ウーマンエキサイトでも注目の『マリリン 7日間の恋』。現在全国の映画館で女性を中心に熱い支持を受けている本作で、「本物みたい。キレイすぎてスクリーンがまぶしい」という声が多数出ている、主役マリリン・モンローを演じたミシェル・ウィリアムズのオフィシャルインタビューをお届けする。●脚本を初めて読んだときの印象私はコリン・クラークという人物や原作について何の知識もなかったのですが、脚本を読んでたちまち物語に引き込まれました。テンポや話しの流れがよかったし、登場人物の内面をしっかり描いている点も素晴らしいと思ったわ。マリリンという人物が生き生きと描かれていたから、役にすんなり入り込むことができました。●マリリンを演じたことについて子どもの頃、私は寝室の壁にマリリンの写真を飾っていたんです。白いドレスを着たマリリンが、軽やかな足取りで木に向かって歩いている姿をとらえた写真でした。私は伝説的な女優とかセックス・シンボルとしてマリリンを見ていたわけではなく、彼女に対して女の子同士の親近感みたいなものを持っていました。マリリンの圧倒的な存在感とか性的魅力を意識したりもしなかったわ。私の目に映るマリリンは、木々の中を軽やかに歩く1人の女の子だった。私はそのイメージを手がかりにして、役作りを始めました。マリリンに対する私個人のイメージが役作りのスタート地点になったんです。マリリンについて自分なりのイメージをもっている人があまりにも多いので、リサーチの過程で私は人の意見に惑わされるのはやめようと心に決めました。私はマリリンの人物像を自分なりに解釈して、マリリンという人物をどう演じるか自分で決めることにしたんです。私は私なりにマリリンを演じましたが、それをどう思うかは観る人次第でしょうね。作品が完成して色々な意見が耳に入るようになったので、実をいうと少し不安になっています。今まで意識しなかったけれど、多くの人がこの映画に期待していますからね。●マリリン・モンローについての印象役作りを始めた当初、私は一般的に知られているマリリンの人物像が彼女の本当の姿ではないということを理解していませんでした。でも、マリリンに関する資料を読んだり写真や映像を山ほど見たりしているうちに、人々が抱いているマリリンのイメージは彼女自身が長い時間をかけて作りあげた虚像だということに気づいたんです。マリリンは教師のアドバイスを取り入れたり鏡を見て自分を研究したりして、彼女ならではの魅力を強調する方法を考え出しました。マリリン・モンローという人物は、マリリン自身が作りあげたキャラクターだったんです。●コリン・クラーク役のエディ・レッドメインについてエディの演技を初めて見たのは、ニューヨークで上演されていた「Red」という舞台劇を観に行った時でした。私は彼について何の予備知識もなかったので、彼自身も役と同じアメリカ人なんだと思い込んでしまったんです。それほど彼の演技は素晴らしかったんですよ。実は彼がイートン校出身のイギリス人で、コリン・クラークと似たような経歴の持ち主だなんて思いもしなかったわ。エディとコリンは、生まれ育った環境が驚くほど似ているんです。「Red」で演じた役とこの映画で演じた役はまったく違いますが、エディは変幻自在の演技派なので見事にコリン役を演じています。エディほどコリン役にふさわしい俳優は、ほかにいないでしょうね。●ローレンス・オリヴィエ役のケネス・ブラナーについて撮影現場でも控室でも、ケネスは常にムードメーカーでしたね。私とケネスは自分が演じる人物の表情や話し方を研究しなければならなかったので、コンピューターの前に座っている時間が長かったんですよ。ケネスは私に素晴らしいアドバイスをしてくれました。撮影現場で私がタイトなドレスと大きなカツラを身につけたまま立っているのを見て、ケネスは「ダーリン、きみにいいことを教えてあげよう。立ってなんかいないで、座ればいいじゃないか。なんだったら、寝転んでもいい。待ち時間はラクにしていればいいんだよ」と言ってくれたんです。確かに、エネルギーを温存するためには立っているより寝転んでいたほうがいいですよね。私はほかの映画の撮影現場でも、ケネスのアドバイスを実践しているんですよ。●マリリン・モンローは、なぜ性別を超えて私たちに愛されるのだと思いますか?マリリンはたった一枚の写真でいろんなことを表現できる女性だったと思う。だから人を惹きつけ、不朽の魅力がある。それと、彼女のどの写真が好きかは男性と女性とで別れる。私も幼少の頃、マリリンの写真を寝室に飾っていたのだけど、胸元の開いたドレスを着てセクシーな眼差しをこちらに向けるよくあるマリリン像ではなくて、裸足で芝生の上を駆けまわる写真だったの。