米大手映画館チェーンのAMCシアターズが、座席の位置によってチケットの価格を変更することを発表した。コンサート、スポーツイベント、舞台のように、座席によってチケット代が変わる。最前列の席は少し安く、中央の席は少し高くなるといった具合だ。この取り組みは金曜日(現地時間)からニューヨーク、シカゴ、カンザスシティの一部のAMCシアターズの劇場で開始となり、年内に全米の全ての劇場に拡大される。映画館イメージ具体的にはチケットを3種類用意。最も一般的な席で従来の価格で購入できる「スタンダード・サイトライン」、最前列と一部のADA席と呼ばれ、低価格で購入できる「バリュー・サイトライン」、劇場中央の席で「スタンダード・サイトライン」より高めの価格で設定された「プリファード・サイトライン」がある。これらは、午後4時以降に上映される作品のチケットに適用されるという。AMCシアターズの副社長執行役員で最高マーケティング責任者のエリオット・ハムリッシュ氏は、「AMCの全ての席で素晴らしい映画体験を得ることができますが、中には特定の座席を求める人や、価格を重視する人もいるということを私たちは知っています。『サイトライン at AMC』はどちらの思いにも応えるものです。観客が自分の体験をよりコントロールし、AMCを訪れるたびに素晴らしい時間を過ごせる手助けをします」とコメントしている。(賀来比呂美)
2023年02月07日新型コロナウイルスの影響による観客減で、苦境に立っている映画館。米大手映画館チェーンの「AMCシアターズ」は、「プライベート・ムービー・ショーイング」と称した映画館の貸し切りプランを始めたことを公式サイトで発表した。破格の99ドル(約1万円)でスクリーンを独占し、家族や友人など、20人までを招くことが可能。現在のところ、11月5日までの上映作品が15本発表されており、『ジュラシック・パーク』『モンスターズ・インク』などの旧作は99ドル、『TENET テネット』『The New Mutants』(原題)などの新作は予約日や映画館の場所により149ドル~349ドル(約1万5000円~約3万6000円)で観ることができる。また、マイクのレンタル、食べ物の持ち込み、時間の延長、予告編や広告の削除などのオプションをつけると別途料金が発生する。貸し切りプランは、ハワイとアラスカを除くほとんどの州の「AMCシアター」で行っている。予約の方法は至って簡単で、公式サイトの予約フォームに名前、予約日、時間、観たい映画、映画館の場所、連絡先を入力するというもの。後日スタッフから確認の連絡が来る。同じく米大手映画館チェーンの「シネマーク」もほぼ同条件で貸し切りプランを提供している。(Hiromi Kaku)
2020年10月19日Amazonが、世界最大の映画館チェーンAMCに興味を示している。イギリスのThe Daily Mailが報じた。それを受け、アメリカ時間月曜日、AMCの株価は40%もアップした。そうでなくても巨額の投資で負債を抱えていたAMCは、新型コロナで映画館が閉鎖して以来、将来の見通しが暗かっただけに、これは朗報だ。ヨーロッパにも劇場チェーンを所有するAMCのオーナーは、中国のワンダ・グループ。ワンダは、この報道を否定しているという。だが、過去にはNetflixがアメリカの中規模劇場チェーンThe Landmarkの買収を試みたこともあり、ありえない話ではない。AMCを含むアメリカの映画館チェーンは、7月には全米でビジネス再開できることを願っている。文=猿渡由紀
2020年05月12日Entegrisは11月13日(米国時間)、空気中の分子状汚染物質(AMC)を除去するフィルタ「VaporSorb」シリーズの新製品を発表した。同製品は、半導体製造における化学機械平坦化プロセス(CMP)において、弱酸や他の汚染物質といったAMCを除去するオールインワンシングルフィルタソリューションとして開発されたものである。CMPツールに特化して設計されており、複数のフィルタを取り扱う煩雑さをなくし、シングルフィルタですべてのAMCに対応する。さらに、「VaporSorb」シリーズにおいて最も長寿命を有し、装置のダウンタイムとコストオブオーナーシップを削減する。なお、「VaporSorb」シリーズでは、アプリケーションやファブ固有のフィルタソリューションをカスタマイズして作製できるとしている。
2014年11月14日