米Lam Researchは7月7日(米国時間)、原子層堆積(ALD)関連製品ラインに、原子層エッチング(ALE)を追加したと発表した。機構サイズの縮小や、次世代デバイスアーキテクチャの導入が進む中で、製造におけるプロセス変動の制御はさらに困難になっている。次世代の要件を考慮すると、もうすぐ機構寸法の許容度は原子数個分並みになると見られる。同時に、デバイスのアスペクト比は増大を続け、トポグラフィはさらに複雑になっている。この先進的な構造の要件に、従来のプラズマエッチングおよび蒸着プロセスは対応できないため、新しいアプローチが必要となる。ALEとALDは、一度にいくつかの原子層で蒸着と除去を行うマルチステッププロセスのサイクルを使用して、正確に制御するソリューションを提供する。課題は、コスト要件の厳しくなる製造環境に、これらのプロセスが適合するように、生産性を向上させることである。コンダクタエッチングシステム「2300 Kiyo F Series」上の新ALE機能は、生産の採算が見込め、次世代ウェハプロセスを可能にする原子スケールの変動制御を行う。具体的には、リアクタ内の高速ガススイッチングと先進プラズマ技法を活用し、スループットを大幅に向上させている。一方で、ダイナミックRFバイアルは、高いアスペクト比(深く狭い)の機構で素材の除去に必要な指向性エッチングを可能にする。さらに、対称的なチャンバ設計、先進静電チャック技術、および独立プロセスチューニング機構などによって実現される優れた均一性と回復可能性を、引き続き提供する。また、ALE機能は、同社の誘電体膜ALD用VECTOR ALD Oxide製品、およびタングステン金属膜ALD用ALTUSシステムとともに活用され、各原子が重要となる原子スケールのチップ製造への、業界シフトをサポートするとしている。
2014年07月10日ガス器具の製造、販売業のリンナイは、2011年12月から、インターネットを使った若年層(20代から30代)のトレンド調査を目的として、白いガステーブル「HOWARO(ホワロ)」(29,800円)を、同社のインターネット専用サイトで販売。このたび、購入者の声をもとにモデルチェンジを行った。今回のモデルチェンジでは、初期モデルから採用している「点火つまみ」部分のポイントカラー(5色)に、新色6色を追加。キッチンを明るく元気な印象にする「ハピネススタイル(ピュアカラー3色)」、レトロで柔らかい雰囲気を持つ「ナチュラルスタイル(ノスタルジックカラー5色)」、力強い色味で大人っぽい印象になる「シックスタイル(ディープカラー3色)」など、ターゲット層を意識した3つのキッチンスタイルを提案している。”ホーロー素材”が人気であったことから、「ホーロートッププレート」の質感にこだわり、より本体カラーに近い色に変更。また、「もっと白色の部分を増やしてほしい」という購入者の要望をうけて、グリルガラス部分の枠を白色に変更し、商品の印象をより白くしているという。なお、初期モデルにおける「若年層トレンド調査」では、購入者の約7割が女性だった。購入動機の約5割は「引っ越し」で、購入比率では、「スマートフォン・タブレット端末」からの購入が約4割(2012年11月時点)を占めているとのこと。詳細は、同社公式ホームページでみることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日野村総合研究所はこのほど、2011年の純金融資産保有額の世帯数と資産規模の推計結果、および「NRI富裕層アンケート調査」の結果を発表した。それによると、預貯金や株式、債券などの純金融資産保有額(保有額から負債を差し引いた値)を5つの階層に分類して推計したところ、2011年時点における純金融資産1億円以上5億円未満の「富裕層」、および同5億円以上の「超富裕層」の世帯数は81.0万世帯、純金融資産は188兆円。内訳は、富裕層の世帯数が76万世帯、純金融資産が144兆円、超富裕層の世帯数が5.0万世帯、純金融資産が44兆円となった。1997年以降のピークである2007年と比べた場合、富裕層の世帯数は9.7%減、超富裕層の世帯数は18.0%減、両者を併せた世帯数は10.3%減少。純金融資産については、富裕層が23.8%減、超富裕層が32.3%減、合計では26.0%減少した。前回調査時の2009年と比較すると、富裕層・超富裕層の世帯数は4.1%減、純金融資産は3.6%減となった。同社は減少理由として、2008年から2009年にかけてリーマン・ショックの影響で株価が急落し、富裕層・超富裕層の資産が大幅に減ったことを挙げている。一方、2009年から2011年については、2011年3月に発生した東日本大震災後の株価や地価の低迷により、富裕層・超富裕層の世帯数と資産規模は小幅に減少したと考えられるという。