“KISHOW”こと声優の谷山紀章と、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明による2人組ロックユニット・GRANRODEOが、全国ツアー『GRANRODEO LIVE TOUR 2023 “Escape from the Iron cage”』を開催中だ。ここでは、10月20日(金) に開催されたZepp DiverCity公演 DAY1の模様をお届けする。※以下、ツアーのネタバレが含まれているため、今後の公演に参加する人はご注意を。TVアニメ『文豪ストレイドッグス』第5シーズンのOP主題歌となった最新シングル「鉄の檻」を引っさげ、9月より全国6都市で現在開催中の全国ツアー『GRANRODEO LIVE TOUR 2023 “Escape from the Iron cage”』。その折り返し地点となる東京公演 DAY1が、2023年10月20日(金)、東京・Zepp DiverCityで行われた。「Escape from the Iron cage」=「鉄の檻からの脱出」と名付けられたツアータイトル、ツアーロゴにも、GRANRODEOからの特別な意味が授けられた。コンスタントにライブで実力を見せつけてきた彼らだが、全国ツアーとしては、2019年の『GRANRODEO LIVE TOUR 2019 “FAB LOVE”』以来の声出し解禁。約3年間、まるで何かに閉じ込められていたかのような閉塞感を、もみくちゃになってはしゃげるライブハウスだからこそ全て吐き出し、檻の中から蝶が羽ばたくように自由になろう!という想いが込められた。そんな想いをしっかりと受け止めたロデオボーイ&ロデオガールのはやる気持ち、抑えきれない熱気が、開演前からZepp DiverCityの隅々まで充満していた。開演時間の18時。セピア色の時計の針が巻き戻され、荘厳な鐘の音が開演時間に合わせて6つ打ち鳴らされる。シンフォニックなBGMの中、KISHOW(Vo)とe-ZUKA(Gt)、サポートメンバーの瀧田イサム(Ba)とSHiN(Dr)に大きな拍手で贈られ、迎えた1曲目は、GRANRODEOにしか出せないグルーヴを聴かせるルーズでゴージャスなロックンロールナンバー「Don’t worry be happy」だった。今回のツアーを意識して、ファンとの掛け合いや合いの手をリッチに盛りこんだこの粋な新曲に始まり、オープニングブロックにはコール&レスポンスがたっぷり楽しめる賑やかなナンバーが居並ぶ。KISHOWが客席にマイクを向け、手を振り上げて叫び、e-ZUKAがギターのネックを客席に突き出して煽るたびに、オーディエンスが突き上げる拳とジャンプもどんどん激しく、高くなる。今日は、そしてこのツアーは、俺たちに負けずにお前らも声出して、全身全霊思い切り騒ぐんだぜ!というメッセージが、彼らが選んだ楽曲によって、雄弁に語られていた。「東京こんばんは!お待たせしました、GRANRODEOです!」と挨拶したKISHOWは、前公演の大阪から約1カ月のインターバルがあったことに触れ、「今日が2回目のツアーの初日のつもりでやっていきたいと思います!」と笑顔で語る。その1カ月の間、「暇で寂しくなるかと思ったらそんなことはなかった!皆さんに会うのだけが唯一の楽しみでした。張り切ってやります!」とe-ZUKAが声を張ると、オーディエンスもうれしそうな顔を見せる。アルバムツアーと違い、今回のツアーはセットリストのバラエティに富んだチョイスも、お楽しみのひとつだ。これまで巡ってきた福岡、大阪の2DAYS公演はもちろん、東京2DAYSだけでも、初日と2日目ではセットリスト全20曲中、8曲が日替わりナンバー。今日はどの曲が聴けるのだろう?という楽しみもあり、各楽曲のイントロが流れた瞬間、オーディエンスからどよめきが起こる。しかも選曲されているレンジも広い。リリースから14年を経ているという事実を感じさせないグラマラスな「カナリヤ」や「BRUSH the SCAR LEMON」は今も輝きを失わず、腰に響くサウンドを響かせる。ミラーボールの演出も華やかな「Y・W・F」では客席に扇子が舞い、ステージではKISHOW、e-ZUKA、瀧田の3人がアドリブでダンスを披露。1曲ごとに纏う空気を変えながら、そのどれもがオーディエンスの体を揺らす。GRANRODEOが長いキャリアで培ってきたライブバンドとしての実力と、“愛され曲”の多さを物語る。イベントライブでは味わえない、ゆったりした愉快なMCで笑いを誘うのも、ワンマンツアーならでは。e-ZUKAが、KISHOWが楽屋で弁当を3つ食べていたと密告したりと、サポートメンバーの瀧田、SHiNとKISHOW、e-ZUKAが冗談交じりの和やかなトークを繰り広げていたかと思えば、楽器隊の3人がテクニカルなソロを聴かせるジャムセッションから、KISHOWのフェイクを会場が一体になって声で追い掛けるコール&レスポンスでさらに気持ちを盛り上げる。すかさず放たれるのは、重みのあるグルーヴを軽やかに熱く聴かせる「Treasure Pleasure」と「Punky Funky Love」。KISHOWの分厚い歌声が先導するキレのいいファンクも、GRANRODEOの得意技だ。今年3月の日本武道館公演を"Rodeo Jet Coaster"と命名していたGRANRODEOだが、とくに今回のツアーは、彼らのワンマンこそが、絶対にお客さんを飽きさせないアトラクションに次々と誘う、テーマパークそのものなのだと実感させてくれる。軽やかで華やかなライブ前半の熱狂の中で、楔のように激しく打ち込まれたエポックな楽曲。それはやはり「鉄の檻」だった。スクリーンに映し出されたのはモノクロの重い風景。そこに流れたアルバム『BRUSH the SCAR LEMON』に収録されていた現代音楽風のアバンギャルドなインストゥルメンタル「cage」は、次の楽曲への序章。続くBGMは次第にエスニックな匂いを立ち上らせる。ミステリアスなブルーのライトがステージを包み、新たな衣装に着替えたKISHOWとe-ZUKAが怒涛のような「鉄の檻」を放つと、一気にシリアスな空気が広がり、「背徳の鼓動」へと世界を繋ぐ。ダイナミックなバンドサウンドと、おそらく今年一番、絶好調を極めたKISHOWの歌声が、Zepp DiverCityを完全に支配した。全公演、1日ごとに異なる楽曲が歌われるアコースティックコーナーでは、トークも絶好調。e-ZUKAが流行のショート動画の話題をしたり、“ライブハウスのスタンディング席は背が低いと大変”という話題から、KISHOWが“前の人の背中の一点を見つめると必ずそこを掻く説”をテーマに見事な即興ソングを歌ったり、漫談さながらの楽しいMCに全員が大爆笑。しかし、いざKISHOWの歌とe-ZUKAのアコギだけで届けられた「delight song」が始まると、身じろぎもせず聴き入る客席は温かな静寂に包まれる。天上から降り注ぐような美しいメロディーと2人の息の合ったハーモニー。その緩急もGRANRODEOらしさだ。ひとときの安らぎの後には、またも激しい嵐が襲い来る。ここからは、振り上げた拳を下ろす暇などないハードチューンを連発。1曲1曲のイントロに再び歓声とどよめきが沸き上がる。日替わりナンバーだった「愛のWarrior」「The Other self」ではオーディエンスもKISHOWに負けじと大声を挙げながら、高々とジャンプ。「NO PLACE LIKE A STAGE」では全員が跳ね、Zepp DiverCityを波打たせた。自分も汗だくになりながら「Zepp、倒れてないですか?酸欠とか大丈夫?」とファンを気づかうKISHOWは、未だ元気なオーディエンスを見回して「すげーな、キミら!」「皆さん最高です!」と笑顔を見せる。e-ZUKAも「いや~楽しいですね!こんな歳までライブをやらせてもらえて、ありがとうね」と感謝し、「自分で作っていて自信のなかった曲もありますが、KISHOWさんという方に歌っていただいて、昔の曲も未だにライブでできる。本当に嬉しいことです」と自分達を振り返る。そして、こうしてみんなとライブができることが、「必然のようにも感じるけど、偶然が結集して今ここにいます」と語るKISHOW。「そんな偶然のひとつひとつ、1本1本のライブと出会いの大切さを、心から感じていきたい。そんな心持ちで作った曲です」と紹介されたのは、KISHOWが歌詞にロデオボーイ、ロデオガールへの愛を詰めたミドルバラード「どこかで知った偶然と」。KISHOWの想いを込めた歌声に導かれ、Zepp DiverCityに響き渡るアカペラのシンガロング。幾束にも連なったライトが客席に降り注ぎ、幾重にも重なった歌声が、光の中に溶けていった。止まないアンコールの声を受けとって、再びステージに登場した4人。鮮やかなライトを浴びて、“一番いいのはZepp DiverCityだろ!”とKISHOWが叫んだ「メモリーズ」が、もう一度、会場の熱を上昇させる。MCでは、ファンクラブ限定のアコースティックライブシリーズが『TEAM RODEO SPECIAL PROGRAM GRANRODEO Acoustics 2024 マッタナシ!