ザ・リラクス(THE RERACS)が発表した2018年春夏ウィメンズコレクション。2016年春夏から「BASIS」をキーワードに、シーズンを追うごとにスタンダードの構築を発展させてきたザ・リラクス。太い幹から枝を広げ葉を実らせ、今季ついにブランドの基礎を開花させる。喜び、華やぎ…そんな明るい言葉が似合う今シーズンは、ブランドのキーカラーである黒を封印し、ホワイトやブルー、レッドなど明るいカラーを用いた。また、2018年春夏メンズコレクション同様に、ブリティッシュの影響からチェック模様も加え、彩りのある仕上がりとなっている。しかしながら、クリエーションの姿勢は、色柄が与えるファーストインプレッションとは異なり、これまで築き上げてきたものに準じている。鍵を握るのは、こだわりの素材選びと現代におけるデザインの追求。ファブリックは上質であることはもちろん、見た時と触った時で異なる“二面性”がキーとなっている。もこもことしたシルクパイルは、見た目以上にソフトで、愛でたくなるほど優しい仕上がり。ナイロンは機能性ファブリックであることを見失うほど上品な光沢を持ち、ギザ45と呼ばれるレアな糸で作られたコットンと肩を並べて存在している。デザインは「本当にこの機能はいまの時代に必要なのか?」という探求心をモットーに追求。70年代軍物として生まれたモッズコートは、最先端の素材を使ってアップデートされ、薄くて綿のように軽くストレスフリーなのに、シワにならない欲張りな一品に。スリーブもラグランからドロップショルダーに変更することで、ボディラインがより美しく、モダンな仕上がりになっている。マリンパーカーをベースとしたカットソー素材のブルゾンは、レースアップした紐のディテールを取り除き、ファスナーを代用することで利便性を向上。ファスナーテープを配色として効かせた。現代のディテールを使ってリデザインすることで、洋服の趣はそのままに機能面が現代に合わせてパワーアップしている。
2018年05月21日キャンディストリッパー(Candy Stripper)の2018年夏コレクションが登場。POPな90年代ムードのコレクション2018年夏コレクションのテーマは"Brighten Pop"。先シーズンに引き続き、カラフルでポップな90年代のムードは継続中。そこにスポーティな要素を加えて、よりアクティブなMIXスタイリングが提案されている。スポーティさを加えたMIXスタイリングサイドに白ストライプをあしらったジャージやジャージ風スカートなど、スポーティさ全開のウェアが今季のアイコンのよう。部分的にレースやフリルをあしらって、ガーリーにアップデートしているのがポイントだ。トップスやスカートがフレアシルエットにデザインされているので、組み合わせてもスポーツウェアっぽくなりすぎずに着こなせる。リボンモチーフを散らしてガーリーにスポーツウェアをガーリーに仕上げたアイテムは他にも。チェック柄の布で切り替えたり、リボンをデコレーションしたりしたジャージ風パンツは、同デザインのTシャツとセットアップで着用しても楽しめる。"キャンディ"ロゴのTシャツでインパクトあるコーデにロング丈のオーバーサイズTシャツは、フロントに"キャンディ"のロゴとアニマルイラストを配置して、あえてチャイルディッシュな雰囲気。ウエストインせずに長い丈感を楽しんで着こなすのがおすすめだ。ビビットピンクのサコッシュは、肩からかけてスポーティなワンポイントをプラスするのに役立ちそう。詳細キャンディストリッパー 2017年冬コレクション販売時期:2018年3月下旬~5月にかけて順次展開販売店舗:キャンディストリッパー原宿本店、新宿ミロード店、池袋P’パルコ店、横浜ジョイナス店、名古屋パルコ店、仙台パルコ店、梅田エスト店、福岡ソラリアプラザ店、オンラインストア【問い合わせ先】キャンディストリッパーTEL:03-5770-2204
2018年04月02日アディクション(ADDICTION)の2018年夏コレクション「リミテッド エディション ジュエル カラーズ(LIMITED EDITION JEWEL COLORS)」が、2018年4月13日(金)から順次発売される。「リミテッド エディション ジュエル カラーズ」は、チベットの人々が身に着けるビーズや宝石からインスパイアされた鮮やかなカラーをネイルポリッシュとマスカラに落とし込んだ。神秘的なジュエルカラーでミステリアスな指先に「ザ ネイルポリッシュ」から限定カラー10色が登場。ガーネットレッドにパールが煌めく「Gipsy Girl」や、宝石のように輝く神秘的な「Green Necklace」などのパールカラーから、ヒマラヤの夕闇を映した「Himalayan Dusk」や、奥地に佇む寺院を思わせる「Hidden Temple」などのスーパーシアーなカラーまで、様々な質感でチベットの情景の美しさを表現した。カラーの美しさのみならず、爪の閉塞感を和らげる酸素透過性の良いエアスルー成分と3種のオーガニック保湿成分を配合。爪に優しいネイルポリッシュとなっている。ネイルカラーにジュエルの輝きとツヤを与えるトップコートネイルポリッシュのカラーに深みや輝きを与える「ザ トップコート」から、透明感のある5色が限定復刻する。クールグリーンが眩しい「Green Glaze」、白みがかったピンクの「Pink Glaze」、やわらかい赤みの「Red Glaze」、深みを与える「Burgundy Glaze」、クリスタルのような美しい「Blue Glaze」がラインナップ。下に塗ったカラーと同系色であれば、より深みのあるダークな色合いになり、下に塗ったカラーが明るければカラーのニュアンスを変えることができる。こちらも「ザ ネイルポリッシュ」と同様、3種のオーガニック保湿成分などが配合されている。魅惑的なカラーで"宝石"のように煌めくまなざし「ジュエル カラー マスカラ」に限定カラー6色が登場。ネイルポリッシュと同様のカラー「Gipsy Girl」や「Green Necklace」、「Indian Summer」、「The Blue City」のほか、コケティッシュなバーガンディカラーの「Lady of the Lake」や、華やかなフューシャパープルの「Candy Darling」といった魅惑的なまなざしを作るカラー展開となっている。また、「Gipsy Girl」にはさりげなく輝くパールが配合されており、より煌めく印象的な目元を演出。単色使いのみならず、黒マスカラを塗ったまつ毛にポイントで重ねれば、いつものメイクにアクセントを加えてくれる。ストレートタイプのブラシで簡単にボリューム感あるセパレートまつ毛を作ることができるうえ、高いウォータープルーフ効果と皮脂プルーフ効果、カールキープ効果を兼ね備えた。"極上の洗い心地"のオイルクレンジングからラージサイズが登場"落とすことの美しさ"にこだわった「オイルクレンジング アディクション」から250mlのラージサイズが登場。まろやかなテクスチャーとキレのある洗い上がり、洗顔後の肌にうるおいを残す"極上の洗い心地"を毎日体験できる容量となっている。オーガニックホホバ種子抽出オイル、アルガンオイル、ローズヒップオイルなど7種の植物オイル配合でうるおいのある洗い上がりなのにウォータープルーフのアイメイク、毛穴の汚れ、古い角質までしっかり落としてくれる。一日の疲れを癒すジュニパーベリー(精油)とゼラニウムローズの香り。【詳細】アディクション2018年夏コレクション「リミテッド エディション ジュエル カラーズ」■アディクション ザ ネイルポリッシュ発売日:2018年4月13日(金)限定10色 12ml 各1,800円+税■アディクション ザ トップコート発売日:2018年4月13日(金)限定5色 12ml 各1,800円+税■アディクション ジュエル カラー マスカラ発売日:2018年6月15日(金)限定6色 各3,200円+税■アディクション オイルクレンジング アディクション発売日:2018年7月6日(金)250ml 5,000円+税【問い合わせ先】アディクション ビューティTEL:0120-586-683