また、「NRI富裕層アンケート調査」において、保有する金融資産の内訳を聞いたところ、預貯金(MRF・預け金、金銭信託・貸付信託を含む)の割合は、2007年から2012年にかけて、富裕層では39%から45%に、超富裕層では25%から40%に上昇。反対に、株式の割合は、富裕層では27%から24%に、超富裕層では32%から19%に減少した。これは「株価下落による時価評価額の減少と、株式などのリスク性資産から預貯金などの安全資産への移行が生じた」(同社)ためと見られる。資産運用に関する考え方を見ると、「金融商品を選ぶ際には、たとえリターンが低くても『安全・確実』を最優先にしたい」とした人は、2007年の62%から2012年には66%(「全くそう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計)に増加。一方、「機会があったらデリバティブなどの最先端商品にも投資してみたい」とした人は、2007年の16%から2012年には10%(同)減少した。同調査は、2003年~2005年の期間中、高額納税者名簿に1回以上掲載された人(5,000人抽出)を対象に実施。有効回答310人のうち、本人と配偶者の保有する金融資産が1億円以上の186人を集計対象とした。実施期間は2月~3月、調査方法は郵送。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日角質層に着目角質層を健全な状態に保ち、肌自体が持つ保湿力を最大限に引き出すことで美肌を目指す、新スキンケアが誕生した。角質層は、常に、肌がどの程度、乾燥しているかモニターし、バリア機能を高めたり、弱めたりして、自身で保湿する力をコントロールしている。例えば、肌を乾燥した環境にさらし続けると、角質層を厚くしてバリア機能を高めようとする。角質層が厚くなりすぎると、灰色をしている角質細胞が重なることで肌がくすんで見えたり、角質が毛穴にふたをして、ニキビができる要因になってしまうことも。不足も過剰もNG。肌が本当に求めているものを追求し、バランスのとれたスキンケアを提案するのが「You by U(ユーバイユー)」だ。基本的な考えは、「1.ターンオーバーを促す」→「2.しっかりとした角質層を作る」→「3.細胞間脂質の修復を促す」→「4.角質層を適度な厚さに保つ」。このサイクルを4ステップのシンプルなスキンケアで実現。・STEP1肌の潤いを保ちながら汚れや古くなった余分な角質をしっかりと落とし、ターンオーバーを促す。ユーバイユー クリアリングフォーム(2種、各80g・\3,690)、写真:クリアリングフォーム 10・STEP2ミネラル成分配合とスーパーヒアルロン酸配合の化粧水で、水分を蓄える成分を補給しつつ、肌のバリア機能を高める。ユーバイユー バランシンクトナー(2種、各60ml・\4,870)、写真:バランシングトナー 23・STEP3コレステロールを内包したリポゾームを高濃度で配合した美容液で、肌が本来持つ、水分を閉じ込める力(修復機能)を高める。ユーバイユー リペアリングセラム(2種、各30ml・\7,960)、写真:リペアリングセラム 32・STEP4シロキクラゲ多糖体、ヒアルロン酸ナトリウムほか、天然由来のゲル成分を配合した保湿ゲルで適度な通気性のある膜をつくり、肌の乾燥を防いで、うるおいを長時間持続させる。ユーバイユー モイスチャーライジングベール(2種、各30ml・\6,720)、写真:モイスチャーライジングベール 43なお、クリアリングフォームを除く3品は、全てエアレス容器。中身が空気に触れることなく、最後まで、フレッシュな状態で使い続けることができる。公式サイトでは、肌のカウンセリングに基づき、バランスのいいスキンケアを提案。自分の肌の調子に合ったアイテムを購入することができる。お問い合わせ/日東電化工業tel.0120-977-948 公式サイト 無料カウンセリングページ 取材/はまだふくこ
2011年12月29日若年層の現状と展望現在アメリカでは1億2000万人以上の若年層が保険に加入できないでいるが、保険制度の改革によって2014年までに加入できるようになりそうである。Photographer: graur razvan ionut医療保険の拡充今回の保険改革では低所得者層のための医療保険制度が拡充される予定である。これにより貧困レベルの133%以下の収入しかないとされる720万人の若年層がこの保険に加入できるようになる。ただ不法移民は当然このような恩恵を受けることが出来ず、その数は180万人と見積もられている。保険会社にとってのメリット中年層にくらべて健康的な若年層の健康保険の加入は保険を提供する側としても保証金を払うリスクが少なくなるという点で重要な役割を果たすことになる。
2010年10月13日