ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」が、15SSシーズンの広告キャンペーンを発表した。今シーズン、“スペイン影響下のシシリー”をテーマに、赤をキーカラーとするコレクションを提案。ビジュアルには、世界一の闘牛士として知られるホセ・マリア・マンサナレスを起用し、イタリアとスペインの伝統に独自の視点での解釈を加え表現。地中海の日差しを感じさせる作品に仕上がった。フォトグラファーはドメニコ・ドルチェ、アーティスティックディレクターはステファノ・ガッバーナが務めている。また、チルドレンウエアのビジュアルには、たくさんの子供達に囲まれ、ドルチェとガッバーナの両名も登場。コンセプトは“愛、家族、笑顔”。家族の中心に子供達の無邪気な笑顔が集い、彼らへと注がれる惜しみない愛を表現した。同時に、ムービーも公開。フラメンコを彷彿とさせるリズムの中で、集い、踊り、笑い合う家族の姿が映し出されている。
2015年01月14日「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」が15SS広告キャンペーンを公開した。モデルにショーン・ペンの娘、ディラン・ペンを起用。ロケーションは、デザイナーのエルマンノ・シェルヴィーノお気に入りの場所というイタリアのトスカーナ。プライベートヴィラで地中海の景色と海を背景に撮影した。1970年代のカリフォルニアからインスパイアされたウエアにゴージャスなファーのソファがマッチしたビジュアルとなった。エルマンノは、「ディランの持つ、若さ、グラマラス、国際的な感覚はブランドのDNA を表現するもの。彼女のような現代的なキャラクターは、エルマンノ シェルヴィーノが描く女性像と非常に多くの共通点がある」と話している。
2015年01月14日ジョン・ガリアーノが「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」のクリエーティブディレクターに就任して初めて手掛ける15SSアーティザナルコレクションが1月12日、ロンドンで発表された。アーティザナルはオートクチュールコレクションに相当するもの。ファーストルックは、紙で製作されたミニドレス。襟やフラップ、ヘムなどトリミングにミニカーが装飾されている。続いて、二の腕までずり落ちたダブルのジャケット、ジャケットそのままの形を大胆にフロントにつけたミニドレス、コートを腰に巻きつけたようなロングドレス、裏地の見えた袖や不釣り合いなヘムなど、デコンストラクションした服が続く。これらはかつてマルジェラが行ってきた表現方法を踏襲するもの。一方では、ビスチェ、ウエストを極限まで絞ったフィット&フレアーシルエットのジャケットやロングコートなど、ガリアーノが好んで得意とする貴族的なアイテムが登場。レースの下から見えるレオパードプリントや、イタリアの画家、ジュゼッペ・アルチンボルドの騙し絵のようなドレス、貝殻の欠片や細やかなビーズを施したディテールなどシュールなモチーフはマルジェラ的。そこにガリアーノ特有のロマンティックが重なり、両者が邂逅する。ショーの後半で見せたのは、アンドロジナスなブラックスーツ。そして、ガリアーノの象徴・赤のイブニングドレス。これからメゾンの歴史が塗り替えられていくようだ。
2015年01月13日「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、写真家の荒木経惟が撮影した15SS広告キャンペーンビジュアルを発表した。15SSコレクションはダンサーなどの身体の自由な動きにヒントを得た、上品でリラックスした雰囲気を前面に押し出した。洗いをかけたカーフスエード、驚くほど柔らかいラムスキンなど、風雨にさらされたような独特の手触りを持つマテリアルを採用している。これにメンズではスモッキングやステッチ、退色加工などを施し、着古したような風合いを再現。ウィメンズではスパンコールやキャビアビーズといった装飾があしらわれた。カラーパレットにディープネイビーやスカイブルーを中心に、ペール、ミスト、バナーヌなどの明るい色合いを採用。一方、メンズはブルーやグリーンを多く用いて、淡い色合いの中でのバランスを追及している。キャンペーンビジュアルの公開にあたり、クリエーティブディレクターのトーマス・マイヤーは「ただ単純に刺激的であるという以上に、荒木氏の作品には力強い誠実さと人間としての痛切な感情がひそんでいるからこそ、いつまでも記憶に残るのだと私は思います」とコメントしている。なお、2月には撮影の現場を記録したドキュメンタリービデオが、公式サイトの「アート・オブ・コラボレーション」コーナーで公開される予定。
2015年01月08日ダイエットブッチャー スリムスキン(DIET BUTCHER SLIM SKIN)の15SSコレクション。今シーズンのルックブックと展示会は、装花にedenworksの篠崎恵美を迎えて製作した。イメージを植物で独創的に表現する篠崎の作品と、どこかファンタジーさを感じさせるDIET BUTCHER SLIM SKINの服が融合。どこにもない場所、理想郷を意味する「ユートピア(UTOPIA)」をシーズンテーマにしたコレクションで、「クラブで聞いた生のジャズ演奏から強くインスパイアされた」と話すデザイナーの深民尚氏。そのイメージソースは、サックスフォンのモチーフやラメを散りばめた素材などに現れている。また、デザイナーの好きな青とバラも要所々々で用いられている。今シーズンのルックを特徴付ける要素の一つはフラワーアートとのコラボレーション。今回装花を手がけた篠崎氏が「『UTOPIA』は、とても曖昧な語句で、人によって感じ方やとらえ方が様々なので、噛み砕くのに数日かかりました」と語る通り、熟考された取り組みだ。「デザイナー深民さんが何を伝えたいかを読み取るのが難しいと感じると同時に、ワクワクしていました。数日悩み、『UTOPIA』の私なりの答えは『存在しない理想』でした。その追求はわたし自身の創作のテーマでもあり、それがワクワクしていた理由だったと気づきました。今回のコラボレーションですごく大切にしたことは、『完成させない』ということ。『UTOPIA』は進化するから。今後またお披露目する時がありましたら、また違った理想(=ユートピア)を表現したいです」と独自のユートピア論を語る。ルックからは、コレクションと植物とが織りなすユートピアの世界観を楽しめる。
