XYZプリンティングジャパンは26日、ABS/PLA両対応の2色出力3Dプリンタ「ダヴィンチ 2.0A Duo」を発表した。価格は税込89,800円。家電量販店やネットショップ、同社Webサイトなどで同日より発売する。「ダヴィンチ 2.0A Duo」は、対応素材にABS樹脂のほか、PLA(ポリ乳酸)樹脂にも対応した、2色出力の3Dプリンタ。PLAはABSより堅く、出力中の温度変化による変性が少ないという特徴がある。一方、ABS樹脂はPLAより表面処理や塗装が行いやすいという特徴があり、出力オブジェクトに応じて、素材を選択できるようになった。また、前モデル「ダヴィンチ 2.0 Duo」に続き、デュアルノズルを搭載。2色カラーでの出力に対応する。主な仕様は、印刷方式が熱溶解樹脂積層方式、印刷ヘッド数がデュアル、ヘッド直径が1.75mm、ノズル直径が0.4mm、積層ピッチが0.1/0.2/0.3/0.4mm、最大出力サイズが150×200×200mmなど。インタフェースはUSB 2.0。対応データフォーマットはSTL、XYZ Format(独自)。本体サイズはW468×H510×D558mm、重量は24.5kg。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。なお、「ダヴィンチ 2.0A Duo」の発売にともない、前モデル「ダヴィンチ 2.0 Duo」の販売は終了するが、サポートは継続する。また、「ダヴィンチ 2.0 Duo」ユーザー向けにPLA樹脂対応のバージョンアップを、2月より22,800円(税込、往復送料込)で提供する予定。
2015年01月27日XYZプリンティングジャパンは、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新モデルとして、2色出力、ABS樹脂、PLA樹脂に対応した「ダヴィンチ 2.0A Duo」の販売を開始した。販売店は、ダヴィンチシリーズを取り扱う家電量販店、ネットショップ、同社Webストアなど。価格は8万9,800円。「ダヴィンチ 2.0A Duo」は、ABS樹脂のほか、PLA(ポリ乳酸)樹脂フィラメントによる出力にも対応した2色出力の3Dプリンタ。PLA樹脂で出力したオブジェクトには、出力中の温度変化による変形が少ないという特徴がある。一方、既存のABS樹脂はPLA樹脂と比較して、表面処理や塗装の面で優れた面があるという。同機種では、出力するオブジェクトの特性に合わせて使用するフィラメントをABS樹脂かPLA樹脂かを選択できるため、例えばスマホケースなど薄いものには温度変化による収縮が少ないPLA樹脂を、模型などの出力後に塗装するものにはABS樹脂を使うといった選択が簡単に行えるということだ。PLA樹脂フィラメントのカートリッジは既存のABS樹脂のものと同型で、ユーザーはフィラメントを交換することで樹脂を変更できる。さらに、「ダヴィンチ 2.0A Duo」は2つの出力ノズルを搭載し、2色のフィラメントを同時に使った出力も可能。これにより、色のコントラストを表現したカラフルなデザインの作品や、最終的には切り取る部分の色を変えてより精巧で完成度に優れた作品づくりが可能となっている。また、従来モデルの「ダヴィンチ 1.0」もしくは「ダヴィンチ 2.0 Duo」のユーザーを対象に、PLA樹脂およびABS樹脂対応プリントヘッドへのバージョンアップサービス「PLA対応バージョンアップサービス」(有料)を、2月よりスタートするという。価格は、ダヴィンチ1.0のPLA対応バージョンアップサービス一式が1万9,800円、ダヴィンチ2.0のPLA対応バージョンアップサービス一式が2万2,800円(ともに往復の送料込、ただし、離島や一部地域は追加送料がかかる場合あり)となっている。なお、ダヴィンチ 2.0A Duoの本体サイズは468mm(幅)×510mm(高さ)×558mm(奥行)、重量は約24.5kg(本体のみ)。印刷方式はFFF/熱溶解フィラメント製法。プリントヘッドはデュアルヘッド(2色)で、ヘッド直径は1.75mm、ノズル直径は0.4mm。積層ピッチは0.1mm / 0.2mm / 0.3mm / 0.4mm。対応ファイルはSTL、XYZフォーマット。最大出力サイズは150mm(幅)×200mm(高さ)×200mm(奥行)。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2015年01月26日旭化成ケミカルズは1月19日、ポリカーボネート樹脂の原料であるジフェニルカーボネート(DPC)の新製法として、ジアルキルカーボネート(DRC)を経由した製造プロセスを開発したと発表した。同プロセスは、二酸化炭素とアルコールおよびフェノールを原料とし、同社が開発した触媒を用いてDRCを経由してDPCを製造する技術。従来の非ホスゲン法と異なり、エチレンオキシドを原料としないため、エチレンセンターに依存せず、製造場所の立地制約が緩和される。また、反応を簡素化したことで、非ホスゲン法に比べてエネルギー使用量および生産コストの低減につながるとされる。なお、同社は岡山県倉敷市の水島製作所内に、この新プロセスの実証プラントを建設することを決定しており、2017年1月に稼動を開始する予定だ。
