千葉県在住30代主婦。イザム似の夫と息子(3歳)、娘(2歳)の4人家族。
趣味は柔軟体操と絵を描くこと。家族が寝た後夜中にこっそり柔軟をして、その後絵を描くのが毎晩の小さな楽しみ。そんな趣味が高じてイラストレーターとして活動できるようになりました。身体も随分柔らかくなったのですが、まだどこにもお披露目する機会がありません。
インスタグラムにて日々の育児絵日記を綴っています。
グラハム子:@gura_hamuco
母が私に整形をすすめたのは、中学を卒業した春のこと。「あなたのためになんでもしてあげる」と、すでに美容整形の予約まで取ってあったのです。あれから20年、現在私には子どもがいます…。
インスタグラムで人気のグラハム子さんによる、育児絵日記。イザム似の旦那さん、息子くん、娘さん、の4人家族が繰り広げる、楽しい日常を、あたたくてやわらかなイラストで綴ります。
緊急事態宣言が発表されてから、 家族ですごす時間 がグッと増えました。 増えたは良いものの、毎日家の中ばかりで、子どもたちも マンネリ な様子。 そこで、子どもたちと「落ち着いたらやりたいことリスト」を作ることにしました。 とりあえずやりたいことを思いつくだけ言ってもらい、ズラッと書き出しました。 ■外出の希望はかなえてあげられないけど まぁ出るわ出るわ。行きたいところや、やりたいことがあふれ出てきました。 しかし後半になると…? 今すぐ にでもできそうなことが結構ありました(笑) そんな感じでリストを作り終えると、結局、半分くらいは今すぐにでもできそうなことでした。 なので、すぐにできることから順番に 実行 していくことに! そして、実行できたらリストに丸をつける。 ■子どもたちの「好き」を知る時間ができた それを繰り返していくと、どんどん丸が増えていき、子どもたちも「願いがかなった!」と、うれしそうでした。 すると、最後に残ったのは「どかこへ行きたい」系。 これは、どうしても今はかなえてあげられません。 なので、どうしてそこに行きたいのか、理由を聞いてみることにしました。 今まで 「●●へ行きたい」と言われたら、とくに何も考えず、「了解!」と、ただ連れて行くだけでした。 でもこうやって子どもと ゆっくり話す 時間があると、 どうしてそこに行きたいのか、子どもは何が好きなのか、どんなことを考えているのか…そんな、今まで知らなかった 子どもたちの興味や内面 を知ることができました。 日々の生活に追われていると、どうしても必要なことを優先して話してしまい、内面の部分まではなかなか会話が深まらないときも多いです。 今回ゆっくり過ごす時間ができたことで、わが家では、子どもたちの心に 寄り添って 会話ができる絶好のチャンスとなりました。 いつまでこの時間が続くかわかりませんが…。 もし時間が短くなったとしても、これからもずっと、この心の対話の時間を 大切 に過ごしていきたいと思ったのでありました。
2020年05月04日■ 前回 までのあらすじ 友人が語る将来の夢に「親が味方してくれる」と聞いて愕然とする。なぜなら小さいころから、「母からみっともない」と言われた回答を探し続けてきたから…。小学1年の時の七夕で「母の求める正解」を選んだつもりだったのだが… 》 「将来」は母の言葉でしか決められない…夢を後押しする友だちの親と縛る母 ■「母の求める正解」を探し続けてきた日々 ■「母の求める正解」と「自分のやりたいこと」の区別がわからない… 自分の好きなことややりたいことが、自分でわからない。 そんな状態でした。 小さい頃は漫画が好きだったのを自覚していたけれど、成長するにつれ、 母や他者からどう思われるか が気になるようになりました。 そうすると、いつの間にか漫画を描くのはやめてしまっていました。 なぜなら「他人からのウケの良いものでないと、堂々と好きとは言えない」となっていったからです。 他人からの評価が自分のすべてで、社会的に評価の高い職に就くことが正解だと思っていました。 それは、まるで身体をのっとられたような、自分の人生を生きていないような、むなしく、常につらい状態で生きていたのです…。 →次回に続く ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年04月24日■ 前回 までのあらすじ 大学に入りようやく自由になったと思っていた…。彼に嫌われたくないと頑張っていたけれど、別れを告げられてしまう。整形していて、過食して吐いて、こんな隠し事だらけの自分が大嫌いだった。 》 整形、過食嘔吐の嘘だらけの私…彼に受け入れてほしいけど、知られたくない ■自分が「やりたい仕事」を親は許してくれるの? ■夢の基準は「母が認めてくれる」もの!? 三年生になり、就活の時期になりました。 友人の「役者になりたい」という壮大な夢にまず驚き、 さらに友人の 「親も許してくれる」 ということが信じられませんでした。 役者だったり、芸能関係、スポーツ選手、作家… そのような、なれる可能性が高くない職業を目指すことは、私のなかで許されないことでした。 そんな可能性の低い夢を目指すのは堅実ではない。 努力で叶う目標を実現して行くことこそが正解だと思っていました。 なぜなら小さい頃から、母にそう教えられてきたからです。 「夢みたいなことを言ってないで、現実を見なさい」 思い返せば、幼いころから、将来の夢を考えるときには、常に母の言葉が脳裏をよぎっていました。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年04月23日■ 前回 までのあらすじ 大学合格で一人暮らしが始まった。好きな髪型、洋服、彼氏…すべては順調にいっているはずだった。しかし母から離れれば治ると思っていた過食嘔吐は治らず…。 》 母と離れて順調なはずだったのに…それでも過食嘔吐を止められないのはなぜ? ■私が、好きな人にも本心を言えないワケは ■「嫌われたくない」と必死だったけど… 1人暮らしは、本当に1人でした。 友人たちは長期休みになると、 「しばらく実家に帰ってのんびりしてくる」 などと言っていました。 でも私は実家に帰ってものんびりすることはできません。むしろ精神的に疲れてしまいます。 だからお正月やお盆など、一般的な帰省シーズンの時だけ、義務的に帰るようにしていました。 きっと多くの人は、“家族”という安心できる場所を持っているのだろうと思います。 私には、そのような絶対的に安心できる場所がない。 すべてを受け入れてくれる人もいない。 そして、自分ですら自分のことが大嫌いでした。 自分でもどうしてか理由はわからないのだけれども、常に「満たされていない」という思いが離れませんでした。 そんな心理状態のなか、一番近くにいてくれる恋人の存在は、私にとってとても大きいものだったのです。 しかし、彼との別離。 それは予想以上に、私にとってとてつもなくつらいものでした。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
