NTTドコモは12月5日、東京・有明の東京ビッグサイトで28日~30日に開催される「コミックマーケット87(コミケ87)」に「dアニメストアブース」を出展すると発表した。同社はこれまでもラッピング移動基地局などのアニメコラボを行ってきたが、ブースの出展は初めて。dアニメストアブースでは、アニメ見放題サービス「dアニメストア」の会員に「艦隊これくしょん-艦これ-」のdアニメストア特製ノベルティ「艦隊これくしょん-艦これ- 描き下ろしクリアファイル」をプレゼントする。「吹雪Ver.」と「赤城Ver.」の各1枚、計2枚が用意されているが、数に限りがあるため、無くなり次第終了となる。なお、ノベルティは「dアニメストア冬コミキャンペーンサイト」で事前予約する必要がある。予約は12月27日まで。ブースは「西4階企業ブース326」で展開される。コミックマーケットでは、開催ごとに電波強化対策を各キャリアが行っているが、NTTドコモは今回「クアッドバンドLTE対応移動基地局車」と「Wi-Fiサポーター」を配置。移動基地局車は、艦隊これくしょんのラッピングが施される予定だ。
2014年12月06日NTTレゾナントは12月3日、日本語解析技術に関するAPIを「gooラボ」で公開した。同技術は、NTT研究所が開発し、長年「goo」にて利用してきたもの。今回は第1弾として、ビッグデータ解析などにおいて必須となる要素技術「語句類似度算出」「ひらがな化」「固有表現抽出」「形態素解析」の日本語解析API4種が公開された。語句類似度算出とは、2つの語句(キーワード)に対して、構成単語や音素の情報を踏まえて、その類似度合いを算出するAPIで、今まで目視や辞書を使って行っていたデータの統合作業を自動化する。固有表現抽出は、トレンドや評判の解析に必須となる人名や地名、組織名などを抽出するAPIで、SNS上の投稿で話題になっているスポットを発見するといった分析を容易にする。これらAPIの活用により、分析対象となるビックデータが日本語で書かれた文章の場合、単なる文字列の集計に加え、より書かれている内容に基づいた分析ができるようになるという。ひらがな化は、字混じりで書かれた文字列を”ひらがな”もしくは“カタカナ”による記載に変換するAPIで、変換後の文字列は、読みやすいように文中の適当な位置に半角スペースが挿入されるので、子供向けコンテンツの作成などに有用。形態素解析は、日本語の文字列を、形態素と呼ばれる単位に分割するAPIで、その結果を集計することにより、自社製品のレビュー記事からどのような表現でよく評価されているかといった分析が容易になる。
2014年12月04日NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は、2015年3月より「WideAngleマネージドセキュリティサービス」において、リアルタイムマルウェア検知防御を実現する新メニューを追加すると発表した。同サービスは、企業のICT環境へのウィルス侵入を検知するため、従来のウィルス対策や侵入検知・防御対策に加え、Sandbox技術を活用して、リアルタイムに未知のウィルスを検出するサービス「リアルタイムマルウェア検知」を展開するもの。今回、NTTコムは、大企業を中心に導入が進んでいる「リアルタイムマルウェア検知」を一部設備集約・統合することにより、中堅・中小企業市場向けの低価格メニューを開発。トレンドマイクロと協業して、中堅・中小企業市場向けの低価格で、未知のウィルスの侵入検知から分析・防御対策までを一元的に提供する。既にトレンドマイクロのアンチウィルスゲートウェイ製品を利用中の場合には、メニュー導入に関する契約や設定変更など、標的型攻撃や未知のウィルス対策への移行が容易に実現可能となる。提供価格は、企業のICT環境や既存アンチウィルスゲートウェイ製品の有無などに応じて個別見積もりで提供されるが、PC数500台規模で36カ月提供の場合は月額約65万円、PC数2000台規模で36カ月提供の場合は月額約90万円となる。
2014年12月03日ジェーシービー(以下JCB)と阪急阪神カードはこのたび、阪急阪神グループの交通機関や商業施設等で利用でき、利用に応じてポイントが貯まる多機能ICカード「エメラルドSTACIAPiTaPaJCBカード」「阪神タイガースSTACIAPiTaPaJCBカード」の付帯サービスとして、小学生・中学生・高校生の家族向けの交通乗車専用ICカード「STACIAPiTaPaジュニアカード(中高生向け)」、「STACIAPiTaPaキッズカード(小学生向け)」をあらたに募集・発行すると発表した。「STACIAPiTaPaジュニアカード」「STACIAPiTaPaキッズカード」は、阪急電鉄、阪神電車など阪急阪神グループの交通機関でのPiTaPa乗車とIC定期券の利用(一部区間を除く)が可能となっていて、同会員の家族の通学・外出に大変便利で安心なカードだという。JCBと阪急阪神カードは、今後もクレジットカード事業を通じて、より多くの顧客に喜んでもらえる商品・サービスの開発を進め、顧客の満足度向上に努めていくとしている。