プラグナシ!』と題して、2024年1月20日(土) に神奈川県民ホール 大ホールで開催されることが告知され、大きな歓声が挙がる。そして最高のクオリティで届けられた東京公演 DAY1を締めくくったのは、GRANRODEOのライブアンセムの1曲「modern strange cowboy」。ステージを走り回り、跳び回るKISHOW、e-ZUKAとバンドの熱は、激しくうごめくフロアを吹き抜ける熱い熱い風となって吹き上がった。新旧の名曲を詰め込んで、古参ファンから新たなファンまで全員を満足させるセットリストを届けている“Escape from the Iron cage”ツアーは、11月11日(土)・12日(日) は宮城・Sendai PIT、11月18日(土) は北海道・Zepp Sapporo、12月1日(金)・2日(土) はワンマンのファイナルを飾る愛知・Zepp Nagoya公演へとまだまだ続く。さらに、11月5日(日) にはTVアニメ『文豪ストレイドッグス』の主題歌アーティストの3組――GRANRODEO、SCREEN mode、ラックライフが初めて一同に介する対バンライブ『GRANRODEO LIVE TOUR 2023 "Escape from the Iron cage" meets 文豪ストレイドッグス』が東京・Zepp Hanedaで。12月10日(日) には海外でも注目を集めるASH DA HEROとの2マンライブが、神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催される。キャリアを重ねて今もなお、“最高のライブ”を更新し続けるGRANRODEOのステージを、ぜひその目に焼き付けて欲しい。文=阿部美香撮影=キセキミチコ<ライブ情報>『GRANRODEO LIVE TOUR 2023 “Escape from the Iron cage”』11月11日(土) 宮城・Sendai PIT開場 17:00 / 開演 18:0011月12日(日) 宮城・Sendai PIT開場 15:00 / 開演 16:0011月18日(土) 北海道・Zepp Sapporo開場 17:00 / 開演 18:0012月1日(金) 愛知・Zepp Nagoya開場 17:00 / 開演 18:0012月2日(土) 愛知・Zepp Nagoya開場 15:00 / 開演 16:00【チケット料金】■Zepp会場1Fスタンディング:8,000円(税込 / 入場整理番号付)2F指定席:8,000円(税込)■仙台PITオールスタンディング:8,000円(税込)※枚数制限:一人1公演につき2枚まで※別途ドリンク代『GRANRODEO LIVE TOUR 2023 "Escape from the Iron cage" meets 文豪ストレイドッグス』11月5日(日) 東京・Zepp Haneda開場 17:30 / 開演 18:30出演:GRANRODEO / SCREEN mode / ラックライフ【チケット料金】1Fスタンディング:8,800円(税込 / 入場整理番号付)※枚数制限:一人1公演につき2枚まで※別途ドリンク代『GRANRODEO LIVE TOUR 2023 "Escape from the Iron cage" meets ASH DA HERO』12月10日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 17:00 / 開演 18:00出演:GRANRODEO/ ASH DA HERO【チケット料金】1Fスタンディング:8,800円(税込 / 入場整理番号付)2F指定席:8,800円(税込)※枚数制限:一人1公演につき2枚まで※別途ドリンク代チケットはこちら:公式サイト:
2023年10月26日“KISHOW”こと声優・谷山紀章と、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明による2人組ロックユニット・GRANRODEOが2023年3月11日(土) に約6年ぶりとなる日本武道館でのワンマンライブを大盛況で終えた。その熱気をお伝えするオフィシャルレポートが到着!デビューから18年、GRANRODEOにとって日本武道館は、これまで何度も忘れられないメモリーズを刻んで来た場所だ。彼らの代表的なライブシリーズ『Gナンバリング ROCK☆SHOW』を初めて開催した『G5ROCK☆SHOW』に始まり翌年の『G6』、年またぎのカウントダウンライブ、2017年の『G12』と、ワンマンだけでもこの地で幾度となくチャレンジャブルな歴史を紡いできた。武道館より大規模なアリーナワンマンも何度も成功させてきた彼らではあるが、ロックバンドの聖地と呼ばれる日本武道館は、やはり特別な場所であることに間違いない。そして2023年3月11日。自他共に認める圧倒的ライブバンド・GRANRODEOが初めて、彼らの根幹を成してきたアニメタイアップ全32曲を一挙に解き放つヒストリカルな聖地として選んだのもまた、ここ日本武道館だった。ライブタイトルは『GRANRODEO LIVE 2023 "Rodeo Jet Coaster"』。2021年5月、アニメタイアップを中心としたシングルリードナンバーのみ全18曲を届けた『"Rodeo Coaster"』2daysのファイナル公演を、さらに強力にパワーアップすべく名付けられた『"Rodeo Jet Coaster"』は、スピードとスリルに満ちたジェットコースターのように、オーディエンスを乗せて一気に駆け抜けよう!という想いが込められた。事前にアニメタイアップのみのセットリストになると宣言されたが故の期待感。2023年のワンマンライブはこれが一発目だというワクワク感。日本武道館でのワンマンは『G12』以来、約6年ぶりだという高揚感。ファンの、そしてGRANRODEO自身が抱く興奮の高まりは開演前から、埋め尽くされたアリーナから2階スタンド席までめいっぱい充満している。ステージに目をやると、バンドセットのはるか頭上には牛骨と“GR”の電飾が飾られ、その下にはライブロゴが光る2面の巨大なLEDビジョンが存在感を放つ。開演の17時を回るやいなや会場が暗転すると、「うわっ……!」という声が沸き上がる。アコースティックギターの軽快な響きにのせたe-ZUKAの伸びやかなギターソロが聴こえ、暗いビジョンに映し出されたのは、夜の遊園地をきらめきながら縦横無尽に疾走するジェットコースターのレール。KISHOW(Vo)とe-ZUKA(G)、二人が苦楽を共にしながらアニメソングのフィールドを走り抜けてきた道のりを、その2本のレールが表しているかのようだ。スパークするジェットコースターの下を下手からゆっくりと歩いてきて、配置につく瀧田イサム(B)、SHiN(Ds)とGRANRODEOの二人。一斉に点されるペンライトの真っ赤な光。シルエットになったKISHOWがステージ中央の張り出しまで出てきて客席を見渡して手を振ると、抑えきれないオーディエンスの声が自然発生的に大きくなる。次の瞬間、e-ZUKAにスポットが当たり、ビジョンに映った手元のアップと共に放たれたのは、彼らのデビューシングル「Go For It!」のイントロだ。リフをワンフレーズ弾き、挟み込まれたブレイクに観客は早くも声を挙げてハイになる。後のMCで分かったことだが、前日まで体調を崩していたというKISHOWだが、e-ZUKAのギターソロ中に「武道館ーー!」と鋭く放った雄叫びも、いつも以上に迫力に満ちたロングシャウトも、全くそれを感じさせない。「Go For It!」をコール&レスポンスパートを待たず先に進めたセットリストは、GRANRODEOの歩みをなぞるように「DECADENCE」「慟哭ノ雨」と、ゴリゴリした手応えを持つ懐かしい初期ナンバーを続けざまに投げかけ、ピンク色に染まったポップな「Infinite Love」でようやく一息つく。ニッコリと笑ったKISHOWが、「お待たせしました!GRANRODEOです!!」と誇らしげに叫んで、10数年前の初日本武道館公演を振り返りながら「感慨深いものを感じています」と噛みしめる。e-ZUKAも客席の熱に負けじと声を張り上げ、「この幸せな時間、短い時間では……いや、実はねー、クソ長いんですけど!」と笑うと、「どう見積もっても長丁場になるから」とKISHOWが追い打ちをかけて、オーディエンスを喜ばせる。そして「改めて開戦の合図を!」と、先人へのリスペクトを込めた武道館公演恒例のあの一言、「日本一、デカいライブハウス……武道館へようこそー!!」をシャウト。再び懐かしい名曲群を叩き込む。重量感あふれる「カナリヤ」で客席は黄色く染まり、疾走する「tRANCE」ではKISHOWがヘッドバンギング。「HEAVEN」を終えると、SHiNのドラム台の前に瀧田、KISHOW、e-ZUKAが集まってイントロを奏でてパッと散るGRANRODEO初期のライブではお約束の「デタラメな残像」の演出も飛び出し、「ROSE HIP-BULLET」でさらに大きな歓声が巻き起こる。