六本木の国立新美術館では、2022年11月19日(土) より、『DOMANI・明日展 2022-23―百年まえから、百年あとへ』が開催される。1967年から半世紀に渡り、若手芸術家の海外研修を支援するために、文化庁が行ってきた「新進芸術家海外研修制度(在研)」。1998年より行われている『DOMANI・明日展』は、その成果発表の展覧会だ。2008年の第11回展以降は、天井高に恵まれた国立新美術館の大空間を舞台に、大規模なグループ展を展開してきたが、前回の第24回展は、コロナ禍の影響により東京での開催は断念。2年ぶりに国立新美術館で開催となる同展(第25回展)では、1996年度の研修生である伊藤誠(彫刻、アイルランド)や丸山直文(絵画、ドイツ/ベルリン)から2021年度の特別研修生としてフィンランドのケミヤルビーで活動した石塚元太良(写真)ら9名に、『DOMANI・明日展』史上初、同館2度目の参加となる近藤聡乃を加えた10名の作家とその作品を紹介する。サブタイトル「百年まえから、百年あとへ」は、1923年に首都圏を見舞った「関東大震災」からちょうど百年目の年に、同展が東京で開かれることが意識されている。そうしたことも踏まえて、「ゆれる/ゆらぐ地面、制度、価値観」という視点から、コロナ禍後の次代の人材育成や美術館のあり方なども考える。そのほか、出品作家10名が各自の作品について語るギャラリートークをはじめ、アーティストの移動がその思考や作品に及ぼす影響や、芸術における移民性について考えるシンポジウム、作品を手で触れて鑑賞できるイタリア「オメロ触覚美術館」の活動を紹介するドキュメンタリー映画『手でふれてみる世界』の上映会、触覚をテーマにしたワークショップほか、イベントや関連企画も盛りだくさん。伊藤誠《船の肉》2003撮影:山本糾丸山直文《appear》2008 豊田市美術館蔵石塚元太良《Texture_Glacier #001》2022池崎拓也《The Address on The Address》2019<イベント情報>『DOMANI・明日展 2022-23―百年まえから、百年あとへ』会期:2022年11月19日(土)~2023年1月29日(日)会場:国立新美術館 企画展示室2E休館日:火曜日、12月27日(火)~1月11日(水)時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,000円 / 大学 500円※初日(11月19日)は大学生入場無料(学生証の提示が必要)公式サイト:
2022年11月14日毎日いそがしいワーキングマザーを応援株式会社小学館の雑誌「Domani」が2020年4月に開設した「Domaniオンラインサロン」が、大盛況に応えて追加会員募集をスタート。現在「CAMPFIREコミュニティ」で申し込みを受け付けています。「Domani」は、ワーキングマザーを対象にファッション・美容・ライフスタイルを通じて楽しく、元気に、気持ちよくなれる情報を紹介する雑誌。2020年6月27日発売の8月/9月号(800円)では巻頭特集「人生で本当に必要な7つのもの」など充実の記事を多数掲載しています。雑誌の制作に参加できるチャンスもあり「Domaniオンラインサロン」は月額会費3000円。活動に興味がある女性であれば独身・既婚を問わず誰でも(※)入会できます。また、会員同士の自由な交流を楽しめる「Domani」編集部のFacebookグループ(非公開)に参加できます。将来的にはリアルイベントの開催も予定されています。編集部と一緒に、誌面づくり(表紙写真の選定など)に協力するチャンスも。執筆記事が「Domani」公式サイトに掲載されたサロンメンバーもいます。このほか、公式情報のピックアップ配信や豪華なプレゼントへの応募といった特典もあります。※Facebookのアカウントが必要となります。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社小学館のプレスリリース/PR TIMES※Domani公式ホームページ※CAMPFIREコミュニティ
2020年07月01日文化庁による海外研修制度を経験したアーティストが成果を発表する『DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに』展が、1月11日(土)より開催。2月16日(日)まで国立新美術館にて開催されている。文化庁が1967年から実施する「新進芸術家海外研修制度」を経験したアーティストたちによるグループ展『DOMANI・明日展』。第22回目となる今回は、「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をテーマに、国際的に知名度の高い作家から新進作家まで11名の作品が紹介される。展示は、プロローグ・エピローグを加えた5章で構成。藤岡亜弥(写真)、森淳一(彫刻)、若林奮(彫刻)、栗林慧(写真)、栗林隆(現代美術)、佐藤雅晴(現代美術)、日高理恵子(絵画)、宮永愛子(現代美術)といったアーティストたちが、自然災害や戦争などにより生じた「傷痕」を独自に表現する。