2014年12月01日ライフカードはこのたび、エムティーアイが運営する女性のカラダとココロの健康情報サービス「ルナルナ」と共同開発した、女性向け社会貢献型カード「ライフカード Stella」を25日より募集開始した。「ライフカード Stella」は日本の女性達がさらに輝く人生~LIFE~を過ごすことができるようにという願いを込めた「すべての女性を応援するクレジットカード」。ライフカードでは『ルナルナ』と「女子のためのクレジットカード開発宣言!」プロジェクトを立ち上げ、ルナルナユーザーにアンケートや投票に参加してもらい、真に女性と向き合ったカードについて検討し、最終的にはカード名称・デザインをルナルナユーザーの投票により決定した。ライフカード Stellaは、まさに女子の声から誕生した、女子のためのクレジットカードだという。アンケート結果において要望の多かった海外旅行時の特典として、『海外ショッピング利用金額3%キャッシュバック』を付帯。また、女性ならではのサービスとして『子宮頸がん検診無料ペアクーポンの進呈』『健康Q&Aサイト:カラダメディカの6ヶ月無料利用サービス』を付帯している。ライフカード Stellaでは、子宮頸がん啓発月間である毎年11月にショッピング利用した金額の0.5%を、「公益財団法人日本対がん協会」へ寄付する。寄付金は、日本対がん協会を通じて、子宮頸がんを含む、がんの啓発活動および検診の推進などに役立てられるという。また、12月1日より、LIFEサンクスプレゼント交換特典チャリティコースに公益財団法人「日本対がん協会」への寄付メニューを設置し、1口300ポイントよりLIFEサンクスプレゼント付帯の全ライフカード会員からの寄付を受付開始する。○商品概要カード名称:ライフカードStella(ステラ)~すべての女性が、キラキラ輝く前向きな人生が送れますように~年会費:初年度無料、次年度以降1250円(税抜)。ただし、170サンクスポイントで年会費無料コースに応募可能対象:満18歳以上の人(高校生を除く)付帯サービス:海外ショッピング利用金額の3%をキャッシュバック/日本対がん協会発行の子宮頸がん検診無料ペアクーポンを進呈(先着100名)/健康Q&Aサイト「カラダメディカ」6ヶ月無料利用サービス/LIFEサンクスプレゼント/JCBおよびライフカードの各種優待サービス付帯保険:海外旅行傷害保険(最大2000万円)/国内旅行傷害保険(最大1000万円)/シートベルト保険(最大200万円)
2014年11月26日オラクルは11月20日、NTTドコモが、モバイル利用者のローミング対応のために「Oracle Communications Diameter Signaling Router」を導入したと発表した。同社がLTEローミングをサポートするようになったことで、加入者は海外旅行中も国内と同じ高度な機能を利用できるようになる。また、NTTドコモは今回の導入で日本国外でのLTEローミング・サービスの提供と、サービスとトラフィックの需要の増加に合わせてLTEネットワークを段階的に拡張できるよう、ルーティングやトラフィックの管理、ロードバランシングの処理を一元化している。なお、「Oracle Communications Diameter Signaling Router」を導入したNTTドコモは、ソフトウェアの導入を決定してからシステム稼働開始までのプロジェクト全体を6カ月間で完了した。
2014年11月25日NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は11月20日、企業のICTシステム向けクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」とNTT Comのデータセンター間を広帯域ネットワークで接続し、同一ネットワークセグメントで利用することができるハイブリッドクラウド環境を検証するための「ハイブリッドクラウドラボ」を無料で提供すると発表した。NTTコムは、企業ICTシステムのクラウド移行を推進するため、「Bizホスティング Enterprise Cloud」とコロケーションエリアを1Gbpsの広帯域ネットワークで接続する「コロケーション接続サービス」の利便性を体験するとともに、ハイブリッドクラウド移行前に実際の環境でシステムの動作検証が可能な「ハイブリッドクラウドラボ」を、東京・横浜・大阪の3拠点にて提供する。ユーザーは、ハイブリッドクラウド環境の構築・運用を、本検証環境で原則2週間、無料で利用できる。この検証環境で「Bizホスティング Enterprise Cloud」の高いパフォーマンスやカスタマーポータルの操作性だけではなく、顧客システムとクラウド間のネットワーク接続やコロケーション設備の堅牢性などをクラウド移行前に確認できる。これにより、クラウド移行後に発生するトラブルを未然に防ぐ。また、オンプレミスからクラウドやデータセンターへの移行を、コストを抑えて進められる「Move to Cloudキャンペーン」を開催。その他にも、さまざまなクラウド利用シーンを想定したキャンペーンも用意する。キャンペーン開催期間中に、「Bizホスティング Enterprise Cloud」を新規に申し込みし、対象条件に合致するユーザーに、「Bizホスティング Enterprise Cloud」の初期工事費用および最大3カ月分の月額利用料を無料にするなどの特典を適用する。