少しも休むことなくステージを駆け回るメンバーから熱を受け取り、オープニングから全力で暴れ続けるオーディエンスを指さして、息を切らしながら「なかなか楽しそうじゃねーか、思ったよりいいね~」と吹き出る汗をぬぐったタオルを回して笑うKISHOW。改めて今日のセットリストのコンセプトを紹介し、e-ZUKAはギャグを交えたフリーダムなトークで笑いを誘う。サポートメンバーの瀧田、SHiNと二人の息の合った掛け合いが、ほんの少しのぼせた頭をクールダウンしてくれる。だが、そんな時間も束の間だ。KISHOWが「ここからは、GRANRODEOを押し上げてくれた作品群をやっていきたいんですが、その前にもうすぐ出る新曲を。今日“ヤツ”(小野賢章)はおりませんが、歌ってみたいと思います」と告げたのは、まだCDリリース前だった『黒子のバスケ』アニメ10周年記念アニバーサリーソング「ゼロステップ」だ。GRANRODEOと『黒子のバスケ』の蜜月の出発点となった「Can Do」を彷彿とさせる明るくスポーティーな「ゼロステップ」は、タイトルのイメージ通り原点回帰を感じさせる1曲。KISHOWの艶のあるブライトなボーカルは、シングルに“feat.小野賢章”名義で収録された小野賢章とのデュエットバージョンとはまた違う、のびのびとした軽快な魅力をたたえていた。そしてここからは、『黒子のバスケ』でGRANRODEOが担当した主題歌6曲が、ショートバージョンのメドレー仕立てで次々に披露されていく。どの曲もワンマンライブではキラーチューンとなる“強い曲”ばかりだが、どんなライブでも遊び心を忘れない彼ら。中間点に置かれた「変幻自在のマジカルスター」では、1コーラス目をKISHOW、e-ZUKA二人だけのアコースティックバラードアレンジで聴かせ、バンドサウンドへと華麗に引き継ぐ実に小粋な演出が! 原曲はコミカルな香りを残しているが、e-ZUKAの細やかなアコースティックアレンジとKISHOWのハイレベルの歌唱が混じり合うと、これほどまでも感動的な楽曲へと姿を変えるのか!と、改めてGRANRODEOの音楽性の高さに舌を巻く。すっかりアニメの世界感に浸りきれた『黒子のバスケ』ゾーンのラストを飾った「メモリーズ」では、KISHOWが歌詞を歌い換えながら、「一番いいのは……一番いいのはライブハウス日本武道館だよ!」と絶叫していた。4年ぶりFLOW×GRANRODEOが復活持てる熱量を出し切ったかのようなブロックを終えてメンバーがステージから消えると、LEDビジョンが新たな映像を映し出す。良く見ると、それはファンなら誰もが観たことのある、あの7人組のMVシーンだ。ビジョンに「FLOW×GRANRODEO」のロゴが浮かび、着替えを終えたKISHOWとe-ZUKA、そしてFLOWのKOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(G)、GOT’S(B)、IWASAKI(Ds)が堂々とした足取りでステージに登場。巻き起こる大歓声に負けじとバンドがうなり、KEIGOが「FLOW×GRANRODEOです!行くぞ武道館!」と告げて、TVアニメ『七つの大罪』主題歌の1曲「7-seven-」をコール。さらにテンションを上げるオーディエンスを前に、3ボーカルが競い合うように高く跳び、e-ZUKAとTAKEのツインギターがメロディックに吠える、パンキッシュで圧倒的パワーを放つドリームバンドが、4年ぶりに復活を果たした。MCでは、久しぶりの邂逅に「どうりで楽しいわけだ!」とKISHOWが言いながら、和気あいあいとした爆笑トークを繰り広げる。さらにもう1曲、猛々しくも雄々しい「Howling」を熱唱。ラストでお立ち台から華やかにジャンプしたKISHOWは、ステージ上で転げながら朋友とのコラボレーションを喜び、颯爽とステージを後にするFLOWの5人にオーディエンスが沸き立った。沸き立つ熱を一度冷ますように、クールなBGMと共にLEDビジョンには雄大な銀河系が映し出される。そしてスケールの大きな宇宙を眼前にした武道館に響いたのは、この日のセットリスト中、唯一のミドルチューン、TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期EDテーマ「少年の果て」。その壮大な静けさから、波打つジェットコースターは再びギアを上げて昇り出す。ダンサブルな「DARK SHAME」、激しく狂おしいラブソング「偏愛の輪舞曲」でスピードを上げ、『最遊記RELOAD』シリーズの2曲「move on! イバラミチ」と「カミモホトケモ」で、KISHOWが華やかな扇子を振りながらオーディエンスを煽る。加速度をつけたジェットコースターは、まだ止まらない。真っ赤に燃え上がる惑星の映像をインターバルにして届けられたのは、『黒子のバスケ』と共にGRANRODEOの代表曲が捧げられた『文豪ストレイドックス』ゾーンだ。「TRASH CANDY」「Deadly Drive」「セツナの愛」と、緑と青のライトが浮かびあがるe-ZUKAの7弦ギターが火を吹き、流れる血を絞り出すようなKISHOWの気迫に満ちた歌声と必死に振られるペンライトが、武道館のすべてを真っ赤に染め上げる。汗で額に前髪を張り付け、息を整えながら「予測していた通り、タフなライブになっております」と語るKISHOWに、まだ暴れられるぞ!と言わんばかりに応えるオーディエンス。KISHOWの顔に思わず苦笑いが浮かぶ。武道館公演前日までの話をして、「ここからさらに登りつめていくようなナンバーが待ち受けている」「弱気は最大の敵。この作品の根底にはどこか、自分と対峙しろ、絶対に負けるなというテーマが流れているような気がします」と語って、全32曲を走りきるというGRANRODEO自身の戦いを彷彿とさせる超重量級の「情熱は覚えている」「Treasure Pleasure」「BEASTFUL」が連なる『バキ』ゾーンへと突入。ライブの人気曲「NO PLACE LIKE A STAGE」では客席の熱気を喰らい尽くすように、これでもか!と瀧田が、SHiNが、e-ZUKAが重いサウンドを叩きつけ、KISHOWはステージを一歩一歩踏みしめながら、吹き出すスモークを吹き晴らすように、全力で声を張り上げる。少し放心したような顔で「ちょっと感動だね。一人だったら泣いてるね」と笑みを浮かべたKISHOWは、「本当にやれて良かった。正直、ヤバいセトリです。腹ちぎれそうです。今日、足が攣ったのも2回や3回じゃございません! でもみんながいたから頑張れたし、楽しい!」と本音を漏らし、アニソンは「頑張ろうとか勇気とか、普遍的なとこに行きやすいけど、でもそういう普遍的なテーマこそが、我々人間の生きて行く根源、嘘偽りない感情や言葉の動力源だったりするのかなと、改めて気づかされました」と、真っ直ぐに語る。そして「本編最後の曲として、今日も、そしてこれから先も“やれるんだ!”ってことを、今から証明しようじゃありませんか!」と告げて、『黒子のバスケ』ゾーンでまだ演奏されていなかった「Can Do」をコール。激しい手拍子が巻き起り、KISHOWのカウントに応えるように、ステージ下から打ち上げられた銀テープが、キラキラと輝きながら客席に降り注ぐ。この10年間、何度もライブで歌われてきたこの曲。だがこの日ほど、GRANRODEOが与えてくれる勇ましい言葉達が胸に染みた「Can Do」は、かつてなかった。メンバーが手を振って去った後も、興奮はけっして冷めない。アンコールが続き、ライブTシャツに着替えた4人がもう一度ステージへ。e-ZUKAが感激した表情で「夢じゃないんだね!」とオーディエンスに話しかける。さらにKISHOWから、6月のファンクラブツアー開催に加えて、9月からの全国ツアーが決定したことが告げられると、この日一番の拍手が起こり、会場が揺れた。そんな新たな興奮の中、アンコールに届けられたのは、彼らのライブアンセムのひとつ「modern strange cowboy」。華々しいアウトロが終わり、これでアニメタイアップ全32曲をついに完走だ!と思われたその時。SHiNのドラムが聞き覚えのあるリズムを刻み、KISHOWが「Go For It! Go For It!」と声を重ね、e-ZUKAがおなじみのリフを弾き始める。オープニングナンバーだった「Go For It!」で残されていた「I.G.P.X」のコール&レスポンスを、最後のお楽しみとして取っておいてくれたのだ。10回以上のコールを重ね、ラストはKISHOWがe-ZUKAと肩を組んでマイクを分け合う場面も! 空気を切り裂くKISHOWの「Rock You!」のシャウトが、日本武道館の隅々まで響き渡った。ライブではおなじみの曲、久しぶりに演奏される曲……どのナンバーも強く、楽曲が彩ったアニメ作品を改めて呼び起こしてくれた『"Rodeo Jet Coaster"』。最後にe-ZUKAが、12年前の3月11日の出来事に触れながら「そんな中でも皆さんが、GRANRODEOの曲を聴いて元気が出たと言ってもらえたことに、僕たちはとても勇気をもらってました。