2020年04月10日■ 前回 までのあらすじ 「人に聞かれても恥ずかしくない大学」に合格したことで喜ぶ母。そんなとき顔に異変が…。母はすぐに二重整形の予約を入れるのだが…。 》 整形せずには生きられない…「ブスな私は愛されない」母の教えに洗脳された私 ■母に干渉されない生活が始まった! ■母と離れれば幸せになると思ったのに… 高校を卒業し、親元を離れ生活することに。 母の目がなくなり、のびのびと過ごすことができました。 「摂食障害はストレスと比例して症状が酷くなる」とこれまでの経験から体感としてわかっていました。 だからこそ、 「1人暮らしで自由な生活をすればきっと治る」 と思っていましたが、それは間違っていました。 せっかくできた彼氏とも、少しずつ、少しずつ、すれ違うことが増えていってしまったのです。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年04月09日こんにちは! グラハム子です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 いまの大変な事態の影響で、 子どもたちが家に いる時間がグッと増えたというご家庭も多いのではないでしょうか。 わが家もまさにそうです。 毎日毎日、「今日は何をしよう…」という状態。そんな最近のわが家の 過ごし方 をご紹介いたします。 それは、お菓子づくり! ■ズボラでもかんたん! ミックス粉でお菓子づくり お菓子づくりといっても、本格的なものではありません。というか、私ができません。 なのでごくごく かんたん なもののみ。小学生であれば、1人でできるかもしれません。 それでも、親子で一緒にやるとなかなか楽しいんです。 とくにうちの子たちが好きなのが、ホットケーキデコレーション。それぞれ思い思いにデコレーションをして楽しんでいます。 実際の写真がこちらです。 しかも、これになにかちょっと足せば、 お昼ごはん にもなるし。私も楽だし、子どもたちも楽しいし、一石二鳥です。 あとは、もうすぐ小学生になる息子の部屋を作る計画を進めています。 今は店舗に行かなくてもネットで何でもそろう時代。助かります。 ■部屋の模様替えでスッキリ過ごす 息子の 新生活 グッズがどんどんそろってきました。息子の部屋ができていくのを見ていると、つい欲が出てきてしまいます。 せっかくこんなに時間があるのだから、普段やりたくてもなかなかできない リビングの模様替え も行うことにしました。 思いきって部屋の模様替えをすると、気分も良い! ごきげんで過ごせます(私が)。 子どもたちがごきげんで過ごせることも大切ですが、それと同じくらい 母がごきげん でいられることも大切だと思います。 ふさぎこみがちな状況ですが、家の中でできる楽しみがあるとうれしいですよね。 いまは外出レジャーはなかなかできないかわりに、普段やりたかったことがかなった絶好の機会でした。 また「外でのレジャーは避けたい」とはいっても、お外が大好きな子どもにとって 完全にこもりきり なのも難しい…。 わが家の場合、人が大勢集まるような人気の公園は避けますが、近所の公園までくらいまでは散歩しています。 外に出ると、ところどころに春を感じられます。 こんな状況ですが、 春の訪れ を感じるとやっぱりうれしいものです。 いつまで自粛が続くのか、先のことは、なかなかわかりません。そして私と子どもが気をつけていても、夫は仕事の都合上、毎日のように 電車通勤 しています。 どこから感染するのかも、もうかんたんにはわからない状況になっているように思います。考えてもわからないものは仕方ない。 できるだけの備えをしたら、あとは不安になりすぎず、「イマ、ココ」の幸せを十分に楽しみたいと思います。
2020年04月06日■ 前回 までのあらすじ 親の言うとおりにすれば優しくされ、親の意に沿わないことをすれば冷たくされる。そんなときに子どもは親に従うしかなくて…。でも母を完全な悪者として恨むこともできず…。 》 「私の人生を返して」台無しにされた子ども時代…それでも母を憎めない理由 ■大学受験が終わった、その時! 顔に異変が… ■「大学入学前にキレイにしよう」と予約を取る母 ■整形は私の希望なのか? 大学入試も高校入試同様、自分の行きたい学校なのかわからないまま受験しました。 『自分が本当に行きたいところを真剣に考える』 ということを、私は放棄していました。 だって、いくら真剣に考えても、母の意見と違ったらまた母は猛反対し、不機嫌になることがわかっていたからです。 それだったら 母の言いなりになる方がずっと楽 でした。 整形も同じでした。 「自分が整形したいか? したくないか?」と考えることは放棄していました。 それに、このころにはもう『整形していない自分はブスだ』『容姿が悪いと見下される』『愛されない』という母から教わった固定観念が染みついていました。 固定観念と言えば聞こえは悪くないかもしれませんが、要は母からの洗脳です。 【ありのままのブスな私は見下される。愛されない】 そう洗脳された私は、整形しないでブスなまま生きるということが恐怖でした。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年03月27日■ 前回 までのあらすじ 過食嘔吐の治療の話のはずが、いつの間にか私の進路の話に…。学校も部活も容姿さえも母のいいなりになってきたが、母は「私だって親が決めてきた」と聞く耳を持ってくれない。さらに「親のせいにするな」と言われ…。 》 学校も容姿すら母が支配してる…それでも「親のせいにするな」と言われて ■私はいつだって自分の意思を引っ込めるしかなかった ■母の「理想の子」じゃなければ愛してくれない… ■母を悪者にして憎み切れないワケ 母に対する感情は、そう簡単に割り切れるものではありません。 私としては嫌だったことも、母としては愛情だったと言うことがわかるからです。 『ある部分は自分の希望を押し付けている代わりに、ここの部分は娘の希望も取り入れてあげよう』 『そうすれば娘もきっと納得してくれるだろう。お願いだから納得してほしい』 などの、母の中での葛藤もわかります。 