2014年11月25日アスクは21日、日本ヒューレット・パッカード製のワークステーション「HP Z Workstation」シリーズに、ZOTAC製グラフィックスカード「ZOTAC GeForce GTX 980 AMP Edition」を搭載したゲーム開発者向けモデルを発売した。「HP Z840 Workstation」「HP Z640 Workstation」、および「HP Z440 Workstation」の3モデルをラインナップ。いずれもツール不要のシャーシ、安全に持ち運ぶために本体に組み込まれたハンドル、ケーブル配線不要の設計を備え、メンテナンスのしやすさと高い拡張性を実現する。「HP Z840 Workstation」は、CPUがIntel Xeon E5-2600 v3ファミリー(2CPU対応)、メモリが最大2TB、HDDが最大6基といった構成が可能で、電源は1,125W。グラフィックスにZOTAC GeForce GTX 980 AMP Editionの搭載で最小構成時の価格は306,000円から。「HP Z640 Workstation」は、CPUがIntel Xeon E5-2600 v3ファミリー(2CPU対応)、メモリが最大256GB、HDDが最大4基といった構成が可能で、電源は925W。グラフィックスにZOTAC GeForce GTX 980 AMP Editionの搭載で最小構成時の価格は316,000円から。「HP Z440 Workstation」は、CPUがIntel Xeon E5-1600 v3ファミリー、メモリが最大128GB、HDDが最大4基といった構成が可能で、電源は700W。グラフィックスにZOTAC GeForce GTX 980 AMP Editionの搭載で最小構成時の価格は233,000円から。
2014年11月21日NTTファイナンスが発行するNTTグループカードのウェブマガジン「Trace[トレース]」Vol.20が、11月20日に公開された。Traceは、「世の中のあらゆるモノ・コトのルーツをたどり、知っているようで知らなかった情報に出会えるWebマガジン」がコンセプトで、毎月“明日ちょっと話したくなる情報”を展開している。Trace Vol.20では「人肌恋しい季節におすすめ! 愛を語る映画たち」を特集として展開。独自アンケートで明らかになった「恋愛映画を観たくなる季節は冬」と答えた人が約3割を占めたことを受けて、恋愛映画のトリビアあれこれを紹介している。また、連載企画「おとなの補習時間」では「介護への備え」、「ウワサの協会人」では日本エクストリーム出社協会、「食べ倶楽部」では「絶品コーンスープを食べよう!」というラインナップになっている。なお、TraceはNTTグループカードの会員でなくても閲覧が可能となっている。――以下、Trace Vol.20の目次より抜粋――◆【特集】人肌恋しい季節におすすめ!~愛を語る映画たち~みなさんはどんな季節に「恋愛映画」を見たくなりますか?寒さが本格化したいまにふさわしい“愛を語る映画”の数々を、映画にまつわる話とともに振り返り、思わず人に話したくなるエピソードとトリビアをご紹介します。また、12月1日には本田翼さんにうかがった、恋愛映画についてのインタビューも追加掲載予定です!◆【おとなの補習時間】介護への備え超高齢社会と言われる日本。もし身近な人に、自分に、介護が必要になったら?いざというとき慌てないために、現在の日本の介護保険制度や受けられるサービス、どれくらいお金がかかるのかなど“介護のキホン”をまとめました。◆【ウワサの協会人】日本エクストリーム出社協会天谷 窓大さん世間にはユニークな協会が多数存在します。今回は日本エクストリーム出社協会の会長である天谷 窓大さんに、協会設立のきっかけや活動内容、印象的だったエクストリーム出社企画など、魅力的なお話を語っていただきました。◆【食べ倶楽部】絶品コーンスープを食べよう!冬の食卓には欠かせない、あったか~い「コーンスープ」。全国から取り寄せて食べくらべた感想を言い合います。各地のこだわりの逸品を、いざ実食!
2014年11月20日NTTデータと九州カードはこのたび、2015年1月より日本国内の空港、百貨店、免税店をはじめとする加盟店にて、決済時にSHINHANCARDCo.(以下シンハンカード)発行のハウスカードを利用できる仕組みを提供すると発表した。クレジットカード利用率が約65%の韓国においては、近年ハウスカードの利用率が増加しているという。しかしながらこれまで、韓国で発行されたハウスカードは日本国内では利用できなかったため、これが訪日韓国人観光客による消費行動を制約する一因となっていたと考えられるとしている。こうしたなか、このたび新たなしくみを提供することにより、韓国国内で最も発行枚数が多いシンハンカード発行のハウスカードが日本国内の加盟店で利用可能となる。これにより、訪日韓国人観光客による来日時の消費行動をより活性化する効果が期待できるとしている。近年、訪日韓国人観光客は年間約250万人に上り、日本国内における消費額は約2000億円にのぼると言われている。また、2020年に開催を控える東京オリンピックに向け、その数は今後も増加すると予測されている。韓国国内で普及しているハウスカードを、日本の加盟店で利用可能とすることで、来日時における決済の利便性が向上し、消費額の増加が見込まれる。そこで、このたびNTTデータと九州カードはシンハンカードと提携することで、シンハンカード発行のハウスカードを日本国内の加盟店で利用できるしくみを提供することとなったという。