2015年01月05日「パルファム ジバンシイ(PERFUMS GIVENCHY)」は1月9日、「ジバンシイ スプリング サマー コレクション 2015」を発売する。今年のSSコレクションではブランドのマストハブなメイクアイテムから、新色や限定色を多彩にラインアップ。“カラー レクリエーション”をテーマに、天真爛漫な少女だった頃を思い出させるような、カラフルで遊び心のあるコレクションとなった。ブランドのロングセラー「ル・プリズム」からは、限定モデル「カラー・コンフェッテイ」(7,200円)が登場。パープル、ゴールド、オレンジ・ベージュなどのテクスチャーが、舞い散る紙ふぶき(コンフェッティ)のように混ざり合う、遊び心にあふれたフェイスパウダーとなっている。パッケージもジバンシイ クチュールのドレスを思わす、カラフルかつプレイフルなデザインに仕上がった。その他、ネイルカラー「ヴェルニィ・ジバンシイ」(3,000円)からはマット・イエローとマット・ローズが、リップグロス「ジェリー・アンテルディ」(3,500円)からはフレッシュなカラーリングのポップ・オレンジが、それぞれ限定色として登場。アイライナーペンシル「カラー・カジャル」(3,200円)はコレクションの限定モデルとなり、インベンション・グリーン、イマジネーション・ブルー、クリエイション・パープルと三つのカラーバリエーションを用意。色鮮やかなカラーが目元を引き立て、ぼかして使えばアイシャドーとしても利用出来る。また、アイシャドー「オンブル・クチュール」(3,200円)からは、かつて限定発売したローズ・イリュージョンが復活。ヌード・サテンとともに、新たなカラーバリエーションとしてラインアップに加わる。マスカラ「ノワール・クチュール・ボリューム」(4,700円)の新色ブルー・タフタは華やかなブルーが特徴で、目元を印象的に仕上げるときに利用したい。なお、伊勢丹新宿本店、及び阪急うめだ本店では、同コレクションを7日に先行販売する予定。その後、9日からジバンシイ カウンターにて数量限定で発売される。
2015年01月05日榊の美学は常に各アイテムに息づいている。15SSでは一見双糸のブロードのようにしなやかなシャツが登場。しかしよく見るとオックスフォードだ。「良い生地でした、巡り合わせです。thebangで皺の出方というのは気になっていたので。ブロードのはっきりとした皺が嫌なんですよ。ちょっとかっこつけてブロードのシャツ着てデートに行くときなんてジャケット脱ぎたくないですもん。腕の関節の皺とか気になりませんか」15SSのメインとなるテーマは洋服の常識に挑戦する。実験的な試みを行うライン「ofSakaki」でだ。「今季は『量産』に着目しました。ある程度細い人から太い人まで着られる作りにしたんです。今までは色んな人に着てもらいたいから一つの型でいっぱいサイズがあった方がいいんじゃないかと思っていました。でもサイズを合わせていく方向って、突き詰めるとオーダーメイドの領域ですよね。じゃあオーダーメイドでいいじゃないですか。つまり量産品は、サイズ展開が少ない中で色んな人が着られる方がいいということ。工場さんの作業精度も上がります。今まで4サイズあったものが2サイズで良くなれば、作業工程も減る。それが量産品じゃないかと。まだ目指すところまで行っていないのですが、例えばパンツのウエストタックをアジャスターで調節出来るようにしたんです。左右3cmずつ取れば6cm変わります。かつセンターでも調節出来るので約10cm調節できます。なので、ベルトいらないですよ。一番やりたいのは、たらふく食べた後に広げてふぅっとリラックスしたい(笑)。人間が1日中ずっと同じウエストでいることって決してありません。これが今考えている服の理想形です」まだ実験段階のため、4サイズ展開だが、今後減らしていくという。サイズを調整できる服というのはあるが、スタイルとして成立するかが難しい。一見不可能に思えるこのアイデアについて、「今まで、これだ!と思うことをやり始めて形にならなかったことって無いんです。何らかの形になるんです。面白いものでやり続けていくことで行き詰まっても、頭から消えることは無く、1日1回は考えちゃうんですよ。病気ですね(笑)。続けていると出るんですよ、答えが。そしてシーズンに向けてサンプルを作り、また改善点が出て来て、というサイクル。この形を作ったことによって次が見えるのが楽しいですね。(アイデアが)出ないことが無いのが何より楽しい」と、嬉々として話す。最後にウェスティンホテル東京での15SSプレゼンテーション風景を見せてもらった。坊主のモデルが映画のように佇む数葉を見せる榊。「このハゲがいいんすわー」と目を細めた。1/5「縛られたくない男の美学」に戻る。4/5「デザイナーはファッションをやらなくていい」に戻る。
