新ブランド「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」が、2021年3月13日(土)よりスタート。宮前義之率いるデザインチームが手掛ける。イッセイ ミヤケの独自のものづくり「A-POC」の可能性を見出す新ブランド「A-POC」とは、“A Piece Of Cloth(ア・ピース・オブ・クロース)”つまりは直訳で「一枚の布」のこと。三宅一生が1998年にスタートした、1本の糸から服をつくりだす独自のものづくりだ。「一枚の布」から衣服を好きな形に切り出すことができ、“着る人自身がデザインの最終段階に加わって楽しめる”というのも大きな特徴とされる。これまで「A-POC」は、服づくりのプロセスを変革し、着る人が参加する新しいデザインのあり方を提案してきた。「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」では、その「A-POC」の概念をさらにダイナミックに発展させる。“一枚の布”の上に、アートやテクノロジー、クラフトなど、ジャンルの垣根を越えた多彩なアイディアを繰り出し、“次世代の衣服”として様々な可能性を見出す。宮前義之率いるデザインチームが手掛けるデザインは、2011年から2019年までイッセイ ミヤケのデザイナーとして活躍した宮前義之率いる、エキスパートを集めたデザイナチームが手掛ける。宮前は、2020年10月、横尾忠則氏と「A-POC」とのコミュニケーションから生まれる新しい衣服のプロジェクトとして「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE」をスタートしていた。今後は「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」から発信していくこととなる。デビューを飾る新作はブルゾン&ジャケットスタート時は、主なアイテムとして、スタート時はブルゾン「TYPE-O(タイプ・オー)」、そして次いで4月上旬にジャケット「TYPE-U(タイプ・ユー)」を展開する。蒸気によって生み出された幾何学模様の「TYPE-O」「TYPE-O」は、イッセイ ミヤケ 2012-13年秋冬コレクションにて宮前が発表した「スチームストレッチ」の技術を用いたブルゾン。「スチームストレッチ」は、熱で縮む特性のある糸を織り交ぜた「一枚の布」に高温の蒸気をあてることで、意図的に生地を収縮させ、立体的な模様やかたちを生み出す。その製法を活かし、「TYPE-O」には美しい幾何学模様が施されている。軽い着心地で、一年を通して着用できる。着る人が自由に形をつくるジャケット「TYPE-U」「TYPE-U」は、着る人が自由に形を作ることができる素材を使ったシリーズだ。柔らかい袖口は、捲り上げるとその形がキープされるので、作業をする時やスタイルに変化をつけたい時など、気分やシーンに合わせてアレンジできる。肩と袖の結合部分は、シャツのようにゆったりとしたデザインなので、肩幅を問わず、リラックスした着心地を叶える。カラーは、ライトグレー、ライトベージュ、オレンジ、ライトグリーン、ライトブルー、ブルー、ネイビーといった鮮やかなラインナップを揃えた。東京・青山に初の路面店3月13日(土)には、東京・青山に初の路面店となるエイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 青山がオープンする。【詳細】「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」取り扱い:エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 青山※一部アイテムは公式オンラインストアでも取り扱い。※3月8日(月)より公式インスタグラムが公開。■「TYPE-O」発売日:2021年3月13日(土)サイズ:1、3カラー:ピンク、ターコイズグリーン、ライトグレー、ブラック価格:120,000円+税■「TYPE-U」発売時期:4月上旬発売サイズ:1、2、3カラー:ライトグレー、ライトベージュ、オレンジ、ライトグリーン、ライトブルー、ブルー、ネイビー価格:58,000円+税【店舗情報】エイポック エイブル イッセイ ミヤケ / 青山(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE / AOYAMA)オープン日:2021年3月13日(土)住所:東京都港区南青山5-3-10 FROM-1stTEL:03-3499-6476営業時間:12:00~19:00 ※営業時間短縮©ISSEY MIYAKE INC
2021年03月11日映画『存在のない子供たち』が、2019年7月シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開する。貧しい12歳の少年を通して描く人間ドラマ映画『存在のない子供たち』は、両親を告訴する12歳の少年ゼインを通して、中東の貧困、移民などの社会問題を描き出す人間ドラマ。貧困の生々しさの中で、懸命に生きる姿に胸を打たれずにはいられない。本作は、2018年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞、エキュメニカル審査員賞を受賞。また、2019年ゴールデン・グローブ賞&アカデミー賞の外国語映画賞にレバノン代表としてノミネートされるなど、世界中で絶賛された作品だ。監督はナディーン・ラバキー監督のナディーン・ラバキーは、2007年の映画『キャラメル』で監督・脚本・主演の1人で行い、カンヌ国際映画祭の初上映で話題を呼んだ、その後は、数々の映画賞を受賞した実力派だ。また、2019年度のカンヌ国際映画祭“ある視点部門”の審査員長も務めることが決定している。出演者は登場人物と似た境遇の素人たち主人公ゼインをはじめ出演者のほとんどは、登場人物と似た境遇にある素人たち。出演者は感情を“ありのまま”に出して自分自身を生き、彼らが体験する“出来事”を演出するという手法を用いて撮影された。それによって、リアリティを追求しつつ、ドキュメンタリーとは異なる“物語の強さ”を持った作品に仕上がっている。ストーリーわずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は、自分の両親だ。裁判長から、「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に働かされている。唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、大人たちが作ったさらに過酷な“現実”だった…。詳細映画『存在のない子供たち』公開時期:2019年7月シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開監督・脚本・演出:ナディーン・ラバキー出演:ゼイン・アル=ラフィーア、ヨルダノス・シフェラウ、ボルワティフ・トレジャー・バンコレ字幕翻訳:高部義之配給:キノフィルムズ
2019年05月01日