ログハウスなど、個性的な木の家を提供する「BESS(ベス)」は、「展示場」という呼称を「LOGWAY(ログウェイ)」に改めました。「LOGWAY」にはそこで活躍する「LOGWAYコーチャー」なるものが存在するそう。一体どんな場所で、コーチャーとは何なのでしょうか?2018年4月にオープンした、JR昭島駅から徒歩8分の立地「LOGWAY BESS(ログウェイベス) 多摩」へ「住まいの設計」の丸編集長が行ってみました。■ まるで公園!家族みんなが楽しめるLOGWAY(ログウェイ)丸編集長(以下丸)今日は「LOGWAY BESS(ログウェイベス) 多摩」にやってきました。約900坪の敷地に4棟の建物と2棟のログ小屋が建っていて、公園のようです。ご案内いただくのは鈴木良紀さんです。よろしくお願いします。鈴木良紀さん(以下鈴木)今日はよろしくお願いします。丸代官山や藤沢など、全国に御社の展示場はあるわけですが、こちらはこれまでとコンセプトが違うように思われるのですが……。鈴木BESSの「展示場」と呼んでいたものを、「LOGWAY」と名称を変えました。BESSの家を建ててくださったオーナーさんを交えた場が「LOGWAY」です。そのオーナーさんたちを「LOGWAYコーチャー」と呼び、これから家を建てたいという方にアドバイスをするシステムをつくったのです。普通家を建て終わったら展示場に来ることはありませんよね。しかし、ここでは家を建てた人がコーチャーとなり、何度も来ることができ、遊べる展示場になっているから面白い!丸自分たちの暮らしに満足しているから、SNSなどへの発信力も高い。それを見た人たちが、「私もあーゆう暮らしがしてみたいな」なんて思うわけですよね。“自分流”アレンジが楽しめる、と人気の「ワンダーデバイス」、実際に見てみると男前な外観にうっとり!内観は、くらし+遊びが一体の自由な空間となっています。ログハウスに欠かせない、人気アイテムの薪ストーブも「LOGWAY」で体感!炎を眺めているだけで、忙しい日常に”ほっと一息”の時間が生まれそう。丸メーカーの営業マンが自社の商品を勧めるよりも、コーチャーという“お客さん”が良さを伝えてくれると、訪れた人は、より”いいね!”を感じやすいですよね。鈴木BESSの拠点で活動をしてくれるコーチャーはすべてボランティアなんです。様々なイベントを通して、購入を検討している方たちの家のマッチングをお手伝いしています。■ 家を買いたい人×コーチャーの交流が熱い!“部活動”とは?気になるコーチャーによるマッチングイベント。この日は屋外でのカレー作りが開催されていました。鈴木赤いエプロンをしている方がコーチャーです。ログの何がいいのか?10年経つとどうなるのか?など、生の声をぜひ聞いてください。丸BESSの場合は、「こんな人たちに買ってもらいたい」というイメージがあるんじゃないですか?たとえマーケットを狭めても、お客さんがお客さんを連れてくるといった好循環ができ上がっている感じがしますね。見る人はBESSにも当然興味があるんだけど、そこに住んでいる人にも興味があって、自然と引き込まれて、結果この家に住みたいってなるんじゃないかな。鈴木私たちは、暮らし方を提案しているので、箱はベーシックで飽きのこないデザインにしています。そういうものから、コーチャーのリアルな声をLOGWAYという場で発信し、全国に広めるというのは他社が真似できないところなのかなと思いますね。心強すぎる、コーチャーたち。コーチャー希望には多くの応募が寄せられるんだとか。住んで半年以上経った方を条件とし、DIY部、外ごはん部、庭づくり部等の部活動があり、それを得意とするコーチャーが担当するそう。DIYクラフト部などで実際に使用しているLOG小屋「イマーゴ」。「イマーゴ」外観を見てみると、確かにこれは自然と趣味に没頭したくなる気持ちが湧いてきます!家族ぐるみで部活動をする、こんな幸せってないかも!?■ コーチャーは暮らしを面白くするプロ丸先ほどお話を伺ったコーチャーさんは57歳。若い夫婦だけでなく、シニアにも人気なんですよね。薪ストーブも設置されたそうですが、その手間まで楽しんでいる様子が伝わってきました。鈴木年齢層は幅広いですね。小さなお子さんにいろんなことを体験させてあげたいということで、家族で参加される方も多いですよ。ブランコに乗ったり、木登りしたり、薪割りを体験したり。気軽な気持ちで遊びに来ていただきたいですね。確かに、この広大な敷地にいれば大人も自然と木登りしたくなる!野菜を自分で収穫してその場で食べる、現代っ子にとってはなんとも貴重な体験ができちゃいます!他にも石のかまどでワイルドに火を焚いたり、フルーツウォーターづくりなど盛りだくさん!イベントや部活動を通して、新たな”好き”を発見できそう。丸ログハウスって聞くと、“別荘”ってイメージしがちなんだけど、一般の住宅としてどこでも建てられるんですよね。耐震性や気密性などの住宅としての骨格はしっかりしていますが、至れり尽せりではない分、手もかかる。薪ストーブなんかはメンテナンスも簡単ではないですしね。多分、不便なことまで含めて、その生活をあえて楽しむのも魅力のひとつなのかな。面白がって暮らすことへの適性を試されているって感じですね。いかがでしたか?家づくりを成功させる近道の基本、それはオーナーの生の声を聞くこと。しかしBESSのコーチャーは、ただ質問に答えるのではなく、部活動や趣味を通して自分たちから積極的に”外へ”働きかけているところに説得力を感じます。まさに暮らしを面白くするプロ!外遊びをしながら面倒見のいいコーチャーと家づくりの話をすることで、あなたも理想の暮らしが見つけられるかもしれませんね。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年10月号」を参考にしてみてくださいね。【取材協力】LOGWAY BESS 多摩■住所東京都昭島市拝島町3993番1■営業時間10:00~18:00■定休日水・木(祝日は営業)■TEL042・500・4600撮影/難波雄史(扶桑社)住まいの設計2018年10月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】編集部がオススメ!あなたの「好き」を実現する家、教えます。 【第二特集】使いやすい。片付けしやすい。楽しい。そんなキッチンと暮らしませんか?
2019年04月01日