マリリンはそうやって自覚なしに色気を放つことがあったのだと思う。彼女の色気には、親しみやすさ、無垢、少女らしさがあった。珍しい組み合わせだと思うわ。●映画の中での、ダンスシーンについてダンスシーンは確か2,3か所あったはず。その一つは『王子と踊り子』のダンスで、そのシーンでは、そのままそっくりマリリンのダンスを再現しなければならなかった。だから『王子と踊り子』は50~60回ほど見たわ。オープニング映像のダンスシーンは、彼女がよくやる動きやその他の振付にインスパイアされたもので、彼女が実際にやったパフォーマンスに基づいてはいないからある程度自由が効いた。歌と踊りは12歳以来だったから、まるで習いたての子供のように取り組んだの。幸い振付師にちゃんとついてもらったから自分一人で考える必要はなかった。●そっくりさんの映画ではないということは判りますが、自分で演じる上で心がけたことはありますか?どのように役にアプローチするべきか、実は考えがまとまっていなかったの。とにかく、マリリンのリサーチをするまでは、あれこれ推測しないようにし、先入観をなるべく排除するようにした。それでマリリンの映画を見たり、マリリンに関する本やエッセイを読んだり、写真を見たりして、次第に考えをまとめていった。アプローチの仕方は予め決めることなしに、得た様々な情報を長いこと温めておいたの。リサーチの中で一番大きな発見だったのは、マリリン・モンローというのは本人が演じていたキャラクターであったということ。その奥にいた少女とは全く別個のキャラクターね。表のマリリンは、彼女自身が丹念に研究して、作り上げたキャラクターだったので、彼女を演じるにあたって、歩き方や吐息交じりの声など、典型的なマリリンっぽさを全編通して出すことはしなかった。実際、彼女を良く知る人の証言によると、普段は歩き方も声も普通だったそうで、スイッチのようにオン・オフすることが出来たそう。とても頭のいい女性だった。それに本当に素晴らしい女優だったと思うわ。そこは見落とされがちね。映画の中の彼女はとても軽やかに見えるから、あれが素だと思われてしまう。でも、実際は10年にも及ぶ訓練のたまものだし、そこに彼女の知性がうかがえる。●マリリン・モンローをジャッジするのは難しいと思いますが、スターとしてのマリリンではなく、女優としてのマリリンについてどんな風に捉えていますか?素晴らしい女優だったと思うわ。それにコメディを演じる時は素晴らしく軽やかだったしね。彼女の人気シーンやコメディの演技を見ると、悲劇のかけらもないから恐れ入ってしまうわ。影が全くないの。とてつもない苦労を背負っていたのに、そういう影の部分を脇に退けておいたから、演技ですごい輝きと解放感を放つことができた。なかなかまねできないことだと思うわ。『お熱いのがお好き』でもそうだし、『王子と踊り子』だって、撮影中の苦労話やローレンス・オリヴィエとの折り合いが良くなかったのはご存じのとおり。でも、それが一切演技に出てこず、まばゆいばかりのパフォーマンスを披露している。仕事にそういう影を一切落とさなかったのには尊敬するわ。●踊るシーンを見てあなたのミュージカルを見てみたくなりました。興味ありますか?どんなミュージカルに出てみたいですか?是非やってみたいわ。今回も歌ったり踊ったりしていて、楽しくてしかたなかった。歌や踊りは理屈のスイッチがオフになるからいいね。踊っている時は、自分が何をしているかなんていちいち意識しないでしょ。振りつけを体にしみ込ませているわけだから、体が勝手に動いてくれる。それに歌も加わると、パフォーマンスの最中は自分自身に対する批判の声が止む。だから楽しかったし、これからも機会があれば是非やってみたいと思うわ。●あなたが大スターになる前に出たオフブロードウェイ「キラー・ジョー」が映画になりました。あの頃はどんなことを考えて生きていましたか?あの舞台は大好きだったわ。私にとっては“大人の仕事”に初めて挑むチャンスだったの。あの舞台のおかげで、やりたい仕事が手に入るようになり、その後の方向性が決まった気がする。たった一人の人でも“彼女ならできるかもしれないよ。チャンスを与えてあげようよ。”と言ってくれる人がいれば、道は開けるの。それに、誰かに認められたおかげで、自分自身を信じることができるようになった。その自信の種がその後の全ての礎になった。●日本のファンにメッセージを。日本の皆さんはいつも素敵な手紙をくれるわ。本当に、(他のどの国よりも)綺麗な手紙をくれるの。是非映画を見に来て。 映画スペシャルサイト マリリンの秘密の恋を描いた映画『マリリン 7日間の恋』は、現在大ヒット公開中!