2015年01月03日「サカイ(sacai)」の15SSコレクションはハイブリッド手法に俄然磨きが掛かっていた。今シーズンはミリタリーなどユーティリティーウエアやユニフォームをベースに、様々な要素をインサートし、ハイブリッドなコレクションを展開した。ミリタリージャケットにはシフォンブラウス、ユニフォームにはレースをミックス。強さと弱さを組み合わせてバランスを取っている。インサート技法がとにかく凄まじい。ごく小さな楔形のはめ込みなど様々なディテールに意味が無いものは無いという。どのアイテムもよく見ると、アイテム同士が解体され融合していることが分かる。パンツの股繰りはまるでフリルのようにトップスとつながる。MA-1、ナポレオンジャケット、コルセットなど用途と内・外を逸脱したドッキングなど今まで先人達が築いてきたテクニックを現代的にマッシュアップしたかのようだ。発表された9月にはパリの老舗百貨店ボンマルシェで大きく特集されていたサカイ。今後の展開が依然注目される。
2015年01月03日アレッサンドラ・ファッキネッティ3シーズン目となる「トッズ(TOD’S)」15SSコレクションは「プライベート・グリーン」をテーマに夏でも軽やかなレザースタイルを披露した。カラーも明るい白やブラウン、ライラック、ブルーと爽やか。「厚みが異なるレザーが重なり、体を有機的なフォルムで包み飾る」とファッキネッティが話す今回は、フローラル柄をレーザーカットではめ込んだスカートやワンピース、レザーシャツの上に重なるナイロンのように軽いレザーのボンバージャケットなどブランドのレザー技術を駆使したフェミニンなスタイルが続々と登場。メッシュのように開口されたボディを彩るフラワーグラフィックは何とも軽やかだ。大きいスクエアポケットやスナップボタンなどスポーティーな要素も取り入れる。キーアイテムの一つは様々なレザーでヴァリアントが生み出されたバイカージャケット。縁をまあるくカットしたソフトな印象のもの、はめ込みディテールを用いた手の込んだものなど、どれもシャツのようにタイトかつ軽やかなフィットで提案。ウエストを覆う抽象的な曲線で描かれたベルトは乗馬用サドルからインスパイアされたもの。両サイドが花弁のように閉じる新バッグ「ケープバッグ」も同様だ。同じく新型のフラワーバッグは口にフレアが入り可愛く曲線を描く。アイコンシューズのゴンミーニはスピッラ(ピン)が付いて煌びやかに。また春夏らしくソールにエスパドリーユのようにロープが巻かれたモカシンも発表された。
2015年01月01日「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、15SS広告キャンペーンビジュアルを発表した。15SS広告キャンペーンモデルに選ばれたのは、今回が3回目の起用となるアレクサ・チャン。ブランドフィロソフィーでもある“クリエーティブムーブメント”をコンセプトに、ミニサイズの「ル・プリアージュ エリタージュ」など、今シーズンのアイコンバッグを携える。キャンペーンビジュアルは南フランス・マルセイユのアートセンター「MAMO」で撮影された。この日のために屋上部分が初めて解放され、コンセプチュアルアーティストのダニエル・ビュランが手掛けた作品を配置。その中で、ロンシャン15SSコレクションにおけるグラフィカルなムード、カラーリングが、メゾンのオプティミスティックな雰囲気を解き放っている。ショートムービーは2月9日にオンラインにて配信予定。これに先駆けてメイキングムービーがYouTubeで公開されている。サウンドトラックには、ジャングルの「Busy earnin」が使用されている。
2014年12月25日「ロベルト カヴァリ(Roberto Cavalli )」は、15SS広告キャンペーンにアメリカのラッパー、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)を初めて起用した。撮影はフランチェスコ・カロッツィーニ(Francesco Carrozzini)。ビジュアルは、ニッキー・ミナージュのトライバルなダンスが美しいドレスを引き立たせる仕上がりとなった。ファイヤーオレンジ、ブルー、サフランイエロー、グリーンのカラーが誘惑的な夏のエネルギー溢れるダンスを映し出し、強いセンシュアリティーがアニマルやフローラルプリントが施されたシルクジョーゼットのドレスを揺らす。ブランドの魅惑的でセクシーな強い女性像を表現。また、彼女の代表曲「アナコンダ(Anaconda)」とロベルト カヴァリのアイコンモチーフ・スネークがリンクする。「ニッキーはブランドのモダンフェミニティを具現化している存在。自分自身のカーヴィーなシルエットを露出することを恐れない、そんなセクシーな女性を表現したい」とカヴァリは話している。
2014年12月25日「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、15SSの広告キャぺーンにカルヴィン・ハリスを起用した。撮影はブー・ジョージ。カルヴィン・ハリスは、英スコットランド出身のDJ・歌手・ソングライター・プロデューサー。グラミー賞受賞歴もあり、『フォーブス』のDJ長者番付で2年連続1位にランクイン。コレクションだけでなく、アイウエアと時計、アンダーウエアのイメージ広告にも登場し、エンポリオ アルマーニと音楽の世界との繋がりを更に深めるための起用となった。カルヴィン・ハリスは、「エンポリオ アルマーニの精神には親近感を持っていたし、昔からデザインのファンだった」とコメントしている。