そんなふうに元気を出してもらったり、皆さんの生活に寄り添えるアニソンを、これからもいっぱい作っていきたいと思う1日でした」と語ったように、彼らの足元に繋がるアニソンというジェットコースターのレールは、GRANRODEOが音楽をやめない限り、ファンを乗せてどこまでも続いていくに違いない――。文=阿部美香撮影:キセキミチコ<ツアー情報>『GRANRODEO LIVE TOUR 2023』9月1日(金) 福岡・Zepp Fukuoka開場 17:00 / 開演 18:009月2日(土) 福岡・Zepp Fukuoka開場 14:00 / 開演 15:009月17日(日) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場 17:00 / 開演 18:009月18日(月・祝) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場 15:00 / 開演 16:0010月20日(金) 東京・Zepp DiverCity開場 17:00 / 開演 18:0010月21日(土) 東京・Zepp DiverCity開場 16:00 / 開演 17:0011月11日(土) 宮城・Sendai PIT開場 17:00 / 開演 18:0011月12日(日) 宮城・Sendai PIT開場 15:00 / 開演 16:0011月18日(土) 北海道・Zepp Sapporo開場 17:00 / 開演 18:0012月1日(金) 愛知・Zepp Nagoya開場 17:00 / 開演 18:0012月2日(土) 愛知・Zepp Nagoya開場 15:00 / 開演 16:00【チケット料金】■Zepp会場1Fスタンディング:8,000円(税込)※入場整理番号付2F指定席:8,000円(税込)■仙台PITオールスタンディング:8,000円(税込)※枚数制限:一人様1公演につき2枚まで ※別途ドリンク代※未就学児入場不可※営利目的の転売禁止※転売チケット入場不可※オークション等への出品禁止※出演者変更に伴う払い戻しはできません。※本先行のお申込みは電子チケットのみとなります。※会場内での迷惑行為禁止※マスク着用必須※新型コロナウイルス感染症対策にご協力をお願いいたします。【ロデオ組最速先行】受付期間:3⽉11(⼟) 21:00〜4⽉16⽇(⽇) 23:59受付はこちら:
2023年03月28日“KISHOW”こと声優の谷山紀章と、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明による2人組ロックユニットGRANRODEOが、3月11日(土) に約6年ぶりとなる日本武道館でのワンマンライブを開催した。本公演は、2021年に開催した『GRANRODEO LIVE 2021 "Rodeo Jet Coaster"』を踏襲しバージョンアップさせた、全曲アニメタイアップのセットリストで構成されたスペシャルライブ。TVアニメ『黒子のバスケ』『文豪ストレイドッグス』『バキ』など、人気アニメのタイアップ曲が32曲披露された。さらに、5人組ロックバンドFLOWとGRANRODEOによるスペシャルコラボレーションユニット、FLOW×GRANRODEOが4年ぶりに復活。TVアニメ『七つの大罪』のエンディングテーマ「7-seven-」と、TVアニメ『七つの大罪 戒めの復活』のオープニングテーマ「Howling」を披露すると、会場は大きな拍手に包まれた。MCでは、9月1日(金) より福岡Zepp Fukuokaを皮切りに全国ツアーを開催することを発表。GRANRODEOとしても久々となるオールスタンディングでのライブツアーとなる。チケットはオフィシャルファンクラブ最速先行を受付中だ。<ツアー情報>『GRANRODEO LIVE TOUR 2023』9月1日(金) 福岡・Zepp Fukuoka開場 17:00 / 開演 18:009月2日(土) 福岡・Zepp Fukuoka開場 14:00 / 開演 15:009月17日(日) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場 17:00 / 開演 18:009月18日(月・祝) 大阪・Zepp Osaka Bayside開場 15:00 / 開演 16:0010月20日(金) 東京・Zepp DiverCity開場 17:00 / 開演 18:0010月21日(土) 東京・Zepp DiverCity開場 16:00 / 開演 17:0011月11日(土) 宮城・Sendai PIT開場 17:00 / 開演 18:0011月12日(日) 宮城・Sendai PIT開場 15:00 / 開演 16:0011月18日(土) 北海道・Zepp Sapporo開場 17:00 / 開演 18:0012月1日(金) 愛知・Zepp Nagoya開場 17:00 / 開演 18:0012月2日(土) 愛知・Zepp Nagoya開場 15:00 / 開演 16:00【チケット料金】■Zepp会場1Fスタンディング:8,000円(税込)※入場整理番号付2F指定席:8,000円(税込)■仙台PITオールスタンディング:8,000円(税込)※お一人様1公演につき2枚まで※別途ドリンク代【ロデオ組最速先行】受付期間:3⽉11(⼟) 21:00〜4⽉16⽇(⽇) 23:59申込みはこちら: 公式サイト
2023年03月13日アニソンシーンを中心に活動するアーティストらが多数所属する音楽事務所・HIGHWAY STAR。その代表格のJAM ProjectとGRANRODEOがそれぞれコンセプトを掲げてライブを行う『HIGHWAY STAR PARTY』が、9月17日(土)、18日(日) に日比谷野外音楽堂で開催される。GRANRODEOはBLUE ENCOUNTを迎えての対バン。JAM Projectは『スーパーロボット大戦OG』の楽曲をフィーチャー。メンバーから4人が出演した『A&GミュージックX』(文化放送超!A&G+)の記念特番の収録に潜入して、アフターインタビューも行った。予定外のメンバー(!?)で収録スタート「今日ラジオ替わってくれへん?」遠藤正明特番に出演したのは、JAM Projectから遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美と、GRANRODEOのギタリスト・e-ZUKAの4人。もともとJAM Projectからはリーダーの影山ヒロノブの参加が告知されていたが、2日後にレコーディングする曲の歌詞が全然できてなかったそう。収録の当日になり、撮影現場で奥井が「メイクしていたらコン、コンと入ってきて『今日ラジオ替わってくれへん?』と言われた(笑)」とのことだった。奥井雅美まずは9月17日と18日の『HIGHWAY STAR PARTY』について、メンバーから改めて説明。「1日目はGRANRODEOがホストアーティストとなる『GRANRODEO VS LIVE Ramble Scramble』。4人組エモーショナルギターロックバンド・BLUE ENCOUNTをゲストに迎える、対バンライブとなります」(e-ZUKA)「2日目は『JAM Project STRONG LIVE feat.SRW OG』を開催。『スーパーロボット大戦 OG』シリーズの楽曲たちをフィーチャーした、コンセプトライブとなっております」(きただに)HIGHWAY STARでは初めての試み。事務所名について「小4くらいの子が付けたがる名前(笑)」(e-ZUKA)、「オーナーたちが青少年の頃に憧れたものに辿り着いたんじゃないかな」(奥井)といった話も出る。スタッフがアーティストに寄り添ってくれる事務所だといい、e-ZUKAがBLUE ENCOUNTを知ったのは「スタッフが車で曲を流していて、『カッコイイね』と言って、教えてもらったんです」というきっかけだったそうだ。きただにひろし事前にツイッターで募集したメッセージからは、2020年発売のJAM ProjectのアルバムにGRANRODEOが提供した「ROCK五銃士」について聞きたい、との声が紹介された。「KISHOWくんが『タイトルが浮かんだとき、勝ったと思った』と話していました。e-ZUKAくんからもらったデモとKISHOWくんの歌詞が乗った仮歌で、譜割りが全然変わっていて」(遠藤)「結構無視されます(笑)。僕が『ダーダーダーダー』にしていたところが、『ダカダカダカダカ』になっていたり。そこは歌う人のもので、あまり気にしません」(e-ZUKA)そんな秘話に続き、1日目の『GRANRODEO VS LIVE Ramble Scramble』について、JAM Projectのメンバーがe-ZUKAに聞いていく。ライブタイトルについて「これはスタッフからの提案で、ゴチャ混ぜ、スクランブルエッグみたいなイメージ」と話した。対バンには呼ばれることは多かったが、呼ぶのは初めて。