2015年01月19日本田技研工業は13日、ロードスポーツモデル「CBR650F・特別カラー」を100台限定で1月16日に、「CB1100 EX<ABS>・特別仕様」を200台限定で1月26日に発売すると発表した。CBR650F・特別カラーは、水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒650ccエンジンを搭載し、幅広いユーザーに支持されているロードスポーツモデル「CBR650F」に、ホンダ伝統のトリコロールイメージのカラーリング(車体色は「パールメタロイドホワイト」1色)を採用することで、スポーツマインドあふれる外観としたモデル。CBR650F・特別カラーの価格は、99万9,000円(税込)。CB1100 EX<ABS>・特別仕様は、空冷・4ストローク・直列4気筒1100ccエンジンを搭載し、空冷エンジンならではの味わいや端正で伝統的なスタイリングなどで、ベテランライダーを中心に好評を得ている大型ロードスポーツモデル「CB1100 EX<ABS>」に、アルミキャストホイールを採用したモデル。今回は、前・後にアルミキャストホイールを採用することで、トラディショナルなイメージと軽快さを融合させるとともに、前・後にチューブレスタイヤを採用。足回りの軽量化により、ベース車に対して車両重量2kgの軽量化が図られ、より軽快な取り回し性を実現している。CB1100 EX<ABS>・特別仕様の車体色は「キャンディーアリザリンレッド」の1色で、価格は116万3,160円(税込)。
2015年01月14日XYZプリンティングジャパンは24日、パーソナル向け3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新製品「ダヴィンチ 1.0A」を発表した。直販サイトの販売価格は税込69,800円。同シリーズを取り扱う家電量販店やネットショップなどでも同日より発売する。「ダヴィンチ 1.0A」は、3月に発売した3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」の後継モデル。「ダヴィンチ 1.0」で対応していたABS樹脂に加え、ユーザーから要望の高かったPLA樹脂フィラメントによる出力に新対応した。ヘッドはシングルで対応色は1色。PLA樹脂で出力したオブジェクトは、ABS樹脂より堅く、温度変化による変性も少ないという特徴がある。一方、表面処理や塗装ではABS樹脂の方が優れるため、「ダヴィンチ 1.0A」では製作物に応じて素材を変更できることを強みとする。樹脂カートリッジは既存モデルと同型で、素材の偏向はフィラメントの交換のみで行える。主な仕様は、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)、ヘッド数がシングル、ヘッド直径が1.75mm、ノズル直径が0.4mm。積層ピッチが0.1/0.2/0.3/0.4mm、対応データがSTL、XYZフォーマット(独自)。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW468×H510×D558mm、重量は24kg(本体のみ)。なお、「ダヴィンチ 1.0A」の発売にともない、前モデル「ダヴィンチ 1.0」の発売は終了する。「ダヴィンチ 1.0」ユーザーに対しては、PLA樹脂およびABS樹脂対応プリントヘッドへの交換サービスを有償で提供する予定。
2014年12月24日サンコーは20日、「スピード&温度自由自在な3Dプリンターペン」を販売開始した。樹脂製のフィラメントをペン先から溶かし出すことで立体物を作れる。「サンコーレアモノショップ」での直販価格は税込15,800円となっている。スピード&温度自由自在な3Dプリンターペンには、ABSもしくはPLA樹脂製のフィラメントをセットして使用する。フィラメントを押し出すスピードを6段階で切り替え可能だ。また、ABS樹脂は200度から240度、PLA樹脂は160度から200度の間で温度を設定できる。対応するフィラメント径は1.75mm。ピンク・ブルー・イエローのABSフィラメントがそれぞれ175cmずつ付属し、別売の消耗品として、ABSフィラメントを税込3,480円で、PLAフィラメントを税込3,980円で用意する。サイズはW31×D46×H184mm、重量は67g。付属のACアダプタで家庭用コンセントと接続して使用。