母の 【支配していたつもりはない。むしろ愛情のつもりだった】 は、 いじめの【いじめてたつもりはない。むしろいじってあげているつもりだった】 それと少し似ているような気もします。 いじられた側にとってはつらいこと。 でも、そこで反撃したら、その場の空気を壊してもっと酷いいじめ(ハブられる、など)になることが恐怖だったから、嫌ないじりに耐えていた… こんな感じなのかもしれません。 大人同士、もしくは子ども同士だったら『合わない人とは距離を置く』『違うグループと仲良くする』ということもできますが、親子の場合はそれも難しい。 『合わない親子』 はどうやって付き合っていくのが最善なのでしょうか──── ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年03月26日■ 前回 までのあらすじ 過食嘔吐がやめられず病院の受診を決意。そして母も娘の異変に気が付いていた。しかし精神科や心療内科への受診は強く拒絶されてしまう…。 》 「お母さん、私精神科に行きたい」打ち明けても私の異変に目を背ける母 ■私の悩みがいつの間にか説教に変わっていく… ■親が子どもの人生を支配する連鎖に巻き込まれていく 母は私が反抗すると、 「子どもはまだ未熟だから、親が決めてあげるのは当然のことだ」 「自分自身も親にそう育てられた」 と、よく言っていました。 おそらく母は心からそう思っていたのでしょう。 親が子どもを支配することが愛情だと信じ込んでいるのです。 【世代間連鎖】という言葉があります。 自分がされた子育てを、そのまま自分の子にもして…と、連鎖していく。 母は何の悪気もなく、ただ自分が育ててもらった通りの方法で子育てをしているだけなのです。 「子を支配する親」の問題は、それが悪いという概念がないから厄介です。 なぜならその親自身も、さらにその親世代から同じ支配を受けている場合があるからです─── ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
2020年03月13日■ 前回 までのあらすじ 「痩せなくては…」と始まってしまった過食嘔吐。頭では「こんなこといけない」とわかりながら、やめることができなくなっていた。しかし学校の友人は、そんな状況に陥っているとは、誰も気が付かなかった…。 》 過食嘔吐がやめられない…でも学校の友人はそんな私に気づかない ■母は娘の「過食嘔吐」に気がついてる? ■なんの取り柄もない私が母を苦しめてる? この記事のラフをウーマンエキサイトの担当さんに送った時、 「なぜ病院に行くという決断をする前にお母さんに相談しなかったのか、その心境をもう少し描いてはどうか」と言われました。 その時ハッとさせられました。 きっと世の中の多くの方は、親と相談事ができる関係性なのですよね…。 私にとって母は、相談したい相手ではなかったので、「悩みを母に相談しよう」とはまったく浮かびませんでした。 相談しても、私の気持ちは無視され、母の一方的な価値観を押し付けられるだけということがわかっていたからです。 だから小さい頃から、そして今も、母に相談したことはありません。 信頼関係が築けていないのだと思います… なんだかこの文章を書いていて悲しくなってきてしまいました。 いつも読んでくださっている皆さま、ありがとうございます。 感想や応援のメッセージ、とても励みになっております。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
2020年03月12日こんにちは! グラハム子です。だんだんと暖かくなってきましたね。ようやく冬も終わりかな、という感じです。 この冬、みなさまは元気に過ごせましたでしょうか? 私はと言いますと、園ではやっていた 胃腸炎 に子どもが感染し、もれなくうつってしまいました(泣) 感染症 に気をつけてマスクなどをしても、子どもとの接触時間が長いので母親はどうしてもうつってしまいがち…。 そんな胃腸炎に感染してしまった私。その日は1日中トイレとお友だち状態でした。 子どもたちはすでに回復した後だったので元気元気。幼稚園に行く気満々だったし、むしろ行ってくれないと私の身も持ちません。 しかし、私は体調が悪すぎてなにもできません。 夫にヘルプ をお願いしました。 ■幼稚園になにを持っていくか知らなかった夫 助かりました。本当に感謝です…! あぁ、これで ゆっくり休める …と思いきや そうなんです。 幼稚園の準備 は、いつも私がすべてやってしまっているため、夫は園の持ち物などが全くわからないのです。 内心「もお〜! ちょっとは自分で考えてよ!!」と思いましたが、そのときは小言のひとつも発する元気もなく…。 とにかく子どもたちを無事に送らなければなりません。 体だけでなく、頭も全く働かず。これを言うのが精一杯でした。 ■母の体調不良で息子の成長を感じる 起きてきた息子は、びっくりするほどテキパキと準備をしてくれました。 頼もしい息子 の一面が見られて、体調は最悪ながらも心はホッとしました。 こうして子どもたちは無事に幼稚園に行くことができました。夫にも子どもにも、 助けられた 1日でした。 このあと1日中寝ていたら、体調もだんだん良くなってきました。 そして回復してきて思ったのは、 園の準備の件については、息子の方がずっと頼れる男でした(笑) でも、このような「もしもの時」に備えて、夫婦のどちらかだけが幼稚園のことを担当するのでなく、 夫婦どちらも把握 しておくと助かるのだな、と学びました。 そして朝の準備は「時間がないから」「遅刻したらダメだから」と母がやってしまうのではなく、 子どもを信じて、見守る のも良いかもしれないな、と思いました。 今回の胃腸炎で、このことに気付けたのは私の中で収穫でした。 体調不良ってつらいし、大変なんですが、だからこそ新しい気付きに出会えることもあると思います。