また、プロローグとエピローグでは、「傷跡」シリーズで知られる石内都、歴史的な場所を風景写真として映し出す米田知子、郷里・陸前高田をはじめ津波の刻印が残る風景をとらえる畠山直哉の写真作品が並ぶ。会期中は各作家とゲストによるトーク・イべントも複数回開催。作家それぞれの「傷ついた風景」をつなぐことで、どんな「明日」が見えてくるのか。作品を実際に見たり、作家の言葉を聞いたりすることで、確かめてほしい。【開催情報】『DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに』1月11日(土)〜2月16日(日)まで国立新美術館企画展示室2Fにて開催【関連リンク】 DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに( )石内都《Scars#26 illness 1961》1999東京国立近代美術館蔵 (c)Ishiuchi Miyako米田知子《道―サイパン島在留邦人玉砕があった崖に続く道》2003 (c)Tomoko YONEDA, Courtesy of ShugoArts藤岡亜弥《川はゆく》2017 (c)Aya Fujioka森淳一《山影》(部分)2018撮影:宮島径 (c)MORI Junichi, Courtesy of Mizuma Art Gallery若林奮《緑の森の一角獣座 模型》1996-97神奈川県立近代美術館寄託 photo by (c)Tadasu Yamamoto栗林慧《カマキリ》2005※参考図版佐藤雅晴《福島尾行》2018 個人蔵 (c)Courtesy of Estate of Masaharu Sato and KEN NAKAHASHI宮永愛子《景色のはじまり》(部分)2011〜高橋コレクション蔵撮影:豊永政史 (c)MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery畠山直哉《2019年8月1日宮城県仙台市》2019 (c)Naoya Hatakeyama, Courtesy of Taka Ishii Gallery
2020年01月12日「19th DOMANI・明日展」が国立新美術館で、2016年12月10日(土)から2017年2月5日(日)まで開催される。「DOMANI・明日展」は、芸術家育成のために1998年からスタートした大規模なグループ展。文化庁が若手芸術家を海外に派遣し、その専門とする分野の研修を支援する「新進芸術家海外研修制度」の研修成果発表の場として開催されてきた。なお、2015年からは、より小さな規模でキュレーションの度合いを高めた企画「ドマーニ・プラス展」も別途実施されている。これら2つの企画は、文化庁の新進作家の育成プログラムの第二段階。第一段階で、ヨーロッパや北米に限らず、アジアや南半球などの世界各国を舞台に海外研修制度を終えた若手たちが、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指している。第19回目を迎える本展では、研修を終えて比較的時間の浅いフレッシュな作家たちが集う。“reconsidering Japan”をゆるやかなテーマに、オリンピックが開かれる「2020」を目前に日本を再考。絵画、写真、映像、アニメーション、インスタレーション、陶芸、メディア・アートなど素材や表現は多種多様だ。国立新美術館の開放感あふれる空間を生かし、2020年代の日本アートシーンを支える人材との出会いの場として繰り広げる。【詳細】未来を担う美術家たち 19th DOMANI・明日展 文化庁新進芸術家海外研修制度の成果会期:2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日)休館日:毎週火曜日、2016年12月20日(火)~2017年1月10日(火)は年末年始休館。開館時間:10:00~18:00、毎週金曜日・土曜日は20:00まで※入場は閉館の30分前まで。会場:国立新美術館 企画展示室 2E住所:東京都港区六本木 7-22-2観覧料:一般 1,000円(800円)、大学生 500円(300円)※価格は税込み。※( )内は前売および20名以上の団体料金。※高校生、18歳未満の方(学生証または年齢の分かるものが必要)および障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料。※団体券は国立新美術館でのみ販売。※前売券は、展覧会ホームページ、ローソンチケット、イープラスで購入可能。(10月11日(火)から12月9日(金)まで販売。以降は当日券を取り扱い。手数料がかかる場合有り。)※国立新美術館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館、森美術館(あとろ割対象)で開催中の展覧会チケット(半券可)を提示すると団体料金で観覧可能。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年12月01日