2018年02月11日アストラット(ASTRAET)が2018年春夏コレクションのルックを発表。アストラットは、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)より2014年春夏にデビューしたブランド。
2018年02月11日2017年春夏シーズンにデビューしたアーヴィン(Urvin)の2018年春夏コレクションルックが到着。世界的に有名なデニムの産地、岡山県倉敷市児島の生地メーカー「JAPAN BLUE」が2017年に立ち上げたアーヴィンは、ベーシックなものこそ素材や着心地にこだわりたい、シンプルでありながらもちょっとした品の良さを大切にする、そんな女性に向けて誕生したオリジナルデニムブランド。現代女性にマッチする都会的なシルエットやデザインでありながらも、古きものにインスパイアされたヴィンテージライクな加工や素材使いが特徴。
2018年01月26日ニードルズ(NEEDLES)の2018年春夏コレクションのテーマはヒッピー&サイケデリック。2017-18年秋冬コレクションでの控えめで暖かな色合いに、グッと力の模様やヴィヴィッドなカラーを投入することで、春夏らしいムードを漂わせている。特に目を引いたのはリバティプリントを採用したシャツ。ベースは、英国のクラシカルなシャツを想わせるディテールを兼ね備えたアスコットカラーの色気漂うフォルムだ。一方、ウィメンズでは色に満ちた小花柄で、メンズライクなドレスシャツを提案し、暖かな春を待ちわびる。これを筆頭に、プリントはエスニックなものからクラシックなものまで幅広く、スタイリングの中で柄同士の掛け合わせを楽しんでいる。特に主張的なペイズリーは、多種多用に登場し、チェックやボーダーとの相性が図られている。こうして構築されるサイケデリックなニュアンスは、ニードルズならではの“折衷的”な掛け合わせによって成り立っているようだ。素材は、春夏らしくライトに。ヒッピーらしさ満点のベストもヘムを軽やかなフリンジに仕立てて軽やかさを出している。また、カーキのプルオーバーはコットンリネンの風合い豊かなファブリック。シャリっとした肌ざわりで、身幅や袖に分量をとったオーバーシルエットにマッチしている。ほどよくドレープの効いたオリエンタルなドビー織りのファブリックは、暑くなるシーズンには欠かせないリラックス感と清涼感を兼ね備えている。シルエットは全体的に緩く、特に今季はボトムスがその印象を強めているように思う。腰回りと裾部分に大きくダーツをとったパンツ中央が大きく膨らむシルエットの定番パンツ、サイドスリットの入ったデニムワイドパンツなど、リラクシングなシルエット。そんな中で人気のトラックパンツのシルエットに変化はない。しかしながら、今季は新しいカラーバリエーションが登場している。
2018年01月09日テンダーパーソン(TENDER PERSON)が2020年春夏コレクションビジュアルを公開。テーマは“ADULT DELINQUENT”。
2018年01月02日マーガレット ハウエル(MARGARET HOWELL)の2018年春夏コレクション。今シーズンは、コットンやリネンなど、春夏シーズンを象徴する素材をバリエーション豊富に使用したアイテムを展開。ブランドのアーカイブの中から、モダンにアップデートされたウェアも登場し、マーガレット ハウエルらしいタイムレスなスタイルが表現された。ファーストルックで登場したのは、コットンシルク生地のチェックパンツ。英国の伝統的なパターンのタータンチェックがモノクロで仕上げられ、モダンな雰囲気を醸し出す。時代に左右されない柄と配色は、ショーの序盤から、不変的なブランドのスタイルを明確に提示した。今回のショーの中で目にすることが多いのが、ニットキャミソールだ。1970年代のマーガレット ハウエルのアーカイブアイテムをアップデートしたこちらのアイテムは、イタリア産のコットンリネンを素材に採用。独特の光沢や、色の切替えはオリジナリティを演出するとともに、シンプルに構成されたルックにアクセントを加えている。ブロックデザインが印象的なこちらのシャツも、ブランドのアーカイブをアップデートしたアイテムの一つ。大き目のブロックデザインは大胆だが、ベーシックなカラーでまとめられているので、あくまでブランドらしい"シンプルかつ清潔感"のある雰囲気。現代的でリラックスしたシルエットは、オーバーになり過ぎない、絶妙なサイズ感だ。また、ルックの中で目を惹くのが3つのカラーを組み合わせた「モダニストタイ」。涼し気なリネン素材は春夏の着こなしにマッチしつつ、あっさりしがちな季節のコーディネートに、配色のアクセントと立体感をプラスしてくれる。
2017年12月26日バレンシアガ(BALENCIAGA)の初となるキッズコレクションが2018年春夏シーズンにデビュー。2018年1月3日(水)より2018年春夏メンズコレクションと同時に展開が開始される。2018年春夏メンズコレクション内で発表されたキッズコレクションでは、パーカーやTシャツをはじめ、人気シューズ「スピード トレーナー(SPEED TRAINER)」などが登場。働く男性たちの休日を描いた2018年春夏コレクション内では、"パパとおそろい"を楽しめるアイテムとして、今までのバレンシアガのランウェイとは違った雰囲気を演出していた。【詳細】バレンシアガ 2018年春夏キッズコレクション展開日:2018年1月3日(水)【問い合わせ先】バレンシアガ ジャパンTEL:0570-000-601