韓国国内での利用率と比較すると、来日時のクレジットカード利用率が低いことから、訪日韓国人観光客に対してハウスカードが利用可能な環境を準備することで、非現金決済の伸びる余地があると期待できるとしている。○概要(特長)日本国内加盟店のメリットNTTデータがCAFISを通じてシンハンカードと直接接続することで、全国のCAFISに接続している加盟店はすでに店舗に設置されている決済端末(POSレジやCCT端末等)のまま、シンハンカードの取り扱いが可能となるシンハンハウスカード利用可能のアクセプタンスマーク(シンハンカードマーク)を店頭に掲示し、さらに、シンハンカードがカードホルダーへ当該加盟店を紹介するため、訪日韓国人観光客の送客効果が期待できるNTTデータの役割NTTデータはシンハンカードと24時間365日接続することで、CAFISを経由してリアルタイムに加盟店からのオーソリゼーションを直接シンハンカードへ送る。また、日本国内加盟店での利用金額をシンハンカードから受領し、日本国内のアクワイアラカード会社へ入金する九州カードの役割日本国内でも特に韓国からの訪日観光客の多い九州エリアを皮切りに加盟店展開を行い、順次全国加盟店へ拡大する。九州カードは、アクワイアラとして日本国内の加盟店開拓および日本国内加盟店との精算を実施する
2014年11月19日三井住友フィナンシャルグループのセディナは17日、鹿児島のスーパーのタイヨーと提携し「タイヨーカード」の入会受付を開始した。なお、タイヨーグループ各店での利用開始は、12月17日からとなる。「タイヨーカード」は、現在のポイントカード「サン丸くんカード」のサービス内容をリニューアルし、タイヨーポイントをさらに貯めやすくしたお得で便利なポイント一体型のクレジットカードだという。「タイヨーカード」の主な特徴は、(1)「タイヨーグループ各店(タイヨー、サンキュー、グラード、ONLYONE)での利用で1%相当のタイヨーポイントを付与」、(2)「タイヨーグループ以外の利用で0.5%相当のタイヨーポイントを付与」、(3)「南国殖産が直営するサービスステーション(以下SS)での利用で1%相当のタイヨーポイントを付与」、となる。さらに、タイヨーグループ各店にて、毎月1回タイヨーポイント10倍デーを実施するなど、タイヨーグループ各店を利用の顧客にとって特典満載のカードとなっているとしている。また、通常のカードデザインに加え、幅広い年齢層に人気のキャラクター「ハローキティ」デザインも用意したという。セディナとタイヨーは、今後とも顧客のニーズに応えるサービスを提供し、顧客の満足度向上に努めていくとしている。
2014年11月18日ジャックスはこのたび、杏林堂薬局と提携し、ポイントカード機能付きクレジットカード『杏林堂・JCBカード』並びに『杏林堂・Visaカード』の会員募集を8日より杏林堂薬局全店にて開始した。杏林堂薬局は、薬や化粧品に加え、食品・日用雑貨品などもメインカテゴリーとして販売するスーパードラッグストア。顧客の生活を幅広くカバーする「総合生活者ストア」として、また、地域医療の一翼を担う「相談薬局」として、静岡県西部および中部地区を中心に73店舗(2014年10月末現在)を展開しているという。このたび、募集を開始する『杏林堂・JCBカード / 杏林堂・Visaカード』は、杏林堂薬局各店はもちろん、国内外のJCBまたはVisa加盟店で利用すると「杏林堂クレジットポイント」が100(税込)ごとに1ポイント付与される。また、杏林堂薬局の「杏林堂ポイントカード」機能を付帯していることから、杏林堂薬局各店で利用の場合は、「杏林堂ポイント」と「杏林堂クレジットポイント」がダブルでたまる。さらに「杏林堂クレジットポイント」は、500ポイント以上100ポイント単位で「杏林堂ポイント」に交換できる商品設計となっている。同カードの会員募集は、杏林堂ホームページならびに杏林堂薬局全店舗で行い、初年度5万名のカード会員獲得を目指すとしている。
2014年11月13日ネットワンシステムズは、エヌ・ティ・ティ ネオメイト(NTTネオメイト)と協業し、NTTネオメイトのクラウド型仮想デスクトップサービス「AQStage 仮想デスクトップ スタンダードプラン」の販売を12月1日より開始すると発表した。NTTネオメイト以外の企業が同サービスを販売するのは初となる。「AQStage 仮想デスクトップ スタンダードプラン」は、月額制のクラウド型仮想デスクトップサービスで、小規模から全社規模へと効果に応じた拡張が可能。月額料金は1台5000円(税別)~だ。同協業により、ネットワンシステムズは、オンプレミス(自社所有)型の仮想デスクトップに加え、クラウド型サービスも提供することで、顧客ニーズを実現する。一方、NTTネオメイトは、同サービスと親和性の高いコラボレーションシステムを、ネットワンシステムズが付加価値として提供することにより、大規模企業を中心とした新たな顧客層へとアプローチすることが可能になるという。