2020年03月02日■ 前回 までのあらすじ 「もう少しで母に認めてもらえる」と思ったら、倒れてもいいから食べたくなかった。しかし気が付いたら食べ物を口にしていて…。太る恐怖から、指を口に入れて吐くことに…。これが長く続く過食嘔吐の始まりだった…。 》 太ったら母に嫌われる…その恐怖から逃れるために過食嘔吐が始まる! ■「食べても太らない」そんな方法があるのなら… ■「少しだけ…」その歯止めが効かなくなった! 一度吐く癖がついてしまってからは、ほぼ毎日吐いていました。 今までずっと拒食だったのが一気に過食に転じたのです。 【拒食症】【過食症】と聞くと、一見正反対の病気のように思えますが、 実は根本は同じ【摂食障害】という病気で、症状の現れ方が違うだけです。 なので同じ人でも時期によって拒食期があったり、過食期があるのはめずらしくありません。 過食期は、家にいる間はずっと食べて吐いての繰り返しでした。 当然勉強などできるわけもなく、成績はだだ下がり。 おこづかいでは足りず、こっそりバイトをはじめ、そのバイト代はすべてて食料に消えました。 ただ唯一の救いだったのが、学校や友だちは好きだったということ。 なのでこんな状況でも、学校を休もうとは思いませんでした。 でもだからこそ、周りは私の病状に気付けませんでした。 家から一歩外に出れば、今までと何も変わらない、ごく普通の女の子だったからです…。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。 ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2020年02月28日■ 前回 までのあらすじ 母に言われてダイエットを決意。痩せると、友人から「カワイイ」と言われ、男の子からラブレターが来るように…。しかし母が知人と話す電話内容を聞いてたことで、さらに過激なダイエットへと突き進んでいく…。 》 「痩せれば、母に愛される」歪んだ価値観が過激なダイエットへの入口だった! ■心の叫びを無視した結果、思いもよらない行動に… ■「食べてしまった!」この罪悪感から逃げるには 太ることが何よりも恐怖でした。 太るくらいなら、何も食べない方が良い。 倒れてもいいから痩せていたい。 本気でそう思っていました。 でもそれも限界が来ました。 ほぼ無意識のうちに、シュークリームを食べてしまい パニックになってしまいました。 そしてこれが、後に長く苦しめられる過食嘔吐の始まりでした。 次回は、2月28日(金)を予定しています。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 \「実母との関りで苦労したエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【親に整形させられた私が、母になる】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 「あなたのためなら何でも!」そんな母が勧めたのは整形だった… 前回「Vol.8」のお話 ≫ 「痩せれば、母に愛される」歪んだ価値観が過激なダイエットへの入口だった!
2020年02月27日■ 前回 までのあらすじ 高校では友だちもできて楽しく通っていた。しかし中学で部活を辞めて以降太ったままだった私に母は、「みんな口には出さないけど笑ってる。見下されてる」と痩せるよう強要してきて…。 》 「私は見下されてる…」体型に不快感を示す母の言葉が重い ■痩せれば、認めてもらえる!? ■「もっと痩せたい」「もっと愛されたい」が止まらない ■親の一言に左右される私…自分が止められない! ダイエットは順調でした。 自分で言うのもなんですが、小さい頃から何でも頑張りすぎてしまうタイプでした。 結果が出れば出るほど、母や周りは褒めてくれたからです。 他人に認められることに飢えていました。 30キロ台になると身体に少しずつ変化が現れました。 とても寒がりになりました。 体毛が濃くなりました。 いくら運動をしても、身体は火照るばかりで、一滴も汗が出なくなりました。 でも、どれもそこまで生活に支障が出るものではなかったので、 あまり気にせず、とにかく痩せることだけしか頭にない状態でした。 痩せれば痩せるほど周りに認められる。注目される。羨ましがられる。愛される… そんな歪んだ認知をしていました。 そして当時の自分は、それが歪んでいるとなど考えもできませんでした。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 \「実母との関りで苦労したエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【親に整形させられた私が、母になる】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 「あなたのためなら何でも!」そんな母が勧めたのは整形だった… 前回「Vol.7」のお話 ≫ 「みんな、あなたを見下してる」母はいつも他人のせいにして私を責める
2020年02月14日■ 前回 までのあらすじ 15歳で整形した私は、だれも知っている人がいない高校へ進学。そこで「かわいい」と初めて人から褒められ、整形を勧めた母が正しかったと思い始めていた。けれども私の心のなかでは… 》 整形して高校デビュー…楽しいはずなのに「本当の私」から逃げられない ■整形で母に認めてもらえたと思ったけど… ■私はみんなに見下されてる!?母の言葉は!? 自分が太めであることは、私もわかっていました。 もっとスタイル良くなりたいな、とも思っていました。 でも、それでも学校は楽しかったし、友だちとも仲が良かったし、正直自分ではそこまで深刻に気にしていませんでした。 しかし母から言われた言葉。 皆言わないだけで見下しているんだよ───… 心にズシリと鉛が落ちたようでした。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2020年02月13日こんにちは! グラハム子です。わが家のふたりの子どもは、幼稚園の年長と年少です。 うちの子たちが通う 幼稚園 では、月に1回、月末に「来月のお便り」が配られます。 そこに来月の予定だったり、 必要な持ち物 が記載されていたりするのですが… ■工作で使う牛乳パックが必要に ときどき工作で使う牛乳パックなどの 資源 系用品が必要です。 しかもわが家の場合、年長にも年少にも子がいるので、2人同時に同じモノを求められることも多々あります。 「3日後までに牛乳パック2つかぁ…。今、あいてるのがまだ8分目くらい入ってる…さらにあともう1本丸々消費しなきゃ…!」 こうして「 牛乳使い切り 大作戦」が始まりました。 なんとまぁ、われながら料理のレパートリーの少ないことでしょう。 でもこうして、家族からは若干の不満の匂いを感じつつも、どうにか3日間で牛乳パック2本を使い切ることができました。 このことをママ友に話すと… ■料理のレパートリーを増やそうと意気込むも 料理苦手勢の私には、全くない発想でした。 料理上手なママは、やっぱりレパートリーがたくさんあるのかな? 突然の牛乳消費もおしゃれなレシピで対応していて、すごいと思いました! 求められた材料でパパッと作れるって、かっこいい…! と憧れます。 「よし、もし次に牛乳を 大量消費 する機会があったら私もアイス作ろう! レパートリーを増やしていくぞ!」 そんなことを意気込んでいる矢先。 次回の持ち物は、まさかのラップの芯(×2)泣 突然の持ち物に備え、日頃から資源用品系は 捨てずにストック しておこう! と、学んだのでありました。