BLUE ENCOUNTとはイベントやテレビで何度か一緒になったことがあるそう。e-ZUKA「対バンの相手と聞いて、『世代が全然違う!』と(笑)。ブルエンは熱いんです。MCもアオハルで号泣しながら話して、お客さんも若いから、みんなで泣いています。ライブ会場はアリーナクラスで、この夏はフェス出まくり。僕らは胸を借りるつもりでやりたいなと」(e-ZUKA)このライブの10日前には、GRANRODEOはブルーノート東京でのライブも控えている。「そちらではジャジーでアダルトでダンディなライブをしますから、振り幅がすごい(笑)。野音では反動で爆発したいですね」(e-ZUKA)ツイッターでは「季節によって演奏したい曲はありますか?」との質問が寄せられていた。e-ZUKAは「夏は「サマーGT09」や「恋のHEAT WAVE」、冬だと「Snow Pallet」、春は「桜色第2ボタン」。秋がないんです」と答え、「JAMさんはありますか?」と逆に質問。遠藤が「ないですね。ロボットに季節は関係ないですから(笑)」と即答した。奥井が「女の子のファンはラブソングも聴きたいと思うんです。炎とか鋼とか命令形の歌ばかりでなくて(笑)」と言うと、e-ZUKAが「では、「鋼の七夕」とか「鋼の海開き」という曲がいいんじゃないですか(笑)」と笑わせた。「我々はパワースタイルのシンガー。ロボットソングが合うんですよね」次は2日目『JAM Project STRONG LIVE feat.SRW OG』について、e-ZUKAがJAM Projectに聞いていく。タイトルについて、きただにが「JAMはこういうのばっかり(笑)。この通りのストロングな内容になると思います」と話すと、奥井が再び「私はちょっとバラードも歌いたい!」とアピール。フィーチャーする『スーパーロボット大戦』については、遠藤が「JAM結成からずっと共に歩んできて、育ててもらったと言っても過言でない。全部で40数曲あります」と語った。「我々はパワースタイルのシンガー。ロボットソングが合うんですよね」とも。e-ZUKAからの「ファンの皆さんにはどういうふうに楽しんでもらいたいですか?」という質問にも、話が盛り上がる。「たぶん雨なので(笑)。野音の雨って伝説が多いじゃないですか。俺が大好きだったTHE MODSさんだったり、キャロルさんだったり。雨も演出のひとつで、野外ならでは。降ったら降ったで、楽しめると思います」(遠藤)「ファンの子のツイッターをのぞきに行くと、私たちも忘れているようなマニアックな曲を『やってくれたらいいのに』と言われたりしていて、私と気が合うなと(笑)。いつも暑苦しい曲が並ぶので、バラードやミディアムが多いエンディング曲をリクエストしてください!それを偉い人たちに見せます(笑)」(奥井)遠藤が「俺はやっぱり「SKILL」をやりたい」と言うと、e-ZUKAも「それはやらないと締まりませんね」と同調した。ツイッターには、2組が同じステージに立った2020年の無観客ライブ『JAM FES.』の思い出を尋ねる質問もあり、きただにが「きーやん(KISHOW)からの高級焼肉弁当の差し入れが粋だった(笑)」と答えた。GRANRODEOのライブにJAM Projectが飛び入り参加したところ、「バンドの音がデカくて、イヤモニをしていても押された」との話も。e-ZUKAは「コロナ禍の中でも『こうすればライブができる』という道を、JAMさんが鋼のハートで示してくれて。頼れる兄さんたちだと思いましたね」と振り返った。1時間の放送のエンディングでは、改めて『HIGHWAY STAR PARTY』について、1人ずつメッセージをリスナーに送った。「大人げないライブをやってやろうかなと。対バンというよりタイマンで、ケチョンケチョンにやられて(笑)、一緒に楽しみたいと思います」(e-ZUKA)「シンプルに頑張ります!久しぶりの野外で楽しみ。精いっぱい歌います」(奥井)「JAMは変わらずストロングなところを見せます。年は取ってねえぞ!いや、取ったけど(笑)、まだ元気やぞと」(きただに)「HIGHWAY STARの代表アーティストとして恥じないように頑張りたいので、皆さん、ぜひ参加してほしいです。来月、野音でお会いしましょう!」(遠藤)アフターインタビュー「e-ZUKAさんからJAM Projectを見ると?」「暑苦しいですね(笑)」――ライブに向けて、体力作りはしていますか?きただにジムで走ったり筋トレすることは、ずっと続けています。最近ちょっとサボりぐせが付いちゃいましたけど、暇があれば週7くらい行っています(笑)。遠藤僕は唯一やっていた水泳を、コロナ禍でやめてしまって。自分のライブもあるので、徐々に体力を戻さないと。何があっても120%で返せるような態勢にしておきたいです。奥井1年ごとに大人になっていくので、歩いたりして鍛えつつ、ノドも消耗品だと思うんです。若いときは無理もして、潰れるギリギリまで訓練しましたけど、今は温存することも大事かなと。JAMは化け物みたいに強いと思われがちでも(笑)、無理はしないようになりました。ダニー(きただに)みたいに、ほっといたら毎日ジムに行っちゃうのは、私はちょっとね(笑)。体の声をちゃんと聴くように気をつけています。e-ZUKA僕は何もしていません(笑)。自分の家から借りているスタジオまで、歩くと15分くらいなところを、ずっと車で行ってました(笑)。でも、河口湖(ステラシアター)でのライブが近づいて、さすがに歩くようにしたんです。そのおかげもあって、河口湖は何とかやれましたけど、めちゃくちゃ疲れました。すり鉢状のステージで熱がこもって、3曲目でもう汗びしょびしょ。体力が奪われると、指も動かなくなって。ちゃんとした演奏を聴かせたいけど、パフォーマンスもしたいし、みんなと楽しみたい。そこのせめぎ合いなんですよね。お客さんとのエネルギーの循環というか、力をもらって、こちらがまた返す。それで何とか持ちこたえて、楽しいライブができました。だから結局、何もしなくても大丈夫な気がするので、またスタジオまで車で行こうかな(笑)。遠藤ダメじゃん(笑)!――9月のライブだと、まだ暑いかと思いますが、夏バテ対策でしていることもありますか?奥井私はスイカをめっちゃ食べています。子どもの頃から好きで、血管に良いみたいで体調も整うので。コンビニで切ってあるのを買って、1日に1回は食べます。あとは日ごろから、暑くても適度に陽に当たるようにしたり。遠藤JAMは熱い歌が多いので。暑いときに辛いものを食べて汗をかくのと一緒で、逆に涼しくなると、自分に言い聞かせながら歌います(笑)。――改めて、お互いのユニットの音楽に関して、どんなことを魅力に感じますか?遠藤GRANRODEOさんはギターヒーローですね。今の子たちはギターソロを飛ばして聴いたりもする中で、e-ZUKAくんのリフとかがすごくカッコイイ曲がいっぱいあって。それと、毎回新しいことにチャレンジしているのが、素敵だなと思います。ちょっと前にもボカロみたいな曲があったり。e-ZUKAお客さんのために曲を作っていて、「ビックリさせたい」というのはあります。「エーッ!?」というものをやりたくなっちゃうんです(笑)。どんな曲をやっても、KISHOWが歌えばGRANRODEOっぽくなるだろうから、NGは設けていません。唯一やらないのが、ギターが入らない曲(笑)。僕が要らなくなっちゃうから。それ以外はジャンル関係なく、いろいろなことにチャレンジしていきたいですね。きただにきーやんとは同郷なんです。同じボーカリストで、この世界に少ない山口出身。その繋がりは結構大きくて。見せ方もカッコイイし、声優としても素晴らしい。お互い良いライバルでいたいですね。奥井e-ZUKAさんの曲は程良くロックで、程良くキャッチー。私好みの音楽なんです。栗林みな実ちゃんの曲も作られてきて、私は最初そこから入って、GRANRODEOさんの曲も聴きやすい。JAMとは路線が違いますけど、クリエイターとしてすごく好きです。きただに年代も近いし、KISSとかLOUDNESSとか聴いてきたルーツも似ていますから。――e-ZUKAさんからJAM Projectを見ると?e-ZUKA暑苦しいですね(笑)。きただに正解(笑)!奥井本人たちもそう思っているから(笑)。e-ZUKA濃いなー、って感じがします。シンフォニックメタルをやられたときは、ちょっとズルいなと思いました。僕らもやってみたいけど、こんなにいっぱいハモれないから。『JAM FES.』でも、1曲目でみんなでハモリをするのは、やっぱり鋼のハートだなと(笑)。生であんなに難しいことをできるのは、勇気もテクニックもあるから。それぞれの個性がちゃんとまとまるのがすごいし、まとまるとやっぱり暑苦しい(笑)。それと、奥井さんも楽器をやられるんでしたっけ?奥井私はピアノです。e-ZUKA全員楽器ができて、曲を作れるのも強いですね。バラエティに富んでいて良いなと。歌詞も書ける5人で、集まると最強です。――JAM Projectの皆さんは、今回の『スーパーロボット大戦OG』の楽曲をフィーチャーするライブの話を聞いたときは、どう思われました?