2014年11月06日ソフトバンクBBは31日、NTT東日本、NTT西日本が提供する光回線を使った独自の光ブロードバンドサービスを開始すると発表した。同時に、ソフトバンクモバイルは、同光回線サービスとセットで契約することで、ソフトバンクのスマートフォンなどの通信料から一定額を割り引くセット割引を提供すると公表した。一連の詳細は今後公表される。スマートフォンと光回線のセット割引は、本日、NTTドコモも提供を表明。KDDIはすでに「auスマートバリュー」という名称で割引サービスを提供しており、これで大手3キャリアの光回線を使ったセット割引が揃うことになる。ソフトバンクグループはこれまで、ADSL回線を使ったセット割引の「スマホBB割」をメインに取扱ってきており、今回の光回線サービス提供で、割引サービスが拡充される。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月31日NTT東日本とシスコシステムズは10月30日、中堅中小企業向けクラウド型無線LANソリューションを共同で推進していくと発表した。これに伴い、NTT東日本はクラウド型無線LANシステム「Cisco Meraki」を用いて、サポート付き簡単オフィスWi-Fiサービス「ギガらくWi-Fi」を12月1日より提供する。「ギガらくWi-Fi」は、中堅中小企業が求めるオフィスのWi-Fi環境をレディメイドし、アクセスポイントとその導入から運用までのサポートを組み合わせて提供するサービス。同サービスでは、ユーザーの組織ごとや来訪者向けに別々のSSIDを設定でき。組織ごとに情報へのアクセスをコントロールしたり、来訪者の社内システムへのアクセスを防いだりといった設定が可能。また、NTT東日本があらかじめクラウドにWi-Fiの設定を行うため、ユーザーは宅配で届いたアクセスポイントをWebに接続している既設のLANにつなぐだけで、Wi-Fi環境を整備できる。同社がWi-Fi環境の状況をクラウドでリアルタイムに把握しているため、トラブルが発生した際もクラウドから迅速に問題を解決してもらえる。「Cisco Meraki」は、無線LANアクセスポイントをクラウドから集中管理し、ネットワーク全体の可視化と制御、設定の変更などが可能だ。両社は、国内におけるクラウド型無線LANソリューションの新たな市場の創造に向け、プロジェクトチームを立ち上げ、中堅中小企業や教育機関などに対してプロモーションを共同で展開する。
2014年10月31日エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ(以下エイベックス)と三井住友カードは30日、エイベックス所属アーティスト等と三井住友カードのコラボレーションカードの会員を対象に、AR用画像認識技術を応用したスマートフォン向けアプリケーション(アプリ)を提供し、マルチなコンテンツが展開できるサービスを開始した。アプリ配信は11月7日以降。第一弾として、30日に発行を開始する、アジアが誇るモンスターグループ「BIGBANG」とコラボレーションした「BIGBANGVISAカード」の会員に対し、専用アプリを提供し、BIGBANG関連の様々なコンテンツが楽しめるサービスを開始する。ARとは、Augmented Realityの略称で最新の拡張現実機能のことで、マーカーと呼ばれる予め決められた素材を撮影することで、スマートフォン上で「実際にはその場に無いコンテンツ」を楽しめる機能。同サービスは、ARで用いられる画像認識技術を活用しBIGBANG VISAカードの券面画像をスマートフォンで撮影し取り込むことで、専用アプリにログインすることができ、動画やゲーム、クイズなどBIGBANG関連の様々なコンテンツを楽しむことできるという。クレジットカードの券面をマーカーとして認識して展開するサービスは、世界初(10月現在リコー調べ)の事例だという。提供するアプリケーションは、リコーの「Clickable Paperサービス」をもとに、エイベックスとリコーが共同開発したもので、このたび、三井住友カードとBIGBANGのコラボレーション企画に展開した。三井住友カードとエイベックスは、2013年よりエイベックス所属アーティストとのコラボレーションカードを次々と発行しており、今後は、これらのカード会員に対しても、専用アプリを活用したコンテンツサービスの展開を予定しているという。エイベックスと三井住友カードは、今後もエイベックス所属アーティスト等とコラボレーションしたクレジットカードの発行、およびカード会員向けの様々なサービスの展開を図っていくとしている。
2014年10月31日NTTデータは、デジタルサイネージを通じて複数の視聴者がおのおののスマートフォンへ多様な情報をダウンロードし、外出先等の自由な場所で活用できる仕組み「O2OCIAL(オーツーオーシャル)サイネージ」を開発したと発表した。今回のソリューションは、NTTデータがオムニチャネルサービスにて培ってきたモバイルサービス開発のノウハウと、NTT EV研が提供するマルチプレイヤーインタラクティブサイネージ技術「みんブラ」のデバイス連携技術を活用したもので、サイネージ視聴者はWi-Fiエリアの中から、スマートフォンのブラウザを使ってサイネージにアクセスして連携し、各自が好きなコンテンツを閲覧およびダウンロードして活用することが可能となる。また、オフィシャルデータに加え、リアルタイムのデータからユーザーの感想、関心の高いキーワードや話題のスポット等を抽出して紹介するなど、視聴者の興味を引きやすい情報を提供できるようになるという。これにより企業は、サイネージ上でのオフィシャルな情報の発信だけではなく、ソーシャルデータから消費者個人の感想や人気の話題等をリアルタイムで抽出してコンテンツ上に表示することができ、多言語対応やWi-Fi接続、災害時対応等のサービスも提供することで、サイネージ視聴者の利便性を向上させることができる。