2020年02月10日■前回までのあらすじ 私を見て「みっともなくて外出もできない」という母。容姿が悪くて“かわいそう”な私のために、母が準備したのは整形手術だった…! 》 私を「醜い」と嘆く母…認められたい私は15歳で整形に踏み切った ■誰も本当の私を知らない世界 ■みんなに好かれて楽しいはずなのに… 新しい生活の始まりは好調でした。 誰も私が整形をしていることを知らない環境。 容姿が違うと周りの反応はやっぱり違う。 それを強く実感しました。 私の顔を見ては、哀れでいた母。 「かわいくない」という言葉をずっと母にかけられた私にとって、周りからの「かわいい」という言葉は強烈に突き刺さりました。 でも周りに好かれ、「かわいい」と言われるほど、自分が否定されていくような錯覚。 そして自分に嘘をついているような気持ちになっていってしまったのです… ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2020年01月31日■前回までのあらすじ 習い事も、髪型も、学校もすべて母が決めていってしまう。私が誤った道を進まないように、「お母さんが指示してあげる」という母。私は何も考えられなくなっていき…。 》 母が私のすべてを決めていく…髪型も、学校も、何も想いが届かないく ■私を見て、「みっともない」と嘆く母 ■私はかわいそう? そして整形手術へ わが子のためならなんだってやってあげたい親心。 それは本当に子どものため…? それとも、自分が恥ずかしくてみじめだから…? 母にとって私はアクセサリー代わりなの…? 当時の私にはその区別ができませんでした。 私はみっともなくて、かわいそうな娘。 お母さんが喜んでくれて、認めてくれるなら、私は整形してもよいとすら思ってしまったのです。 たとえそれによって自分自身で犠牲を払うことになったとしても…。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2020年01月30日■前回までのあらすじ 父と別居した母は、私への要求がエスカレート。「強い女になりなさい」と、スカートを6年間禁じられることに。私が歯向かおうとしたとき、母がとった行動は…。 》 服を切り刻む母。着たい服すらも支配されていく ■髪型も、習い事も、学校も…すべて母が決めていく ■「あなたのため」という釘で、私はもう何も考えられない 子どもの頃は 『子は親に従って当たり前』と思っていました。 たとえそれが嫌なことでも、親に育ててもらっているのだから仕方ない、 と思っていました。 『お母さんと同じ価値観になれない私が悪いんだ』 いつも自分を責めていました。 でも自分が親になって、あの頃のことを思い出すと、 あの頃はまだ考えられなかった、 処理しきれなかった感情が湧き上がってくるのです──・・・ ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2020年01月17日■前回までのあらすじ 教育熱心でみんなから「良いお母さん」といわれる私の母。「私のため」と母が思ったことだけはやらせてくれた。でも本当に私がしたかったことは…。 》 「良いお母さん」とみんなに言われる母。それなのに不満を持つ私は悪い子? ■父と別居した母。私への要求がエスカレートしていく ■母は私に罪悪感を植え付けて、私を支配する 母が怒るのは全て私が悪いからだ───・・・ ずっとそう思っていました。 この日以来禁止されていたスカート。 次に履けたのは中学校の制服でした。 6年ぶりに履いたスカートは 女の子らしくてかわいくて、嬉しかったのを覚えています。 言うことを聞かないのは子どものわがまま? 言うことを聞かせたいのは親のわがまま? 本当にわがままなのはどっち・・・? ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2020年01月16日あけましておめでとうございます! 6歳息子、4歳娘の母、グラハム子です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 ところで子どもって、 言い間違い が多いですよね。それがまた、なんとも面白かわいい。 そんな、クスッと笑えるうちの子たちの言い間違いをご紹介します。 ■息子の発想にびっくりした言い間違い 息子は3歳のころ、麦わら帽子のことを「わらびもち」と言い間違えていました。 むぎわらぼうし→わらぼうち→わらびもち… そういわれれば、ちょっと似てますね。 でも大人にはできない 発想 の間違え方なので、かわいいなぁと思いました。 これも同じく 息子が3歳 くらいの言い間違いです。 「みみず」と「水たまり」がごっちゃになってしまっているようでした。 「み」と「ず」が一緒だもんね。全然違うけどね。 お次は、娘が3歳のころ。 ■娘の言い間違いはちょっと物騒!? 「ハッピーバースデー」を「ハッピーセット」と言い間違えていました。 娘、ハッピーになれる例の おもちゃのセット 、大好きだもんね。 とくにおもちゃがアイドル要素満載のドールシリーズのときは、必ずあのファストフード店に連れて行かされます。 そんな娘とスーパーでお買い物中… なんとも物騒な間違え方をしておりました。 この「ブッコロリー」、我が家のお弁当には必ずと言っていいほど入っています。いつもお世話になっております。 そして、うちの子たち2人ともいまだに共通して間違えているのが… こんな子どものかわいくて笑える言い間違い。 今しか聞けません もんね。今のうちにたくさん聞いて、ほっこりしたいと思います。