遠藤前から『スパロボ』しばりのライブはしたいと思っていたので、いい機会になって良かったです。――e-ZUKAさんは今回の対バンは、ワンマンと違う心持ちで臨むことになりそうですか?e-ZUKA僕らはフェスに弱いことで有名なんです(笑)。2人とも内弁慶で縮こまってしまって、自分たちのことを知らないお客さんの前でやるのは苦手。だからブルエンのファンの方には、おじさんたちにやさしくしてほしい(笑)。でも、ツイッターでエゴサすると「推しと推しでライブをやってくれて嬉しい」とか、よく見るので良かったです。誰かと間違えてないかとも思いつつ(笑)、楽しみにしています。Text:斉藤貴志<ライブ情報>『HIGHWAY STAR PARTY 〜GRANRODEO VS LIVE Ramble Scramble〜』9月17日(土) 日比谷野外音楽堂開場16:00 / 開演17:00出演アーティスト:GRANRODEO / BLUE ENCOUNTチケット料金:全席指定7,700円『HIGHWAY STAR PARTY 〜JAM Project STRONG LIVE feat.SRW OG〜』9月18日(日) 日比谷野外音楽堂開場16:30 / 開演17:30出演アーティスト:JAM Projectチケット料金:全席指定8,800円公式サイト:月22日(月) 23:59まで先行受付実施中!一般発売は8月27日(土) 10:00から■チケットは こちら()プロフィールGRANRODEO“KISHOW”こと、声優でボーカリストとしても注目されている“谷山紀章”と、メロディアスな曲からハードなギターサウンド曲でJ-POP、アニメーション、ゲーム音楽に幅広く楽曲を提供し、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと“飯塚昌明”の2人組ユニット。公式サイト:: ENCOUNTVo. Gt.田邊駿一、Gt.江口雄也、Dr.高村佳秀、Ba.辻村勇太の熊本発、都内在住4人組。熱く激しくオーディエンスと一体になり、ダイレクトに感情をぶつける熱血なパフォーマンスが話題のエモーショナルロックバンド。2014年9月にEP『TIMELESS ROOKIE』でメジャーデビュー。これまで『銀魂(第3期)』のオープニングテーマ「DAY×DAY」や『BANANA FISH』第2クール オープニング・テーマ「FREEDOM」、『僕のヒーローアカデミア』の主題歌「ポラリス」などがアニソンに起用されている。10月2日(日)より2023年春以降、アメリカを拠点として活動する辻村渡米前ラストツアー『BLUE ENCOUNT TOUR 2022-2023』がスタートする。公式サイト:: Project「アニソン界」を代表する実力派シンガーによるスーパーユニット。メンバーは、影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、福山芳樹。世界に誇る進歩した日本のアニメーションに見合う主題歌を作り歌っていきたいと集結。アニメやゲームに付随した主題歌文化に磨きをかけていきたいという欲望をもって「アニソン」というジャンルの中で独自の地位を築いている。2022年10月8日(土)より全国6カ所を巡る『JAM Project LIVE TOUR 2022 THE JUDGEMENT』をスタートさせる。公式サイト::
2022年08月18日GRANRODEO最大の持ち味であるタフでミクスチャーな音楽性を遺憾なく発揮したアルバム『Question』を引っさげ、2022年3月下旬から全国7都市を巡ってきた『GRANRODEO LIVE TOUR 2022 "Question"』。その追加公演が6月4日・5日、東京・Zepp DiverCityにて開催された。両日とも立ち見客を含めて客席も満杯に。約3年ぶりに実現した全国ツアーを締めくくる、東京追加公演2日目の模様をレポートする。結成から今年で17年目を迎え、音楽的にもパフォーマンス的にも抜きん出た存在感を見せつける生粋のライブバンド・GRANRODEO。すでにベテランの域に達しつつありながらも、常に遊び心を忘れない彼らの魅力は、オープニングから満ちあふれていた。ファミコンRPGゲームを想起させるチップチューンなBGMが響き、ステージ中央に掲げられた“GR”ロゴ入り電飾が、冒険の始まりを予感させる。手を振りながらシルエットでステージに登場したKISHOW(Vo)、e-ZUKA(G)がポジションにつくと、鳴り響くのは勇壮なブラスのファンファーレ。サポートメンバーでありドラムのSHiNのスネアが軽快にロールし、『Question』でもオープニングを担いe-ZUKAが冒険の始まりをイメージして作曲したという「BEFORE the DAWN」が、壮大な開幕を告げる。e-ZUKAの流れるようなテクニカルなアルペジオ、KISHOWのメロディックな歌声が、圧倒的なスケール感を叩き込む。その勢いは止まることなく、KISHOWが頭を振りながら緩急自在な「時計回りのトルク」を爆発させる。ヘヴィロックとジャズが入り乱れ、ドラマティックな世界を創造するこの曲は、ライブで聴くとさらにその魅力を輝かせる。最新のナンバーから一転、懐かしい「silent DESIRE」へとスムーズに連携。めくるめくGRANRODEOワールドの渦の中に、オープニングブロックから引き摺り込まれる。「今日が追加公演を含めた最終日。無事にこの日を迎えられたことを嬉しく思います。皆さん、ありがとうね!」とにこやかな表情で語るKISHOW。その横で、オチャメな動きやジョークを振りまきながら話すe-ZUKAも「ライブは一期一会。イヤなこともありますけど、今日この数時間だけは楽しんでいってください」と笑顔を見せる。続くパワフルな「カミモホトケモ」、ポジディブなエールを贈るレゲエテイストの「ロンリーファイター」、ファンキーなサウンドに思わず体が揺れる「wonder color」。GRANRODEOらしいジャンルレスな楽曲で、小気味のいい、だが一発一発に重みのあるジャブを放った後は、いよいよ今回のツアーで初お披露目された『Question』収録曲が居並ぶゾーンへと突入する。その始まりにも、遊び心が詰め込まれた。SHiNがゆったりとしたリズムを刻んでe-ZUKAが切なげなギターを絡めると、KISHOWが「恋はハチャメチャ」のサビを歌いながらキュートな振り付けをレクチャーする。(ちなみにこの振り付けを考案したのはe-ZUKA)一斉に手を挙げてKISHOWをなぞるオーディエンス。e-ZUKAのソロフレーズから始まった「恋はハチャメチャ」は、往年のサンタナを彷彿とさせるラテンロックに、危うい恋模様をのせたアダルトでムーディーなセクシーナンバー。昭和のキャバレーやダンスホールを思わせるレトロな雰囲気に、e-ZUKAの“泣きのギター”とKISHOWのフェイクが炸裂する。絶妙でインパクト大のスパイスを効かせた後、手練れの彼らはまたも空気を一変させる。サポートメンバーの1人、瀧田のベースがうなり、震えるエンジン音が重なって、e-ZUKAがノイジーにネックをグリスして始まったのは、LAメタルばりの弩級の疾走感に満ちた「Scorn」だ。野太く突き抜けるようなKISHOWのシャウトがテンションを振り切らせ、メロディックで80’sなスタジアムロック感を放出する「Give me your eyes」へと勢いを繋げていく。“Question”のアンサーはみなさんでした張り詰めたシリアスな演奏からゆったりとユーモラスなMCへと、シームレスでライブが紡がれていくのもツアーならではの楽しみだ。瀧田とSHiNのユルいトークにKISHOWとe-ZUKAがツッコミを入れながら、息の合ったおしゃべりで笑わせる。そんな自然体な“カッコ良さ”と“かわいさ”と“面白さ”が入り混じる緩急に満ちたGRANRODEOのライブは、音楽でエンターテインメントする喜びを熟知している。次に贈られたツアーならではのプレゼントは、毎公演、ツアータイトルのQuestionにかけて事前に募集された、ファンがクエスチョンを感じるGRANRODEO楽曲を質問と共に披露するリクエストコーナーだ。最終日のこの日、セレクトされたのは『Pierrot Dancin’』の収録曲。KISHOWとe-ZUKAが当時の楽曲制作を振り返り、一層華やかに「Fake lover’s true heart」が届けられた。ここからセットリストは再び『Question』ナンバーへ。KISHOWのアップテンポなボーカルときらびやかなピアノがビビッドに光り、J-POPの現在形をGRANRODEOらしく昇華した鮮烈な「Question Time」。コロナ禍だからこそ生まれた60’s、70’sテイストの古き良きルーズなロックンロールを聴かせる「思い通りじゃなくても」。そして本セットリスト唯一のバラードであり、またも懐かしいナンバーから選ばれた「なんとなく消したストーリー」を、しっとりと歌い上げる。ハードロックな楽曲とは別人のような優しいKISHOWの歌声が、切ない別れの光景を浮かび上がらせた。「ここから(ツアーの)集大成に入っていこうかと思うんですけれど、皆さん大丈夫? 