具体的には、ソーシャルメディアの生の声から、あらかじめ設定したキーワード条件等に応じた必要なデータだけをフィルタリング制御/分析し、サイネージへ表示。NTTデータが培ってきたソーシャルデータの活用ノウハウを生かしてデータの調達・分析等を行うことで、地図上に関連するつぶやきを表示するなどもできる。O2OCIALサイネージは、6カ国語で多言語表示できることから在留外国人のほか、年々増加している訪日外国人観光客に対する集客・誘導メディアとしてや、災害時には表示を切り替え、避難経路や緊急情報等の安全確保に役立つ情報を表示するなど、公共性の高いサイネージとして活用できる。今後同社は、オムニチャネルソリューションにデジタルサイネージを使ったソリューションを加え、店頭とデジタルをまたいで企業と視聴者の接点を強めるとともに、交通・流通・観光等さまざまな分野での活用を提案していくという。
2014年10月23日アスクは20日、日本ヒューレット・パッカード製ワークステーションと、アスクが取り扱うグラフィックスカードとの組み込み販売を開始すると発表した。日本ヒューレット・パッカードが標準で提供していないワークステーション向けグラフィックスカードに対し、アスクと共同で製品評価することで、多様化するユーザーニーズに対応するという。アスクは、AMD FireProシリーズやNVIDIA Geforceシリーズに加え、複数枚のNVIDIA Quadroシリーズの同期を取るQuadro Syncを提供する。具体的な製品は以下の通り。製品の詳細については、アスクや日本ヒューレット・パッカードのWebサイトで随時紹介するという。また、10月下旬より日本ヒューレット・パッカードが販売を予定するワークステーション「Zシリーズ」の新モデル(Z440/Z640/Z840)に関するテスト、および同梱出荷については準備が整い次第対応するという。
2014年10月21日NTTデータとNTT空間情報は、2014年10月20日より、31cmの解像度で画像撮影が可能な米国DigitalGlobeの「WorldView-3」衛星画像の提供を開始すると発表した。「WorldView-3」は、2014年8月に打ち上げられた地球観測衛星で、商用世界最高クラスの地上分解能31cmの「パンクロマチック画像センサー」、商用世界初の16波長帯の「マルチスペクトル画像センサー」と薄雲などの影響を軽減し鮮明な画質を可能にする「大気補正センサー」を搭載している。同衛星は、航空写真と同等の細かさで撮影可能なだけでなく、赤外線波長等を利用した地表面の種類や状態の詳細な分析が可能。これにより、地図作成、自然災害への対応、森林や農地の管理、環境評価の分野などへの利用展開が期待されるという。両社は、「『WorldView-3』衛星画像を通じた高精度な地理空間情報の提供、および複数の衛星を活用して撮像能力を強化することで、より質の高い衛星画像提供サービスを行い、地理空間情報の一層の利用拡大、市場創出に取り組んでいく」とコメントしており、同衛星画像提供サービスについて、2016年度までの累計で50億円の売り上げを目指すという。
2014年10月20日NTTファイナンスが発行するNTTグループカードのウェブマガジン「Trace[トレース]」Vol.19が、10月20日に公開された。Traceは、「世の中のあらゆるモノ・コトのルーツをたどり、知っているようで知らなかった情報に出会えるWebマガジン」がコンセプトで、毎月“明日ちょっと話したくなる情報”を展開している。Trace Vol.19では「すべてはお客様のために~タクシーのおもてなし~」を特集として展開。世界一といってよいほど、日々サービスの向上に努める日本のタクシー業界。そのルーツやトリビアが同特集で紹介されている。また、連載企画「おとなの補習時間」では「いまこそ歌舞伎を堪能しよう!」、「ウワサの協会人」では日本すっぴん協会、「食べ倶楽部」では「こだわりのいかの塩辛を食べよう!」というラインナップになっている。なお、TraceはNTTグループカードの会員でなくても閲覧が可能となっている。――以下、Trace Vol.19の目次より抜粋――◆【特集】すべてはお客様のために~タクシーのおもてなし~私たちの生活に欠かせない交通機関、タクシーの歴史を紐解くと見えてくる“おもてなし”の心。日々サービス向上に取り組み続け、世界一を誇る日本のタクシーに関する、思わず人に話したくなるルーツとトリビアをご紹介します。◆【おとなの補習時間】いまこそ歌舞伎を堪能しよう!歌舞伎座のリニューアルや、若手役者の活躍で、歌舞伎が盛り上がりを見せています。しかし、初めて見に行くとなると、ハードルが高いのも事実…今回はそんな歌舞伎の魅力、楽しみ方を補習して初めての歌舞伎へ行ってみませんか。◆【ウワサの協会人】 日本すっぴん協会世間にはユニークな協会が多数存在します。今回は日本すっぴん協会の会長である岡本静香さんに協会設立のきっかけやすっぴん美人の見抜き方など主な活動や魅力を語っていただきました。◆【食べ倶楽部】こだわりのいかの塩辛を食べよう!ご飯のお供にお酒のアテに。各地こだわりの「いかの塩辛」を、全国から取り寄せて食べくらべては感想を言い合います。いざ並べてみると見た目は本当にバラエティ豊か。いざ実食!