2020年01月03日こんにちは! グラハム子です。 私は恥ずかしながら、ペーパードライバーです。 出産前までは 車通勤 だったので、毎日運転していたのですが…子どもが生まれて退職すると、乗る機会がなくなってしまいました。そしてだんだん運転するのが怖くなり…今に至ります。 現在、上の子が5歳です。もう5年間も運転していません。 子どもたちを病院に連れて行くときや、 子連れでの買い物 は大変ですが、それでもどうにか自転車や徒歩、夫のいる日の車を駆使して乗り切ってきました。 夫も「運転に自信がないなら無理に乗ることはない」という考えの人で、(私が車をぶつけるのがいやなのだそうです) 完全に甘えていました。が、 ■ママ友親子と一緒に遊ぶとき… だんだん幼稚園に慣れてくると、仲の良いママ友もでき、遊びに誘ってもらえる機会が増えました。 こんな感じで、 ママ友の車 で連れて行ってもらうのが常でした。 もちろん乗せていただいてるわけだから、ガソリン代と高速代の半分、それにプラスしてお礼をお渡しします。 ちょっとした距離のときでも、お菓子などの気持ちは必ず渡すようにしていました。 しかし回数を重ねていくうちに、 ■車に乗せてもらったらお礼していたけど だんだん申し訳なさが募っていきました。 すると、それをそばで聞いていた子どもたち。 この言葉で私のハートに火がつきました。 今までは「運転できればなあ…」とうじうじ悩んでいたのが、「運転しよう!」に一気にスイッチが切り替わりました。 「よし! 運転 できるようになるぞ!!」 それから数週間、子どもたちが幼稚園に行っている間や夜、夫が帰ってきてから運転の 練習 をしました。 まずは普段から慣れていて、車の通りの多くない家のまわりや、車庫入れから。そして少しずつ大きな道に出て運転。夫に助手席に乗ってもらって、駐車の練習もしました。 そして、運転に少しだけ自信がついたころ、 習いごと に車でお迎えに行きました。 すると… ■子どもがよろこんでくれてうれしい! こっちが恥ずかしくなるくらい子どもたちがよろこんでくれました。 運転ができるようになって自分自身ももちろんうれしいのですが、まさか子どもたちがこんなによろこんでくれるなんて思いませんでした。 (そういえば、子どもたちが自転車に乗れるようになったとき、私もすごくうれしかったなぁ。) 「大切な人が何かを頑張って練習して、できるようになった!」 これをわがことのようにうれしいと感じるのは、大人も子どもも一緒ですね。努力の過程をずっと側で見ていたからこそだと思います。 こんなささいなことだけど、子どもたちとよろこびをともに分かち合って生きていけて、幸せだなぁ。いくつになっても人生って 挑戦と達成 で楽しいな、と思った出来事でした。
2019年12月23日■前回までのあらすじ 中学を卒業した春に、母は「女の子は可愛くないと…」と整形をすすめてきた。そのときすでに予約は取られていたのだった…。 》 「あなたのためなら何でも!」そんな母が勧めたのは整形だった… ■私の母はみんなから「良いお母さん」と言われる… ■私が“本当にしたかったこと”は母には言えなかった とても熱心な母で、私には何でも良いものを与えてくれました。 でもそれが、私にとってはかえって苦しくなってしまうこともあったのです。 しかし母は私のためを思ってやってくれているのだから─…… 不満に思ってしまう私が悪いんだ─…… そう思うと、何も言うことができませんでした。 ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。 ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2019年12月20日これは私の母、私、そして子どもと繋がる親子の物語です。 ※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。 ■中学を卒業した15歳の春、母は私に言った… ■あれから20年経ち、私は母になった こんにちは! グラハム子です。 このたび新連載を描かせていただけることになりました。 この話は漫画家になる前から、「いつか誰かに発信したい、自分の中だけで留めてはおけない…」 と思っていた話で、私の経験を基にしたコミックエッセイです。 ただ、実話をもとに、登場人物など一部フィクションもまざっております。 どうぞよろしくお願いいたします! ■本連載が書籍化!オール描き下ろし 『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』 (グラハム子著/KADOKAWA 1210円(税込)) ウーマンエキサイトで連載された本作をイチから再構築した作品が書籍化!『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』として発売中です!
2019年12月19日こんにちは! グラハム子です。 うちには子どもが2人います。5歳の息子と、4歳の娘です。年も近いし、2人とも同じように育ててきたつもりなのですが… 性格が全然違う んですよね。 性格って、もちろん 環境 の影響もありますが、それでもある程度は生まれ持っているものがあるのだなぁと思います。 娘は 愛情表現 がとても上手。スキンシップが大好きです。 ■娘は甘え上手! きょうだいの違い ハグをしてあげるととてもよろこびます。 一方、息子は あまりスキンシップは得意ではない様子。 息子から寄ってくることはほとんどありません。 でも… こんなふうに、バレないように(ばっちりバレてますが)くっついてきます。 いわゆる 甘え下手 な子なんだなぁと思います。 甘え下手な子だって、別に「甘えたくない」というのではないんですよね。甘え方が 不器用 なだけで、本心は甘えたいのだと思います。 なので息子には ■息子からのサインを見逃さない いきなりハグではなく、まずは息子の話を聞くところから始めます。 そして息子の気持ちがほぐれてきたら、手をつないでみたり。 だんだんとスキンシップをとります。なんだか清純派なカップルみたいですね(笑) でも恋人の場合も、出会ってすぐに燃え上がる情熱派カップルと、そうではなく、穏やかに愛を確かめ合う静かなカップルがあると思います。 もしかしたたら子どもとの関わり方も、それと似ているのかもしれません。 娘はグイグイ甘えてくれるし、グイグイ親の愛が欲しいタイプ。息子は穏やかに甘えてくれて、穏やかな愛が欲しいタイプ。 どちらが良いってことはありません。どっちもそれぞれ良い。 どっちも良いのですが、息子の甘え方はわかりにくいので、 見逃さないように したいなぁと思います。 ■甘えと甘やかしの違いを考えてみる ちょっと話はそれますが、よく「子どもに甘えさせるな」なんていう声を聞きます。 ですが、私はむしろ子どもには十分に甘えさせてあげたいと思っています。 「甘え」と「甘やかし」は似ているようで違うんじゃないかな。わたしは、その違いをつぎのように考えています。 甘え は子どもから求めてきた時にあたえるもの。(話を聞くことや、スキンシップなどの精神的な要求は、自立に必要な甘え) 甘やかし は子どもが求めていないのに、親の都合であたえるものではないかと思います。(例えば、いつも先回りして靴を履かせることや、おもちゃなどの金銭的な要求に毎回応えると、自立を妨げる甘やかしになりかねない) なので私は 「子どもの甘えはしっかり受け入れろ」 「親が自分の都合で甘やかすな」 この2つを意識しながら 子育て をしています。 息子も娘も、今はまだ小さいけれど、これからどんどん自分でできることが増えて、そしていつかは 自立 するときが来るのでしょう。 それまでは、それぞれのやり方で、求められたら大いに甘えさせてあげたいと思っています。