2017年12月22日フルラ(FURLA)の2018年春夏コレクションは全国のストアにて順次販売。ウィメンズ2018年春夏コレクションのテーマはヴェネチアへの旅。シェイプは、ヴェネチアの建造物や装飾といった歴史的な要素をインスピレーションに。カラーパレットは、運河や街中に咲きじょこる花々などの鮮やかな色合いから着想を得た。遊び心たっぷりのプリントのバリエーションも豊富で、開放的で明るいイタリアンムードを纏わせている。プレイフルなアニマル柄を、春夏のスタイルに立体的なジャカードを採用した新作バッグは、今季の注目のスペシャルコレクションだ。人気の「メトロポリス」をはじめ、新モデルの「ドゥカーレ」などが展開される。テキスタイルは、フルラで独自に製作した52種の中から選ばれ、“ヴェネツィアの旅”を彷彿とさせる動物モチーフや、水の都ならではの貝殻模様がバッグを彩る。ディテールへも旅の風を吹き込み、フラップ部分は波模様で象った。なお、スペシャルコレクションの「メトロポリス ヌーヴォラ」「ドゥカーレ」のショルダーバッグのハンドル部分を彩る装飾は、ビジューやレザーモチーフなどで、バッグ本体の柄ごとに異なるものがデザインされる。ヴェネチアの華やかさを人気バッグにも毎シーズン進化を遂げているメトロポリスだが、今回はより一層エネルギッシュなデザインでラインナップ。色鮮やかな花々や鳥モチーフを描いた、ハッピーなプリントは春夏の軽やかなスタイルのアクセントとなってくれる。クロスボディタイプとして、またショルダーバッグとして使用できるので、デイリー使いはもちろん、アクティブな旅先でも大活躍してくれそう。メトロポリスにテキスタイルとビジューを施した新モデルが仲間入りテキスタイルを使用したミニクロスボディの「メトロポリス ヌーヴォラ」には、カラフルなペイズリー柄を採用。ハートやフラワーのゴールドモチーフをあしらって、まるでアクセサリーのようなミニショルダーに仕上げた。“まるごと”フルーツバッグが新登場夏らしいフルーツモチーフのバケツバッグ「ドルチェッツァ」は新作モデル。フルラだからこそできる精緻な職人技でパイナップルの模様も美しく表現。また、キャッチーな見た目だからといってフルラらしく機能性も妥協しない。持ち手とショルダーストラップの両方が付属しているので、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使用することができる。メンズメンズコレクションも同じく、ヴェネチアへの旅がテーマ。水の都ヴェネチアが持つ“海”の要素を取り入れながら、歴史や芸術的な深みも感じさせるコレクションとなっている。ヴェネツィア家具をインスピレーション源に「ゼウス」は、経年変化を楽しめるベジタブルタンニングを施したレザーを使用した、素材の味わいを感じられる新作シリーズ。寄木細工のようなデザインはヴェネツィア家具がインスピレーション源だという。使うほどに馴染むバッグは大人の男性におすすめしたい。ウェットスーツをイメージした高機能バッグもスキューバダイビングのウェットスーツをイメージしてデザインされた新作ライン「スキューバ」。ロープやヒトデといったマリンモチーフを配置したユニークな柄だ。名前にちなんで機能的な面でも“水”を想わせるような仕様となっており、素材はネオプレン、止水ジッパーのポケットとそのポケットの中には撥水ライニングが隠されている。また、ハンドバッグとバックパックの2通りの使い方が楽しめ、ハンドバッグで持つときはバックパックのストラップ部分を収納できるスペースまであるという機能性に満ちたバッグだ。持ち方は自分次第、進化した4WAYバッグシーズンごとに進化を遂げている「イカロ」は、見た目からは想像できないような機能性が魅力。今シーズンは、ショルダーやバックパックなど変幻自在の4WAYバッグが登場する。なお、ヨットメーカー「RIVA」をインスピレーションとしており、ボートを想わせるカラーコンビネーションが特徴だ。期間限定ストアが丸の内にオープンLe Dome EDIFICE et IENA 丸の内店では、2018年4月14日(土)から5月10日(木)まで、メンズ・ウィメンズコレクションの2018年春夏コレクションを取り揃える限定ストアをオープン。ウィメンズからはアイコン「メトロポリス」をはじめとする新作、メンズでは定番モデル「ジョヴェ」など今季イチオシアイテムをピックアップ。フルラが厳選した魅力的なラインナップを用意する。【詳細】フルラ2018年春夏コレクション新作発売日:2018年2月上旬より順次展開中 ※商品により異なる。【問い合わせ先】フルラ ジャパンTEL:0120-951-673
2017年12月17日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の2018年春夏コレクションが、2017年11月17日(金)に東京都庭園美術館で発表された。今季はデザイナーの山縣にとって10年目の記念すべき年だ。テーマは「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」。2017年春夏シーズン、2017年秋冬シーズンに続くストーリーが綴られた。「仰げば尊し」が流れ、眩しいくらいのライトが、美術館入口前の丸く描かれたランウェイを照らし出す。ファーストルック、現れたのはベールに包まれたセットアップ。頭には花が飾られている。トレーンを引いた立体的な柄は、プリーツ加工により、布を折り合わせることで完成したギンガムチェックだ。予想できない揺れ、柔らかな伸縮。儚げに映るワンピースは、そのテキスタイルを主軸に構成されている。それら“洋服”とともに、焼け焦げた“和服”が混ざり合う。ドーム型のオブジェのようなワンルックからは、ほんのり焼けたにおいがして、それがたまらなく切ない。戦争という厳しい時代の連想と、着物という文化が薄れ、洋服文化が浸透した今の日本を風刺した1着だったようだ。小さな花模様に溢れた赤ずきんの小さな女の子たちがベルを鳴らして登場する。すると、今までとは少し違う、どこか女の子らしさ溢れるルックが現れ出した。引き続き登場するギンガムチェックのオーガンザは、ピンクやブルーの優しい色味。戦時中のナース服からの着想だというそれらリボンは悲しい影を潜めながらも、ここでは女性らしさの表現のひとつとして意味を成している。時代を越えて変わったその装飾の意味に、なんだか複雑な気持ちを覚える。さらに足された、塩縮加工の白いビニール素材は、まるで歪みのあるウェディングドレスに。ふわりと浮かぶようなテクスチャーは、現実と非現実の浮遊を表現している。緑のニットジャカードのプルオーバーとパンツの男の人は、どこか悲しそうな表情で、大中小、3つの棺桶を引きずっている。グリーンの明るいオーガンザと頭にのせた花が、せめてもの平和への希望なのか。一方で、花で満たされたその中で眠る女の子は、優しい表情。もしかすると花々がそうさせているのかもしれないが……。千羽鶴のドレスは、学生たちを引き連れて、その次の「山」の表現へと導いた。杉の木に囲まれた3つのルックには、焼け焦げた着物が引っかかっていて、戦争の荒々しい風景をそこはかとなく感じさせる。もう一つ山縣が込めた意味、それは日本人は「山」で囲まれて育っているのではないか、という思考。目に映るもののファッションにおける境界線がまだ曖昧だという彼にとって、「山」をファッションにするというチャレンジだったのかもしれない。花々が祝した今回のショー終了後、山縣は“僕はファッションが大好きだ”と話してくれた。ファッションに救われ、のめり込んだ10年間。でも追い求めても答えの出ない「ファッションとは何か」という疑問。装いの探究心を絶えず持ち続ける彼だからこそできた独創的なランウェイは、また新たな1歩を踏み出す山縣のカタチだった。最初に配られたコレクションノートには、谷川俊太郎が10年を迎える山縣の気持ちを表した、「十二の問いかけ」というタイトルの詩が書かれていた。これもまた彼の探究心の現れ。東京都庭園美術館内の『装飾は流転する』展では同作品とともに今回のショーで発表されたワードローブが飾られるが、それを目にしたとき、きっと装うことがもっと愛おしく感じられるはずである。