首とか取れかけてないですかね?(笑)じゃあちょっと立て続けに盛り上がれるナンバーをやりたいと思います、ついてきてちょーだいよ!最後だからな!」甘くてゴージャスな「SUGAR」を聴かせ、切り裂くような「SEED BLASTER」でKISHOWは、瀧田とSHiNが刻む強烈なリズムに追われるように、獣のようなロングシャウトを浴びせかける。e-ZUKAのギターが吠えた「NO PLACE LIKE A STAGE」ではオーディエンスが体を激しく折り畳み、ペンライトの眩しい光に包まれた「Once & Forever」ではKISHOWもe-ZUKAも激しくアクションしながら、圧巻のパフォーマンスを繰り広げる。今回の“Question”ツアーのセットリストは、最近のワンマンでは演奏されてこなかった楽曲も含め、デビュー初期から最新までの新旧ナンバーが幅広く選ばれている。アニメ作品を通じて新しくファンになった人も、デビュー当初から応援しているファンも、全世代が楽しめるセットリストがうれしい。「長らくやってきたツアーも本当の本当に最後になりました」と話し出すKISHOW。自分達の楽曲に掛けながら、このツアーでは「いろいろなトレジャーとプレジャーを見つけ、ばらまいてきた」と振り返り、「みんなが楽しそうで幸せなら、それを僕達もいただける相乗効果はきっとあるんだろうと、3年ぶりのツアーをやって強く感じました」と語る。そして「最高の追加公演2日間でしたが、しんみりしてる場合じゃねぇぞ!と思います」と微笑みながら、「このツアーの俺達の曲です!」と本編ラストを飾ったのは、ライブで演奏するたびにスケールアップしていくパワフルな「Treasure Pleasure」だ。この日序盤のMCで、「このツアーを“Question”と銘打った以上、アンサーを見つけなきゃいけない。見つかりました、それは皆さんでした」と言っていKISHOWの言葉が、もう一度思い出された。アンコールでは、クール&ヘヴィな「セツナの愛」に始まり、“本当に大切な愛を見つけたら手放すんじゃない” “共に歩いて行こう”と温かなメッセージを差し出す「HAPPY LIFE」、メンバーの全員がステージ上を暴れ回った「シャニムニ」をたっぷりと披露。MCでは、アニバーサリーブック『GRANRODEO 15th Anniversary Book G15/G16 ROCK☆SHOW』の発売が7月25日に決定し、前日にお渡し会が開かれることや、今年1月に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されたアニバーサリーライブ“G15”と“G16”がBlu-ray映像作品として9月14日にリリースされるなど嬉しいニュースも知らされた。そして、この楽しい時間が終わってほしくない!と願うロデオボーイとロデオガールの想いに応えるように、ダブルアンコールで歌われたのは「Can Do」だ。ファンへの感謝を語りながら、7月末に開催される次なるワンマン『GRANRODEO LIVE 2022 SUMMER L△KE "Hot OH~!! 河口湖!!"』を見据えて「また夏に会おう!」と告げるe-ZUKA。「これからも末永く僕たちについてきてください……とは言いません。ついて来いやー!」と叫ぶKISHOW。最後に二人が笑顔で交わしたハイタッチとハグする姿に、拍手が鳴り止まなかった。文=阿部美香写真=キセキミチコ<公演情報>『GRANRODEO LIVE TOUR 2022 "Question"』2022年6月5日(日) 東京・Zepp DiverCity【セットリスト】01. BEFORE the DAWN02. 時計回りのトルク03. silent DESIRE04. カミモホトケモ05. ロンリーファイター06. wonder color07. 恋はハチャメチャ08. Scorn09. Give me your eyes10. Fake lover’s true heart11. Question Time12. 思い通りじゃなくても13. なんとなく消したストーリー14. SUGAR15. SEED BLASTER16. NO PLACE LIKE A STAGE17. Once & Forever18. Treasure Pleasure■ENCORE19. セツナの愛20. HAPPY LIFE21. シャニムニ22. Can Do<ライブ情報>『GRANRODEO LIVE 2022 SUMMER L△KE "Hot OH~!! 河口湖!!"』2022年7月30日(土)・31日(日) 山梨県・河口湖ステラシアターOPEN 16:00 / START 17:00【チケット料金】全席指定:8,200円(税込)枚数制限:お一人様1公演につき2枚まで(複数公演申込可能)※3歳以上有料 ※営利目的の転売禁止※転売チケット入場不可 ※オークションへの出品禁止※本先行のお申込みは電子チケットのみとなります。<書籍情報>『GRANRODEO 15th Anniversary Book G15/G16 ROCK☆SHOW』2022年7月25日(月) 発売【内容】・最新撮り下ろしフォト・15周年パーソナルロングインタビュー・2016年~2022年ヒストリー・“G15/G16 ROCK☆SHOW”リハーサルレポート・“G15/G16 ROCK☆SHOW”完全密着ライヴレポート・“G15/G16 ROCK☆SHOW”アフターインタビュー・煩悩Q&A108 G15/16 ver. ほか【仕様】A4変型判 / 224ページ / オールカラー定価:4,620円※内容、仕様等は変更になる場合がございます。詳細はこちら: 公式サイト
2022年06月14日Perfumeが、本日3月9日にリリースしたニューシングルの表題曲「Flow」のMusic Videoを公開した。TBS系火曜ドラマ『ファイトソング』の主題歌として書き下ろされた同曲は、つかみどころのない時代の空気と人と人との距離感、自由さを空に浮かぶ雲に例えて、速いような遅いような両方の時間を感じるようなサウンドとともに表現。また裏テーマとして、歌詞の「雲(クラウド)になる」はフィジカルからバーチャルへの時代の変化、今までの経験をアップロードすることで成功する時代の空気感の意味も込められている。今回のMVはPerfumeの代名詞と言っても過言ではない“ダンス”に重点を置いた作品で、前半ではポリュメトリックデータでPerfumeそれぞれが美しく彩られていき進化を表現。「デジタルの世界」と白い空間で表現された「現実の世界」の2つの世界でPerfumeがダンスをすることで、フィジカルからバーチャルへの変化や時の流れが表現されている。監督は、数々のハイブランドやファッション誌などのファッション、アートを中心に映像、ディレクション、グラフィックに至るまでワールドワイドに幅広く活躍中のクリエイティブ集団Kidzfrmnowhere.の映像監督YUANNが担当。「Perfumeのビデオなら是非この企画を」とYUANNが企画し、A$AP FergのMV制作にも携わったRuben Frosalが参加。PerfumeのVFXやテクニカルを支えるライゾマティクスの監修もあり実現した。Perfume「Flow」MV<リリース情報>Perfume ニューシングル『Flow』Now On Sale●初回限定盤A(CD+Blu-ray):2,800円(税込)※スペシャルパッケージ仕様(スリーブケース / デジパック)、スペシャルグッズ付(「Flow オリジナル特製付箋」)●初回限定盤B(CD+DVD):2,100円(税込)※スペシャルパッケージ仕様(スリーブケース / デジパック)、スペシャルグッズ付(「Flow オリジナル特製付箋」)『Flow』初回限定盤ジャケット「Flow オリジナル特製付箋」●通常盤(CD):1,500円(税込)『Flow』通常盤ジャケット【CD収録】※全形態共通1. Flow ※TBS系火曜ドラマ『ファイトソング』主題歌2. マワルカガミ(polygon wave live ver.)3. Flow(Instrumental)4. マワルカガミ(polygon wave live ver. / Instrumental)【Blu-ray / DVD収録】※初回限定盤A.Bのみ・マワルカガミ(polygon wave live ver.)@Perfume LIVE 2021 [polygon wave] -New Edit-・Perfume View -Perfume LIVE 2022 [polygon wave]-Perfume ニューアルバム『タイトル未定』2022年初夏発売予定<番組情報>TBS火曜ドラマ『ファイトソング』放送日時:毎週火曜22:00~22:57ドラマ『ファイトソング』ポスタービジュアル(C)TBS【出演】清原果耶 / 間宮祥太朗 / 菊池風磨(Sexy Zone) / 東啓介 / 藤原さくら / 若林時英 / 窪塚愛流 / 莉子 / 栗山千明 / 橋本じゅん / 戸次重幸 / 稲森いずみ番組公式サイト:番組公式Twitter:番組公式Instagram:番組公式TikTok:関連リンクPerfumeオフィシャルサイト Twitter Facebook