2014年12月19日「バーバリー(Burberry)」は15SS広告キャンペーンを発表した。撮影はフォトグラファーのマリオ・テスティーノ。今シーズンは、ナオミ・キャンベルと、11月末に表参道店のオープニングイベントでホストをつとめたジョーダン・ダンの英国を代表するモデル2人が起用された。その他、イギリスのロックバンド「ジーズ・ニュー・ピューリタンズ(These New Puritans)」のドラマーで、メンズフレグランス「ブリット リズム」のキャンペーンに登場しているジョージ・バーネット、同じくイギリスのロックバンド 「オブ・エンパイアーズ(Of Empires)」のドラマーで、15SSバーバリープローサムメンズコレクションのランウエイにも登場したジョージ・ルペイジも登場する。チーフ・クリエーティブ・兼エグゼクティブ・オフィサーであるクリストファー・ベイリーのディレクションのもと、ブランドを象徴するトレンチコートを始め、新作アイコンバッグ「バーバリー・ビー」など、コレクションの代表的なアイテムにフォーカス。同キャンペーンは、2015年1月より公式サイトやSNSなどで露出される。
2014年12月15日セレクトショップ「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」(以下、UA)が、15SSシーズンより海外若手ブランドの新規取り扱いをスタートさせる。全九つの内、日本初上陸となる六つのブランドとも新たに契約を結び、UAで国内初展開する。中でも注目したい、国内初上陸ブランド「カレン(KAELEN)」「タイトル A(TITLE A)」、初導入となるブランド「サイモン ミラー(SIMON MILLER)」「トーマス マイヤー(TOMAS MAIER)」「トゥエンティトゥー/フォー(22/4)」の全5ブランドを紹介。「カレン」は、NYを拠点に2010年よりスタートした。同ブランドのデザインを手掛けるのは、「ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)」等を経たカレン・ハワース(Kaelen Haworth)だ。ストライプのワンピースやウィンドーペーンのショートパンツなどクリーンで華やかなアイテムがそろう。「サイモン ミラー」は、UAと「スティーブン・アラン(Steven Alan)」のみのエクスクルーシブで展開される。ロンハーマンの人気のデニムライン「ロンハーマンデニム(RON HERMAN DENIM)」など様々なブランドのデニムに携わってきたサイモン・ ミラーが今シーズン初めて自身の名を冠して展開される。モデルのアギネス・ディーン(Agyness Deyn)がデザインを手掛ける「タイトル A」は、ブリティッシュスタイルとLAの抜け感がマッチした彼女のパーソナルを表したようなコレクションを見せる。価格もリーズナブルでECサイト「ネッタポルテ(Net-A-Porter)」などでも人気を集めている注目のブランド。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」で現クリエーティブディレクターを務めるトーマス・マイヤーがリスタートさせた「トーマス マイヤー」は、グッチグループ支援の下、カジュアルなデイリーウエアの新ラインを展開。ハットやスイムウエアなどのアイテムも入荷を予定している。ミニマルなデザインに、ペイント加工やレーザープリントを施したアイテムが特徴。テーラリングを得意とするドイツ人デザイナー、ステファニー・ハーン(Stephanie Hahn)手掛ける「22/4」は、ジェンダーレスでマニッシュなコレクションを見せる。スポーツテイストを加えた構築的なシルエットのトレンチやジャケットはスリーブレスでクールな印象。その他にも、リビングアイテムを展開するブランドには、元モデルでNYのジュエリーブランド「ミーアンドロー(Me&Ro)」のデザイナーを経たミッシェル・クワンがスタートさせた陶器ブランド「エムクワン(MQUAN)」や、2014年設立のオランダ・アムステルダム発ユニセックスアンダーウエアブランド「バナナタイム(BANANA TIME)」、高品質リネン製品を中心に展開するトルコ・イスタンブールのホームグッズブランド「ハルムリーク(HAREMLIQUE)」などがあり、何れも国内初展開となる。UAの今シーズンのテーマは「オリエンタルエスニック」と「エフォートレス」。「オリエンタルエスニック」は、同ショップがこれまで大切にしてきた“和”の美意識や精神を、クラフト感のある素材やディテールを含んだアイテムのセレクトで表現。「エフォートレス」では、力の抜けたりラックスした空気感をまといながらもシックでリッチなモノトーンスタイルを提案する。
2014年12月11日「ヴァレンティノ(VALENTINO)」はニューヨーク・フィフスアベニューのフラッグシップストアのオープンを記念して、15SSオートクチュールコレクションを発表。ニューヨークで開催されるショーの様子はライブストリーミングで配信される。日本時間で12月11日10時から。フラッグシップストアは今年8月に、かつて高島屋百貨店があったニューヨーク5番街693番地にオープン。約2万平方フィートの面積を誇る8階建ての店舗には、ウィメンズ、アクセサリーのほか、メンズコレクション全般など、すべてのカテゴリーを取り揃えている。さらに、12月10日のストアオープンを記念して、メンズとウィメンズのプレタポルテアイテムやアクセサリーを集めたカプセルコレクションを発売する。
2014年12月11日「ヴェルサーチ(VERSACE)」は、15SSキャンペーンビジュアルを公開した。撮影はマート&マーカス(Mert and Marcus)が担当。今回はマドンナがミューズ。ドレスを纏い、自信に満ち溢れた挑発的な視線のマドンナが、見る者に強い女性のイメージを与える。モノクロであるために内面の力強さが更に際立つビジュアルとなっている。マドンナは、「全身ヴェルサーチを纏うことはいつの時代もとてもエキサイティング。ドナテラがパッションや鮮明なイマジネーションを込めて作ったコレクションを誰よりも先に着ることができとても光栄」と話している。彼女がヴェルサーチのキャンペーンに登場するのは4回目。1回目の1995年から20年が経過した今も、マドンナは世界のトップアイコンだ。