2017年11月20日リョウタムラカミ(RYOUTA MURAKAMI)の2018年春夏コレクションが2017年10月16日(月)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。未来のパーティーガールコレクションのテーマは「2020年代のパーティーガール」。ジェンダーという足枷から解き放たれた女性が夜のパーティーに出かけていく。女性は家で静かに主人の帰りを待つ、なんて時代はもう終わったといわんばかりのアップテンポなダンスミュージックをBGMにショーは展開する。殻をやぶる「女性」「女性たちは殻を破り、夜の街に繰り出そうとする。」そんなストーリー性のあるショーであった。一番初めに登場した涼し気なリネンの落ち着いた色味のセットアップから、ショーが進むにつれて色使いが派手になっていく。至る所に登場する、ジャケットを半分裂いたようなスカートやトップスは、シンプルな色でまとめられたルックにおいてデザインで存在感を示す。フォーマルなスタイルを代表するジャケットをカットオフにすることで、コレクションのストーリーの中においてしっかりと意味を持ったファッションアイテムに昇華している。ランウェイで輝くシルバーシルバーのコートはコレクションの中で一際輝く存在であった。オーバーサイズのアウターは現代的でありながら、どこか80年代の雰囲気を感じさせるシルエットラインを作り出す。シューズには、底部にソールの役割を果たしているのであろうシルバーのパーツがデザインされ、ランウェイの上で存在感を放っていた。アートをファッションにショーの終盤では、今までの「リョウタムラカミ」というブランドらしいデザインのドレスも登場。アートをファッションに取り入れたイヴ・サンローランから影響を受けたと語る村上自身が「お天気柄」と呼ぶその柄は、母・千明が描いたもの。ユニークなパターンのドレスは、ウーハーがフロアを揺らすダンサブルな雰囲気とはまた違った空気を会場につくり出した。新たなスタート「今季からリョウタムラカミは村上亮太一人でデザインしていきます。」ショーの後の発表だった。ブランドの立ち上げ当初から村上と村上の母・千明の2人がデザイナーであったリョウタムラカミ。ある意味で新しいブランドに切り替わったともいえる新体制の元で作られたアイテムたちには、母からのインスピレーションは依然受けつつ、村上良太自身の世界観がより顕著に表現されていた。今季のコレクションで表現されたテーマのストーリーは、「ブランドの成長のために」と単独でのデザイナー担当を決めた村上の"殻を破った"信念の表れだったのかもしれない。
2017年10月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「2020年の東京」です。五輪開催まであと3年。2020年が技術革新の契機に。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催まで、3年を切りました。1964年の東京オリンピック開催時には、東海道新幹線やモノレールが開通したり、首都高速が建設されたりと、戦後の高度経済成長に大きく拍車をかけました。現在も2020年に向けて、渋滞を回避するための都内の道路などインフラの整備や再開発がなされていますし、2020年の春には、山手線の品川と田町の間に新駅が開業します。2027年にはリニア新幹線が開通し、品川駅はますます利用者が増えることになるでしょう。現在、晴海エリアに選手村を建設しており、大会後はマンションとして約5600戸が供給され、約1万2000人規模の街が新たに生まれるといわれています。これにより地価の上昇が期待され、不動産投資にも注目が集まっています。2020年にまつわるニュースとしてはあまり知られていないかもしれませんが、東京都産業労働局では「次世代イノベーション創出プロジェクト2020」という事業を打ち出しています。健康、医療、環境、危機管理などをテーマに、次世代の産業の礎となるようなイノベーションに取り組む都内の中小企業に、技術・製品開発の支援として最大8000万円の助成などをするというもの。2020年あたりから、東京都の人口減少は本格的に進み、2030年には都民の4人に1人が高齢者になるといわれています。それに伴い予想される、大都市東京が抱える都市課題の解決には技術革新しかないと、2年前から取り組みが始まりました。東京五輪の誘致が決まって、「2020年」がイノベーションを加速させる契機にもなったんですね。大地震の経験がない外国人に即座に災害を知らせる技術、生体情報をデータ化する新しい繊維を用いたスポーツウェア、直接触れなくても手のひらをかざすだけでできる本人認証システムなど、さまざまな分野の人たちが、生活に役立つ新しい技術や製品の実現に向け、しのぎを削っています。東京五輪に出場する選手だけでなく、明るい未来を切り拓こうとしているエンジニアたちも応援していきたいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年10月11日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年10月09日レオナール(LEONARD)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2017年10月2日(月)に発表された。マスキュリンなウェアから幕開けした今季。テイラードジャケット、ポケット付きのシャツとパンツのコンビ、オーバーサイズのコートなど、男性的な装いから始まっている、しかし、蓋を開けてみると、ポップで楽し気な印象。特に動きのあるドレスと夏らしいビーチスタイル、加えて鮮やかなカラーパレットが鍵を握る。太陽が降り注ぐ白浜のビーチ。そんなシチュエーションで纏いたいのが、レオナールの今季のドレスだ。大きく広がったフレアなライン、大胆にカットオフされたバッグスタイルは印象的。ホルターネックにしたり、ラインテープを添えたり、元気なディテールも夏の印象を強める。ブルーベースの花模様やパキッとした橙色といった色使いもポイントだ。このサンドレスと並ぶ、夏の装いはスイムウェア。大振りのフラワーを描いたテキスタイルで、ワンピーススタイルとビキニスタイルを提案。ビックサイズのトートバッグは、夏の旅行にもぴったりだ。また着物スリーブ風の優雅なワンピースは、海を上がった後に纏いたい、思わずそういった物語をイマジネーションさせてくれる逸品。レオナールらしい長所として美しいプリントがある。発色がとてもよく、一つひとつの色彩からパワーをもらえる感じがした。そういった伝統的な要素に加えて、タンクトップやフード付きコートなど、スポーツミックスを行ってモダンさを追求するチャレンジ精神も印象に残る。
