お腹が空く方は補給食を持って走ることをおすすめします。山桜が咲くころ、いつも走っている道路を外れて、舗装道路以外の野山、木立の間や川岸の土手の上を走ってみては、いかがでしょうか。(画像は公式サイトより)【参考】※南梅市トライアスロン協会 公式サイト
2019年11月28日