2014年12月05日「ディーゼル(DIESEL)」が15SSプレコレクションを発表した。アーティスティックディレクター、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)が、「1度もキャンパスに姿を見せずドロップアウトした学生達が主役」と語る今シーズンのテーマは、“インディペンデントでアンチプレッピー”。「プレッピーロック」「タトゥー」「ブラックカーペット」の三つのサブタイトルをベースに、スポーティーテイストを含んだ独自のカレッジスタイルを提案。エンブレムが刺繍されたブルゾンやスウェットやテーラードブレザー、シャツに合わせたロゴ配したカーディガンなど、プレッピースタイルならではの枠にはまったアイテム達は、ダメージデニム素材や“タトゥー”に見立てたグラフィックプリント、レザージャケットのインクワークなどにより、反主流的で斬新なプレッピースタイルを作り上げる。何にも縛られない自由な発想は、ビニールコーティングを施したミニドレスや、取り外し可能な大胆なフリルを施したシャツやワンピースなどのイブニングウエアへと現れる。タキシードはブラックスワロフスキーがポイントに輝く細身のブラックデニムと合わせ、フィルムのように薄いチュールはタイトドレスに重ね着。クラシックな雰囲気を漂わせつつもインパクトを与える。デニムは、ブラック、グレー、インディゴといったディーゼルのキーカラーを中心に展開。ビンテージジーンズには、レッグ部分に異なるシェードのインディゴデニムを継ぎ当てた新ウォッシュの「ブレイブ・フロンティア(Brave Frontier)」が登場。ジャージーのような伸縮性を持つ「ジョグ・ジーンズ(Jogg Jeans)」にはジッパーやシャイニーなスタッズをあしらう。
2014年12月05日「ボス(BOSS)」の15SSキャンペーンビジュアルが公開された。キャストに、モデルで女優のアビー・リー・カーショウと、クラシックバイオリニストのチャーリー・シエムを起用。アビーは、ランウエイショーのホワイトドレスキールックをまとい、チャーリーは、BOSSメンズの代名詞であるダークスーツを粋に着こなし、ブランドのDNAを体現。明暗好対照なビジュアルとなった。BOSSを手掛けるジェイソン・ウーは、「余計なグラフィックもセットも要らない。女と男の本質だけを形にした。チャーリーもアビーも、ユニークで溢れる才能を持っていて個性も豊か。BOSSにとってはそれが何よりも重要。着る人のたたずまいがスタイルを生み出す、というコンセプトだ」とコメントしている。
2014年12月02日「ケイト・スペード サタデー(KATE SPADE SATURDAY)」2015SSコレクションは、勇気があって、明るくて、クールでクリエイティブなKATE SPADE SATURDAYガールのために、ユニークなスタイリングが楽しめるよう考えられた。着回しが効くけれども、他にはない大胆で存在感のあるアイテム。シンプルなアイテムにカラーブロックやグラフィカルなデザイン、ユニークなシルエットがプラスされている。実用的なアイテムを好むガールのために、着やすい形や素材にも着目し、毎日身に着けられて土曜日のワクワク感が味わえるアイテムを展開。また、今回は「ニューバランス(NEW BALANCE)」とのフィットネスシューズのコラボレーションモデルが登場。「ニューバランス(NEW BALANCE)」では初となる「wellness」カテゴリーでのコレクションで、クオリティの高さを誇る「WX711」「WX811」モデルが起用された。ファッションとフィットネスどちらでも活躍させられるスニーカーは、カラフルでグラフィックなプリントがアクティブに過ごすガールにピッタリなアイテムとなっている。■「WX711」SIGNATURE ZIG ZAG/YELLOW/FREESTYLE(全3色)■「WX811」GREY MULTI/BLACK(全2色) 価格:11,900円(税抜)発売:2015年2月上旬予定さらに、2015SSから、土曜日が1週間で最高の日であることを表現した、KATE SPADE SATURDAY初のロゴマーク、「XXXXXXO(シックスエックスオー)」がデビュー。土曜日のスピリットを表現した、スポーティでリラックスしたスタイルを提案する新作「LOGO PROGLAM」シリーズの商品にはこの新しいロゴがあしらわれている。「LOGO PROGLAM」シリーズでは、"SATURDAY"と揃うイニシャル入りのスウェットや、スポーティなセットアップ、着心地の良いドレス、使い勝手の良いバッグなどが登場し、外出ついでにフィットネスが出来る気楽なスタイルを提案。その他アパレルでは、カラフルでグラフィックなプリントのドレスや、ユニークなリングデザインのスカートなど、土曜日をワクワクすごせそうなアイテムが揃っている。■「LOGO PROGLAM」シリーズ発売:2015年2月上旬予定ブランドのアイコンバッグ「THE A SATCHEL」はリネン素材や春らしいカラーブロックの新色を展開。人気の「ZIPLINE」シリーズもホワイトやミントグリーンなど今季を代表するカラーパレットが登場する。【問合せ先】ケイト・スペード ジャパン電話番号:03-5772-0326URL:元の記事を読む