2019年12月13日グラハム子さんの人気コミックエッセイ。今回は、公園でお友だちと一緒に「丸太渡り」をしたときのエピソードです。ひとりで先に進めるお友だちとは違って、娘は私と手をはなすのを怖がっていました…。 うちには年少の娘がいます。先日、公園でのこと。 ■遊具で遊ぶ母と娘の何気ない姿 別に何気ない、よくある親子の光景ですよね。 でも、以前の私だったら、他の子と比べて「できる」「できない」ばかりを気にしていて、「ちーちゃんもやってみなさい」と、無理やり手をはなしてやらせていた気がします。 そして結局、娘はできなくて、「丸太渡りをやりたい!」という本来の気持ちすらもつぶしてしまうパターン。それを見て「何でやらないの! できるようにならないよ!」と怒ってしまう 悪循環 …。 ■家族の笑顔が増えた理由は、たぶん でももう今は、他の子と 比べない ようにしています。比べるとしたら、以前の娘と比べる。 ほかの子からすればレベルの低いことかもしれないけど、娘にとっては「よくがんばった!」 娘のレベルに合わせて挑戦し、できたことを一緒によろこぶ。そうすれば、子どもの挑戦する気持ちはどんどん膨らむんじゃないかな。 それに、私自身もいつも笑顔でいられて、とても気持ちが良いです。 人と比べて必要以上に落ち込んだり、優越感に浸ったりする人は、ひょっとしたら、笑顔でいる時間が短いかもしれません。実は、以前の私がそうでした。 「他人と比べないこと」 多くの 育児書 にもかいてあるし、頭ではわかっています。ただ、ずっと競争社会を生きてきた大人にとっては、それがなかなか難しいときもある…。 でも、育児3年目くらいから、少しずつできるようになってきました。そうしたら、私だけじゃなく家族の笑顔も増えました。できる、できないなんて気にしない。子どもの「やりたい」という 気持ちに寄り添って 、大切に育ててあげたいなぁと思っています。
2019年12月06日グラハム子さんの書き下ろしコミックエッセイ。今回のエピソードは、出産前に勘違いしていた育児のアレコレについて。王道(?)のものから、ちょっと驚きの勘違いも飛び出します。 みなさんは、子育てにまつわることについて、「子どもが生まれるまで 勘違い していたこと」ってありますか? 私はけっこうあります。 ■仕事を休めるから子育てはラク? まずは王道ですが、コレ。 産休、育休とは、イコール「仕事を休んでお金をもらえて、 子育て オンリーの楽な生活をしている」と思っていました。 確かに「休」という漢字がついているので仕事は休んでいますが、別に楽な生活をしているわけではありません。むしろ、赤ちゃんのお世話は仕事以上に大変なことだって多々あります。 「子育てだけなんて、楽できて良いなー」と思っていた若き日の自分を殴りたい。 子育ての大変さは、自分が子どもを 産んで初めて わかったのでありました。 次はプレママ教室でのこと。 ■赤ちゃんが寝ている間は自分の時間? 赤ちゃんは2時間おきに起きる。ということは、「寝ている間の時間はフリータイム」と思っていました。 しかし実際はもちろん… こんな感じで、全然プレママ教室で教わった通りにはいきませんでした。 プレママ教室で習った「赤ちゃんはよく寝る」うちの子の場合、これはまぁ正しかったです。ただ、正確には「赤ちゃんは抱っこしてあげると良く寝る」つまり「赤ちゃんは 抱っこ していないと寝ない」だから、 「自分の時間なんてほとんどない」なのでありました。 ■子育て生活の想像はむずかしい〜! 3つ目の勘違いは 私は若いころ旅行が好きで、フラッとひとり旅によく出かけていました。宿の予約サイトを見ていると、結構な確率で書いてある文章。 「添い寝無料!」 私はこれを… と、ホテル業界のユーモアだと、盛大な勘違いをしていました。 おまけに などと狂った妄想までしておりました。(あ、もちろん実際にはお願いしていませんよ! 今思えば、うっかりやらなくて本当に本当に良かったです…!) 添い寝無料 、って赤ちゃんのことだったんですね! 今では家族で旅行に行く際、とても助かっております。 以上、子どもが 生まれる前 の勘違いでした。 みなさまも何かおもしろい勘違いエピソードがあったらぜひ教えてください。
2019年11月29日こんにちは! グラハム子です。 突然ですが、私は ひとりっこ です。子どものころは、自分がひとりっこなのがすごく嫌でした。これを言うと、 「ひとりっこは家で遊ぶ相手がいなくて 寂しい もんね」なんて言われます。 でも、嫌だったのはそんな理由ではありません。むしろひとりの時間が好きな私にとって、 遊び相手 がいないことはそんなに苦ではありませんでした。 では、何が嫌だったのかと言うと… ■その1、大人の言葉は世間話と分かっていても 私が子どもの頃、まわりの大人たちは会話の端々で、このようなことを言っていました。 (別に私のことを言っているのではなくても、大人の会話は意外と聞こえていました) 大人たちに悪気があったわけではないと思います。ただの 世間話 だとも分かります。 一番印象に残っているのは、小学校2年生のときのことです。教室内なのに友だちとふざけて走り回り、 先生に怒られました。まあここまでは当然のことだったと思います。 「連絡帳に書いておうちの方に伝えます」先生はそう言うと、連絡帳になにか書き始めました。 ■その2、親からの期待も一身に受ける 正確な文章までは覚えていませんが、こんな感じのことが書かれていました。 『ひとりっこだからのようです』 この一文が私はとても ショック でした。「この文、書く必要ある…?」子どもながらにそう思いました。 先生はひとりっこにあまり良くないイメージを抱いているということ。ひとりっこというだけで、最初から良くないレッテルを貼られてしまっているということ。そしてそれをひとりっこの親にわざわざ伝えるということ。 このとき、いろいろなことがショックでした。 