2017年10月06日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)2018年春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク5日目の2017年9月30日(土)に発表された。今季は、ヴィヴィアン・ウエストウッドの夫であり、ブランドのクリエイティブ・ディレクターである、アンドレアス・クロンターラーの名前「andreas」と名付けられたシーズン。コレクションノートには、自分の名前がなかなか好きになれなかったことや他の国が母国であったらよかったという本音とともに、年々色の持つ官能性に惹かれていることが綴られている。始まりは、真っ白なダウンをストールのように巻いたモデル達の登場から。首から頭、そして足首から下しかよく見えないが、中はスイムウェアかアンダーウェアを纏ったくらいのように見える。ショーを開けてみると、コレクションノートの言葉通り、鮮やかな色彩に溢れ色の魅力を伝えているように感じる。赤やブルー、オレンジ、黄色。ダメージ加工、ブロークンディテール、落書き風のハンドペイントなど”正統派”ではない世界に溶け込んだパレットは、ブランド特有の反逆的な精神までも明るく見せてくれる。また、色と色の重なりを楽しむように、パッチワークデザインが多い。スニーカーモチーフや絵画風のテキスタイルなどを組み合わせたドレス、パンツ、トップス。象徴的な性に関するプリントも今季は真っ赤なハートマークを上からペイントされポップなムードだ。また、小花柄のスカートと大きなハットは、アンドレアス・クロンターラーの出身地であるオーストリア・チロル地方の伝統衣装をイメージしているようにも見える。生地を破ったり割いたり、またテイスト違いのビックサイズのジャケットなどとのコーディネートも、過去に抱いていた母国へのマイナスなイメージを表現するように映った。自分自身の本当の姿を再現する開放感は、南国の島への旅にも繋がったようだ。特にメンズは、スイムウェア風のショートパンツが多く、アロハ柄で彩られている。女子モデルの耳には、サクランボやラズベリーなどビックサイズのフルーツピアスがぶら下がり、こちらも純粋にファッションを楽しむ、開放感のようなものが生きている気がする。
2017年10月04日ロエベ(LOEWE)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、日本時間2017年9月29日(金)の16:30より発表される。なお、その模様はファッションプレスでライブ配信する。2017-18年秋冬コレクションでは、飽くなき探究心でフェミニニティを追い求める“ロエベ・ウーマン”たちの旅を描いた。繊細なレース、クラシカルなドット、温もりのあるフェアアイル柄、それから滑らかで深みのあるレザーの数々。すべてがクラフトマンシップに溢れたルックへと導かれた。今季もまた、ジョナサン・アンダーソンが創り上げる“ロエベ・ウーマン”の旅は続くことだろう。その軌跡を、彼女たちとともにたどってみてはいかがだろうか。【詳細】ロエベ 2018年春夏ウィメンズコレクション日本時間:2017年9月29日(金) 16:30※現地時間 2017年9月29日(金) 9:30
2017年09月30日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)が、2018年春夏ウィメンズコレクションを、日本時間2017年9月30日(土)3:30よりライブ配信する。ファッションプレスではその模様をライブ配信。2017-18年秋冬コレクションでは、メインパレットを黒一つで展開。黒い布、その一枚のテキスタイルで作るアシンメトリーシルエット、優美さを象徴するドレープ、体の部位を曖昧にするフォルム、そして、一度見ただけでは判別できないレイヤード。その複雑なキャラクターを、生地を折り重ね、捻り、ひっかけることで作り出していた。また、今期も2017-18年秋冬コレクションと同様、パリ・セーヌ河岸にある会場「レ・ドックス - シテ・ドゥ・ラ・モード・エ・デュ・デザイン」で発表される。【詳細】ヨウジヤマモト 2018年春夏ウィメンズコレクション開催日時:日本時間 2017年9月30日(土)3:30現地時間 2017年9月29日(金)20:30【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2017年09月30日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)が「Happy Days」をテーマに、2018年春夏コレクションを発表した。インスピレーションを与えたのは、灼熱の太陽が輝くアメリカ・ロサンゼルス。西海岸に広がるビーチからヒントを得て、ハッピーなデザインを届ける。夏を彩るポップな色彩。今季はピンクやイエローの蛍光色も登場している。鮮やかな色彩は、ビーチシーンらしいアロハシャツやスイムウェアにのせて。水着の上にさらりと羽織れるパーカーも用意した。上質なカシミヤ、日本製の上質な糸を紡いでつくるトップスには、海岸沿いに並んだ、高く伸びるヤシの木を添えて、夏の思い出を詰め込んで。アイコンのスカルも、今季はレインボーのヘッドホンをつけて陽気な表情。ALOHAの文字、稲妻、スカルなどキーモチーフをカットジャカードで描いたジャケットもラインナップした。また、今季はアーカイブのミックスも必見。2004年に展開されたモチーフをぎゅっと詰め込んだニットは、バレンタインハート、スター柄などが並び、アメリカンコミックのワンダーウーマンのような仕上がり。ブランドロゴのLPEのマークも復活し、シルク加工をしたスタジャンの上で再び精気を放つ。ビッグニュースとなるのは、画家のジャン=ミシェル・バスキアとのコラボレーション。メンズ・ウィメンズから全4型リリースされるカシミヤニットは、"着るアート"と呼ぶに相応しい、ラグジュアリーな趣きだ。