2014年12月02日「ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)」が15SSプレコレクションを発表した。今シーズンはブランドの原点に戻り、ロッカーの不遜な精神や50年代を代表するロカビリースタイルに着目。ホワイト、ブラック、レッドをキーカラーに、これらのエッセンスを加えた独自のテーラードの手法により、レザーとデニムを主役とした新しいワードローブが生まれた。ブランドアイコンのライダースは、ステンシルやペイントを施した上から袖、ヨーク、前立てなどあらゆるパーツにふんだんにスタッズを散りばめられた。1着1着異なる表情を見せる独創的なレザーワークだ。定番的なストライプの細身に仕立てられたロング丈のブレザー、タキシードジャケット、スリーブレスジャケットにもジッパーやチェーンなど重厚感のあるロカビリー風ディテールをあしらう。ウエスタンシャツのボタン代わりに用いられたのもやはり磁器製のスタッズだ。これらに合わせられるのは、日本製のデニム素材を使用したイタリア生産のジーンズ。インディゴベースにブラックやホワイト、バーガンディーやレッドなどの色を重ねた手作業によるコーティングは、まるで1点もののような雰囲気を漂わせる。ウィメンズにはニューモデルジーンズ「ドレーンパイプフィット」が登場。ステッチ、ペイントなど様々な加工やアレンジによりムラのあるストライプを表現している。タイガーやスネイクモチーフのロカビリー・ハワイアン風プリントを施したソフトなクレープデシンはチュニック風シャツドレスに仕立てられ、柔らかな質感とマニッシュなデザインがコントラストを演出する。カセットのテープを貼り付けたようなディテールのパンツも目を引く。スタッズはウエアだけに止まらず、シューズのバックル、メタルバックルのベルトなどにも現れ、存在感充分。
2014年12月02日「<A href="/special/243/recent/">リミ フゥ(LIMI feu)」は11月21日、恵比寿ガーデンルームで15SSコレクションを発表した。ギタリスト佐藤タイジによる生演奏で幕を開けたショーのファーストルックに登場したのは、しなやかに揺れるホワイトのトップスにブラックのサルエルパンツを合わせたモデル。続いて、ゆったりとした袖のトップスやロングシャツ、ふくらはぎ辺りまで隠れるロングスカート、ビッグシルエットのブルゾンからタイトなセットアップまで定番スタイルは健在。中盤になると、クロップド丈のパンツからほっそりと足首が覗くスーツスタイルや、構築的なロングジャケットに合わせられた軽やかなシフォンのタイトスカートなどIラインを中心としたフェミニンかつマスキュリンなルックが登場。胸元や背中心に深くスリットが入ったドレスは歩くことでちらりと肌が覗き、上品なセクシーさを感じさせる。フロントから見ると正統派なシャツドレスは、振り返ると大きくV字に開けられ、そのギャップにドキッとする。深い位置で打ち合わせられたジャケットやトレンチコート、ホワイトシャツも今シーズンの特徴だ。後半になるにつれて次第にそのセクシーさは大胆となり、ぴったりとフィットしたニットのワンピースや、コルセットのディテールを用いたデニムのセットアップなど体のラインを強調するアイテムへと変化。深いエメラルドグリーンのルーズなシルエットのブルゾンもジップによってばっくりと肩がむき出しになる。ボンデージの要素も多用され、ボリューミーな純白のドレスまでも細身のベルトで拘束。女性が内側に秘める禁欲的な美しさを表現しているようだ。
2014年11月23日イギリス・ロンドンを拠点とするシューズブランドブランド「ニコラス・カークウッド(Nicholas Kirkwood)」が15SSコレクションを発表した。今シーズンは60年代後半から70年代初頭に掛けての日本のポスターアート、特に横尾忠則が描いた強い色使いのサイケデリックな世界をインスピレーションに、レーザーカットのレザーをレイヤードしてミステリアスな世界を作り上げた。レーザーカットのレザーは家紋のようにも見える意匠を作り、黒とオレンジといった強い色同士のコントラストが鮮やかだ。エスパドリーユやサンダルには、和とサイケデリックを融合させたような柄が踊る。ボウもキーモチーフとなっており、ウェッジヒールの背面部分にメタルのボウをあしらったシューズや、ボウで飾った蛍光色のエナメルサンダルがそろう。
2014年11月21日「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は11月19日から、伊勢丹新宿店にて15SSアクセサリーコレクション「VALENTINO GARAVANI ロックスタッズ1973」の先行発売イベントを実施する。12月2日まで2階婦人靴プロモーションスペース、12月3日から9日まで1階ハンドバッグプロモーションスペースにて開催。赤や黄、青など虹のようにカラフルなストライプを用いたバッグ&シューズがお目見えする。1973年に発表されたヴァレンティノのプリントをアレンジして生み出された同コレクションは、春夏らしいヴィヴィッドな配色にゴールドのスタッズが穿たれている。同パターンはボディの他、ヒールのプレキシガラスにも導入。ステンドグラスのように色めく。また、人気のスニーカーもカラーブロックで登場。価格帯はバッグ23万8,000円から42万6,000円、シューズ9万2,000円から14万3,000円。