2014年10月20日Twitterは10月17日、iOS・Androidのアプリ向けにTwitterの新たな音楽再生機能「オーディオカード」を発表した。オーディオカードは、アーティストが投稿した音源をTwitterのタイムライン上で再生できる機能。SoundCloudとiTunesの協力の基、一部のアーティストで試験的に導入する。パリ出身のDJのデヴィッド・ゲッタがリミックス音源を公開したり、シカゴ出身のチャンス・ザ・ラッパーが70万人がニューシングルを公開するなど、すでにオーディオカードが活用されている。Twitterの利用者は、アーティストが投稿したオーディオカードを自分のタイムライン上でタップすることで、拡大画面に切り替えて直接音楽を再生できる。画面には、曲の早送り/巻き戻し、一時停止などの再生機能がある。矢印マークをタップしてプレーヤーの画面を縮小表示すれば、別のページを行き来しながらも継続して再生できる。
2014年10月20日サンディスクは17日、世界最大容量となる512GBのモデルを含むSDメモリーカード「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード」シリーズを発表した。128GB / 256GB / 512GBの3モデルを用意。12月に発売する。価格はオープン。UHSスピードクラス3に対応したSDXCメモリーカード。リード最大95MB/s、ライト最大90MB/sの高速転送が可能で、4K動画の撮影などに力を発揮する。パワーコアコントローラのファームウェアは、ウェアレベリング技術の採用により耐久性が向上。エラー訂正コード(ECC)エンジンによって、リード時とライト時のデータ整合性と信頼性を高めている。水深1mの海水および淡水で72時間耐える防水性能と、マイナス25度~プラス85度までの耐温度性能、耐衝撃、耐X線、耐振動性能を持つ。SDスピードクラスはClass10に対応。本体サイズは約W24×D32×H2.1mm、重量は約1.5g。
2014年10月17日NTTソフトウェアは、Webサイトをサイバー攻撃の脅威から守るセキュリティサービス「TrustShelter(トラストシェルター)」の発売を11月4日から開始すると発表した。近年、改ざんやウイルスの埋め込みなど、Webサイトに対する攻撃が増加しており、2014年上半期で2000件を超すWebサイト改ざんの被害届けがJPCERTコーディネーションセンターに提出されている。特に、最近のサイバー攻撃は技術的に複雑化・巧妙化が進み、次々と新しい攻撃が出現し、IT担当者には大きな負担となっている。このような背景から、NTTソフトウェアは「TrustShelter」として、Webサイトのセキュリティ対策に必要なサービスの販売を開始する。このサービスは、Webサイトの「攻撃遮断」と「改ざん検知」「セキュリティ診断」をクラウドサービスとして提供。サービスで用意している3つの対策メニューの中から、セットでの利用または必要なメニューを選択する。
2014年10月17日サンディスクは10月17日、SDカードとして世界最大容量となる512GBの「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード 512GB」を発表した。価格はオープンで、12月の出荷開始を予定している。「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード 512GB」の書き込み速度は最大90MB/秒に達しており、UHSスピードクラス3(U3)が定義する30MB/秒を大きく超えている。転送速度は最大95MB/秒で、記録容量、速度とも4K動画の撮影に適している。耐温、耐水、耐衝撃、耐X線のテストをパスしており、無期限保証が付属する。512GBのほか、256GBと128GBの製品も発売する。
2014年10月17日NTTデータは10月15日、スマートデバイスの安全な業務活用を実現する「MERMaides(マームエイデス)」の提供を開始すると発表した。同製品は、Android/iOS上で動作するコンテナアプリとサーバーシステムから構成されるモバイル活用基盤。企業の社内システムやパソコンとスマートデバイスをシームレスに連携し、スマートデバイス上で決裁などの業務システムを利用できるほか、パソコンやモバイル間でデータを自動的に同期する。さらに、社員の属性や場所・時間等に応じて使えるアプリや機能を自動的に制御し、企業の社内リソースへのアクセス制御をすることで、外出先でもよりセキュアに業務を継続できる。また、ネットワーク非接続環境でもログインして業務アプリを利用でき、地下や地方での点検・開発作業等も安全に実施可能となる。スマートデバイスの利便性をより向上することに加え、機能の拡張性もあり、MERMaides上で動作するアプリを開発するためのAPIや開発したアプリを配信する機能も提供しているため、業務に合わせたアプリを開発・追加・配信できる。NTTデータでは、製品の販売予定を2014年11月としており、3年間で50億円の売り上げを目指す。
2014年10月16日NTTデータは10月15日、スマートグラスの企業活用で必要となる、キーボードを使わずにスマートグラスで文字入力を実現するAR(Augmented Reality:拡張現実)入力技術を開発したと発表した。今回開発された技術は、スマートグラスのディスプレイに表示された情報を、利用者のジェスチャーによって選択してカメラで取り込むことで暗証番号などの文字を入力可能とするもの。具体的には、スマートグラスの眼前のディスプレイの中に表示されるソフトウエアキーボードの必要なキーを現実の指でなぞることにより当該キーを入力とすることが可能になる。キーボードやタッチパネルによる入力とは異なり、物理的な入力の痕跡を残さず、他者からの覗き見を防止できるため、従来よりも安全性を確保した入力を実現するという。また、同技術により、既存の入力機器を利用した文字入力を前提とする業務システムをウェアラブルデバイスから連携し、利用することが可能になる。同社は今後、同技術を含むウェアラブルデバイスを活用した実証実験を進め、2015年度早期のソリューション提供を目指す。