2017年09月30日ウジョー(Ujoh)の2018年春夏コレクションージョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)による若手デザイナーサポートプログラムの支援を受け、2016年秋冬でミラノデビューを飾った、デザイナー西崎暢による日本ブランドが再びミラノへ。2018年春夏コレクションをミラノ・ファッション・ウィーク最終日となる2017年9月25日(月)に発表した。パタンナーとして経験を積んだ西崎暢が作る洋服は、大胆なカッティングが魅力。「春夏はアシンメトリーが似合う」、そんな言葉通り、新作は身体を軸にした均等さはなく、どれもアンバランスなシルエットである。一つにベスト。テーラードジャケットを再解釈したピースは、袖をばっさりと切り落とし、袖口にえぐるような大きな穴をあけた。芸術作品のようなアンバランスなフォルムは、潔いカッティングが成せる技だ。ピンストライプのベルトも同様に不均衡に。こちらはベルトディテールを胸元に添えて、複雑なシルエットを作り出した。ドライな質感のコットンキャンバス、サマーウール、タフタは、独創的なシルエット作りに力を貸す。ワンピースやブラウスにも穴をランダムにあけても形が崩れていない。その穴にドローコードでギャザーを作り、豊かな表情を加えた。ストライプリブのワンピース、トップスは、昨シーズンから続くスポーツテイストの意識だろう。メッシュ、ナイロンといった素材の起用、フラットサンダル、シースルーのフード付きジャンパーも同じ着眼点から生まれていそうだ。シーズンピースといえるのは、アシンメトリーなサロペット型ワンピース。片方だけのストラップは、今季のキーワードを顕著に表現。上半身はアンバランスであるが、スッと落ち感のあるスカート部分をみると、パタンナーとしての経験が存分に生かされていることが感じられる。
2017年09月28日トッズ(TOD’S)の2018年春夏コレクションが、ミラノ・ファッション・ウィーク3日目の2017年9月22日(金)に発表された。ファッション・ウィーク真っ最中のミラノは、10月を目の前にしていることを微塵も感じさせないような陽気な気候。特に日中は太陽が照り付け、サマーシーズンを思わせるほど暖かい空気が流れている。そんな環境で展開されたトッズの新作は、「イタリアの夏」がキーワード。サンサンと照りつける太陽の光、流れゆく涼しい風。そんな豊かな気候を持つ母国への愛に満ちたワードローブが展開される。キーファブリックはもちろんレザーだ。トッズブランドを象徴する皮革は、ダブルブレザーになり、ボンバージャケットになり、バイカージャケットになり登場。なんたってパジャマシャツまでレザーで仕立てる心意気だ。イエロー、サンド、ライトブルーにほんのり柔らかなニュアンスをのせて、真心を込めたレザーピースを送りだす。イタリアンヘリテージに融合させたのは、スポーツの要素。特にテクニカルナイロンで仕立てたショートパンツは、シーズンピースといえる存在感。豊かな光沢、リズムを生むロープのディテール。プルオーバータイプのトップスやアウターとコーディネートすれば、軽やかで都会的な印象を生む。シューズラインからは、ゴンミーニをデニム地で仕上げたダブルT ゴンミーニが登場。またトッズのアイコンの一つであるウェーブ バッグはバックスタイルに進化。さらに、軽量さがポイントのニューバッグ・トッズ セラもローンチしている。
2017年09月28日ケンゾー(KENZO)の2018年春夏コレクションが、パリファッションウィーク最終日の2017年6月25日(日)に発表された。5日間にわたって開催されたパリコレクションもついに最終日。ラストショーはケンゾーだ。今シーズンもメンズ・ウィメンズ統合で発表。そのシチュエーションを活かし、今回は坂本龍一の生まれ変わりである男性と山口小夜子の生まれ変わりである女性の出会いを描いたという。サイケデリックなモチーフは、70年代~80年代の2人が若かった当時を想わせる。メンズではテーラードの打ち出しからはじまり、様々な色柄を乗せてスポーティーなニュアンスを匂わせた。特に、顕著に表れたのはモーターサイクルのテイスト。ジャケットはパッチワークでポップに表現し、シャツはまるで架空のチームを想わせるロゴ入りだ。ボトムスは一貫してハイウエストで提案している。フォーマルでもタックによって大きく膨らんだペグトップ・パンツや、インパクトのあるテキスタイルは緩いシルエットのハーレム・パンツを合わせるのが、今シーズンのムードらしい。一方ウィメンズでは、エッジィなスタイルをグラマーなドレスを中心に表現している。光沢のあるドラスティックなワンピースは、フリルやラッフルをあしらい、シアーなブラウスをプラス。まるでトルネードのようにあしらわれた波打つディテールの存在感は大きく、ドレスをより躍動的に見せてくれる。ストライプは、自由気ままに洋服を走り抜け、シースルーの素材でセンシュアルなテイストも加味する。それらはまさしく、山口小夜子の繊細さと力強さをそのまま見ているようでもある。2人の出会いに際して登場したポップな花柄は、セットアップで提案。そして、独特のペイズリー柄、斜めにも縦にも走るストライプ、立体的な絞りのプリーツ。多彩なテキスタイルは、組み合わせることでより一層、パワーをみなぎらせている。
2017年06月29日ラデュレ(Ladurée)から2017年夏のコレクションが登場。ラデュレ 夏の新作スイーツ2017年夏のコレクションは、イチゴやチェリーなど、フレッシュで甘酸っぱいフルーツをたっぷりと使った爽やかなパティスリーを展開。色とりどりで華やかな見た目のマカロンやケーキは、夏の陽気な気分を盛り上げてくれる。ルリジューズ・ローズ・フレーズ「ルリジューズ・ローズ・フレーズ」は、ふわっと焼き上げたシュー生地の中に、ローズ風味の軽やかなムース、イチゴの果実、 イチゴのコンフィチュールをたっぷりと詰めんだ。ローズの芳醇でゴージャスな香りがふわりと鼻腔をくすぐり、イチゴの弾けるような酸味を甘美に包み込む。「タルト・ピスタッシュ・グリオット」「タルト・ピスタッシュ・グリオット」は、ピスタチオとグリオットチェリーのクリームがたっぷり入った生地に、ピスタチオのやわらかいクリームと煮詰めたチェリーを重ねたもの。サクッと香ばしいクッキー生地には、甘酸っぱいグリオット、そしてまろやかなクリームをたっぷりと絡めて楽しみたい。レッドとグリーンの見た目も美しいスイーツだ。限定マカロン3種限定マカロンも3種類登場。「マッチャ」は、ほろ苦くまろやかな風味の抹茶ガナッシュを挟んだマカロンだ。そして、甘く香ばしいショコラ・キャラメルのガナッシュを挟んだ「ショコラ・キャラメル」と、優雅なラベンダー香るワイトチョコレートの ガナッシュを挟んだ「ラヴァンド」も販売する。【詳細】ラデュレ 2017年夏のコレクション・ ルリジューズ・ローズ・フレーズ発売時期:2017年7月1日(土)〜10月31日(火)価格:1個 864円(税込)・ タルト・ピスタッシュ・グリオット発売時期:2017年6月1日(木)〜30日(金)価格:1個 972円(税込)・新作マカロン マッチャ/ショコラ・キャラメル/ラヴァンド発売時期:2017年6月1日(木)〜8月31日(木)※マッチャは~12月31日(日)まで。価格:1個 各303円(税込)【問い合わせ先】ラデュレ カスタマーサービスTEL:03-4578-0846