2014年11月19日フィンランドのファッションブランド「イヴァナ・ヘルシンキ(Ivana Helsinki)」は、ムーミンとのコラボレーションによる15SSウィメンズコレクションを発表した。アイテムには、トーベ・ヤンソンの原画をもとにデザイナーのパオラ・ピルヨ姉妹が製作した、オリジナルのビジュアルや柄を使用。同ブランドが得意とするメランコリーかつピュアなデザインに、同郷で誕生したムーミンの世界観を落とし込んだ。注目なのは、今コレクションのために特別に作られたムーミン柄のレースやスパンコール生地。虫取り網を持ったムーミンのシルエットが全体に施されたレースワンピースや、1着に複数のカラフルな刺繍を施し、服全体で一つのストーリーを表現したチュニックなど、そのディテールのこだわりからトーベや作品に対する敬意を窺わせる。また、スナフキンやニョロニョロなど、ムーミン谷の仲間達や風景が描かれたニット、Tシャツも登場。グラフィックデザイナーの顔も持つパオラによる、遊び心溢れるプリントは、原作ファンにとって見逃せないアイテムとなりそうだ。ムーミンとのコラボコレクションは今後もインラインと並行し、継続して発表していく予定。今回製作された約60型のアイテムは、イヴァナ・ヘルシンキを取り扱う世界各国の百貨店、セレクトショップなどで順次販売される。
2014年11月11日デザイナー・上榁むねのり手掛けるウィメンズブランド「ウエムロ ムネノリ(uemulo munenoli)」が15SSコレクションを発表した。スタイリングは吉田恵が担当。今シーズンのテーマは“Whisper(囁く)”。モスグリーンやパステルブルー、オフホワイト、ピンクなど柔らかなカラーパレットで構成され、淡くしなやかな空気感が漂う。鮮やかなブルーのロングシャツやオフホワイトのノースリーブトップスにぼんやりと浮かび上がる「シェーディングドット」プリントは、シャープなラインのアイテムに女性らしい柔らかさを添える。重厚感のあるブラックや様々なトーンのブルーも、シフォンや薄手のナイロン素材などを用い、軽やか。その一方で、シンプルなシルエットや、アイテムに伸びる直線的なカッティング、スリットによるミニマリズムはブランド設立当初からぶれることなく健在し、女性らしさの中に秘めた強さも共存する。なだらかなAラインを描いたホワイトのドレスはフロント・サイドバックに複雑なカッティングを施し、ウエムロ ムネノリが得意とするシンプルながら動きのある緻密な構造となっている。サイドから裾にかけてさりげなくプリントされたブルーのスラッシュもポイントだ。
2014年11月11日「ハイク(HYKE)」15SSのインスピレーションソースは「スポーツ (Sports)」と「トラディショナルスタイル(Traditional Style)」。毎シーズン、自分達が着目したスタイルや古着などから影響を受け、それを再構築するのがハイク流だ。本コレクションの特徴として挙げられるのが、スウェットのバリエーションと再解釈。三角形の汗止めが拡大されたり、厚手のボンディング素材を使うことで見た目からは予想できない張りのあるスウェット風のジップパーカなど、一見ベーシックだがひねりの利いたアイテムがそろっている。もう一つ特徴的なのがパイソン柄。今シーズン、1950から90年代のスポーツウエアを再解釈するにあたって、特に80から90年代のものによ くアニマル柄が取り入れられていたことと、ハイクの前身であるグリーン時代から頻繁に使ってきた柄ということもあって、採用された。またパイソン柄は、今シーズンのアディダスとのコラボレーション「adidas originals by HYKE」、またマッキントッシュとのコラボレーション「MACKINTOSH×HYKE」でもアイコニックに用いられている。デザイナーの吉原秀明と大出由紀子は今シーズン、スポーツとトラディショナルスタイルそれぞれの歴史・デザインの変遷などを考察。そこから素材やパターン、付属品などを一度分解し、ハイク独自の感性を加え、組み直してデザインしたという。グリーン時代からのアプローチは変わらない。
2014年11月07日写真家・映画監督として活動する蜷川実花のファッションブランド「エム / ミカ ニナガワ(M / mika ninagawa)」が15SSシーズンを機にデビューする。本プロジェクトの発端は、2013年にパリで開催された国際生地見本市「プルミエールヴィジョン」にてファブリックメーカーの小松精練から自身の作品を用いたグラフィックテキスタイルを発表したことから。そのオリジナル性は、海外メディアやファッションブランドから高い評価を得たという。その後「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ジーヴィジーヴィ(G.V.G.V.)」などがテキスタイルを商品化。2013年12月、伊勢丹新宿店にオープンした同商品を扱うポップアップストアでは、アイテム約100点が即完売。ファンからはリピートを期待する多くの声が寄せられたとのことだ。この度、それらの声に応えブランドデビューが決定した。10代から40代まで幅広い世代から支持される蜷川独自のアンテナが捉えた“今”の気分、その時々のトレンド感を反映し、蜷川自身が心底「着たい!」と思うオリジナルスタイルを提案する。アイテムは、リゾートの華やかさを持つマキシドレス(5万円)や、エレガントなショートスリーブドレス(3万6,000円)、かっちりとしたシャツドレス(3万7,000円)から、カジュアルなスウェット(2万4,000円)、スウェットパンツ(1万9,000円)などまでフルラインアップ。1型あたり約2から6型展開されているグラフィックは、大胆に全面使用されたり、シャツ襟にポイント用いたり、ポケットの裏地に忍ばせたりと様々なアイデアが見られる。蜷川作品のグラフィカルで複雑な色味の表現は、従来生地上で再現するのは難しいとされていた。しかし、小松精練が展開しているデジタルプリントファブリック「モナリザ」を用い、1,670万色の色数を駆使する繊細な技術によって鮮明度と、豊富なカラーバリエーションを実現。その他にも、トートバッグ(7,900円)、クラッチバッグ(6,900円)、ポーチ(4,900円)や、シュシュ(3,000円)、ヘアーバンド(2,800円)などのアクセサリーも数多くそろう。価格帯は幅広い世代層の手に取れるようにと考慮されている。まずは、2015年1月21日から27日まで、伊勢丹新宿店本館2階ステージにてポップアップストアをオープンすることが決定している。フルラインアップを先行発売する。