2022年03月09日Perfumeが3月9日にリリースするニューシングル『Flow』の詳細が発表された。今作は、現在放送中のTBS火曜ドラマ『ファイトソング』主題歌となっている「Flow」、昨年8月にぴあアリーナMMにて開催された『Perfume LIVE 2021 [polygon wave] 』にて披露され、ファンから“謎の新曲”として発売を熱望されていた楽曲「マワルカガミ (polygon wave live ver.)」、そしてそれぞれのインストゥルメンタルの計4曲を収録。販売形態は初回限定盤と通常盤の2形態。初回限定盤はスリーブケース仕様に加え特典として「Flow オリジナル特製付箋」を封入する。また、初回限定盤付属の特典ディスクには『Perfume LIVE 2021 [polygon wave] 』での「マワルカガミ」のライブパフォーマンス映像を収録しており、現在Amazon Prime Videoにて配信されている同ライブの映像とは別の編集が施された映像となっている。併せて、ジャケット写真とその撮影風景を収めたティーザー映像が公開。さらに、毎週木曜レギュラーコーナーを務めている『FM802 ROCK KIDS 802 NEXT TO YOU』にて、2月10日放送回で「Flow」フルサイズが初オンエアされる。Perfume 「Flow」ティザー<リリース情報>Perfume ニューシングル『Flow』2022年3月9日(水) リリース●初回限定盤A(CD+Blu-ray):2,800円(税込)※スペシャルパッケージ仕様(スリーブケース / デジパック)、スペシャルグッズ付(「Flow オリジナル特製付箋」)●初回限定盤B(CD+DVD):2,100円(税込)※スペシャルパッケージ仕様(スリーブケース / デジパック)、スペシャルグッズ付(「Flow オリジナル特製付箋」)『Flow』初回限定盤ジャケット「Flow オリジナル特製付箋」●通常盤(CD):1,500円(税込)『Flow』通常盤ジャケット【CD収録】※全形態共通1. Flow ※TBS系火曜ドラマ『ファイトソング』主題歌2. マワルカガミ(polygon wave live ver.)3. Flow(Instrumental)4. マワルカガミ(polygon wave live ver. / Instrumental)【Blu-ray / DVD収録】※初回限定盤A.Bのみ・マワルカガミ(polygon wave live ver.)@Perfume LIVE 2021 [polygon wave] -New Edit-・Perfume View -Perfume LIVE 2022 [polygon wave]-※予約購入特典あり、詳細は後日発表<番組情報>TBS火曜ドラマ『ファイトソング』放送日時:毎週火曜22:00~22:57ドラマ『ファイトソング』ポスタービジュアル(C)TBS【出演】清原果耶 / 間宮祥太朗 / 菊池風磨(Sexy Zone) / 東啓介 / 藤原さくら / 若林時英 / 窪塚愛流 / 莉子 / 栗山千明 / 橋本じゅん / 戸次重幸 / 稲森いずみ番組公式サイト:番組公式Twitter:番組公式Instagram:番組公式TikTok:関連リンクPerfumeオフィシャルサイト Twitter Facebook
2022年02月08日Perfume(パフューム)の新曲「Flow」が、2022年3月9日(水)にCD発売。「Flow」は清原果耶主演のTBS火曜ドラマ『ファイトソング』の主題歌だ。Perfume新曲「Flow」がドラマ主題歌に2021年は自身初のEP『ポリゴンウェイヴEP』をリリースし、注目を集めたPerfume。そんな彼女たちの新曲「Flow」は、11年ぶりのTBSドラマ主題歌だ。PerfumeがTBSドラマ主題歌を担当するのは、2011年の金曜ドラマ『専業主婦探偵〜私はシャドウ』以来のことで、火曜ドラマ枠では初。新火曜ドラマ『ファイトソング』のために書き下ろされた新曲「Flow」は、つかみどころのない時代の空気と、人と人との距離感、自由さを、空に浮かぶ雲にたとえた楽曲だ。速いような遅いような、両方の時間を感じることができるサウンドに仕上がっている。新曲「Flow」MV公開新曲「Flow」のミュージックビデオは、”ダンス“に重点を置いたもの。クリエイティブ集団Kidzfrmnowhere.(キッズフロムノーウェア)の映像監督YUANNがメガホンを取った。CD発売&ライブで披露した“謎の新曲”も収録新曲「Flow」はCDシングルとしても発売。カップリング曲として、2021年8月に開催したライブ「Perfume LIVE 2021 [polygon wave] 」で初披露し、ファンから“謎の新曲”として注目を集めていた「マワルカガミ (polygon wave live ver.)」を収録する。販売形態は、通常盤と、特典ディスクが付いた初回限定盤の2形態。初回限定盤はスリーブケース仕様となっており、特典グッズとして「Flow オリジナル特製付箋」が封入される。清原果耶主演のTBS火曜ドラマ『ファイトソング』なお、新曲「Flow」が主題歌となる『ファイトソング』は、空手の日本代表をめざすも夢破れ、人生どん底の主人公・木皿花枝(きさら・はなえ)が、持ち前のスポーツ根性で逆境に立ち向かうヒューマンラブコメディ。岡田惠和のオリジナル脚本となっており、不器用な若者たちのじれったくて切ない、だけどどこか笑える恋と成長の物語を描く。花枝を演じるのは、清原果耶。また、三角関係の恋を繰り広げる一発屋の変人ミュージシャン役で間宮祥太朗、 花枝を想い続ける幼馴染役でSexy Zone菊池風磨が出演する。Perfumeはドラマ主題歌を務めるにあたり、下記の通りコメントを寄せている。<Perfumeコメント>主演の清原果耶ちゃんは私たちのことを応援してくれているので、ドラマ主題歌に決まりとてもうれしかったです。今回の楽曲はすごくおしゃれな曲です。『ファイトソング』は誰かの背中を押してくれて、“歌っていいな”“夢っていいな”“頑張っている人っていいな”という熱い気持ちを思い出させてくれるそんなドラマだと思います。私たちも本当に楽しみにしています。ドラマを観てくださる方々に寄り添える曲を彩られたらうれしく思います。<かしゆかコメント>“流れ雲になる”という歌詞が好きです。“どこかに定まっていないといけないというルールはないんだ”、“どこにでも流れていてそこに馴染んでいて、変化してもいいじゃない”という意味が最終的に歌われている気がして、そのフレーズが好きです。<のっちコメント>『ファイトソング』の3人のことを考えながら歌いました。“戦う日々”や“恋をしたあの日”をドラマを見ていくうちに3人に重ねて合わせていくんだろうなと思って歌っていました。色々な人に合うような歌詞、抽象的な言葉を使っているので、自分自身にあてはめながらも聞ける曲だろうなと思います。<あ~ちゃんコメント>歌詞がすごく強いので言葉が心に残る歌です。“あの日から心は変わらない”や“わがままでいたいだけさ”など、普段あまり言葉にしないような言葉がリズムに乗っていますが、レコーディングの時鳥肌が立ちながら歌っていました。自分たちも突き動かされるものがあるし、変わりたくないけど、変わらないといけないこともある、でも変わらないところもある。と、ありのまま今の自分を認めて一緒に生きていこうよ!という優しい歌でもあります。【詳細】■Perfume 新曲「Flow」CD発売日・配信日:2022年3月9日(水)・初回限定盤A(CD+Blu-ray):2,800円スペシャルパッケージ仕様(スリーブケース/デジパック)、スペシャルグッズ付、特典Blu-ray付・初回限定盤B(CD+DVD):2,100円スペシャルパッケージ仕様(スリーブケース/デジパック)、スペシャルグッズ付、特典DVD付・通常盤(CD):1,500円<収録曲>1.Flow2.マワルカガミ (polygon wave live ver.)3.Flow (Instrumental)4.マワルカガミ (polygon wave live ver. / Instrumental)<特典DISC>・マワルカガミ (polygon wave live ver.)@Perfume LIVE 2021 [polygon wave] -New Edit-・Perfume View -Perfume LIVE 2022 [polygon wave]-■火曜ドラマ『ファイトソング』放送日時:1月11日(火)スタート 毎週火曜よる10:00~10:57(初回は15分拡大 よる10:00~11:12)放送局:TBS出演者:清原果耶、間宮祥太朗、菊池風磨(Sexy Zone)、東啓介、藤原さくら、若林時英、窪塚愛流、莉子、栗山千明、橋本じゅん、戸次重幸、稲森いずみ
2022年01月08日