2017年06月22日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)の2017年夏スイーツが、ピエール・エルメ・パリ 青山ほか直営ブティックで2017年6月から順次展開される。「グラス エ ソルベ」のフレーバー数が夏は最大に「グラス エ ソルベ」は、暑い夏にぴったりのアイスとシャーベット。年間を通して提案されているが、1番多くのフレーバーが並ぶのはこの季節の特権。バニラアイスに優しい甘さのマジパン、そしてマカロンを加えた「グラス オ マカロン アンフィニマン ヴァニーユ」、濃厚なショコラで満たされた「ソルベ ショコラ」、そしてローズ風味のライチのソルベとフランボワーズのソルベをあわせた「ソルベ イスパハン」など、夏の訪れを感じさせてくれる贅沢なラインナップが登場する。ピエール・エルメ・パリの独創的フレーバーは「ミス グラグラ」でマカロン生地でソルベやアイスをサンドした「ミス グラグラ」は、ピエール・エルメ・パリのオリジナルスイーツ。パッションフルーツにはクリームチーズとオレンジマーマレードを、ピスタチオには甘酸っぱいイチゴを。ピエール・エルメ・パリらしい独創的なフレーバーは、マカロンのさくさく感とふんわり感によって、より一層美味しさが引き立てられる。心躍る色鮮やかな「マカロン」にも新フレーバー心躍るカラフルなマカロンは、2017年の夏も創造性に溢れている。新フレーバーとして登場するのは、甘酸っぱいレモン風味クリームをサンドした「マカロン シトロン パート サブレ」とジャスミン風味ホワイトチョコレートガナッシュにグレープフルーツのコンフィを効かせた「マカロン ジャスマン パンプルムース」2種類。また、フルーツソースをかけたプレーンヨーグルトをイメージした「マカロン <ヴルーテ>シリーズ」からも、夏らしいフレーバが。レモンやグレープフルーツなどがヨーグルトのほのかな酸味で引き立てられ、甘酸っぱい余韻を奏でる。出来立てスイーツを提供する2階 カフェに夏仕様のメニュー2016年末にリニューアルしたピエール・エルメ・パリ 青山の2階では、目の前で仕上げられる出来立てのスイーツを提供している。店頭に並ぶソルベやマカロンと同様、カフェメニューも夏仕様となる。「デセール ヤサミン」は、マンゴーやグレープフルーツといった夏らしいフルーツに、ジャスミンのエキゾチックな香りを添えた一皿。そのほかピスタチオのパンケーキとワサビ風味のマスカルポーネクリーム、ワサビとグレープフルーツのソルベを合わせた「デセール デリシュー」など、意外性あるコンビネーションで来店者をもてなす。【詳細】ピエール・エルメ・パリ 2017年夏スイーツ提供時期:2017年6月~9月頃 ※メニューによって異なる。取り扱い店舗:ピエール・エルメ・パリ 青山 他直営ブティック※オンラインブティック販売商品を除く。■メニュー価格一例・グラス エ ソルベグラス オ マカロン アンフィニマン ヴァニーユ、ソルベ イスパハン 各756円ソルベ ショコラ、グラス カラメル 各648円グラス エ ソルベ 7種詰合わせ 5,400円(送料込み)・ミス グラグラ 各756円フレーバー:ショコラ、サティーヌ、イスパハン、コンステラシヨングラス エ ソルベ・ミス グラグラ詰合わせ 5,940円(送料込み)・マカロン 各302円フレーバー:マカロン シトロン パート サブレ、マカロン ジャスマン パンプルムース、マカロン オリーヴマカロン 10種詰合わせ 3,780円マカロン 15種詰合わせ 5,616円■マカロン <ヴルーテ> シリーズマカロン ヴルーテ 6個詰合わせ 2,592円■ピエール・エルメ・パリ 青山「Heaven」季節限定メニュー 各2,160円 ※サービス料別メニュー種類:デセール ヤサミン 、デセール デリシュー、デセール サティーヌ■問い合わせ先ピエール・エルメ・パリ 青山TEL:03-5485-7766
2017年06月06日2015年春夏よりスタートしたレディースブランド77circa(ナナナナサーカ)が2017年春夏コレクションを発表。こだわり抜いた良質な古着をリメイクしたレディースウェアを展開している。77circa 2017 SS LOOK77circa"circa(サーカ)は、「約」「およそ」「頃」を表すラテン語です。1977年前後に生まれた私たちは、私たちに共感していただける方々と共に、それぞれの背景、文化を反映し、形を産み、選別し、リリースしていきます。"HP / Facebook / Instagram / OnlineSHOP
2017年05月30日フェンディ(FENDI)の2017年春夏コレクションより、新作サングラス「キャナイ(CANEYE)」が登場。2017年4月より順次展開される。2017年春夏コレクションは宮殿で過ごすマリー・アントワネットやロココ式のインテリア、美しい庭園がインスピレーション源だ。装飾的できらびやかなウェアを引き立てる、新作サングラスもそんな世界観を受け継いだ華やかな雰囲気。サングラスは、新作バッグ「キャナイ(KAN I)」からインスピレーションを得てデザインされた。遊び心あふれる大きめのスクエアフレームや、まるでソルベのような色使いが特徴となっている。レンズは涼しげな印象のシースルー仕様。カラーによっては下部にミラーレンズをミックスしているユニークなものも。対照的な色のメタルをフレームに使い、縁にはキャンディカラーのスタッズが施されている。カラーは、アクアにペールピンクのスタッズとグリーンのシェードレンズや、ピンクにマンゴー色のスタッズとブラウンのシェード&シルバーのミラーレンズ、そしてレッドにホワイトのスタッズとブルーのシェードレンズなど、全4色が展開される。【詳細】フェンディ サングラス「キャナイ」発売時期:2017年4月より順次取り扱い:フェンディブティック、高級メガネ店価格:各70,200円(税込)【問い合わせ先】フェンディ ジャパンTEL:03-3514-6187
2017年04月08日こんにちは。ライターのyossyです。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、さまざまな準備が進められています。そのうちのひとつが公衆無線LAN(無料のWi-Fi)の整備。日本を訪れた外国人観光客からは、「無料のWi-Fiスポットが少ない」という声が多く聞かれ、政府も力を入れて対策を講じているのです。フリーのWi-Fiスポットが増えれば、私たちの利便性も上がるのでうれしいですね。でも、利用するにあたって危険はないのでしょうか。●高速データ通信容量を消費せずに済むフリーのWi-Fiが利用できれば、外出先でスマートフォン・タブレットなどのWi-Fi対応端末を無料でインターネットに接続することができます。同じ回線を不特定多数の人が利用することができるのです。利用前に登録が必要なケースが多いでしょう。こういったWi-Fiスポットが増えれば、例えば、高速データ通信の容量に制限がある場合に便利 です。上限を超えると通信速度が遅くなってしまいますが、Wi-Fiスポットを利用すれば容量を消費せずに済みます。●無料Wi-Fiの利用者は急激に増加情報処理推進機構では、フリーのWi-Fiに関する調査(2015年度)を行っています。フリーWi-Fiの利用者は近年急激に増加しているようです。また、下記のような結果も出ています。