2014年11月06日「ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)」の15SSウィメンズコレクションのイメージは、“ルネッサンス初期の理念に戻ろうとする、博学なラファエル前派”、そして“芸術と手仕事への情熱”。ランウエイは草原のような緑のカーペットが敷かれ、小鳥のさえずりとともにショーがスタートした。麻の葉など草木の柄、メンズのネクタイやパジャマのような伝統的な小紋柄、ボーダーをモチーフとして多用。ビビッドカラーやアースカラーが組み合わされ、混ざり合う。シルエットはルーズでありながら縦長のラインを意識。ブラトップやカマーバンドでバランスをとった。アシンメトリーなデザインやレイヤードは、新鮮でありながら自由なムードを醸し出す。素材は、ブルームズベリー風のシルク・ブロケード、ローシルク、シルクシフォン、ルレックス、ファー、ナチュラルコットン、ビスコースなどを使用。サテンやスパンコールなどで輝きを加え、レイヤードルックでは、透け感もポイントだ。メタルやリボンの刺繍、フリンジなど、得意とする手仕事を贅沢に使用。足元は、レザーやスキンを用いた、スポンジソールのサンダル。メタルのアクセサリーは枝や根がモチーフ。カンガルーレザーをそのまま使ったクラッチバッグや、大きなトラベルバッグを携えている。音楽は、23歳のベルギー人ミュージシャンで画家としても活躍する、オスカー・アンド・ザ・ウルフ(Oscar And The Wolf)のマックス・コロンビー(Max Colombie)が担当。緑のカーペットはブエノスアイレスのビジュアルアーティスト、Alexandra Kehayoglouが手掛けたもので、このショーのために4週間以上の時間をかけて手織りで制作された。
2014年11月05日「シアター プロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」が10月30日、東京・青山スタジオにて15SSコレクションを発表した。これまでショー形式でプレゼンテーションを行ってきた同ブランドだが、今シーズンは「SHOP」というテーマのもと、ショーウィンドーをイメージしたフォトスタジオを会場にシューティングの様子を公開し全ルックを披露。“海辺の街へ旅をする”というストーリーを設定し、1から12までそれぞれシチュエーションを変えてモデル2人とマネキンにてウィークリーショーウィンドーを作り出していく。ブラック、ホワイト、ベージュを基調としたシックなトーンに、地中海の太陽や雑多な土産物店を彷彿とさせる鮮やかな色が交錯。ホテルの床のモザイク状のタイルからインスピレーションを得たモチーフは細やかなビーズを全面に施したコートやミニドレス、刺繍のスカートなどに現れる。熱帯魚をオパールプリントしたオールインワンは起毛したベルベットで仕立てられており、海辺で使用するバスタオルから着想を得たものだ。アクセサリーにもシーズンテーマは強く反映。地中海のマーケットに売っている天然石、土産物店にある貝殻をイメージしたヘアバレッタ、ネックレス、また牛革のバケツ型ショルダーバッグ、更には、旅行中に味わったキャビアを閉じ込めたアクリルヘアクリップ、ファンデーションサンプルモチーフのネックレスなど、遊び心がふんだんに詰まっている。
2014年10月31日「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の15SSコレクションはブランドらしいロマンティックとダークネスが盛り込まれたショーだった。デザイナー・高橋盾が掲げたテーマは「プリティー・ヘイト・バード(PRETTY HATE BIRD)」。明るいプリンセスドレスに黒い羽をまとって始まったキャットウォーク。イノセントな表情だが指につけるのは食虫植物をかたどったかのようなボリュームあるリング。カチューシャは茨と、どこか不穏な空気だ。ハイテク素材のコートのミラー状のプリント、モンスターのようなフラワー柄やスカルをかたどったかのようなプリント、茨のストラップやトリム、ミラー破片の刺繍などがガーリーなシースルートップやロングスカートと合わさり、可愛くも毒気のあるスタイルが完成する。インパクトにあふれたルックはヒエロニムス・ボスの宗教画「快楽の園」がプリントされたトップス、スカート、ドレスなどのシリーズ。「快楽の園」には人間を蹂躙するかのような多くの“鳥”が描かれている。また、反キリスト教的な解釈もされており、とてもアンダーカバーらしいセレクトだ。けたたましいウエアにスタイリングされたのは「アンブッシュ(AMBUSH)」とコラボレーションしたアクセサリー。絵画に描かれるモニュメントをモチーフとしたアイテム達だ。腕や脚を何重にも飾ったが、これらはすべて個別に販売される。ラストはチュールとレザーを用いたバイカージャケットに鳥の羽模様をプリントしたスカートを合わせたアイコニックなスタイル。マスクやグローブもフェザーで作られテーマを強調する。そして、今までのルックがブラックになり鳥の叫喚と共にフィナーレを迎えた。前述のアクセサリーも含め小物使いが秀逸。動画が流れるバッグはiPad miniによるもの。フロントに専用のポケットが付いている。その他、ナックルダスターが付いたチェリーのクラッチバッグ、割れたミラーが連なるバングルなどどれも着こなしにスパイスを加えるアイテム達だ。
2014年10月27日