2012年04月02日2ndシングル『Baby U!』(10月26日発売)をリリースしたMBLAQ(エムブラック)が10月28日から3日間にわたり、東京・大阪・名古屋にてCD購入者イベントを開催し、2万3200人とハイタッチを行った。MBLAQの公演チケット情報最終日となった30日の東京・新木場STUDIO COESTでは、ハイタッチ会に参加した12,500人の中から、さらに抽選で当選した1,500人が、限定LIVE&BINGO大会に参加。7月に韓国でリリースされた3rdミニ・アルバムのタイトル曲『モナリザ(MONA LIZA)』でメンバーがステージに登場すると、熱狂的な黄色い歓声が沸きあがった。「今日も僕たちがみなさんのパワーをいただきます!」とジオが挨拶すると、続けて、日本デビュー・シングル『Your Luv』を歌い、このイベントのためだけに作られたサイン入りMBLAQのオリジナルクッションをBINGO大会でプレゼントした。ラッキーな当選者は、メンバーから直接クッションを手渡しされ、さらにハグというサービスもあり、感激のあまり泣き出すファンも。メンバーは「幸せでした。心が高揚していて、こういう事が本当の幸せというものだな、と思いました」(ジュン)、「こんなに多くのファンの方々に近い距離で接する事はなかなかないですがお会いできて嬉しかったです。みなさんに感謝です」(チョンドゥン)と、ファンと触れ合う喜びを述べた。最後に、新曲『Baby U!』を披露。「前回同様、たくさんの皆さんが来て頂いて、本当に嬉しかったです」(スンホ)、「CD購入者限定イベントが終わって、やりがいも感じてきましたが、心残りも感じます。イベントをやるたびに多くの愛情をくださって、ありがとうございます」(ミル)と名残惜しさを伝えた。なお、MBLAQは、12月3日(土)に神奈川・横浜アリーナで開催される音楽イベント「K-POP Festival X-mas Edition」に出演する。
2011年11月04日5分や10分で本を読み終えることができたら……。かつて学生だったころ、試験前に何度熱望したことでしょう。雑誌に載っている『たった3時間で驚きの学習効果!』などといったあおり文句に心を揺さぶられたことも数知れず。できるようになれば嬉しいけれど、どうせ選ばれし者にしかできない神業なんでしょ、とついついひねくれた目で見てしまう『速読』。本当にそんな神業ができるようになるのか、ライターの朝井が3日間の集中速読講座に潜入してきました。ちなみに、ライターという職業柄、活字には慣れていそうなイメージを持たれるかもしれませんが、読むのが遅いことには定評がある私。新書やビジネス書、純文学などのお堅い系は一切受け付けず、児童書か話題の小説くらいしか読みません。新聞もまったく読まないのはここだけの秘密(社会人の悪い例)。こんな私でも、果たして速読ができるようになるのか。夢の1冊10分を達成できるのでしょうか。行ってきたのは「SRR速読教室」の『3日間集中ビジネス速読講座』。取材の何週間も前から講師の寺田昌嗣先生に、「正直、3日間本当にキツいですが、大丈夫ですか?」と何度もやんわり脅されます。受講生の98%が速読をマスターするだけあり、3日間朝から晩までみっちり詰まったプログラムは、体育会系と言われているのだとか。■講座1カ月前なんと、講座が始まる1カ月前から、受講予定者全員に宿題(予習)が課せられます。必須ではありませんが、予習をしておいた方が、講座での飲み込みがよくなるのです。■講座1日目そして講座当日。結局私は当日までまったく予習をせず、事前に配られていたテキストを1ページも開かず、丸腰で臨んでしまいました。こんなことでいいのか、先が思いやられます(が、受講生の半分くらいは私と同じく、予習ゼロで臨んでいたようです)。まずは、講座開始前に、1分で何ページ読めるか、今現在の読書スピードを測ってみました。私は1分で2ページ。だいたい2時間で1冊(240ページ)のペース。凡人です。そして、いよいよ講座開始。1日目は実際の本は使わず、紙に書かれた黒い点を目で追う、“目の動かし方"の訓練に終始します。指定されたテンポに合わせて黒い点を目で追いかけることで、本の文字を速いスピードで追うための下地作りをするわけです。