・(フリーのWi-Fiを)ネットショッピングやネットオークションでの買い物に利用する割合:約32%・インターネットバンキングやオンライントレード等の金融関連サービスに利用する割合:約11%金融関連の情報など、かなりデリケートな情報にアクセスしている人も多い ようですね。●ID・パスワードなど、見られて困る情報の入力はしない実は、無料のWi-Fiスポットを悪用した被害も出ています。不正に情報を搾取されるケースもあり、注意が必要です。例えば、・SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やブログ・金銭のやりとりが生じるショッピングやインターネットバンキングなどのアカウント情報等を盗まれて悪用されてしまうと、乗っ取りや個人情報の流出などの被害を受ける可能性も。暗号化されているWi-Fiスポット を利用することや、「https://……」で始まる、アドレスに鍵マークのついたWebサービスを利用することが大事です。また、そもそも重要な内容の入力の際には、できるだけ無料のWi-Fiを利用しないようにしたいですね。便利な反面、悪用されやすい無料のWi-Fiスポット。まずは危険性を認識し、個人個人が防止策をとりましょう。【参考リンク】・「2015年度情報セキュリティに対する意識調査」報告書について | IPA()・公衆無線LANの整備の促進 | 総務省()●ライター/yossy(フリーライター)●モデル/ゆみ
2017年04月04日フランフラン(Francfranc)のから夏の新作アイテムが、2017年4月28日(金)より発売される。1年間のテーマは旅、夏は「地中海」に2017年のテーマを「VOYAGE」とし、1年をかけて世界中を旅する。旅の始まり、スプリングシーズンの旅先には「南フランス」が選ばれた。夏に向かうのは「地中海」だ。昼夜問わず宴を楽しむ陽気な街・イビサや、エキゾチックさと優美さを併せ持つモロッコなどがインスピレーションの源となった。モロッコを感じるオリエンタルな食器人気の食器類は、モロッコに着想を得たオリエンタルなデザインが登場。タイル風や幾何学模様の食器は、食卓の雰囲気を盛り上げてくれそう。2枚重ねたレイヤードスタイルを取り入れれば、一気にお洒落なダイニングに。そのほか、夏らしい貝殻やヒトデをモチーフにしたガラスプレートやコースターもお目見えする。フレグランスボトルはモロッコの「ミントティグラス」をイメージお部屋でも異国気分を味わって。ルームフレグランスのボトルは、色鮮やかなデザインが特徴のモロッコの「ミントティグラス」を思わせる華麗な透かし模様のデザイン。ベッドサイドや窓辺に飾って、優しい香りに癒されたい。またモロッコ伝統のスリッパ「バブーシュ」はルームシューズに使いたい一足。他にも、サンゴ礁やタツノオトシゴをモチーフにしたブックエンドなどが展開される。夏に欠かせないビーチアイテム夏のバカンスを盛り上げるビーチアイテムも勢揃い。パイナップル型のドリンククーラーや、ブラジルのビーチサンダルブランド「イパネマ(Ipanema)」のビーチサンダル、デッキチェアなど。海辺で活躍しそうなアイテムが多数ラインナップする。さらに、夏らしいフラミンゴをモチーフにした可愛らしいキーホルダーやネオンランプといったグッズも。フランフランで夏の準備を始めてみては。【詳細】2017 Summer Collection発売日:2017年4月28日(金)取扱店舗:全国のFrancfranc店頭およびオンラインストア【問い合わせ先】お客様相談室TEL:0120-500-924(9:00~18:00土日祝日休み)※価格は全て税込
2017年04月03日2020年夏、TOHOシネマズ 池袋(仮称)が、東京・池袋に新たに誕生する複合商業施設「ハレザ(Hareza) 池袋」内にオープンする。豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」のシンボルとして多様な文化を発信することを目指す「ハレザ(Hareza) 池袋」は、ミュージカルや伝統芸能を公演するホールや、アニメ、サブカルチャーを楽しめる空間など個性の異なる8つの劇場を備える複合商業施設。豊島区庁舎跡地及び豊島公会堂跡地の再開発「(仮称)豊島プロジェクト」に、豊島区が建設する(仮称)新区民センターと、中池袋公園を加えたエリアを指す。その劇場施設のひとつを担うことになるTOHOシネマズ 池袋(仮称)は、「ハレザ(Hareza) 池袋」内のオフィス棟2~6階に10スクリーン、約1700席を構えるシネマコンプレックスだ。非日常的な空間を体験できる施設に最新設備を導入し、ハリウッド大作はもちろん、日本が誇るアニメ作品や邦画作品、単館系と呼ばれるアート作品など、バラエティに富んだ映画を上映する。またコンサートや演劇、スポーツのライブビューイング(生中継)など、非映画系のコンテンツにも積極的に取組んでいくという。【施設情報】TOHOシネマズ 池袋(仮称)オープン時期:2020年夏所在地:「ハレザ(Hareza) 池袋」内(2020年夏オープン予定)住所:東京都豊島区一丁目 18番1(豊島区庁舎跡地 オフィス棟)スクリーン:オフィス棟2~6階に10スクリーン、約1700席
2017年04月01日東京・池袋に新設される「Hareza(ハレザ)池袋」内に、TOHOシネマズ池袋(仮称)が2020年夏にオープン予定であることが発表された。「Hareza(ハレザ)池袋」とは、豊島区庁舎跡地及び豊島公会堂跡地の再開発として建設される新ホール棟やオフィス棟、新区民センター(仮称)、中池袋公園を加えたエリアのこと。豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」のシンボルとして多様な文化を発信することを目指し、ミュージカルや伝統芸能を公演するホールやアニメやサブカルチャーを楽しめる空間など、個性の異なる8つの劇場を備えた施設になるという。その劇場空間のひとつとして、TOHOシネマズ株式会社が「Hareza(ハレザ)池袋」内のオフィス棟に、10スクリーン、約1,700席のシネマコンプレックスの出店を発表。非日常的な空間を体験できる施設に最新設備を導入し、ハリウッドの大作をはじめ、アニメ作品や邦画作品、単館系と呼ばれるアート作品など、バラエティに富んだ映画を上映するという。さらにコンサートや演劇、スポーツのライブビューイング(生中継)などの非映画コンテンツにも、積極的に取り組むようだ。最近では、アニメや2.5次元舞台作品などのジャパニーズカルチャーコンテンツの発信地としても注目を集める都市・池袋。ここに、新たに誕生するカルチャー拠点に期待が高まる。(text:cinemacafe.net)
2017年03月28日リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)が手掛けるジバンシィ バイ リカルド ティッシ(Givenchy by Riccardo Tisci)が、2017年春夏オートクチュールコレクションを発表した。
2017年03月20日