COBS ONLINEの男女会員998名に対して、2009年7月7日から7月12日にかけて「スクール・習い事に関するアンケート」を実施した。■20代がスクール・習い事にかけるお金は手取りの2割以内「今、スクールや習い事(通学・通信含む)をいくつ受講していますか?」と問うと、「1」と答えた人は19.2%、「2」は4.8%、「3」は1%となった。習い事やスクールを受講していないという人は75.0%いた(図1)。習い事やスクールを受講している人に対して「スクール・習い事代として毎月いくらかけていますか?(複数の場合は合計金額)」と尋ねたところ、「5,000~10,000円未満」と「10,000~20,000未満」がそれぞれ30%を越えた(図2)。もっとも多い金額としては、月に100,000円を使っている男性が二人いた。二人とも年収を増やすことを目的として、それぞれ「MBAやその他の資格取得のため」、「TOEICの勉強」を理由に挙げ、手取りの50%を費やしていた。「スクール・習い事代は手取り月収の何%に相当しますか?」と尋ねると、手取りの「5~10%未満」と答えた人が33.6%と最多だった(図3)。「10~20%未満」という人も20.8%おり、2割程度までが20代がスクール、習い事代として無理なく出せる金額の割合であるようである。習い事やスクールで学んでいる具体的な内容を尋ねた(複数回答)(図4)。「英会話」が16.6%、「金融系の資格(会計士、簿記、FPなど)」10.3%と、ビジネスパーソンらしいものが上位2位を占めた。以降、「日本の伝統文化系(着付け、お茶、お花、書道など)」、「ダンス系(フラダンス、ベリーダンス、社交ダンスなど)」、「音楽系(歌、ピアノ、ギターなど)」と続いている。その他の趣味、資格について学んでいる人も各約20%ほどいた。「スクールや習い事をする目的は何ですか?」と聞いた(複数回答)ところ、「自分が楽しむため」という回答が38.6%ともっとも多かった(図5)。それ以降は「教養を身につけるため」23.1%、「ビジネス力をつけるため」16.2%という結果になった。■スクールや習い事のメリットは「仕事に役立つ」と「新しいコミュニケーション」「スクールや習い事が役立つと感じるのはどのようなときですか?」と尋ねた。そのコメントの一部を紹介する。特にスクールに通っている人の意見では、さまざまな人と出会って交流できることのメリットに触れる人が見られた。英会話仕事の現場などにおいて、自分の能力が求められ、そして発揮できるとき。(男性 25才 年収:200~300万円未満)金融系の資格資格がボーナスに影響したとき。(女性 23才 年収:200~300万円未満)ダンス系役立つというより、休日を有意義に気分転換をしながら過ごせるのがいい。(女性 23才 年収:300~400万円未満)日本の伝統文化系書道をやっているので、香典袋などの名前を書くとき。(女性 27才 年収:200~300万円未満)その他の資格スクールに通っている他世代の人と交流できて、自身の励みにもなるし、いろいろな話が聞ける。多くの人と話すことによって、自然と会社などでも積極的に話しかけられるようになること。(男性 25才 年収:200万円未満)その他の資格自分の仕事に直結するクリエイタースクールのWebデザインコースに通ってます。そこでは職業も職種もさまざまな男女が多くて、また講師が現役クリエイターで現場で働きながら教えているため、リアルに今必要な知識を教えてくれる点がありがたく、また私が望んでいた勉強内容で励みになります。(女性 29才 年収:200~300万円未満)その他の資格自分の内面を磨けるような気がする。毎日同じ仕事をしていて「このままでいいのか……」という思いがいつも頭の片隅にあるので、資格を取りスキルアップしたいと思う。(男性 26才 年収:300~400万円未満)COBS ONLINE男女会員へのアンケート「スクール・習い事に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年7月7日~7月12日、集計人数:998名)完全版(画像などあり)を見る
2009年07月29日