2014年10月16日三井住友カードおよび日本総合研究所、NTTデータはこのたび、ビッグデータ分析技術を用いたクレジットカード加盟店管理システムの業務活用を10月より開始したと発表した。昨今のカードビジネスを取り巻く環境においては、ECビジネスの爆発的な増加、スマートフォン決済を含む決済手段の多様化など、消費者のクレジットカード利用シーンが一層拡大している。これに伴い、消費者がより安心してクレジットカードを利用できる環境の整備が強く求められており、カード会社にとっては、多種多様な加盟店の管理を、合理化・効率化することが重要な課題となっている。三井住友カードでは昨年10月より、加盟店管理業務の高度化への取り組みの一環として、NTTデータ提供のプロトタイプシステムを利用し、インターネット情報収集・ビッグデータ分析技術(ビッグデータ分析技術は、インターネットの普及およびIT技術の進化によって生まれた、より大容量かつ多様なデータを扱う分析技術)による管理業務の合理化・効率化の実証実験を進めてきた。このたび、一定の導出効果を確認できたことから、10月より三井住友カードの加盟店管理業務における活用開始に至ったという。このたびの取り組みでは、データベース化した特定のキーワードに基づき、インターネット上のさまざまな情報(ECサイトのページコンテンツ、Twitterやインターネット掲示板の評判等)を自動収集した上で相互に関連付けることにより、従来属人的に行っていた情報収集・判断を平準化するとともに、業務の効率化や人為的ミスの防止を図るという。また、加盟店管理に必要な情報をモニター画面に一元的に表示するダッシュボード表示を採用することにより、オペレーターは網羅的な情報確認を容易に行えるようになるという。今後は、情報系システムとの連動(管理状況の情報系への蓄積、活用)や、インターネット上の情報を契機とする加盟店管理機能のレベルアップを計画していくとしている。三井住友カード、日本総研およびNTTデータは、これらの取り組みを実現することで、クレジットカード加盟店の管理体制をより強固なものとし、加盟店の信用向上、ひいてはクレジットカード市場の一層の健全化に寄与していくとしている。○システム概要柔軟性・拡張性に富んだ米マークロジック社のEnterprise NoSQL Database「MarkLogic Server」(米マークロジック社の半構造化・非構造化DBMS「MarkLogic Server」に、NTTデータのエンリッチ化技術(テキストへ意味付けをする)を組み合わせている)に対しNTTデータが開発したエンリッチ化技術(エンリッチ化技術とは文章や表など、NTTデータの技術開発本部が開発した、半構造化・非構造化データの構造を推定し、意味を付与する技術)を組み込んだ分析基盤を活用し、ソリューション化した。本格利用に際しては、その他システム等の連携部分を含め、日本総研のプロジェクトマネジメントの下でシステムの導入を行った。加盟店のホームページに記載された公知の情報やSNSの口コミなど、加盟店管理業務に必要となる情報を抽出し、それらの抽出されたテキストに対し意味解釈の結果にタグを付けて「MarkLogic Server」に格納・分析を行うとしている。
2014年10月16日三井住友カードと日本総合研究所(日本総研)、NTTデータは10月14日、ビッグデータ分析技術を用いたクレジットカード加盟店管理システムの業務活用を開始したと発表した。今回の取り組みは、データベース化した特定のキーワードに基づき、ECサイトのページコンテンツやTwitter、インターネット掲示板の評判など、加盟店管理業務に必要となる情報を自動収集し相互に関連付けることで、従来属人的に行っていた情報収集・判断の平準化や業務の効率化、人為的ミスの防止を図るもの。収集した情報をモニター画面に一元的に表示するダッシュボード表示を採用しており、オペレーターは、網羅的な情報確認を容易に行える。システム概要は、柔軟性・拡張性に富んだ米マークロジックのEnterprise NoSQL Database「MarkLogic Server」に対し、NTTデータが開発したエンリッチ化技術を組み込んだ分析基盤を活用しソリューション化。その他システム等の連携を含め、日本総研のプロジェクトマネジメントのもとでシステムの導入を実施したという。今後は、管理状況などの情報蓄積・活用といった連動や、インターネット上の情報を契機とする加盟店管理機能のレベルアップを目指す。
2014年10月15日NTTデータは10月14日、Twitterなどのソーシャルメディア活用をより効果的に行うためのソリューションとして、「なずきTwitterインテグレーションソリューション」の提供を開始した。同サービスは、基本ソリューションと6つの用途・目的型ソリューション、進化型ソリューションで構成され、基本ソリューションは、「Twitterデータ提供」と「中国ネットデータ提供」「日本語解析エンジン『なづき』のWebAPI・ライセンス提供」となる。用途・目的別ソリューションは、Twitterなどのソーシャルメディア活用の習熟度に応じて導入が可能。より高度なソーシャルメディア活用では、分析にとどまらず、収益性の向上を目指す仕組みとコンサルティングを提供する。同社は、2005年7月に高精度日本語解析エンジン「なずき」を発表し、アジアパシフィック地域でのTwitter公認製品提供事業者(データ再販パートナー)として、2013年2月より「Twitterデータ提供サービス」の提供を行っている。今回のサービス提供は、従来のソリューションを用途・目的別に整理し、よりニーズに合ったものを導入しやすい形態を目指したという。同社は2017年度までに、同ソリューションラインナップ全体で100社への導入を実現したい考えだ。
2014年10月15日NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、10月9~10日まで開催している年次イベント「NTT Communications Forum 2014」にて、心拍や心電図のデータを取得できる新素材技術「hitoe」を活用したデモ展示を行っていた。hitoeは、東レとNTTが2014年1月に発表した新技術。専用の衣類を通じて身体データを取得し、小型端末経由でスマートフォンに表示する仕組みだ。健康管理やトレーニング、介護医療などの分野で活用が期待されている。今回NTT Comが展示していたのは、hitoeで取得した心電/心拍のデータからリラックス度を独自アルゴリズムで数値化し、リアルタイムにスマートフォンに表示するというもの。取得したデータは、NTT Comのクラウド上に蓄積し、ビッグデータとして解析。ほかの機器などから取得した位置情報や投薬時間、体温、室温、歩数などと照らし合わせることで、新たな付加価値を持たせるという。具体的には、運転/操縦中の異常検知や快眠・ストレス/健康管理、作業従事者の体調管理、高齢者/子供見守り、コーチング/メンタルトレーニングの分野で活用していく。NTTドコモも一般消費者向けに同様のサービスを開発中だが、NTT Comは公共や運用/製造、介護/福祉など、幅広い分野での活用を予定している。実用化は2015年以降を見込む。
2014年10月10日