とにかく、「ひとりっこは、きょうだいがいる子よりも劣っていると思っている人もいる」ということを、幼いながらに知った出来事でした。 また、愛情を受けるだけなら何の問題もないのですが、同時に、期待も希望も一身に受けることになるんじゃないでしょうか。 とくに我が家の場合、子どもがひとりしかいないから親の気持ちが分散されず、一気にのしかかってくるような気持ちになりました。 私はこんなふうに、親の期待や希望をひとりで背負っている状況になってしまいました。 もちろん親によって程度の差はあると思います。ただ、私の親の場合はとくに子どもへの期待や希望が強く、それがとても苦しかったのを覚えています。 ■自分の子どもに伝えたいこと (私に きょうだい がいたら親の期待も分散されて、自分の希望を優先させられたのかな…きょうだいが欲しかったな…)とずっと思っていました。 今、自分が 親 になって思うことは…。まず、ありがたいことに私の周りには「ひとりっこだから●●●」というネガティブな固定観念を言う人はほとんどいません。 これは時代や環境の変化も大きいと思います。きっと、ひとりっこ世帯が多くなって、偏見がなくなってきたのかなと感じます。とてもうれしいです。 親からの期待については、今考えれば「ひとりっこだからの問題」ではなく、結局は親による話だなと思います。 「親は子に期待してしまう」これはもうしょうがないことです。 どんな親だって、表立って口には出さなくても、少なからず子どもに「こうなってほしい」という気持ちは抱いてしまうものなんじゃないかなと思います。そして、その気持ちが強ければ、きっと子どもは敏感に気付いてしまうのではないでしょうか。でもだからこそ、 「親の期待には応えなくてもいい。応えなくたって全然、親不孝じゃない。 自分の人生 なんだから、自分を優先していいんだよ」 これを私は、子どもに伝えたいと思っています。 ■親になってあらためて考えてみると… まとめると、結局はひとりっこであること自体が嫌だったわけではなく、周りの大人からの影響でつらい思いをしていた様な気がします。 子どもに偏見や固定観念を持たせるのは大人だと考えます。 私はひとりっこで、しかも母とふたり家族だったので、まぁそれはそれは周りからいろいろと言われました。(もしかしたら言っている方には自覚がないかもしれません。ただ、言われている方は普段から敏感になっているのもあり、会話の端々からそれを感じてしまうものです) すべての子どもが、どんな家族構成だろうと家庭環境だろうと、劣等感を持たずに生きていける社会になってほしいものです。
2019年11月22日こんにちは! グラハム子です。 うちの4歳の娘、ピンクとか、フリフリとか、キラキラしたかわいらしい、少し派手なデザインのものが大好きです。 一方、私はシンプルなものが好き。普段からアクセサリーもほとんどしません。 なので、洋服を買いに行くと… ■母はシンプルが、娘はフリルが好き 私の全く好みじゃないものを次々とえらんできます。 お互いの 好みが違う のでしかたないことではあるのですが、自分の子にはやっぱり「私自身がかわいいと思うものを着て欲しい」という気持ちもちょっぴりあります。 だけど、私自身が子どものころ、家庭の方針で「スカートNG」で育ってきました。スカートが履きたくて泣いたこともあります。 自分で 好きな服を選べる 周りの子たちがとてもうらやましかったです。 なので自分の子どもには、「なるべく本人が着たいものを本人に選ばせて、着させてあげよう」と思っています。 普段、家や家のまわりで過ごすときはこれで良いんです。 ただ、お友だちと会うときやお出かけするときなど、少し おしゃれ をさせたいときは、少々考えてしまいます。 ■たまのお出かけはママにも選ばせて そんなときは、こう言います。 このとき、私が大事にしているポイントは、 「娘の選んだ服を否定しない」(ダサい、趣味が悪い、などは言わない)ことと、 「自分は好きであると伝える」こと。それから「今日は」ということ。(いつもは娘が自分で選んだ服、たまに私が選んだ服というバランスです) そして「着なさい」「着てはいけません」と 強制しない ことです。 ■親子で趣味の押しつけや強要をしない 私自身、スカートが履けなくて何が嫌だったかと言うと、 スカートが履けない事実そのものよりも、「いつも 母親の理想 を押し付けられている」「自分の希望が全く通らない」「自分の趣味を全否定される」のが嫌でした。 だから、私は娘に同じ思いをしてほしくないなぁと思います。 人には好みがあって、それば全ての人がバラバラです。好みが似ている人はいますが、全く同じって人はなかなかいません。現に、ガーリーだったりフェミニンだったり、いろいろなデザインがあるのは、それを好きな人がいるから販売されているんだと思います。 ただ娘と私の趣味が違っただけで、むしろ娘からしたら、私の選ぶ服はきっと地味に感じているのでしょう。 当たり前ですが、いろんな趣味の人がいて良いんです。 とはいえ、娘と自分との趣味の違いをちょっぴり寂しく思いつつも、 娘の自我 が出てきたことをうれしく感じています。 成長すれば自我が出てくるのは当然のこと。ちゃんとそれを 認めて、大切に 育ててあげたいと思っています。 どんな女の子になるんだろう。楽しみです!
2019年11月08日こんにちは! 年長・年少兄妹の母、グラハム子です。 あっと言う間に夏も終わり、秋ですね。とはいえ、公園に行くとまだまだ虫もいます。 公園遊び の天敵は、蚊ではないでしょうか。うちの子たちはすぐ刺されてしまうタイプ。しっかり 虫よけ していても、なぜか刺されます。軽く私の3倍は刺されています。きっと蚊も若い子の血がおいしいのかな? 今日は、そんな憎き蚊にまつわるエピソードを書きたいと思います。 それは幼稚園の帰り、ママさんたちと公園に行ったときのことでした。 ■公園でママ友とおしゃべり そのときでした。 ■ママ友のほっぺにとまった蚊を…! ほっぺにとまっている蚊を見たら、もう条件反射というか、口よりも先に手が出てしまいました。 なんと、ママさんをビンタしてしまったのです。 ママ友をビンタ するなんて、多分人生でコレっきりだと思います。実にとんでもないことをしでかしました。(このあと、笑って許してくれました。優しい方で良かった…!) 憎き蚊。一説によると、蚊は気温が15度以下になると血を吸わなくなるそうです。確かに冬って刺されませんもんね。もうすぐ蚊もおとなしくなってくれるでしょう。 もうすぐ冬がやってきますね。1年ってあっという間だな。
2019年10月25日