グローバルREIT市場の堅調な推移が続いています。2012年は、ギリシャ問題を巡る不透明感や、スペインの財政再建の遅れなどに対する懸念が強まった5月から6月にかけて、価格が大きく下落する局面がありましたが、その他の期間は概ね順調な動きとなり、年初から11月末までのパフォーマンスは約20%の上昇となっています。グローバルREIT市場が堅調な背景には、各国中央銀行が金融緩和を進める中、(1)各国REITによる資金調達が行ない易い環境にあること、(2)(1)に伴ない物件取得の増加による収益獲得期待が高まっていること、(3)金利低下によってREITの借入や債券の支払い利息の負担減少が見込まれること、(4)国債利回りが大きく低下し、グローバルREITの分配金利回りの魅力が一層高まったこと、などが挙げられます。さらに、REITは投資先の不動産から生じる賃料収入を分配金の主な原資としており、一般企業の配当金などと比較して安定した分配金が期待できる収益構造であることなども、不透明な投資環境にある中、投資家に選好されているとみられます。とりわけ、グローバルREITの中でも、相対的に分配金利回りが高いシンガポールや豪州、日本のREITが堅調なパフォーマンスとなったことは、投資家の好利回り商品へのニーズが高いことを示しているとみられます。なお、足元の金融市場を取り巻く環境は不透明な状況にありますが、米国を始め、世界の景気や不動産市況には、緩やかながらも回復の兆しが見えはじめています。相対的に高い分配金利回りとともに、収益拡大期待が高まっていることは、今後もグローバルREITの上昇を後押ししていくとみられます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年12月13日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日トレンド総研は「グローバル人材」に対する評価や採用ニーズなどを知るため、「グローバル人材に対する企業のニーズに関する意識・実態調査」を実施した。調査は8月30日~9月3日にかけて、新卒・中途採用面接の最終決裁に携わっている社員500人を対象に行った。まず、「あなたの勤めている会社でグローバル人材を社内に確保することは必要だと思いますか?」と聞いたところ、6割以上の企業が必要だと感じていることが分かった。次に「グローバル人材の採用数は以前に比べて増えてきていると思いますか?」と聞くと、「増えてきていると思う」という意見が40%。平均すると約21%の増加率で、多いところではグローバル人材の採用数は2倍に増えているという企業もあった。増加している理由については、「今の業務において高いコミュニケーション能力を有する人材が必須」という意見や、「企業の未来を据えて海外展開を考えていく場合にグローバル人材は必要」という意見が目立った。他にも、「海外の人々の考え方を受け入れる力がないと、海外企業と戦えない」、「グロ-バルな経験をした人材は即戦力になりやすい」という意見もあった。続いて、企業はグローバル人材のどのような点に期待をしているのか質問。すると、「コミュニケーション能力」が最も多く59%、続いて「語学力」(58%)、「主体的な行動力」(38%)、「交渉力」(34%)という結果になった。また、グローバル人材の採用が増えていると回答した人に「グローバル人材は社内でも活躍をしていると思いますか?」と聞いたところ、「そう思う」と回答した人が74%。その理由として、他国の文化や言語をしっかりと受容できている力や、コミュニケーション能力の高さや主体性が挙げられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月18日A.T. カーニーとシカゴ国際問題評議会はこのほど、共同調査「グローバル・シティ・インデックス(グローバル都市指標)2012」を実施し、世界の都市のグローバル度ランキングを発表した。同調査は世界66都市について、「ビジネス活動」「人的資源」「情報流通」「文化的経験」「政治的関与」の5項目を総合的に評価し、ランキング化したもので、2年ごとに実施され、今回で3回目となる。その結果、トップ2は前回(2010年)の調査に引き続き、1位が「ニューヨーク」、2位が「ロンドン」。以下、3位「パリ」(前回4位)、4位「東京」(同3位)、5位「香港」(同5位)、6位「ロサンゼルス」(同7位)、7位「シカゴ」(同6位)、8位「ソウル」(同10位)、9位「ブリュッセル」(同11位)、10位「ワシントンDC」(同13位)と続いた。なお、「大阪」は前回同様47位にとどまっている。4位の東京について項目別に見ると、「ビジネス活動」は前回1位のニューヨークを抜き2位から1位にランクアップしたほか、「人的資源」も6位から5位に順位を上げた。しかし、「情報流通」は8位から14位、「政治的関与」も5位から9位にランクダウン。総合スコアについても、東日本大震災後のデータは含まれていないにも関わらず、上位10都市の中で東京だけが順位を下げ、「日本の世界への影響度低下が示唆された」(A.T. カーニー、シカゴ国際問題評議会)。世界の地域別に見てみると、ドイツは20位に「ベルリン」、23位に「フランクフルト」、31位に「ミュンヘン」と、上位35都市に3都市がランクインし、昨今のドイツの成功を反映する結果となった。アジアの都市に関しては、毎回トップ10に3都市(東京、香港、シンガポール、ソウルのうち3都市)がランクインし、安定した力を示している。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の都市については、共通の特徴として「ビジネス活動分野」が強いことが挙げられ、同社は「他の分野でもグローバル化が進めば、国際的な文化組織や政治機関が拠点を置くようになり順位も上昇するだろう」と分析している。一方、新興国の都市の有望度ランキングでは、総合14位の「北京」が1位を獲得。次いで、2位「上海」(総合21位)、3位「台北」(同40位)、4位「重慶」(同66位)、5位「広州」(同65位」との順となった。調査では、「上位の新興都市は、今後10年~20年以内に、現在の上位都市の強力なライバルになる可能性がある」と分析。さらに中国の各都市は、「経済発展、中間層増加、インフラ投資拡大を背景に存在感を高めている」とし、中でも「『北京』は医療制度の改善により順位上昇の可能性が最も高い」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日いよいよ今月末から幕張と神戸で開催となるロック・フェスティバル「PUNKSPRING 2012」の出演アーティスト第6弾が発表された。USでの長期レコーディング後初の凱旋ライブとなるcoldrain、オープニングDJにDJ HIKARU(BOUNTY HUNTER)、ふた組のアーティストの幕張公演出演が決定した。「PUNKSPRING 2012」開催情報「PUNKSPRING」は毎年豪華な顔ぶれが揃う注目の春フェス。今年は、海外からTHE OFFSPRING、SUM41、NEW FOUND GLORY、ALL TIME LOW、DESCENDENTS(幕張公演のみ)、SUICIDAL TENDENCIES(幕張公演のみ)、日本からONE OK ROCK、Fear, and Loathing in Las Vegas、TOTALFAT、WE ARE THE IN CROWD、10-FEET、KNOCK OUT MONKEY(神戸公演のみ)の出演が決定している。■PUNKSPRING 20123月31日(土)幕張メッセ(千葉県)4月1日(日)ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)(兵庫県)
2012年03月07日