2014年12月22日三菱樹脂は10月20日、オーストラリアにおいて植物工場産野菜を生産・販売する事業を本格的に開始すると発表した。具体的には、オーストラリア・ビクトリア州に約5,000平方mの太陽光利用型植物工場を建設し、2015年春から収穫した葉物野菜を現地の高級スーパー向けに販売する。国土の大半が砂漠に覆われている同国では、干ばつと水不足により農業生産に大きな課題を抱えており、2011年3月に三菱ケミカルホールディングスの研究機関とともにビクトリア州で太陽光利用型植物工場の実証実験を重ねてきた。同工場は三菱樹脂グループの閉鎖型苗栽培システム「苗テラス」および葉菜類養液栽培システム「ナッパーランド」を組み合わせたもので、節水かつ安定的に、より安全・安心な無農薬葉物野菜を周年供給することができるという。2014年4月からは葉物野菜のテスト販売を行っており、栽培したホウレンソウやルッコラなどの葉物野菜が、現地の高級スーパーで販売されている露地有機栽培等の高品質野菜と同等の評価を得られ事業展開可能と判断。7月31日に約10億円を投じて100%出資子会社のKAITEKI Fresh Australiaを設立した。今後、まずメルボルンやシドニーなど大都市圏を中心に野菜を販売し、同時にシンガポールやタイなど東南アジアの新興国において同事業展開を進めていくという。
2014年10月20日日精樹脂工業は4月8日、ハイブリッド式の大型射出成形機「FVXシリーズ」のモデルチェンジを実施、新たに「FVX-Ⅲシリーズ」として4月10日から受注を開始することを発表した。今回、モデルチェンジを実施した大型射出成形機は、型締力5,500kNの「FVX560Ⅲ」から型締力12,800kNの「FVX1300Ⅲ」までの5機種で、射出装置との組み合わせにより全9タイプとなる。モデルチェンジ機の主な特長は、高性能・高機能コントローラ「TACTⅣ」の搭載だ。TACTⅣは、画面の大型化や操作パネルの新設計、便利で使いやすい高付加価値ソフトの搭載により作業性・操作性が向上しているほか、品質・生産管理機能の強化を図っている。なお、FVX-Ⅲシリーズの標準本体価格は、消費税別で「FVX560Ⅲ-210L」の3,480万円から「FVX1300Ⅲ-1100L」の9,830万円まで。日精樹脂工業では、シリーズ全体で年間約70台の販売を見込んでいるという。
2014年04月10日三菱樹脂は4月7日、錠剤・カプセル包装に使用されるPTP用硬質塩化ビニルシート、ポリプロピレンシートを5%値上げすることを発表した。5月1日の出荷分から、価格改定が実施される。昨今の原油・ナフサ価格の高騰により、上記製品の主原料である塩化ビニル樹脂、ポリプロピレンなどの原料価格が値上がりし、現在も依然高止まりの状況が続いている。三菱樹脂は徹底した製造の合理化策を推し進めてきたが、原料価格の高騰につきましては、その努力の限界を超えるものであり、今回上記の通り価格を改定する事としたという。
2014年04月08日パナソニックは1月14日、電子部品の基板搭載において、1回の加熱で、はんだ付けと樹脂補強を実現可能な補強材技術を開発したことを発表した。これまでの補強材は、はんだが接合されるより低い温度で硬化するため、240℃でのはんだ付け後、後工程として補強材の塗布、熱加熱が必要であった。今回開発された技術では、独自の樹脂配合設計により開発した補強材と、すでに実現されている樹脂強化型低温はんだを併用することで、160℃の1回の加熱で、はんだ付けと補強材の硬化を行うことができるものとなっている。従来手法に比べ低温であり、かつ1回の工程で終えることができるため、プリント基板のそりを抑制することができるほか、耐熱の低い部品の利用や薄い基板への実装が可能となった。また、補強材の塗布効果により、高い耐落下特性を商品に付与することができるようになったほか、硬化後に樹脂を再加熱することで軟化する特性を有しているため、製造における不良発生時やユーザー故障時における搭載部品の容易な基板からの取り外し、ならびに修理を行うことが可能となっている。なお同社では、同技術の活用により、商品の耐落下特性や耐温度サイクル特性を向上することができるようになることから、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器での活用が期待できるとコメントしている。
2014年01月14日スズキは28日、長距離ツーリングでの快適性を高めたという新型二輪車「V-Strom(ブイ-ストローム)650 ABS」を2013年1月8日に発売すると発表した。価格は88万2,000円。同車は、「快適アドベンチャーツアラー」をコンセプトとした二輪車。一体感のある車体デザインや、横2灯配置マルチリフレクターヘッドライトなどを採用し、軽快感と力強さを表現したとのこと。ツーリング時の快適性を高める装備として、3段階に高さ調節が可能な大型可変風防、長い航続距離を確保する20Lの大容量燃料タンク、前後方向の着座自由度が高いシート座面形状、発光指針式アナログタコメーターと大型液晶デジタルディスプレイを組み合わせた多機能メーターパネルなどを採用している。エンジンは、低中速域での扱いやすさを高めたという、645cc水冷4サイクル90度Vツイン(V型2気筒)DOHC4バルブエンジンを搭載し、電子制御式ABSを標準装備。また、同社独自のSDTV(スズキデュアルスロットルバルブ)や、スロットルボディー内蔵ISC(アイドル・スピード・コントロール)、6速トランスミッションを採用している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日