先生の雑談を交えつつも、これが延々朝9時から17時まで続きます。静かに机に座り続けるのは何年ぶりでしょう。ただ座っているだけでも相当の苦行です。そして、朝から晩まで講座でもまれたあとはぐいっとビールでも、といきたいところですが、なんと講座中は毎日1時間分の宿題が出るのです。なんという体育会ぶり。■講座2日目2日目は、前半で1日目と同じ“目の動かし方"の訓練。後半からいよいよ実際に本を使って、指定のスピードで速読してみます。“本を読もう・内容を理解しよう"としてしまい、速度が遅くなりがちですが、“読もう"という気持ちを一切捨て、速く字面を追うことに焦点をあてます。■講座3日目最終日はひたすら本を速く読み、かつ、理解の精度を上げる訓練です。内容を理解しようとしすぎたら読むペースは遅くなり、速く読もうとしすぎたら単に字面を追うだけで理解が追いつかない。どのバランスでコントロールするのが一番いいのか、これは講座を3日間受けて初めてつかむことができます。講座修了後、私が達成できた速度は1分に15ページ。受講前の段階では、1分に2ページだったため、なんと7倍以上もスピードアップすることができました!もちろん、単に速く読んでいるのでなく、本の内容もしっかり理解できてこのスピードです。3日間の講座の中で、悩むポイントは人それぞれ。最も多く見られるのは、『速読ができる、1冊10分で読めるなんて、信じられない!できるはずがない!』とできない思いこみをして、自分にブロックをかけてしまうパターンだとか。確かに、普通なら1時間や2時間かかる本を、天才でもなんでもない凡人の自分が10分で読み終わるわけがないと思ってしまうのが自然な反応。でも、その“(できないという)思いこみ"こそが、速読習得の最大の敵なのだそう。(講座終了)――先生、3日間ありがとうございました。私は“できない!無理に決まってる!"という思い込みはあまりなかったけれど、集中力がないのなんの。講座中に何度も集中が途切れました。寺田昌嗣先生(以下、寺田)「思い込みの壁に苦しまないのは、楽観的な性格ですね。朝井さん、B型でしょう?」――いえ、B型ではないのですが、それよく言われます……。受講生の血液型ってそんなに分かるものなんですか?寺田「あら、B型じゃないの!意外だなぁ。血液型は、受講姿勢を見てると結構当たるんですよ。ともあれ、3日間お疲れさまでした。朝井さんは最終的に1分に15ページ読むことができていましたから、じゅうぶん問題ないレベルに達したと思います。この3日間はあくまで技術をつかむベース作りにすぎません。ここで得た技術を、完全にモノにするには、これから自宅でも速読の訓練を続けてください。スポーツと同じで、何度も続けてやっとモノにできるものなのです。私からも10日間、宿題をお出ししますね」――はい!今後も頑張ります!と、元気よくお返事をしたというのに、速読教室が終わった直後仕事に忙殺された私は、宿題を10日分もためにためてしまいました(悪いお手本)。本当の体育会系だったら、校庭100周を言い渡されてるところです。慌てて今から(いまさら)やろうとしているわけですが、寺田先生なら許してくれるはず!そう、この講座のいいところは、3日間の講座だけでなく、その後のサポート(無料)がしっかりしている点。過去に、どうしても3日間だけでマスターしきれなかった受講生の中には、1年間メールでのやりとりでサポートを受けた方もいるのだそうです。仕事の資料を読むスピードを上げたい、部屋にたまった読みかけの本を処理したい、そんな方は試してみてはいかがでしょうか。(朝井麻由美/プレスラボ)※大切なのは速度ではなく理解の深さだ、とかいろいろと難癖を付けたくなってしまうのはうらやましいからでしょうか。速読、マスターしたいなぁ(編集部:梅田)SRR速読教室今回行ってきた速読教室。何度も言いますが、体育会系です【関連リンク】今夜決定!蚊に刺されやすい血液型ナンバー1!私はO型です。蚊に刺されやすいんですって。ショック仕事のように長大漫画を読んでみました漫画は速読せずにじっくり楽しみたいなぁ大人になった今、教科書の落書きを再現してみた(信長編)丸1日の座学はつらい。学生時代は教科書に落書きばかりして気を散らしてました
2010年02月16日